はじめに
長期インターンに参加したいけれど、まだ志望する職種も決まっていないという人もいるかもしれません。
さまざまな業界や職種で長期インターンは開催されています。
どのような観点で長期インターンの職種を選べば良いかわからないまま、機会を逃してしまうのはもったいありません。
就活の方向性が決まらず、希望職種がないままここまで来てしまったという人もいるでしょう。
長期インターンの参加を機会に、ある程度の方向が決まるのが望ましいと思います。
少しでも興味のある職種の長期インターンに、積極的に参加することでその職種への理解を深めることもできます。
長期インターンによって理解が深まれば、実際にこの職種で働いてみたいと思えることやその職種に自分が向いているかわかるでしょう。
【長期インターンの仕事内容】長期インターンとは
長期インターンと1dayインターンなどの短期のインターンとは違い、長期でインターン生を雇うインターンです。
だいたい3ヶ月以上の就業体験を行うインターンを指し、6ヶ月やそれ以上の期間で行われます。
インターン中は、賃金も支払われることがほとんどですし社員やアルバイトとほぼ同じように扱われます。
ただ、あくまでインターン生なので主な内容は研修だったり先輩たちの業務を見学したりする内容も多いのが事実です。
実際の業務も任されることももちろんありますし、実務経験も十分に積むことができるというのが長期インターンの魅力でしょう。
ここからは、多く長期インターンが開催されている職種を挙げてそれぞれの仕事内容について詳しく紹介していきます。
【長期インターンの仕事内容】職種ごとの仕事内容とは
職種ごとの主な仕事内容がわかれば、どの職種が自分に向いているかの参考になるかもしれません。
また、仕事内容についてあまり知らずに興味本位で長期インターンに飛び込むことはおすすめできません。
貴重な就活期間を無駄にしてしまうことにもなりかねないのが、長期インターンのリスクだからです。
長期インターンは、長い期間を使って参加するものなのでどのインターンに参加するかというのはとても重要でしょう。
コミュニケーションが得意な人は、接客や営業の職種が良いでしょうし、経営やビジネスに強い人はマーケティングということです。
職種ごとの仕事内容といっても、なんとなくなら想像がつくと思うかもしれません。
しかしながら、自分の中でより明確にしておくとインターン先を選ぶ時に役立つので、以下の項目を参考に考えてみてください。
営業職
営業職の仕事内容は、主なものとして営業リストの作成、営業先とのアポイント調整、新規営業、既存顧客のフォローです。
新規顧客への営業や既存客へのフォローというのは、経験や知識がない人でも想像がつきやすいかもしれません。
実際に、営業職に就いてみればわかると思いますが、営業先とアポイントを取ったり営業リストを作ったりというのも仕事のうちです。
最初のうちは上司がしてくれるか、またはほかの担当者がアポイントまでは担当するという職場もあるかもしれません。
しかしながら、アポイントや顧客管理などまですべて行うというレベルの高いことが求められる職場も少なからずあるでしょう。
営業のインターンに向いている人は、コミュニケーション能力が高い人や将来は営業職に就きたいという人です。
企画職
新規事業の戦略を立案するものから既存ビジネスの改善案の企画、イベントの企画などさまざまなものがあります。
アイディア力があって、イベントの企画や新しいビジネスに関心の高い人は企画職にやりがいを見出せるでしょう。
新規事業の戦略を練るのも企画職に入るので、戦略を考えたり問題解決をしたりするのが得意な人も向いています。
同じチームのメンバーと相談しながらすることが多い仕事なので、コミュニケーション能力も必要でしょう。
企画職に向いている人は、サークルの新歓などイベントの企画や運営をするのが好きな人や企画職に就きたい人などです。
大学のサークルやそのほかの活動で、中心メンバーだったりイベントを運営するのが好きだったりする人はインターンに参加してみてください。
エンジニア職
プログラミング言語を用いて既存サービスの運用・改善、新規サービスの企画・設計・実装が主な業務です。
向いている人は、学校でプログラミングを学んでいる人や将来エンジニアになりたい人でしょう。
エンジニア職は、専門的なスキルや知識が必要な職種です。
性格的な向き不向きというよりは、これまでエンジニアやプログラミングについて勉強してきた人が対象となるでしょう。
エンジニア職を目指している人は、長期インターンは参加しておくことをおすすめします。
また、エンジニア職は、実務経験が合ったほうが就職するとなった時に断然有利です。
長期インターンに参加しておけば、知識とスキルだけでなく実務経験でも周りと差がつけられます。
マーケティング職
マーケティング職は、自社サービスの分析、競合の調査、ソーシャルメディアの分析・運用が主な仕事です。
そのような業務などを通して、自社サービスの改善を行っていくことがマーケティング職の仕事です。
性格的に向いている人は論理的課題解決力がある人と言えます。
自社のサービスや業績をあげるのは、論理的な思考力を用いて考える必要があります。
課題解決能力が高い人は、マーケティング職としての能力も高いかもしれません。
長期インターンに参加して、自分のマーケティング能力を試してみることをおすすめしています。
将来商品開発にマーケティング職として携わりたい人、SNSなどWebサービスの知見がある人はインターンに参加しましょう。
ディレクター職
自社の商品・サービス、またはクライアントから委託された商品・サービスの制作責任者にチャレンジする仕事です。
制作責任者ということで、自社の制作する商品について大きな責任が課せられるところはあるでしょう。
向いている人は、コミュニケーション能力が高い人、リーダーシップがある人などにあたります。
販売や接客など、商品を売る方向ではなく、制作する側のチームのリーダーということになるでしょう。
皆で何か一つのものを作り上げる時に、リーダーシップを取っていける人がディレクター職として求められます。
サークル活動でリーダーだったという人も向いていますし、自主制作映画の監督をしたことがある人にも良い職でしょう。
インターンに参加してディレクター職を経験しておけば、ほかの業種で就活を進めるうえでも良い糧になるかもしれません。
ライター職
求められるテーマに沿って、文章やコピーを考えて書く仕事です。
自社の商品やクライアントから委託されたテーマで文章を書いていきます。
文章を書くのが好きな人や読書が好きな人はライター職に向いているかもしれません。
期日までに文章を作成し提出しなければならないので、そのような仕事にストレスを感じる人は、最初は難しく感じるでしょう。
文章を書くことが好きだが、急に仕事にするのは不安という人はライター職の長期インターンに参加してみると良いかもしれません。
長期インターンなら、研修だけでなく実際に期日を設けて文章を書かせてもらうこともあるでしょう。
ライターとして、記事やコピーの制作に携わるということに、やりがいを見出すこともできるかもしれません。
【長期インターンの仕事内容】自分に適した選び方とは?
長期インターンの仕事内容について、それぞれの仕事をご紹介してきました。
この記事で紹介したほかにも、さまざまな職種の長期インターンが存在しますが、その中でも代表的な仕事を挙げたので参考になるでしょう。
自分に合わない長期インターン先を選んで、失敗することを避けるためにも、冷静にどのインターンが良いか見極めてください。
長期インターンに参加してみて、自分に合わないなと感じても何か学ぶことはあると良いでしょう。
以下に、どのようにして選べば自分に適したインターンが選べるかのコツをご紹介します。
目的を定めてから長期インターンを探そう
長期インターンに参加することだけが真の目的となっては意味がありません。
なんのために長期インターンに参加するのかを明確にしておきましょう。
長期インターンに参加する人たちは、その企業に採用されたいからという理由で参加している人ばかりではありません。
周囲の人が長期インターンに参加しているからというあやふやな理由で参加してしまうと、後々後悔してしまうかもしれません。
皆がなんとなく参加しているように見えても、ちゃんと目的を持ってインターンに参加している人も中には必ずいるでしょう。
就活の一環ではあるものの、社会経験として参加している人もいれば、起業するために自分の知見を広げる目的の人もいます。
自分が将来の目標を叶える手段として、長期インターンを探してみましょう。
まとめ
今回は、長期インターンの職種ごとの仕事内容についてご紹介してきました。
職種ごとの仕事内容は、企業研究や業界研究をしている人にとっては知っていて当然の内容かもしれません。
しかしながら、いざインターンに参加してみると「こんなことまでさせられるのか」と驚いてしまうこともあるでしょう。
自分が志望する仕事内容が、どのようなものか何に携わる仕事なのか前もって知っておくことで安心にもつながります。
この記事も参考にして、どの職種の長期インターンに参加するかよく考えてみてください。