明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・就活の軸を決めておくメリット
・就活の軸の決め方
・業界別の就活の軸の具体例
・就活の軸の決め方を知りたい人
・就活の軸が見つからなくて悩んでいる人
・就活の軸の具体例を参考にしたい人
就活の軸を固めて、方向性が一貫している就活をするためには、適切な就活の軸の決め方を知ることが大事です。
しかし初めて取り組む就活では、わからないことも多いため、就活の軸がうまく固められないことも少なくありません。
また、はじめに就活の軸を決めておくことの必要性がわからず、就活をうまく進められずにいる人も多いかもしれません。
そこで今回は、就活の軸を決めておくメリットや、就活の軸の適切な決め方について詳しく解説します。
「なぜ就活の軸が必要なのか」という基礎的な部分からあわせて整理していくため、就活の軸が見極められず困っている就活生は、疑問や不安を解消したうえで自分にぴったりの軸を決めていきましょう。
【就活軸の決め方】就活の軸とは
就活の軸とは、就職活動において自分が何を大切にし、どのような基準で企業を選ぶかを指す概念です。
これを明確にすることで自分に合った企業を見つけやすくなり、就職活動全体がスムーズに進みます。
自分の価値観や得意なことや弱点を理解することにより、自己分析を通して自分が本当にやりたいことや求める働き方が見えてくるでしょう。
興味のある業界や企業について調べることで、自分がどのような環境で働きたいかを具体的にイメージできることもあるでしょう。
仕事を通して達成したいことや得たい経験を考えることにより、たとえば社会に貢献したいなどという目的がはっきりしてくるに違いありません。
より迷いや不安を減らし、納得のいく就職活動ができるようになるのです。
就活の軸が定まらない人は多い
就職活動を進める上で自分の軸を定めることに苦労している人は多いと言われており、実際に約4割が就活の軸がうまく定まらないと感じています。
これは自分が何をやりたいのか明確に理解していないことや、どのような項目で就活の軸を定めればいいのか分からないことが主な理由としてあげられるでしょう。
自分の興味や価値観を掘り下げる機会が少なく、具体的なキャリアパスをイメージするのが難しい場合には軸を見つけるのは困難です。
就活の軸を決める際には自分の強みや弱みを把握し、将来の目標や価値観を考慮することが重要です。
実際に働いている人の話を聞く、インターンシップやアルバイトを通して実践的な経験を積むことで、自分に適した職種や業界を見つける手助けになるでしょう。
このような取り組みを通して、自分なりの就活の軸を明確にしていくことが大切です。
【就活軸の決め方】軸はいくつ用意するべき?
就活の軸を事前に用意するときは、そもそも軸はいくつあると良いのか、数に困ることも多いかもしれません。
結論からいうと、必要な就活の軸の数に決まりはないため、自分が就活を進めやすいように自由に設定すべきというのが答えです。
とはいえ、目安となる数は、ある程度把握しておきたいところです。
具体的な決まりはありませんが、傾向としては、下記3つの観点で見た就活の軸をそれぞれ1つずつ用意する人が多いといえます。
- 自分の興味・関心
- 能力・強みを発揮できる場所
- 働き方・やりがい
上記の側面で見たときの軸をそれぞれ設け、エントリー先企業・業界との相性を測っていくのが望ましいです。
すべての就活の軸にぴったり合致する企業は、非常に相性が良いため、マッチ度も高いといえるでしょう。
3つを目安として就活の軸を的確に形成し、就活をよりスムーズに進めましょう。
【就活軸の決め方】面接で就活の軸を聞かれる理由
採用面接などの選考ではさまざまなことを質問されますが、そのうちの一つに就職活動における「軸」があります。
「就活の軸を教えてください」と聞かれたときに、的確な受け答えをするには、企業の質問の意図を理解することが重要です。
企業の採用担当者が、就活生に軸について問うのは、主に次の理由が挙げられます。
- 考え方を確かめたい
- マッチ度を確かめたい
- 志望度を確かめたい
一人ひとりが掲げる軸をヒアリングすれば、それぞれの考え方や志望度などが見えてきます。
企業はさまざまな点をチェックしたうえで採否を判断するため、少しでも好印象を獲得するには、企業から軸を聞かれる理由を知ったうえで好印象になる答え方をしましょう。
では、理由一つひとつを整理していきます。
考え方を確かめたい
多くの企業は、軸についての質問において、それぞれの考え方や価値観をチェックしているといえます。
設定した軸からは、就活生一人ひとりが大事にしている考えや信念、関心、価値観、人柄などが見えてきます。
詳しくヒアリングすれば、それに付随するエピソードも聞けるため、人となりについて理解を深められるのは確かです。
企業が就活生の考え方を確かめたいと思うのは、事業内容や担当業務から見て、自社に適した人材か見極める必要があるからです。
企業は一つひとつの業務を円滑に進めるうえで、求める人物像に合った人を採用したいと考えます。
人物像とマッチした人でなければ、業務は滞りなく進みませんし、最悪の場合は早期離職の可能性も考えられるでしょう。
そのため企業は事業内容と合っているかチェックする判断材料の一つとして、軸をヒアリングしているのです。
マッチ度を確かめたい
企業が「就活の軸を聞かせてください」と質問してくるのは、マッチ度を確かめたいという意図もあるからです。
マッチ度とは、就活生の強みやスキル、人柄、価値観、将来のビジョンなどに基づいて判断できる、企業との相性の良さの程度を指します。
マッチ度の高い企業を見つけて就職することは、自分にとっても、企業にとっても重要なことです。
もし就職後にミスマッチだとわかれば、モチベーションを高く維持することは難しくなり、人によっては早期離職につながる可能性があります。
そのため企業はミスマッチのない採用を行う必要があり、選考では多くの質問を重ねることで、自社と相性の良い人材を厳選したい狙いがあるのです。
軸を確かめれば、一人ひとりの価値観・考え方の詳細が見えてくるため、自然と既存社員との相性も見極められるでしょう。
志望度を確かめたい
企業には、軸について面接の中で質問することで、それぞれの志望度を確かめたいという意図もあります。
当然ですが、企業にとって積極的に入社してもらいたい就活生は、自社で働きたいという強い意思を持つ人です。
そのため軸などを質問して志望度の高さを感じられれば、積極的に高い評価を与え、採用を前向きに検討していきます。
軸について答えてもらう中で、「〇〇がやりたい」などの軸が自社の事業内容や方針と合致していれば、志望度の高さがうかがえるでしょう。
ミスマッチによる早期離職や内定辞退を未然に防ぐポイントになるため、企業にとって、志望度の高さを見極めることは欠かせないことです。
そのため逆をいえば、志望先企業に絶対に入社したい強い気持ちがあるなら、軸を述べる際は企業に志望度・意欲の高さが伝わるようにすることが肝心です。
【就活軸の決め方】就職の軸を決めておくメリット
就活の軸を自分の中にしっかり固める際は、「軸は何か」といきなり考えてもわからないことが多いため、まずは軸をもって就活に臨むメリットを整理してみましょう。
先にメリットについて理解を深めれば、就活の軸の重要性を実感でき、意義に沿った軸を見つけられます。
就活の軸を持つことには、下記のメリットが主にあります。
- エントリーするべき企業がわかる
- 志望動機に厚みを持たせられる
- さまざまな質問に対応できる
- 一貫したアピールができる
上記のメリットは、滞りなく就活を進めていくうえで大事なメリットといえるでしょう。
では、それぞれについて詳細をチェックしていきます。
エントリーするべき企業がわかる
最初に軸を設けておけば、自分にとってエントリーすべき企業がスムーズに見つかります。
「〇〇に携わりたい」「△△になりたい」などの軸が明確にあれば、それに沿った企業の探し方ができ、結果として志望先企業も絞られてくるためです。
軸に沿っているかどうかで企業の合う・合わないを判断できるため、円滑に、相性の高い企業を見極められるといえます。
就活では、「なんとなく気になったから」「条件が良さそうだから」というあいまいな理由でエントリーを重ねると、方向性を見失う原因になります。
一貫した考え方での就活の進め方にならず、ときに大事な条件を見逃すことでミスマッチが起きたり、説得力のあるアピールができなかったりします。
効率良く自身に合う企業を厳選するために、軸については丁寧に考え、明確に設定しておきましょう。
志望動機に厚みを持たせられる
軸が決まっていれば、厚みのある志望動機が書けるきっかけになるでしょう。
価値観的に、企業と自身の相性の良さをアピールでき、志望動機が抽象的でなくなります。
しっかり企業を研究して志望動機を書いていることが伝わるため、それだけで評価につながることも少なくありません。
先ほども触れたとおり、企業は自社に強い興味を持っている学生を採用したいと考えているため、より詳しい志望動機でアピールができる学生には自然と関心を持ちます。
ほかの学生と比べたとき、差別化が可能になるのも間違いなく、少なくとも埋もれにくくなります。
志望動機に説得力や深みを加えて、アピールをより効果的にするためにも、軸はしっかりと固めておきたいところです。
さまざまな質問に対応できる
選考においてさまざまな質問に対応できるようになることも、軸を持つメリットとなります。
軸は方向性を見失わないために持っておく就活の行動指針のようなものなので、軸さえしっかり設定しておけば、自信を持って多くの質問に答えられます。
自分の中で大事なものが決まっているため、その考え・マイルールに基づいて説明したり意見を述べたりすれば、質問で困ることはないといえます。
想定していない質問をされたときも、困ることなく冷静に対処できるはずです。
就活の面接では、すべての質問に対して準備を徹底できることが理想的ですが、現実問題としてすべての質問に対処できるように準備するのはほぼ不可能です。
しかし前もって軸を決めておけば、軸に基づいてすべての受け答えができ、採用担当者から良い評価を獲得するうえでも良いきっかけになるでしょう。
一貫したアピールができる
軸をしっかりと決めておくことは自分の価値観や将来のビジョンを明確にする上で非常に重要です。
自分がどのような職場で、どのように働きたいのかを明確にしておくことで、面接時や自己PRの場面で、軸に沿った一貫性のあるアピールが可能になります。
これにより、企業側に対して自分がその企業にどのように貢献できるのか、そして長期的にどのように成長していくつもりなのかを伝えられます。
就活の軸が決まっていない場合、自己分析が不十分となり、面接時にその場しのぎの回答をしてしまうことが多いです。
志望動機や自己PRが曖昧になりがちで、面接官に対して信頼感を与えることができません。
その結果、他の応募者と差別化することが難しくなり、企業から選ばれにくくなります。
逆に、軸をしっかり決めておくことで、自分の強みや興味を明確に伝えられるため、企業側からも「一貫した、信頼性のある学生」として評価されます。
【就活軸の決め方】就活の軸を決める際にやるべきこと
就活の軸をどう設定すれば良いのか迷ったときは、まず、情報を収集して決め方の準備を進めましょう。
軸を固めるうえで、有効な情報収集方法は以下が挙げられます。
- 自己分析
- 他己分析
- OBOG訪問
- インターンシップへの参加
- 会社説明会への参加
特に自己分析や他己分析は、自分のやりたいこと・得意なことを整理できるため、自身について理解を深めるうえで重要な時間になります。
やりたいことや目標を整理することで、自然と、軸を決めるうえで大事なことも見えてくるでしょう。
では、それぞれどんなかたちで情報を収集するのが良いのか、詳細を見ていきましょう。
自己分析
就活の軸を見つけたいときは、まず、自己分析を実施し自分自身について深掘りしましょう。
自分のことは、わかっているようでわかっていないこともたくさんあるため、自己分析で理解度をとにかく高めていくことが重要です。
強みを発揮して頑張ったとき、モチベーションが高かったとき、興味関心が強く刺激されたときなどを振り返り、軸を考えるうえで役立つ情報を整理しましょう。
たとえば高いモチベーションをもって取り組めた出来事は、将来的にやりたいことにつながる可能性があります。
軸として設定すれば、後悔のない就活ができるでしょう。
なお、人によってモチベーションの高まる要因はさまざまです。
取り組んだことの内容なのか、身の回りの人なのか、そのとき置かれていた環境なのかはケースバイケースのため、自己分析の中では「なぜやる気を出せたのか」を深く考えることが重要です。
他己分析
自己分析がうまくできないときは、他己分析を実践するのもおすすめです。
他己分析とは、周りの人に自分の印象を聞き、自分とはどんな人なのか理解を深めていくことです。
自分のことを考える際は、主観による偏った目線が入ってしまうため、人によっては適切に判断できない場合があります。
的確に客観視できていない気がする…と不安を抱いたときは、家族・友人・先輩などの頼れる人に、自分について聞いてみましょう。
自分の性格や好きなこと、やる気を発揮している瞬間、長所・短所などを聞き、客観的に自分という人を整理してみてください。
なお他己分析では、冷静に自己分析できる人でも、新しい発見を得られる場合があります。
他人からでなければわからない印象・イメージもあるため、より分析の精度を高めたいときは、自己分析と他己分析の両方を実践しましょう。
OBOG訪問
軸についての情報を充実させて準備を進めるときは、OBOG訪問の機会を活用するのもおすすめです。
OBOGに就活や入社後の話を聞き、得た情報をアドバイスとして活かしましょう。
特に入社後に会社に対してどんな印象を持っているのかヒアリングすることは、働き方・業務内容をよりリアルに理解するうえで役に立ちます。
最初のうちに、OBOGからの情報で働き方や業務についての情報が得られれば、ミスマッチを未然に防ぐきっかけになるでしょう。
「イメージと違い、正直そこまで魅力を感じる企業ではなかった」と感じたり、逆に「良い意味でイメージを裏切られ、想定外の魅力があることを知った」と感じたりすることもあるはずです。
OBOG訪問は、リアルな声を聞く良い機会のため、軸の決め方においても重要といえます。
インターンシップへの参加
しっかりと軸を固めるには、インターンシップに参加し、企業についての理解度を高めることも欠かせないでしょう。
インターンシップは、実際に気になる企業で働いている社員と関われるのが利点です。
さらに、一部業務を疑似体験できるため、業務に対する適性ややりがいの有無を肌で感じられるでしょう。
実際に働く職場の雰囲気などもわかり、インターンシップに参加すれば、自然と企業との相性は見えてくるはずです。
働き方・仕事内容については、インターン中に関わる社員に質問・相談しやすいため、企業選びの軸を固めるうえでは非常に役立つでしょう。
「実際に見たり体験したりしないと判断できない」と感じたら、インターンシップには積極的に参加してみましょう。
会社説明会への参加
軸を明確に持つうえでは、会社説明会に参加することも肝心です。
就活生を対象とした会社説明会では、企業の事業内容や理念、歴史などについてさまざまな説明を聞くことができます。
そのため説明会に足を運べば、「どんな企業で、何をしているのか」といった全体像がスムーズに把握できるのが特徴です。
企業の総合的な特徴と雰囲気をつかめるため、その情報をもとに、企業選びの軸に合っているか判断できるでしょう。
自分が設定した軸と企業が大事にしている価値観・業務内容・事業内容などを照らし合わせ、相性の良さを測ることが重要です。
そこで相性の良さをあまり感じられなかった場合は、ミスマッチを起こす可能性があるため要注意です。
反対に相性が良いと期待できるときは、マッチ度の高さがうかがえるため、積極的にエントリーを検討したいところです。
【就活軸の決め方】就活の軸を決めるときのポイント
事前に軸を決めて就活に臨む…と聞くと、とても難しい印象を受ける人も多いかもしれませんが、軸を固めるにはコツ・ポイントがあります。
決め方として大事なコツを押さえれば、就活の方向性が見えてこず迷走している人でも、軸を固めやすくなります。
自分なりに軸を設定する際は、下記の方法を前もってチェックしておきましょう。
- 自分に向いている仕事を探る
- 企業に対する要望を上げる
- キャリアプランを立てる
大事なのは「何をしたいか」「どうありたいか」という自分自身の望みです。
望むことについて自己分析しながら向き合い、軸の内容を明確に考えていきましょう。
自分に向いている仕事を探る
はじめに、ざっと「自分に向いていそう」と判断できる仕事を整理してみてください。
「向いているかどうか」の判断基準は自由ですが、前述の情報収集方法で得た情報に基づいて、適性を考えていけるのがベストです。
自己分析の結果や企業研究で得た情報をもとに、企業・重要について理解を深め、「積極的に取り組みたい仕事」をしっかり把握していきます。
なお、向いている仕事は、単純に興味がある仕事や楽そうに思える仕事という基準で考えるべきではありません。
「なぜ向いているのか、実際に働いたらどんな活躍ができるのか」を明確に整理しながら、仕事の向き不向きを分けていくことが重要です。
結果、向いている仕事の内容がある程度把握できれば、軸を設けるきっかけになるはずです。
企業に対する要望を上げる
エントリー先を後悔なく決めるためには、さまざまなこだわりや要望に素直になることも必要です。
もちろん、何でも希望すれば良いわけではありませんが、誰にでも譲れない条件やこだわりポイントはあるはずです。
譲れない条件やこだわりポイントについて、すぐ譲歩してしまうと、要望に沿ったエントリー先が絞り込めません。
そのため、軸を固める際は、企業に対する要望や理想のワークスタイルなどをピックアップしてみましょう。
働きたい環境や理想的な周りの雰囲気などを列挙し、自身にとって重視したいこだわりポイントを厳選することが大事です。
要望をピックアップすることは、本音の軸を固めるうえで欠かせません。
自分が折れるばかりでは後悔の残る就職になり、人によってはミスマッチにつながるパターンも考えられます。
要望を整理し、軸の設定に活かしましょう。
キャリアプランを立てる
軸を形成するときは、事前の準備として、キャリアプランを立てることも不可欠です。
社会人としてどんなキャリアを築いていきたいのか、将来どんな人になりたいのかをまとめ、実現するための道筋を決めていく流れになります。
将来のキャリア形成についてプランが確立されていれば、実現したいことに基づいて軸を設定できるでしょう。
理想のキャリアを確実に築いていくには何をすれば良いかを考え、就活の軸の形成に活かしていきます。
なお、軸を決めるためだけでなく、キャリアプランについてはそもそも事前に熟考しておく必要があります。
将来のビジョンや〇年後のキャリアなど、今後のプランについては面接でも聞かれやすいからです。
未来に向けてしっかり意識を向けているかどうかという点も、企業が学生を評価するうえで重視するポイントの一つです。
【就活軸の決め方】面接で就活の軸を答える際の注意点
自分の強みや価値観を明確にして、それを基に就活の軸を定めるなど自己分析がしっかりできていれば、面接官に納得感のある回答ができます。
さらに企業の理念や業務内容を理解し、自分の軸とどのように一致するかを具体的に述べることにより、企業の特徴をふまえた回答で熱意を伝えることができます。
そのほか質問に対する回答に一貫性を持ち信頼性を高めるなどがあげられますが、この先で注意しておきたいポイントをより具体的に確認しておきましょう。
・どこにでも通じる就活の軸は避ける
・就活の軸を決めた理由を答える
・従業員目線で軸を設定する
どこにでも通じる就活の軸は避ける
具体性に欠けてどこにでも通じる一般的な軸をあげると、面接官に志望度が低くて入社への熱意がないと思われる可能性があります。
成長できる環境を求めていてやりがいのある仕事がしたいといった漠然とした回答は、他の応募者と差別化ができず企業に対する特別な興味や関心を示すことが難しくなるでしょう。
その企業ならではの特徴や自分の経験に基づく具体的なエピソードを交え、自分の価値観やキャリアビジョンにどのようにマッチするかを明確に伝えることが重要です。
たとえば国際的な企業を志望する場合、海外留学やボランティア活動の経験から得た異文化理解やコミュニケーション能力について具体的なエピソードを交えると強いアピールになります。
そうすることで、志望企業への強い意欲をアピールしやすくなるでしょう。
就活の軸を決めた理由を答える
明確な理由がなければ他の志願者との違いが見出せなくなり、自己PRの効果も半減してしまいかねません。
たとえば企業の安定性を就活の軸とする場合、過去の経験や将来の目標に基づいた具体的なエピソードを交えると、その軸がどのように形成されたのかを説明できます。
もしも中小企業でインターンシップを経験したことがあれば、その企業は経営の不安定さから離職率が高かったこと、それにより仕事に集中できない苦労を味わったという話でもよいでしょう。
その考えに至った妥当性を面接官が判断できるよう、具体的な背景を述べることで説得力を高めることができます。
これにより、自分の考えがしっかりとした理由に裏打ちされていることを伝えられ、他の候補者との差別化が図れるのです。
従業員目線で軸を設定する
面接で自分の軸を説明する際には、従業員目線での軸を設定することが重要といえます。
なぜなら企業は応募者が従業員として何をしたいのか、どのように活躍する意欲があるのかを知りたいと思っているからです。
注意したいのは、顧客目線での回答です。
顧客目線での回答は会社に対する理解や自分自身の成長意欲が伝わりにくく、あまり良い印象を与えません。
自分が従業員としてどのような役割を果たしたいか、具体的な目標や業務に対する意欲を示すことが大切です。
たとえば特定のスキルを活かしてどのように貢献するつもりか、またはチームの一員としてどのように協力し合いながら成果を上げたいかなどを具体的に述べるとよいでしょう。
このようなアプローチによって、自分の働き方や会社への貢献意欲を明確に示すことができます。
【就活軸の決め方】おすすめの構成
続いて、就活の軸を聞かれた際のおすすめの回答の構成を紹介します。
以下の構成に沿って回答を作成すれば、大きくスタンダードから外すことなく、良い印象を与えられる回答をスムーズに作成可能です。
ぜひ以下の構成を参考に、質の高い回答を作成してください。
最初に結論としてあなたの就活の軸を簡潔に述べることが重要です。
まず、あなたが就職活動を通じて重視している価値観や信念を一言でまとめましょう。
たとえば「チームでの協力を通じて成果を生み出せる環境が理想です」といった形で、簡潔かつ明確に表現することで、面接官に強い第一印象を与えることができます。
結論を冒頭で提示することで文章全体が一貫性を持ち、面接官にとっても分かりやすい内容となります。
また、結論を述べる際には自分の考えが企業の求める人物像にどのように合致するかを意識し、企業との相性を強調すると良いでしょう。
結論部分が明確であれば、後に続く具体的なエピソードや入社後の貢献に説得力を持たせることができるため、まずは一言で明示しましょう。
就活の軸を決める際にはその軸がどのようにして生まれたのか、具体的なエピソードを通じて根拠を示すことが重要です。
エピソードを通して、あなたの価値観や考え方がどのように形成されてきたかを伝えましょう。
例えば「大学時代に取り組んだプロジェクトで感じた達成感」や「アルバイト経験を通じて培ったコミュニケーション能力」など、体験をもとに語ることであなたの就活の軸に具体性と説得力を持たせられます。
エピソードが具体的であればあるほど自分らしさをアピールしやすくなるため「この内容は初対面の人でも理解できるか」を考えて作成しましょう。
また、その体験が自分の成長や価値観の変化にどのように影響を与えたのかを明確にすることも重要です。
自分が大切にしていることをエピソードと結びつけて語り、就活の軸をより魅力的に見せましょう。
入社後の貢献を具体的に述べることで、企業に対して自分がどのように役立つ存在となるかを明確に示せます。
就活の軸をもとに、入社後にどのような姿勢で仕事に取り組み、どのように会社に貢献していきたいかを伝えることで、面接官にあなたが活躍しているイメージを持たせることが可能です。
例えば「顧客の声を大切にしながら、チームで目標を達成する姿勢を貫きたい」といった形で、自分の軸に基づいた行動や貢献の仕方を具体的に説明しましょう。
この部分では自分の強みと企業の求めるスキルや価値観がどのようにマッチしているかを示すことが大切です。
これにより、企業研究をしっかり行っていることも伝わるため、モチベーションの高さも同時に伝えられます。
【就活軸の決め方】避けるべき就活の軸
就活の軸は何でも良いというわけではありません。
以下のような就活の軸について話してしまうと、むしろ悪い印象を与えてしまう可能性が高いです。
就活の軸について下書きを作成する際はもちろん完成した後もチェックリストのように以下の4点を照らし合わせて、当てはまってしまっていないか、確認してみてください。
受け身な姿勢のもの
受け身な姿勢に偏ってしまうことは避けるべきです。
企業は自己成長や貢献意識が高い人材を求めていますが「新人教育が手厚い」「職場の環境が整っている」といった受け身の姿勢が強い軸だけを掲げると、採用担当者に対して自分がどれほど積極的に貢献できるかを伝えることができません。
もちろん、企業のサポート体制や環境が良いことは重要ですが、それは「本音の軸」であり「建前の軸」としてはあまり良くないでしょう。
自分が面接官であると仮定してみると、分かりやすいかもしれません。
あなたを目の前にした就活生が「御社は未経験でもちゃんと教育してくれますし、完全週休2日制で、給料も高いから応募しました」と言われて、採用したいと思うでしょうか。
おそらく「何だ、この会社に甘える気満々の、やる気のなさそうな人物は」と怒りすら覚えるはずです。
このような回答では当然ながらマイナスな印象になってしまうため、むしろ「前のめりな姿勢のものをアピールする」ことが大切です。
福利厚生に重点的すぎるもの
福利厚生に過度に重点を置くことは避けるべきです。
確かに働きやすい環境や福利厚生は重要な要素ですが、志望動機が福利厚生や給与面に偏りすぎると、企業からは「受け身なだけ」と見なされる可能性があります。
特に「有休が取りやすい」「通勤の便が良い」といった点に焦点を当てるだけでは企業が求める人材像を描けません。
就職活動の目的は職務内容やキャリアの成長に対する意欲を伝えることにあります。
福利厚生に対する希望を軸に据えてしまうと、企業にとってはあなたがどのようにその業務を通じて貢献できるのか、どのようなビジョンを持っているのかが伝わりにくくなります。
たとえ福利厚生が充実していても、働く意欲や企業への貢献意識が感じられなければ、企業側はあなたを採用する理由を見出すことができません。
他者の影響が強すぎるもの
他者の影響が強すぎる場合、自分の意志や意欲として伝わりにくくなります。
「親の勧めでこの業界に決めた」や「知人が働いているから」という理由は志望動機としては不十分です。
企業側はあなたがどれだけ自分の意志でその職業や業界を選んだのかを重要視します。
これらの理由だけでは採用後にどれほどやりがいを感じ、どのような形で会社に貢献するのかが見えてこないため、企業側はあなたの意欲に疑問を持つ可能性があります。
他者の影響を受けて志望すること自体は問題ではありませんが、そのまま志望動機の主軸にしてしまうと、自分の意思やビジョンが伝わらなくなります。
そのため、他者の影響を受けたことを前提にしたとしても、そこからどのように自分自身の考えを深め、その職業や業界にどれほど魅力を感じているかを具体的に示すことが重要です。
企業からの評価を意識しすぎたもの
企業からの評価を意識することは重要ですが、それだけを軸にして就活を進めることは避けるべきです。
企業の理念や特徴に合わせすぎてしまうと、自分が本当に働きたい環境、やりがいを見失う可能性があります。
確かに、企業に合わせて自己PRや志望動機を作成することは面接において有利に働く場合もありますが、そればかりに焦点を当ててしまうと、最終的には自身の成長やキャリアに対する不安や不満が生まれてしまうことになります。
したがって、企業の評価を意識しつつも、自分のキャリアビジョンや働きたい環境を最優先に考えることが大切です。
企業の特徴や理念に合わせるのは重要ですが、それが自分の目標と一致しているか、仕事に対してどれだけモチベーションを持てるかという視点をしっかりと持ちましょう。
【就活軸の決め方】業界別就活の軸の具体例一覧
就活の軸をうまく自分の中に固められないときは、就活の軸の例から見ておくのも良いといえます。
先に実例をチェックすれば、軸の具体的な内容をイメージしやすくなり、自分なりの就活の軸を形成できるでしょう。
本項目では、16個の業界ごとに分けて、複数ある就活の軸の例をまとめていきます。
また、それぞれの項目では具体例とあわせて、軸を設定するときのポイントや適性のある人の特徴なども解説します。
志望する業界ごとにどんな軸が望ましいかチェックし、オリジナルの軸を固めるうえで役立てていきましょう。
IT業界
IT業界を志望する人は、下記のような就活の軸を設定すると良いでしょう。
- 技術の発展に貢献したい
- 最新の技術を学びながら成長する
- ITで便利な社会を作りたい
- 培ったプログラミングスキルを活かしたい
IT業界といえば、最新のデジタル技術の発展や、技術を応用したさまざまなサービス・商品などがあります。
志望する人の多くは、上記のことに強い興味関心を持っていたり、それらに触れて大きな感動を得た経験があったりするのが特徴です。
よって、就活の軸を面接などで聞かれたときは、IT技術に興味を持ったきっかけや学んできたスキルの内容などをもとにアピールすると良いでしょう。
「便利な世の中を作りたい」「最新の技術に触れたい」などの気持ちは、ある程度万人に通用する軸ともいえるため、原体験でオリジナリティを出して差別化を図ることが望ましいです。
ほかには、成長意欲の高い人などは「急成長中の業界に身を置いて成長したい」などの就活の軸を設けるのもおすすめです。
商社
商社を志望する場合は、興味関心や活かせる強み、働き方などの面で下記のような就活の軸が設けられるでしょう。
- 協調性を活かしてチームで動きたい
- グローバルな環境で働きたい
- コミュニケーション能力を活かしたい
- 成果主義の現場で刺激を受けて成長したい
扱う商材などにもよりますが、商社といえばグローバルで成果主義の現場というイメージも強いでしょうから、そういった働き方に憧れのある人はそのまま就活の軸として固められるはずです。
就活の軸について聞かれたときはなぜその強みを活かしたいのか、なぜその働き方に興味があるのかを、エピソードを添えながら詳しくアピールしていくことが必要不可欠です。
商社は人気の高い業界だからこそ競争が激しく、ほかの学生と比較したとき埋もれてしまうような内容では、就活の軸を伝えるうえでインパクトを残せません。
さらに商社は、チームワーク重視の働き方がメインになるため、協調性が強みとなるエピソードを伝えるのも効果的です。
金融業界
金融業界を志望する人は、下記のような就活の軸がおすすめです。
- 数字を扱う仕事に従事したい
- お金に関して世の中がわからないと感じることをサポートしたい
- 人々の暮らしを支えたい
- 同じ会社で長く働きたい
金融業界といえばお金、数字の勘定、長きにわたって続いている大手企業の多さがイメージとして挙げられるでしょう。
お金は世界中の人たちの生活に直結するもののため、「人のためになる仕事がしたい」「暮らしを支えたい」などの軸はある程度当てはまってきます。
そのためあわせて「数字を扱う仕事に就きたい」「企業としての安定性を重視している」などの軸があると、志望先企業はスムーズに決まるはずです。
ただし、金融業界と一口に言っても職種によって適切な軸は異なってくるため、希望する部門に合わせて就活の軸を決めることが重要といえます。
ほかには、お金を扱う仕事だからこそ責任の重さが伴うため、「大きな責任を背負いながら成長したい」などの就活の軸も良いでしょう。
メーカー業界
メーカー業界の場合、以下のような就活の軸が面接官に刺さりやすいです。
- 自分の作った商品で世間に貢献したい
- 高品質な製品を追求したい
- 持続可能な製品開発に携わりたい
- チームワークを活かしてものづくりをしたい
メーカー業界では物作りに携わることで社会や消費者に対して大きな影響を与えることができる点が魅力的です。
自分が手がけた商品を通じて世間に貢献したいという軸を設定することで、製造業の根幹にある社会貢献意識を強調できます。
また、品質管理や製品開発に対する情熱を持つことは企業にとっても重要な要素です。
高品質な製品を追求することは企業の競争力を高めるためにも必要不可欠なため、この軸を持つことで企業に対する貢献意欲をしっかりと伝えられます。
旅行業界
旅行業界を目指すならば、以下のような就活の軸を話すと印象が良いはずです。
- 人々に感動を与える旅を提供したい
- 世界中の文化や人々と交流したい
- 顧客一人ひとりに合ったサービスを提供したい
- 業界のトレンドに敏感であり続けたい
旅行業界では顧客に感動的な体験を提供することが大きな魅力です。
旅行というのはただの移動手段ではなく、人生を豊かにする体験であり、そこでの感動や思い出が顧客にとっての財産になります。
この軸を設定することで、サービス業としての心温まる思いを伝えられます。
また、世界中の文化や人々と接する機会が多い業界であるため、異文化理解や国際的な視野を持つことを重視することも重要です。
旅行業界に携わることで、グローバルな感覚や多様性への理解を深めたいという軸を持つことは旅行業界に適した動機となります。
広告業界
広告業界を目指すならば、以下のような就活の軸を話すと印象が良いはずです。
- クリエイティブな広告で消費者に影響を与えたい
- ブランド戦略に携わり、市場での認知度を向上させたい
- 数字に基づいた戦略で成果を上げたい
- 社会貢献度の高いプロジェクトに携わりたい
広告業界は消費者の心を動かす力を持つクリエイティブな仕事です。
広告を通じて消費者に感動や影響を与えたいという気持ちはこの業界で成功するためには不可欠です。
この軸を設定することで、自分のアイディアや想いを表現する手段として広告業界を選んだことを伝えられます。
また、企業や商品のブランド戦略に携わり、市場での認知度を向上させたいという軸も有力です。
ブランド価値を高め、消費者に信頼されるブランドを作り上げることは広告業界の中心的な仕事の1つです。
インフラ業界
インフラ業界を目指す人は以下のような就活の軸を設けると良いでしょう。
- 社会基盤を支える仕事に携わりたい
- 安全で効率的なインフラを提供したい
- 持続可能な社会の実現に貢献したい
- 安定した企業で長期的に成長したい
インフラ業界は社会の基盤を支える非常に重要な役割を担っています。
自分が社会のインフラに貢献することで、社会全体にポジティブな影響を与えたいという気持ちが強く働く人に向いています。
この軸を設定することで、企業が提供するインフラが社会に与える影響の大きさに共感していることを示せるでしょう。
また、安全で効率的なインフラを提供することはインフラ業界における最も基本的な仕事です。
自分が関わることで、より安全で効率的な社会を実現したいという軸を設けると、実務に対する意欲と責任感を伝えられます。
教育業界
教育業界の場合、以下のような就活の軸が面接官に刺さりやすいです。
- 次世代の人材育成に貢献したい
- 教育を通じて社会課題に取り組みたい
- 効果的な教育方法を探求したい
- 教育の現場で直に成長に関わりたい
教育業界を目指す場合、次世代の人材を育成することに強い魅力を感じる人が多いです。
この軸を設定することで、自分が教育を通じて社会に貢献したいという明確なビジョンを伝えられます。
教育は単に知識を伝えるだけでなく、人々の人生に大きな影響を与える仕事です。
この視点を持って、教育現場でどのように活躍したいのかを明確にすることが重要です。
官公庁業界
官公庁業界を目指す人は以下のような就活の軸を設けると良いでしょう。
- 社会の仕組み作りに携わりたい
- 公共の利益に貢献したい
- 安定した環境で社会に貢献したい
- 法制度や政策に携わり、社会を改善したい
官公庁業界に進みたいという人は公共サービスを通じて社会に貢献するという強い意欲を持っていることが多いです。
この軸を設定することで、なぜ官公庁という選択肢を選んだのか、社会貢献への情熱を強調できます。
公共サービスの向上に自分の力を尽くすことが自分にとってのやりがいであることをしっかり伝えられます。
また、安定した環境で働きながら、公共の利益に貢献するという視点を持つことも大切です。
官公庁は一般企業に比べて安定性が高いため、長期的にキャリアを築きながら社会貢献を果たしたいという軸を持つことは企業に対する説得力を高めます。
小売業界
小売業界を目指す人は以下のような就活の軸を設けると良いでしょう。
- 顧客満足を最優先にしたい
- 商品やサービスの魅力を伝えたい
- 店舗運営や商品開発に関わりたい
- 業界のトレンドに敏感でありたい
小売業界において最も重要なのは顧客満足を最優先に考える姿勢です。
自分が提供する商品やサービスがどれほど顧客に喜ばれ、役立っているかという点に情熱を持つことが、この業界で成功するためには不可欠です。
この軸を設定することで、顧客のニーズに対応しながら、自分がどのように貢献したいかを明確にできます。
また、小売業界は商品やサービスの魅力を消費者に伝えることが重要な役割です。
商品がどれほど優れていても、それをどう伝えるかが消費者に届くかどうかに大きく影響します。
したがって、マーケティングやプロモーション活動に関わりたいという軸を持つことは非常に有力です。
自動車業界
自動車業界を目指すならば、以下のような就活の軸を話すと印象が良いはずです。
- 未来の交通インフラを作りたい
- 環境に配慮した自動車を開発したい
- 世界規模で影響力を持つ製品を作りたい
- 自動車業界の革新に携わりたい
自動車業界を志望する場合、未来の交通インフラを作りたいという軸を設定すると、業界に対する熱意を強調できます。
自動車は社会基盤を支える重要な役割を持っており、その発展に携わりたいという気持ちを持っている人に適しています。
この軸を持つことで、業界における革新に貢献したいという意欲を企業に伝えられるでしょう。
また、環境への配慮も現代の自動車業界において重要なテーマです。
環境負荷を低減した自動車の開発や、エコカーの普及に貢献したいという軸を持つことで、企業が求める社会的責任を果たす姿勢を示せます。
人材業界
人材業界を志望する人は、下記のような就活の軸を設定すると良いでしょう。
- キャリア形成をサポートしたい
- 人材不足の業界の課題を解決したい
- 人から直接的に感謝される仕事に従事したい
- さまざまな業界の人と関わって働きたい
人材業界は、仕事を探している人と人材を求めている企業を結びつける役割を担っています。
そのため就活の軸には、積極的に人と関わりたい気持ちなどが適しているでしょう。
キャリア形成をサポートする業務でもあるため、信頼関係を構築し輪を広げていくことにやりがいを感じられる人に、主に向いているのが特徴です。
よって、就活の軸や志望動機などを聞かれたときは、人に関わって働きたいことを強くアピールすることが望ましいでしょう。
人に救われた経験や誰かと一つのことを成し遂げた経験などを、エピソードとして加えると、説得力が増し、他の学生との差別化に繋がります。
また、人材業界はとにかくさまざまな業界・会社の人と接する機会があるため、知見や人脈のネットワークを広げられることも魅力の一つです。
知識を広げることへの興味関心を積極的に伝えるのもおすすめです。
マスコミ業界
マスコミ業界を志望する人は、下記のような就活の軸を設定すると良いでしょう。
- 企画力を活かして働きたい
- 世の中の人が求める情報を的確に届けたい
- たくさんの人と関わりたい
- 常にチャレンジしながら成長したい
マスコミ業界では、テレビや新聞、雑誌などさまざまなメディアに関わって働くことになります。
そのため企画力や発想力を試される部分も多く、特に企画・制作系の職種を志望する場合は、企画力という強みを活かして働きたいことを就活の軸にするのも良いでしょう。
ただしアピールするときは、これまでに企画力が発揮された出来事について、具体的に述べて説得力を持たせることが大切です。
ほかには報道に関わる場合、情報を発信したい・的確に報道内容を伝えたいなどの思いを就活の軸として固めるのもおすすめです。
また、マスコミ業界といえば、とにかくたくさんの人と普段から接して働くことになるのが特徴です。
人と積極的に関わりたいことをアピールし、人当たりの良さを感じてもらうことも重要といえます。
なお、マスコミ業界というと華やかな印象もありますが、長時間労働が当たり前な現場も少なくありません。
逆境に耐えながら自分を成長させていきたい意欲の強い人は、その意欲・チャレンジ精神を軸として伝えるのも良いでしょう。
食品業界
食品業界を志望する人は、下記のような就活の軸を設定すると良いでしょう。
- 食文化の発展に貢献したい
- 海外に日本食の素晴らしさを広めたい
- 健康的な食生活を支えたい
- 細かい作業の仕事で集中力を発揮したい
食品業界を目指す際は、食への強い興味やおいしいものを世の中にもっと広げたい意識などを強くアピールするのが望ましいです。
しかし、単純に興味があることを伝えるのみではアピールとして決定打がなく、個性も弱くなってしまいます。
そのため食品に興味を持ったきっかけとして、自分自身の経験を具体的に述べることが良いといえます。
実際に自分でその商品を食べたり人にプレゼントしたりして、感動を得てきたのなら、それらをアピールすることで熱意を伝えられるでしょう。
また、食品メーカーなどは、常に細かい制作作業を求められることが多いです。
細かい作業が好きな人や集中力が自慢の人は、強みを発揮したエピソードに触れながら、細かい作業に従事したいなどの就活の軸を伝えるのも良いでしょう。
コンサルティング業界
コンサルティング業界を志望する人は、下記のような就活の軸を設定すると良いでしょう。
- 企業の発展をサポートしたい
- 課題解決にアプローチし、自身の成長につなげたい
- 企業が持つ課題の解決に貢献したい
- 業務を通して幅広い業界の人と関わりたい
コンサルティング業界志望の人は、わかりやすい就活の軸の例として、企業の発展のサポートが挙げられます。
困っている企業に的確なアドバイスをし、戦略立案・実行といったサポートするのが、主なコンサルの役割です。
そのため企業を助けたい思いが強い人は、就活の軸としてその思いは活用できるでしょう。
さらにコンサルティング業界の業務一つ一つはやや難易度が高いため、難しい課題を経て成長したいという思いがある人も、良い就活の軸を持って就活に臨めるはずです。
また、コンサルといっても得意領域・専門領域は会社によって異なるため、たとえばITコンサル会社なら「ITで企業の経営課題を解決したい」という軸が当てはまるでしょう。
どんな領域のコンサルティングファームか、しっかり確かめたうえで就活の軸を形成していくことが重要です。
不動産業界
不動産業界を志望する人は、下記のような就活の軸を設定すると良いでしょう。
- 提案力でお客様をサポートしたい
- 大きな金額の取引でやりがいを感じたい
- 人々の暮らしに直結する仕事がしたい
- 業務を通してまちづくりに携わりたい
不動産業界では、家や土地などの暮らしに直結するものを扱うため、暮らしが大きく関係した仕事に就きたい人に向いています。
そのため就活の軸を聞かれたときは、「なぜ人の暮らしに直結する仕事が良いのか」という点も含めて、エピソードとともに触れていくことが大事です。
さらに、不動産取引の際には大きな金額のお金が動くため、責任が伴う分やりがいは大きく感じられるでしょう。
そのためやりがいのある仕事が良いと考えている人は、就活の軸としてその思いを固め、あわせてほかの軸についてもチェックしながら志望先を見つけていけると良いでしょう。
また、不動産業界の営業職などは、お客様に適した物件を案内する提案力が活きてきます。
すでに強みとして提案力やコミュニケーション能力を持っている人は、それらを活かせる仕事に就きたいという就活の軸を設けることも効果的です。
【就活軸の決め方】業界別就活の軸の例文紹介
続いて、業界別の就活の軸の例文を紹介します。
以下の例文の主題となる就活の軸はそれぞれの業界に応募する就活生がよく挙げる、定番の軸であるため、ぜひ構成や主題、文章展開を参考にしてください。
IT業界
ゼミのプロジェクトではAIを用いてデータ分析の自動化を図り、企業の意思決定を支援するシステムを作成し、最新技術が実際のビジネスでどのように活用され、社会に革新をもたらすかを目の当たりにしました。
入社後はエンジニアとして技術開発に携わりながら、さらに、新たな技術を積極的に取り入れ、御社の成長とともに自分自身も技術者として成長していきたいと思います。
商社
大学時代にゼミのプロジェクトで10人のチームをまとめ、ある企業の新商品企画を提案した経験があります。
問題も多く発生しましたが、リーダーとしてメンバー全員の意見をまとめ、各自の得意分野を活かした役割分担を行いました。
入社後はこの経験を活かし、様々な人と協力しながら成果を出すための環境作りに貢献し、さらにグローバルな舞台で活躍できるビジネスマンを目指したいと考えています。
金融業界
ゼミで中小企業の財務分析を行った際、ある地方の製造業の企業が優れた技術を持ちながらも資金繰りに苦労している現状を知り、サポートの必要性を強く感じました。
この経験から、金融の力を活用して企業の成長を支援することに大きな意義を見出しました。
入社後は企業の成長を金融面から支援するアドバイザーとして活動し、中小企業の発展に貢献したいと考えています。
メーカー業界
大学時代、私は製品開発のゼミでエコロジカルな包装材を作るプロジェクトに取り組みました。
社会的責任を持つ製品の開発に興味を持ち、環境に優しい素材を使った新しいパッケージング方法を提案しました。
プロジェクトではマーケティングや市場調査を行い、ターゲット層のニーズに合わせた製品設計を実現しました。
この経験を通じて、社会に貢献できるものづくりを実現するためには技術力だけでなく消費者のニーズを理解することが不可欠だと学びました。
入社後は貴社の製品開発部門で、社会的課題を解決する新しい製品の開発に取り組みたいと考えています。
特に環境に配慮した製品や技術革新を通じて、社会貢献を目指すプロジェクトに携わる所存です。
旅行業界
大学時代、私は留学プログラムに参加し、異なる文化を持つ人々と共に生活し学びました。
この経験を通して、文化の違いを理解し、人々との共感を深めることができました。
特に印象的だったのは異文化間でのコミュニケーションの大切さです。
言葉や価値観が異なっていても、共通の目標や興味を持つことで心を通わせることができると実感しました。
入社後は観光業務やツアーの企画を通じて、旅行者が異文化を体験し、理解し合える場を提供したいと考えています。
特に、国際的な視点での観光戦略やサービスの提供に携わり、旅行を通じて世界をより身近に感じられるようにする所存です。
広告業界
大学時代、私は広告キャンペーンの提案を行うゼミに参加しました。
グループで市場調査を行い、ターゲットとなる消費者層に最も響くメッセージやビジュアルを設計しました。
特に、広告の力で人々に感動や共感を与えることができるという実感を得ました。
この経験から、クリエイティブなアイディアを通じて、人々の心を動かすことに大きな魅力を感じ、広告業界に進むことを決意しました。
入社後は広告の企画・制作に携わり、視覚的に訴えるだけでなく、感情に訴える広告を作成したいと考えています。
ターゲット層の心をつかむメッセージを発信することで、企業や商品の価値を伝えることに貢献する所存です。
インフラ業界
大学時代、環境工学のゼミで都市部におけるエネルギー効率改善に関する研究を行いました。
都市のインフラがどれほど環境に影響を与えるかを学び、その改善の必要性を強く感じました。
特にエネルギーの効率的な利用や、持続可能な都市作りを目指すことで、より良い社会を築けると確信しました。
この経験から、社会インフラを支える仕事を通じて、持続可能な社会の実現に貢献したいという思いが強くなりました。
入社後はエネルギー分野や環境関連のプロジェクトに携わり、社会インフラをより効率的で持続可能なものにするための施策を提案したいと考えています。
貴社の持つ技術やリソースを最大限に活用し、社会の発展に貢献する所存です。
教育業界
大学時代、教育支援活動に積極的に参加し、特に学習支援ボランティアとして、小中学生に勉強を教える機会を多く持ちました。
その中で、生徒が学びの楽しさに気付き、成績が向上していく過程を見守ることができたことに強く感動しました。
教育が個人の成長に与える影響の大きさを実感し、教育業界でのキャリアを志すようになりました。
この経験から、個々の学びのペースに寄り添いながら、教育を通じて社会に貢献できる場を作りたいと考えています。
入社後は教育プログラムの開発や運営に携わり、子どもたちが学びやすい環境を整えることに尽力したいと思っています。
教育の現場に貢献し、未来のリーダーを育成するために努力していく所存です。
官公庁業界
大学時代、地域社会の課題を解決するために、地域づくりに関連するプロジェクトに参加しました。
その中で、行政と地域住民の連携がどれほど重要であるかを実感し、地域社会における課題解決に貢献したいという強い思いを抱くようになりました。
また、行政機関がどのように地域のニーズに応え、政策を実行するのかについて学び、公共サービスが社会全体に与える影響の大きさに気付きました。
この経験から、政府機関で社会を支える仕事をしたいと考えるようになりました。
入庁後は行政機関の一員として、社会課題に対する政策立案や実行に携わり、より良い社会の構築に貢献する所存です。
小売業界
大学時代、アルバイトで販売業務を経験しました。
接客を通じてお客様と直接触れ合うことで、どのような商品が消費者にとって価値があるのか、またどのような販売方法が効果的であるのかを学びました。
この経験から、消費者のニーズを理解し、最適な商品を提供することに大きな魅力を感じ、小売業界で働くことを決意しました。
特に、消費者が求める商品を提案し、購入につなげたときの達成感を強く感じ、これからのキャリアでその経験を活かしていきたいと考えています。
入社後は販売戦略や商品企画を通じて、消費者のニーズをより深く理解し、商品を魅力的に消化し、提供していきたいと考えています。
また、消費者と直接対話することで、商品やサービスがどのように生活を豊かにするのかを伝え、売上を伸ばし、貢献します。
自動車業界
大学時代、自動車技術に興味を持ち、自動車に関連するゼミで研究を行いました。
特に、自動運転技術や電動車両の可能性について学び、これらの技術が未来の交通社会をどのように変革するかに強く魅力を感じました。
自動車業界は技術革新を通じて社会の発展に寄与していると感じ、この業界で働くことを決意しました。
特に、環境に配慮した自動車技術を発展させることで、持続可能な社会に貢献できるという点にやりがいを感じています。
入社後は最先端の自動車技術を開発・改良する仕事を通じて、社会に貢献できる新しい技術を提供したいと考えています。
環境負荷の低減を目指す技術革新や、安全性の向上に向けた研究開発に携わり、社会全体にプラスの影響を与える車を提供する所存です。
人材業界
大学時代、学内のキャリアサポートセンターでアルバイトをしていた際、様々な業界や職種についての知識を得ることができ、様々な人に関われることが魅力であると感じました。
貴社に入社した際には、様々な業界の研究を徹底的に行い、それぞれの企業が求める人材を紹介することで、多くの求職者と企業をつなげたいと感じています。
マスコミ業界
大学では広告研究会に所属し、地元の商店街とのコラボイベントでは商店街の活性化を目的に新しいPR企画を提案し、多くの集客を成功させ、自分のアイデアが社会に影響を与え、人々の心を動かすことの喜びを感じました。
入社後は企画から実行まで一貫して担当し、人々の心を動かすメディアの力を使って、社会に新しい価値を提供していきたいと考えています。
食品業界
大学では栄養学を学び、食品ロスを減らすプロジェクトに参加しました。
特に、地域の農家と協力して、規格外の野菜を活用した新商品を開発した際、消費者からの反響が大きく、食の大切さを再認識しました。
入社後は食品の企画開発を通じて健康的でバランスの取れた食生活を支える商品を提供し、多くの人々の生活に貢献したいと考えています。
コンサルティング業界
大学時代に参加したビジネスコンテストで中小企業の経営戦略を提案するプロジェクトに携わり、企業の課題を解決する楽しさを知りました。
特に、マーケティング戦略の見直しを行い、売上の回復に貢献した経験が印象的でした。
御社は多岐にわたる業界でコンサルティングを行い、企業の成長をサポートしています。
入社後は企業の問題解決に全力で取り組み、クライアントの成長を支えるコンサルタントとして活躍したいと考えています。
不動産業界
大学時代にボランティアで参加した地域のリノベーションプロジェクトで空き家を改修し、地域活性化に貢献し、住環境の改善が地域社会に与える影響の大きさを実感しました。
御社はただ物件を提供するだけでなく、地域全体の暮らしの質を向上させる取り組みを行っており、私の考えと一致しています。
入社後は物件の価値向上を通じてより良い暮らしを提供し、地域社会に貢献する不動産のプロフェッショナルとして貢献する所存です。
【就活軸の決め方】職種別就活の軸の具体例一覧
続いて、職種別の就活の軸の具体例を一覧として紹介します。
多くの就活生の方が目指す代表的な職種の就活の軸は網羅しているため、ぜひ参考にしてみてください。
営業職
営業職を目指す人は以下のような就活の軸を設けると良いでしょう。
- 顧客のニーズを正確に把握したい
- 営業を通じて自分の成長を実感したい
- 目標達成に向けて計画的に行動したい
- 顧客と長期的な信頼関係を築きたい
営業職は顧客との信頼関係が最も重要な職種です。
そのため、自分が担当する顧客のニーズを正確に把握し、それに基づいた提案を行う姿勢を持つことが求められます。
営業活動において、顧客に対してどれだけ真摯に向き合うかが成果に大きく影響します。
自分がどのようにして顧客の問題を解決したか、その結果として顧客との信頼関係をどう築いたのかを具体的なエピソードを交えて伝えると良いでしょう。
また、営業職は目標に対して自分の成果を実感しやすい点が魅力です。
達成感や成長を実感できることがモチベーションになるため、計画的に行動して目標達成を目指すことも重要です。
企画職
企画職を目指す人は以下のような就活の軸を設けると良いでしょう。
- 新しいアイデアを生み出したい
- 市場や消費者の動向を予測し、戦略を立てたい
- チームでの協力を通じて成果を生み出したい
- 自分の考えが形になる過程を楽しみたい
企画職は新しいアイデアを生み出し、それを実現するための戦略を立てることが求められる職種です。
この軸を持つことで、対してどのようにして新しい企画を立案し、それを実行に移すのかを明確に伝えられます。
市場や消費者の動向を予測し、戦略を立てる力は企画職にとって重要なスキルです。
企画を立てる際にどのように市場分析を行い、その結果を基にしてアイデアを具体化してきたかを伝えると、論理的思考と分析力をアピールできます。
また、企画職ではチームでの協力が非常に重要です。
1人で全てを解決するのではなく、他のメンバーと協力しながら企画を進めていくため、チームで成果を上げる能力が求められます。
この点を強調することで、企業に対してチームワークの大切さを理解していることを示せます。
事務職
事務職の場合、以下のような就活の軸が面接官に刺さりやすいです。
- 組織全体のサポートを通じて業務を円滑に進めたい
- 正確かつ迅速な作業を心掛ける
- 組織内のコミュニケーションを円滑にしたい
- 会社の基盤を支える役割を果たしたい
事務職は組織全体の業務を支える役割を担っています。
この軸を設定することで、企業に対してどのように自分が組織をサポートし、業務を円滑に進めていくかをアピールできます。
事務職は裏方として、部署間の調整や書類整理、データ管理など、企業の円滑な運営を支える役割です。
正確で迅速な作業が求められるため、業務のスピード感と正確性にこだわりを持つことが重要です。
また、事務職では組織内のコミュニケーション能力も欠かせません。
情報を正確に伝え、部署間でスムーズな連携を図ることが求められます。
このような業務に携わりながら、どうすればより効率的に業務が進むかを常に考えて行動する姿勢を持つことが大切です。
販売職
販売職を目指す人は以下のような就活の軸を設けると良いでしょう。
- 顧客に喜ばれる接客を提供したい
- 商品の魅力を伝え、売上に貢献したい
- 迅速かつ正確なサービスを提供したい
- 常に新しい商品やサービスに興味を持ちたい
販売職は顧客との接点が最も重要です。
この軸を設定することで、顧客にどのようにサービスを提供し、顧客満足を得ることを追求しているかを伝えられます。
顧客に喜ばれる接客を提供するためにどのような心配りをしてきたのか、具体的な経験を交えて説明することで、販売職への理解が深いことを示せるでしょう。
また、商品の魅力を伝え、売上に貢献することが求められます。
この点では商品やサービスの特長をどのように顧客に提案し、その結果売上に繋がった経験をアピールすると良いでしょう。
販売職では迅速かつ正確なサービスを提供することも重要です。
お客様に対してどのようにサービスを提供したか、どのような工夫をしていたのかを強調することで、企業にとって信頼できる販売員像をアピールできます。
技術職
技術職を目指すならば、以下のような就活の軸を話すと印象が良いはずです。
- 新しい技術の習得に挑戦したい
- 技術を活かして製品やサービスの向上に貢献したい
- 問題解決のために技術を駆使したい
- 自分のアイデアで技術革新を実現したい
技術職において最も重要なのは新しい技術を習得し、活用する姿勢です。
この軸を設定することで、最新の技術に挑戦し、それをどのように活用して製品やサービスの向上に貢献するかを伝えられます。
特に、新技術を取り入れることによって、どのように課題解決に取り組んだのかを具体的に述べると、企業側に対して積極的な技術者像を印象づけられます。
また、技術職は問題解決のために技術を駆使することが大切です。
自分がどのようにして技術的な課題を解決し、業務の効率化や製品改善に貢献してきたのかを強調して、企業に対して実践力をアピールしましょう。
エンジニア職
エンジニア職の場合、以下のような就活の軸が面接官に刺さりやすいです。
- プログラミング技術を駆使して社会に貢献したい
- ソフトウェア開発の最前線で活躍したい
- チームでの協力を重視して開発を進めたい
- 開発したシステムが社会で使われることにやりがいを感じたい
エンジニア職ではプログラミングやシステム開発に関する高いスキルが求められます。
このような軸をアピールすると、自分の技術を社会に役立てる意欲を企業に伝えられます。
また、ソフトウェア開発においてはチームでの協力が欠かせません。
この軸を持つことで、協力しながら問題解決に取り組む姿勢を強調できます。
開発したシステムが実際に社会で利用されることにやりがいを感じるという点もエンジニア職の魅力の1つです。
この軸を活用する際は、開発した技術を社会に提供し、広く貢献する意欲を伝えましょう。
医療系専門職
医療系専門職を目指すならば、以下のような就活の軸を話すと印象が良いはずです。
- 患者の健康を支える仕事がしたい
- 医療現場での実践的なスキルを身につけたい
- 最新の医療技術を学び、患者に提供したい
- 患者との信頼関係を築くことを大切にしたい
医療系専門職は患者の健康や生命を支える役割を果たすため、深い責任感と専門知識が求められます。
この軸をアピールすることで「患者に寄り添いながら、その健康を守る仕事に携わりたい」という明確な意志を企業に伝えられます。
また、医療現場で求められる実践的なスキルを身につけ、その経験を活かして患者に提供する姿勢を強調することも重要です。
最新の医療技術に興味を持ち、それを患者に提供することで、より良い医療を実現したいという意欲も重要です。
患者との信頼関係を築くことに重点を置くことで、医療従事者としての専門的な心構えを示せます。
【就活軸の決め方】就活の軸が決まらない時は
就活の軸の決め方を見ても、うまく自分の軸を固められないときは、大事なポイントを就活エージェントからアドバイスしてもらうことがおすすめです。
就活エージェントのジョブコミットでは、一人ひとりが就活を始めるにあたって、さまざまなサポートをしてくれます。
就活の軸を決めるためのサポートはもちろんのこと、自己分析や企業研究などもしっかり支援してくれるため、自分を見つめ直す良いきっかけになるでしょう。
さらにジョブコミットでは、選考の対策として書類添削と模擬面接などの指導も可能です。
就活における総合的なサポートが受けられるため、まずは登録を済ませ、就活の軸の作り方から担当者に相談してみましょう。
おわりに
就活の軸の決め方で悩んだときは、まず軸を固めること自体に理解を深め、適切な情報収集方法・作り方のポイントを整理しましょう。
事前に就活の軸を立ててエントリー先を見極めれば、後悔・失敗のないエントリーになり、面接で大失態…となる事態も避けられるでしょう。
就活の軸に沿った説得力あるアピールができるため、企業からは好印象も獲得しやすくなります。
その結果、内定の決まりやすさにもつながってくると考えられます。
マッチ度の高い企業をスムーズに厳選し、納得のいく就活ができるように、適切な作り方に沿った就活の軸を決めることを心がけましょう。