【例文3選】自己PRで論理的思考力をアピール!論理的思考力をアピールする際の書き方や注意点を解説

【例文3選】自己PRで論理的思考力をアピール!論理的思考力をアピールする際の書き方や注意点を解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

pixta_49150922_M

就職活動で企業にできる人とアピールするため、「論理的思考力があることを伝えたい」と思う人もいるでしょう。

しかし伝え方がわからないと、逆にかしこくない人と思われてしまい、就活がうまくいきません。

正しいアピール方法を覚えることが重要です。

今回は論理的思考力を自己PRでアピールしたい人のために、企業が評価してくれるポイントや正しい書き方を紹介します。

以上をふまえて正しく伝えるための例文も3つまとめました。

この記事を参考にすれば、論理的思考力の全体像がわかり、面接官に正しくアピールする方法がわかるでしょう。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【自己PRで論理的思考力をアピールするには】就活で企業が評価する「論理的思考力」とは

まずは企業が思う「論理的思考力のある人材」のイメージを知りましょう。

近年の就活市場では、企業側から論理的思考力のある人材を求めていると明かすケースが目立つからです。

就活生が「論理的思考力がある」と評価されるパターンは以下のとおりです。

・課題発生時に状況を分析し、因果関係の整理する。
・問題に対する解決策を、矛盾なく筋道立てて打ち出し、現場を正しい方向へ導く

要約すると目の前で問題が起きたときに、冷静に状況整理し、正しい解決へ自身や周囲を導く力です。

これはコンサルタント業界で特に必要とされます。 個人から組織まで、さまざまな事情を抱える相手の問題を、正しく解決する仕事だからです。

コンサルタントに限らず、仕事をしているとさまざまな困難が起きます。

それを素早く解決する力が重要です。

【自己PRで論理的思考力をアピールするには】論理的思考力を別の言葉で言い換えた際の例

論理的思考力をアピールしたいと思っても、その言葉を自己PRの中で何度も繰り返すのはよくありません。

企業側から知性がないと捉えられるからです。

まずは論理的思考力と意味が似ている別の言葉を覚えましょう。

「論理的思考力」の言い換え表現

・課題発見力
・問題の本質を捉える力
・分析力
・課題解決力

代表的なのが以上の4つがあげられます。

「課題発見力」とは現状を分析してどこが間違っているのか、どうすれば状況が改善するかを見つけ、実現方法を考えるスキルです。

「問題の本質を捉える力」は、課題発見力や解決力につながる言葉です。

優しい言い方なので面接官にも伝わりやすいでしょう。

「分析力」とは課題解決により結果を出す能力です。

状況を見極めて最適な判断をくだす力ともいうべきでしょう。

「課題解決力」とは1つの問題に対してさまざまな視点を考え、最適な選択肢を決められる力です。

このように問題解決する力を示す言葉は多くあるので、次々とマスターしましょう。

【自己PRで論理的思考力をアピールするには】論理的思考力をアピールする際の注意点

論理的思考力をアピールしたいときは、時間の許す限り鍛えましょう。

自己PRや面接官への受け答えがちぐはぐでは、ウソだとバレてしまうからです。

さまざまな問題について仮説を立て、解決法を出す練習が必要でしょう。

仮説立証のための事実や根拠を集めていきながら、最適解を見つけるように習慣づけるのです。

ほかにもセルフディベートが効果的でしょう。

問題に対して2つの意見を立て、それぞれの理由や反対意見への反論を考えていく形です。

こうした鍛錬の積み重ねによって、本気で論理的思考力をアピールできます。

そもそも論理的思考力は面接やESで伝わる

論理的思考力そのものをアピールするのはおすすめできません。

そもそも面接やエントリーシートを通して、企業が自然と判断するからです。

本当に能力があるという人は、「自身には能力がある」とはいいません。

エントリーシートや面接での受け答えを理路整然と伝えれば、自然と面接官に対する思考力のアピールになります。

むしろ「企業に採用されるにはどうしたらよいか」という問題への挑み方こそ、論理的思考力の試されどきです。

企業がどんな人材を求めているか、自身はそれに対してどのようにアピールしていているかを考えてください。

論理的思考力自体のアピールよりも、企業求める人物像に合う形で自分の強みをどう押し出すかのイメージが大切です。

論理的思考力の中でもどういった部分での力かを明確にする

論理的思考力をアピールするときは、それ自体よりも、どの部分で発揮できるかを考えてみましょう。

このスキルにもさまざまな要素があるからです。

「課題の原因に気づきやすいのか」「解決法を導くのが得意なのか」など、考える力のある人にも多種多様なタイプがいます。

また同じ人でも仕事場面によって、対処が得意なときと苦手なときがあるでしょう。

たとえばオフィスでの仕事で「コミュニケーションがうまくいかない原因ならうまく見つけられる」という人もいます。

お客さんからのクレームが多いときは、多くの人を納得させたり、クレームを受けている人の負担が減るような策を見つけたりできる人もいるでしょう。

このように自身が得意そうな場面を具体例としてあげ、どのような形で仕事の問題を解決してあげられるかを語るのがおすすめです。

自身が企業に入ることで、仕事現場のどの部分で問題の原因を見出し、解決させてあげられるかのアピールをしましょう。

それによって企業側も志望者のかしこさがわかり、採用を前向きに考えてくれる可能性があります。

【自己PRで論理的思考力をアピールするには】自己PRの書き方を紹介

論理的思考力をアピールするよりも、企業側に「思考力がある」と認識してもらう気持ちで、自己PRを書きましょう。

自己PRの内容がわかりやすくて上質なら、企業側は自然と論理的思考力がある人と判断してくれるからです。

アピールポイントは以下の6つです。

・強み
・発揮したエピソードの概要
・課題
・解決策
・結果
・会社にどう貢献できるか

自身の強みとは、仕事現場に活かせそうな得意技と考えましょう。

エピソードの概要として、自身の強みで助かった人がいるという話があれば、リアリティが増します。

そのエピソードで起きた課題や解決策をあげるのがおすすめです。

解決策の理由と、実践の結果を記すことで、自身が「できる人」であることをアピールできます。

最後にエピソードの経験から、会社にどう貢献できるかを簡潔に示しましょう。

自己PRとして履歴書に書けるスペースには限りがあります。

この章であげた6つを守りながらも、1つ1つの分量が大きくなりすぎないように、わかりやすく伝えるよう心がけてください。

【自己PRで論理的思考力をアピールするには】例文の紹介

この章では自己PRの文例を紹介します。

論理的思考力があるとアピールしたくても、自己PRの書き方がイメージできなければ意味がありません。

ここでは3つの文例をまとめました。

就職先によって企業が求める人材も変わりますし、就活生のPRスタイルも千差万別だからです。

3つのパターンを参考にしてもらうことで、自身に合った伝え方に気づきつつ、企業側に好印象をもってもらう方法がわかります。

例文①

私の強みは人の悩みに寄り添い、最善の方法を示すことです。
その強みを発揮できたと思うエピソードに、ゼミでの討論大会があります。

当時討論内容や段取りが進まず苦労しましたが、原因を見つけて解決策を示したことで、大会本番は成功しました。
準備がうまくいかないというゼミ生たちの悩みに対し、私がその原因をメモにまとめ、皆さんに解決法を提示したのです。

このときの原因として不十分なチームワーク、メンバー間のコミュニケーション不足という2つの問題に気がつきました。
それぞれの解決策として、まず各メンバーに役割を与えたのです。
続いてLINEグループを結成し資料や情報の共有しやすい環境を作り、進捗状況も先生に細かく報告するよう徹底しました。
以上により討論大会の段取りはスムーズに進み、大会の成功へつながったのです。

この経験から、仕事現場でありがちなコミュニケーションの不足に注意を払う力があるというのが、私の強みです。
私なら社内の雰囲気を守ることで、生産性の向上につなげられるので、ぜひ採用をよろしくお願いいたします。

こちらは新卒である就活生向けの自己PR文例です。

ゼミのような身近なエピソードから、自身が役に立った例をアピールするとよいでしょう。

例文②

私の強みはその場の問題をチェックし、最適なシチュエーションを作る力です。
自身の高校時代、軽音楽部でも率先して問題の解決に動いたことがあります。

その部活ではしばしばミーティングをしましたが、私の入部当初は発言権の強い部員がクレームを唱えるだけでした。
私が上級生になったとき、以上のようなまとまりのないミーティングが続いてはいけないと判断し、やり方を変えるように動いたのです。

具体的にはパートや役職ごとにミーティングをして、一同が集まる前に重要な議題を司会者に知らせる形でした。
司会者のもとで集められた議題に順位をつけ、議論中は賛成や反対のいずれかの意見をまとめる形で注意喚起したのです。
もちろん感情的な議論は慎むようにも促しました。

結果として部員各自が自由に発言できるようになり、ミーティングもスムーズになりました。
その結果チームワークもよくなり、私が3年生のときには県大会で初入賞をはたしています。

このように仕事現場の空気が一度よどんでも、すぐに改善できるきっかけを作れるのが私の強みです。 部
活での経験を仕事現場でも反映できるように頑張るので、採用をよろしくお願いいたします。

新卒の就活生向けに、もう1つの文例を示しておきました。

部活以外にも家庭やアルバイトなど、さまざまな場面から自身が強み発揮をできたエピソードを探してみましょう。

例文③

私の強みは根拠を明確にしながら、解決案を出せる力です。
前職では通信関係の営業職に勤めていました。

主な顧客は法人のユーザーで、通信費節約につながるプランの営業をしていたのです。
そこで私は社内における問題の解決案を示した結果、営業成績が上がったこともあります。
顧客には数値管理や経営に対してシビアな人が多い状況でした。
そのため提案書作りや当時のプレゼンテーションの打ち合わせ、質疑応答などさまざまな場面で苦労がありました。

想定外の難しい質問にうまく答えられないこともあり、このままでは会社の売り上げに響くと感じたこともあります。
そのときに提案内容や説明の根拠をおさえることにこだわり、そこから筋道立てた受け答えができるように、準備を徹底しました。

結果として私の説明を「わかりやすい」と評価し、提案を受け入れる方が増えたのです。
こうした営業成績向上のエピソードから、私の解決力は別の仕事でも役立つと考えています。
仕事での問題を早期解決できるように貢献するので、採用をよろしくお願いいたします。

こちらは転職者向けの自己PRです。

前職の仕事で自身が報われたエピソードをもとに、アピールするのが一般的といえます。

まとめ

近年の就活市場では論理的思考力のある人材を求める企業が目立ちます。

しかし就活生はただ「論理的思考力がある」と言い出すだけでなく、それを裏づけるエピソードも交えてアピールしましょう。

こうしたやり方によって、自身ができる人であることを、企業側に印象づけられます。

記事の後半に紹介した文例も参考にしながら、自身のアピールポイントをわかりやすく伝える術を学びましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます