【例文3選】すぐに使える!効率的な自己PR作成のためのテンプレを紹介

【例文3選】すぐに使える!効率的な自己PR作成のためのテンプレを紹介

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・自己PRを書くポイント
・自己PRの構成
・自己PRのテンプレ

この記事をおすすめしたい人

・自己PRのテンプレを知りたい人
・自己PRの構成を知りたい人
・自己PRのテンプレを知りたい人

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就活で最初の関門となるのがエントリーシートの作成です。

エントリーシートで選考に通らなければ、次のステップには進めません。

エントリーシートで外せない自己PRを作成するために、自分の強みを洗い出し、エピソードを選びだしたものの、いざ書こうとして、文章が構成できず困っていませんか。

すぐに使える効率的な自己PR作成のためのテンプレと例文3選をご紹介します。

【テンプレを活用した自己PR作成】自己PRを書く時のポイントとは

エントリーシートではさまざまな質問や記入項目がありますが、ほとんどの企業が自己PRを求めてきます。

自己PRはとても重要な項目です。

なぜなら、企業はその人を理解するために自己PRを読み、面接で会ってみたいか決めているからです。

だからこそ、自己PRを書く時のポイントとして、企業が自己PRで何を見ているかを把握することが重要です。

そのうえで、企業に伝わる構成を整えることと、もう1つのポイントである再現性を意識するようにしましょう。

企業が自己PRで何を見ているかを把握する

自己PRを書く時のポイントの1つ目が、企業が自己PRで何を見ているかを把握することです。

企業が何を見ているかを理解せずに、自己PRを書いても、的外れな内容になってしまったり、インパクトを与えられなかったり、適切な評価が得られません。

企業が自己PRで何を見ているかを理解することで、初めて効果的なアピールが可能になるのです。

では、企業が自己PRで何を見ているかといえば、あなたの人柄とポテンシャルです。

この2つの要素を、自己PRという文章を通じて企業に伝えなくてはなりません。

人柄というと、会った印象で決まると思う方は多いでしょう。

それをどうやったらエントリーシートという文章で伝えられるのか、詳しく見ていきましょう。

企業が自己PRで見ているところとは

企業が自己PRで見ているところは、あなたの人柄とポテンシャルです。

人柄って、いい人とか、怖そうとか、暗いとか、優しいとかそういうことかな、と思われるかもしれません。

ですが、企業で見ている人柄というのは、自社の雰囲気にマッチしているかです。

どんなに学歴が高く、専門的な知識やスキルを身につけていたとしても、自社とマッチしていないと、能力が発揮できない方や、すぐに辞めてしまう方もいます。

そうしたミスマッチが起こらないよう、自社が求める人物像にマッチするか、自己PRから見ています。

ポテンシャルとは、自社で働くにあたって必要な能力や、将来性を持っているかです。

入社後に自社に貢献できる人材か、その意欲を持っているかが自己PRからチェックされているのです。

構成を整える

自己PRを書く時のポイントの2つ目は、構成を整えることです。

採用担当は大量のエントリーシートを次から次へと読まなければいけないため、構成の整っていない文章は伝えたいことがはっきりせず印象に残りにくいです。

企業の選考方法や、エントリーシートの量によっては、最初の一文で選考外にされてしまう可能性さえあります。

言いたいことを明確にわかりやすく伝える、構成を意識して書かなくてはなりません。

最初にインパクトを与えられるよう、自分の強みから始めるのがポイントです。

その強みが自社が求めている能力の一つに合致していれば、続けて読もうという意欲も生まれるからです。

そのうえで、初めてあなたの文章を読む方にとって、わかりやすく伝わりやすい構成にすることが大切になります。

再現性を意識する

自己PRを書く時のポイントの3つ目は、再現性を意識することです。

「再現性って?」と、意味がわからず、戸惑うかもしれません。

再現性とは?
再現性とは、自己PRで紹介した経験から学んだことや、エピソードにおいて発揮したあなたの強みを、入社後にも活かせるということです。

文章を読んだだけで、強みを活かして、会社でこんな風に活躍してくれそうだ、と選考者に思わせることがカギを握ります。

自己PRを読んだだけで、あなたが入社後に強みを活かして活躍している姿がイメージできるような、再現性のある自己PRが書けると効果的です。

そのためには、自己PRで紹介した経験や強みを、志望する企業のこんな仕事や、こんな場面で活かせることをアピールするようにしましょう。

【テンプレを活用した自己PR作成】自己PRの構成

志望する企業ごとに求める人物像や活躍できるイメージを植え付けるために、自己PRを作成するには、常に同じではなく、強みを変え、エピソードを変更したほうが望ましい場合も少なくありません。

ですが、そのたびに、一から構成していくと、インパクトを残せるポイントを抑えた自己PRが作成できない恐れがあります。

そのため、基本の構成を知り、それに沿って作成することが重要です。

テンプレの骨格となる構成は、次の6つのパートに分け、順に構成することです。

①強み→②発揮したエピソード→③課題→④解決策→⑤結果→⑥会社にどう貢献できるかの順番で構成しましょう。

それぞれの内容は以下の通りです。

①強み(強みは~です)
最初に結論をはっきり述べてください。

②発揮したエピソード(~の経験で発揮されました)
裏付けとなるエピソードの概要を紹介しましょう。

③課題(~という課題がありました)
エピソードにおいて直面した課題について、状況をイメージできるように、わかりやすい表現を心がけてください。

④解決策(解決のため~を行いました)
直面した課題に自分の強みをどのように発揮して解決したのか、解決策を選んだ背景や自分の考えを盛り込んでください。

⑤結果(結果~を達成しました)
解決策に対して妥当性のある結果になっているかに注意しつつ、数値などのデータを示し、具体的かつ客観的に結果を述べられるのが望ましいです。

⑥会社にどう貢献できるか(~に活かしていきたいです)
最後の一押しとして、強みの再現性をアピールしましょう。

【テンプレを活用した自己PR作成】自己PRのテンプレートを紹介

構成に沿って当てはめていける、自己PR向けのテンプレートを活用し、ご自身の強みやエピソードを当てはめていきましょう。

①「私の強みは○○です。」
②「私は~という経験をしました。」
③「その経験において、~という課題に直面しました。」
④「私は~のように考え、課題を解決するために~を行うことにしたのです。」
⑤「その結果として、~という成果を上げることができました。」
⑥「~の経験で培った○○を活かし、入社後には~の場面で活かし、~に貢献していきたいです。」

この流れを基本の枠組みとして、肉付けをしていきましょう。

①の出だしは、あなたの強みを一言で、明確かつ簡潔に伝えます。

②~⑤がエピソードの説明になりますが、②でどのようなエピソードか簡潔に説明し、③で直面した課題を述べ、④で、①で挙げた強みを活かしてどう解決したかを述べ、⑤で結果を具体的な数値などを用いて説明します。

最後の⑥は再現性をアピールする部分です。

【テンプレを活用した自己PR作成】テンプレートを用いた例文を3つ紹介

テンプレートを用いた例文を3つ紹介していきます。

学園祭実行委員を務めたエピソードで、リーダーシップをアピールする例文、フットサルサークルの新歓のエピソードを用いて、課題発見力をアピールする例文、ゼミでのエピソードを用いて、周囲を巻き込む力をアピールする例文の3つです。

それぞれ、作成したテンプレの構成に沿って書いてありますので、一つの例として参考にしてください。

例文①学園祭実行委員×リーダーシップ

「私の強みは、リーダーシップです。

私は大学1年次より3年間、学園祭実行委員をしていました。
3年次はコロナの影響もあり、大学側からは開催中止を打診されました。

ですが、学園祭は学生が楽しみにしているのはもちろん、高校生が大学選びをするために雰囲気を知る大切な場でもあるため、大学の開放はせず、オンライン開催したいと提案したのです。
それが功を奏し、外部から来場させない、密にならないことを条件に認められました。

3日間にわたってプログラムを配信することを決め、すぐに動画を作成して参加してくれるサークルや学生個人やグループを学内SNSで募りました。
多くの参加申し込みがあり、締め切りまでに50の動画が送られてきたのです。

実行委員のダブルチェック体制で、各自自宅からオンラインで1つずつ内容をチェックし、プログラムを考えて編集を行いました。
同時にオンライン学園祭を行うことを、大学のHPや公式SNSで案内するとともに、プログラムへの参加者や学生を中心に拡散をしてもらえるよう、依頼したのです。

当日は連日4000人あまりの人が閲覧してくれ、SNSには感想が1500件、6000「いいね!」がつきました。

大学側との交渉から、オンライン開催に至るまでリーダーとして引っ張り、初のオンライン学園祭を実現させた経験を活かし、仕事でもリーダーシップを取って、チームで目標を達成していきたいです。」

リーダーシップを取って、初のオンライン学園祭を行ったことをわかりやすく伝えています。

結果として、数を挙げたことで、どのくらいの成果が出たのか伝えられています。

例文②フットサルサークルの新歓×課題発見力

「私の強みは、課題発見力です。

私はフットサルサークルに所属していましたが、昨年は新歓で2名しか入らなかったため、今年度は最低でも6名を集めることになりました。
フットサルは5人1チームなので、練習するには最低でも10人欲しいです。

その時点でのメンバーは14名しかおらず、毎回の練習に全員がそろうわけではないため、7人しか集まらない時も多々ありました。
満足に試合に備えた練習をしたいと思い、なぜ、新歓で新入生を集められないのか考えました。

何の準備もなく、入学式に声を掛けるだけ、更新されていないサークルのSNSのURLを渡すだけだったのが課題だと考え、事前準備を整えることにしたのです。

SNSにサークル中の画像や、フットサルをしている動画をアップし、入学式までの1ヵ月間、毎日、情報配信を行いました。
そのうえで、新歓向けのチラシを用意し、入学式に配布しました。

すると、チラシを見たりSNSを通じたりして、11名の入会があったのです。
目標の6名を超える入会で、ほぼ毎回練習に参加してくれる熱心な新入生ばかりでした。

課題をすぐに発見して、それを解決する力を活かし、入社後も、常に問題意識を持ち、よりスムーズでクオリティの高い仕事をしていきたいです。」

新歓でなかなかメンバーを集められないのはなぜか、課題を発見し、それを改善する努力をしたことで、見事課題が解決できたエピソードが紹介されています。

数値のデータなども示すことで、成果が伝わってくる例文です。

例文③ゼミ×周囲を巻き込む力

「私の強みは、周囲を巻き込む力です。

健康科学のゼミの研究テーマとして、近年話題になっているダイエットのためには汁物、野菜から食べると良いのは本当なのかを検証したいと考えました。

自分だけで一定期間ずつ行うのでは、データに乏しすぎるので、他の学生にも協力を依頼したいと考え、学内SNSで昼と夜に学食で、自腹のボランティアで、指定された同じ定食を食べてくれる方を募集したのです。
すると12名の応募者を募ることができました。 2週間にわたり、昼と夜に同じ日替わり定食を食べてもらい、体重の変化を毎日記録し、心境の変化などもレポートしてもらいます。

6名はおかずや主食から食べ、6名には味噌汁、サラダやお浸しなどの野菜を食べたから、おかず、主食を食べてもらいました。

その結果、食べ方を変えない6名は体重の減少はほぼ見られず、ほとんど変化がないか、いつもより、しっかり食事をして増えた方もいました。
これに対して、順序を決めた6名のうち4名が1kg以上の体重減少となり、体重に変化がなかった人も、食後の満足感が得られたと回答する結果が得られたのです。

自分で費用をかけることなく、調査レポートを作成できたのは、周囲を巻き込む力があったからだと感じています。

この経験を活かし、目標や目的を成し遂げるために、必要な協力を求められる力を発揮していきたいです。」

ゼミでの研究を行うために、学生を巻き込み、調査ができたエピソードが紹介されています。 企業においては一人で頑張ればいいことばかりではなく、協力を得たり、周囲を巻き込む力も必要になったりすることがあるため、多くの協力者を得られた結果が示せたのが望ましいです。

まとめ

自己PRを書く時のポイントとして、企業が自己PRで何を見ているかを把握すること、構成を整える、再現性を意識することが大切です。

企業が自己PRで見ているところは人柄とポテンシャルなので、自己PRにおいて、自社にマッチしているかや、自社で働く能力や将来活躍できそうかを伝えることが必要になります。

アピールが伝わりやすい構成は、①強み→②発揮したエピソード→③課題→④解決策→⑤結果→⑥会社にどう貢献できるかの順番に伝えることです。

この構成で自分なりのテンプレを準備し、企業に合わせて自己PRを作成していきましょう。

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