【ベンチャー志望必見】ベンチャーから内定を獲得する面接対策を解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ベンチャー企業の面接の特徴
・ベンチャーの面接で高評価を得るためのコツ
・ベンチャー企業に効果的な対策

この記事をおすすめしたい人

・ベンチャー企業に入社したい人
・ベンチャーの面接で高評価を得たい人
・ベンチャー企業に効果的な対策したい人

面接の雰囲気や質問内容は、業界や社風・志望部署などによってかなり違いが出てきます。

ベンチャー企業でも、面接において「ベンチャーらしさ」が出る可能性は高いでしょう。

就活生側としては、ベンチャー企業の面接をうまく乗り切るコツについて理解しておく必要があります。

この記事では、ベンチャー志望者向けに内定を獲得するための面接対策についてまとめました。

今後ベンチャー企業の面接を受ける予定がある方は、ぜひ参考にしてください。

【ベンチャー企業の面接対策とは】ベンチャー企業が面接で見ているポイントとは

具体的な面接対策について紹介する前に、ベンチャー企業が面接でチェックしているポイントについて紹介します。

どんな企業でも就活生の人間性・自社との相性などを見るために面接を実施していますが、ベンチャー企業ではさらに以下の見出しで紹介するポイントも重要です。

特に大手ITなど採用ハードルの高い人気企業では、就活生に求められる基準もかなり高くなります。

ベンチャー企業を志望する方は、企業が自分のどこを見ているかもしっかり意識しましょう。

本当に自社に入社してくれるか

多くのベンチャー企業が採用活動で抱える課題は、いかに優秀な学生を逃さず自社に入社してもらうかです。

どれだけ優秀な学生であっても、内定を蹴って他社に入られては困ります。

そこでベンチャー企業の採用担当者は、就活生が本当に入社してくれるかを大きなポイントに設定することが多いです。

能力が近い人で合否を決めなければならない場合、より志望度が高く入社してくれると確信できる人を採用するのは当然といえます。

志望度をはるポイントは、「企業研究・業界研究をしているか」「入社後のキャリアプランや理想の働き方をはっきり述べられるか」などです。

こうした質問は合否を分ける可能性が高いので、しっかり準備しておきましょう。

自社で働き続けられそうか

採用活動は、実はかなりお金がかかっています。

就活サイトに登録するのにも多額の費用がかかりますし、採用担当者にかかる人件費も相当なものです。

それだけコストをかけて採用した就活生に、入社後すぐ辞められては困ります。

そのため自社で一人前になってからも働き続けられる人材かどうかは、面接の大きなチェックポイントです。

このポイントは、自社の雰囲気とマッチするか・仕事への適応度は高そうかといった観点からはかられるでしょう。

少人数の新興ベンチャーでは、1人が複数の仕事を担当することもあります。

多忙な時期には残業が必要なため、体力や根性が評価対象となることもあれば、あらゆる仕事に潰しがきく「ゼネラリスト」としての適性を見られる可能性もあるでしょう。

社会人としての基本的なことができているか

ベンチャー企業は、一般的な企業よりも即戦力を求める傾向が強いです。

もちろん入社後に研修はありますが、多くの企業では、基本的なビジネスマナー・コミュニケーション能力を備えたうえで入社してほしいと考えています。

そのため、面接で聞かれたことに対して適切に回答できる・論理的な話し方ができるといったポイントは非常に重要です。

敬語をきちんと使えているか・身だしなみが整えられているかといったポイントもかなり見られています。

普段スーツを着ることがない・目上の方と話をすることが少ないといった理由で、これらのポイントに苦手意識を感じる方はかなり多いです。

面接を多く経験すれば弱点を克服しやすくなるので、就活前にできるだけ多くの模擬面接をこなしておきましょう。

【ベンチャー企業の面接対策とは】ベンチャー企業の面接の特徴

続いて、ベンチャー企業で行われる面接の特徴について簡単に説明します。

ベンチャー企業でも、志望動機・ガクチカといった基本的な項目は質問されることが多いです。

ベンチャーらしさがあらわれるのは、質問内容というよりは面接の雰囲気や評価ポイントになってきます。

そのため、ベンチャー企業だからといって面接に臨むスタンスを大きく変える必要はありません。

聞かれたことに誠実・論理的に答え、自分の熱意と能力を最大限にアピールできれば内定は近づきます。

フランクな雰囲気の面接が多い

ベンチャー企業が実施する採用面接の特徴の1つが、フランクな雰囲気で実施されることが多いという点です。

堅い雰囲気の面接よりも、緊張が解けた状態で学生の素の人柄を見られるといったメリットがあります。

多くの企業では会議室で面接を実施しますが、ベンチャー企業では商談などをする応接室で面接をすることも珍しくありません。

一般的な面接とは異なり、応接室で面接となれば、互いにソファに腰かけて話をすることになるでしょう。

学生・面接官ともに複数で、決められた質問のない「対話会」「質問会」形式で選考が進むことも珍しくありません。

雰囲気がフランクなものであっても、敬語やビジネスマナーは大切です。

雰囲気に流されすぎず、基本的なマナーや謙虚な姿勢を意識して面接に臨みましょう。

社長面接があることも多い

大企業ほど採用人数が多くないベンチャー企業では、すべての志望者の最終面接を社長自らが行うことも多いです。

そのため、社長の判断が合否の決定に非常に大きく関与することも多くなります。

企業によっては、最終面接が「意思確認」程度というところも珍しくありません。

そうしたタイプの企業は呼ばれた方のほとんどが内定をもらえるのですが、ベンチャー企業では最終面接まで気が抜けないと考えてください。

一方最終面接で社長と直接話ができるということは、就活生にとっても社長の人柄や社風について理解を深める大きなチャンスです。

社長から直接「ぜひうちで働いてほしい」「一緒に頑張ろう」といった言葉をかけてもらえれば、入社後の仕事へのモチベーションも大きく上がるでしょう。

成長意欲やチャレンジ精神を見られる傾向がある

ベンチャー企業では、ほかの企業に比べて面接で「成長意欲」「チャレンジ精神」といったポイントを見る傾向があります。

これは、ベンチャー企業の経営者が常に新たなビジネスチャンスを探しているためです。

新規事業に取り組むには、失敗をおそれないメンタルが求められます。

「すでに成功している企業に競争で負けてしまうのではないか」「失敗したときに大きな損失が出るのではないか」とネガティブな気持ちが先行していては、なかなか前に進めません。

困難に立ち向かう力・課題に直面してもやり抜く力があるかどうかは、ベンチャーで成果を出すのに欠かせない資質の1つです。

どんな仕事にも前向きにチャレンジできる好奇心旺盛な方も、ベンチャー企業で働くのに向いているといえるでしょう。

【ベンチャー企業の面接対策とは】ベンチャーの面接で高評価を得るためのコツ

次に、ベンチャー企業の面接で高評価を得るためのコツを紹介します。

以下の見出しで紹介するポイントは、ベンチャー企業以外の面接を受ける際にも意識しておくべき点です。

しかし、ベンチャー企業ではこれらのポイントを実践できるかが、よりいっそう合否のカギを握ります。

3つのポイントはいずれも、「話す」ことに関するポイントです。

そのため、事前に十分リハーサルしておけます。

大学などで実施される模擬面接だけでなく、自分で鏡に向かって話す練習をする・友達と交互に面接の練習をするのもおすすめです。

第一志望の企業を受ける前に、面接対策を万全にしておきましょう。

話すのに過度なプレッシャーがあっては、十分に自分の能力や人柄をアピールしきれません。

明確なキャリアビジョンとその会社でないといけない理由を伝える

ベンチャー企業の面接では、自分のキャリアビジョンを明確に伝えるのが重要です。

「入社後はこんな仕事をしたい」と述べるだけでなく「将来は〇〇の分野に進みたい」「こんなプロジェクトを推進してみたい」という意気込みを話しましょう。

もちろん、自分の希望が企業の社風や理念とマッチしていなければなりません。

もう1つの大切な質問が、「なぜ自社でなければいけないのか」です。

同業他社が多い業界では、大手から内定が出たときに「大手へ行かれてしまうのではないか」という心配が常に採用担当者の頭をよぎります。

社風や若手社員の活躍ぶりなど具体的な理由をあげて、その会社が本当に第一志望であることに説得力をもたせましょう。

キャリアプランと「その会社でなければいけない理由」の回答に、一貫性をもたせることも意識してください。

結論ファーストで論理的に話す

就職活動の面接で質問に答えるときは、最初に要点を主張する「結論ファースト」が基本です。

意外とできていない方が多いので、どのような質問にも結論ファーストで返せるよう練習しておきましょう。

結論を話すときは「です」「ます」口調で話し、そのあとは理由→具体的なエピソードという流れで論理的に話を展開します。

理由や具体例が複数ある場合、「その理由は〇個あり、1つめは」といった形で最初に示しましょう。

この話し方ができていることは、自分の論理的思考力・プレゼン能力の大きなアピールとなります。

話が長くなりすぎないことも大切です。

最低限、志望動機やガクチカなどの定番質問に対しては手短な回答ができるように準備しておいてください。

逆質問は仮説について検証する質問をする

面接の最後に、就活生の側から何か質問がないかとたずねられることが多くあります。

ここは自分の志望度をアピールする大きなチャンスです。

自分が企業をしっかり研究している・興味を抱いていることがわかる質問をしましょう。

企業について調べたうえで仮説(「この企業では将来〇〇が大きな課題となるのではないか」など)を立て、その仮説を検証する質問がおすすめです。

志望度と同時に、自分の論理的思考力もアピールできます。

少なくとも、企業のホームページやパンフレットをよく読めばわかる質問をするのはにつマイナス評価ながってしまいます。

「御社が大切にしている理念は何ですか」「〇年後にどんな目標を掲げていますか」といった、説明会の段階でもわかる質問は避けましょう。

【ベンチャー企業の面接対策とは】ベンチャーの面接前にやるべき効果抜群の対策とは

ベンチャー企業の面接を受ける前に、取り組める対策についても紹介します。

面接対策の基本は、できるだけ緊張せず面接に臨めるメンタルを身につけることです。

就職活動が本格化する前に、できるだけ多くの場数を踏んでおくようにしましょう。

また、就職活動はよほど優秀な方でない限り「失敗する」「落ちる」経験を数多くすることになります。

面接がうまくいかなかったとき、不合格の知らせを受け取ったときも過度に気落ちせず、次の面接に臨むことも大切です。

自分の話している姿を動画に撮ってみる

自分の話している姿を動画で撮影して確認すると、意外に気になるクセや弱点が見つかります。

瞬きが多く緊張しているように見える・目線が下を向きがちといった明確な弱点があれば、実際に面接を受ける前に修正できるでしょう。

録音された自分の声が、自分のイメージしていたものと違うと感じる方も多いです。

緊張すると口調が早くなる・「ええと」「あー」といった言葉が多いといった点に気づく方もいらっしゃいます。

今はスマートフォンなどで簡単に動画撮影ができるので、ぜひ実践してみてください。

コロナ禍でリモート面接を受ける可能性も出ているため、自分の面接練習を録画するのは、カメラに向かって話す練習としても非常に意味のある対策です。

マッチャーや就活エージェントと模擬面接を行う

普段目上の方と話すチャンスが少ない学生の方は、社会人と面接する機会をたくさん作ることがおすすめです。

友達を相手に面接するよりも緊張感があるので、面接本番の緊張を和らげるのに役立つでしょう。

たとえば、マッチャーや就活エージェントは模擬面接をしたい方にとって、非常に役立つサービスです。

最初は年の近い若手ビジネスマン相手に練習を積み、社会人相手にビジネスの話をすることに慣れておきましょう。

特に経験豊富な就活エージェントは面接の練習相手だけでなく、履歴書の添削・面接のアドバイス・起業や業界に関する情報提供といったサービスでもありがたい存在です。

ベンチャー企業への就職に強い就活エージェントサービスもあるので、ベンチャー企業を志望する方はさまざまな就職サービスの利用をご検討ください。

まとめ

ベンチャー企業の面接はフランクな雰囲気で行われることが多い反面、成長意欲・やる気の高さなどチェックされるポイントも多いため、実は気が抜けません。

事前に模擬面接などの対策を繰り返し、自信をもって本番に臨めるようにしましょう。

面接前には、自分が提出した履歴書やエントリーシートを見返すことも大切です。

面接の回答と書類の回答に一貫性をもたせることになりますし、自分のアピールポイントをおさらいすることで、落ち着いて面接を受けやすくなります。

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