【例文3選】ガクチカにサッカー経験は書ける?ベンチャー企業を受けるときに押さえておきたいポイントや注意点を紹介

【例文3選】ガクチカにサッカー経験は書ける?ベンチャー企業を受けるときに押さえておきたいポイントや注意点を紹介

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はじめに

エントリーシートの作成に取りかかり、ガクチカの書き方で悩む学生は多いのではないでしょうか。

学生時代にがんばったこと、いわゆるガクチカは、志望動機や自己PRと並びエントリーシートや面接において高確率で問われる頻出項目です。

アルバイト・留学・ゼミ・部活などが定番のエピソードとして知られていますが、近年では趣味の活動を挙げる学生も見受けられるようになりました。

今回は、ベンチャー企業を志望する学生のサッカーのガクチカにスポットを当て、詳しいガクチカの書き方について説明していきます。

【ベンチャー企業のガクチカでサッカー経験を書く方法】そもそも企業はガクチカの何を見ているの?

ガクチカに書けるような自慢となるエピソードがないという悩みを持つ方は少なくありません。

しかし、ガクチカで重要視されるのは、学生時代に出した成果や輝かしい実績だけではないのです。

では、実際に企業はガクチカで何を見ているのでしょうか。

企業は、学生が過去に困難や課題を乗り越えた過程を聞くことで「物事への取り組み方と価値観、成果にいたるまでのプロセス」を知ろうとしています。

それぞれ詳しく説明しますので、ぜひご覧ください。

努力の過程を知りたい

県におけるトーナメント戦での優勝など、大きな成果は評価ポイントのひとつですが、企業は成果より努力の過程を見ています。

企業は、社会経験のない新入社員に対して、特別なスキルや即戦力となる何かを期待していません。

そのため、成果の内容ではなく、課題に向けて何を考えどう行動し、何を学び取ったかを聞き出そうとします。

成果を出すまでどのようなプロセスを踏んだかの妥当性や、努力を続けられる人かを見ることで、入社後に活躍できるか、早期離職せず長期にわたり企業に貢献できるかを確認します。

特に新しいことにチャレンジを続ける中、社員に任せる裁量の多いベンチャー企業では、結果よりプロセスを重視するのが一般的です。

人柄を知りたい

成果にいたるまでのプロセスと同じくらい、企業は学生の人間性を重視しています。

採用基準で人柄を重視すると答えた企業が9割を超えたというデータがあるほどです。

人間性とは、性格と価値観に基づく行動、経験から形成された信念やこだわり、モチベーションの源泉ともいえる行動原理を指します。

まさに、ガクチカでアピールしやすい項目といえます。

優秀で努力を成果に結びつけられる人材であっても、コミュニケーション能力が低く協調性に欠けるなど、企業の求める人物像にマッチしなければ活躍は難しいでしょう。

企業は学生が何に興味があってどのように行動してきたのかを見て、そこから学生の人柄を知ろうとしています。

組織の中で円滑に人間関係を築ける、成長への意欲が高いなど、企業の社風に合っている人材が求められています。

【ベンチャー企業のガクチカでサッカー経験を書く方法】サッカー経験はガクチカに使える

このように、企業は努力した過程と学生の人間性を知りたくてガクチカを面接の課題にしています。

努力の過程といわれても、学生時代はひたすらサッカーに打ち込んでいただけと焦る方もいるかもしれませんが、サッカー経験をガクチカに書くことは充分可能です。

県大会出場や優勝などの大きな実績がなくても問題ありません。

しかし、ただ単にサッカーをしていたという経験だけではガクチカにならないので注意してください。

ここからは、サッカー経験をガクチカに落とし込む際のコツをお伝えします。

サッカーを経て何を学んだのか

サッカーを経験して、そこから何を学んだのかをしっかり書く必要があります。

単に毎日同じメンバーでサッカーをしていたと、5W1Hに沿って経験を述べるだけでは個性が出ないうえに、効果的なアピールにつながりません。

エピソードだけを挙げたところで、企業に対して「サッカーが好きな子なんだな」という印象しか与えられないでしょう。

サッカーをしているとき、何を感じてどう行動したか、そこから何を学んだかをしっかり書いてください。

先ほど述べたように、ガクチカを考えるときに大切なのは物事に取り組む過程とそこで学んだことから見える価値観です。

企業の求める人物像と、サッカーで学んだことをリンクさせるようにうまく書き出していきましょう。

挫折経験

サッカーをしているときの挫折経験を書くと良いでしょう。

たとえば、スタメンから外れてしまった、怪我をしてしまったなどどのような挫折経験でも構いません。

大切なのは、どんな挫折があって何を感じたのか、そこからどう立ち直ったのかなど、つらい挫折経験から得た学びを書くことです。

高い目標を掲げ、努力したものの達成できなかったという経験を語ることで、目標が高くとも挑戦心を持ってチャレンジできること、悔しいことも糧にして成長につなげられる人間であることをアピールできます。

社会に出てからは、自分の思い通りにならないこと、努力が報われないことが多々起こります。

そのような事態に直面しても、自分なりに工夫して乗り越えられるタフな人材は業界・業種を問わず重宝されるでしょう。

協調性

サッカーは集団スポーツです。

そのため、サッカーに取り組んだ過程で培った協調性をアピールできます。

サッカーは、フォワードやゴールキーパーなど、メンバー一人ひとりが個々に課せられた役割を果たしながら勝利に向かって努力するスポーツです。

それはビジネスの場面でも同様で、部署全体の利益のために、それぞれが個々の目標に向かって動いていきます。

協調性がなくワンマンプレーしかできない人材がいると、部署内の空気を悪くするほか、周りと連携が取れず業務が滞るケースも珍しくありません。

そのため、就活において協調性はとても重要視される項目といわれています。

サッカーに取り組む中でどのような役割を担ったのか、周りとどう協力したのかを明確に書けるようにしましょう。

【ベンチャー企業のガクチカでサッカー経験を書く方法】書くうえでの注意点

このように、サッカー経験をガクチカにする際は挫折経験を盛り込み、協調性をアピールしながら社会に出てからも活かせるようなことを学べたと締めると良いでしょう。

しかし、単にこれらの要素を入れれば完成するというものではありません。

サッカーは認知度の高いスポーツですが、話し方次第では相手に伝えたいことが伝わらないおそれもあります。

以下に、サッカーをガクチカにする際の注意点を3つ挙げますので、事前にチェックしてください。

わかりやすい表現で書く

専門用語の使用は避けて、わかりやすい表現で書くようにしましょう。

ワールドカップやオリンピックで大きな盛り上がりを見せるサッカーですが、さほど興味がなく知識がほとんどない人も少なくありません。

〇〇プレーや〇〇キックのような専門用語を書いたとしても、もし採用担当者がサッカーに関心がなかったとしたら、最後まで読まれず落とされてしまうおそれがあります。

また、専門用語の後に説明書きを加えるのも、字数稼ぎのような印象を与えかねません。

ガクチカでは、与えられた文字数で文章を構成する力があるかも見られています。

また、相手の立場に立って、アプローチや表現を変えるのはビジネスマンとしての重要なスキルです。

誰が見ても、サッカーをプレーしている場面が頭に浮かぶような言葉で伝えられるエピソードを選んでください。

経験のみを書かない

サッカーをした経験のみを書き連ねて、自分がどのように考えたかの思考を書かないのはやめましょう。

先述したように、ガクチカは物事に取り組む姿勢や価値観、今後自社で働いていける人材かを見極めるために設定されている項目です。

それなのに、ただ字数いっぱいにサッカーをした、大会に出たなどのエピソードを日記のように延々と羅列していては、採用担当者も何を伝えたいのかがわからず混乱してしまうでしょう。

クライアントの要望をくみ取り応える能力は、今後のビジネスシーンで多く必要になるため、質問の意図に沿っていない回答をするのは大きなマイナスイメージにつながります。

何を学んだかをどう感じたかを強調し、自分のカラーを出しながらエピソードを書きましょう。

エピソードを盛り込みすぎない

伝えたいことが沢山あるからといって、エピソードを盛り込みすぎないようにしてください。

サッカーに真摯に取り組んできたからこそ、書きたいエピソードが何個もある学生も多いでしょう。

また、強豪チームに所属していたなら、在籍期間の華やかな試合結果をすべて伝えたくなるかもしれません。

しかし、エピソードを盛り込みすぎてしまっては、主題が伝わらないぼんやりとしたガクチカになってしまいます。

物事に取り組む姿勢や価値観にウエイトを置くためにも、エピソードはひとつに絞りましょう。

そしてそのエピソードを深堀りして何を感じたか、学んだかを書き出し、わかりやすい構成でまとめていくのが良いでしょう。

文章の構成の順序に関してはのちほど詳しく説明します。

【ベンチャー企業のガクチカでサッカー経験を書く方法】ガクチカを書く際のオススメの構成

ここまで、サッカーをガクチカにする際のポイントと注意点について解説しました。

それらを踏まえたうえで、ガクチカを書いてみましょう。

ガクチカは、論理的かつわかりやすく、伝えたい主旨をはっきりと伝えるため、構成に沿って書くのがコツです。

(1)結論→(2)動機→(3)目標や課題→(4)取り組み→(5)結果→(6)学び→(7)自己PRの順で書くことをオススメします。

まず、結論を述べ、その詳細を伝えてからもう一度冒頭に述べた結論で締めることでエピソードに一体感が生まれます。

【ベンチャー企業のガクチカでサッカー経験を書く方法】企業受けするサッカー経験の例文

サッカーのガクチカと一言でいっても、いろいろな切り口があります。

アピールポイントもリーダーシップや協調性、ハードな練習や先輩後輩の上下関係の中で培ったストレス耐性、そして急なポジション交代にも耐える柔軟性の高さなどさまざまです。

チームプレーのスポーツをしてきた経験は、ベンチャー企業でも非常に魅力的に映ります。

しかし、メジャーなスポーツであるサッカーをガクチカにする学生は決して少なくはないので、ありふれたエピソードでは面接官の記憶に残せません。

ベンチャー企業では、個性を重視する傾向があるためなおさらです。

ここからは、面接官に好印象を残せるサッカーのガクチカの400程度で書いた例文を3つ挙げますので、作成の際はぜひ参考にしてください。

例文①

私が学生時代に力を入れていたのはサッカー部の活動です。

強豪チームに在籍していましたが、入部当時は負けが続く低迷期でした。

そこで私は、メンバー一人ひとりのスキル不足が原因だと判断し、トレーニングメニューを見直す必要があるとキャプテンに進言しました。

「後輩なのに図々しい」という声もありましたが、練習のたびにキャプテンやコーチにさまざまな提案をしたのです。

すると、次第に賛同してくれる同期や先輩が増えてくるようになりました。

月1回のミーティング・基礎体力の向上にウエイトを置いたトレーニング・個々のレベルに合った個人練習の3つをバランスよく実践していくという案が採用されました。

次第に部全体のモチベーションも上がり、引退する年にはリーグの成績が最下位から3位まで上がったのです。

私はこの経験から、チームの成功のためにはコミュニケーションが不可欠であること、そして個々のメンバーの意識が高まれば高い目標も到達できることを学びました。

例文②

私は学生時代、サッカーに尽力していました。

中学・高校は勉学に励んでいたため、ほぼ未経験の状態での入部です。

いざ入部すると周りは経験者ばかりで、スキルや基礎体力の差に圧倒されついていけないのではないかと不安に感じていました。

しかし、入部したからにはメンバーと肩を並べてプレーしたいと思い、毎日自主練習をして足りないスキルを補うため懸命に努力しました。

具体的には、朝6時からのランニング、ボールを使っての基礎練習、寝る前の筋トレなど多岐にわたります。

また、先輩や同級生の部員に声をかけ、練習に付き合ってもらうことで親交も深まりました。

すぐに成果は出ませんでしたが、トレーニングを続けていくうちに少しずつ実力がつき、今年度のリーグ戦ではゴールを決め、チームを勝利に導くことができました。

私はサッカーに取り組む過程で学んだ目標に向かい努力を継続する大切さと、全力で取り組めば望む結果は出るという教訓をもとに貴社でも貢献していきたいと思います。

例文③

私が学生時代に力を入れたのはサッカー部での活動で、主将としてチームを引っ張っていました。

主将になったのは黒星が続く時期で、少しでも勝ちたいと必死になるあまり、メンバーに過酷な練習を求め、つらい思いをさせてしまいました。

次第にチームの士気が下がり、練習に出なくなるメンバーも出てきてしまったのです。

この失敗経験から、主将にとって大切なのはメンバー全員の信頼を得ることだと気づき、今までのやり方は間違っていたと反省しました。

その後、各学年のリーダーに所属するメンバー全員の意見を集めてもらい、コーチに見せて練習法を改善し、練習後メンバー一人ひとりに良かった点を伝えることにしました。

これにより、メンバーの士気が少しずつ高まり、昨年のリーグ戦の成績は8勝2敗と過去最高の記録を残せたのです。

私は主将を務める中で学んだメンバーを鼓舞するリーダーシップをもとに、貴社で多くの人のモチベーションを高めていけるような存在になれるよう尽力します。

まとめ

今回は、サッカーをガクチカにするときに押さえておくべきポイント・注意点をまとめました。

サッカーは、チームメイトと連携しながらゲームを進める協調性、ピッチの状況を読み解く状況判断力など、ビジネスに活かせる能力が多く養えるスポーツです。

また、体力や忍耐力など社会に出てから必要な基礎的な能力も身につくため、ハードワークになりがちなベンチャー企業には魅力的に映るでしょう。

学生時代心血を注いできたのなら、ぜひガクチカにしてください。

面接官の心を掴むエピソードで、念願の内定を手に入れましょう。

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