【文系必見 例文4選】IT業界の志望動機はどう書けばいい?IT業界に向いている人や書く際のポイントを徹底解説

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はじめに

エントリーシートを書く際、志望動機について悩んでいる人も多いかもしれません。

希望の企業から内定をもらうには、ある程度説得力のある志望動機が必要でしょう。

倍率の高い企業を狙うなら、なおさら工夫が必要になります。

良い志望動機を書くには、IT業界への深い理解と人事の心を動かす志望動機が必要です。

今回は、IT業界の志望動機の書き方やポイントを紹介していきますので、志望動機の作成でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

【IT業界に刺さる志望動機】文系でもIT業界は目指せる

IT業界は理系のイメージが強く、文系では不利だと感じている人は少なくありません。

結論から言いますと、文系でもIT業界への就職は目指せます。

「技術的な面では勝てそうにない……」「プログラミングで触れてみて楽しかったというレベルだし心配」そんな方でも大丈夫です。

IT業界でも文系歓迎を掲げている企業は多数あります。

入社後にしっかりとした研修を受けられるため、安心して業務に取り組むことができるでしょう。

とはいえ、「何となくやってみたい」という志望理由はあまり好ましくありません。

文系歓迎を掲げていても誰でもOKというわけではないのです。

まずはIT業界に志望動機が必須となります。

以下では、IT業界のジャンルや企業に刺さる志望動機を詳しく解説していきます。

【IT業界で受かる志望動機】IT業界とは

まず、IT業界がどのように成り立っているかご紹介しましょう。

一般的に、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理業界、インターネット・Web業界の4種類に分かれます。

それぞれ担う役割や取り扱うものが異なるため、自分はどこに属して働くのかを考えておくべきです。

また、どのジャンルでもテクノロジーの進化が目まぐるしいので、勉強し続けることが苦にならない人が良いでしょう。

ここからは、上記4つの特徴や、それぞれどんな人が向いているのかなど、IT業界の現状や今後の動向なども含めながら解説していきます。 

【IT業界で受かる志望動機】ソフトウェア業界

コンピューターを動作させるためのプログラムであるソフトウェアを開発するのが「ソフトウェア業界」です。

ソフトウェアは、目に見えるものではないですが、コンピューターを使用するときに欠かせないものとなります。

ソフトウェア業界は、オペレーションシステム(OS)やアプリケーションなどの開発をしているため、興味を持つ人は多いです。

この業界を志望する場合、「こんなソフトを作りたい」「どのようなシステムの開発に携わりたい」など、より具体性のある志望動機が必要でしょう。

特徴

他の職種に比べて、給料がやや高めに設定されているのがソフトウェア業界の特徴です。

高い技術を身に付ければ、将来独立することも可能なので、キャリア形成の面でも強いといえるでしょう。

ただし技術が必要になる仕事なので、エントリーが理系のみに限られていることも多いのですが、たとえ文系でも自分で勉強してスキルを身に付けていれば、採用される可能性はゼロではありません。

いずれにせよ、プログラミングやWebシステムについての知識が必要で、専門性の高い職種といえるでしょう。

職種

ソフトウェア業界は、システムエンジニア、プログラマー、ネットワークエンジニアなどと職種は細分化されています。

線引きはやや曖昧で、必ずしも正確に分けられているとは限りません。

職種については多岐にわたるので、自分に合った内容の職種が見つかりやすいというのが魅力といえるでしょう。

反面、細分化されているため「どれを目指したら良いかわからない」と悩む人も多いので、自己分析を行って自分の適性に合った職種を選ぶようにしましょう。

向いている人

ソフトウェア業界に向いている人は、物事の仕組みを理解するのが好きな人です。

エンジニアやプログラマーは、コンピューターの仕組みやプログラム関係のことを理解しなければなりません。

専門知識が重要視される職種ですので、元々知識や経験がある人は就活や転職でも強いはずです。

勉強が得意で、理解力のある人はITや言語の理解も早く、スキルが身に付きやすいでしょう。

機械の解体が好きだったりパソコンが趣味だったりする人は特に向いているといえます。

【IT業界で受かる志望動機】ハードウェア業界

ハードウェアとは、パソコンのような目に見える機械や設備、装置などのことです。

目に見える機械や装置を取り扱うので、メカ関係が好きな人には向いているかもしれません。

パソコンやそれに不随する設備や装置に携わる業界で、ハードウェアエンジニアの設計・構築が主な仕事です。

志望動機としては、なぜハードウェア業界が良いのか、どうしてハードウェア業界に決めたのかがポイントです。

IT業界の中で、ハードウェアに興味を持つ人も多いと思いますが、企業によっては難易度が高いともいわれます。

特徴

まず、成果物が目に見えるのでやりがいを感じやすいという特徴があります。

また、生産に多額のコストがかかるため、ほかの業界と比較して経営基盤が安定している大企業が多いというのも特徴です。

そのようなこともあり、倍率が高く採用されるのは難しい企業もあるかもしれません。

エンジニアとして雇われることが多いため、エンジニアとしてのスキルが問われることもあるでしょう。

何よりプログラミングの知識も求められるため、コンピューターが好きな人はハードウェア業界もおすすめです。

業種

ハードウェア業界の主な職種は、ハードウェアエンジニアです。

電子回路や電子機器の設計を行うなど、精密機械に触れることが多い仕事といえます。

パソコンやそれに不随する設備や装置に携わりますので、機械に強い人が多いでしょう。

ソフトウェア業界よりも、企業や取り扱う製品によっては専門性が高い仕事になってくることもあります。

主に設計の仕事をすることになりますが、一人で行うよりも会議などをしてチーム全体で仕事を進めていくことが多くあります。

向いている人

ハードウェア業界は、機械をいじることや地道な作業が好きな人が向いています。

動作テストがうまくいかないことも少なくありませんが、そんなときも冷静に忍耐強く作業を続けられる力も重要です。

何度も動作テストを繰り返し、地道な作業を続けていくのは簡単なことではありません。

ただ、一人ですべての作業を行うわけではないため、コミュニケーション能力も必要です。

ハードウェア業界に向いているのは、地道な作業が得意で会議などに苦手意識がない人といえるでしょう。

【IT業界で受かる志望動機】情報処理業界

情報処理業界には、大きく分けて二つの企業があります。

顧客の要望に合わせてシステム開発やコンサルティングまで幅広く行うSIer企業と、技術者を派遣するSES企業です。

SIer企業は、前述した通り開発やコンサルティングまで広く手がけますが、SES企業は技術者を派遣するいわば派遣会社です。

開発などの技術の仕事のみがやりたいなら、SES企業の方が良いでしょう。

Sler企業は、任せられる仕事がより広がるので、多くのやりがいを感じたいならSler企業もおすすめです。

特徴

主に法人相手の仕事のため、比較的規模が大きくやりがいを感じやすいでしょう。

Sler企業でもSES企業でも、やりがいの大きさはさほど変わりません。

情報処理業界は規模が大きいので、自分が大きなプロジェクトに参加できている、貢献できていると実感しやすいです。

個人の顧客ではなく、法人相手の方がやりやすいという人はやはり情報処理業界がおすすめです。

スケールの大きな仕事がしたいと思う人は、情報処理業界を選んでみてください。

職種

情報処理業界は、いくつかの職種に分かれます。

たとえば、ITを活用して企業の課題を解決するITコンサルタントや、システムエンジニアの知識を活かした営業などが挙げられます。

これらのほかにも、技術的な提案を行うセールスエンジニアなどがあります。

課題解決のためのコンサルタントや営業、提案の仕事が主なのでコミュニケーション能力は必須です。

そして、どの職種でも顧客の課題解決のための手助けになる仕事なので、人の役に立つ実感を覚えやすいです。

向いている人

SIer企業・SES企業どちらも顧客となる企業の問題解決が主な業務です。

情報処理業界は、顧客の話をよく聞きニーズを把握したうえでの提案ができるような能力が求められます。

話の要点を掴むのが得意な人の方が向いており、状況に応じて機転を利かせられる要領の良さが必要でしょう。 

情報処理業界に向いている人が持っている主な能力として、分析力や傾聴力が挙げられます。

データを分析して結論を導き出すことが得意な方は、選考を突破できるかもしれません。

【IT業界で受かる志望動機】インターネット・Web業界

Webサイトの作成やWeb広告、SNSなどインターネットに関わる業務を行います。

IT業界の中でも、比較的新しい業界といえるでしょう。

インターネット・Web業界では、主にホームページの作成やSNSの運営などを行います。

インターネットでの活動が主な業務になるので、ネット好きな人はやりがいを感じやすいでしょう。

また、ネット上の広告にも携われることがあるので、広告業界を目指しているという人にもおすすめです。

特徴

在宅ワークなどを取り入れている企業が多く、多様な働き方が進んでいるのがインターネット・Web業界です。

会社に通勤して働くのがどうしてもつらいという人は、インターネット・Web業界の道を目指すのも良いかもしれません。

完全な在宅ワークを推奨している企業がある一方、週に1~2日ほど出社日を設けている企業も少なくありません。

また、インターネット・Web業界は多くの業務がありますので、自分に向いている業務を探すということが大切です。

職種

インターネット・Web業界にも、さまざまな職種があります。

他の業界より幅広い職種があり、より多くの仕事ができるのがこの業界の特徴です。

たとえば、Webサイトを制作する際に、全体に指示を出すWebディレクターはリーダーシップが求められます。

また、記事を執筆するWebライター、サイトを作成するWebデザイナーなどはクリエイティブな能力が求められるでしょう。

インターネット上のコンテンツを作成するのがインターネット・Web業界の仕事なので、何かを作ることが好きな人には向いています。

向いている人

インターネット・Web業界に向いている人は、どのような人かと問われると難しいところです。

新しい業界であり、職種もさまざまなので業界全体に共通する求められる素質は今のところないといえます。

勉強する意欲があって、特定の技術を身に付ければ良いデザイナーやクリエイターになれるでしょう。

自分で興味のある分野を見つけ、勉強を続けていけるような人は向いているといえるかもしれません。

逆に、勉強に苦手意識を持っている方は難しいといえるでしょう。

【IT業界で受かる志望動機】IT業界で求められる人材

IT業界で求められる人材は、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。

Webデザインやプログラミングの知識やスキルなどがないWeb初心者の人もいると思います。

そんな中でも、人柄や長所を買われてIT業界の企業で働くことができる人は一定数います。

IT業界で求められる人材のいくつかの特徴をご紹介しますので、自分に当てはまらないかチェックしてみましょう。

当てはまる特徴が一つでもあれば、IT業界向きといえるかもしれません。

論理的思考ができる人

論理的思考ができる人は、IT業界に向いているでしょう。

トラブルの原因予測など、論理的思考が必要になる仕事も多くあるのがIT業界の特徴です。

また、トラブルや問題、課題解決に冷静に対応し、論理的思考で改善の方向に向かうことができる人は、就職後に重宝されます。

論理的に考えてトラブルに対処できる人は、周囲にいる人たちに頼られます。

まだITについての知識や経験が乏しくても、論理的思考に自信のある人は積極的にチャレンジしてみてください。

責任感が強い人

責任感が強い人もIT業界向きといえます。

たとえばデザインや執筆の場合、締め切りを守ることが前提条件です。

またWebサイトやSNSの運営にも、利用者の安全や質の高いサービスの提供という面で責任感が問われます。

責任感が強くない人は良いサービスが提供できず、場合によってはトラブルを起こしてしまうかもしれません。

IT業界に関わったことがない人でも、アルバイトやサークル活動でリーダーとして活躍していた人は選考突破の可能性が高いといえます。

コミュニケーション能力がある人

個人で完結するのではなく、チームで一つのものを作り上げることが多いのもIT業界の特徴です。

一人で完結できる業務や職種も存在しますが、比較的規模が大きな仕事の場合、チーム戦になることがほとんどです。

人と関わりたくない、コミュニケーション能力に自信がないからという理由だけでIT業界を選ぶのは入社後のミスマッチにつながりかねません。

職種によっては顧客と交渉をする機会も出てくるでしょう。

コミュニケーション能力がないと職場の人にも迷惑をかけてしまうことになるので、自分に向いているかよく考えてみましょう。

提案力がある人

特に営業の場合、顧客の課題を解決する能力が求められます。

顧客が期待している以上に良い案を提案する力があると、契約獲得の確率が一気に高まります。

提案力がある人は課題解決に導く力も高く、周りからの信頼も厚いことが多いです。

そのような人は、常に新しい企画やアイデアを求めているIT業界で活躍できる人材といえるでしょう。

また提案するだけでなく、提案を形にしていく力も重要で、これはチーム全体で何か一つのものを作り上げる際に発揮するといわれています。

勉強意欲がある人

技術の進歩のスピードが速い業界のため、すでにスキルがある方も継続して勉強し続けなくてはなりません。

特定の分野に秀でている人の場合でも、IT業界では技術が常にアップデートされていくため勉強を続ける姿勢は必要です。

自分の自信のある技術や興味のある分野について、勉強し続ける力がある人はIT業界に向いているでしょう。

もちろん、現時点でスキルに自信がなくても、これから勉強していけば問題ありません。

学業に特に力を入れていたという自負がある人や、成績が良くトップになっていたという人はぴったりかもしれません。

【IT業界で受かる志望動機】勉強意欲がある人におすすめの勉強方法

IT業界を志望する場合は、ITのことをひと通り勉強しておいた方が有利に就職が進みます。

しかし、勉強意欲はあっても「何からはじめれば良いのか」「どんなふうに勉強すれば良いのか」と悩む方も少なくありません。

IT業界で受かるためには、プログラミングの勉強をしておきましょう。

また、ITパスポートの資格取得を目指しても構いません。

これらを勉強しておくと、意欲のある就活生だと判断される可能性が高くなります。

ここからは、その2つの方法を詳しく解説していきます。

プログラミングの勉強法

プログラミングは「プログラミング 勉強」と検索すると、無料でプログラミングの勉強ができるサイトが出てきます。

それらのサイトを使って勉強を行うことが、特に効率の良い勉強法であると言えるでしょう。

また、困ったときは専門の書籍を活用してください。

難しいプログラミングを楽しく学ぶことができ、苦手意識を持つことなく勉強できるのが利点です。

もしITの知識がない場合、用語やパソコンの操作など基本的なことから勉強するようにしてください。

資格取得の勉強法

おすすめの資格は、ITパスポートや基本情報技術者などです。

基礎知識を学べるだけでなく、IT業界で必要なスキルを身につけることができます。

そして、これらは国家試験なので企業からの信頼も厚く、さらに勉強意欲の高さも同時にアピールできるので取得しておいて損はありません。

なお、上記2つの勉強については、参考書も多く出版されています。

しかし、過去問が載っているサイトやアプリも多くあるため、自分の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

【IT業界で受かる志望動機】志望動機を作る際のポイント

IT業界の特徴や向いている人は分かってきたけれど、志望動機をどう組み立てればいいのか、分からない人も多いはずです。

ここからは、IT業界で受かる志望動機を作る際のポイントを紹介します。

抑えておきたいポイントは3つあります。

  • 業界・企業研究を行うこと
  • 求められている人物像を理解すること
  • フレームワークを理解すること

以下では、3つのポイントについて詳しく解説します。

業界・企業研究を行う

IT業界に限られた話ではありませんが、内定を勝ち取るためには、まずは業界・企業研究を行うことが大切です。

面接では必ずと言っていいほど志望動機を聞かれます。

文系であれば、なぜIT業界を志望しているのか、理由を掘り下げて聞かれることはほぼ間違いありません。

面接官のどんな質問でも答えられるように、業界研究や企業研究をしっかり行いましょう。

WebやSNSでの情報収集は非常に有効です。

Webなら会社の概要や歴史、事業内容が詳しく記載されています。

SNSは最新の情報を入手できるため、面接時に役立ちます。

実際にインターンシップに参加してみるのもおすすめです。

面接当日前に準備不足で後悔しないためにも、準備は入念に行いましょう。

求められている人物像を理解する

企業によって求められる人物像は異なります。

応募を考えている企業がどんな人物像を必要としているのか、理解しておくことが内定への近道です。

特にIT業界に共通して言えるのは「IT関係に興味があること」です。

IT業界に苦手意識がある人を企業が採用したいと思うでしょうか。

また、IT技術は日々進化しているため、学ぶ意欲がないと長続きしません。

新しいことを学ぶのに抵抗がないか、知的好奇心があるかどうかも重要なポイントです。

求められている人物像を理解し、それらに合わせた志望動機を作りましょう。

インターンシップに参加した際に、どのような人が働いているのかチェックするのも良いかもしれません。

共通する人物像があれば、企業側としてもそういった人を積極的に採用する確率が高いです。

フレームワークを理解する

志望動機を書く際はフレークワークを理解するのも大切なポイントです。

フレームワークとは、物語で言うところの「起承転結」のようなものを言います。

今はインターネットで調べればいくらでも分かるので、フレームワークに使われている構成などを参考にするのが良いでしょう。

最初に志望動機となる「結論」から書き出します。

次に、志望動機に結び付く体験や経験などの「根拠」です。

その他、その企業にしかない特徴の「他社との比較」、入社後の取り組み方となる「貢献」について述べるのが一般的です。

そして、最後にくどくならない程度に再度志望動機を書きましょう。

語尾については必ず統一するのが基本です。

「です・ます」で始めたら、最後までです・ます調で進めましょう。

接続詞にもついても注意が必要です。

接続詞は「また」「しかし」などがありますが、同じ接続詞を連続して用いると文章が幼く見えてしまいます。

【IT業界で受かる志望動機】IT業界の志望動機の重要ポイント

IT業界の特徴や向いているのはどのような人かがわかったところで、重要なコツをお伝えしましょう。

実際に、自分のどのようなところが武器になるかわかった人も、大事なコツを押さえることでよりレベルアップします。

IT業界に就職するための志望動機で、重要なポイントとして「選んだ理由」が挙げられます。

業界、職種、企業など、それぞれの選んだ理由を見直すことで人事の目を引く良い志望動機が書けるようになるでしょう。

以下を参考に、自分なりの志望動機を書いてみてください。

IT業界を選んだ理由

なぜIT業界を選んでいるのかはよくチェックされるポイントです。

説得力のあるものかどうか、かなり細かいところまで見られるため、なぜIT業界を選んだのかを簡潔かつ論理的に書きましょう。

また、求められるスキルや技術を持つ人は多く集まってくるので、自分の持っているスキルなどを動機にすると埋もれてしまいます。

自分が持っているスキルだけでなく、自分のスキルはどのような場面で活きるのかも考えながら書いてみてください。

その職種を選んだ理由

上記のように職種ごとに特徴が大きく異なるので、それをしっかり理解したうえで選んでいるのかは大切なところです。

先述したように、その職種に関するスキルや知識を持っているというだけでは、動機として弱いということも注意しましょう。

どうしてその職種を選んだのかという理由は、あなたの志望動機をより深いものにします。

その職種を選んだ理由というのは自分の中でそれぞれあるはずなので、それを志望動機として書き起こしてみてください。

その企業を選んだ理由

数ある会社の中で、なぜその企業を選んだのかという理由も重要視されるところです。

たとえば、NTTやNECなど数多くの会社がありますが、それぞれ提供しているサービスは異なります。

また、たとえ業務や事業内容が同じだとしても、それぞれの企業が持つ個性やカラーがあるはずなので、「世の中に価値のあるものを作っているから」などといったどの企業にも通じるような理由を述べるのは控えましょう。

その企業を選んだ理由や根拠を明確にし、それが面接官に伝わるよう全体の構成を考えてみてください。

就職後のビジョン

よくある志望動機の理由として、「IT業界は需要が今後も伸びると予測されているため、長く働けるから」といったようなものがあります。

しかし、この志望動機はありきたりで物足りなさを感じるでしょう。

なぜなら、少し言い方を変えればほかの業種にも使えてしまい、この企業でなければならない理由が伝わらないからです。

就職後に「どのような仕事をしてキャリアを積んでいきたいのか」までを詳しく考えることで、より説得力のある志望動機が完成します。

仕事への意欲・学習意欲

未経験であっても、前向きな姿勢が重要です。

企業側も知識やスキルがあり、仕事への意欲や学習意欲がある人を優先して採用したいと考えています。

よって、これらの意欲があることを忘れずに伝えましょう。

また、これまでに得てきた知識やスキルだけでなく、入社までにどのような知識を身につけるのか、今後の行動を述べることも重要です。

人によっては難しいかもしれませんが、キャリアアップにもつながるので、無理のない範囲で取り組んでおくようにしてください。

ベンチャー企業の志望動機で求められる要素

IT企業には、ベンチャー企業が多く存在します。

モチベーションの強さ、誠実性などはどの企業でも求められますが、ベンチャー企業ではそれが顕著に表れます。

また、ベンチャー企業と大企業では、求められる要素が少々違っていることも珍しくありません。

ベンチャー企業で働き、新しい時代の事業に携わりたいという方は知っておきたいところでしょう。

【IT業界で受かる志望動機】志望動機のNG

万全に準備をしたつもりでも、気付かない内に内定のチャンスを逃してしまうこともあります。

例えば面接時のエピソードの内容が悪すぎると低評価につながります。

反対に自己PRに偏りすぎてしまうのも好ましくありません。

また、どの企業にも当てはまってしまうようなテンプレの文章もNGです。

ここではIT業界の志望動機におけるNGポイントを詳しく解説していきます。

エピソードがあまりよくない

志望動機の中で自分の株を下げてしまう発言はNGです。

謙虚さをアピールしたいつもりでも、却って逆効果になる場合があります。

「よくドジを踏んで周りから呆れられてしまいます」

ここだけを見れば憎めない人柄であることが分かります。

周りを和ませるムービーメーカーのような存在なのかもしれません。

婚活や大学のサークルでの自己紹介なら人気が出るタイプと言えるでしょう。

ただし、面接官によってはマイナスイメージになりかねません。

よくドジを踏む人に大事な仕事は任せられません。

取り返しのつかないことになれば、企業が多大な損害を被ることもあるのです。

「おっちょこちょいな面があると周りから言われますが、大事な場面では確認を行い、集中して取り組むように心掛けています」と言い換えるのが無難です。

自己prをしてしまっている

面接は自分というものを企業にアピールする場です。

長所はどんどんアピールするべきですし、得意なことは積極的に伝えるのが良いとも言われています。

ただし、自己PRは程々にしましょう。

特に志望動機と自己PRを結び付けて考えてしまう人は意外と多いです。

「これが得意だから志望しました」

「これができるので志望しました」

「自分」が主語になってしまう志望動機は好ましくありません。

自己主張が強く、入社しても周りと上手にやっていけるだろうかとマイナスにつながってしまいます。

自己PRの例文を参考にし、志望動機では自分を主張し過ぎないように気を付けましょう。

どこの企業にも当てはまってしまうような内容

志望動機をテンプレ通りに作るのは止めましょう。

テンプレートは広い企業に当てはまるように作られたものなので、すぐに面接官にばれてしまいます。

少し変えたつもりでも、本質的にどこの企業にも当てはまってしまう内容だと、熱意がないと判断されてしまいます。

だからこそ企業研究が欠かせないのです。

企業研究をしてそこの企業にしかない特徴を見つけ出しましょう。

その特徴を活かした志望動機を作ることで内定への確率を高めてくれます。

【IT業界で受かる志望動機】志望動機の例文

志望動機を書く際に、「何をどのように書いたら説得力のある志望動機になるの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

ここからは、IT業界における4つの例文を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

例文①ソフトウェア業界

私が貴社を選んだのは、より多くの人が使いやすいソフトウェアを作るという理念に共感したからです。

多様性社会といわれ、さまざまな個性を持つ人が自分らしく生きられる社会にするには貴社が作っているソフトウェアが必要です。
私は文系出身で、IT業界とは無縁だと思われがちですが、社会学を専攻する中でITに興味を持ちました。

多くの人がより住み良い社会にするため、貴社でのソフトウェア開発に携わり、貴社の利益に貢献したいと考えています。

例文②ハードウェア業界

私は、貴社の○○に魅力を感じています。

学生時代に貴社の○○という商品に興味を持ち、使用していくうちにますます好きになり、「設計の仕事をしてみたい」と思うようになりました。
その後、貴社のインターンに参加し、貴社の社員の方々と切磋琢磨し人々の暮らしに役立つ便利なものづくりに携わりたいと考えるようになったため、貴社を志望しました。

私は文系ですが、パソコンを操作するのが好きでプログラミングが得意です。
また、ゼミ活動を通じて裏方としての作業が好きになり、またコミュニケーション能力も身につけられました。

このような強みを活かし、貴社の売上に貢献できるよう、新しいハードウェアを開発したいと考えています。

例文③情報処理業界

私は貴社の○○を使用し、その使い勝手の良さに魅力を感じています。

そして、私も貴社の社員の一員として0から1を作る仕事に就きたいと考え、貴社を志望しました。
大学での活動でデータ分析をしたことがあり、その経験から情報処理に興味を持つようになったのがきっかけです。

そこから、ITやプログラミングについても学び、ITパスポートや基本情報技術者の資格を取得しました。

これらのスキルを活かし、1人でも多くの人の生活に役立つものを作り、貴社の売上に貢献していきたいと考えています。

例文④インターネット・Web業界

私の夢は、人に感動を与えるデザインを作ることです。

貴社の○○には、私の夢を実現できる大きなチャンスがあると考え、貴社を志望しました。

大学ではデザインを学び、言葉の通じない国の方にも伝わるような色彩やレイアウトにこだわってきました。
ほかにも、自分で絵を描いてサイトに投稿したり、レビュー記事を投稿したりするなど、日々の生活の中でデザインに関わる活動をなるべくするようにしています。

貴社に入社後は、魅力的なデザインを作ってWeb広告の集客率を高めることで、貴社の利益に貢献していきたいと考えています。

【IT業界で受かる志望動機】志望動機を書いたらエージェントに添削してもらおう!

ここまで解説してきた内容を踏まえ、業界・企業研究を進めて実際に志望動機を書いていくことをおすすめします。

このとき、提出前に添削してもらって第三者の意見を聞くことで、より完成度の高い志望動機に仕上げることができるようになります。

しかし、そのような相手が見つからずに悩んでいるという人も多いでしょう。

そのようなときは、実績が豊富にある就活エージェント「ジョブコミット」を利用してみてください。

会員登録は無料となっており、以下のURLからチェックすることができます。

まとめ

今回は、IT業界に就職するための志望動機の書き方やコツをご紹介しました。

IT業界に興味はあるけれど、どのようなところなのかイマイチわからないと悩んでいる人は少なくありません。

今回ご説明した志望動機を書くためのポイントやコツを押さえれば、人事の目を引く志望動機が書けるようになるかもしれません。

志望動機が曖昧なものだった場合、選考に落ちてしまう可能性が一気に高まりますので、IT業界で自分が何ができるかをよく考え、魅力のある志望動機を書いてみてください。

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