【趣味の自己PR】自己PRで趣味をアピールするには?趣味の選び方からアピールの仕方まで解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・自己PRに趣味に使えるか
・自己PRを作成する際のポイント
・自己PRで趣味を使う際の例文

この記事をおすすめしたい人

・趣味が多く自己PRに使いたい人
・自己PRを作成する際のポイント
・趣味で功績を残した人

就職活動の自己PRは志望企業に自分をアピールする絶好の機会です。企業に入社することで活躍してくれそうな人材であると期待させられれば、内定まで大きく近づけます。

自己PRの話題はアルバイトや学業などこれまで経験したもので作られることが多く、日常で得てきた趣味も立派なアピールポイントのひとつです。 趣味で自己PRをしていくにはどのようなポイントがあるのか、解説していきます。

【趣味の自己PR】自己PRに趣味は使える?

まず結論として、自己PRに趣味を使うことは問題ありません。

企業は自己PRでアピールポイントよりもプロセスについて確認しています。

あなたがどのような能力を持っているのか、あなたがどのように工夫をして問題解決をしていくことができるのかについて確認したいと思っているので、題材が趣味でも問題ありません。

何が秀でているかよりも、どのようにその経験を得られたのかを中心に客観的なエピソードを説明することができれば、十分に自己PRにおいて趣味を活用することは問題ないと言えるでしょう。

【趣味の自己PR】自己PRに使っていい趣味ってどういうの?

趣味の種類は幅広く、人それぞれ持っているものが異なります。その中で、どの趣味を使っていけばいいか判断に困る方も多いでしょう。

面接官が見ているものは趣味そのものではなく、趣味で得ることのできた経験です

例えば、富士山の頂上まで登り切ったという自己PRがあるとします。

すると、面接官は登り切ったという結果ではなく、登りきるまでに何をしてきたかという過程に興味を示すでしょう。

自分が何を学び、どのように成長してきたのか。そのようなエピソードのある自己PRは面接官に好まれる傾向があります。

下記では、何を基準に趣味を使えば良いかを記しました。

自分の長所に繋げられるもの

「自己」のPRなので、自分の長所を説明できなければなりません。

自分の強みを活かせない趣味であると、淡々と趣味の話をしているだけとなってしまい、面接官に伝えたいことを伝えられない恐れがあります。

まずは、自分の長所が何なのかを書き出したうえで、自分がもつ趣味の中で相性の良いものを探してみましょう。

自分の得意なことが趣味であるなら、長所と相性の良い傾向があります。

自ら考えても長所が見つからない場合は、家族や友人など普段から接している人たちに聞いてみるのも1つの手です。

自分では気づくことのできなかった強みが見つかることがあります。

趣味になった理由が明確にあるもの

「なんとなくハマッた」「友達に勧められた」などという曖昧な理由はマイナスに見られてしまう場合があります。

面接では「何故そのようなことをしたのか?」が重視され、その人が普段から何を考え行動しているのか、常に人間性を問われているのだと頭に入れておくと良いでしょう。

それは趣味においても同じです。しっかりと趣味になった理由、エピソードを用意できる方が就職活動では強みになります。

そうすることで内容に深みが増し、自分が何者であるか面接官によりアピールできるでしょう。

そこから得た学びがあるもの

趣味を楽しかったで終わらせるのではなく、趣味を通して自分が何を学び、どう成長したのかを説明できるようにしましょう。

これらを面接官に伝えられることで、学びに対する意欲や入社後どのように成長していくのかイメージを浮かび上がらせることが可能です。

学びも成長もない趣味はありません。何もないと思われている方でも、趣味をさらに深堀りしていくことで見つけられます。

ポジティブな面だけでなく、ネガティブな面である反省点も挙げて考えると深堀りしやすくなるでしょう。

【趣味の自己PR】ゲームは自己PRになるの?

ゲームを趣味としての自己PRは基本的に使わないことをお勧めします。ゲームは若い世代の理解は得られますが、ゲームについて快く思わない方も多い傾向です。危ない橋をわざわざ渡ることはやめた方が良いでしょう。

反対に、役員の出てくることが少ない1次面接などでは若い面接官もここ数年で多く見られ、ゲームに寛容な方も多いのも事実です。

どうしてもゲームで自己PRをしたいという方は、面接官の自己紹介などでゲームが好きな方かどうか判断したうえで話していくと良いでしょう。

ただし、人事の見えないエントリーシートでは人事の特徴が何もつかめないため、ゲームを趣味に用いない方が無難です。

【趣味の自己PR】趣味でアピールするポイント

就職活動の場では、趣味の話を淡々としているだけでは自分をアピールできません。抑揚のない自己PRでは面接官の共感を得られず、自分と一緒に働きたいとは思ってもらえないでしょう。

そのため、趣味を用いることで面接官に対してどのように自己PRしていくか事前に練っておく必要があります。

下記の2つは趣味で自分をアピールするために重要なポイントとなるため、予め覚えておきましょう。

人間性

趣味を知ることでその人の人間性を知ることができます。

日本の就職活動においては、個人の能力もそうですが「その人と一緒に働きたいか」の人柄が最も重視されており、人間性をアピールできることは非常に強みです。

人間性を伝えるには、自己PRが効果的となります。

具体的なエピソードを用いて話していくことで、面接官に自分がどのような人間なのかを伝えていけるでしょう。エピソード内で培われた学びや成長を通して、面接官は人間性を判断しています。

熱中できること

物事に熱中して取り組める、ということは就職活動において高評価に繋がります。

しかし、物事に対する情熱を初対面の相手に伝えることは難しく、誰に対しても一目で分かるよう伝える工夫が必要です。

そのため、「健康のために毎朝3kmのジョギング」「テニス上達のために週6回の基礎練習」など、どれだけ熱中したのか具体的な数字を用いてアピールしましょう。

ただし、数字の使いすぎには注意が必要です。数字が多すぎると文章のバランスが悪くなり、稚拙に感じてしまいます。適度に活用していきましょう。

モチベーションの源泉

自己PRの題材を趣味にすることでアピールできるポイントの一つとして、モチベーションの源泉が挙げられます。

自己PRを通して企業は就活生がどのような点に秀でているのか、どのようなことを頑張れるのかなどについても確認したいと思っています。

この人は何なら頑張れるのか、どのような状況において頑張ることができるのかなどについて知りたいと考えている企業が多いので、ぜひモチベーションの源泉をわかりやすく説明しましょう。

自分の原動力について、志望先の企業が扱っている分野などと組み合わせてアピールすることができれば、より良い印象を与える可能性が高いです。

よって、あなたがどのような時に頑張れるのか詳しく説明していくことが重要であると言えます。

【趣味の自己PR】自己PR作成のポイント

趣味で自己PRをしていくうえで、注意点がいくつか存在します。これを知らずに面接を受けてしまうと、自分では気づかないうちに減点されてしまうでしょう。

面接官も1人の人間ですから、彼らの興味のない話や冗長だと感じる話は共感されないことがあります。

注意するポイントはしっかりと取り入れたうえで、自己PRをしていきましょう。

何をアピールしたいかをはっきりさせ、簡潔にまとめる

自己PR作成のポイントとして、何をアピールしたいのかをはっきりさせた上で簡潔にまとめるということが挙げられます。

自己PRや志望動機など複数のESを読まなければならない企業の採用担当者にとって、ダラダラと、何が言いたいのかわからない文章は非常にマイナスな印象を与えられることになってしまいますし、何よりも意味が伝わらない可能性もあります。

特に趣味の話となると止まらなくなってしまって、何を伝えたいのかよくわからない文章を書いてしまう人も多いでしょう。

しかし、まずは最も何をアピールしたいのかについて事柄を洗い出した上で、次にそれに説得力を持たせる要素を付け足して、順序良く、端的に組み立てていくような対策をしていくことが重要であると言えるでしょう。

マニアックすぎる分野は避ける

マニアックな分野すぎてしまう場合、その分野を知る一定の人にしか内容が伝わりません。

そのため、面接官が共感を覚えずに不合格となる恐れがあります。 自分が自己PRに用いたい趣味が一般的にマニアックなのか分からない場合は、事前に志望企業のインターンシップやOB訪問(OG訪問)にて実際に働いている人たちに聞いてみると良いでしょう。

どれだけ自己PRの内容が完璧であっても相手に伝わらなければ意味がありません。自分が没頭している趣味であることも大切ですが、面接官への気遣いとして分かりやすさも重視しましょう。

「楽しい」で終わらせない

面接官に自己PRしていくなかで、只々楽しかったと締め括ってしまうとそれは感想文となってしまいます。

自己PRは感想を述べる場ではなく、自分が何を学び、どのように成長してきたかを述べ、志望企業にどれだけ貢献できるか自分の価値を訴える場です。

しかし、感情を入れて伝えることも時には必要となるでしょう。趣味における情熱を伝えることで、面接官に共感を得られます。

そのため、感情とPRの割合をしっかりと保ち、バランスの良い構成にしましょう。

【趣味の自己PR】オススメの構成

結論⇨具体的な経験⇨何を学んだのか、入社後どう活かすのかの順で述べるようにしましょう。

結論から述べることで、簡潔で分かりやすくなり、自分の主張が伝わりやすくなります。

結論を最後にしてしまうと、話が冗長であると面接官に感じ取られてしまい、内容を最後まで聞いてもらえません。

また、コミュニケーション能力が低いと捉えられ、そこから減点されることもあります。

そのため、はじめは結論から、最後は趣味から何を学び、その学びや特性をどう企業に活かすかを明記することを常に意識しましょう。

例文1: ゴルフ

私の趣味はゴルフをすることです。大学1年生の頃から続けており、つい先月にゴルフクラブ対抗試合にて準優勝を勝ち取りました。
私は元々運動神経がそれほど良いわけではなく、ゴルフを始めた当初もあまり上手くいきませんでした。
けれども、挑戦したゴルフをどうしても諦めたくはなく、先輩たちのしごきに対して必死にしがみつきました。
週3回の定期で行われている基礎練習は勿論、同期の誰よりも上達するためにプロゴルファーの動画で毎日2時間学び続けました。
毎日努力を継続できたことで、準優勝を勝ち取れたのだと思います。  
以上のことから、私はどのような困難にも立ち向かえる「粘り強さ」を身につけました。
貴社の営業では新規開拓営業を中心に行なっていると聞いております。
ハードな業務ですが、同期の誰よりも粘り強く努め、結果を出していく所存でございます。

例文2: 園芸

綿密な調査の結果、特定の栄養不足が原因であることを突き止め、適切な肥料を施しました。
その結果、薔薇は元気を取り戻し、美しい花を咲かせました。
この経験から、私は細部にわたる観察がいかに重要であるかを学びました。
また、日々の小さな手入れが大きな成果につながることも実感しました。
今後、コンサルタント職において、私はこの問題発見能力を活かし、クライアント企業のさまざまな課題に対して、根本からの解決策を提案し、実行に移していくことで貢献していきたいと考えています。

例文3: カメラ

私が持っている大きな強みは、問題解決能力です。
この能力は、私の趣味である写真撮影を通じて養われました。
ある時、私は山岳風景を撮影しようとした際、理想的な写真を撮ることができませんでした。
そこで私はさまざまな撮影技術と機材の使用法について研究しました。
さらに、光の条件が最適な時間帯を予測するために、天候や季節の変化についても学びました。
これらの努力の結果、私は条件が厳しい状況下でも高品質の写真を撮影できるようになりました。
この経験から、私は問題に直面した際には、根本原因を理解し、適切な解決策を見つけるために必要な知識や技術を学ぶことの重要性を理解しました。
また、状況を正確に分析し、目的を達成するための具体的な行動を起こす能力を養いました。
今後、コンサルタントとして、私はこの問題解決能力を活かし、クライアントの課題を迅速かつ効果的に解決するための戦略を立案し実行に移していくことで、企業価値の向上に貢献していきたいと考えています。

【趣味の自己PR】趣味が見つからない時は?

いざ趣味で自己PRを考えようとしても、咄嗟に思い浮かばないことが多々あります。

しかし、それは自分に趣味が全くないというわけではありません。趣味を持っていても人に誇れるほどのものではないと考えているからです。

趣味は誇れるものでなくても何も問題ありません。些細な事柄でもしっかりエピソードを作りこめるからです。

まずは、どのようなものでも良いので探すことから始めてみましょう。

ジャンルから探す

スポーツ、文化系、旅行やドライブなどの楽しむ系など趣味のジャンルは数多く存在します。

その中でも、スポーツ系や文化系は書きやすく非常に定番です。 メジャーな趣味であることは面接官にも内容が伝わりやすく、自己PRの際は有利に働きかけます。

しかしその反面、周りの就活生と趣味が被る場合もあるでしょう。一見マイナスのように感じ取れますが、面接官は趣味よりも中身を重視しています。

グループ面接などで同じ趣味の方がいたとしても、堂々とアピールしていきましょう。 ジャンルから好きなもの、よくやるものを探していくのは1つの手です。

空き時間何をしているかから探す

自分が空き時間に何をしているのか、1度振り返ってみましょう。自分が普段どのようなことに時間を使うのか分かることで、好きなものが見えてきます。

また、趣味は人それぞれ基準が異なるもので、「1回かじったことがあるだけ」「人に自慢できてから」など、趣味の基準は様々です。

自分が趣味と感じていない事柄でも、周りからは素晴らしいことだと感じ取られていることがあります。

普段自分がどのような活動をしているか、周りの人に聞いてみることも有効です。

趣味以外で自己PRを探す

この記事の題材は自己PRにおいて趣味の話をするというものなので、本末転倒と思うかもしれませんが、可能であれば趣味以外の自己PRを探すのも重要であると言えるでしょう。

趣味を自己PRに使う人はそこまで多くないからです。

質の良いものを作成することができる自信があるならば問題ないかもしれませんが、ただでさえ注目を浴びやすい題材であるにもかかわらず、中途半端な内容の場合、マイナスなイメージしか与えることができません。

無理に趣味で書く必要はないでしょう。

インターンやアルバイト、サークルなど、学生時代熱心に取り組んでいたものがあるならば、そちらを自己PRにしてしまえば良いです。

どうしても思いつかない場合は就活エージェントに相談してみよう!

自己PRを作成する際のポイントについて本記事では詳しく紹介していきましたが、どうしても自己PRが全く思いつかないという人も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのは就活エージェントを利用することです。

特におすすめの就活エージェントはジョブコミットです。

完全無料で就活のプロが志望動機や自己PRなどのESの作成を徹底的にサポートしてくれます。

企業の分析もかなり詳しく行っているので、企業に応じてより良い印象を与えられる自己PRのポイントなどについても一緒に踏まえた上で作成してくれることでしょう。

また、面接対策なども徹底的に行ってくれるので、自己PR以外にも就活の不安があるという方は登録してみることをおすすめします。

まとめ

趣味の自己PRで大切なポイントは、趣味の選び方とアピールの方法です。面接の場では趣味そのものは重視されておらず、その中身を第一に見られています。

学びやエピソードがあり、人間性を上手く伝えられるような趣味を選ぶことが重要です。

ただし、マニアックな分野や感想文にはならないよう注意が必要となります。 趣味は自分が何者であるか伝えられる1つのツールです。

そのため、自己PR以外にも面接で問われることがあるので、趣味が見つからないという方も、まずは探してみることをお勧めします。

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