【例文8選】商社の志望動機の書き方が分からない!効果的な志望理由の書き方を徹底解説!

【例文8選】商社の志望動機の書き方が分からない!効果的な志望理由の書き方を徹底解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

目次目次を全て表示する

はじめに

この記事を読んでわかること

・商社とは何か
・商社の業務内容や職種
・商社が激務といわれる理由
・商社志望動機のおすすめ構成
・参考例文5選

この記事をおすすめしたい人

・商社や総合商社に就職したい人
・商社の志望動機の書き方が分からない人
・効果的な書き方やポイントを掴みたい人
・例文を参考にしながら選考に通る志望動機を作成したい人

【商社の志望動機】総合商社ってどんな仕事?

総合商社と言っても、どのような仕事内容か説明することはできますか?

志望動機を書く際には、企業側のことをしっかりと理解しておく必要があります。

総合商社とはズバリ、あらゆる企業間での取引の仲介役となる職業です。

仕事の最終的な目的は、事業や商材を売り出すことにあります。

そのために、販売チャネルの開拓や新たな物流ネットワークづくりを行っています。

また、金融・保険機能を果たし、国際的なプロジェクトも手掛けています。

その特徴は、商材を限定せずに取り扱うことにあり、幅広い取引の仲介役になっています。

総合商社の主な仕事内容は分かりましたか?

企業によっても特徴が異なるため、事前に企業研究を行い、具体的な仕事内容を把握しておきましょう。

【商社の志望動機】総合商社の業務内容

総合商社全体の主な仕事内容は理解できましたか。

では、総合商社では毎日どのような業務内容を行っているのでしょうか?

1つの企業の中でも業務内容は部署によって様々です。

それぞれの業務にフォーカスして詳しく見ていきましょう。

事業投資

業務内容の一つ目は、事業投資です。

事業投資とは、今後の成長が見込まれる企業に投資をすることです。

投資には資金だけではなく、人材や情報、経営ノウハウも含まれています。

投資をする目的は、市場規模の拡大を図ることにあります。

投資先の企業価値を向上させることで、ビジネスを拡大することができます。

そうすることで、長期的な利益を生み出していくことができるのです。

以前までは、総合商社の主な仕事内容といえば、トレードでした。

しかし、現在では事業投資に力を入れている企業も多くなってきています。

このように長期的な継続保持を見通すことで、総合商社は拡大を続けてきました。

トレード

事業内容の二つ目は、トレードです。

総合商社といえばこちらをイメージする方が多いと思います。

トレードとは、需要と供給をマッチングさせて売買を行うことです。

総合商社は、商材の売値、売買の差額、周回手数料で利益を得ています。

そのため、商社を経由するメリットを創出する必要があります。

経由するメリットが多いことで、より多くのパートナーと関係性を構築できるためです。

そこで、企業は商材に付加価値をつける努力をしています。

付加価値の一つは、国内外のネットワークによる商材の安定供給です。

他にも、豊富な商品知識や取り扱いのノウハウ、購入代金の立替えや、輸送経路の確保などが上げられます。

このように、総合商社は幅広く付加価値を創出することでトレードを行い、事業を拡大しています。

【商社の志望動機】総合商社の職種

総合商社の仕事内容は、主に総合職と一般職に分けられます。

職種によって求められていることは全く異なります。

そのため、希望する仕事内容を明確に理解しておくことが必要です。

仕事内容や必要な力を理解し、自分に合っている職種を選びましょう。

総合職

総合職は、トレードを行う営業職のことです。

主な営業は、商材を調達し、取引先に下ろすことです。

そんな総合職の一番の魅力は、仕事のスケールの大きさがあげられます。

企業によっては、扱う金額がかなり高額になる可能性があります。

特に総合商社では、海外企業との取引も多いため、やりがいを感じられるでしょう。

また、一般職に比べて収入が多いことが特徴です。

総合職であれば、五大商社の場合平均年収は1000万円を超えるといわれています。

国税庁の調査によると、正規社員の平均給与は年間503万円であるため、約2倍の年収といえます。

もちろん、総合商社の総合職は、決して楽に働ける仕事ではありません。

しかし、高収入を目指したい就活生にとっては、とても魅力的ではないでしょうか。

一般職

一般職は、主に事務的な業務を行います。

具体的には、総合職のサポートや取引先とのやりとり、来客対応などが挙げられます。

特に総合商社の場合、一般職であっても事業規模に比例して業務の幅が広くなっていくのも大きな特徴の一つであるといえます。

そして、仕事のスケールが大きいため、他の業界では経験できないような経験をすることができます。

一般職であっても、総合商社と他企業では仕事内容のイメージが異なるため、自身の希望とマッチしているか確認しておきましょう。

また、幅広くスケールの大きい業務を担当することができる一般職ですが、選考はかなり厳しいといわれています。

仕事内容を把握し、面接対策にしっかりと取り組むことで対策していきましょう。

【商社の志望動機】総合商社の動向

魅力的に見える総合商社ですが、決して安定しているとは言えません。

なぜなら、様々な企業の仲介役となっているため、物価変動や株価変動の影響を受けやすいためです。

せっかく就職したのに会社の不振に巻き込まれてしまうことは避けたいですよね。

しかし、今から企業を選ぶことができる就活生には、企業研究を行う時間があります。

会社の状況を把握し、後悔のない企業選択を行えるようにしましょう。

また、企業研究だけではなく、価格や株価の変動を把握し、業界全体の傾向を理解することも効果的です。

特に2021年度では純利益が大幅に上昇しており、今後の動向に注目が集まっています。

社会全体に目を向け、変化する現状をしっかりと抑えていきましょう。

【商社の志望動機】総合商社が激務といわれる理由

入社後のミスマッチを防ぐためには、良い面以外もしっかりと把握しておく必要があります。

「給与に惹かれて入社したけれど、想像以上に忙しくて辞めたい」なんてことになり、就職活動をやり直すことは体力的にも大変です。

ライフワークバランスも含め、本当にやりたい仕事かどうか、改めて考えてみましょう。

勤務時間が長い

総合商社はズバリ、きついと言われています。

理由は、業務が幅広いためやるべきことが多く、勤務時間が長いためです。

勤務時間においては、働き方改革によって改善が促されている傾向にあります。

しかし、繁忙期には深夜まで仕事が終わらないこともしばしばあります。

合によっては、会社で徹夜して業務をこなすこともあるとのこと!

定時に帰りたい、しっかりとプライベートの時間も確保したいという方にとっては、ストレスに感じてしまうかもしれません。

休日出勤がある

場合によっては、休日出勤の可能性があります。

海外との時差があり、休日に仕事がずれ込んでしまうことがあるためです。

総合商社は、海外企業の取引の仲介役となることも多く、ミーティングの日程によっては休日に時間を確保しなければならない場合があります。

また、国内との取引であっても、営業で遠方まで出張する場合は、移動で休日が潰れてしまうという可能性も考えられます。

休日はしっかり休みたいという方にとっては、考慮すべき点だといえます。

海外転勤がある

総合商社は、海外転勤の可能性もあります。

幅広く業務展開をしている商社ならではの特徴ともいえます。

一度海外転勤を命じられると複数年単位での仕事になり、なかなか帰国できないのが現状とのことです。

異文化での生活に不安がある方にとって、将来的に海外転勤の可能性があることは不安要素になりそうですね。

一方で、「海外でも仕事をしたい」「英語力を活かしたい」という人にとっては、チャンスがある業界ともいえます。

【商社の志望動機】総合商社の志望動機でアピールすべきこと

ハードではあるが、給与とやりがいがある総合商社。

そんな商社で働くために、志望動機では何をアピールすればいいでしょうか。

商社の特徴を抑え、求められている人材と自分自身がマッチしていることをアピールしていきましょう。

コミュニケーション力(語学力)

総合商社では業務の内容が幅広いというのが特徴でしたね。

そのため、コミュニケーション力は必須といえます。

営業では、商社を経由するメリットを顧客に丁寧にアピールする必要があります。

そして一般職においても、幅広い大量の業務をこなすためにも、会社内のチームでコミュニケーションをとる必要があります。

部活やアルバイトでコミュニケーション力を発揮した経験がある人は、アピールするといいでしょう。

また、海外企業との取引もあるため、語学力も必要になってきます。

特に英語力が高い人はしっかりとアピールすることが効果的であるといえます。

体力

先ほども述べましたが、総合商社の仕事は激務です。

そのため、基礎的な体力は必要不可欠といえます。

志望動機では体力をアピールすることでも、評価が得られると期待できます。

体育会系の部活動に所属していた場合は、特に説得力を持って伝えることができます。

また、身体を鍛えていなくても大丈夫です。

忙しい生活をタフに楽しめることや、複数のタスクを効率的にこなして充実した学生生活を過ごすことができたことも、体力をアピールできることに繋がるでしょう。

好奇心

好奇心がある人は新しい情報に敏感なことが多く、成長速度が早く入社後に活躍する人が多い傾向にあります。

総合商社は、取扱商品が幅広くて資源や材料、穀物に限らず、様々なサービスも取り扱います。

また、従来型のトレード事業主体からの変革に取り組む企業も多く、IT化を取り入れたサービスを展開したり新興国市場を開拓したりと新規事業やビジネスの創出に力を入れています。

好奇心を持って積極的に調べた情報を行動に移すことで、自走力や向上心がある印象を表現できます。

オンライン留学やインターンシップなどの比較的新しい手法で異文化交流を行った経験がある人はアピールすると好奇心を示すよい具体的エピソードになります。

チャレンジ精神

テクノロジーは日々変化しているため、新しいことに挑戦するチャレンジ精神があることをアピールすると評価につながります。

その結果が成果に結びついたエピソードが望ましいですが、そうではない場合でもチャレンジの過程で得られた経験や知識を明確に示れば取り組み自体が評価されます。

ただし、チャレンジ精神を履き違えての無謀さを感じる内容では仕事を安心して任せにくいと感じるため逆効果です。

リスク管理や計画性もある内容にしましょう。

このとき、単独で行ったことより、周囲の協力を得ながら行ったチャレンジの方が評価を受けやすいです。

大学やインカレのイベントに主体的に参加したなどの経験がある人は、アピールするといいでしょう。

語学力

総合商社は海外拠点を置いていることが多く、現地企業との取引も頻繁にあります。

そのため、必然的に外国語を使う機会が増えるので語学力が求められます。

語学力を客観的に示すには、TOEICなどの試験を受験する事をおすすめします。

一般的にTOEICのスコアは800点以上を取れるとビジネスでの英語コミュニケーションが可能とされています。

選考に向けて語学力を磨き準備したいが不得意な人は、学び続ける姿勢を示すことも重要です。

なぜなら、語学力は試験の結果で示される一時的なことではなく、常に使い向上させる必要があるからです。

また、語学を学び始めるきっかけになった動機やビジョンをアピールすると良いでしょう。

【総合商社の志望動機】事前準備

企業に刺さる志望動機にするには事前準備が大切で、いきなり書き始めるべきではありません。

まず、自己分析を行い自分の潜在的な価値観を洗い出して就活の軸を探しましょう。

次に企業研究を行う事で企業の企業理念や社風、重点的に取り組んでいる事業などを把握できます。

これにより、自分の価値観を満たせるのか分かります。

そして、やりたいことを書き出しておくことで志望動機の深掘り質問にも対応できるようになります。

自己分析を行う

自己分析では、自分自身の価値観、強みなどを言語化することができ潜在的な考えを理解できます。

これにより自分自身の事を深く理解できるため、就職の軸が明確になります。

自己分析にはマインドマップや自分史などの手法をおすすめします。

マインドマップは、自分の頭の中にある思いを蜘蛛の巣のように広げて思考を深めていく方法です。

マインドマップの中心を「自分」から始め、次に特性を書き出し、さらに「なぜ」と説明を繰り返していきます。

自分史は、過去の出来事を元にした思考の傾向を明らかにする手法です。

年表のように時系列で出来事を書き出し、その時の感情や思考も記録します。

これにより感情や思考の共通点が分かります。

企業研究を行う

企業研究を行うことで企業理念や社風、事業規模など、その企業の特徴を把握できます。

企業が社員に求める価値観やスキルセットなどの人物像が分かるので、採用担当者に刺さる志望動機を作成できます。

企業研究を十分に行うことで、その企業である必要性の説得力が増し志望度の高さを伝えられます。

また、総合商社では身近な食品からBtoBの工業製品まで幅広く取り扱います。

その企業の事業内容や強みを知って自分の就活の軸とミスマッチがないことも重要です。

企業研究は、企業ホームページやインターンシップなどで行えて、企業研究ノートを作り項目を決めて情報をまとめ比較・研究してみましょう。

やりたいことを書き出してみる

入社後に何をやりたいかを明確にしておくことで、面接などで志望動機の深掘り質問をされた際に一貫性を持った回答ができます。

自己分析の結果から把握できた価値観を具体的に仕事を通じて何を達成したいのか、どのように成長したいのかを明確にするための方法です。

これらの情報は、志望動機を書く際に自分のキャリアプランが、企業のビジョンや業務内容とどのように一致するのかを明確にするのに役立ちます。

その際、企業研究を通じて、その企業で可能な活動を理解してその中から自己実現できることを見つけなければいけません。

やりたいことが思いつかない人は、まずやりたくないことを明確にすることから始めましょう。

【総合商社志望動機】おすすめの構成

総合商社の志望動機を作成するにあたって、おすすめの構成について紹介していきます。

なお、この構成についてですが、どの企業、ベンチャー企業でも大企業でも、どの業界を受けるにあたっても基本的に構成というものは変わりません。

よって、他のジャンルの企業や、他の規模の企業を受けるにあたってもこの構成は覚えておきましょう。

鉄板とも言える部分なので、自分の中のテンプレートとして覚えておいた方が良いです。

冒頭

まずは冒頭であなたがその企業を志望している理由について端的に説明するようにしましょう。

これにより、あなたが「なぜその企業を志望しているのか」という大前提を企業の採用担当者に理解してもらった上で文章を読んでもらうことができます。

就活の時期になると、多くの企業の採用担当者は無数の志望動機や自己PRを読むことになり、一つひとつを隈なく読むことができません。

よって、冗長な文章で書かれている場合、流し読みされてしまうことも多いでしょう。

先に冒頭で結論を述べて、「私は〇〇なので、あなたの企業を志望しています。

」と分かりやすく説明することができれば、その後の文章の展開も分かりやすくなり、あなたの文章を最後までしっかりと読んでもらえる可能性も高まってきます。

詳細な理由

続いては、なぜその企業を志望しているのか、詳細な理由を詳しく説明していきましょう。

ここをどれだけ詳しく話すことができるかが、あなたが企業に志望度を強くアピールできるかを左右します。

なぜならば、企業を志望している理由は人によってさまざまですが、どれだけ深く企業をリサーチしているかは伝わりやすいからです。

あなたが述べている志望動機が表層的なもの、薄っぺらいものである場合、あまり企業に対しての研究を行っておらず、「とりあえず総合商社ならどこでもいいや」と思って受けている可能性が高いと判断される傾向があります。

当然ながら、どの企業も志望度が高く、長く勤めてくれる人材を採用したいと考えているので、可能な限りこの部分で詳細に志望動機の理由を述べることができれば良いでしょう。

背景や経験

志望動機の理由について述べることができたら、続いては背景や経験について述べていきましょう。

ここも可能な限り詳しく、わかりやすく説明することでより良い印象を与えることができます。

なぜ総合商社を志望したのか、これまでの学生生活などにおいてのエピソードを用いて、詳しく説明することで、より分かりやすくなります。

可能な限り具体的で分かりやすいエピソードを用いて説明し、あなたが総合商社を志望していることを納得できるような文章にすることが重要です。

入社後の貢献

最後に、もし入社することができたら、どのように貢献したいと思っているのかを詳しく説明していくようにしましょう。

入社後の展望を述べる理由は、一つ目に「企業の採用担当者が、実際にあなたが活躍してくれるイメージをしやすい」ということが挙げられます。

入社後の展望について説明されることにより、あなたが活躍してくれるイメージが湧き、採用したいと思ってもらえる可能性があります。

また、もう一つの理由は、実際に働くイメージができているということは、志望度が高いということでもあるからです。

入社後、実際にどのように貢献するのかについて説明ができているということは、内定をもらった場合、就職する可能性が高いということ

【商社の志望動機】志望動機作成のポイント

さてここからは、志望動機作成にあたって、作成のポイントを解説します。

志望動機はただ自分の思いを伝えるだけでは意味がありません。

しっかりと企業が知りたいポイントを抑える必要があります。

また、何を書けば良いか分からない人でも、誰でも志望動機を作成することはできます。

ポイントに沿って自分の動機を思い出し、丁寧に言語化していきましょう。

「商社がいいな」と思っている抽象的な考えを分析することが重要です。

では早速、抑えておきたいポイントを見ていきましょう。

なぜ総合商社なのか

まず、業界選択の理由を伝えましょう。

なぜ総合商社を志望したのかを明確化することはとても重要です。

総合商社でなくてはならない理由を伝えることで、業界への志望度の高さを伝えることができます。

具体的に思いつかない人は、まずは業界研究から始めましょう。

そして、他業界と比較することで、他ではできない魅力が見えてきます。

そこで商社の魅力を踏まえると、より説得力のある志望動機になります。

また、それがなぜ魅力的だと感じたのか?という根拠を、自分ベースで話すことができると、さらに説得力が高まります。

業界選択の理由を明確に持っていると、複数の企業を受ける際にも共通して話すことができます。

最初は言語化することが難しいかもしれませんが、基本的な部分になりますので、是非考えてみましょう。

総合商社の中でなぜこの企業なのか

次に、企業選択の理由を伝えましょう。

なぜ総合商社の中でも志望企業を選んだのかを伝えることがポイントです。

企業への志望度の高さを伝えるためには、企業研究が必須です。

まずは、志望企業について深く調べておきましょう。

そうすることで、企業独自の魅力について述べることができます。

特に総合商社においては、どのような商材を扱っているのかを把握しましょう。

そして、自分がなぜ関わりたいかを話せるようになるといいです。

独自性を伝えることで、企業に志望度の高さがより伝わりやすくなります。

また、企業独自の魅力は、業務内容だけではなく、事業展開の幅や働き方も含まれます。

ホームページだけではなく、OB訪問やインターンシップを通して調べてみましょう。

入社後自分に何ができるのか

最後に、入社後の活躍をアピールしましょう。

入社後、自分が企業に対して何ができるのかを伝えることが大切です。

自分の強みを具体的に伝えることで、入社後の活躍を企業にイメージさせることができ、採用確率がアップします。

その際には、強みを具体的にどのような場面で活かすことができるのかをしっかりと伝えていくことがポイントになります。

そのために、自己分析を行いましょう。

自分の強みと根拠になる経験を明確化し、しっかりと伝えられるようにしましょう。

特に、先ほど述べたコミュニケーション力と体力は、総合商社において大切な強みです。

実体験をベースに強みをアピールし、入社後も活躍できることをイメージさせましょう。

そのためには、自分自身が入社後どのような業務に携わる可能性があるのか、という企業研究も必須となってきます。

【商社の志望動機】志望動機のおすすめ構成

志望動機に必要なポイントを抑えたところで、早速志望動機を書いていきましょう。

採用担当者にアピールするためには、しっかりと内容が伝わる構成が必須といえます。

以下の構成を踏まえることで、誰にでも伝わりやすいガクチカを作ることができます!

 

結論ファーストで書く

まず、結論から始めましょう。

はじめに志望動機の結論を述べることで、話の内容をイメージしやすくなります。

また、話の要点をしっかりと伝えることができ、簡潔で効果的であるといえます。

採用担当者は1日に大量の志望動機を見たり、聞いたりします。

最初に分かりやすく伝え、まずは聞いてもらえるような導入をしましょう。

具体的な経験を書く

結論から先に書いた後で、具体的な経験を書くことがポイントです。

自分の強みをただ述べるだけでは、説得力がありません。

自分の強みの根拠となる具体的な経験を書きましょう。

そうすることで、自分の強みがどのように活かされるのかを企業に明確に伝えることができます。

企業で再現性を伝える

最後に、入社後この経験をどのように活かしていくかを簡潔に述べます。

そうすることで、企業により具体的に働いて活躍する姿をイメージさせることができます。

採用担当者が志望動機を全て聞き、活躍できる人材であるかを評価する重要なポイントです。

しっかりと締め、自信をもって力強くアピールしていきましょう。

【商社の志望動機】総合商社の志望動機の例文

では実際に、志望動機の例文を見てみましょう。

エントリーシートの文字数や面接時間に合わせて調整できるように想定するといいでしょう。

その際にも、先ほどの構成方法を参考にして、基本的な型は崩さないように心掛けてください。

例文①

私はビジネスを通して社会に貢献したいと考えています。
そこで、グローバルな観点で人やモノを繋ぐことができる貴社を志望しました。貴社は競合他社と比べ、特に海外拠点が多く、国際的に展開していることが強みだと考えています。
私は学生生活において1年間海外留学を行い、現地の企業でインターンシップに参加しました。
そこで、総合商社に勤める日本人の方とも関わる機会があり、私自身もグローバルな環境で活躍できる人材になりたいと思いました。
貴社に採用されましたら、将来的には海外に駐在し、留学で培った語学力とコミュニケーション力を活かした営業職として活躍し、社会に貢献したいと考えております。

例文②

私は自分が尊敬する方々がいる環境で、社会の基盤を支えたいと考えたため、貴社を志望します。
私は学生団体で会計を務めました。そこで、組織を陰で支えることに大きなやりがいを感じ、丁寧かつ迅速に業務をこなすことが自身の強みであると気づきました。そこで、社会に必要不可欠な国内外のエネルギー供給を扱う貴社で、社会を基盤から支えたいと考えました。
また、貴社では営業事務として、企業全体を陰から支えたいと考えています。また、長期インターンシップを通して、社員の皆さんが社会全体のことを常に考えていられることを知りました。
そのような尊敬できる社員さんがいる環境で自分も働きたいと思い、貴社を志望いたしました。

例文③

私が貴社を志望した理由は、常にトップスピードで成長し続けるという企業理念に魅力を感じたからです。
貴社は幅広い事業を展開する総合商社の中でも、近年の成長率がトップで、常に新しいビジネスに挑戦し続けていることが魅力です。
私は学生時代、野球部で主将を務め、全国大会に出場するという高い目標を立てました。
達成するために部員と毎週会議を開き、現状の課題を常に把握しながら日々の練習内容を改善し続けることに努め、大学史上初の全国大会出場を果たせました。
このように、高い目標を掲げ、常に努力し続けることと、そのためにチームをまとめて率いた経験は、貴社で活かすことができると考えております。

例文④ 

私が貴社を志望する理由は、チャレンジ精神を持って新規事業の立ち上げに関わることで貴社のビジネス展開に貢献したいからです。
私は大学の有志たちと「地域産品を活用した新商品開発プロジェクト」のクラウドファウンディングを立ち上げました。
このプロジェクトでは、地元の農家が生産する鮮度の高い野菜を使った新たなジュースを開発し地元カフェで販売するというものでした。
私はプロジェクトの企画から携わり、この挑戦は成功を収め地元産品の利用促進にも寄与しました。
貴社に入社後は、市場分析やプロジェクト運営のスキルを活かしてビジネスの新たな可能性を探し開拓していくことで、社会に新たな価値の提供に尽力したいと考えています。

例文⑤

私が貴社を志望する理由は、好奇心をもって様々なことを学び異業種とのコラボレーションを通じた新たな市場拡大を図り、貴社の成長に寄与したいと考えているからです。
私は大学の学園祭で、アートとテクノロジーを融合させるプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、コンピュータサイエンス専攻と美術学部の学生が協力し展示空間を含めた世界観を表現した作品を制作し展示しました。
この経験を通じて、異業種とのコラボレーションが新たな価値を生む喜びを経験しました。
貴社に入社後は、常に新たな視点を持ち業種の垣根を超えた新たなビジネスチャンスを探求し開拓することで、貴社の事業拡大と成長に貢献したいと考えています。

例文⑥

私が貴社を志望するのは、グローバルなビジネスを通じて多様な産業に貢献し、持続可能な社会の実現に寄与したいからです。
経済学部で学んだ国際貿易の理論と、留学経験を通じて得た多文化理解の重要性に基づき、総合商社の果たす役割に強い関心を持ちました。
特に、留学中に参加した国際的なプロジェクトで異なる背景を持つ人々と協力して課題を解決した経験は、私にとって大きな転機となりました。
これらの経験から、複雑なグローバルビジネスの舞台で、多様な知識とスキルを駆使して新たな価値を生み出すことの醍醐味を知りました。
貴社に入社した暁には、英語力と他の文化への理解力を活かし、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。

例文⑦

私が貴社を志望するのは、大学で学んだマーケティングの能力を活かし、貴社の多岐にわたる事業領域での商品やサービスの価値を最大化したいからです。
大学時代、マーケティングの授業で消費者行動の分析や市場調査の手法を学び、実際に地域の小規模企業を対象にしたマーケティング戦略の立案プロジェクトに取り組みました。
このプロジェクトでは、市場のニーズを的確に捉え、ターゲット顧客に響くプロモーション戦略を考案することで、企業の売上向上に貢献することができました。
この経験を通じて、マーケティングの理論だけでなく、実践的なスキルも身につけることができました。
貴社がグローバルに展開する多様なビジネスモデルにおいて、私のマーケティング能力を活かし、新たな市場の開拓や既存市場での競争力強化に寄与したいと考えています。
貴社に入社した暁には大学で学んだマーケティングの能力を活かし、貴社のさらなる成長に貢献する所存です。

例文⑧

私が貴社を志望するのは、大学の時に読んだ自己啓発本やビジネス書、そして受けたコーチングの考えを活かして、多くの企業に貢献したいからです。
大学時代、自己成長とキャリア形成に関心が高まり、様々な自己啓発本やビジネス書を読み漁りました。
また、プロのコーチからキャリア形成や目標設定に関する指導を受け、目標達成に向けた行動計画の立て方や、挫折を乗り越えるメンタルの強化方法を学びました。
これらの学びは、私にとってビジネスの世界で生きていく上での指針となりました。
貴社が多岐にわたる業界でビジネスを展開している点に魅力を感じ、私が学んだ知識や考え方を活かして、貴社の事業拡大や新規事業の立ち上げに貢献できると確信しています。
貴社に入社した暁には、これまでに培った知識と経験を活かし、幅広い業界での課題解決に取り組む所存です。

【総合商社志望動機】よくある質問

続いては、総合商社を受ける人に対してよくある質問について詳しく紹介していきます。

多くの総合商社を志望している就活生が悩むポイントであると思うので、下記の3点は覚えておいた上で、悩みを解決し、すっきりした状態で志望動機を作成できるようにしていきましょう。

英語は必要なのか

まず結論として、英語はある程度できる必要があると言えます。

総合商社は仕事内容によっては英語を使うことも多く、英語である程度やり取りができる人物の方が商用される傾向にはあります。

しかし、TOEICなどの点数が低くても、内定を得られる学生は多くいます。

これはなぜかというと、TOEICの点数とコミュニケーション能力には必ずしも因果関係があるとは言えないからです。

極論、高校レベルの英語が理解できて、適切な言葉選びができるならば、英語でコミュニケーションを取ることは可能です。

反対に、TOEICで900点が取れるような人物でも、意外とやり取りをしてみると、そもそも相槌などの基本的な部分ができていないなど、やり取りができないことが多いです。

よって、必ずしも卓越した英語のスキルが求められるということではありません。

珍しい経験が必要なのか

総合商社は難易度が高いので、珍しい経験、例えば海外に数年留学していたり、素晴らしい賞を受賞していたりする必要があるのかもしれないと思う人も多いです。

しかし、こうした経験は必ずしも必要というわけではありません。

確かに、珍しい経験をしている方の方が良い印象を与えられる可能性もありますし、アピールポイントの一つにはなるでしょう。

しかし、経験を通してどのような学びを得たのかというのが最も重要な部分です。

例えば3年間留学に行っていたとしても、毎日、日本人としか話していなかったならば、何の意味もありません。

むしろ、日本にずっといたとしても、毎日大学でネイティブの教授と会話し、積極的に英語力を磨いたという経験の方がよほど魅力的に映るはずです。

よって、珍しい経験が必須なのではなく、実際に使える人材なのか、活躍できる人材なのかという部分が非常に重要です。

やはり学歴は大事なのか

結論として、学歴はやはり人材を判断する上で非常に重要視される部分ではあります。

しかし必ずしも東大や兄弟、早稲田や慶應を出ている必要は全くありません。

残念ながら企業には学歴フィルターというものも存在し、「どんな大学を出ていても、全ての企業を受けられる」というわけではありません。

しかし、レベルの高い企業ほど、最近は「実際に活躍できる人材かどうか」という部分を重視している傾向にあります。

よって、あなたが学歴にそこまで自信がなかったとしても、チャレンジする価値はあります。

エピソードや志望動機の部分で自分のスキルをアピールすることができ、実際に活躍するイメージを持っていて、活躍できる人材であるということをアピールできるならば、十分に学歴を巻き返すことはできるでしょう。

【商社の志望動機】総合商社の志望動機をより良くするためにエージェントに相談しよう

例文を見ても、なかなかすぐに志望動機を書くのは難しいですよね。

そこで、エージェントに相談することで、より良い志望動機を完成させることができます。

エージェントは就活のプロであるため、さまざまなサポートをしてくれます。

基本的な訂正だけではなく、どのようにすればより効果的に伝わるのかを一対一で考えてくれます。

志望動機の添削だけではなく、志望動機を踏まえた面接練習等も可能です。

一人で悩んでいる時間はもったいないので、まずは相談してみましょう。

まとめ

総合商社の志望動機を書くイメージはできたでしょうか。

少しでも「商社がいいな」と思ったら、まずは一歩、行動してみましょう。

激務と言われていますが、その分やりがいは大きいです。

まずは自分の志望動機を書いてみることから始めましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます