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・志望同期の最後の締め方
・志望動機の締めくくりのポイント
・志望動機の締めくくりのテンプレート
・志望動機の締め方を知りたい人
・志望動機の例文を知りたい人
・志望動機の書き方を知りたい人
いよいよ具体的な対策に取り組みはじめた就活生のなかには、志望動機をどのようにまとめるべきか、頭を悩ませている人もいるでしょう。
志望動機は、面接において必ず質問されるといっていいものなので、なぜその企業や業界に興味をもったのかを、あらかじめまとめておかなければなりません。
意欲や熱意だけではなく、将来のキャリアプランまで具体的にしておく必要がありますが、それらはどのように締めくくればいいのでしょうか。
ここから先は具体例などを交えつつ、効果的な志望動機の述べ方について学んでいきましょう。
【志望動機の締めくくり】締めくくりの前に志望動機の基本を知ろう
締めくくりの前に志望動機の基本を知ろう。
本記事の題材は志望動機の締めくくりですが、その前に志望動機全体の基本を簡単におさらいしておきましょう。
志望動機について理解を深めておくことで、締めくくり以外のクオリティを高めることができ、最終的に締めくくりの部分を作成しやすくなります。
志望動機とは
まず、志望動機とは何なのか、定義を理解しておく必要があります。
志望動機とは、応募した企業でなぜ働きたいのかについて伝える項目です。
自己PRと並んで、就活において100%出題される問題であり、ESにおいても面接においても、間違いなく聞かれます。
なぜその企業に入りたいのか明確にできれば、志望度の高さが伝わり、内定の確率がぐっと高まるため、しっかりと対策する必要がある項目の1つです。
志望動機の基本的な構成
志望動機においては①就活の軸、②企業に共感した点、③志望動機につながる体験やエピソード、④これまでの体験やエピソードから学んだこと、⑤入社後の貢献の仕方、⑥目指す将来像、といった6つの要素を入れることが重要です。
そして、6つの要素は、企業の特徴に合わせて考えるようにしましょう。
就活の軸は「企業選びにおいて、自分の中で絶対に外せない条件」のことで、企業に共感した点はそのままの意味で、企業の目標やビジョンなどに共感したことについて触れます。
「体験やエピソード」では、志望動機を抱くに至った経緯、「学んだこと」や、どのようなスキルや長所を身につけたのかについて話します。
また、「入社後の貢献の仕方」の部分では、エピソードから学んだことをどのように就職後活かすのかについて説明し、あなたを採用するメリットについて伝えます。
最後の「目指す将来像」の部分でさらに細かいキャリアの展望について話せれば、さらにその企業で長く働いてキャリアを築いていく意思も伝わります。
志望動機のテンプレについては、こちらの記事で紹介しているため、ぜひ併せて確認してください。
【志望動機の締めくくり】志望動機を聞かれる理由
そもそも、企業が志望動機を問う理由というのは、応募してきた就活生に対して、志望度や意欲がどれほどのものなのかを把握しておきたいからです。
ただ第一希望であることを答えればいいのではなく、なぜ志望するようになったのかを明確に伝えなければなりません。
なぜなら企業は、優秀な学生を採用したいというよりも、将来にわたって長期的に活躍してくれそうな人材かどうかを見極めているからです。
自分がどのように組織に貢献できそうか、共感が得られるような目標を示さなければなりません。
【志望動機の締めくくり】志望動機の締めくくりが重要な理由
何事においても、理由について納得していた方が取り組みやすいものです。
そこでまずは志望動機において、締め方が重要な理由について紹介していきます。
大きく分けて理由は2つあるので、それぞれ自分の中で納得してから取り組むようにしましょう。
人事の記憶に残りやすいため
志望動機において最後の締め方が重要な理由の一つとして、人事の記憶に残りやすいということが挙げられます。
よほど応募が少なくない限り、または人事に割いている人数が多い企業でない限り、学生のESを全て隈なく読むことはありません。
そこで最初の書き出しと最後の締めの部分が非常に重要になってくるのです。
「企業の印象に残ればそれで良い」というわけではありませんが、就活において合否を左右するのは人事からの印象なので、しっかりと締めの部分はこだわって書きたいところです。
また、基本的には書類審査の後に面接が行われるという流れがほとんどなので、志望動機において印象に残るようなことを書ければ、面接の際に話題に上ることもあります。
よって、さまざまな側面から考えて、人事の評価に残るため最後の締めは非常に重要であると言えるのです。
志望動機の一貫性を出すため
志望動機だけでなく、自己PRやガクチカにおいても当てはまるものではあるのですが、主張が途中でズレている、バラバラなものよりも、一貫しているものの方が印象が良いことは間違いありません。
そこで冒頭の結論部分とエピソードの一貫性を最後の締めの部分で伝え、志望動機にまとまりを作ることが重要になってきます。
まとまりのある文章は読みやすく、人事も他の文章よりしっかりと読み込んでくれることでしょう。
途中に入れるエピソードや問題解決のための工夫は、ただ文字数を埋めるためのものではなく、あなたの魅力を伝えるために重要なものです。
最初は冒頭と最後の部分だけを読むつもりだった人でも、最後の締めが魅力的な場合、一度戻って途中の文章も読んでくれるかもしれません。
【志望動機の締めくくり】志望動機の締めくくりテンプレート
最後の締め方によってアピールしたいのは、心からの熱い情熱であり、ゆくゆくは貢献したいといった自分自身の意欲です。
どのようなビジョンに共感し、成長や発展に役立てると思ったのか、また終わりには感謝の言葉を添えると、好印象につながりやすいでしょう。
志望度・熱意の高さ
志望する企業についてしっかりとリサーチしたうえで、企業に魅力を感じたなら、志望度や熱意の高さを最後にアピールするのが有効です。
その際には具体的な業績などに触れながら、自分が勉強してきたことによる知識や経験が、どう活かせそうかを示しましょう。
これまでの事例だけではなく、将来の課題や新たに取り組もうとしている事業に対しての強い関心や、一員として成し遂げたいという意欲を伝えるのも効果的です。
いずれにしても自身の能力ばかりをアピールするのではなく、その企業にしかないような魅力に触れつつ、適合性をアピールすることが重要です。
ここでこそ自分の夢が叶う場所であるということを上手に伝えられれば、担当者によい印象を与えられます。
意欲の高さ
入社してから自分が達成したいと思っている目標や成果を、具体的に示さなければ意欲の高さはなかなかアピールできません。
業務を通じて成長に貢献したいという漠然としたものではなく、いつまでに成し遂げたいといった時期を明確にしながら目標設定を述べると、強い意欲が伝わります。
さらに自身の行動力をアピールできるエピソードがあれば、それを話題に盛り込むと、目標を達成して貢献できそうな人物であるとの印象を与えられるでしょう。
将来のことだけではなく現在取り組んでいること、例えば貢献するために学校で学んでいる分野などがあれば、それもアピールしてみましょう。
そうすると意欲の高さにぐっと説得力が増して、ライバルと大きく差をつけるきっかけになります。
ポテンシャル
ポテンシャルの高さをアピールするには、熱意を伝えるのと同じように、具体的な実現目標をしっかり示さなければなりません。
さらに、自分がその企業に入社してからどのような価値を提供できるのか、これまでの経験なども踏まえて伝わるように述べましょう。
しかしここで注意しなければならないのは、自分が身につけている能力や他にはない強みを並べるだけでは、効果的ではないということです。
なぜならば企業が求めているのはただ優秀な人材というわけではなく、組織にしっかり貢献できるかどうかを見極めているからです。
どのような分野において自身の能力が発揮できるのか、学校で学んできたことがどの事業で活かせるかを、企業研究を通じて具体的にしておき、自身の価値をしっかりアピールできるようにしておきましょう。
【志望動機の締めくくり】志望動機の締めくくりのポイント
ここまでみてきたように、志望動機の締め方は、自分がアピールしたいことを強調できる最後のチャンスです。
意欲でもポテンシャルでも、どのような内容にしようかある程度定まってきたら、次に相応しい言葉遣いなど、細かい部分に意識を向けるようにしましょう。
前向きな言葉遣い
新卒というのは、即戦力というよりも将来に期待して人材を選ぶ、いわゆるポテンシャル採用であるため、具体的な能力よりも人柄などが評価されやすくなります。
入社してからしっかり活躍してくれそうかどうか、あるいは同僚にうまくフィットする強調性がしっかり備わっているかをみられているのです。
そこで注意しなければならないのは、前向きな言葉遣いで仕上げることであり、ポジティブな印象をもたれれば次のステップに進むチャンスがぐんと広がります。
ただし意欲や自信が、前のめりなイメージにつながってしまうこともあり、前向きでありつつ謙虚な姿勢を意識することも大切です。
成果をしっかりあげたいと意欲を示すだけではなく、最後に感謝の一言を添えておくことも忘れてはなりません。
言い切る
目標を伝えようとするなら、具体的な数字などを提示するのが大切なように、文章全体としても曖昧な表現は避けなければなりません。
もちろん将来のことで、自信をもって言い切るのが難しいケースもあるでしょうが、状況や経験などから推測しただけの漠然とした主張は避けるべきです。
きっと自分ならできるはずだなどというような表現では、頼りなく適当な印象をもたれかねないからです。
意欲自体を前面に出せるように、ニュアンスを強調するために文末は言い切ることを強く意識しましょう。
ただしそのためには、知識や能力など具体的な根拠をしっかり示さなければならず、それがなければ嫌悪感を抱かれかねないことも忘れてはなりません。
事前準備や下調べをきちんと行い、語尾を言い切れるだけの自信をもって臨むのが好ましいです。
無駄な文章は省く
無駄な文章を省くというのも、志望動機の最後の締めにおいて重要なポイントです。
多くの就活生がビジネスメールなどの要領で最後に「何卒よろしくお願いいたします。
」などと書きますが、これは志望動機において不必要な部分なので省いてしまいましょう。
文字数が足りていない場合はもちろんなのですが、たとえ余っていたとしても他に書くべき部分は確実に存在するので、必要のない部分は省いてしまいましょう。
一度下書きを作っておいて、「必要がないかもしれない」と思う部分は全て削除して意味が通じるかを確認してみるのがおすすめの方法です。
これで削除する前の文章と特に内容が変わらない場合は、必要が無い部分であるということなので、削除してしまって問題ありません。
他の部分で足りていないものがないか、再度確認する作業に入りましょう。
具体性を持たせる
最後の締めの部分で具体性を持たせることができれば、人事により良い印象を与えられることでしょう。
自分のどのような強みを活かすことができるのか、どのようなビジョンが実現できるのかなど、具体性を持たせるように心がけることが重要です。
企業は可能な限り就活生に就職後、早く順応して貢献してほしいと考えています。
そのためにはあなたの強みが業務においてどのような強みとなるのか、どのようなビジョンを描いているのかを知ることが重要です。
具体的にあなたの強みやスキルがどのように活かせるのかしっかりと含めることで、あなたの魅力が最大限伝わるような文章になることでしょう。
【志望動機の締めくくり】志望動機の締めくくりテンプレート
志望動機を聞かれた際にどのように締めればよいのか、よい印象を与えるためのコツを知りたい学生に向けていくつか注意点をみてきました。
ここからは、具体的な文章例を紹介しますので、志望動機を作成するうえでの参考にしてみてください。
貴社に〇〇で貢献します
私の強みはサークル活動を通じて身につけたコミュニケーション能力、さらに上級生になって磨いてきたリーダーシップです。
大所帯のサークルをまとめるために、効果的なコミュニケーションスキルを磨き、そこからチームをまとめ上げる力を培ってきました。
私はこれらの能力を組織のなかでしっかりと発揮して、円滑なコラボレーションによってプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
さらに新たな課題や問題が発生したときにも、柔軟に対応できる能力もあるため、業務の生産性や効率を向上させることにより利益を最大化できるように努めます。
入社してからは、業界の最新動向にもしっかり目を配りながら技術の習得に努めて、将来は貴社において周囲をリードする立場として貢献します。
貴社で〇〇を実現します
私は大学においてマーケティングに関する学習に励み、さらにインターンシップを通じてキャンペーンを企画立案するなど実戦経験を積んできました。
それらの経験を活かしながら、私は貴社において、顧客満足度の向上につながるプロモーション戦略を実現することを目標にしています。
そのためには、市場調査や競合分析を通じてしっかり顧客ニーズを把握しなければならず、ときにはデータ分析によって改善策を提案しなければならない場面もあるはずです。
そのようなときには、私のもうひとつの強みである柔軟性を発揮して、目標を達成するために粘り強く全力で取り組みます。
さらに新しい手法なども積極的に取り入れて、市場における競争力を高めて売上倍増のために貢献いたします。
以上のことから貴社を志望しました
私が貴社を選んだのは企業文化とビジョン、とくに社会貢献活動に積極的に取り組む姿勢に感銘を受けたからです。
そのきっかけとなったのは、地域におけるボランティア活動に参加したことで、そこで企業の支援が欠かせないものだということに気づきました。
らにはその経験を通じて社会的に影響力のある企業で働くこと、貴社の一員として社会に貢献したいという強い思いを抱くようになりました。
もちろんそれだけではなく、貴社の先進的なイノベーションにも関心を抱いており、大学で最新のテクノロジー開発に携わってきた経験を活かせると自信をもっています。
私は社会貢献活動と技術革新に同時に取り組みたい、社会に変革をもたらすようなプロジェクトに関わりたいと思い、貴社を志望しました。
【志望動機の締めくくり】志望動機の締めくくり例文6選
ここからはここまで紹介してきた内容をもとに志望動機の最後の締め方についての例文を紹介していきます。
この記事のおさらいとしても重要なポイントであり、「志望動機の書き出しから何も思いつかない」という方の参考にもなるはずです。
成し遂げたいことを伝える例文
入社後の貢献をアピールする例文
入社への熱意をアピールする例文
個性を印象付ける例文
社風から志望理由をアピールする例文
私自身、これまでの経験の中でチームワークの重要性を深く理解してきました。
特に印象的なエピソードが、大学時代の部活動での経験です。
私は野球部に所属していましたが、ある同級生が授業についていけず、自主勉強のために野球の練習にも参加できていませんでした。
そこで部員一同が力を合わせ、それぞれの得意分野を活かして彼をサポートしました。
この結果、彼は単位を取得でき、野球の練習にも復帰でき、最終的には無事に大学を卒業しました。
この経験から、一人ひとりが互いを支え、共に成長することの価値を強く感じました。
貴社で働く際も、これまで培ってきたチームワークのスキルを活かし、困っている同僚がいれば積極的にサポートし、また自分自身が困難に直面した時は仲間に助けを求めることで、プロジェクトの成功に貢献していきたいと考えています。
事業展開から志望理由をアピールする例文
私は大学で建築を専攻し、その中で特にバリアフリー設計の重要性について深く学びました。
バリアフリーの重要性を学ぶため、私は介護施設でアルバイトをしました。
実際に施設を利用される方々の日常を近くで見る中で、どのような設計が実際に役立つのか、またどこに改善点があるのかを学びました。
貴社は建築と介護の両方に事業を展開しているため、私の学んだ知識と実体験が活かせる絶好の場だと感じています。
大学で培った建築の専門知識とバリアフリー設計への深い理解を用いて、全ての人が安心して生活できる空間を創造し、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。
【志望動機の締めくくり】志望動機を添削してもらおう!
ここまで志望動機の書き方や、志望動機の締め方のコツについて具体的に確認してきました。
読み終わりによい印象を残せるように、具体的なアピールだけではなく、言葉遣いも気にしなければなりません。
活用できるテンプレートを紹介しましたが、いざ書こうとすればなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
はたしてこの内容で難関を突破できるのか不安になることもあるはずで、そのようなときには就活エージェントを活用することを検討してみてはいかがでしょうか。
就活エージェントでは志望動機やガクチカの添削に加え、自分に合った企業の紹介を受けることもでき、よい印象を与えるコツなども教えてもらえます。
【志望動機の締めくくり】まとめ
就職活動においては志望動機を仕上げる以外にも、エントリーシートを作成したり面接対策をしたりと、やらなければならないことが盛り沢山です。
それと平行して企業研究を重ねなければならず、限られた時間を効率的につかわなければなりません。
そこで心強い存在となるのが就活エージェントで、まだ活動をはじめたばかりのころから情報収集をサポートしてくれます。
活動に出遅れたと感じる場合などはとくに、積極的に活用してアドバイスをもらうといいでしょう。