はじめに
玉手箱の英語は、長文読解や正誤判断などの問題形式で出題される難易度の高い試験です。
この記事では、玉手箱の英語の出題傾向や対策方法を詳しく紹介します。玉手箱の英語で高得点を狙うために必要な知識やスキルを身につけましょう。
【玉手箱英語対策】玉手箱とは
まずは、玉手箱とは何かを簡単におさらいしましょう。
能力テストと性格テストから構成されており、能力テストでは言語・計数・英語の3分野が出題されます。
玉手箱は、日系・外資を問わず多くの企業で採用されており、シェアNo.1のウェブテストです。就活生にとって避けては通れないテストとなっています。
【玉手箱英語対策】玉手箱の英語とは?出題される問題形式と特徴
玉手箱の英語では、IMAGES形式とGAB形式の2種類の問題形式があります。
どちらも長文読解を中心とした問題で、制限時間は10分で24問です。
IMAGES形式は、英語の長文を読んで5つの選択肢から正しい答えを選ぶ問題です。
TOEICなどの一般的な英語試験に似た形式です。GAB形式は、英語の長文を読んで設問の正誤を判断する問題です。
設問に対して、本文から論理的に考えて明らかに正しい・間違っている・判断できないの3つから選びます。
玉手箱の英語は、高い読解力や論理的思考力が求められる難易度の高い試験です。
文章量も多く、時間も限られているため、効率的に解くことが重要です。
玉手箱の英語で出題される問題の特徴や解き方については、後述する章で詳しく紹介します。
論理的読解(GAB形式)
論理的読解(GAB形式)では、600字程度の英文を読んで設問に答える問題です。
設問は4つありますが、回答方法はすべて同じです。
設問文が本文から論理的に考えて正しいか間違っているかどちらとも言えないかを判断し、「正しい」「間違っている」「どちらとも言えない」の3択から選びます。試験全体では8長文を10分間で解くことになります。
長文読解(IMAGES形式)
長文読解(IMAGES形式)では、400~600字程度の英文を読んで設問に答える問題です。
設問は4つありますが、回答方法はすべて同じです。
設問文が本文の趣旨に最も近いかどうかを判断し、「筆者が一番訴えたいこと(趣旨)が述べられている」「本文に書かれているが、一番訴えたいことではない」「本文には関係ないことが書かれている」の3択から選びます。試験全体では8長文を10分間で解くことになります。
【玉手箱英語対策】よく出題される単語や文法
玉手箱の英語では、よく出題される単語や文法があります。
これらを覚えておくことで、読解力や回答速度を向上させることができます。ここでは、玉手箱で頻出する単語や表現を紹介します。
よく出題される単語
単語 | 意味 |
---|---|
assumption | 仮定 |
attribute | 属性 |
bias | 偏見 |
concept | 概念 |
consistent | 一貫した |
evaluate | 評価する |
evidence | 証拠 |
imply | 暗示する |
infer | 推測する |
よく出題される表現
表現 | 意味 |
---|---|
according to | 〜によると |
as a result of | 〜の結果として |
based on | 〜に基づいて |
due to | 〜のために |
in contrast to | 〜と対照的に |
in order to | 〜するために |
in terms of | 〜の観点から |
on the other hand | 一方で |
the former / the latter | 前者 / 後者 |
【玉手箱英語対策】難易度と平均点
玉手箱の英語は、一般的な英語テストと比べて難易度が高いと言われています。
特に、論理的読解は、長文の内容を正確に理解し、設問文の正誤を判断する必要があります。
長文読解も、文章の趣旨を把握することが重要です。また、制限時間が短いため、スピード感も求められます。
玉手箱の英語の平均点は、以下のようになっています。
- 長文読解(IMAGES形式):約13.5点(24点満点)
これらの平均点はあくまで目安ですが、高得点を目指す場合は、平均点以上のスコアを狙う必要があります。
そのためには、事前にしっかりと対策をしておくことが大切です。
【玉手箱英語対策】高得点を獲得するためのコツ
玉手箱の英語で高得点を獲得するためには、次のコツを覚えておくと役立ちます。
まず、長文を読む前に設問を確認しましょう。
これにより、テキスト内でどこに注意を向けるべきかが理解できます。長文を読む際には、設問に関連する部分に集中することで、時間を節約できます。
全文を読もうとすると時間がかかりすぎます。
長文を理解するために、スキャニングとスキミングのテクニックを活用しましょう。
スキャニングは特定の単語や数字を探し出す方法であり、スキミングは文章の主要なアイデアと要点を素早くつかむ方法です。
これらのテクニックを使用して、長文内の重要な情報を迅速に見つけましょう。
真偽判断の質問に取り組む際は、論理的にアプローチしましょう。
設問の正確性を判断するときは、テキストに書かれていることに基づくよう心がけましょう。
自身の知識や意見に頼るのは避け、テキストの内容だけをもとに、正しいか、誤っているか、判断できないかを選びましょう。
最後に、時間の配分に気をつけましょう。
玉手箱の英語では、10分間で24問を解答する必要があり、したがって、1問あたりの制限時間は約25秒しかありません。
時間切れにならないよう、各問題に対して適切な時間を設定しましょう。また、答えが分からない場合はスキップし、後で戻って取り組むことも大切です。
まとめ
玉手箱の英語は、就活生が必ず受けるウェブテストで、長文読解や正誤判断などの問題が出題されます。
IMAGES形式とGAB形式の2種類の問題形式があり、どちらも10分間で24問を解く必要があります。
難易度は高く、平均点は約13点です。高得点を獲得するためには、設問を確認して長文を読み、スキャニングとスキミングを使って重要な情報を見つけ、論理的に判断し、時間の配分に気をつけることが大切です。
また、頻出する単語や表現を覚えておくと有利です。