【例文11選】学生時代に力を入れたことが聞かれる理由とは?作成方法を徹底解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・学生時代に力を入れたことの対策方法
・学生時代に力を入れたことについてよく聞かれる質問
・学生時代に力を入れたことの例文

この記事をおすすめしたい人

・学生時代に力を入れたことの対策方法を知りたい人
・学生時代に力を入れたことについてよく聞かれる質問を知りたい人
・ガクチカに自信がない人

はじめに

エントリーシートの作成や面接対策にあたり、学生時代に力を入れたことについて、文章を考えなければならない機会は意外と多いです。

学生時代に力を入れたことは、企業にとって単なる思い出話ではなく、今後に活用するための重要な情報です。

この記事では、学生時代に力を入れたことに関連してよく聞かれる質問や、回答の例文などをご紹介しています。

おすすめの構成なども紹介しているので、ぜひ選考書類作成の参考にしてみてください。

【学生時代に力を入れたことの対策方法】企業が聞く目的

まずは、企業がなぜ、就活生が学生時代に力を入れたことについて聞こうとするのかを見ていきましょう。

選考書類や面接では、企業側の質問の意図を正確に把握して、回答を考える必要があります。

なぜならば、選考での質問とそれに対する回答は、企業と就活生のコミュニケーションであるためです。

相手の意図を汲み取って回答できないと、まともなコミュニケーションが取れない人物だという烙印を押される可能性があります。

文章から企業が何を読み取っているのかを確認して、適切な回答ができるようにしましょう。

企業とのマッチ度を見る

企業は、選考書類や面接での回答から、就活生と自社とのマッチ度を見ています。

それは、学生時代に力を入れたことへの回答も同様です。

なぜその経験に力を入れようと思ったのか、何を学んだのかという価値観などから、就活生が自社の企業風土や労働環境とマッチするかを見ています。

これは、「思っていた職場と違った」という理由での早期離職や、よりマッチ度の高い企業に人材をとられる形での内定辞退を避けるためです。

つまり企業としては、自社とマッチ度が高く、相性が良い人材であれば、簡単に辞めたり内定を辞退したりしないだろうと踏んでいます。

そのため、なるべくマッチ度の高い人材を採用するため、学生時代に力を入れたことについて聞くのです。

経験やスキルを見る

企業は、選考書類や面接の回答を通して、その就活生の経験やスキルを知ろうとしています。

就活生が持っている経験を深掘りすることで、その経験を活かして、自社でも活躍してくれそうな人材であるかどうかを見極めているのです。

その経験から学んだことや培ったことが自社で活用できるものであれば、即戦力としての活躍が期待できるでしょう。

反対に、まったく自社で活用できないようなものであれば、採用のうまみはありません。

また、そのように自社で活用できないような経験や学びを提示する人物は、そもそも自社に対する下調べをしっかりしておらず、志望度が低い可能性すらあります。

企業では、そのようなことを考慮して書類をチェックしているため、学生時代の経験が重要です。

【学生時代に力を入れたことの対策方法】よく聞かれる質問

続いて、学生時代に力を入れたことに関連して、よく聞かれる質問についてご紹介します。

まずは、ストレートに「あなたが学生時代に力を入れたことは何ですか?」と聞かれる場合が多いです。

その回答次第で、面接などではさらに深掘りされる可能性があります。

経験の中で何を学んだかは、企業で活躍する姿を想起するのに役立つ情報ですので、企業としても詳しく知りたいと考えています。

そのため、経験について深掘りして応募してきた就活生が学んだことや、獲得した価値観を知ろうとしているのです。

困難だったことはなんですか

この質問では、学生時代に力を入れたことの中で、ぶつかった課題について深掘りしています。

その就活生が何を苦手としているかや、成長のために適切な課題を設定できているかを見ているのです。

この質問に対し、誰でも簡単に乗り越えられるような課題や、課題とも言えないような経験を挙げてしまうのは、望ましくありません。

乗り越えるためにそれなりの労力や工夫が必要であり、自分の努力できちんと解決できた課題を挙げたほうがウケが良く、効果的です。

解決できなかった課題を挙げることも可能ですが、それについてしっかり反省できており、次回また同じ課題にぶつかったときに、必ず解決できる見込みであることが前提となります。

そうなると難易度が上がるため、なるべく解決済みの課題を挙げるのが良いでしょう。

それをどのように乗り越えましたか

この質問では、前述した課題に対してどのような対策を行ったのか、どのように解決したのかを聞かれています。

企業はこの質問への回答から、就活生が持つ論理的思考力や粘り強さを見ているのです。

入社したら自社での業務で発生した課題に対し、解決のために働きかけてもらう必要があり、途中で諦められては困ります。

また、諦めずにアプローチするとしても、論理的に考えずに適当な対策をいくつも体当たり的に試すのでは効率が悪く、時間がかかりすぎてしまうでしょう。

そのため、実際に課題に対してどのような対策を行ったのか、それが適切なものであったのかをチェックして、就活生がどれだけ課題解決能力を有しているのかチェックしているのです。

その施策を取った理由はなんですか

この質問では、課題に対して行った解決策を、どのように導き出したのかを聞かれています。

課題によっては、複数の選択肢が思い浮かんだこともあるでしょう。

その中から、なぜあえてその選択肢を選んだのかによって、就活生の論理的思考力や状況判断能力を見ているのです。

仕事の現場は目まぐるしく状況が変わるため、適切な状況判断ができないのでは、業務になりません。

そのため、就活生が冷静に状況判断をできているか、本当に適切な選択肢を選べているかをチェックし、その考え方を知ることで自社の業務に適性があるかを見ています。

したがって、この質問に回答するためには、第三者から見て自分の論理が破綻していないかをよく考えなければならないのです。

その経験を今後どのように活かしますか

この質問では、経験で学んだことを仕事にどう活かすつもりであるかを聞かれています。

経験した出来事を単なる記憶として放置するのではなく、その経験を振り返り、学べているかを見ているのです。

どんなに素晴らしい経験をしていても、その経験からしっかり学びを得られていなければ、成長はできません。

そのため、きちんと学びを得られているか、その学びを適切に活かせるのかなどをチェックしています。

学びを得たとしても、学んだことを活かせる場がどのようなところなのかを分かっていなければ、意味がないためです。

その経験から何を学んだのか、その学びをどのような場面で、どういった形で活用するつもりなのか、なるべく具体的に説明できるようにしましょう。

反省点はなんですか

この質問では、就活生の向上心を見ています。

また、自分を客観的に見て、成長しようという姿勢があるかを見ているのです。

そのため、対応が完璧だったので反省点はないといった返答は、適切ではありません。

そのような回答をすると、向上心も客観的な視点にも欠けている人物だと思われてしまいます。

どのような対応をしたにせよ、何の瑕疵もなかったという状況は、非常に稀であるためです。

企業としては、採用する人材に向上心があるほうが自社の事業拡大につながるため、ありがたいと考えています。

したがって、自分の行動をその都度省みることができ、より良い対応を模索できるような向上心のある人材のほうが、採用の可能性が高いです。

客観的な視点に欠ける人材の場合、そもそも失敗に気付かない可能性すらあるため、あまり好ましくありません。

経験の中で意識していたことはなんですか

この質問では、その経験に力を入れるにあたって気をつけていたこと、課題の中で常に意識していたことなどを聞かれています。

これに対する回答から就活生の思考の傾向を知り、自社で活躍してくれそうかを見ているのです。

企業としては、就活生の思考パターンが自社の社風とマッチしていてくれたほうが、目標や課題を共有しやすく、協力して業務にあたりやすいと考えています。

そのため、思考の傾向が自社とマッチするか、自社の業務に活かせそうかなどをチェックして、仕事を任せて問題のない人物なのかを判断しようとしているのです。

このように、企業は就活生が学生時代に力を入れたことを多面的に深掘りすることで、その人が自社にとって役立つ存在なのかを見極めようとしています。

【学生時代に力を入れたことの対策方法】おすすめ構成

続いて、エントリーシートなどに、学生時代に力を入れたことについて書く際のおすすめ構成をご紹介します。

適切な構成にしたがって文章を作成すれば、採用担当者に伝えたいことが伝わりやすくなるでしょう。

基本的に、結論、エピソード、貢献の順に書き、結論ファーストで話を進めるのがおすすめです。

また、文章全体の整合性が取れているか、結論から内容がブレていないかなどは、逐一確認する必要があります。

それぞれのパートで何を書くべきかについて、詳しく見ていきましょう。

結論

エントリーシートなどの選考書類を書く際は、まず真っ先に結論を持ってくる必要があります。

「学生時代に力を入れたことは〇〇です」という形で、結論を先に言い切りましょう。

これにより、採用担当者は「この人が力を入れた経験は○○」とストレートに頭に入れられるようになります。

逆に、結論以外から始めてしまうと結論がボケてしまい、適切ではありません。

採用担当者にとって分かりやすい文章を作成するためにも、まずは結論から始めるようにしましょう。

エピソード

次に、具体的な経験について詳細な描写を述べましょう。

この部分では、どうしてそれに力を入れようと思ったのか、どのような困難があったのか、解決のために何をしたのか、その行動はどう作用したか、結果と学びはあったかなど、できる限り詳しく表現する必要があります。

ここの部分が曖昧になってしまうと、経験そのものの信ぴょう性が落ちてしまい、アピールになりません。

そのため、順を追って、しっかり経験の中身を描写する必要があるのです。

貢献

最後に、学生時代に力を入れたことによって学んだことから、どのように企業に貢献するつもりなのかを書きましょう。

これまでに述べた経験の中で、何かしら学んだことや培った強みがあるはずです。

その強みをどのように活かして企業に貢献できるかを述べることで、採用担当者に入社後の活躍について、イメージしてもらいやすくなります。

きちんと企業でできる貢献にするなど、ここが適切な表現になっていないと、これまでに述べてきた経験はすべて無駄になってしまうため、注意が必要です。

【学生時代に力を入れたことの対策方法】経験が見つからない時は

学生時代に力を入れた経験として、適切なエピソードが思い浮かばない場合にどうすべきかについて、ご紹介します。

基本的に、エピソードをピックアップするためには、自分について理解を深めることが大切です。

そのため、学生時代の経験を深掘りするための自己分析や他己分析が求められます。

学生時代に力を入れた経験は、選考で聞かれる可能性が高い質問であるため、見つからないからと早々に諦めるべきではありません。

少しでも長く打ち込んだ経験などをチェックし、選考に使えるエピソードを洗い出しましょう。

自己分析

まず必要なのは、自分自身でこれまでの経験を振り返る自己分析です。

自分の学生生活を振り返り、時間をかけたことや労力をかけた経験から、エピソードを深掘りしてみましょう。

自分史やモチベーショングラフなど、自分の経験がどの程度の期間行われたか、どれだけやる気を維持できたか、チェックしやすい方法を選ぶのがおすすめです。

また、自分にとって記憶に新しく、詳細を説明しやすい経験を選ぶと良いでしょう。

古すぎる記憶は詳しいことを思い出すのが難しく、採用担当者に深掘りされたときに困ってしまう可能性があります。

そして、深掘りに対して詳細を答えられない場合「本当は大して力を入れていないことなのでは」と疑われる原因になってしまうため、注意しましょう。

他己分析

自分の記憶をどれだけ辿っても、具体的に力を入れた経験が思い浮かばない場合もあるでしょう。

そのような場合は、他人に自分のことについて尋ねる他己分析がおすすめです。

自分以外のほかの人からの目線から、自分独自の経験が見つかるかもしれません。

あなたにとっては自覚がなかったことでも、他者の目からは頑張っていたり、楽しそうに打ち込んでいたりするように見えていた可能性があるためです。

自己分析が行き詰まったときなどは、家族や友達に頼んでみると良いでしょう。

基本的に、ある程度あなたのことを知っている人に頼む必要があります。

ただし、アルバイト先の人など、関係性がかなり深い人でなくても構いません。

相手の時間を借りることに対して丁寧に謝意を表したうえで、さまざまな立場の知り合いに聞いてみましょう。

【学生時代に力を入れたことの対策方法】例文紹介

ここからは、エントリーシートに学生時代に力を入れたことについて書く際の例文について、見ていきましょう。

実際に文章を作成する際は、自分の経験に基づき、自分の言葉で書く必要があります。

ある程度形になっている文章を読んでおけば、自分で文章を書く際にどのような書き方をすれば良いのか、おおまかに掴めるでしょう。

ただし、ここに挙げられている例文をそのまま書いてしまうと嘘になってしまうため、あくまでも参考程度にとどめる必要があります。

学業

私が学生時代に力を入れたのは、資格に対する試験勉強です。

卒業までに、より世の中を知る道しるべとしてお金の流れを勉強したいと考え、簿記の資格取得を志しました。

初めは資格の名前くらいしか知らず、何をしたら良いのかも分からない状態であったため、資格についての詳細を調べることから始めました。

そこから参考書を購入し、一日に勉強する時間を3時間に定めて、毎日勉強を進めたのです。

この経験で特に難しかったのは、忙しい学生生活の中で、いかにして勉強の時間を捻出するかです。

まとまった時間を取るのが難しい日もあったため、移動時間や授業の間の時間など、短いスキマ時間もフル活用して勉強に充てました。

その結果、大学3年生のときに簿記2級を取得でき、結果を残せたと感じています。

貴社への入社後は、この経験を活かして、いかに業務の時間を有効活用するか考えたいと思っています。

学業

私が学生時代に力を入れたのは、ゼミでの研究です。

所属していたゼミでは、経済学について取り扱っており、チームを組んでマーケティングについて学んでいました。

チームで研究にあたる経験は、企業に入社して業務にあたるための練習になると考え、この経験に打ち込みました。

しかし、途中でメンバー同士の仲違いが起き、意見交換が難しくなってしまったのです。

私は、メンバー同士の意見の相違がどこからくるのかを確かめるために、双方から聞き取りを行い、お互いの仲を取り持って何とか意見交換を再開できるところまで辿りつきました。

なるべく公平に、どちらかの意見に寄らないよう気をつけていたつもりです。

しかし、仲を取り持つときに、自分の主観が混じってしまった可能性があり、良くなかったかもしれないと感じています。

この経験を活かし、貴社への入社後は、より公平にチームメンバーに接することができるように努めたいと考えております。

アルバイト

私が学生時代に力を入れたのは、飲食店でのアルバイトの経験です。

所属していた店舗は、私にとっても思い入れのある店舗だったため、来店するお客様みんなに笑顔でお店を出てほしいと感じたためです。

しかし、お昼のピーク時は非常に忙しく、当初の志を忘れそうになることもありました。

そのたび、私は鏡で笑顔のチェックを行い、常に自分自身が笑顔でいられるよう心がけ続けました。

その結果、お客様に対してずっと笑顔で接客でき、ほかの従業員の方からも「あなたが笑顔でいてくれるから私も頑張ろうと思える」とまで言っていただけたのです。

この経験から、私は忙しいときでも笑顔でいることで、現場の雰囲気を盛り上げることの大切さを学びました。

貴社への入社後は、忙しいときほど笑顔を心がけ、現場の雰囲気を和らげられるよう努めたいと考えております。

アルバイト

私が学生時代に力を入れたのは、ショップ店員としてのアルバイト経験です。

どうせアルバイトを始めるのであれば、1つの店舗で長く続けようと思い、高校1年生のときから大学4年生に至るまで、7年間同じ店舗で働き続けました。

特に困難だったのは、お店の模様替えをした後のお客様への売り場案内です。

店舗の中では、どの売り場を誰が担当しているのかがある程度決まっており、自分が担当している場所であっても、模様替えの後はどこに何があるのか把握するのが大変でした。

そのため、担当外の売り場に関しては何も分からないことも多く、担当者の方と協力しながらご案内を行っていました。

この経験から、自分の担当外のことであっても、お客様のために店員同士で協力して業務にあたることの大切さを学びました。

貴社への入社後は、自分の担当でないからと課題を投げ出すことをせず、担当者と協力して解決できるよう努めたいと考えております。

部活

私が学生時代に力を入れたのは、部活でのマネージャー経験です。

バレーボール部のマネージャーとして、影から選手を支えたいと考えて打ち込みました。

もともと地域では、実力のあるチームとして知られていたのですが、私が入部した頃は試合に負けることが多くなり、部員全員が悩んでいました。

そこで私は、部長やキャプテンと相談しながら練習メニューを見直し、選手個人個人に合ったメニューを考えたのです。

選手はみんな練習に打ち込んでくれ、最終的に試合にも勝てるようになり、かつての評判を取り戻すことができました。

その一方で、私が考えた練習メニューが押しつけになっていなかったかは、自省すべき点と感じております。

貴社への入社後は、この経験を活かして、周りが納得する形で現状の改善策を考えていきたいと思っています。

部活

私が学生時代に力を入れたのは、美術部での活動です。

在学中に、できる限り形に残せるような成果物を作りたいと考え、この活動に打ち込みました。

私が専門に作成していたのは彫刻で、4年間で15個の作品を完成させました。

何度かコンクールにも応募したのですが、最初のうちは結果が奮いませんでした。

しかし、諦めることなく何度も応募を続け、最後に作成した作品は審査員賞を取得できたのです。

この経験から、成功するためには、一度失敗したことにも粘り強くチャレンジすることが大切だと学びました。

貴社への入社後は、この経験を活かして、新しいことに成功するまで粘り強く業務にチャレンジし続け、新規事業の開拓につなげたいと考えております。

サークル

私が学生時代に力を入れたのは、ハンドベルサークルの活動です。

この活動で、私はしっかりメンバー同士の意見を交換することの大切さを学びました。

初めはただ練習に黙々と打ち込んでいたのですが、あまりお互いの息が合わず、曲の演奏が難しい傾向にありました。

そこで、どのような点が課題になっているのかをメンバー同士で意見交換し、共同で解決策を考えたのです。

私はメンバーが出してくれた意見を取りまとめ、最終的にどのように改善するか計画を立てて共有しました。

その結果、その後の練習ではしっかり息が合うようになり、演奏の発表会の際に成果を発揮できました。

この経験を活かし、貴社への入社後はチームメンバーと協力して意見を出し合い、お互いが働きやすい環境を作れるよう努めたいと考えております。

サークル

私が学生時代に力を入れたのは、サークルでの活動です。

大学1年生のときからテニスサークルに所属しており、4年生で引退するまで、毎回の活動に欠かさず参加していました。

サークルでの活動で困ったのは、途中から参加しなくなる学生が増えたことです。

活動を欠席するメンバーが増えると、参加しているメンバーのモチベーションも下がってしまいます。

そのため、私は欠席しているメンバーに対し、今のままで参加が難しいのはなぜなのか直接アンケートをとり、より参加しやすい活動日を設けるなどの形で働きかけ、参加率を改善していきました。

この経験を活かし、貴社への入社後は、チームのモチベーションを高めるために何ができるのか考え、行動に移していきたいと考えております。

留学

私が学生時代に力を入れたのは、語学学習のための留学です。

英語について学ぶため、オーストラリアに長期留学を行っていました。

初めは文化の違いに戸惑い、うまくコミュニケーションを取ることができませんでした。

しかし少しずつ会話をしていく中で、留学先に集まっている学生の多くは、私のように別のコミュニティ出身であることを知り、相互理解のためのコミュニケーションの大切さを学びました。

これは、グローバル化が進む現在であるからこそ、忘れていはいけないことだと感じています。

貴社への入社後は、この経験を活かして、背景の異なる方とも積極的にコミュニケーションを取り、お互いのことを理解することで働きやすい環境を目指したいと考えております。

長期インターン

私が学生時代に力を入れたのは、貴社での長期インターンシップです。

その活動の中で、営業職として働くうえで大切な傾聴の心がけについて学びました。

実際にインターンシップに参加するまでの私は、お恥ずかしいことに、営業の仕事を「言いくるめ」だと考えていました。

しかし、貴社の営業職の方がお客様と接する姿勢を通して、本当に大切なのはお客様の話を真剣にお聞きすることであり、そこから本当に必要とされている商品を提案することだと学んだのです。

今ならば、きちんとお客様の話を聞いて課題を見つけ出し、解決策を提案する業務に真剣にあたれると感じております。

貴社への入社後は、営業職としてお客様に寄り添い、真剣にそのお悩みを聞いて適切なプランを提案したいです。

ボランティア

私が学生時代に力を入れたのは、幼児保育に関するボランティア活動です。

私自身が母子家庭の出身であるため、働きながら子育てを行うひとり親世帯の力になりたいと感じ、保育園がやっていない土日祝日に、子どもを預かってお世話をするボランティア活動に従事していました。

活動中は、保育士の資格を持っている方の指示に合わせて動き、決して素人判断で行動しないよう気をつけていました。

小さな子どもへの対応は、ひとつでも間違えると、重大な事故につながってしまう可能性があるためです。

そのため、この活動の中で、自分に知識がないのであれば、見識のある方の指示にしたがうことの大切さを学びました。

貴社への入社後は、業務において分からないことは逐一判断を仰ぎ、自己判断で無責任な行動を取らないよう心がけたいと考えております。

【学生時代に力を入れたことの対策方法】完成度を高めるには

ここからは、作成したエントリーシートの草案について、完成度を高めるために何をするべきなのかをご紹介します。

学生時代に力を入れたことなど、各項目の草案が書けたからと言って、急いで清書して提出してしまうのは望ましくありません。

入念に中身をチェックしないと、評価が大きく下がってしまうような誤字脱字などを放置することにつながるためです。

草案を作成したら、清書する前に二重三重に内容をチェックして、より完成度を高めていく必要があります。

声に出して読んでみる

学生時代に力を入れたことについて文章を作成したら、まず声に出して読んでみましょう。

声に出すと、一文字一文字じっくり目で追いながら文章を確認できるため、黙読するよりしっかり誤字脱字をチェックできます。

また、文章がおかしくなっている部分や、分かりにくい部分に気づける可能性も高いです。

さらに、声に出してエントリーシートを読めば、面接のための練習にもなります。

面接では、エントリーシートの内容に基づいて、学生時代に力を入れたことに対して回答しなければなりません。

そのため、文章を見なくても話せるよう内容を頭に入れておき、スラスラ話せるようになるまで練習する必要があります。

したがって、草案は声に出して確認し、話す練習につなげることが大切です。

他の人に添削してもらう

自力で文章をチェックした後は、自分以外の他人に文章をチェックしてもらうのがおすすめです。

第三者の目から文章を読んでもらえば、自分では気付けなかったミスなどを発見してもらえます。

自分で書いた文章を自分で読んでも、「これで大丈夫なはず」という意識が働いてしまい、あまり細かいチェックができません。

そのような先入観のない他者に読んでもらえば、誤字脱字だけでなく、前提知識のない人物が読んだときに分かりにくい部分についても、指摘を受けられます。

また、面接の練習でも面接官役をお願いできるため、他者の協力を得ることは大切です。

家族や友人、大学の指導教員など、さまざまな人にエントリーシートのチェックや面接対策をお願いしてみましょう。

就活エージェントに相談してみよう

エントリーシートや学生時代に力を入れたことについて、悩みがある場合は、就活のプロである就活エージェントに相談してみると良いでしょう。

「ジョブコミット」であれば、自己分析のサポートや、学生時代に力を入れたこととして使えるエピソードに関するアドバイスを受けられます。

また、それ以外の項目におけるエントリーシートの書き方を教えてもらったり、面接対策してもらったりといったことも可能です。

さらに、自分と相性の良い企業選びや、就活終了後の入社準備の支援まで、包括的に手助けしてもらえます。

今後の人生をより望んだものに近い形で実現していくために、便利に活用できるツールとして、ジョブコミットなどの就活エージェントを利用してみてください。

ジョブコミットへの登録は、こちらからどうぞ。

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おわりに

学生時代に力を入れたことに関しては、自己分析や他己分析によって過去の経験を深掘りし、エピソードを選ぶ必要があります。

エントリーシートに書いた内容や、面接で答えた内容次第では、採用担当者からさらなる深掘りを受けるため、しっかり答えられるよう準備しておかなければなりません。

質問に答える際は、構成を意識して結論ファーストを心がけることが大切です。

書き終わった草案は自分でもチェックしたうえで他者にも見てもらい、完成度を高めてから提出しましょう。

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