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・グローバルに働くことは就活軸になるのか
・グローバルの就活の軸の注意点
・グローバルの就活の軸の面接時回答例文
・グローバルの就活の軸について知りたい人
・グローバルの就活の軸の注意点を知りたい人
・グローバルに活躍したい人
就職活動を始める上で、まず就活の軸を考えることが大切になります。
就活を始めていこうとしている方の中では、グローバルに働きたいと考えている人は多いでしょう。
そこで本記事では、グローバルに働くということが就活の軸になるのかどうか、また面接で伝える際に大切な構成や注意点を解説していきます。
グローバルを軸にした例文も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】就活の軸とは
そもそも就活の軸とは何でしょうか?
就活の軸とは、自分の価値観やなりたい姿に基づく企業を選ぶ際の判断基準を指します。
就活の軸が明確になっていれば、企業を選ぶ際には、自分の希望に合っているかどうかに着目することができます。
面接やESにおいても、質問されることが多く、就活の軸をしっかりと決めておくことが大切になります。
就活の軸を決めるために、自己分析で自分の強みや弱み、今後のありたい姿を理解し、自分の価値観を深堀りすることが必要です。
また、インターンシップや会社説明会に参加し、実際に社員の方と話すことで、自分の就活の軸が見えてくるかもしれません。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】グローバルに働くことは就活の軸になるのか
それでは、「グローバルに働く」という希望は就活の軸になるのでしょうか。
結論からいうと、グローバルに働くということは、もちろん就活の軸になります。
ただし、「グローバルに働く」というだけでは、抽象度が高くなってしまいます。
そのため、自分の言葉で、具体的に説明できるようにしなければなりません。
なぜグローバルに働きたいのか、グローバルに働くために自分が努力していることは何か、グローバルに働いて何を成し遂げたいかなどを考え、他の就活生と差別化を図りましょう。
この就活の軸がしっかり定まっている人は、曖昧な人に比べて就活を成功させやすいです。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】グローバルに働くとは
就活の軸を明確に具体的に決めることについて解説していきました。
ここからは、就活の軸を決める上で、「グローバルに働く」とはどういうことか、
- 会社の公用語が外国語
- 海外企業との取引がある
- 海外勤務の機会がある
の3つを紹介していきます。
会社の公用語が外国語
グローバルに働くことのポイントの1つ目は、会社の公用語が外国語であることです。
実際に、楽天やファーストリテイリング(ユニクロ)、アサヒビール、武田薬品工業などといった大手が公用語を英語に定めています。
なぜ企業が公用語を外国語に設定しているのか、その最大の理由は海外マーケットへの進出のためです。
外国語を公用語としている企業は、グローバルなビジネスを展開しています。
そのため、グローバルに働くことを軸にしている就活生が希望する仕事が待っているかもしれません。
海外企業との取引がある
グローバルに働くことのポイントの2つ目は、海外企業との取引があることです。
海外の取引というと、大手企業のイメージが強いですが、最近では中小企業も海外と強く関わりを持っていることが多いです。
その理由は、インターネットが普及により、距離の問題がほとんどなくなり、十分に海外と取引できるようになったからです。
企業を選ぶ際、取引先の会社もインターネットなどで閲覧しやすくなりましたが、大手企業だけでなく、中小企業の取引先にも注目するとよいでしょう。
海外出張・海外赴任がある
グローバルに働くことのポイントの3つ目は、海外出張・海外赴任があることです。
特に、航空会社や貿易会社、商社などに多いです。
海外出張・海外赴任では、ネイティブに話す現地の人々と同じ立場でコミュニケーションを繰り広げ、自社の目的を果たす必要があります。
そのためにも、語学力を身につけ、現地の情報や相手のことをしっかり理解するなど、事前の準備は大切です。
グローバルに働きたい人にとって、海外出張や海外赴任は一度は夢見たことのある仕事かもしれません。
ですが、出張・赴任の目的を把握し、遊びにいくわけではないということをわきまえる必要があります。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】伝える際のおすすめの構成
続いて、グローバルに働くことを就活の軸として、面接やESなどで伝える際のおすすめの構成を紹介します。
ここでは、結論→エピソード→入社後の貢献の順で伝えることをおすすめします。
具体的に、1つ1つ見ていきましょう。
結論
最初に「私の軸は◯◯です」と結論から述べましょう。
結論から先に述べることによって、何について伝えたいのかが明確になります。
普段話しているときにはどうしても、理由→結論の順番になってしまいがちです。
ですが、企業側に伝えたいことを理解してもらうためにも、まず結論を明確に示しましょう。
エピソード
つづいて、なぜその結論(軸)に至ったのか、エピソードを盛り込んでみましょう。
ただ漠然と「グローバルに働きたい」と伝えただけでは、その軸に思い入れがないと思われるかもしれません。
グローバルに働きたいと思うようになったきっかけや、自分がグローバルに活動した経験などを盛り込み、アピールしてみるといいでしょう。
入社後の貢献
最後に、その軸を持ってして、入社後にどのようなことがしたいのか、貢献できるのかを述べましょう。
「グローバルに働きたいです!」と自分のやりたいことばかり言っても、企業側には響きません。
その企業で、自分がどう貢献できるのか、利益増加のために何ができるのか、自分の価値を伝える必要があります。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】伝える際の注意点
ここでは、グローバルに働くことを就活の軸として伝える際に、注意すべきことを
- グローバルに働くことが目的にならない
- 曖昧な理由を述べない
- どの企業でも言えそうなことは言わない
の3つに分けて解説します。
グローバルに働くことが目的にならない
注意点の1つ目は、グローバルに働くことが目的にならないということです。
ただグローバルに働きたいと伝えると、自分の希望を述べているだけになってしまいます。
企業側からすれば、企業にどのような貢献ができるのかが、知りたいポイントです。
そのため、自分がグローバルに働くことで、企業にどう貢献できるかを伝えることが大切になります。
その企業がどのような利益をもたらすことを望んでいるのか調べ、自分の強みと照らし合わせて、貢献できると思うことを伝えましょう。
曖昧な理由を述べない
注意点の2つ目は、曖昧な理由を述べないということです。
グローバルに働きたい理由として、「海外に興味があるから」や「外国語が得意だから」など、曖昧なものは誰にでも言えることです。
他の就活生との差別化を図り、具体的に理由を伝えるためには、自分がグローバルに働きたいと思った、独自の経験を盛り込むことが大切になります。
特に面接で、グローバルに働きたい理由を自分の経験と結びつけて伝えると、説得性や独自性が増します。
なぜグローバルに働きたいと思ったのか、自分のこれまでの経験を振り返り、掘り下げてみましょう。
どの企業でも言えそうなことは言わない
注意点の3つ目は、どの企業でも言えそうなことは言わないということです。
どの企業でも言えそうなことを言うと、「他の企業でもいいじゃん」と不採用になる可能性があります。
こうした事態を避けるためにも、グローバルさとその企業独自の特徴とを結びつけて伝えることが大切です。
なぜこの企業を選んだのか、この企業でなくてはいけない理由は何か、はっきりさせましょう。
そのためにも、やはり企業独自の特徴を知ることが大切になるので、徹底した企業研究が欠かせません。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】就活の軸に関してよくある質問
グローバルに働くことを就活の軸として伝えるためのポイントを紹介していきました。
ここでは、就活の軸に関してよくある質問である
- 複数あってもいいか
- 複数ある場合は優先順位をつけるべきか
- 途中で変化してもいいか
- どこまで本音を反映させればいいか
に、回答していきます。
複数あってもいいか
まず、就活の軸が複数あってもいいかという質問。
複数あっても大丈夫ですが、多すぎても希望する企業を絞りきれません。
「これは譲れない!」と考える軸を2~3個までに絞っておきましょう。
複数ある場合は優先順位をつけるべきか
つづいて、就活の軸が複数ある場合は優先順位をつけるべきかという質問。
優先順位をつけること自体はいいですが、それに固執しすぎないようにしましょう。
優先順位をつけておくことで、優先度の高い軸に合う企業を探すことができ、企業研究がしやすくなります。
ただ、2~3位の軸と合致する企業に内定をもらえたとき、どうするのかを考えておく必要があるでしょう。
途中で変化してもいいか
就活の軸が途中で変わってもいいかという質問。
変化が生じても問題ありません。
就活の中で、自分の軸に即した企業とご縁があっても何かしっくりこないことは、よくあります。
そのようなときには、自分の軸で「何に違和感があるのか」を検証し、深堀りしていきましょう。
そうすることで、自分だけの本当の軸を見つけることができます。
どこまで本音を反映させればいいか
最後に、就活の軸をどこまで本音で話せばいいかという質問。
全て本音で話す必要はありません。
ただ、大半を取り繕ったり、企業に合わせすぎてしまうと、ミスマッチにつながるおそれがありますので、注意が必要です。
企業に即して回答するだけでなく、自分の気持ちもはっきりと伝えることも大切になります。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】グローバルを軸にした例文を紹介
ここでは、就活の軸をグローバルに働くこととした場合の、例文を紹介します。
留学の経験をもとにした場合と、旅行の経験を基にした場合の2つに分けていますので、ぜひ参考にしてください。
留学経験
私は大学2年生の時にアメリカに半年間短期留学をして、様々な言葉や文化に触れることで、知見を広げることができました。
中でも印象に残ったのは、貧困街であらゆる通り沿いにゴミやが散乱し、ホームレスの方が地面に寝ていたことです。
この経験から、私は世界中で貧困に苦しむ方が安心して暮らせるようなまちづくりを目指したいと考えるようになりました。
貴社は先進国だけでなく、発展途上の国に対してもサービスを展開する積極的な事業方針を継続しており、そこに魅力を感じました。
培った語学力を生かし、海外の企業とも積極的にコミュニケーションを取り、貴社の業績アップに貢献していきます。
旅行経験
私は大学1年生のときに、フランスに旅行に行きました。
中でも印象に残ったのは、貴社の商品「◯◯◯◯」が店頭に並んでいるのを見たことです。
店員の方から、現地の方に大変人気だという話を聞いて、私は日本の製品の使いやすさや機能の高さを感じました。
そして、貴社の商品である「◯◯◯◯」や日本で人気の「△△△△」のすばらしさを、世界に広げていきたいと考えるようになりました。
私はビジネスをおこなう上での英語力には自信があり、大学の異文化交流ゼミではコミュニケーションについて研究しました。
培った語学力を生かし、貴社の商品を世界中の方々に届けることをお約束いたします。
【グローバルに働くことは就活の軸になるのか】就活の軸に悩んだら
これから就活の軸を考えて、企業の研究を始めようとする方も多いでしょう。
しかし自分の就活の軸といっても、漠然としていてよく分からないと不安になってしまいますよね。
そこでおすすめなのが、就活エージェントへの相談です。
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おわりに
今回は、「グローバルに働く」は就活の軸になるのか、伝え方のポイント・注意点について紹介していきました。
インターネットの普及により、国と国との距離が近くなり多文化共生が叫ばれている現在、グローバルに働きたい就活生は多いです。
他の就活生との差別化を図るためにも、まずは自分の経験や感じたことを思い返して、自己分析を進めてみましょう。
ぜひ、本記事を参考に、就活の軸について考えてみてください。