キャリアビジョンでベンチャーから高評価を得よう!キャリアビジョンの作り方を解説

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はじめに

キャリアビジョンとは、自分の将来を見据えて人生や仕事をどのようにしていきたいのか、具体的なイメージを描き、計画することです。

キャリアビジョンは自分の将来を考えるためにとても重要であり、就活時にもとても重要な採用基準になります。

採用側は応募者のキャリアビジョンを知ることで、企業や職種にマッチするか、仕事に対してのモチベーションや適正を把握し、入社後にミスマッチのない採用ができます。

特にベンチャー志望の就活生の場合は、面接で聞かれることも多いため、しっかりと将来のビジョンを描き、事前対策をしておきましょう。

【ベンチャー向けのキャリアビジョンとは】面接で使えるキャリアビジョンとは

採用担当者が面接で重要視するのは、キャリアビジョンを通して見えてくる、具体的な仕事へのモチベーションです。

企業がキャリアビジョンを重要視する理由として、まずはその人が自分の将来や仕事に対して、どれだけ明確に考えているのかを見極めるためです。

そして、次に仕事に対してただ給料をもらえれば良いという考え方ではなく、仕事に対する意欲や、仕事を通して将来どうなりたいのかというビジョンや目標を見極めたいと考えています。

自分が将来どのようになりたいか、そのためにはどのような仕事をして人生設計していきたいのか、自分の人生と仕事のビジョンに加えて、その因果関係を伝えられるように意識してキャリアビジョンを作成しましょう。

仕事に触れられている

まず大前提として、キャリアビジョンは仕事に関するものにしましょう。

「将来家庭を築きたい」「良い父親になりたい」などというような、プライベートな夢はキャリアビジョンではないので注意しましょう。

企業が知りたいのは、仕事への意欲や求めている人材像とマッチするかどうかです。

事前に応募企業の理念・指針・社風などを調べて、企業が求めている人材像に当てはめながら、どのような仕事や職種を経験したいのか、またその経験を通じてどのようなビジョンを描いているのかを伝えられるようにしましょう。

その際にどこの企業でも通じるような内容ではなく、応募企業やその職種でしか実現できないキャリアビジョンが伝えられると、より説得力が増し、好評価につながります。

実現可能である

キャリアビジョンで描く内容は、実現可能なキャリアビジョンであるように心掛けましょう。

たとえば「3年で役員までのぼり詰めたい」などといった、実現できないような、突拍子なビジョンはやめましょう。

応募企業で実現可能なキャリアビジョンを意識して、どのような仕事を・どのように・いつまでに達成したいかなど、具体的なビジョンを考えるようにします。

実現可能な計画を立てるために、1年後・3年後・5年後・10年後など期間を区切り、期間ごとの目標設定を立てて積み上げていくと良いでしょう。

大切なのは「実現可能である計画」であることです。

一通りビジョンが描けたら、実際に実現できる計画になっているかどうかを全体的に確認してみましょう。

【ベンチャー向けのキャリアビジョンとは】ベンチャーがキャリアビジョンで見ている点

ベンチャー企業は、仕事に対してモチベーションが高く、熱意のある人材を求めています。

勢いのあるベンチャー企業では、組織や教育体制が整っていない場合も多いので、受け身の姿勢ではなく、積極的に自ら行動をしながら学んでいく主体的な姿勢が大切です。

また、仕事に対する意欲や熱意に加えて、新たなアイデアなどの提案力や問題が起こった際の課題解決能力など、臨機応変に対応できるマルチ能力が求められます。

キャリアビジョンを通して、将来像と共に、仕事に対する能動的な姿勢を伝えられるように工夫すると良いでしょう。

しっかり考えて就活をしているか確認

企業側は、キャリアビジョンを通して、あなたが自分の人生についてしっかり考えたうえで就活しているかを確認しています。

人生を深く考えず、なんとなく就活している人は離職する可能性も高いと判断されるのです。

ただ「生活するためにお金を稼ぎたいから」「出世したいから」などの安易な目的では、特に主体的な人材を求めているベンチャー企業への就活は、失敗してしまう可能性が高くなります。

「将来の夢や目標を達成するために、仕事を通じてこういう人間になりたい」などという、前向きな姿勢で仕事に取り組めるモチベーションが求められます。

キャリアビジョンでは、あなたの人生に対する真剣な姿勢や将来の夢に向けた目標設定、そして仕事に対して主体的で能動的に取り組める姿勢をアピールしましょう。

自社への志望度を確認

ベンチャーは「なぜ自社を選んだのか」というポイントにこだわります。

自分自身のキャリアを考えたうえで自社を選んだとなれば、自社への志望度や仕事に対しての熱意も高く、早期離職する可能性も減ると見なされるのです。

企業にはそれぞれ、独自の経営理念やビジョンがあります。

まずは、自分自身が思い描くキャリアビジョンや仕事に対する価値観が、企業の理念と合っているかどうかを確認しましょう。

自分の価値観と応募企業の理念にぶれがあると、採用時に「合わない人材」と見なされてしまいます。

そして、応募企業の職種や業務内容をしっかりと調べ、その企業だからこそかなうキャリアビジョンを伝えましょう。

具体的に、その企業ならではの仕事や業務内容と結びつけるようにすると良いでしょう。

【ベンチャー向けのキャリアビジョンとは】キャリアビジョンの注意点

企業がキャリアビジョンで見ているのは、あなたの目指している将来のビジョンや仕事への姿勢が、自社の理念やビジョンとかけ離れていないかどうかという点です。

企業としては、入社後のミスマッチや、早期離職となる可能性をなるべくなくしたいという思惑があります。

「給料がもらえれば良い」というような受け身姿勢の人材より、積極的に自社に貢献してくれる主体性のある人材を期待しているのです。

キャリアビジョンを通じて見えてくる、あなたのビジョンと企業のビジョンの方向性が近ければ近いほど、より自社に貢献してくれる人材だと思われ好評価につながります。

お互いのビジョンのマッチング度は、採用する際の非常に重要な決め手になることを覚えておきましょう。

ほかの企業でもかなうものは使わない

「仕事を通してキャリアアップしたい」というような、どの企業や業界でも通じるような漠然としたキャリアビジョンは避けましょう。

ほかの企業でもかなえられてしまうキャリアビジョンだと「自社である必要性がない」「大手企業に受かった際そちらに行ってしまう」と捉えられかねません。

応募企業が第一志望である、というパフォーマンスをするためにも「御社でなければならない」という理由を具体的にキャリアビジョンへ盛り込み、アピールしましょう。

その企業にマッチしないビジョンは避ける

先述したように、企業にはそれぞれの経営理念やビジョンがあります。

ベンチャー企業は特に、独自の社風があるため大手企業に比べて、企業として目指すビジョンを強く描き、大切にしている傾向があるのです。

勢いよくこれから成長していくモチベーションが高いベンチャーでは、企業の目指すビジョンにマッチする人材かどうかという点は非常に重要視されます。

たとえば、終身雇用が推奨されている企業で「バリバリ働いて力をつけて起業したい」というようなアピールの仕方をしてしまっても、逆効果となってしまします。

このようなミスマッチが起こらないように、事前に応募企業のビジョンと自分自身のビジョンが一致しているかを、入念に確認しておきましょう。

【ベンチャー向けのキャリアビジョンとは】ベンチャーに高評価のキャリアビジョンの作り方

安定した大手企業と比較して、ベンチャーは新規事業を立ち上げたり、事業拡大したりと、これからの伸びしろが大きい企業です。

ベンチャー企業で求められるのは、指示通りに仕事をこなす受け身姿勢の人材よりも、主体的に提案するなど、困難が訪れても創意工夫をして挑んでいくような前向きな姿勢の人材です。

また、人生や仕事に対して、自分軸や芯をもって行動できる人間かどうかも大切なポイントと言えます。

ベンチャー企業で好印象を与えられるキャリアビジョンの作り方を見ていきましょう。

①企業研究をする

まずは、企業ごとにどのような人材が求められているか把握しましょう。

ベンチャーは、特に企業ごとの求めている人材像がはっきりしています。

企業ごとに、経営方針や理念、描いているビジョンは千差万別で、好まれるキャリアビジョンも異なります。

応募企業ごとに、入念な企業研究を行い、どのような人材が求められているのか確認したうえで、キャリアビジョンを作っていきましょう。

ほとんどのベンチャーは、企業にコミットし、熱意をもって仕事に取り組むモチベーションの高い人材を求めています。

キャリアビジョンを通して自分の目指しているビジョンと、応募企業のビジョンがマッチしている点を伝えることで、応募企業が求めている人材に自分が当てはまる人材だとアピールしましょう。

②軸を作る

キャリアビジョンの詳細を書いていく前に、キャリアビジョンの軸を作りましょう。

軸を作らずに、細かい内容を書いていってしまうと、話があちこちに展開してしまい、最終的に結局何が言いたかったのかよくわからないあいまいなビジョンになってしまいます。

キャリアビジョンを通して、企業側に何を伝えたいのか、一番大事な軸を作り、全体的にその軸からぶれないように話の展開を作っていきましょう。

その際に、仕事と結びつけた内容で展開していくようにすると、採用側も入社後のイメージをすることができるため、より熱意や志望度が伝わりやすくなります。

過去・現在・未来において、仕事で何を大切にしていきたいのか、軸を作ることで説得力が増し、ぶれがなくなります。

③一貫性をもたせる

志望動機や自己PRなど、全体的に一貫性がしっかりあるかどうか確認しましょう。

一貫性がしっかりしていることで「自分に軸がありしっかりしている人」という印象を与えられます。

反対に、この一貫性がないと「本心でない」と思われる可能性や「自分軸がしっかりしおらず、仕事に対する向き合い方にもぶれが出てくるのではないか」と思われてしまう可能性があるのです。

「なぜ、応募企業に就職したいのか」「入社後はどのように成長したいのか、そして将来どのようになっていきたいのか」というビジョンに一貫性と整合性があると、説得力が増し、人間的な信頼感も抱いてもらえます。

志望度や熱意に加えて、人としての信頼度や人間力をアピールできれば、より魅力的な印象となり、他の応募者との差別化にもつながります。

④具体的経験と関連づける

キャリアビジョンを伝える際は具体性がとても重要です。

単純に「こうなりたい」という漠然としたビジョンを語るのではなく、実際に過去の経験から得た知識や学びをどう活かし、応募企業で成長していきたいのか、という具体的な過去の経験と今後のビジョンを結びつける必要があります。

過去を振り返り、キャリアビジョンの軸と合うような具体的な経験を思い出して、ビジョンの内容と結びつけましょう。

具体的経験に基づいたビジョンは、非常に説得力があり、ほかの人と差別化ができるため、あなた独自の唯一のものになります。

過去・現在・未来と一貫してつながるキャリアビジョンを伝えることによって、就活のために作った一過性のものではなく「真実味のあるキャリアビジョン」として説得力のあるアピールができるでしょう。

まとめ

人生どのようなビジョンで設計していくか、仕事に対する価値観や人生プランも人それぞれ異なります。

キャリアビジョンには、正解や不正解はなく、あなた独自のオリジナリティのあるものであり、作成することで自分の人生観や仕事に対する価値観を発見できます。

また、自覚することで人生の満足度も上がるでしょう。

したがって、就活時だけでなく、今後の人生においての指標としても大変活用できます。

ぜひこの機会に自分の人生と向き合う大切な時間を作ってみましょう。

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