【例文5選】キャリアビジョンの例文を紹介!人事が見ているポイントを徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

はじめに

この記事を読んでわかること

・将来ビジョンとは何か
・なぜ将来ビジョンを聞かれるのか
・将来ビジョンの例文

この記事をおすすめしたい人

・これから面接を受ける予定のある人
・将来ビジョンについて聞かれる可能性のある人
・面接で聞かれそうな質問を潰しておきたい人
・面接を突破したい人

面接でよく聞かれることとして「将来のビジョンを教えてください」という質問があります。

特に就活を始めたばかりの方は、この質問に対してどのような回答をすれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。

しかしこの質問に対する回答を考えることで、就活に役立つだけではなく、今後の社会人生活をどのように送るのか考えるきっかけとなります。

そこで今回は、将来のビジョンとは何か、その質問をする理由、そして具体的な回答例をお伝えします。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【将来のビジョンの例】将来のビジョンとは

将来のビジョンとは、自分がその企業でどのように働きたいか、またどのように成長していきたいかを示す計画のことです。

ビジョンという言葉は、日本語で展望・理想像という意味をもっています。

そのため、将来自分が仕事を通してどうなりたいのかを考えることが大切です。

まずは仕事に関係なく、自分の人生において成し遂げたいことや、どんな目標をもっているのか整理しましょう。

その目標を達成するためにどんなスキルが必要なのかを考えると、具体的にその企業で実行するべき行動かがわかるでしょう。

将来のビジョンは、面接やエントリーシートの中でよく聞かれる質問であるため、必ず準備しておく必要があります。

また、論理的な回答ができるように心掛けましょう。

【将来のビジョンの例】将来のビジョンはなぜ聞かれるのか

将来のビジョンは面接においてよく聞かれる質問ですが、面接官はこの質問によって仕事に対する価値観やキャリアビジョンを見ています。

どちらも入社後のミスマッチを防ぎ、企業と就活生が同じベクトルを向いて成長していけるかを確認するために、非常に重要な要素です。

また、キャリアビジョンを知ることによって就活生の志望度も確認できます。

ここからは、将来のビジョンがよく聞かれる理由について具体的な内容をお伝えします。

仕事に対する価値観を見るため

面接官が将来のビジョンを聞く理由は、就活生が仕事において何を大切にしているのか把握するためです。

就活生の仕事の価値観を知ることで、企業が大切にしている考え方とマッチしているかを確認できます。

どんな企業にも文化や風土が存在し、そこから企業理念や社是が生まれるのです。

企業が就活生に内定を出すための基準として、企業のビジョンに共感できるかどうかという点があります。

どんなに学生の学歴が高く、経験してきたことが評価されても、企業のビジョンと学生のビジョンが一致しなければ早期離職につながってしまうのです。

そのため、就活生の挑戦したいことが自社で叶うのか、自社にマッチしているのかを確認しようとして、将来のビジョンを質問しています。

行動の一貫性を見るため

キャリアビジョンが聞かれる理由として、行動に一貫性があるかどうかを判断する点が挙げられます。

企業は、入社後に自社で活躍できる人材を採用したいと考えるのが一般的です。

また、企業・業界の方針や価値観に合わず、入社後にすぐ退職してしまう人材の採用は避けたいと考えます。

行動の一貫性が見られる背景には、企業との親和性があるか、ミスマッチがないかを確認する目的があるのです。

就活生が自分自身や企業をよく理解し、キャリアビジョンと志望動機を重ねられていれば、入社後に活躍するイメージも付きやすくなります。

一方で一貫性がないと「入社したらイメージと違った」などミスマッチが起きるのではと懸念される恐れがあります。

キャリアビジョンはもちろん、書類選考から面接など一連の採用活動のなかでも、一貫性のある言動を心がけましょう。

自社で働くイメージを持つため

キャリアビジョンから働くイメージを導き出すことも、企業がキャリアビジョンを聞く理由のひとつです。

一般的に、採用した人材が入社後に自社で活躍してくれるのかは重要な要素です。

せっかく採用しても、積極的に自社に貢献する意欲がなければ意味がありません。

そのため、自社で働くイメージが持てる人材かは、採用の基準となりえます。

とくにキャリアビジョンからは、入社後にどのような目標や姿勢で働きたいと考えているのかが見えてきます。

具体的なステップアップの目標や取り組みたい仕事があると、さらに働くイメージが付きやすいでしょう。

キャリアビジョンを考える際は、働くイメージが求められていると意識し、企業の求める人物像などもチェックしておくこともおすすめします。

【キャリアビジョンの例】キャリアビジョンを考えるための準備

キャリアビジョンは、行動の一貫性など採用を決めるにあたって大切なポイントを見るために重宝される質問です。

しかし、学生時代に具体的なキャリアビジョンを描いている学生は決して多くないでしょう。

いざ就活を始める段階になって「何を伝えたら良いのか」を悩む方も多くいます。

そこでおすすめなのが、段階を踏んでキャリアビジョンを検討する方法です。

ここではすぐに始められる4つの準備を紹介します。

キャリアビジョンに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析をする

キャリアビジョンを考えるための準備として欠かせないのが、自己分析です。

企業でどのように働きたいか、そしてどのように成長したいかを考える際、主語は自分となります。

そのため、自分自身がこれまで積んできた経験を振り返ったうえで、ビジョンを見極める必要があるのです。

自己分析ではまず経験から、特性や考え方の傾向、好みなどを分析していきます。

そこから仕事を通じて成し遂げたい目標や将来像を定めていきます。

自己分析はキャリアビジョンだけではなく、志望動機や自己PRなど選考で必ずといって良いほど聞かれる質問にも共通して役立つものです。

インターネット上にもさまざまな自己分析ツールがあります。

就活の早い段階で自己分析をおこない、広く役立てていきましょう。

業界分析・企業分析をする

自己分析に続いて、キャリアビジョンに役立つ準備が業界分析や企業分析です。

キャリアビジョンは仕事を通じて成し遂げたい目標などを指すため、仕事への理解は欠かせません。

自己分析で自分のビジョンがイメージできたら、ビジョンが実現できる業界や企業を調べてみましょう。

入社するのに良い企業の基準は、自己分析で判明した自分の目標や願望と、企業の方針や業務内容がマッチするかどうかです。

どちらかが欠如した状態であると、入社後に仕事へのモチベーションが起きない、想像と違ったなどミスマッチの要因にもなります。

志望したい企業がある場合は「その企業でどのように成長できそうか」と企業情報から逆算してキャリアビジョンに反映させるのもひとつの方法です。

達成しやすい目標から考える

キャリアビジョンを考えるコツとして、達成しやすい目標を立てる方法があります。

新卒で就活をおこなう学生の多くは、社会人経験がありません。

アルバイトの経験はあっても、企業に入社して社員として働く具体的なイメージは湧きづらく「キャリアビジョン」といわれてもピンと来ない就活生も多いはずです。

そのような状況で、将来を難しく考えすぎたり、長期的な計画を立てたりすると、現実味がなく自分自身の言葉で話がしにくくなります。

そこでおすすめなのが、達成しやすい目標、つまり自分自身がイメージしやすい目標から考える方法です。

難しく考えすぎず、まずは2〜3年の間で取り組んでみたい仕事や習得していたいスキルから考えてみましょう。

できるだけ詳しくキャリアビジョンを立てる

達成しやすい目標を考えた後は、そこからさらにできるだけ詳しく、具体的にキャリアビジョンを組み立てていきます。

抽象的な話ばかりだと、企業の採用担当者も「入社後に自社で活躍するイメージ」を持ちにくくなるためです。

採用したいと思ってもらうには、入社後にステップアップしていく意欲が伝わるようなキャリアビジョンが必要です。

たとえば、2〜3年後の目標を達成したら目指したい目標や社会人としての最終的な目標を考えます。

段階的に取り組みたい目標を伝えれば、継続的に目標達成に向けて努力しているイメージにつながり、良い印象を与えられるかもしれません。

キャリアビジョンは最終的にできるだけ詳しく説明できるよう準備しましょう。

【キャリアビジョンの例】キャリアビジョンを考えるポイント

将来のビジョンを考えるといっても、すぐには思い浮かばない方が多いのではないでしょうか。

考え方のポイントととして、プライベートではなく仕事のビジョンを思い描くこと、またそのビジョンが過去の経験にもとづいているかどうかが重要です。

自分の過去の経験を振り返り、自分の記憶に強く残っている出来事や、必死に努力した経験があれば整理してみましょう。

ここからは、将来のビジョンの考え方について、具体的な内容をお伝えします。

プライベートではなく仕事のビジョンであることが前提

まず大前提として、就活で問われる将来のビジョンとは、仕事のビジョンであることを理解しておきましょう。

面接の中ではただ「将来のビジョンを教えてください」と聞かれることもあります。

しかし、この場合でもプライベートのビジョンではなく、仕事に対するビジョンを聞かれています。

そのため、将来のビジョンを聞かれた際は「収入をアップしたい」「家を買いたい」「結婚をしたい」などのプライベートなことを回答してはいけません。

仕事を通して、何を成し遂げたいかが回答のポイントとなるため「御社の主力商品である◯◯といったサービスを◯◯に提供することで、〇〇という社会課題を解決したい、◯◯な世の中を実現したい」といった内容を答えられると、高い評価につながるでしょう。

過去経験にもとづいているかどうか

将来のビジョンを考えるうえでもう1つ大切なことは、過去の経験にもとづいているかどうかです。

自分の過去の出来事をしっかり振り返り、自分の記憶に強く残っている出来事・部活・習い事・勉強など、努力した経験があれば整理してみましょう。

また、それを振り返るうえで、なぜ今でも記憶に残っているのか、なぜ努力し続けられたのかを深掘りすることが重要です。

それを繰り返すと、自分が仕事を通じてどういったことを成し遂げたいのかが見えてきます。

また、面接の際は5W1Hを適切に使いながら、将来のビジョンとして描いている理由を言語化し、相手に伝わるよう話をする必要があります。

過去の経験を語ることで説得力が増し、自らにとっても良い気づきとなるでしょう。

いつまでに達成させるか決める

キャリアビジョンを考える際のポイントのひとつが、具体的に目標の期限を決めることです。

「いつか達成したい」「将来的に達成できたら良いと思っている」では現実味がなく、実際に目標達成に向けて取り組んでいるイメージが伝わりにくくなります。

また、計画的に物事を組み立てる思考ができていないと判断されると、ポジティブな評価につながる可能性が低くなります。

そのためキャリアプランで目標を定めたら、それぞれをいつ頃までに達成するかの期限を検討しましょう。

「〇年後までに〇〇を達成する」と明確に伝えると、一気に目標が現実味を帯びます。

それだけキャリアに対するやる気が伝わり、企業で意欲的に働くイメージにもつながるため、好印象です。

企業の方向性と一致させる

キャリアビジョンを考えるポイントに、企業の方向性と一致される方法があります。

企業は選考を通じて、入社後に自社で活躍できる人材を採用したいと考えます。

また、企業・業界の経営理念や価値観に合わず、入社後すぐに退職してしまうような人材の採用は避けたいと考えるのが一般的です。

そのため、自分のキャリアビジョンと、企業の経営理念や価値観を一致させるとより効果的といえます。

たとえば、新規事業の展開に注力している企業であれば「入社から〇年ほどで新規事業の立ち上げと運用を経験したい」などのキャリアビジョンはマッチします。

どうしても入社したい企業がある場合は、企業の方向性からキャリアビジョンを検討するのも良いでしょう。

すぐに達成できる目標は避ける

キャリアビジョンを考える際、すぐに達成できる目標は避けるのがポイントです。

企業は入社してから仕事に慣れてきた後も、向上心を持って働き続ける人材を採用したいと考えるのが基本です。

そのため数年後に達成できてしまうキャリアビジョンだけを伝えてしまうと「目標達成後はどうなるのだろう」「長い間意欲的に活躍してくれる人材だろうか」とネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。

また、就活生自身としてもすぐに達成できるような目標だけでは、モチベーションを維持して働き続けるのが難しいといえます。

もちろんキャリアビジョンを考えるにあたり、達成しやすい目標から考える方法は有効です。

しかし、将来的な最終目標まで考え伝えなければ、キャリアビジョンとしては不十分となるため注意しましょう。

【将来のビジョンの例】将来のビジョンの例文

面接で将来のビジョンについて質問されたときに備えて、事前に回答を準備しておきましょう。

評価の高い回答をするためには、まず結論を第一に伝え、次になぜそのように考えたのかを自らの経験を交えて具体的なエピソードを語ることが大切です。

ここからは、将来のビジョンの例文を①営業職②企画職③マネジメント職④外資系企業⑤プログラマーの順番でご紹介します。

あなたが志望している職種の例文があれば、ぜひ参考にしてください。

例文①

私は御社の営業職として、お客様の幸せを第一に考えられるようになりたいです。
そのように考えたきっかけは、私の父が御社の生命保険を契約したことです。
その中で、普段は無口な父が「商品を無理に売り込むのではなく、自分に合ったプランをたくさん紹介してくれて、納得のいく保険を探せた」と言っていたことをよく覚えています。
父が大病を患い入院した際には、実際に御社の保険に助けられ、私もとても安心したことを覚えています。
そのような経験から、御社の営業職の方は数字をあげるだけではなく、相手の幸せを第一に考えられる方なのだと感じました。
私自身もすでに御社で活躍されている方と同じように、少しでも多くのお客様を幸せにしていきたいです。

例文②

私は御社の企画職として、自分が企画した商品によって世の中の人々を幸せにしていきたいです。
そのように考えたきっかけは、ゼミ活動の一環として行った商品のマーケティング活動です。
とある企業と協力しながら進めていた化粧品企画のプロジェクトでは、実際に自分の企画したアイデアが商品化しました。
実現できたときの喜びは、今でも忘れられません。
またその商品を使用してくれた周囲の友人や家族から、今までコンプレックスに感じていた部分が解消されたという声を聞くことができ「少しでも前向きな気持ちにできたのだ」という実感もありました。
私はこのような経験から、仕事を通して人々の悩みを解消し、世の中の人々を幸せにしていきたいと考えています。

例文③

私は御社のマネジメント職として、自分がつけた知見を後輩や組織マネジメントに活かしていきたいと考えています。
現在飲食店でのアルバイトを3年ほど続けています。
はじめは右も左もわからずとても苦労しましたが、先輩社員がフォローをしてくださいました。
お客様との向き合い方など、接客業をするうえで大切なことを多く教えていただき、結果としてお店の売り上げに貢献できました。
今では私が教育担当となり、若手のアルバイトスタッフを指導しています。
スキルを身につけるだけではなく、周囲の方にそれを還元することで自分の成長にもつながり、後輩の成長を見るとやりがいを感じられました。
この経験を活かして、御社でもマネジメント職として活躍していきたいと考えています。

例文④

私は、御社のような外資系企業でグローバルに活躍したいと考えています。
父が海外赴任をしていたため、幼少期からさまざまな国で生活し、語学力も身につきました。
それぞれの国で出会った人々と交流し、多様な価値観に触れることで、その国ならではの文化や考え方を知ることができました。
数年過ごしたインドでは、貧困層と富裕層の格差を目の当たりにし、衝撃を受けたことは、はっきりと覚えています。
御社が提供している製品は日本だけではなく、世界各国にもネットワークを広げており、特に発展途上国へ対しても積極的にサービスを展開していると聞いています。
自らの語学力を活かして、日本だけではなくグローバルに活躍し、世界の発展のために貢献していきたいです。

例文⑤

私はプログラマーとして御社で活躍し、実力を高めていきたいと考えています。
昔からゲームやものづくりに興味があった私は、高校生のときから独学でプログラミングを勉強しています。
大学ではゲームアプリを開発するサークルに入って、昨年実際にアプリをリリースしました。
結果ユーザーからも高い評価を得られ、自分にとって大きな成功体験となりました。
しかし、まだ独学のレベルでしかスキルを身につけられていないのが現状です。
御社はゲーム開発に強みをもっている企業ですので、そのような環境に身を置くことによって、さらに知識やスキルを吸収していきたいです。
以上の理由から、私は御社でプログラマーとして活躍し、自分の力を高めていきたいと考えています。

【将来のビジョンの例】キャリアアドバイザーに相談して将来のビジョンを明確にしよう

ここまで、将来のビジョンの考え方や例文について解説しました。

しかし、それでも将来のビジョンが思い浮かばなかったり、例文に自分の志望する職種がなく、回答に困ったりしている方もいるのではないでしょうか。

その際は、キャリアアドバイザーに相談をして、将来のビジョンを明確にするのがおすすめです。

自分ではない第三者に、自らの過去の経験や大切にしている考え方を伝えると、あなた自身が気づいていない価値観やビジョンが見つかるかもしれません。

また、あなたの長所や短所などもあらためて知ることができ、これからの自己分析にも活かせるでしょう。

キャリアアドバイザーへの相談について、くわしく知りたい方はこちらのURLからどうぞ。

まとめ

将来のビジョンとは、自分がその企業でどのように働きたいか、またどのように成長していきたいかを示す計画のことです。

将来のビジョンは面接においてよく聞かれる質問ですが、面接官はこの質問によって、あなたの仕事に対する価値観やキャリアビジョンを確認しています。

これは入社後のミスマッチを防ぎ、企業と就活生が同じベクトルを向いて成長していけるかを知るため、非常に重要なことです。

また、キャリアビジョンを知ることによって就活生の志望度も確認できます。

将来のビジョンを考えるためには、プライベートではなく仕事のビジョンを思い描くこと、またそのビジョンが過去の経験にもとづいているかどうかが重要なので、具体例を交えて話しましょう。

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