明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
- IT業界のベンチャー企業
- ITベンチャー企業の選び方
- IT業界のメガベンチャー企業
- IT業界に興味のある人
- IT業界のベンチャー企業を知りたい人
- IT業界の目がベンチャー企業を知りたい人
IT業界のベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは革新的な技術や斬新な発想を武器にして、新しいサービスや製品を提供する企業のことです。
その性質上、比較的若く成長中の企業が大多数ですが、中には財政的に十分安定し株式上場や新しい事業に手を広げる企業も存在しています。
そして、市場そのものが比較的若いIT業界やインターネット関連のサービスは、多くのベンチャー企業が活躍している分野の一つです。
しかし、就職の対象として見た場合、選択肢が膨大なためまずはどこからアプローチを始めれば良いのかわかりにくいかもしれません。
そこで、今回はIT業界で活躍するベンチャー企業への就職を目指している方を対象に、企業の選び方やおすすめのITベンチャー企業について解説します。
まずはベンチャー企業の中から規模が異なる2種類について確認しておきましょう。
・メガベンチャー企業
・スタートアップ企業
メガベンチャー企業とは
メガベンチャーとはベンチャー企業の中でも特に大きく育った大企業を指す言葉です。
どこからがメガベンチャーなのかという明確な定義は存在しませんが、IT業界においては資本金が5,000万円以上、従業員数が100人以上のラインが一つの基準となっています。
メガベンチャーはベンチャー企業特有のフットワークの軽さやチャレンジを後押しする社風を維持しながらも、中小規模のベンチャーに比べ財政的に安定し労働環境の改善にも力を入れているのが特徴です。
そのため、社員の教育制度や福利厚生に関する制度が充実しています。
一方、知名度が高く将来的にも安定が見込めるため就活生にも人気があり、就職難度は高めです。
また、社員数が多いため、小規模のベンチャーに比べると個性や強みを発揮できず埋もれてしまう可能性もあるでしょう。
スタートアップ企業とは
スタートアップ企業とは創業から2、3年程度と比較的若く、高いイノベーションの意識と短期的な目的を持った企業を指す言葉です。
ベンチャー企業としては新たな市場やビジネスモデルを開発している状態であり、いまだ成長中の段階と言えるでしょう。
メガベンチャーなど十分に成長した企業に比べると財政的には不安定であり、福利厚生の充実や給与面でも不十分なことも少なくありません。
一方で、規模が比較的小さめなため個人に任されている仕事の範囲は広めです。
そのため、さまざまな分野について学び積極的に活躍したい方にとっては自己成長の場としてふさわしい環境になるでしょう。
また、幹部や上司との距離が近い点もスタートアップ企業の特徴であり、積極的に意見を出せば企業の方向性や将来のビジョンに個人が影響を与えることも考えられます。
【26卒必見】質問に答えるだけで向いてる業界・職種が分かる!?
人によって向いている業界、向いていない業界は様々です。
自分に合っている業界・職種を見つけるのは、なかなか難しいと思います。
そこでおすすめなのがベンチャー就活ナビの業界診断ツールです!
20問の質問に答えるだけであなたの向いている業界・職種がわかります!
16タイプ性格診断(MBTI診断)を基に、各タイプ別にあった業界、職種、そして強みなどの特徴までがわかります。
こちらから無料でご利用可能です!
ITベンチャー企業の選び方
ここまではベンチャー企業の定義や種類について解説してきました。
それでは、数あるベンチャー企業の中からどうやって志望企業を決めれば良いのでしょうか。
個人によって適性や目標は異なるため、確実にこうすれば良いという手法は存在しないかもしれません。
しかし、特定の視点や偏った印象だけで企業を決めてしまうことだけは就職後のミスマッチにつながるため要注意です。
少なくとも以下で紹介する5つのポイントだけは必ずチェックしてから、志望企業を選ぶようにしましょう。
・仕事内容
・福利厚生
・待遇
・社風
・勤務場所
仕事内容
仕事内容は企業選びにおいて重要なポイントの一つです。
たとえ後に紹介する福利厚生や待遇が充実していたとしても、仕事内容がマッチしていなければモチベーションの低下や働く目的の喪失につながってしまうでしょう。
自身がやりたい仕事は何なのかを明確にしておくことで企業選びに軸が生まれ、就職後も仕事が長続きしやすくなります。
やりたい仕事が明確でない場合は、自身の適性を軸に考えることも大切です。
希望と適性の2つの軸で考えることにより、視野が広くなり企業選択の幅が生まれます。
なお、企業内容について調べる際は、その企業が活躍している業界や展開している事業だけを見るのでは十分ではありません。
自分が就職後に具体的にどのような業務を担当するのかも可能な限り調査しておきましょう。
福利厚生
福利厚生とは従業員と家族を対象にして提供される給与以外の報酬であり、社会人として働くならば無視できないポイントです。
業務内容や収入面で満足できていたとしても、この点が不十分な企業では仕事で十分なパフォーマンスを発揮することができません。
具体例としては家賃の補助制度や子育て支援制度、育休取得の推進などが挙げられます。
福利厚生は大規模な企業のほうが充実している傾向が強いため、この点を重視するならメガベンチャーなどの優先順位が高くなってくるでしょう。
中にはカフェやジムの無料利用、仮眠ルームの設置、保育所の併設といった独自の福利厚生制度を整えている企業も存在します。
福利厚生の内容が企業文化や社風と関連しているケースも多いので、企業を知る意味でもしっかり調べておくことが大切です。
待遇
待遇も会社選びで大切なポイントですが、その内容は多岐にわたるため特定の要素だけにこだわらず全体を見ることが大切です。
最初に注目されるポイントは給与でしょう。
社会人として働くのならばやはり収入面は重要になってきます。
一方で、勤務時間の長さも見落とせない要素です。
給与面の高さで企業を選んでも、勤務時間があまりに長いと心身への負担が大きく長続きしない可能性があります。
自身のライフスタイルや将来像を考えてバランスを見極める必要があるでしょう。
そして、将来的な待遇の変化についてもチェックしておくことが大切です。
たとえ初任給が高額な企業でも、その後の収入の伸び率が低ければ長期間働くメリットは薄くなってしまいます。
また、昇進のしやすさも企業における自己実現やモチベーションにつながってくる要素です。
社風
社風とはその企業独自の文化、雰囲気、社員の共通点のようなものです。
こういった要素は数値化や言語化が難しく目に見えにくい部分ですが、実際に働く際には特に重要になってくるでしょう。
企業によって上下関係の厳しさや風通しの良さ、プライベートをどの程度尊重するかといった点が変わってきます。
社風の合わない会社で働くと窮屈さや居心地の悪さを感じることになるので、事前にしっかり調査しておかなくてはいけません。
企業の社風について知りたい場合は、実際に働いている社員に直接話を聞く方法が有効です。
なお、その際は複数の社員に話を聞いておきましょう。
こうすることで情報の偏りをなくし、それぞれが口に出さない空気感のようなものも客観的な視点から判断することが可能です。
勤務場所
最後に紹介するポイントは勤務場所です。
より正確には自宅と勤務場所の位置関係と通勤時間と言い換えることができるでしょう。
自宅と勤務場所が離れていると通勤時間が長くなり、それに伴って家を出る時間や帰ってくる時間が変わってきます。
そのため、勤務時間が短い企業を選んだ場合でも、勤務場所が遠ければそのメリットは薄くなってしまうかもしれません。
逆に勤務時間が長い企業に就職しても勤務場所が家に近ければ、心身への負担はある程度軽減できるでしょう。
通勤時間が増えるということはそれだけプライベートの時間が減ることを意味します。
とある統計では通勤時間が増大するほど幸福感が低下するというデータも出ているので、企業選びの際には忘れずにチェックしておきましょう。
ITベンチャー企業のランキング
ITベンチャー企業について、売上と年収のランキングをそれぞれ確認してみましょう。
あなたが目指している企業は何位にランクインしているかを確認し、もしランキングの中にあまり知らない企業や興味を引かれる企業があれば、ぜひ企業研究も行ってみてください。
ITベンチャー売上ランキング
ITベンチャーの売上ランキングを見てみると、リクルートが圧倒的に1位となっており、広告や人材紹介といった事業でグローバル展開を積極的に進めていることが反映されています。
また、2位の楽天グループもリクルートに次ぐ規模であり、ECを中心に多様なサービスを展開しており、楽天市場などのネットショッピングが成長を支えています。
LINEヤフーは検索エンジンや広告事業、決済サービス、LINEを利用したコミュニケーションツールなどを提供しており、特にオンライン広告やデジタルサービスが強みです。
サイバーエージェントはインターネット広告やゲーム事業を中心に事業を展開しており、特にAbemaTVやメディア事業、ゲーム事業が好調に推移しており、これらが安定した収益を上げている要因です。
DMMグループはオンラインエンターテイメントの配信、オンライン学習、さらには金融サービス事業を中心に強いブランド力を持ちながらも、新規事業の開拓に積極的である点が業績を伸ばしている理由の1つであると考えられます。
- 1:リクルート
- 2:楽天グループ
- 3:LINEヤフー
- 4:サイバーエージェント
- 5:DMMグループ
ITベンチャー年収ランキング
ITベンチャーの年収ランキングは以下のようになっており、1位は人材派遣などで有名なリクルートです。
実力主義の給与体制と安定した業績がこの結果につながっていると考えられます。
2位のメルカリは日本国内で最も人気のあるフリマアプリですが、フリマ事業の成功により経営が安定し、業績が好調であることが推測されます。
また、エムスリーとスマートニュースはともに949万円で並んでおり、いずれも堅実な業績を上げています。
エムスリーは医療分野に特化したサービスを提供しており、その独自性が市場での強みとなっていると言えるでしょう。
スマートニュースはニュースアプリケーションのプラットフォームであることから、急成長のテクノロジー企業として注目されています。
LINEヤフーはLINEとYahooの合併により企業規模が拡大し、安定した収益基盤が確立されており、給与水準が高い背景には、グローバル市場での競争力を維持し、優秀な人材を引き付ける必要があることが関係していると考えられます。
- 1:リクルート
- 2:メルカリ
- 3:エムスリー
- 4:スマートニュース
- 5:LINEヤフー
IT業界でおすすめのメガベンチャー企業
ここまではベンチャー企業の種類や志望企業を選ぶ際のポイントについて解説してきました。
次はベンチャー企業の具体例として、おすすめのメガベンチャー企業をご紹介します。
IT業界においては普段よく名前を聞くサービスがメガベンチャーによって提供されている事例も少なくありません。
それらのメガベンチャー企業は財政的に安定し、給与面や福利厚生が充実しているのが特徴です。
それぞれの企業について平均年収と仕事内容、福利厚生や勤務場所といったポイントを確認していきましょう。
・LINE株式会社
・楽天株式会社
・株式会社ディー・エヌ・エー(Dena)
・メルカリ
・サイバーエージェント
・エムスリー
・GMOインターネットグループ
・MIXI
・freee
・Sansan
LINE株式会社
LINE株式会社はコミュニケーションアプリ「LINE」を中心としてさまざまな分野に事業を展開しているメガベンチャー企業です。
スマートフォンの普及とともに大きく成長し、現在は「LINEマンガ」や「LINE MUSIC」、「LINE Pay」など多様なプラットフォームを提供しています。
平均年収は770万円、待遇面では初任給が良いのも特徴です。
福利厚生としては朝食無料制度やフィットネスクラブの優待制度、スキルアップ研修などが存在します。
社内保育園の併設やベビーシッターの利用支援制度といった子育てをバックアップする体制が整っているため、育児中でも安心して勤務することが可能です。
勤務地は東京都新宿区四谷1丁目6-1 四谷タワー23階ですが、現在はフルリモート勤務も認められています。
楽天株式会社
楽天株式会社はインターネットサービスを中心とした多様な事業を展開している日本の代表的なメガベンチャー企業です。
IT業界のメガベンチャーとしては歴史が古く、1997年に設立されると2000年には早くも上場を果たしました。
「楽天市場」「楽天ブックス」「楽天トラベル」などのインターネットサービスを提供しているだけでなく、現在はフィンテック事業やモバイル事業も展開し、球団運営も行っています。
平均年収は745万円であり、近年は楽天の株式を入手できるストックオプション制度も導入されました。
福利厚生面では育児休暇取得の推奨や時短制度など子育て支援に力を入れているのが特徴です。
また、社食が3食無料で提供されており、社員は健康診断も無料で受けられます。
勤務地は東京都世田谷区玉川1丁目14-1です。
株式会社ディー・エヌ・エー(Dena)
株式会社ディー・エヌ・エーは1999年に設立され、ソーシャルゲームアプリの開発・運営などで大きく成長したメガベンチャー企業です。
現在はゲーム関連事業のほかにライブストリーミング事業、スポーツ事業など多様な展開を行っています。
2011年からは球団の運営も開始しました。
平均年収は822万円とIT業界のメガベンチャーでも高めの水準です。
育児を支援するシステムとして、子どもが1歳になるまで休業可能な育児休暇制度、児童手当などが用意されています。
また、申請して許可を受ければ社外での副業も可能です。
副業を通しての自己研鑽や自己実現を推奨し、多様な働き方を認めている点も特徴と言えるでしょう。
勤務場所は東京都渋谷区渋谷2-21-1にある渋谷ヒカリエです。
メルカリ
メルカリは2013年に設立された比較的新しいメガベンチャー企業です。
国内最大級のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を中心として急成長を遂げ、現在は新たな決済システム「メルペイ」も提供しています。
平均年収も820万円と高めであり、2018年には年功序列にかかわらず仕事をした分だけ給与が上昇する無制限昇給性も導入されました。
社風は自由かつ実力主義の傾向が強いため、若いうちから成果を出し収入を増やしたい方にとっては適した企業と言えるでしょう。
福利厚生としては社員のセミナー参加支援制度、フリードリンク、副業支援制度などが特徴です。
現在は社内のグローバル化を推進しており外国人の採用も積極的に進められています。
勤務場所は東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワーです。
サイバーエージェント
サイバーエージェントは1998年に設立され2年の短期間で上場を果たしたメガベンチャー企業です。
メディア事業、ゲーム事業、インターネット事業などエンターテイメントやIT分野で広く事業を展開しており、投資育成事業として新たなベンチャー企業の創出にも関わっています。
創業から一貫して売上高は右肩上がりとなっており、平均年収は731万円です。
福利厚生としては家賃補助やリフレッシュ休暇など基本的な制度が一通り揃っています。
サイバーエージェント独自の特徴としては女性が活躍できる労働環境づくりに注力している点が挙げられるでしょう。
女性の体調を考慮した独自の休暇制度や子どもの事を考えた在宅勤務制度や休暇制度が実施されています。
勤務場所は東京都渋谷区宇田川町40-1 Abema Towersです。
エムスリー
エムスリーは2000年にソニーグループのソニーコミュニケーションネットワークから創業したメガベンチャーです。
国内33万人以上、世界600万人以上の医師が利用する医療情報ポータルサイト「m3.com」を運営しており、2000年創業以来で唯一、日本の株式市場の代表的な株価指数「日経225」に選出されていることが特徴です。
主なサービスは「m3.com」だけでなく、一般の人が健康についてインターネットで気軽に相談できる「アスクドクターズ」なども挙げられます。
GMOインターネットグループ
GMOインターネットはインターネットインフラ事業を中心に、インターネット広告やインターネット証券、メディア、レンタルサーバー事業などを展開しているメガベンチャーです。
1991年創業と比較的新しい企業でありながら、現在ではグループ会社9社が上場している、非常に優れた実績を持つ企業の1つです。
「GMOクリック証券」や「お名前.com」など、誰もが一度は名前を聞いたことがある、様々なサービスを提供しています。
MIXI
MIXIもITベンチャーを紹介する上では欠かせない業界の企業の1つです。
国産のSNSである「mixi」や「mixi2」などを運営しており、多くの方が一度は遊んだことがあるであろう「モンスターストライク」などのオンラインゲームも主力の事業となっています。
「チケプラ」というチケット販売サービスも運営しており、多角的な事業展開が特徴です。
また、プロスポーツチームの運営も行っており、サッカーチーム「FC東京」とバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の運営にも携わっています。
freee
freeeはクラウドベース型のSaaS型サービスを提供する企業で、中小企業や個人事業主向けに業務の効率化を支援するソフトウェアを提供しています。
最大の強みは複雑で手間がかかる事務作業、特に会計や人事労務管理のプロセスをシンプルにし、全自動化を目指している点です。
これによりユーザーは業務の効率化だけでなく、精度の向上やコスト削減を実現しています。
「会計freee」や「人事労務freee」などのサービスを提供しており、シンプルで直感的な操作ができ、業界ごとのニーズに対応したカスタマイズ可能な機能が特徴の1つです。
人事系の職業に就く方は、今後一度は利用することになるサービスでしょう。
Sansan
Sansanは法人向けの名刺管理サービス「Sansan」や、請求書受領サービス「Bill One」など、企業のDXを支援するためのサービスを提供している企業です。
Sansanの強みは業務の効率化とデータの一元管理を通じて企業の生産性向上を実現する点です。
特に有名なのは法人向け名刺管理サービス「Sansan」です。
名刺をデジタル化してクラウド上で一元管理できるシステムであり、手入力せずにスマートフォンでスキャンすることで自動的にデータ化され、正確な情報を短期間で登録できるため多くの企業に導入されています。
また、Sansanは企業のDX化を支援する事業にも力を入れており、業務の効率化と情報管理の高度化を実現しています。
IT業界で注目のベンチャー企業
次はIT業界のベンチャー企業の中で現在成長を続けている注目企業についてご紹介します。
これらの企業は十分に成熟したメガベンチャー企業と比べると、福利厚生の充実や給与面ではやや見劣りするかもしれません。
しかし、大規模企業より個人の裁量に委ねられている範囲が大きいため、積極的に事業展開に関わり成長したい方には向いているでしょう。
また、新たな市場の開発やサービスの提供を通して急成長しているため、今後より躍進してメガベンチャー企業となる可能性も秘めています。
・株式会社スタメン
・株式会社プリファード・ネットワークス
・アンカー株式会社
・Peatix株式会社
・BASE株式会社
・株式会社HRBrain
・株式会社ユーザーベース
・株式会社Chai
・株式会社タイミー
・レバレジーズ株式会社
株式会社スタメン
株式会社スタメンはエンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」やサブスクのオンラインサロンアプリ「FANTS」を提供しているベンチャー企業です。
社会情勢の変化によるコミュニケーション形態の変化に着目し、新たなプラットフォームやツールの提供に力を入れています。
コロナ禍で在宅勤務やリモートワークが増えてからは信頼関係の構築と維持に苦慮している企業が少なくありません。
こういったエンゲージメントの低下した状態では人材定着率の低下や理念の普及が困難になるといったデメリットが発生します。
また、人材の流動化や価値観の変化に柔軟に対応するため、社員の意見を積極的に聞く体制構築も必要です。
そのため各種サービスの需要は急激に伸びており、今回紹介する中でも非常に成長率が高い企業の一つとなっています。
株式会社プリファード・ネットワークス
株式会社プリファード・ネットワークスはAI開発を行うベンチャー企業であり、同時に日本に7社しか存在しない数少ないユニコーン企業の一つです。
ユニコーン企業とは設立10年以内かつ時価総額が10億ドル(約1,100億円)以上の未上場企業を指す言葉であり、その希少性からユニコーンの名が付けられています。
2014年に設立されたプリファード・ネットワークスの時価総額は3,500億円を超え、ベンチャー企業の中でもトップクラスの数値です。
「現実世界を計算可能にする」という理念の下でトヨタやNTTなどの大企業とも連携し、自動運転技術や機械学習システムの開発を行っています。
あまり名前が表舞台に出ることはありませんが、今後さらに成長が期待できる企業と言えるでしょう。
アンカー株式会社
アンカー株式会社はデジタルマーケティングやメディア事業を展開するベンチャー企業です。
2016年に設立された新しい企業であり、従業員数も15人程度と規模は大きくありません。
しかし、成長中のベンチャー企業としては比較的給与が高く、初年度の年収は400万円ほどです。
総合的な広告代理店として店頭でのセールスからWebマーケティングまでさまざまな広報業務を請け負っており、採用業種としてはデジタルマーケターとクリエイティブディレクターの2種類が存在しています。
市場やユーザーのニーズを分析し、どのような情報をどうやって届けるかといった観点からIT業界のコミュニケーション設計に関わりたい方に適した企業と言えるでしょう。
また、勤務地は大阪なので西日本でベンチャー企業への就職を目指している方にもおすすめです。
Peatix株式会社
Peatix株式会社はイベントの運営管理を円滑にするモバイルアプリ「Peatix」を提供しているベンチャー企業です。
Peatixを利用することでグループの管理からチケット販売、集客までさまざまなイベント関連業務が可能になります。
対応しているイベントの種類も多く、無料イベントやオンラインイベントまでさまざまなイベントで活用可能です。
2013年にはグッドデザイン賞を受賞し、その有用性からこれまでに15万人を超えるイベントで活用されました。
また、現在はアメリカやシンガポール、マレーシアなど日本を含む20各国以上のユーザーから支持を受けています。
このグローバルな視点は企業の社風にも現れており、社員の多様性やワークライフバランスの充実に力を入れています。
BASE株式会社
BASE株式会社はEコマースプラットフォーム「BASE」を中心をしたWebサービス事業を展開しているベンチャー企業です。
「BASE」は個人レベルの決済サービス導入やSNSとの連携により小売り事業を始める敷居を大きく下げています。
そのため、インターネット上で手軽に店を開くことができる点が人気を呼び、ネットショップ開設事業の実績No.1にもなりました。
また、「ペイメントを、世界中の人へ解放する。」という理念に則り、オンライン決済サービス「PAY.JP」、ID型決済サービス「PAY ID」も提供しています。
働く環境としては失敗を恐れない迅速な行動を奨励する社風やオープンなコミュニケーションが特徴です。
2019年には東証マザーズに新規上場を果たし、社会情勢が変化する中でも依然業績を伸ばし続けています。
株式会社HRBrain
株式会社HRBrainはSaaS型人事データ管理プラットフォーム「HRBrain」を提供しており、企業が人材の管理・分析を効率的に行うための支援をしています。
企業の人材戦略をデータに基づいて最適化し、人事評価やスキルマネジメント、従業員の成長支援を行うことができます。
人材データの収集・整理を効率化できるため、従業員の評価結果やスキルを可視化することで、より戦略的な人事決定が可能です。
人事部門の負担を減らしつつ、最適な人事施策を実行するための強力なサポートツールとして、多くの企業のサポートをしています。
株式会社ユーザーベース
株式会社ユーザーベースは企業向け業界情報プラットフォーム「SPEEDA」や、情報経済ニュースプラットフォーム「NewsPicks」を運営する企業です。
企業や業界の動向を迅速に把握し、ビジネスの意思決定を支援するための重要なツールとなっています。
特に「NewsPicks」は経済ニュースやビジネスに関する情報を厳選して配信するニュースプラットフォームで、業界のリーダーや専門家の視点を反映した解説記事も多く、ユーザーにとって価値のある情報源となっています。
就活生の皆さんも、ぜひ業界・企業研究に活用してみてください。
株式会社Chai
株式会社ChaiはLINE上で完結するチャット型オンラインショップの開設サービス「BUYCHAT」を開発・提供しています。
オンラインショップの運営を簡素化し、ユーザーがLINEのチャットを通じて商品を購入できる点が特徴です。
オンラインショップの開設が容易になり、特に中小規模の事業者にとっては低コストでオンラインショップを運営できることがメリットです。
LINEという既に多くのユーザーが利用しているプラットフォームを活用することで、スムーズに集客や売上アップが見込めるサービスと言えます。
株式会社タイミー
タイミーは短期的な仕事や単発のアルバイトを効率よくマッチングするプラットフォームを提供している企業です。
企業が即時に人材を確保できると同時に、働き手も自分の都合に合わせて働ける利便性を提供します。
特に急な人材不足に非常に役立つサービスであり、面接がないため「今日、今すぐ働きたい」という方にも労働の機会を提供している点が大きな特徴であると言えるでしょう。
この記事を読んでいる方の中にも、利用したことがある人がいるのではないでしょうか。
レバレジーズ株式会社
レバレジーズ株式会社は人材管理事業を中心に、Webメディア事業やM&Aコンサルティング事業など多岐にわたる事業を展開しています。
特に人事関連事業ではIT分野や医療、介護事業などで専門職に特化した採用支援を行い、業界の課題を解決しています。
また、M&Aコンサルティング事業では中小企業の経営者に対して、最適な戦略立案やサポートを行い、事業の成長や企業の存続の支援に力を入れているのも特徴です。
ITベンチャー企業に向いている人の特徴
続いて、ITベンチャー企業に向いている人の特徴について紹介します。
以下の3つの項目が全て当てはまるならば、ITベンチャー企業に向いている人物であると言えるでしょう。
もし向いていない項目が多い場合は他の企業も検討する、もしくは就活本番までに少しでも近づけるように努力してみてください。
・体力・精神的にタフ
・成長意欲がある人
・将来起業したい人
体力・精神的にタフ
ITベンチャー企業は従業員一人ひとりに与えられる裁量が大きい傾向にあります。
そのため、仕事の幅や量が多くなり、日々の業務に対する柔軟な対応力と持続的な努力が必要です。
特にプロジェクトの進行が早く、短期間での成果が期待される環境においてはスピード感を持って行動することが不可欠です。
納期が迫る中での業務遂行や、時には想定外のトラブルに対処する場面も多く発生します。
よって、精神的な耐久力と体力的な持久力、両方が求められると言えるでしょう。
成長意欲がある人
ITベンチャー企業は変化のスピードが速く、常に新しい技術やサービスが求められる環境です。
そのため、自ら学び、主体的に行動できる人が求められます。
社員一人ひとりに大きな裁量が与えられ、意見やアイデアを積極的に発信することが奨励されるため、自分の考えを形にしながらスピーディーに成長することが可能です。
特に、新しい事業やプロジェクトに果敢に挑戦できる人は実践を通して多くのスキルを習得できるでしょう。
また、ITベンチャー企業ではまだ確立されていない業務フローや制度を自ら構築する場面も多く、自分の手で組織を作り上げる経験が得られます。
こうした環境では自ら課題を見つけ、解決策を考えながら行動に移す姿勢が重視されるのです。
将来起業したい人
将来的に起業を目指している人にも、ITベンチャー企業は最適な環境です。
ベンチャー企業では0から1を生み出す経験を積む機会が非常に多く、若手でも積極的に事業の立ち上げに関わることができます。
新規プロジェクトが集まることで、企画の立案から実行、結果の検証まで一連のプロセスを経験できるため、起業に必要なスキルやノウハウを自然と学べます。
また、経営者や事業責任者と近い距離で働けることが多く、経営視点での考え方や意思決定のプロセスを間近で学べる環境も魅力的です。
ITベンチャー企業で働く魅力・やりがい
続いて、ITベンチャー企業で働く魅力・やりがいについて紹介します。
以下の3つに対して魅力を感じるならば、あなたはITベンチャー企業に非常に向いている人材であると言えるでしょう。
やりがいや魅力について理解しておけば、就活のモチベーションも高まるでしょうし、志望動機も明確になるはずなので、確認してみてください。
・裁量権が大きい
・様々な経験が積める
・実力主義な環境
裁量権が大きい
ITベンチャー企業の大きな魅力の1つとして、若手でも大きな裁量権を持って業務に臨める点が挙げられます。
大企業では業務が細分化され、決定権が限られていることも少なくありませんが、ベンチャー企業では少人数の体制であることが多く、一人ひとりに任される業務の範囲が広い傾向にあります。
入社間もない段階でも新規事業の企画やプロジェクトの推進に関わるチャンスがあり、自分の意見やアイデアが実際のビジネスに反映されることも少なくありません。
様々な経験が積める
ITベンチャー企業は少人数の組織であることが多いため、一人ひとりが幅広い業務に携わる機会があります。
特に、スタートアップ系の企業では、マーケティング、営業、エンジニアリング、カスタマーサポートなど、職種を超えて様々な業務に携わることが求められるケースも多いです。
こうした環境では自分の専門分野だけでなく、ビジネスの全体像を理解しながら業務を進めることができ、スキルの幅を広げる機会になります。
複数の業務に挑戦することで、将来的なキャリアの選択肢も広がることでしょう。
実力主義な環境
ITベンチャー企業は良くも悪くも、実力主義の風土が根付いており、経験や年齢に関わらず、成果を出せば正当に評価される環境が整っています。
大企業では年功序列の文化が根強く、昇進や昇給のスピードに時間がかかることもありますが、ベンチャー企業では実力次第で早い段階から重要なポジションを任されることも珍しくありません。
例えば、入社数年でリーダーやマネージャーといった役職に就くケースや、自ら企画したプロジェクトの責任者として動く機会もあります。
向上心がある人にとっては、非常に刺激的な環境と言えるでしょう。
IT業界に就職するためにすべきこと
IT業界に就職するためには以下の対策を入念に行うことを推奨します。
これらをしっかりと実践すれば、就活においてより良いアピールができるようになるだけでなく、自分に合った企業を見つけやすくなります。
ぜひ、それぞれの対策に入念に取り組んでみてください。
・業界・企業研究をする
・インターンシップに参加する
・OB/OG訪問をする
業界・企業研究をする
IT業界への就職を目指す上で、まず欠かせないのが業界・企業研究です。
IT業界と言っても、ソフトウェア開発、通信インフラ、コンサルティングなど多種多様な分野が存在しています。
さらに、それぞれの企業によって事業内容や社風、強みは大きく異なります。
そのため「IT業界に興味がある」と伝えるだけでは志望動機としては不十分です。
「なぜその企業なのか」「どのような点に魅力を感じるのか」を明確にするためにも、業界・企業研究は必須と言えます。
企業の公式サイトをチェックするだけでなく、業界専門誌やニュースサイトを確認し、説明会にも積極的に参加して、その企業の競合他社との違いや、強みを理解することを心がけましょう。
業界・企業研究については以下の記事で詳しく紹介しています。
インターンシップに参加する
インターンに参加して、業務や職場の雰囲気を体感することも非常に重要です。
インターンでは、インターネット上では得られないリアルな情報を得ることができます。
企業の社風や職場環境、業務の進め方などを実際に体験できますし、現場の社員との交流を通じて、求められるスキルや実際の働き方を知ることができるのも大きなメリットです。
IT業界は業務内容が専門的であるため、実際に体験してみないと自分に向いているかどうかは分かりにくい場合もあります。
インターンシップを通じて、業務の流れや職場の雰囲気を知ることで、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。
インターンシップについては以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
OB/OG訪問をする
OB/OG訪問も、IT業界を目指す上で非常におすすめの情報収集の手段の1つです。
その企業で働く先輩の話を聞くことで、業務内容や職場の雰囲気、社風、面接で聞かれたことなどを教えてもらえます。
また、実際の働き方や仕事のやりがい、入社前後で感じたギャップなどを聞くこともできるため、その企業が本当に自分にとって魅力的なのかを見極める手助けになります。
また、OB/OG訪問をしたことを面接で話せば、積極的に行動を起こして企業の情報を収集する、意欲がある人物として評価されるでしょう。
適職診断ツールを用いよう
ここまで、ITベンチャー企業について紹介し、就職するための対策や魅力について詳しく説明しました。
しかし、この記事を読んだだけでは自分が本当にITベンチャー企業に向いているかどうか判断できない方も多いでしょう。
そこでおすすめなのは、弊社の診断ツールを活用することです。
完全無料で利用でき、LINEを使って52個の質問に答えるだけで、あなたの適職や強みなどが明確になります。
気になる方は、ぜひリンクから登録してみてください。
就活エージェントに相談しよう
「IT業界が自分に合っているのか不安」、「IT業界に行くには何をすべきなのかわからない」という悩みは多くの就活生が抱えます。
そんなときは、就活のプロに相談してみてはいかがですか?
どのような準備をすれば良いかの的確なアドバイスや、書類・一次選考免除の特別選考ルートへの案内も可能です。
気になった方は、ぜひ下のリンクからチェックしてみてください!
まとめ
IT業界だけに着目しても規模や社風、事業内容などさまざまなベンチャー企業が存在しています。
まずはどのような企業が存在するのかしっかりと情報収集を行い、そこから自分のやりたいことや適性、各種条件などを軸として企業の絞り込みをしていくと良いでしょう。
AI開発やオンラインサービスを提供している事業は今後急速に成長する可能性もあるので、現在の状況だけでなく将来性も考慮して企業を選ぶことも大切です。
さまざまな視点を活用して自身に合ったベンチャー企業を探してみてください。
参考:IT業界で求められる人材の6つの特徴|求められる人材になる方法とは? | SES業務管理の統合ツール Fairgrit®公式サイト | SES業務管理の統合ツール Fairgrit®公式サイト