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・志望動機の書き出しの重要性
・志望動機の書き出しのポイント
・志望動機の作成ポイント
・志望動機の書き出しに自信がない人
・ESで人事に印象を残したい人
・志望動機の例文を参考にしたい人
はじめに
就職活動において、履歴書や職務経歴書を作成することは、避けて通れない準備のひとつです。
履歴書前半に関しては、自身の情報について事実のままに書き進められますが、志望動機をいざ書こうとした際に手が止まってしまうことが多くあります。
志望動機は、採用担当者が30秒~1分程度で読める文字数を基本とし、一般的に200字~300字程度でまとめます。
限られたスペースの中で効果的にアピールするためには、書き出しが重要です。
本記事では、志望動機の書き出しでつまずかないために、押さえておくべきポイントをご紹介します。
【志望動機の書き出し】志望動機とは
志望動機は、応募者がなぜその企業や職種に魅力を感じ、どのように貢献できるかを伝える自己アピールの一環です。
企業が求めるスキルや経験と応募者のキャリアビジョンが一致しているかを確認する重要な要素となり、企業に対して応募者の入社意欲を示す役割を担います。
また、志望動機には応募者が応募先企業で実現したい目標や挑戦したいことを明確に伝えることが期待されています。
志望動機の役割を考える際には、ただ単に「働きたい」という意思を伝えるだけでなく、企業の価値観や将来ビジョンに対する理解、自己のスキルや経験がどのように活かせるかを具体的に伝えることが大切です。
【志望動機の書き出し】志望動機の書き出しが重要な理由
文章の書き出しは、あなたの志望動機の第一印象となります。
志望動機では熱意を伝えようと、長々と多くの要素を含めてしまうことがあります。
熱意を伝えようとするあまり、文字数が多くなると、かえってアピールしたいことが伝わりにくくなってしまうかもしれません。
反対に文字数が少なすぎる場合は、入社意欲に欠けると判断されてしまうケースも少なくありません。
採用担当者が志望動機から知りたい内容は、志望者が自社で叶えたい内容、自社でなければならない理由、入社後にどのように貢献できる人材であるかの3点です。
これらのポイントを意識し、書き出しで重要な内容が伝わる志望動機とすることが大切です。
第一印象になるため
志望動機の書き出しは企業の採用担当者に対する第一印象を左右する非常に重要な部分の1つです。
面接同様、書類でも最初の印象がその後の評価に大きな影響を与えます。
書き出しがありきたりな内容であったり、抽象的すぎたりすると志望度が低く見られ、選考突破は難しくなります。
逆に、インパクトのある書き出しで、自分の熱意や企業とのマッチングを明確に示すことができれば、担当者の関心を引き、ポジティブな印象を与えられるでしょう。
このように、志望動機の書き出しは他の応募者との差別化を図るだけでなく、自分の強みを分かりやすく伝えるための重要なポイントなのです。
読む時間に限りがあるため
企業の採用担当者は基本的に忙しいため、読む時間に限りがあるということも覚えておきましょう。
特に大手の企業や人気企業では、就活の時期になると、企業の採用担当者は1日に膨大な書類に目を通さなければならず、それに加えて普段の自分の業務をこなさなければなりません。
最初の数行で興味を引けない、もしくは意味が分からない文章が書かれている場合、詳細まで読まずに選考から外されてしまう可能性すらあります。
要領よく内容をまとめ、明確かつ簡潔に自分の志望動機を伝えることが重要です。
書き出しで企業が求めるポイントや自分の強みを的確に示し、担当者に「この人の志望動機を読む価値がある」とまずは思ってもらうようにしましょう。
論理的思考能力をアピールできるため
志望動機の書き出しは、応募者の論理的思考能力やプレゼンテーション力を示す機会でもあります。
結論を先に述べる「PREP法」などの手法を用いることで、論理的に内容を展開し、短時間で内容が理解できるよう工夫することが重要です。
PREP法は、「結論→理由→具体例→まとめ」の順序で情報を伝える方法で、わかりやすさが求められるビジネスシーンでもよく使われるフレームワークです。
志望動機の書き出しで論理的思考を示すことは、単に応募者の意欲や熱意を伝えるだけでなく、ビジネスにおいて重要なコミュニケーション能力の一端をアピールすることにもつながります。
端的で要領を得た書き出しができれば、採用担当者に「この応募者は的確に情報を伝えられる人だ」という印象を与え、他の候補者と差をつけることができるでしょう。
【志望動機の書き出し】志望動機の書き出しのポイント
志望動機は書き出しが重要であり、結論から書くことで内容が伝わりやすくなることがわかりました。
物事を誰かに伝える際には、志望動機に限らず、結論から始めることが伝え方の基本です。
あらゆる文章や面接での質疑応答にも共通するルールであり、結論が後回しになる文章は、論理的に物事を伝える能力が低いという印象につながるため、注意が必要です。
志望動機の書き出しにはポイントがあり、この記事ではより目を引く結論の書き方を解説します。
1.結論から書く
文章全体がぼやけてしまわないよう、志望動機の書き出しは結論から述べましょう。
志望動機の書き出しが抽象的で何を伝えたいかわからない場合、採用担当者を惹きつけることは難しくなり、興味を持って続きの内容を読んでもらえなくなってしまいます。
書き出しが具体的で熱意が伝わり、自社が求めている人材と合致しているという印象になることが重要です。
第一印象の良い書き出しで、採用担当者をぐっと惹きつけることができれば、その後に続く内容も熱心に読み込んでもらえるでしょう。
2.具体的な内容を入れる
会社自体に関心が高いことが伝わるよう、具体的な文章にすることを意識しましょう。
志望動機として、「貴社商品に魅力を感じている」など、抽象的な表現では会社自体への関心の高さは伝わりません。
具体的に、どのような商品にどのような理由で魅力を感じているのかが伝わらなければ、採用担当の関心を引くことはできません。
会社自体に魅力を感じていること、入社後に叶えたいことを、そう思ったきっかけやエピソードとともに記載することで、印象に残る書き出しになります。
どの会社にも言えることではなく、達成したいことがその会社だからこそ成立する具体的な内容であることが重要です。
入社後あなたが自社でどのように活躍できる人材であるかが、具体的にイメージできる書き出しとなっていることが、選考通過につながる重要なポイントです。
3.オリジナリティを出す
志望動機の書き出しでオリジナリティを出すことは、採用担当者の関心を引き、他の応募者と差をつけるために有効な方法です。
多くの応募者が「貴社の事業内容に魅力を感じました」「御社で成長したいと考えています」といった一般的な表現を使用しがちですが、こうした表現は印象に残りにくいものです。
具体的な経験や個人のエピソードを交えたオリジナリティあふれる表現を心がけることで、採用担当者に「この人は特別だ」と感じてもらうことができます。
例えば、「学生時代に学んだマーケティングの知識を活かして、御社の商品を通して人々により良いライフスタイルを提案したいと考えました」といった具体例や個人の経験を用いると、内容に深みが生まれ、他の応募者との差別化が図れます。
また、独自の視点や思い入れを示すことによって、自分らしい個性が表れ、志望企業への熱意も自然に伝わるため、相手に強い印象を与えやすくなります。
4.会社自体に魅力を感じたことを伝える
書き出しは結論から、つまり志望する理由を簡潔に書くべきです。
志望する理由として、会社自体に魅力を感じていることが明確であれば、採用担当者の目を引くことができるほか、その後の内容も興味を持って読み進められます。
たとえば、会社の中で活躍する特定の人物に憧れたことが志望動機となっている場合、会社自体に魅力を感じているかどうかは明確ではないため、会社との相性を測ることができません。
その人物が退職する可能性もあり、特定の人物への憧れが動機であれば、会社自体への熱意を感じることができず、好印象につながることはないと言えます。
志望動機の書き出しから、採用担当者は自社が求める人材と合致している人物かどうかを見極めようとしています。
そのため、会社自体に魅力を感じていること、入社意欲が高いことがわかる内容を結論から表現することを意識しましょう。
5.企業の求める人物像に沿った内容にする
企業が求める人物像に沿った志望動機の書き出しを作成することも非常に重要です。
多くの企業は採用ページや求人票に、求めるスキルや性格、働き方に対する考え方を掲載しています。
この情報を参考にし、志望動機を企業の求める人物像に合わせて調整することで、より企業にマッチした印象を与えることができます。
たとえば、チームワークを重視する企業であれば、「学生時代のプロジェクトでチームをまとめ、目標を達成する経験をしてから、チームで協力して成果を上げることにやりがいを感じています」といったチームでのエピソードを交えると良いでしょう。
一方で、個人のスキルや専門性が重視される企業の場合は、「大学で学んだデータ分析のスキルを、御社の〇〇分野で活かしたいと考えました」といった形で、自分のスキルや専門性を強調すると効果的です。
【志望動機の書き出し】志望動機の書き出しテンプレ
志望動機の書き出しのテンプレをここではご紹介しています。
参考にしてみてください。
志望する理由は〇〇です
このテンプレートは、シンプルに志望動機を述べ、明確な理由を短く伝えることで、スムーズにその後の内容に進むことができます。
私の〇〇の経験をきっかけに志望しました
このテンプレートでは、自分の経験を軸に志望動機を展開し、志望企業でその経験を活かしたい意図を伝えます。
貴社の〇〇に魅力を感じて志望しました
このテンプレートでは、企業の理念や特徴に対する共感を示すことで、自分と企業の価値観が一致していることを強調できます。
私の〇〇のスキルを活かしたいと思い志望しました
このテンプレートは、具体的なスキルを活かすことをアピールできるため、即戦力としての期待感を高めることができます。
幼少期から〇〇が憧れで志望しました
このテンプレートでは、幼少期からの思い入れや憧れを語り、志望企業への熱意や長年の思いをアピールできます。
【志望動機の書き出し】NGな書き出し
続いて、志望動機におけるNGな書き出しについても紹介します。
以下のような書き出しから志望動機を始めてしまうと、ほとんどの場合最後まで読んでもらえません。
あなたの意欲が伝わるような質の高い志望動機を作成するためにも、悪い例も確認しておきましょう。
あいさつ文
志望動機を書く際、冒頭に挨拶文を入れてしまう人もいますが、絶対にやめましょう。
「お忙しい中、私の志望動機をお読みいただきありがとうございます」や「貴社の求人に応募させていただきます」といった文章は不要です。
志望動機には限られた文字数しかなく、このような挨拶に文字数を割くのではなく、自分の思いや考えを具体的に伝えることに集中すべきです。
採用担当者が求めているのは、応募者がなぜその企業を志望するのか、そして自分がどのように貢献できるのかを知ることです。
それにも関わらず、不要な挨拶を述べている就活生は、その時点で選考から外されてしまうことでしょう。
漠然とした言葉
志望動機の書き出しで「社風に惹かれました」や「貴社の理念に共感しました」といった漠然とした表現を使うのは避けるべきです。
具体性に欠けており、あなたがどのような意図や動機を持って企業に入りたいと考えているのかが伝わりません。
具体的にどの部分に共感し、なぜそれが自分にとって魅力的であると感じているのかが伝わるような文章にしましょう。
「社風に引かれました」という表現を使う場合は、どのような社風が自分に合っていると感じたのかを明確に説明し、自分のエピソードや背景を交えて述べることが求められます。
面接の場合は深掘り質問をしてもらえるかもしれませんが、ESの場合は紙で提出するだけです。
深掘りをしてもらえないため、ESには相手が知りたいであろうことは可能な限り多く含めるようにしましょう。
【志望動機の書き出し】志望動機の作成のポイント
ここまで、志望動機作成の際に意識するポイントを解説してきました。
採用選考の際に、もっとも重要視される項目のひとつが、志望動機の内容です。
多くの志望動機を目にする担当者は、書類すべてを丁寧に読む時間はありません。
そのため、書き出しの印象が良い志望動機に関心が集まることは当然であると言えます。
選考を有利に進めるためには、第一印象で採用担当者の目を引く志望動機を作成できるかどうかが重要です。
好印象を持たれる書き出しには、いくつかのポイントがあります。
実際に作成する際には、以下の点を確認したうえで効率良く書き進めましょう。
自己分析を行う
内定に近づくためにはまず自己分析を行い、自身の強みや適性などを理解することが重要です。
自分の強みや弱み、どのような性格かを理解することは、志望企業や職種を考えるうえでも、自分自身を採用担当者にアピールするうえでも必要不可欠です。
企業の求める人物像と自身の強みを結びつけることで、より具体的に自身の強みを伝えることができ、印象に残る文章となります。
事業内容や商品・サービス、市場シェア、社風など、魅力に感じたことを志望動機として伝えようとする方も多いですが、誰にでも言える内容となってしまっては、採用担当者の注意を引くインパクトのある書き出しにはなりません。
自己分析のうえで、自身の経験や強みをどのように活かして、どの分野で活躍できると考えているかなど、なぜその企業を志望するかを明確に説明できるようにします。
他己分析を行う
自分自身で自己分析のみを行うと、主観的な視点に偏った理解になる恐れがあるため、あわせて他己分析を行いましょう。
他己分析は、自身の性格や長所、短所を他の人に聞いて分析するため、自分自身で行う自己分析より客観的に分析できます。
あらかじめ自身に関する質問を考え、家族や友人など周囲の人に質問を投げかけ、回答を分析する方法が一般的です。
質問をする際には、「なぜそう思ったのか」といったエピソードも一緒に教えてもらうことで、より深掘りしていけるためおすすめです。
他己分析によって自己理解を深めることで、自身の目線で行う自己分析では気付くことのできない自分を知れる可能性があります。
自己分析と他己分析、両方を行うことが本当の意味での自己理解につながると言えます。
企業研究を行う
志望動機を考えるうえで、企業研究は必須であり、非常に重要な項目です。
ホームページや会社案内などから、設立年月日や従業員数、事業内容をただ抽出するだけでは、企業研究として十分とは言えません。
これらの情報は誰もが目にする事実に過ぎず、企業の社風や事業内容を具体的に理解することが研究です。
自己分析や企業研究をした結果、自身の過去の経験やスキル、強み、価値観を企業理念などと合致する要素が理解できます。
企業が誰に対してどのような事業をどのように行っているのか、そこで求められるスキルや能力、人柄について理解し、入社後に発揮できる自己の強みについて具体的に説明できることで、非常に説得力のある内容となります。
志望動機の多くは、「貴社の」「貴社は」と企業が主語になっていますが、自分がその企業で働く姿をどうイメージしたのかを表現し、熱意を伝えることがもっとも重要です。
企業が求めている人材を意識する
採用担当者が志望動機から知りたいことは、単に志望者の強みや経験だけではありません。
志望者にはそれぞれに強みや経験がありますが、その中でも自社が求めている人物像と合致する人材であるかどうかを判断しようとしています。
選考において採用担当者に評価されるポイントは、会社が求める人物像に沿った熱意や適性を持った人材であるという印象を持たれることです。
そのため、企業研究をしっかりと行ったうえで企業が求めている人物像を具体的に分析し、自身の強みや経験が合致することをアピールするよう意識しましょう。
入社後、自社で活躍するイメージが具体的に想像できる文章となっていることが、担当者にとって印象に残る志望動機となります。
【志望動機の書き出し】志望動機の構成
志望動機の書き出しの重要性と、書き出しのポイントを解説してきました。
書き出しであなた自身に興味を持ってもらうことで、その後の文章への関心度を高められます。
担当者からの関心が高い状態で志望動機全体をしっかりと読み進めてもらえる状態となれば、選考を有利に進められるでしょう。
第一印象の良い書き出しから、全体を通して印象を深める構成となるよう意識しましょう。
ここからは、採用担当者から好印象を持ってもらえる効果的な構成についてご紹介します。
結論
ここまでお伝えしてきた通り、書き出しは結論から述べるようにします。
つまり、「なぜ志望するのか」という問いに対する答えから書き出します。
採用担当者が最初に読む部分で、自社の仕事に対して志望度が高そうな人材と感じる志望動機が書かれていれば、優先して読んでもらえるでしょう。
また、先に結論を明確に伝えることで、その後の話の内容が理解しやすく、全体としてわかりやすい志望動機となります。
書き出しの結論で採用担当者の興味をしっかりとつかみ、続く文章で結論に説得力を持たせる構成とすることを意識します。
背景やエピソード
先に述べた結論について、そう思ったきっかけやエピソードとともに記載することで、読み手に伝わりやすい構成となります。
また、その結論にいたった理由を背景やエピソードとともに具体的に説明できれば、あなたの熱意が伝わりやすく、結論に対する説得力が増します。
ただ具体的なエピソードを添えるのではなく、自らの経験や志向性能力を活かし、入社後に役立ちたいという内容にしましょう。
そうすれば、納得度も高く熱意も伝わる内容になります。
経験と志向性が会社の求める人材と合致していれば、即戦力となれるうえ、会社に適性のある人材であることもアピールできるでしょう。
固有の人生経験を根拠にすることで、入社意欲と真剣さが伝わります。
業界選びや企業選びの理由
採用担当者は、自社への入社意欲が高い人材への関心が高く、志望者が自社を選んだ理由について注目しています。
どの業界や企業にも当てはまる理由ではなく、その会社でなくてはならない理由を明確に記載していれば、採用担当者の目を引く志望動機になるでしょう。
企業は、多くのコストをかけ人材採用、人材育成を行っています。
長期にわたって活躍できる人材を見極めるため、入社意欲が高い人材であるかどうかを重要視しています。
入社後にどう行動するか
採用担当者は、入社後に活躍できる人材を求めています。
志望動機の内容から、熱意の高さや適性だけではなく、入社後にどのように活躍できる人材であるかを判断します。
どのような行動ができるか、どのような行動をすることで成果につながると考えているかを具体的に示すことが効果的です。
具体的な自身の経験や能力、スキルを活かした行動が具体的に想像できる内容となっていれば、自社が求めている人物像と合致する人材であるか、どのように活躍できる人材であるかを想像しやすく好印象です。
【志望動機の書き出し】業界別志望動機の書き出し例文
採用選考において志望動機が重要視されており、書き出しの第一印象があなたへの関心度を大きく左右することは前述の通りです。
ご紹介してきた志望動機の書き出し、構成、事前準備についてのポイントを意識し、採用担当者の目を引く志望動機を作成しましょう。
重要性とポイントは理解したものの、自身の志望する会社に当てはめると、どのように書き出せば良いのかわからないといった悩みも出てくるかもしれません。
そこでここからは、業界別に具体的な例文をご紹介します。
実際に書き始める際の参考として目を通しておき、印象に残る志望動機を作成しましょう。
人材業界
私はアルバイトで飲食店のホールリーダーの経験があり、新型コロナウイルス感染症などの影響で集客が落ち、社員とアルバイトの関係が悪化し、アルバイトスタッフ全体のモチベーションも低い状況を経験しました。
私は、SNSなど個々の特技を活かしながら新たな集客方法を実践し、集客回復に努めました。
アルバイトスタッフのそれぞれの役割が集客アップという結果を得たことで、社員の評価にもつながり、前向きに協力して仕事ができる環境づくりができました。
私はこの経験から、自分の強みであるコミュニケーション力でより良い職場環境を作ることで、誰もが輝ける働き方が実現する社会を目指しています。
IT業界
私は学園祭の実行委員を務めた経験があり、多数の出展者の商品づくりや在庫管理、営業活動の管理を通して、多くの問題に直面しました。
その際、情報の整理と共有を行い、一定のルールのうえで実施できたことで、混乱なく規模の大きな学園祭で多数の来場者に喜んでもらえました。
多数の関係者と、積極的にコミュニケーションをとることで他者と信頼を築き、ニーズをつかんで対応してきた経験を活かし、営業としてより多くの人々の生活を豊かにする一助となりたいです。
居住地や年齢、性別を超えて多くの人に価値を提供できる貴社で、多くの人々に新たな感動を届け、人々の生活に貢献したいと考えています。
物流業界
商品輸送に関するトラブルや課題は、時代によりさまざまな形で存在しますが、その一つひとつを解決する役割を担う物流コンサルティングにより、企業の発展の一助となれると考えています。
私は通販会社でのインターンを通して、返品が多く顧客満足度の低い商品に関して分析を進め、課題解決につながった経験を持っています。
商品そのものの問題ではなく梱包および出荷後の扱いが原因で、発送後の破損による返品の割合が高いことがわかり、梱包や発送のタイミングを改善したことで、顧客満足度の回復につながりました。
貴社の培った物流ノウハウや徹底的なデータ分析からのコンサルティングによって、企業の商品提供の質をサポートしている点に魅力を感じ、志望しました。大学で培ったデータ分析や論理的思考能力を物流コンサルティングに活用し、多くの企業の課題解決と、商品の受け取り手である顧客の豊かな生活を支えることに貢献したいです。
不動産業界
私は幼少期から大学にかけて実家で生活し、幼少期には商店街が賑わっていた地元の街並みが、時代とともに変化していく様子を見てきました。
地元に新駅が開通した際には、人の流れが大きく変わり、街が活気づく様子も目にし、人々の生活の基礎である住まいに関わる仕事がしたいと思いました。
私は演劇部で大道具の製作チームのリーダーを務めた経験があり、大きな舞台に向けチームが協力して製作をすすめ、完成した時に大きなやりがいと達成感を得られました。
ものづくりを通して社会基盤を支えるという規模の大きさに魅力を感じており、地域を快適なものにする細やかな視点も大切にする貴社の街づくりに貢献することで、人々の安心や豊かな暮らしを実現したいと考えています。
広告業界
私は百貨店での販売員のアルバイトを通して、良い商品がお客様に認められ、その商品を手にした多くのお客様が笑顔になる瞬間を目にしてきました。
企業の商品やサービスにおける消費者の認知拡大を図ることで、商品やサービスの価値をより多くの人々に届けることは、人々の生活を豊かにすることにつながります。
広告による新たな出会いを創出して、多くの製品の価値を世の中に届ける貴社で、販売員として培った顧客のニーズを適切に汲み取る力を発揮し、発信力を高める一助となるよう努めてまいります。
企業の商品やサービスの認知拡大、および販売促進の知識と経験を培い、経済の発展に寄与する貴社の業績向上に貢献したいと考えています。
食品業界
大学時代に栄養学を専攻し、食事は味だけでなく、健康に良い栄養バランスと見た目が与える影響が大きいことを学びました。
食は人を幸せにすることができるツールであり、食を豊かにする仕事は人を豊かにする仕事だと考えています。
日本食は健康面でも非常に優れており、日本食を取り入れることで、健康で豊かな生活を送ることにつながると思っております。
海外においても「You are what you eat」と言われるように、食べたもので自分ができていること、食が生活の基礎であり健康の土台であることは共通の認識です。
海外での留学経験も活かし、より幅広いニーズに沿った日本食の海外進出に貢献したいと考えています。
アパレル業界
貴社製品には他ブランドにはない魅力があり、流行を取り入れつつもブランドらしさが必ず表現されている製品づくりから、強さと信念を感じられます。
着用した方にいつもより自信を与え、勇気がいる場面でも背中を押してもらえるような力のあるブランドであり、大切な日に着用する方も多いと感じています。
ブランドらしさを大切にしながら、常に新しいトレンドを作っていく貴社にて、人を惹きつけるデザインを学び、人が豊かに輝く日常を提供できる唯一無二のデザインを生み出し続け、貴社の発展に貢献していきたいです。
コンサル業界
留学や起業などの経験から新しいことに挑戦し続けられ、好奇心や挑戦意欲といった自分の強みを活かして、さまざまな企業の支援で問題解決につなげ、さらに社会の変革の支援に携わることを目指しています。
私は、学生時代に学習塾の講師として生徒の受験への挑戦に寄り添い、成功へ導くことができたことに大きなやりがいを感じました。
若手にも大きな裁量権を与えながら、充実したサポートとともに成長の機会のある貴社において、早期からプロとしての意識や責任感を持って仕事に取り組むことで、世界規模で企業の支えとなれると感じました。
クライアント企業の発展や人を大切にしている貴社において、長期にわたり成長していきたいと考えています。
金融業界
資産形成は、すべての人にとって生活に欠かせないものであり、多くの方の人生に役に立てると考えています。
顧客第一主義である貴社において、品質の良いサービスを提供したいと考え、カスタマーサクセス部を志望しました。
すべての顧客の人生を大切に思うからこそ、質にこだわる姿勢を見て、貴社であれば自身の目標が達成できると感じました。
また、充実した研修制度のみならず、個人に寄り添ったキャリアの方向性を尊重する社風、プロフェッショナルとしてお金の知識を継続的に習得できる環境であることに魅力を感じています。
顧客の人生をより豊かなものとできるよう、自己研鑽を続けたいと考えています。
旅行業界
さまざまな旅行パッケージを提案し、多くの顧客に対してそれぞれの嗜好に合ったプランを提供できる貴社だからこそできるサービスで、多くのお客様に幸せな時間をお過ごしいただく手助けができると考えました。
他の企業にはない珍しい旅行プランを提供してきた貴社において、他では体験できない旅行プランを開発することで、顧客に新たな喜びを創出したいと考えております。
私は大学時代に日本中を旅し、有名な観光地ではない珍しい場所を訪れ、新しい景色や体験に出会うことに大きな喜びを感じました。
新しい取り組みに喜びを感じる好奇心を活かして、今までにないコンセプトの旅行プランを開発することで、多くの方々の幸せな時間を創出することに貢献したいと考えています。
【志望動機の書き出し】就活エージェントに相談する
ここまで、具体例とともに志望動機の書き出しについて解説しました。
本記事を参考にして、効果的な志望動機を作成してみてください。
一人で考えていると、考えが煮詰まってしまうこともあるかもしれません。
志望動機の重要性を理解しているからこそ、考えすぎて時間がかかってしまうこともあるでしょう。
就活で困ったことが出てきたり、なかなか準備が進まないと感じたりする場合には、就活エージェントに相談してみることをおすすめします。
就活のサポートを多く経験している専門スタッフが熱心に相談に乗り、一人ひとりに合った支援をしてもらえるため、安心して就活準備を進められます。
就活エージェントの詳細はこちらから。
【志望動機の書き出し】志望動機のQ&A
ここでは志望動機を書く際に出てくるQ&Aに答えました。
ぜひES作成に役立ててください。
Q1. 志望動機が思いつきません
A1: 志望動機が思いつかないと感じるときは、まず自己分析と企業研究をしっかり行い、自分と企業の接点を探してみましょう。
以下の3つの観点から考えると、志望動機が見えてくることがあります。
なぜその企業を選んだのか:企業の理念やビジョン、強みなど、他の企業にはない独自の点を見つけましょう。
自分の経験やスキルがどう活かせるか:これまでの経験やスキルが企業の業務でどのように役立てられるかを考え、具体的なエピソードと結びつけると説得力が増します。
自己分析ツールや企業の採用ページ、社内ブログなどを活用し、自分の興味や関心が企業のどの部分に結びつくのかを明確にしていくと、自然と志望動機が形成されていくでしょう。
Q2. 志望動機の締めくくりはどのように書けばいいですか?
A2: 志望動機の締めくくりは、入社後の意欲や目標を具体的に示すことで、採用担当者に「この人は貢献してくれそうだ」と思わせることが大切です。
以下のポイントを意識してみましょう。
例:「貴社の商品開発に貢献し、将来的にはリーダーとして新しいプロジェクトを担当したいと考えています。」
企業のビジョンや価値観との一致を強調する:企業の理念や方針と自分の価値観が一致していることを示すと、入社後も長期的に活躍してくれるイメージが伝わります。
例:「貴社の“人を大切にする”という理念に共感し、その一翼を担う存在として貢献したいと考えています。」
締めくくりでは、抽象的な表現を避け、具体的に「どのような形で貢献するか」を示すことが重要です。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
Q3. 志望動機の添削のポイントはありますか?
A3: 志望動機の添削には、以下の3つのポイントを確認すると効果的です。
「貴社を志望する理由は〇〇です」と明確に述べているかがポイントです。
2. 具体的なエピソードが含まれているか:単に「魅力を感じた」という表現ではなく、具体的な経験やスキルが企業でどう役立つか、また企業のどの点に魅力を感じたかをエピソードとともに述べているかを確認しましょう。
3. 企業の求める人物像に合致しているか:企業が求めている人物像(求めるスキル、働き方、価値観)と合致しているかを見直します。
応募先の企業情報や採用ページに記載されている「求める人材像」を再確認し、企業にマッチする表現に修正します。
まとめ
志望動機に関する悩みの多くは、「うまく書けない」「全部同じ内容になってしまう」「動機がわからない」という内容に集約されています。
志望動機が書けない状況でエントリーしても、良い結果が得られないことは明白です。
悩んでいる状況の中でも、どうしてその会社にエントリーしたかなどの理由を考えると、それぞれにきっかけや理由がきちんとあります。
考えないと答えられない内容を整理し、自己理解を深めることで、会社との相性や業界への適性にも気付けるでしょう。
結果として、熱意の感じられる志望動機となります。
就職活動には多くの準備が必要であり、一つひとつの準備に時間をかけられないことも多いかもしれません。
書き始めに詰まってしまう場合は、専門スタッフに相談できる就活エージェントも利用しながら、効率良く準備を進めるようにしましょう。