明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・ENFJ(主人公)とは
・MBTI診断でENFJ(主人公)と診断された人の特徴
・ENFJ(主人公)の就活における強み
・ENFJ(主人公)である人
・ENFJ(主人公)に向いている業種を知りたい人
・ENFJ(主人公)が避けるべき職業の特徴を知りたい人
はじめに
この記事ではMBTI診断においてENFJと診断された方にはどのような特徴があり、就活においてどのような強みや弱みがあり、どのような職業や職種が向いているのかについて紹介します。
MBTI診断は自己分析ツールの中では比較的信頼性が高いものであるため、就活にも応用できる可能性があります。
自分がどのように就活を進めていけばより効率的なのか気になる方はぜひ参考にしてみてください。
ENFJ(主人公)とは
ENFJはMBTI診断における16種類の性格の1つであり「外向型(E)」「直感型(N)」「感情型(F)」「判断型(J)」の4つの特性を持っています。
このタイプの人は楽観的で情熱的な性格を持ち、強いカリスマ性を発揮します。
人々を励まし、前向きな気持ちにさせることが得意であり、周囲に対して強い影響を与える存在となることが多いです。
リーダーシップを発揮しながらも、独裁的ではなく、人々の意見を尊重し、協力しながら前進するスタイルを取ります。
したがって、信頼されやすく、多くの人から相談を受けることも少なくありません。
どのような特徴があるかは、次の見出しでさらに詳しく紹介します。
MBTI診断でENFJと診断された人の特徴
MBTI診断においてENFJと診断された人の特徴についても紹介します。
以下の特徴は全ての人に当てはまるわけではありませんし、納得できない部分もあるかもしれません。
それもそのはずで、60億人以上の人類がたった16のタイプに綺麗に割り振れるわけがないからです。
しかし、参考になる要素はいくつもありますし、自分に当てはまっていると納得できる部分だけでも構いませんので、就活を進める上での自己分析の材料としてみてください。
楽観主義者
ENFJの人はどのような状況でも前向きに物事を捉える傾向があります。
困難な場面に直面しても、ただ悲観的になるのではなく「どうすればこの状況を乗り越えられるか」「今の経験を成長につなげるにはどうすれば良いか」と考えることが多いです。
したがって、周囲の人が落ち込んでいるときには励ます立場になれるでしょう。
相手の気持ちを理解しつつ、前向きな言葉をかけることで、周囲の人の気持ちを明るくする力を持っています。
「この経験は決して無駄ではない」「まだやれることがあるはず」といった考え方ができるため、諦めることなく努力を続けられます。
また、楽観的な性格が周囲の人に安心感を与える要因にもなります。
外向的
ENFJの人は社交的で人との関わりを大切にする性格です。
1人で過ごすよりも、誰かと一緒に活動することが好きで、集団の中で活躍する場面が多いです。
初対面の人ともすぐに打ち解けられ、人間関係を築くのが得意です。
職場や学校などの環境においても、チームワークを大事にし、周囲の人との協力を重視する姿勢を持っています。
したがって、仲間との交流を積極的に楽しみながら、良好な関係を築いていくことができます。
また、場の空気を読む力があり、周囲の人がどのような気持ちでいるのかを敏感に感じ取られます。
したがって、雰囲気が悪くなったときには積極的に話しかけたり、話題を変えたりすることで、場の空気を和らげることが可能です。
カリスマ性がある
ENFJの人は強いカリスマ性を持ち、周囲の人を惹きつける存在です。
目立つだけではなく、相手の心を動かし、前向きな行動を促すことができるため、多くの人から信頼されます。
リーダーシップを発揮するときも、上から指示を出すのではなく、共感を持って人を導くため、周囲の人が安心してついていきやすいのが特徴です。
また、自分の意見を明確に持ちつつ、他者の意見を尊重しながら話し合いを進められるため、協力的な環境を作ることが得意です。
このカリスマ性はENFJの持つコミュニケーション能力の高さとも関係しています。
人の話を真剣に聞き、相手の感情や考えを理解した上で、自分の考えを伝えるため、多くの人から共感を得られます。
また、ポジティブなエネルギーを持っており、周囲の雰囲気を明るくするため、人が集まりやすいのです。
献身的
ENFJの人は人をサポートすることに強い喜びを感じます。
「誰かの役に立ちたい」という気持ちが強く、相手が困っているときには自分から進んで助けようとします。
また、相手の表情や声のトーンから気持ちを察することが得意なため、言葉にされなくても「この人は今、助けを必要としている」と直感的に理解できることが多いです。
このような性格から、頼まれごとを断るのが苦手な傾向があります。
相手の期待に応えたい気持ちが強いため「手伝ってほしい」「一緒にやってほしい」と頼まれると、多少無理をしてでも引き受けてしまうことがあります。
したがって、仕事やプライベートで多くの責任を抱え込みすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、相手がどうすれば喜ぶのかを考えるのが得意なため、細やかな気配りができ、職場や友人関係においても信頼を勝ち取りやすいです。
ENFJの就活における長所/強み
続いて、ENFJの方が就活においてどのような長所や強みを持っていることが多いのかについても紹介します。
こちらも先ほど紹介した項目と同様に、あくまで「傾向」ですが、これまでの学生生活の中で発揮した長所や強みが存在し、納得できるならば、ぜひ自己PRなどで積極的にアピールしてみてください。
リーダーシップがある
ENFJの人は周囲の人を惹きつけ、チームをまとめ上げる力を持っています。
目立つのではなく、周囲の意見を尊重しながら、全員が納得できる方向へ導くことを大切にします。
したがって、リーダー的な役割を担うことが多く、組織の中で信頼を集めやすいです。
また、指示を出すだけではなく、一人ひとりの強みを引き出しながら、最適な役割を与えることで、チーム全体の力を高められます。
また、周囲をポジティブな雰囲気に導き、困難な状況に直面した際にも、前向きな視点を持って乗り越えようとする姿勢を示せる人が多いです。
つまり、チームの士気を高め、メンバーのモチベーション維持にも貢献できます。
また、誰かに無理に従わせるのではなく、共感を通じて人を動かすため、周囲から反発を受けにくいのも強みです。
共感力がある
ENFJの人は洞察力が高く、人の感情に敏感です。
相手の言葉や表情、態度からその人の気持ちを察せるため、適切な対応を取れます。
この共感力の高さは職場においても強みとなり、同僚やクライアントとの信頼関係を築くのに役立ちます。
ENFJの人は誰かが悩んでいるとすぐに気づき、親身になって話を聞くことが可能です。
相手の立場に立って考えられるため「この人は自分の気持ちを理解してくれる」と思われやすく、相談を受けることが多くなります。
また、チームの雰囲気を敏感に察知し、メンバーのモチベーションが下がっている場合には積極的に声をかけたり、環境を改善しようと働きかけたりすることも得意です。
成長意欲が高い
ENFJの人は自分の成長を強く求め、向上心を持って努力を続けます。
新しい知識やスキルを学ぶことを楽しみ、自分を高めることに喜びを感じるため、常に前向きに挑戦を続けられます。
また、自分だけでなく、周囲の人の成長を支援することにも意欲的であり、チーム全体の向上に貢献しようとするのも特徴です。
ENFJの人は目標を設定し、それを達成するための努力を惜しみません。
計画的に学習を進めたり、新しい経験を積んだりすることで、自分自身を成長させることを大切にします。
また、失敗を経験しても、それを成長の機会と捉え、前向きに乗り越えようとする姿勢を持っています。
コミュニケーション能力が高い
ENFJの人は人との関わりを大切にし、円滑なコミュニケーションを取ることが得意です。
誰かと話すことを楽しみながら相手の気持ちを考えた対応をするため、良好な人間関係を築きやすいです。
また、表情や声のトーン、相手の言葉の選び方から感情を読み取り、それに応じた適切なリアクションを取ることができます。
そのため、周囲の人とスムーズに意思疎通を図り、信頼関係を築くことが可能です。
また、聞き上手でありながら、自分の考えも的確に伝える力を持っています。
相手の話をしっかり聞きながら、共感を示し、適切な質問を投げかけることで、会話を深めることができます。
また、説明するときには、相手が理解しやすいように、論理的かつ分かりやすい言葉を選ぶため、話を聞いた人が納得しやすいのも特徴です。
そのため、就活においても面接の場面で好印象を与えやすく、自分の考えを自信を持って伝えられる点が強みとなります。
ENFJの就活における短所/弱み
ENFJの方が持っている可能性の高い、就活において短所や弱みとなってしまう要素について紹介します。
あなたに全ての項目が当てはまるとは限りませんが、これまでの生活の中で、以下のような短所や弱みが発揮されてしまった場面がないかについて、考えてみてください。
もしあった場合は、短所について聞かれた際の回答のヒントになるはずです。
他人の影響を受けやすい
ENFJの人は周囲の人の感情に敏感であり、共感力が高いです。
したがって、相手が落ち込んでいると、自分も同じように沈んでしまったり、逆に相手が喜んでいると自分も嬉しくなったりすることが多いです。
感情の動きが周囲の状況に左右されやすく、自分の気持ちと他人の気持ちの区別が曖昧になってしまうこともあります。
また、選考が進む中で、他の就活生がどの企業を志望しているのかを気にしすぎると「自分も同じような企業を選ばなければならないのでは」と思い込んでしまうこともあります。
他人の影響を受けやすいこと自体は「相手の気持ちに寄り添える」という長所にもなりますが、就活では「自分が本当に何を求めているのか」を見失わないよう意識することが大切です。
理想が高い
ENFJの人は理想を追求する傾向が強く「より良い環境」「より良い結果」を求めて努力し続けます。
したがって、就職活動でも「自分が本当に納得できる企業に入りたい」「理想の働き方を実現したい」と考え、企業選びに慎重になりすぎてしまうことが多いです。
そして、理想が高すぎるあまり、現実とのギャップに苦しむこともあります。
また、入社後の働き方についても「自分のやりたいことがすぐにできる環境がいい」「職場の人間関係は理想的であるべき」と考えすぎると、現実とのズレにストレスを感じやすくなります。
すべての条件が完璧に揃った企業は存在しないため、どこかで折り合いをつけることも必要です。
理想を持つことは重要ですが、柔軟な考え方を取り入れ、現実的な視点で選択することが求められます。
調和を求めすぎる
ENFJの人は周囲との調和を大切にするため、チームの一体感を重視します。
円滑な人間関係を築くことが得意ですが、自分の意見を押し通すことを避け、周囲に合わせすぎてしまうことがあります。
就活の場面で「入社したい」と思われたいがために、相手に合わせて話してしまうことがあるかもしれません。
また、面接で「職場の人間関係を良くするためにどう行動するか」といった質問に対し「自分の意見を主張することよりも、周囲に溶け込むことを重視する」と答えてしまうと、主体性が不足している印象を与える可能性もあります。
したがって「周囲との調和を大切にしながらも、自分の意見をしっかり持つ」ことを意識することが重要です。
優柔不断
ENFJの人は他人の考えを尊重しすぎるあまり、決断が遅くなることがあります。
特に就活では企業選びや内定承諾の判断をする際に「この選択で本当にいいのか?」「他の選択肢のほうが良かったのではないか?」と悩むことが多くなりがちです。
また、友人や家族の意見を参考にしすぎて、自分の本音がわからなくなることもあります。
面接の場面でも「自分の考えをしっかり持っているかどうか」を見られることが多いため、優柔不断な印象を与えると評価が下がる可能性があります。
優柔不断な性格だったとしても、時には思い切って決断する姿勢を持つことで、より良い選択ができるでしょう。
ENFJに向いている職業/適職一覧
続いて、ENFJの方に向いている職業や適職の一覧を紹介します。
まずどのような仕事が向いているか特徴を紹介した後に、具体的にはどのような職業が向いているのかについて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
・人事職
・政治家
・青年海外協力隊
・非営利団体(NPO)職員
・社会起業家
・パーソナルトレーナー
・介護職
・社会福祉士
ENFJに向いている仕事の特徴
ENFJの方にはどのような仕事が向いているか、大まかな概要、つまり特徴を紹介します。
まずは大きな枠組みで確認してみて、興味を覚えるもの、魅力を感じるものを中心に就活を進めていってください。
①人とのかかわりが多い仕事
ENFJの人は対人コミュニケーションに強みを持ち、会話が好きです。
したがって、職場でのやり取りが活発な仕事や、人と関わる機会が多い環境が向いています。
特に、顧客対応やチームワークが求められる業務ではその特性を活かして活躍しやすいです。
また、相手の気持ちを敏感に察知し、状況に応じた適切な対応ができるため、クライアントとの信頼関係を築く場面でも強みを発揮します。
ENFJの人は会話の中で相手の言葉だけでなく、表情や声のトーンから感情を読み取る力があります。
したがって、営業や接客業、カウンセリングなどの分野では顧客の潜在的なニーズを引き出し、満足度を高める働きができます。
また、社内においても、同僚や上司との関係を円滑にし、チームワークを高める役割を担うことが多いです。
メンバーのモチベーションを引き上げたり、協力体制を整えたりすることで、貢献できるでしょう。
②野心的な目標を掲げる仕事
ENFJの人は自己成長への意欲が高く、明確な目標があるとモチベーションを維持しやすいです。
単調な業務を続けるよりも、挑戦できる環境や高い目標を設定できる仕事の方が向いています。
特に、目標達成のために戦略を練り、計画的に努力を重ねることが得意なため、成果を求められる職種では能力を十分に発揮できます。
また、ENFJの人は自分の成長だけでなく、周囲の人と一緒に高みを目指すことにも喜びを感じます。
したがって、個人プレーよりもチームで目標を達成するような環境の方が、より意欲的に取り組めるでしょう。
営業職やプロジェクトマネージャーなど、結果を出すことが求められる職種ではチームの士気を高めながら、自らも成果を上げられます。
また、教育や指導の分野でも、学習の成果を数値化しながら、成長を実感できる仕事は適性が高いです。
③社会に貢献できる仕事
ENFJの人は誰かの役に立つことに喜びを感じ、社会貢献への意識が高いです。
自分の仕事が誰かの助けになると実感できる職種ではやりがいを持って働くことができます。
特に、教育、福祉、医療、NPO、行政など、人の生活や社会全体に良い影響を与える分野では大きな満足感を得られます。
また、ENFJの人はただ与えられた業務をこなすのではなく「この仕事が社会にどのような影響を与えるのか」を考えることを重視する場合が多いです、
したがって、組織の理念や価値観に共感できるかどうかが、職場選びにおいて重要なポイントになります。
企業や団体のビジョンが明確であり、それに対して貢献できる実感が持てる職場の方が、モチベーションを高く保つことができるでしょう。
〈ENFJの適職〉リーダーシップを発揮できる仕事
続いて、ENFJの大きな特徴の1つであるリーダーシップに焦点を当てた仕事を紹介します。
以下の3つの仕事はいずれもリーダーシップを発揮できる可能性が高いものであるため、魅力を感じるものがあれば、就活の選択肢に入れてみてください。
プロジェクトマネージャー
ENFJの人はチームをまとめ、協力的な環境を作ることが得意です。
プロジェクトマネージャーとしても、メンバーの意見を尊重しながら目標達成に向けてチームを導けるでしょう。
プロジェクトの成功には計画の立案、進捗の管理、問題発生時の対応などありとあらゆる要素が関係しますが、ENFJの人はそれぞれのメンバーの強みを活かしながら、全体を調整する力を持っています。
また、指示を出すだけではなく、メンバー一人ひとりの意見を丁寧に聞きながら、全員が納得できる形で進めることも大切です。
プロジェクトの進行にはスケジュール管理やタスクの割り振りが欠かせませんが、ENFJの人は計画を立てて進めることが得意なため、プロジェクトの方向性を明確に示すことができます。
また、チームのモチベーションを維持する力もあり、メンバーが不安を抱えているときには前向きな言葉をかけ、士気を高める役割を果たします。
問題が発生した際にも、冷静に状況を分析し、適切な対策を講じながら、チーム全体を安心させられるでしょう。
人事職
企業の採用活動や社員のキャリア開発、福利厚生の管理など、人事の業務は多岐にわたりますが、どの業務においてもENFJの人の対人スキルが発揮されます。
特に採用活動では候補者との面談や企業の魅力を伝える役割を担うため、相手の気持ちを理解しながら適切な対応ができるENFJの人に向いています。
ENFJの人は自分だけでなく周囲の人の成長にも関心を持ち、サポートすることに喜びを感じるため、人材育成の分野で活躍しやすいです。
新入社員が職場にスムーズに馴染めるようフォローしたり、社員のスキルアップを支援する研修を企画したりすることで、企業全体の成長に寄与できます。
政治家
ENFJの人は強いカリスマ性とスピーチスキルを持ち、多くの人を惹きつける魅力があります。
政治家という職業は国や地域の未来を考え、政策を推進する仕事であり、リーダーシップが不可欠です。
人々の意見を集約し、社会の課題を解決するための方針を打ち出すため、ENFJの持つ共感力や説得力が大いに活かされます。
政治の世界では多くの人と対話しながら意見を調整し、最適な政策を考えていくことが求められます。
ENFJの人は異なる立場の人々の意見を尊重しながら議論を進め、合意形成を図るのが得意です。
よって、演説やプレゼンテーションの場面では自分の考えを分かりやすく伝え、人々の共感を得られるでしょう。
〈ENFJの適職〉社会に貢献できる仕事
ENFJの方は社会に貢献することでやりがいを感じる場合が多いです。
ここまで記事を読んできて、特にあなたが社会貢献に対して強い思いを抱いていると実感できた場合は以下の3つの職業は有力な選択肢に入ることでしょう。
青年海外協力隊
ENFJの人は異なる価値観を持つ人々とも円滑に関わることが得意であり、相手の立場を理解しながら適切な対応を取れます。
したがって、文化や習慣の異なる地域で活動する青年海外協力隊のような仕事に向いています。
この仕事では派遣先の国や地域において現地の人々と協力しながら、教育や医療、技術支援など様々な分野で貢献していきます。
ENFJの持つ共感力とリーダーシップが発揮される場面が多く、現地の人々の立場を尊重しながら、プロジェクトを推進できるでしょう。
また、ENFJの人はチームの調和を大切にしながら、周囲と協力して目標を達成することが得意です。
現地の文化や習慣を理解しながら、関係者との信頼関係を築くことができるため、現地の人々と協力しながら問題解決に取り組む場面でも貢献できるはずです。
非営利団体(NPO)職員
ENFJの人は人をサポートすることに喜びを感じ、社会の役に立つ仕事に強い関心を持ちやすいです。
したがって、NPOで働くことは自身の価値観と仕事の目的が一致しやすく、充実したキャリアとなるでしょう。
NPOの仕事は社会課題の解決や理想の実現を目指すものであり、献身的な姿勢やリーダーシップを発揮する機会が多くあります。
また、様々な関係者と協力しながら活動を進めていくため、ENFJの持つ高いコミュニケーション能力が活かされます。
ENFJの人は困っている人を見過ごせない性格であり、NPOの仕事ではその特性が活かされます。
貧困問題、教育支援、環境保護など、多岐にわたる分野で活動しながら、社会に貢献しています。
また、イベントの企画や資金調達、広報活動など、NPOの運営に関わる様々な業務にも適性があります。
特に、人との関係を大切にしながら活動する場面ではENFJの強みが発揮されやすいでしょう。
社会起業家
ENFJの人はリーダーシップを発揮しながら社会に貢献することにやりがいを感じることが多いです。
したがって、社会課題の解決を目的とした企業を立ち上げる社会起業家としての道にも適性があります。
社会起業家は従来のビジネスとは異なり、利益の追求だけでなく、社会的な問題を解決することを目的としています。
ENFJの持つリーダーシップやサポート気質を活かしながら、自らのビジョンを実現する仕事です。
ENFJの人はチームをまとめ、協力しながら目標を達成することが得意なため、社会起業家としても周囲の人々と連携しながら事業を進められます。
また、説得力のあるスピーチができるため、自分の理念や目標を広く発信し、支援者やパートナーを集める力も備えています。
資金調達やマーケティングなど、経営に関わる多くの業務をこなす必要がありますが、ENFJの人は学習意欲が高いため、新しい知識を積極的に吸収しながら成長できるでしょう。
〈ENFJの適職〉人を支える仕事
ENFJの方は人を支えることや人の役に立つことにやりがいを感じることも多いです。
以下の3つの仕事はいずれも人を支える仕事であり、人と深く関わることが多いものであるため、魅力を感じるものがあればぜひ就活の選択肢に入れてみてください。
パーソナルトレーナー
ENFJの人は人をサポートすることに喜びを感じるため、パーソナルトレーナーの仕事に向いています。
クライアントの目標達成を支援する役割を担い、相手に寄り添いながらトレーニングを進めることが求められます。
ENFJの人は共感力が高く、クライアントの悩みや課題を理解した上で、励ましながら適切な指導を行うことができます。
また、モチベーションを高めることが得意なため、クライアントが途中で諦めそうになったときにも前向きな言葉をかけ、最後までやり遂げるようサポートすることも可能です。
パーソナルトレーナーとしての仕事では技術的な指導だけでなく、クライアントとの信頼関係を築くことも重要です。
ENFJの人は対人スキルが高く、相手に安心感を与えられるため、クライアントとの良好な関係を維持しやすいです。
また、一人ひとりの目標や体調に合わせたトレーニングメニューを提案し、それぞれに適した方法で指導する柔軟性も発揮できます。
運動が苦手な人や初心者にも親身に対応し、無理なく続けられる環境を作れるでしょう。
介護職
ENFJの人は思いやりのあるコミュニケーションが得意であり、介護職においてその特性が活かされます。
高齢者や障がいを持つ人々を支援する仕事では利用者一人ひとりの状況に寄り添い、丁寧に接することが求められます。
ENFJの人は相手の気持ちを察し、どのような状況でも前向きに接することができるため、利用者やその家族から信頼されやすいです。
また、利用者の小さな変化にも気づきやすく、必要なケアを適切に提供できる点も強みになります。
介護職では身体的な支援だけでなく、精神的なサポートも重要です。
ENFJの人は相手の気持ちを理解し、安心感を与える会話ができるため、利用者との信頼関係を築きやすいです。
また、介護の現場ではチームで協力しながら業務を進めるため、周囲との円滑なコミュニケーションも欠かせません。
ENFJの人はチームワークを大切にし、他のスタッフと協力しながら働くことができるため、現場の雰囲気を良くする役割も担えるでしょう。
社会福祉士
ENFJの人は社会全体の課題を解決することに関心が高く、社会福祉士としての仕事にも適性があります。
地域福祉をより良くするために、福祉課題を総合的に捉え、施策の検討やネットワークの構築を行う仕事ではENFJの持つリーダーシップや共感力が発揮できます。
行政機関やNPO、福祉施設と連携しながら、支援が必要な人々に適切なサービスを提供するための橋渡し役として活躍できるでしょう。
また、社会福祉士の仕事では個別の相談対応だけでなく、地域全体の福祉環境を整えるための計画立案や政策提言も求められます。
ENFJの人は物事を広い視野で捉えられるため、短期的な課題解決だけでなく、長期的な視点で社会のあり方を考えられるため、向いているでしょう。
ENFJが避けるべき仕事の特徴
続いて、ENFJの方が避けるべき仕事の特徴についても紹介します。
もちろん、ここまで何度も言っているように、ENFJの方全員が以下のような仕事に向いていないというわけではありません。
しかし「傾向として向いていない可能性が高い」ことは間違いないため、ぜひ確認してみてください。
①人とのかかわりが少ない仕事
ENFJの人は人との交流を通じてエネルギーを得るタイプです。
仕事で真価を発揮できるのは他者と積極的にコミュニケーションを取りながら業務を進められる環境です。
したがって、人との関わりが極端に少ない仕事は向いていません。
単独での作業が多い職種では持ち前の社交性を発揮する機会が少なく、仕事への満足度が下がりやすくなります。
また、孤立した環境ではモチベーションを維持しにくく、長期的に続けるのが難しくなることもあります。
データ入力や工場のライン作業のように、決まった業務を黙々とこなす仕事ではENFJの強みである対人スキルを活かす機会が少ないです。
チームワークを重視し、周囲と協力しながら成果を出したいと考えるため、他者との接点が少ない業務では達成感を得にくいです。
また、コミュニケーションが限られる環境では職場の雰囲気を良くしたり、チームの結束を強めたりすることも難しいため、やりがいを感じにくいでしょう。
②ルーティンワークが中心の仕事
ENFJの人は常に新しい刺激を求め、仲間と協力しながら困難を乗り越えることにやりがいを感じます。
したがって、変化のない仕事やルーティンワークが中心の職種では強みを活かしにくく、ストレスを感じやすくなります。
日々、決められた作業を淡々とこなす業務では持ち前の創造力や柔軟な思考を活かす機会が少なくなり、仕事への熱意が失われてしまうこともあるでしょう。
特に、毎日同じ作業を繰り返すような業務では「もっと改善できるのではないか」「他にやるべきことがあるのでは」と考え、単調な仕事に物足りなさを感じることが多くなります。
③細かいデータや数字を扱う仕事
ENFJの人は物事を大きな視点で捉え、全体の流れを考えながら進めることが得意です。
したがって、細かなデータや数字を扱う仕事は苦手な傾向があります。
細部にこだわるよりも、全体の方向性を決めたり、人との関係を築いたりすることに長けているため、数値の分析や精密な作業が求められる職種ではストレスを感じやすくなります。
特に、経理やデータアナリストのように、正確な数値を扱いながら業務を進める仕事では細かいミスが許されないため、緊張感を伴う場面が多いです。
ENFJの人は直感的に物事を考えることが多いため、数値を正確に分析し、論理的に判断する仕事には向いていない場合があります。
また、単調なデータ処理が続く業務では人と関わる機会が少なくなるため、やりがいを感じにくいでしょう。
ENFJが避けるべき具体的な仕事
続いて、ENFJの方が避けるべき具体的な仕事の例を紹介します。
いずれの仕事も就活の選択肢に入っていないならば問題ありませんが、すでに就活の選択肢に入っているものがある場合は「選択肢から外すべき」とは言いませんが「なぜ向いていないのか」を理解した上で、本当にその職業を目指すのかを考える必要があります。
物流ドライバー
ENFJの人は対人関係を重視し、周囲と協力しながら仕事を進めることにやりがいを感じます。
したがって、物流ドライバーのように単独行動が多く、人と関わる機会が少ない仕事は適性が低いです。
この職種では基本的に車を運転しながら荷物を配送する業務が中心となり、一日の大半を1人で過ごすことになります。
ENFJの人はチームで働くことに喜びを感じるため、他者との交流が限られる環境ではモチベーションを維持しにくいです。
また、物流ドライバーの仕事は決められたルートを繰り返し走ることが多く、日々の業務に大きな変化はありません。
ENFJの人は新しい挑戦や変化のある環境を好むため、同じ作業を繰り返すことにストレスを感じることでしょう。
経理
ENFJの人は広い視野で物事を捉え、対話を通じて仕事を進めることが得意です。
経理の仕事は細かい数字の処理や規則に従った業務が中心となるため、ENFJとは相性が良くありません。
経理職では正確な帳簿管理や税務処理など、細かな計算や書類作成が求められます。
ミスが許されない業務が多いため、慎重かつ緻密な作業が必要になり、感覚的に物事を捉えるENFJの人にとっては負担を感じる場面が多いでしょう。
また、経理の仕事は規則やルールに厳格に従う必要があるため、柔軟な発想を活かす機会が少ないです。
ENFJの人は自由度が高く、状況に応じて柔軟に対応できる環境の方が力を発揮しやすいですが、経理業務では決められたプロセスを正確にこなすことが求められます。
したがって「もっと効率的な方法があるのではないか」と感じても、既存のルールに縛られ、自分のアイデアを反映させられず、ストレスが溜まる可能性があります。
研究職
ENFJの人は人と関わりながらアイデアを出し合い、協力しながら仕事を進めることを好みます。
研究職は個人での作業が多く、長期間にわたって1つのテーマに集中することが求められるため、ENFJの人には向いていないでしょう。
研究の仕事ではデータ収集や実験の繰り返しが多く、成果が出るまでに時間がかかることが多いです。
すぐに目に見える成果を求めるENFJの人には結果が出るまでの過程が長く感じられ、途中でモチベーションが下がる可能性があります。
また、研究職は細かい作業が求められる場面が多く、緻密なデータの分析や記録作成が欠かせません。
ENFJの人は全体の流れを見ながら物事を考えることが得意ですが、研究職では細部の正確性が求められるため、持ち前の直感的な思考が活かしにくいです。
さらに、研究職の環境によっては実験やデータ分析が中心となり、人と関わる機会が限られることもあります。
職場によってはチームでの研究が進められる場合もありますが、個人での作業が多い環境では孤独を感じやすいでしょう。
ENFJ-AとENFJ-Tの違い
続いて、ENFJには厳密に言うと2つのタイプが存在します。
これらは似て非なるものであるため、自分がどちらのタイプに当てはまるかについては明確に理解しておく必要があります。
それぞれの違いや特徴などについて詳しく紹介するため、参考にしてください。
①自己主張型か慎重型か
ENFJ-AとENFJ-Tの大きな違いの1つは自己主張の強さと慎重さのバランスです。
ENFJ-Aは自己主張型であり、自分の考えを積極的に発信し、迷いなく行動する傾向があります。
自信を持って意思決定を行い、周囲の意見を聞きながらも、自分の考えをしっかりと伝えられます。
特にリーダーシップを発揮する場面では堂々と意見を述べ、チームを導いていくことが多いです。
また、失敗をあまり気にせず、前向きな姿勢で次の挑戦へ進むことができるため、困難な状況にも柔軟に対応しやすいです。
一方、ENFJ-Tは慎重型であり、決断を下す前に様々な視点を考慮する傾向があります。
周囲の意見を重視し、慎重に行動するため、衝動的な判断はしません。
ただし、慎重すぎて決断に時間がかかる場合があり、迷いや不安を抱えやすい点が特徴です。
また、自分の意見を主張することよりも、周囲の調和を大切にするため、対立を避ける傾向があります。
したがって、リーダーシップを発揮する場面ではチーム全体の意見を調整することを重視し、自分の意見を押し通すよりも、皆が納得できる形で物事を進めようとすることが多いです。
②ポジティブかネガティブか
ENFJ-Aは基本的にポジティブで、自分に自信を持ちやすいです。
周囲の意見を取り入れつつ、自分の考えを大切にし、ブレることなく行動できます。
また、失敗や困難に直面しても「次に活かせばいい」程度で前向きに考えるため、ストレスを抱えにくいのが特徴です。
したがって、多少の批判を受けても深く落ち込むことはなく、自分の信じる道を突き進むことができます。
また、自信を持って行動できるため、周囲にも安心感を与え、リーダーとして頼られる場面が多くなります。
一方、ENFJ-Tは自己評価が変動しやすく、物事を深く考え込む傾向があります。
人の気持ちに敏感であるため、相手の反応によって自分の価値を判断しがちです。
したがって、批判や否定的な意見を受けると、自信を失いやすいことがあります。
また「自分は本当にこれで良いのか」と悩みやすく、ポジティブな結果が出ても、すぐに新たな課題を見つけて不安を抱えることがあります。
ただし、この繊細さがあるからこそ、周囲の気持ちを理解し、丁寧な対応ができるという強みがあるとも言い換えることが可能です。
それぞれの特徴
ENFJ-Aはリーダーシップを発揮しながら、周囲の成長を促すことが得意なタイプです。
自分の考えをしっかり持ち、ポジティブなエネルギーで周囲を引っ張る力があります。
また、状況を冷静に判断し、柔軟に対応できるため、困難な状況でも落ち着いて行動できます。
人を導くことに喜びを感じるため、指導的な立場で活躍しやすいです。
ENFJ-Tは他人の感情や反応に非常に敏感で、自分や他人の期待に応えるために一生懸命努力するタイプです。
周囲の気持ちを察する力が高く、相手の立場に立って考えられるため、人間関係の調整役として活躍することが多いです。
また、細やかな気配りができるため、職場や組織内での信頼を得やすいです。
簡単に言うならば「ENFJ-Aは自信を持ち、前向きな姿勢で周囲を引っ張るリーダータイプ」「ENFJ-Tは周囲の気持ちを大切にし、繊細さを活かして人を支えるタイプ」と言えるでしょう。
ENFJと相性の良い人は?
続いて、ENFJの方がどのようなタイプと相性が良いのかについても紹介します。
仕事面で相性が良いタイプとプライベート面で相性が良いタイプはやや異なるため、就職後、職場で誰にアドバイスを求めるか、今後、プライベート面でどのような方と関わっていくかの参考にしてみてください。
ただし、あくまで「参考程度」にして、真に受けすぎないようにはしてください。
仕事面①INFJ(提唱者)
ENFJとINFJの組み合わせは仕事上で非常に相性が良いと言えます。
ENFJは人をまとめる力や人間関係を円滑にする能力に長けていますが、理想を具体的な形に落とし込むのが苦手です。
一方、INFJは抽象的な概念を言語化し、明確な目標へと変換できます。
したがって、ENFJが思い描くビジョンを、INFJが具体的な戦略へと落とし込み、それをENFJが周囲へ伝えて、実行に移すという理想的な関係が築けます。
仕事面②ENTP(討論者)
ENFJとENTPの組み合わせは活発な議論を通じて互いの成長を促す関係です。
ENFJは組織全体を見渡しながらメンバーが円滑に協力できる環境を整えることが得意です。
一方、ENTPは自由な発想を持ち、新しいアイデアを次々と生み出すタイプであり、現状を打破する革新性を持っています。
ENFJがしっかりとした指示を出し、目標を明確に示すことで、ENTPはその期待に応えようと全力で行動できるでしょう。
この2人が組むことで、職場全体の生産性を向上させられます。
ENFJがチームをまとめ、ENTPが新しいアプローチを提案することで、組織に柔軟性と創造性が加わります。
ただし、ENTPは自由を好むため、指示が細かすぎると窮屈に感じることがあります。
したがって、ENFJが適度に裁量を与えながらサポートするとより良い関係を築くことができるでしょう。
仕事面③ENTJ(指揮官)
ENFJとENTJはどちらも強いリーダーシップを持つため、互いに相談相手として最適な関係です。
ENFJはチームの士気を高め、協調性を重視しながら目標を達成しようとするタイプですが、ENTJは効率と成果を最優先するタイプです。
ENFJが人間関係を円滑にし、ENTJが組織の方向性を明確にすることで、バランスの取れたリーダーシップができます。
ENTJは論理的に物事を判断し、素早い決断を下すため、ENFJにとって信頼できる相談相手です。
ENFJが感情面を考慮しすぎて決断が遅れそうなとき、ENTJが的確な判断を下すことで、迷いを減らすことができます。
また、ENFJの持つ共感力がENTJの厳しいリーダーシップを和らげ、チームの調和を保つ役割を果たすことも期待できるでしょう。
プライベート面①ISTJ(管理者)
ENFJとISTJの組み合わせは安定した関係を築きやすいです。
ENFJは理想を追求し、感情を大切にするタイプで、ISTJは現実的かつ堅実な性格を持っています。
ENFJの理想をISTJが現実的な計画へと落とし込む、バランスの取れた関係が生まれます。
また、ISTJは真面目で責任感が強く、ENFJが掲げる目標に対して誠実についてきてくれるため、安心感があります。
ENFJは感情の起伏が激しくなることもありますが、ISTJは冷静で安定した態度を持っているため、精神的な支えとなるでしょう。
プライベート面②INTJ(建築家)
ENFJとINTJは互いに補い合える関係です。
ENFJは人との関係を大切にし、周囲の人の感情に敏感ですが、INTJは論理的で計画的に物事を進めることを得意としています。
つまり、ENFJの直感的なアイデアを、INTJが具体的な計画へと落とし込み、実現に向けた道筋を作れます。
INTJは冷静な判断力を持ち、ENFJの理想を現実的な目標へと変換する力があり、ENFJはビジョンを語ることが得意ですが、計画の詳細を詰めるのが苦手なこともあるため、INTJの論理的な思考が大きな助けとなるでしょう。
また、INTJは感情に左右されにくく、冷静に物事を分析するため、ENFJが感情的になりすぎたときにバランスを取れます。
ENFJと相性の悪い人は?
続いて、ENFJと相性が悪い人についても紹介します。
もちろん、何度も言うように、人間がたった16のタイプに分けられるわけがないため、あなたの親しい方が以下のタイプに割り振られてしまう可能性もあります。
よって「このようなタイプの人とは、関わってはいけないですよ」ということではありません。
どちらかというと「豆知識」的な要素であるため、就活に直接関わるものではありませんが、就活の息抜き的な要素として、ざっと読んでみてください。
①個人主義な人
ENFJの人はチームワークを重視し、周囲と協力しながら目標を達成することにやりがいを感じます。
したがって、個人の自由を優先し、単独行動を好むタイプとは相性が悪くなりやすいです。
ISTPのような一匹狼タイプの人は独自のやり方を大切にし、他者と協力することに強いこだわりを持たないため、ENFJの価値観とぶつかることがあります。
ENFJは「みんなで力を合わせて何かを成し遂げる」ことを理想としますが、個人主義の人は「自分のペースで自由に進めたい」と考えるため、協力しようとしても噛み合わないことが多くなります。
また、ENFJは人と深く関わることで関係を築きたいと考えますが、個人主義の人は干渉を嫌う傾向が強いです。
こちらが親しくなろうと努力しても、個人主義の人は距離を保ちたがることがあり、それに対して寂しさを感じることがあるでしょう。
②柔軟性がない人
ENFJは新しいアイデアや変化を楽しみながら、状況に応じた柔軟な対応を取ることが得意です。
したがって、保守的な考えを持ち、変化を好まない人とは相性が悪くなりやすいです。
ESTJのように決められたルールや伝統を重視する人は、ENFJの柔軟な発想や状況に応じた対応を理解しにくいでしょう。
ENFJは状況に応じて最適な方法を模索しながら行動しますが、柔軟性がない人は「決められたルールに従うことが最も良い方法」と考えるものです。
したがって、ENFJが「もっと違うやり方があるのでは」と提案しても「今までのやり方を変える必要はない」と受け入れてもらえないことが多いです。
ENFJは状況に応じて新しい挑戦をしたいと考えますが、柔軟性のない人は「リスクを取らず、確実な方法を選ぶべき」と考えるため、価値観の違いが表れやすいでしょう。
③論理的過ぎる人
ENFJは理想を追求しながら「人の気持ち」を大切にするタイプです。
したがって、感情よりも論理を重視し、合理性を最優先するタイプの人とは相性が悪いでしょう。
INTPのように論理的な考え方を徹底し、感情をあまり重視しない人はENFJの価値観を理解しにくいことが多いです。
ENFJは「こうあるべき」「もっと良い方向に進めたい」という理想を持ち、その実現のために人を巻き込んで行動します。
一方、論理的な人はENFJの理想を「感情的すぎる」「ただの理想論」と一刀両断してしまう傾向にあります。
ENFJが「こうすればもっと良くなるはず」と熱意を持って話しても、論理的な人は「データや証拠がないと意味がない」と考え、議論がかみ合わないことが多くなるのです。
ENFJの就活成功のためのポイント
続いて、ENFJの方が就活を成功させるためのポイントについても紹介します。
以下の5つの対策はいずれも、ENFJ以外の方でも参考にしていただける要素です。
ENFJと診断された方はもちろん、何回かMBTI診断を受けてみて、別のタイプの結果が出ることがある方でも参考になる要素であるため、ぜひ取り組んでみてください。
自己分析を徹底する
就活を成功させるためには、まず自己分析を深めることが重要です。
人との関わりを大切にし、リーダーシップを発揮しながら物事を進めるのが得意なENFJですが、具体的にどのような場面で力を発揮できるのかを明確にすることが求められます。
自己理解が不十分な状態では企業選びの軸がぶれてしまい、面接でも説得力のある受け答えが難しいでしょう。
また、ENFJは理想を追求する傾向があるため「本当に自分に合う仕事なのか」を考えずに志望してしまうこともあるため、注意が必要です。
自己分析を進める際にはこれまでの経験を振り返り、自分がどのような状況でモチベーションが高まり、どのような環境でストレスを感じるのかを整理すると良いでしょう。
また、周囲からどのような評価を受けてきたかを確認することで、自分の強みや弱みを客観的に把握できます。
計画的に準備する
ENFJの人は周囲との関係を大切にしながら柔軟に行動することが得意ですが、就活では即興での対応ではなく、計画的な準備が欠かせません。
エントリーシートの締め切りや面接の日程など、スケジュール管理が求められる場面が多いため、余裕を持った計画を立てることが必要です。
特に、ENFJの人は人と関わることを優先しがちで、就活の準備を後回しにしてしまうこともあるため、事前にしっかりとスケジュールを管理することが大切です。
スケジュールを立てる際にはまず「いつまでに何を達成するのか」という目標を決め、必要なタスクをリストアップすると良いでしょう。
「〇月までに自己分析を終える」「〇月までにエントリーシートを完成させる」「〇月には面接練習を重点的に行う」といった具体的な計画を立てることで、効率的に準備を進められます。
ネットワーキングの活用
ENFJの人は高いコミュニケーション能力を持ち、人脈を築くのが得意です。
この強みを活かして、就活に役立つ情報を積極的に収集することが成功の鍵となります。
企業の採用情報は公式サイトや求人情報だけではなく、実際に働いている人からの話を聞くことで、より具体的な内容が分かります。
OB・OG訪問や就活イベントに参加し、実際の職場の雰囲気や求められるスキルについて情報を集めましょう。
また、ENFJの人は対話を通じて考えを整理しやすいので、就活仲間と情報交換をすることも良いです。
1人で悩むよりも、他の就活生と意見を交換しながら進めることで、新たな気づきを得られます。
さらに、採用担当者との会話でも、ENFJの人は人当たりの良さを発揮しやすいため、インターンシップや会社説明会で積極的に質問をし、印象を残すことも重要です。
面接の準備と実践
ENFJの人は会話が得意なため、面接では強みを発揮しやすいです。
しかし、熱意を伝えることに意識を向けすぎるあまり、論理的な説明が不足することもあるため、面接前の準備が重要になります。
企業研究をしっかり行い「なぜこの企業を志望するのか」「自分の強みをどう活かせるのか」を具体的に説明できるようにしておくことが求められます。
また、ENFJの人は面接官の反応に敏感であるため、相手の表情や態度に影響を受けすぎると、自分の考えを十分に伝えられなくなることもあるでしょう。
したがって、事前に模擬面接を行い、質問に対する回答を整理しておくことで、落ち着いて対応できるようになっておくことが大切です。
適職を見極める
ENFJの人は理想を追求する傾向が強いため、企業選びの際に「どのような職場ならば自分の価値観に合うのか」を慎重に見極めることが重要です。
誰しも、自分の強みを活かせる職種を選ぶことで、長きにわたって、やりがいを持って働くことができます。
ENFJの人は人と関わる仕事やリーダーシップを発揮できる環境の方が適性が高いため、営業、教育、人事、コンサルティングなどの職種が向いている可能性が高いでしょう。
就活を成功させるためには、自分の強みを活かせる環境を選び、計画的に準備を進めながら、ネットワーキングを活用して情報を集めることが重要です。
何度も口すっぱく先輩から言われているでしょうが「自己分析」を徹底し、自分に合った企業を見極めることが、就活を成功させるコツなのです。
まとめ
今回はMBTI診断においてENFJと診断された方のために、就活のコツや当てはまる可能性の高い長所、強み、短所、弱み、おすすめの職種などについて紹介しました。
MBTI診断はその人気ゆえに盲信されがちですが、全て鵜呑みにしてしまっては、人間関係も就活もうまくいきません。
とはいえ、無料で利用できるツールの中ではかなり信頼性が高いものですから、自分が納得できる要素だけでも構わないので、参考にしつつ、就活を進めてください。