【例文あり】難関アクセンチュアのインターンの志望動機と種類について徹底解説!

【例文あり】難関アクセンチュアのインターンの志望動機と種類について徹底解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・アクセンチュアの概要
・アクセンチュアのインターンの種類
・アクセンチュアのインターン選考で重視されるポイント

この記事をおすすめしたい人

・アクセンチュアを目指している人
・まずはインターン選考を確実に突破したい人
・志望動機の良い例文とNG例文を読みたい人

 

目次目次を全て表示する

【アクセンチュアの志望動機】はじめに

コンサル業界だけでなく、全ての業界を見渡しても「難関企業」の代表例に挙げられるのがアクセンチュアです。

当然、インターンにおいても選考は厳しく、一筋縄では参加できません。

しかし、アクセンチュアという大企業のインターンに参加してみたい、可能であれば内定も獲得したいと考えている方も少なくないでしょう。

そこで今回はアクセンチュアのインターンを受けるにあたって、志望動機作成のポイントや、どのような取り組みをしているかなどについて詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

【アクセンチュアの志望動機】インターンと本選考違い

まずはインターンと本選考の違いについて詳しく紹介します。

これはアクセンチュアに限ったことではなく、インターンの選考においてどのような点を見られているか、本選考においてどのような点を見られているかの違いです。

就活を進めるうえでの基礎的な情報ですので、覚えておいてください。

インターン

インターンは学生の持つ可能性や今後の成長性を見極めることを目的とした機会です。

選考段階ではこれまでの成果そのものよりも、課題や物事に取り組む姿勢、変化に柔軟に対応できるかどうかといったポテンシャルを重視されます。

インターン中は仮想のプロジェクトに取り組みながら、アクセンチュア特有の思考法やアプローチに触れることができ、自分の強みや適性を改めて見直す機会にもなります。

また、社員との座談会やメンタリングを通じて、企業文化や働き方への理解を深める機会が用意されていることも多いです。

こうした機会の中で企業理解や、現時点で自分に足りない部分、十分に通用しうる部分を明確にすれば、本選考への対策にも繋がります。

本選考

本選考ではアクセンチュアが掲げるミッションや価値観を深く理解して、そのうえで入社後にどう貢献できるかを明確にすることが大切です。

どのような経験を経て、どのような力を身につけてきたか、さらにその力をアクセンチュアでどう活かすかといったテーマで、具体的に言語化できている必要があります。

選考を通じて問われるのは論理的思考力、問題解決に向けた姿勢、成果に対する執着心といった、コンサルタントとして即戦力となりうる資質です。

また、ビジネス課題に対する視点の深さや、チームの中で役割を認識しながら能動的に動けるかといった協働性も評価対象となります。

【アクセンチュアの志望動機】何の会社?

続いて、アクセンチュアが何の会社なのかについても理解を深めておきましょう。

この記事を読んでくれている時点で、多くの方がアクセンチュアについて理解はできているでしょうが、まだ知識に自信がない方はぜひ知識をおさらいしておいてください。

企業理解を深めることはインターン選考の通過、そしてその先の内定を獲得するにあたって非常に大切です。

アクセンチュアは何の会社?
  • コンサルティング
  • テクノロジー
  • オペレーションズ

コンサルティング

アクセンチュアのコンサルティング部門では企業の根幹に関わる課題解決を担い、経営戦略や事業戦略の策定からM&A支援、サステナビリティ戦略の立案まで幅広くサポートします。

企業の長期的な成長ビジョンを描く経営戦略の策定や、新規事業の開拓を含む事業戦略の立案といった上流工程から携わり、トップマネジメントの意思決定を支援します。

アクセンチュアのコンサルティングが扱うテーマは非常に幅広いです。

新規市場への進出や製品開発、顧客体験の向上、コスト構造の最適化、人材パフォーマンスの最大化、データ活用による意思決定力の強化、リスク低減とセキュリティ強化など、多岐にわたります。

こうした総合的なコンサルティング力により、アクセンチュアは戦略立案から実行まで一気通貫で伴走する「変革のパートナー」として企業から高い信頼を得ています。

テクノロジー

テクノロジー部門では最先端のITソリューションを用いてクライアント企業のDXを推進し、クラウドの導入支援などを通じて企業のIT基盤を近代化し、業務効率や競争力の向上に貢献します。

また、IT導入のスピードと開発力にも定評があり、クライアントの要望に迅速に対応することで高い信頼を得ています。

ソフトウェアの実装やテクノロジー開発、システムのデリバリーに注力しており、世界各地に設置したイノベーション・ラボで先端技術の研究開発も行っている点も特徴です。

加えて、業界ごとのニーズに合わせて特化したソリューション提供にも力を入れており、各業界向けのAIソリューションや自動化技術によって企業のDXを後押ししています。

オペレーションズ

オペレーションズ部門ではBPOを通じて企業のバックオフィス業務を代行・最適化し、効率化と高度化を実現します。

人事・給与、経理・財務、調達・購買などの業務をクライアントに代わって担い、その運用を標準化・効率化することで生産性向上やコスト削減に貢献しています。

また、AIやRPAといったデジタル技術を駆使することで、外部委託した業務の省力化と高品質な運用の両立を実現しているのも特徴です。

アクセンチュアのBPOはデジタル技術と豊富な業務知見を駆使して継続的に業務プロセスの改善を図る点に特徴があり、BPOを通じた経営改革まで視野に入れた付加価値の高いサービスと言えます。

【アクセンチュアの志望動機】インターン種類

アクセンチュアは独特なインターンを複数実施していることでも非常に有名です。

それぞれのインターンの種類について詳しく紹介するため、自分がどのような能力を身につけたいのか、どれに参加するか、検討しながら読んでみてください。

インターン種類
  • 和魂偉才塾 コンサルティング塾
  • AIアーキテクト育成プログラム
  • 和魂偉才塾 エンジニア塾
  • 和魂偉才塾 アドバンスト・アーキテクティング塾

和魂偉才塾コンサルティング塾

アクセンチュアのコンサルタント職を志望する学生向けの3日間インターンシップです。

参加者はチームを組み、企業や官公庁が直面するビジネス課題に取り組みます。

実際のプロジェクトに近い課題設定のもと、クライアントの背景理解から課題の仮説設定、解決策の立案、そして提案に至るコンサルティングの一連のプロセスを体感できます。

アクセンチュアの現役コンサルタントがメンターとして参加し、各プロセスでフィードバックを提供するため、本物のプロジェクトさながらの濃密な経験が得られるのが魅力です。

最終日の提案発表では実戦さながらの緊張感を味わえるため、プレッシャーはかかりますが、大きく成長できるでしょう。

コンサルタントの仕事の醍醐味を学生のうちに体験できる、貴重な機会です。

AIアーキテクト育成プログラム

AI技術を用いたビジネス変革に興味のある学生向けのインターンシップです。

アクセンチュアのAIアーキテクトと共にAI導入プロジェクトの企画から実装まで一連の流れを実践的に経験します。

具体的には企業の業務にAIを導入するメリットやプロセスを提案するコンサルティング、AIシステムを実現するためのアーキテクチャ設計・簡易実装、さらに機械学習モデルの構築や精度評価といった工程まで体験できます。

仮想プロジェクトの題材は実際にアクセンチュアが企業に提供した支援内容をベースに作られており、現場に即したリアルな学びが得られるのが魅力です。

経験豊富なアクセンチュアのAIアーキテクト陣がサポートにつくため、プログラミングやAIの専門知識がなくても安心して参加できます。

和魂偉才塾エンジニア塾

エンジニア職の仕事を体験できる4日間のプログラムです。

参加者はチームで1つのアプリケーション開発プロジェクトに取り組み、ビジネス課題の分析・要件定義・システム構築というエンジニアリングの一連の流れを実践します。

アクセンチュアにおける働き方や開発したシステムがビジネスに与える影響、さらには社会変革を実現する原動力になり得ることを肌で感じられます。

プログラミング未経験者から上級者まで参加できるのもエンジニア塾の魅力です。

初心者の方でもビジネス視点で課題を捉えて論理的に考え、要件定義などに貢献できますし、経験者の方はさらに高度な技術課題に挑戦する場が用意されています。

和魂偉才塾アドバンスト・アーキテクティング塾

プログラミング経験者を対象とした高度な4日間インターンシップで、最先端技術を駆使したシステムアーキテクチャ設計に挑みます。

実戦で起こりうる課題を想定し、それに対応する仮想プロジェクトの要件に基づいて、必要なアーキテクチャやサーバ構成、データ配置の検討から一部PoCの実装までを行います。

アクセンチュアの現職アーキテクトの手厚いサポートとフィードバックを受けながら、先端テクノロジーでビジネスを変革する面白さを直に味わえるプログラムです。

製品にとらわれず最適な技術を組み合わせて課題解決に挑む姿勢や、ゼロから新しいものを創り上げてクライアントのビジネスに価値をもたらす醍醐味を体験できるでしょう。

【アクセンチュアの志望動機】実施する目的

企業がなぜインターンを実施するのかについても考えてみましょう。

相手側の意図を理解しておけば、志望動機にどのようなことを書けば良いかも明確になるはずです。

ぜひ以下の2点を頭に置いたうえで、志望動機を作成してください。

実施する目的
  • 実践力を高める
  • 雰囲気を知れる

実践力を高める

企業がインターンを行う目的の1つとして、学生に対して実践的な学びを提供することが挙げられます。

大学の講義で得られる知識とビジネスの現場で必要とされるスキルの間には大きなギャップがあるため、インターンでその差を埋めようとしているのです。

グループワークや模擬プロジェクトを通して、課題に対するアプローチや仮説の立て方、情報の整理力など、論理的思考力とアウトプットが鍛えられる環境が用意されています。

また、実務を行う社員からのフィードバックがあるため、自分では気づきにくい強みや課題を明確にする貴重な機会になります。

また、インターンを通じて学生が自分の思考スタイルや行動特性を把握し、どの領域に適性があるのか、どのような能力をさらに伸ばすべきかを認識する機会を提供してくれる企業も多いです。

雰囲気を知れる

もう1つの大きな目的として、学生に自社の文化や働き方を直接感じてもらうことが挙げられます。

パンフレットや説明会だけでは伝わらない職場の空気感や社員同士のやりとり、価値観の共有のされ方などは、インターンという実践に近い場を通じてこそ理解が深まるものです。

学生は社員と会話を交わしたり、仕事の進め方を間近で見たりすることで、企業の雰囲気や自分に合っているかを肌で感じられます。

この「相性の確認」は企業側が重要視するポイントの1つです。

優秀な学生であっても、価値観や働き方がかけ離れていれば、入社後に職場に馴染めず、早期離職してしまう可能性が高いからです。

したがって、インターンを通じて学生が反応や適性を見ながら、双方にとって納得できるマッチングを目指す企業が増えています。

【アクセンチュアの志望動機】押さえるべき特徴

インターンの志望動機を作成するにあたって、覚えておきたいアクセンチュアの特徴について詳しく紹介します。

どのような取り組みをしているか、何が強みなのかについて理解しておけば、よりアクセンチュアについての理解が深まり、より質の高い志望動機が作れるようになるでしょう。

押さえるべきアクセンチュアの特徴
  • 一貫した支援体制
  • テクノロジーとデジタルの強み
  • 360°価値という考え
  • 領域の広さ

一貫した支援体制

アクセンチュアの大きな特徴の1つが、戦略の立案からシステム開発、導入、運用・保守に至るまで全てのフェーズを自社で完結できる一貫した支援体制です。

戦略を描くだけで終わらせず、実行段階まで責任を持ってやり遂げる姿勢は「絵に描いた餅で終わらせない」強い成果志向として現れています。

実際、アクセンチュアは戦略策定から実行支援、システム構築、運用までをワンストップで提供できる総合力を持ち、クライアントは一社で包括的なサポートを受けられます。

このプロジェクトの効率と効果が非常に高い体制こそ、アクセンチュアがコンサル業界で抜群の存在感を発揮している所以です。

テクノロジーとデジタルの強み

最新テクノロジーへの深い知見と大胆な投資はアクセンチュアの競争力の源泉です。

AIやクラウド、ブロックチェーンなど最先端技術を積極的に取り入れ、企業のDXを力強く推進しています。

高度なデータ分析基盤や業界特化型AIソリューション、自動化技術を駆使し、クライアント企業の業務効率化や新たなビジネスモデル創出を支援しています。

また、技術分野への投資も桁違いで、前年度には人材育成や企業買収、研究開発に総額約50億ドルの投資を行いました。

このような手厚い投資と専門知識の蓄積により、常に最新のテクノロジー動向をリードし、クライアントに最適なデジタルソリューションを提供できる点がアクセンチュアの強みです。

360°価値という考え

「360°価値(360°Value)」とはアクセンチュアが掲げる独自の価値創造コンセプトであり、企業の利益だけでなく関係する全ての関係者への貢献を重視する考え方です。

ビジネスの成功を自社だけでなくクライアントや社会と「共有」する文化を持ち、あらゆる方向に価値を提供することを成功の基準として掲げています。

クライアントに財務的価値や競争優位をもたらすだけでなく、インクルージョン&ダイバーシティ(多様性と包摂)の推進による職場文化の向上、従業員のリスキリングやスキルアップの支援、さらには環境配慮とサステナビリティ目標の達成支援といった、多角的な価値創出の取り組みを行っています。

こうした全方位的な支援姿勢は「企業と社会の持続的成長に寄与する」というアクセンチュアの信条を示すものです。

領域の広さ

サービス提供の領域が広いこともアクセンチュアの魅力で、業種や業界を問わず多様なリーディングカンパニーをクライアントに抱えています。

金融、製造、通信、公共セクターなど、世界中のあらゆる業界に対して幅広いコンサルティングや技術サービスを提供しており、グローバルで約50カ国以上・200都市にわたるビジネス展開によって培われた知見があります。

このような多様な業界・分野で課題解決に取り組む環境下では、若手のうちから様々なプロジェクトに参画して経験を積む機会が非常に豊富です。

プロジェクトの規模も大小様々で、グローバル案件から国内の先進事例まで次々とチャレンジできるため、短期間で成長でき、キャリアアップを図りやすい環境と言えるでしょう。

【アクセンチュアの志望動機】見られるポイント

アクセンチュアのインターン選考において、見られる可能性が高いポイントについても紹介します。

以下の3点はアクセンチュアだけでなく、他の企業のインターン選考においても注目されているポイントであるため、ぜひ志望動機作成においては意識しておいてください。

見られるポイント
  • 業界理解
  • 社風と合うか
  • 熱意

業界理解

アクセンチュアが重視する選考ポイントの1つは、コンサルティング業界とIT業界双方のトレンドを深く理解し、そのうえで、アクセンチュアの役割を具体的に語れるかどうかです。

アクセンチュアは戦略策定から最新技術の導入まで包括的に担える総合コンサルティングファームとして位置づけられています。

そこで、業界事情を語るだけでなく、競合他社との違いを明確に示せるかが鍵となります。

社風とのフィット

アクセンチュアの社風では変化を前向きに捉え、新たな課題に挑戦し続ける姿勢が大切にされています。

また、個人の成果だけでなく、チームで協力して目標を達成する力も重要な要素とされています。

よって、インターンでもグループワークやプロジェクトを通じて、チームでの協働姿勢や課題解決力が問われることが多いです。

そのため、面接やエントリーシートでは仲間とともに困難な課題に立ち向かった経験や、前向きに挑戦を楽しむ自分らしさを伝えることが求められます。

熱意

インターン選考では「なぜアクセンチュアなのか」という点を明確に伝えることが非常に重要です。

「成長したい」「技術を学びたい」といった汎用的な理由ではなく、自分の過去の経験とアクセンチュアを志望する動機とがどのように結びついているかを具体的に説明する必要があります。

インターンへの参加が本選考での優遇につながることもあるため、熱意が伝わる伝え方を心がけましょう。

また、同社が重視する「未来のアクセンチュアに必要なDNA」(挑戦心、信念、チームワークなど)と、自分の考え方や経験とがどのように合致するかを伝えることで、より説得力のある志望動機になります。

【アクセンチュアの志望動機】構成

志望動機を作成するにあたって、おすすめの構成についても紹介します。

以下の構成に沿って作成すれば、アクセンチュアなどの応募者が多く、大量のESを読む企業の担当者の印象に残りやすい文章が出来上がります。

結論ファーストを意識しながら、読みやすい志望動機を作成しましょう。

構成
  • 結論
  • 具体的な理由
  • 学びたいこと
  • 将来の展望
  • 結論

結論

まず冒頭では結論から入ることが基本です。

「私が貴社を志望する理由は〇〇です」と明確に結論を述べて、相手がすぐに全体像を理解できるようにしましょう。

「なぜその企業に惹かれたのか」を端的に伝えることが重要です。

事業内容に対する関心や企業の姿勢、理念への共感など、核心部分を簡潔に言葉にしましょう。

結論を曖昧に始めてしまうと、後に続く説明の軸がブレてしまうため、必ず結論ファーストで話を始めましょう。

具体的な理由

続いて「なぜそのような志望動機を持つに至ったのか」という理由を、自分の経験をもとに説明しましょう。

学業や課外活動、アルバイトなどの中からエピソードを選び、自分が何に、なぜ関心を持ち、どのように価値観を形成したのかを伝えることが大切です。

志望動機はどれも同じようなものになりがちですが、具体的な経験を交えることでオリジナリティが生まれます。

また、これまでの取り組みと企業の方向性がどう繋がっているのかを明確に言語化することで、深い共感に基づいて応募していることが伝わります。

学びたいこと

次に、インターンでどのような知識やスキルを身につけたいと考えているのかを伝えましょう。

ただ「成長したい」「学びたい」という表現ではなく、企業の事業領域や強みと関連付けて説明することが大切です。

自分が関心を持っている社会課題や技術分野がアクセンチュアの提供するサービスや案件とどう関係しているのかを明確にし、その環境でどのような力を伸ばしたいのかを具体的に伝えましょう。

また、学びたいと思うだけでなく、その学びを将来的にどう活かすかという視点まで持っていると、貢献する意欲の高さも伝わります。

将来の展望

終盤の部分では最終的にどのようなキャリアを描き、社会や企業にどう貢献したいのかについて語りましょう。

アクセンチュアには多様なキャリアパスが存在しているため、入社後に成し遂げたいことや、その中でどのような価値を提供できると考えているかを明示することが大切です。

夢や理想を語るだけでなく、それが企業のミッションや中長期的な戦略とどのように合致しているかを意識することが求められます。

将来像について話すことで、なんとなく応募しているのではなく、しっかりと企業研究を行ったうえで応募していることが伝わります。

結論

もし文字数が余っているならば、最後にもう一度結論を述べることをおすすめします。

「以上の理由から、私は貴社で〇〇として貢献したいと考えています」と述べることで、冒頭の結論に立ち返りつつ、これまでの内容を要約し、志望動機をより強く印象づけることができます。

意欲や期待を込めるだけでなく、企業で活躍したいという前向きな意思を込めることが重要です。

とはいえ、将来の展望の部分までしっかり説明できており、文字数があまり余っていない場合は無理にもう一度結論を述べる必要はありません。

【アクセンチュアの志望動機】注意点

続いて、アクセンチュアの志望動機を作成するにあたって意識しておかなければならない注意点について詳しく紹介します。

以下の3点をまったく意識せずに作成してしまうと、意図せずマイナスな印象を与えてしまうことがあるかもしれません。

志望動機作成の際はもちろん、完成した後も以下の注意点を思い出しながらチェックしてみてください。

注意点
  • 受け身な姿勢
  • 抽象的
  • 事業内容の理解不足

受け身な姿勢

志望動機を作成するうえでは、企業に対して一方的に何かを求めるような表現は避けなければなりません。

「学ばせてほしい」「成長させてほしい」という姿勢ではモチベーションが低い印象を与えてしまいます。

インターンはあくまで就業体験の場であり、企業側も学生に対して貴重なリソースを投じている以上、参加者には主体性のある姿勢が求められます。

自分がインターンを通じて得たい学びが明確であっても、それをそのまま伝えるだけでは不十分です。

「どのような取り組みを通じて学ぶのか」「その過程でどのような価値を提供できるのか」といった視点を持ち、それを言葉で表現することが重要です。

受け身の表現を少し言い換えるだけでも、積極性や責任感のある人物として印象づけられます。

抽象的

志望動機でよく見られるのが「成長したい」「社会に貢献したい」といった抽象的なフレーズを多用することです。

これらの言葉自体が悪いわけではまったくないのですが、その背景や理由が示されていないと、説得力に欠けてしまいます。

重要なのは、なぜそう思うようになったのか、その考えが自分のどのような経験や価値観から来ているのかを明確にすることです。

経験から得た気づきや学びが企業への関心や将来の目標にどう結びついているのかを言語化することで、志望動機に深みが生まれます。

抽象的な言葉に頼らず、自分なりに深掘りし、言語化して説得力ある内容に仕上げることが大切です。

事業内容の理解不足

インターンの志望動機を作成するにあたって、企業の事業内容に対する理解は必要不可欠です。

アクセンチュアのように幅広い領域でサービスを展開している企業では、表面的な情報だけで志望動機を書いてしまうと、すぐに見抜かれてしまいます。

「グローバルに活躍したいから応募する」と述べても、その企業がどの業界に強みを持ち、どのような価値を顧客に提供しているのかを把握していなければ、内容が薄く感じられてしまうでしょう。

企業研究を徹底するには、公式サイトや採用資料だけでなく、IR情報やニュースリリース、社員インタビューなどにも目を通し、自分なりの理解を深めておく必要があります。

そうすることで、自分がその企業のどの部分に共鳴し、どのような関わり方をしていきたいと考えているのかを具体的に言語化できるようになるのです。

【アクセンチュアの志望動機】例文

ここまで紹介してきた内容を踏まえたうえで作成した、アクセンチュアのインターンの志望動機例文を5つ紹介します。

いずれも、アクセンチュアという難関企業のインターンを突破しうる、質の高い志望動機です。

自分ならどのように書くか考えながら読んでみてください。

例文

貴社のインターンを志望する理由は多様な業界・領域を横断しながら、早期から実務に関わり、自分のスキルでビジネスに貢献できる点に魅力を感じたためです。アルバイト先で金融系プログラミング講座の開発に携わり、受講生30人に向けてカリキュラム構築から教材作成、講義まで担当しました。開始当初は満足度が70%でしたが、資料の改訂や交流会の導入などを工夫し、90%以上まで改善できました。この経験を通じて、要件整理、設計、実行、改善までのサイクルを自走できる力が身についたと感じています。貴社のインターンでは自分の汎用的なスキルを活かし、様々な業界の課題に向き合いながら、プロジェクトに貢献できるよう、全力を尽くす所存です。

例文

貴社のインターンを志望する理由は変革への情熱と変化を恐れない姿勢が求められる環境で、自分の課題解決力を試し、実践を通じてさらに鍛える機会と捉えているからです。先日、ゼミの医療向けマッチングアプリの開発に参加しました。5人チームでニーズ調査から実装、テスト、改善までを一貫して担い、私は要件整理と課題抽出を主に担当しました。当初は現場への理解不足から導入が進まず苦戦しましたが、訪問やヒアリングを重ね、迅速に改善策を実行した結果、病院内の手間を3割削減し、医師や看護師からも高い評価を得ました。この経験から、変化に柔軟に対応しながら本質的な価値を提供する力を養いました。インターンでも未知の課題に対して仮説検証を重ね、チームと連携しながら質の高い提案を行う所存です。

例文

貴社のインターンを志望する理由は戦略策定から実行、運用まで一貫して支援する体制に惹かれたからです。大学のビジネスコンテストでは地方中小企業のブランディング戦略立案と実行に携わりました。戦略の提案だけでなく、現地での調査、関係者との調整、販促活動の実施までを担い、現場を動かす段階まで責任を持って取り組みました。実行フェーズでは予期せぬ問題も多く発生しましたが、状況に応じた対策を迅速に講じ、最終的に売上を前月比120%に向上させられました。インターンでは、現場の実態を踏まえた課題設定と提案に努め、仮説検証を通じて改善施策の定着まで主体的に関与し、プロジェクトに貢献する所存です。

例文

貴社のインターンを志望する理由はテクノロジーをただの目的ではなく、課題解決の手段として扱い、本質に迫るアプローチを追求している点に強く共感したからです。先日、地域の中小企業向けに業務改善支援を行うプロジェクトに参加しました。紙ベースだった在庫管理をWebシステムに置き換える取り組みに携わり、主に要件定義と設計・運用サポートを担当しました。現場の声を丁寧に聞きながらUIや操作フローを改良し、最終的には業務効率を2割以上改善しました。技術の導入自体ではなく、それを「使う人」の視点で考えることが、成果に直結することを痛感しました。インターンでは技術的な知識と現場への理解を両立させ、クライアントの表面的な要望に終始せず、本質的な課題を捉えた改善提案を通じて価値提供を目指します。

例文

貴社のインターンを志望する理由は、自らの挑戦を周囲と連携しながら推進できる環境が整っていると感じたからです。先日、学園祭の実行委員長として、イベント企画・運営の全体統括を担当しました。初めての試みとして対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式での開催に挑戦し、学生・教職員・協賛企業など多くの関係者と連携しながら準備を進めました。本番直前に配信システムに不具合が発生した際にはすぐに対応チームを編成し、代替案を立案・実行することで無事にイベントを終えられました。この経験を通じて、状況に応じて柔軟に動く力、そして中心となって周囲を巻き込みながら課題を乗り越える力の重要性を学びました。インターンではチームでの協働を大切にしながら、自ら考え、主体的に提案の精度を高めていく所存です。

【アクセンチュアの志望動機】NG例文

反対に「このような志望動機を提出してしまっては、インターン選考を通過できる可能性は低い」というNG例文を3つ紹介します。

反面教師として活用して、本番で以下のような話をしないように気をつけましょう。

NG例文

私は成長できる環境に身を置きたいと考え、貴社を志望いたしました。学生時代はゼミやアルバイトに打ち込んできましたが、社会人としてのスキルはこれから身につけていきたいと考えています。貴社は規模も大きく世界的に活躍しているために、このような環境に自分を置くことで吸収できるのではないかと考えました。多くの優秀な社員の方々と関わりながら、視野を広げて成長していく所存です。

解説

確かに入社後の成長は非常に重要ではあるのですが「入社してしばらくは何も貢献しなくて良い」と思っているかのような口ぶりです。「入社後、すぐに先輩と同等の活躍をする」とまで述べる必要はありませんが、少しでも貢献できるように初日から取り組む姿勢をアピールしなければなりません。

NG例文

貴社を目指す理由は、社会に大きな影響を与える仕事ができると考えたからです。私は人々の暮らしやビジネスに変化をもたらすような仕事に関心があり、今後成長が見込まれる業界に興味を持つようになりました。グローバルなフィールドで多様な文化に関わることで、自分の視野を広げながら働きたいと考えています。貴社はそのような舞台を提供してくれていると知り、強く惹かれました。入社後は自分の強みを活かしながら、周囲と協力して多くの課題解決に取り組んでいく所存です。

解説

「グローバルなフィールド」「多様な文化に触れる」というのがよくわかりませんし「そのような舞台を提供している」という言い方も非常に曖昧です。また「自分の強みを活かしながら貢献する」と言っていますが、自分の強みについて触れていないため、どのように貢献してくれるのかも伝わってこない例文です。

NG例文

貴社に興味を持った理由は、コンサルティング会社としての実績が非常に高く、今後の時代に求められる存在であると感じているからです。私は人と関わることが非常に好きで、大学ではボランティアサークルに所属していました。貴社のような企業に入れば、多くの人と関わり、役に立つことができるのではないかと考えています。これまで培ってきたコミュニケーションスキルを活かし、多くの人々の問題を解決できるような人物として貢献したいと考えています。

解説

間違ったことを言っているわけではありませんが、コンサルならばどこにでも当てはまるような志望動機です。特にアクセンチュアのような「超」がつくほどの大企業を受ける際は、汎用的すぎる志望動機は避けるべきです。もう少し踏み込んで、なぜアクセンチュアを選んだのか、なぜ数ある企業の中でアクセンチュアなのか、誰が聞いても納得できるような説明をしましょう。そのためには企業研究が必要不可欠です。

【アクセンチュアの志望動機】就活エージェントに相談しよう

アクセンチュアの特徴やインターンの志望動機作成のコツなどについて徹底的に詳しく紹介しましたが、1つの記事を読んだだけで突破できるほど、アクセンチュアのインターン選考は甘くありません。

そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。

弊社は「ジョブコミット」というサービスを運営していますが、志望動機や自己PRの添削はもちろん、業界研究・企業研究ノートの配布なども行っています。

ぜひジョブコミットを利用して効率的に情報を集め、精度の高い志望動機を提出し、インターンの参加券を勝ち取ってください。

もちろん、完全無料で利用できます。

おわりに

今回はアクセンチュアのインターンを受ける方のために、志望動機作成のコツやアクセンチュアがどのような業務を行っているのかなどについて詳しく紹介しました。

確かに、難関企業であるアクセンチュアは、インターンの選考を突破するだけでも一苦労です。

しかし、インターンに参加できれば、就活はもちろん、就職してからも活かせる貴重な経験を得られます。

ぜひこの記事を参考に、まずはインターンの選考を通過できるよう、質の高い志望動機を作成してください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます