就職活動の適性検査では、「OPQ」を受検することがあります。
OPQの対策を効率よく進めるなら、自己分析アプリや性格診断アプリを活用するのがおすすめです。
この記事では、OPQ対策に使えるおすすめアプリと、自己分析を深めて選考を突破する方法を紹介します。
- OPQの特徴と測定内容
- 対策に使える自己分析・性格診断アプリ
- アプリを使った受検準備プラン
- 自己分析を深めるコツ
- OPQ対策をアプリで効率的に進めたい人
- ベンチャー企業の選考を控えている人
- 性格検査の事前準備の方法を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
OPQとは?テストの特徴と測定内容
OPQはSHL社が提供する世界的に有名な性格検査で、多くの企業が採用選考に導入しています。ここでは基本情報と測定内容を解説します。
OPQの基本情報
OPQはSHL社(日本SHL)が開発・提供する性格検査で、68問の質問を約30分で回答する形式のテストです。
世界中で広く利用されている実績があり、日本国内でも大手企業からベンチャー企業まで幅広い企業が導入しています。
OPQは玉手箱やGABの性格検査パートとしても使用されているため、これらのテストを受検する際にもOPQの理解が役立ちます。
回答形式は「ipsative方式」と呼ばれ、複数の選択肢の中から自分に最も当てはまるものと最も当てはまらないものを選ぶ形式です。
この方式では「すべてに当てはまる」という回答ができないため、自分の性格傾向を正確に把握しておくことが重要になります。
能力検査とは異なり正解・不正解はありませんが、回答の傾向から30の性格因子が数値化されます。
OPQを導入するベンチャー・成長企業の傾向
OPQはグローバル展開しているベンチャー企業や外資系企業で特に導入率が高いテストです。
SHL社が世界40カ国以上で事業を展開しているため、海外拠点を持つ企業では統一基準として採用しやすいという背景があります。
国内のベンチャー企業でも、組織拡大フェーズにおいて採用の質を担保するためにOPQを導入するケースが増えています。
特にコンサルティング業界、IT業界、金融業界の成長企業で幅広く活用されています。
OPQの結果は採用だけでなく、配置・育成計画にも活用されるため、入社後のキャリアにも関わるテストです。
ベンチャー企業では、30の性格因子の中から自社の事業に必要な資質を持つ人材を効率的に見極める目的で導入しています。
OPQで測定される項目
OPQでは30の性格因子が測定され、受検者の性格特性が詳細に数値化されます。
30の因子は「人との関係」「考え方」「感情・エネルギー」の3つの大分類に整理されています。
「人との関係」では、説得力・統率力・社交性・思いやり・協調性などが測定されます。
「考え方」では、革新性・分析的思考・計画性・緻密さなどが測定されます。
「感情・エネルギー」では、心配性・タフさ・楽観性・競争性・達成意欲・決断力などが測定されます。
これら30因子の組み合わせから、職務適性やマネジメント適性のレポートも生成されるため、企業は多角的に候補者を評価できます。
OPQの対策にアプリを活用すべき理由
OPQは30の性格因子を測定する精密なテストであるため、事前に自分の性格傾向を把握しておくことが効果的です。アプリでの準備が役立つ理由を解説します。
自己分析を効率的に深められる
OPQでは30の性格因子が測定されるため、自分の性格を幅広い角度から理解しておく必要があります。
自己分析アプリを使えば、スキマ時間を利用して多面的な性格分析を手軽に進めることができます。
紙のワークシートで30項目を一つひとつ自己評価するのは時間がかかりますが、アプリなら質問に回答するだけで自動的に結果が出力されます。
OPQのipsative方式では「より当てはまるもの」を選ぶ必要があるため、自分の性格特性の優先順位を把握しておくことが回答のスムーズさにつながります。
複数のアプリで診断を受ければ、さまざまな観点から自分の性格傾向を確認でき、理解の深さが増します。
効率的な自己分析は、OPQ対策だけでなく就活全体の準備を加速させてくれます。
性格傾向を客観的に把握できる
OPQは30もの因子を測定する精密なテストであるため、自分の性格を客観的かつ正確に把握しておくことが重要です。
自分の性格は主観的に捉えがちですが、アプリを使えばデータに基づいた客観的な分析結果を得ることができます。
特に、自分では意識していなかった性格的な傾向がアプリの診断で明らかになることがあり、OPQの回答にも影響を与えます。
たとえば「自分は協調的だ」と思っていても、アプリの診断では「統率力が高い」という結果が出ることがあります。
こうした新たな発見は、OPQの回答で自分の性格をより正確に表現するための材料となります。
客観的なデータに基づく自己理解は、選考全体を通じて自信のある自己PRにもつながります。
回答の一貫性を事前にチェックできる
OPQのipsative方式では、回答の一貫性がテストの信頼性に直結します。
複数の質問で同じ性格因子に関する設問が異なる形で出題されるため、一貫した回答ができないと信頼性スコアが下がります。
事前にアプリで自分の性格傾向を把握しておけば、似たような質問に対しても矛盾なく回答できるようになります。
たとえば「計画性」に関する質問が複数出た場合、自分が計画的な性格かどうかを事前に把握していれば一貫した回答が可能です。
アプリの診断結果を30の因子に照らし合わせて整理しておくと、OPQ本番での回答がスムーズになります。
一貫性のある回答は、企業側にとっても信頼性の高い評価データとなり、正確な適性判断につながります。
OPQ対策に使える自己分析アプリ
OPQの30因子を意識した自己理解を深めるために効果的なアプリを紹介します。いずれも無料で利用でき、スキマ時間に取り組めるツールです。
AnalyzeU+(オファーボックス)
AnalyzeU+は就活サイト「OfferBox」が提供する自己分析ツールで、28項目の性格分析を無料で受けることができます。
約100問の質問に回答することで、社会人基礎力や次世代リーダー力など多角的な分析結果が得られます。
OPQが測定する30因子の「人との関係」「考え方」「感情・エネルギー」と重なる項目が多く、事前準備として非常に有効です。
診断結果はレーダーチャートで視覚的に表示されるため、各項目のバランスが一目で把握できます。
OPQのipsative方式では性格因子の「優先順位」が問われるため、AnalyzeU+で自分の突出した特性と控えめな特性を把握しておくことが役立ちます。
OfferBoxに登録するだけで利用でき、結果は保存されるため何度でも見返せます。
キミスカの適性検査
キミスカの適性検査は約150問の質問で多角的な性格分析が受けられるツールです。
性格傾向・職務適性・ストレス耐性・価値観など幅広い項目が分析されるため、OPQの30因子と重なる部分が多くあります。
特に「人との関係」に関する分析が詳細で、協調性・社交性・リーダーシップなどの項目を細かく把握できます。
結果は数値とグラフで表示され、自分の性格特性を定量的に理解できるのがメリットです。
OPQ対策としては、各項目のスコアを参考に、自分が特に強い因子と弱い因子を明確にしておくと回答時の判断がしやすくなります。
キミスカへの無料登録で利用でき、診断結果をもとに企業からスカウトが届くこともあります。
自己分析アプリの効果的な使い方
OPQ対策で自己分析アプリを活用する際は、OPQの30因子を意識しながら結果を整理することがポイントです。
AnalyzeU+とキミスカの結果を出力したら、OPQの3つの大分類(人との関係・考え方・感情エネルギー)に照らし合わせて分類してみましょう。
各分類の中で自分が特に強い傾向と弱い傾向を特定し、優先順位をつけておくとipsative方式の回答がスムーズになります。
たとえば「人との関係」の分類で「協調性 > 社交性 > 統率力」のように自分なりの順位付けをしておくと便利です。
結果はスクリーンショットやメモで保存し、受検前に見返す習慣をつけましょう。
自己分析アプリの結果はOPQだけでなく、玉手箱やGABの性格検査パート対策にも直接活用できます。
OPQ対策に使える性格診断アプリ
性格診断アプリは自己分析アプリとは異なるフレームワークで性格を分析してくれます。OPQ対策に役立つ診断アプリを紹介します。
16Personalities
16Personalitiesは16タイプ性格診断をベースにした世界的に人気の性格診断で、無料でスマートフォンから利用できます。
約60問の質問に答えることで、16種類の性格タイプが判定され、詳細な性格プロファイルが表示されます。
OPQの30因子のうち「人との関係」「考え方」に関する傾向は、16Personalitiesの結果からも推測することができます。
たとえばENFJ(主人公型)と判定された場合、社交性・共感力・統率力が高い傾向があることがわかります。
OPQ受検前に16Personalitiesの結果を確認し、自分のタイプの特徴を把握しておくと回答の参考になります。
日本語対応しており約10分で診断が完了するため、手軽に取り組めるのも魅力です。
ビッグファイブ診断
ビッグファイブ診断は心理学で最も信頼性が高いとされる性格モデルに基づく診断ツールです。
外向性・協調性・勤勉性・情緒安定性・開放性の5因子で性格を分析し、各項目のスコアを数値で表示します。
OPQの30因子もビッグファイブの5因子と関連があるため、ビッグファイブ診断の結果はOPQの回答傾向を予測する参考になります。
たとえばビッグファイブで「開放性が高い」と出た場合、OPQでは「革新性」「創造性」に関する因子が高くなる傾向があります。
Web上で無料で利用できるビッグファイブ診断は複数あり、50〜100問の質問に答えるだけで結果が得られます。
OPQとの理論的なつながりが強いため、ビッグファイブ診断はOPQ対策において最優先で取り組むべき診断ツールです。
性格診断結果の活用法
性格診断の結果を得たら、OPQの30因子と対応づけて整理することが効果的です。
16PersonalitiesとビッグファイブそれぞれのResults結果から、自分が強い因子と弱い因子を抽出しましょう。
OPQは「最も当てはまる」「最も当てはまらない」を選ぶ形式のため、性格因子の優先順位を把握しておくことが重要です。
診断結果をもとに、自分のトップ5因子とボトム5因子をリストアップしておくと回答の指針になります。
また、志望企業が求める人物像と自分の性格因子を照合し、アピールポイントを明確にしておきましょう。
性格診断の結果はOPQだけでなく、面接での自己PRやキャリアビジョンの説明にも活用できます。
アプリを使った受検準備プラン
OPQ受検に向けて計画的に準備を進めるための3ステップのプランを紹介します。30因子という多さに圧倒されず、段階的に取り組みましょう。
STEP1:自己分析アプリで性格傾向を把握する
最初に、自己分析アプリで自分の性格傾向の全体像を把握することから始めましょう。
AnalyzeU+とキミスカの適性検査を受け、それぞれの結果を比較して共通する傾向を見つけます。
OPQの「人との関係」「考え方」「感情・エネルギー」の3分類を意識しながら、各分類で自分がどのような傾向にあるかを整理します。
特に「人との関係」カテゴリの社交性・協調性・統率力・思いやりについては、自分のスコアがどの程度かを把握しておきましょう。
結果はスクリーンショットや表で保存し、STEP2以降で参照できるようにしておきます。
この段階では自分を良く見せようとせず、ありのままの状態で診断を受けることが大切です。
STEP2:志望企業の求める人物像と照らし合わせる
自己分析の結果が出たら、志望企業が重視する性格特性を調査して照らし合わせましょう。
企業の採用ページ、社員インタビュー、事業内容から、その企業がどのような人材を求めているかを読み取ります。
ベンチャー企業であれば、革新性・決断力・達成意欲・タフさなどが重視される傾向が強いです。
自己分析の結果と企業の求める要素を30因子の枠組みで比較し、自分と企業の接点となる因子を特定しましょう。
接点が多い因子はOPQの回答でも自信を持って表現できるポイントです。
接点が少ない部分については、自分の経験の中で関連するエピソードがないか振り返ってみましょう。
STEP3:回答の方向性を整理する
最後に、OPQのipsative方式を意識した回答の方向性を整理しておきましょう。
ipsative方式では「最も当てはまる」と「最も当てはまらない」を選ぶため、性格因子間の優先順位が重要になります。
STEP1とSTEP2の結果をもとに、自分の性格因子を強いものから順に並べたリストを作成しておきます。
たとえば「達成意欲 > 社交性 > 計画性 > 革新性 > 協調性」のように、自分なりの因子ランキングを5〜10個程度決めておくとよいでしょう。
このランキングがあれば、本番で「どちらがより当てはまるか」と迷った時に判断基準として活用できます。
ただし、OPQは正直に回答することが最も重要で、無理に回答を操作しようとすると一貫性が崩れるリスクがあります。
アプリで自己分析を深めるコツ
OPQの30因子に対応した深い自己理解を得るための、アプリ活用のコツを紹介します。効率的な方法で分析の質を高めましょう。
複数のアプリで結果を比較する
OPQ対策では特に、3つ以上の異なるフレームワークの診断を受けて比較することが効果的です。
自己分析アプリ(AnalyzeU+、キミスカ)と性格診断アプリ(16Personalities、ビッグファイブ診断)を組み合わせて利用しましょう。
OPQは30もの因子を測定するため、一つのアプリだけでは全ての因子をカバーしきれません。
複数のアプリの結果を統合することで、30因子に対応した網羅的な自己理解が可能になります。
各アプリの結果をOPQの3つの大分類に分けて整理すると、全体像が把握しやすくなります。
共通する結果は自分の確かな特性として、OPQの回答でも迷わず表現できます。
結果を鵜呑みにせず自分の経験と照合する
アプリの診断結果はあくまでアルゴリズムに基づく推定であり、実際の自分とは異なる場合もあります。
結果を見たら、各項目について「本当にそうだろうか」と自問し、過去の経験やエピソードと照らし合わせてみましょう。
たとえば「計画性が低い」と出ても、学業や部活で計画的に取り組んだ経験があれば、場面によって発揮される特性かもしれません。
OPQでは「最も当てはまる」を選ぶため、実体験に裏付けられた自己認識が正確な回答につながります。
周囲の人に自分の性格について聞いてみることも、客観的な検証方法として有効です。
アプリの結果を出発点に、自分の経験と組み合わせてより深い自己理解を構築しましょう。
強み・弱みを言語化する練習をする
OPQの30因子に対応する形で、自分の強みと弱みを具体的に言語化しておくことが対策の仕上げです。
まず、アプリの診断結果から自分のトップ5の強み因子を選び、それぞれについて「なぜ強みなのか」を具体的な経験とともに2〜3文で説明できるようにします。
弱みについても同様に、「どのような場面で弱みが出やすいか」「どう対処しているか」を言語化しておきましょう。
OPQのipsative方式では因子間の比較が求められるため、「Aの方がBより自分に当てはまる」という比較の根拠を持っておくと回答が安定します。
言語化した強み・弱みは、面接での自己PRや志望動機の説明にも直接活用できます。
就活全体を見据えて、自分の性格特性を正確に言語化する力を磨いておきましょう。
アプリ以外の対策ツールとの組み合わせ
アプリでの自己分析に加えて、他のツールや情報源を組み合わせることでOPQ対策の精度が向上します。おすすめの方法を紹介します。
Webの自己分析ツールとの併用
アプリに加えて、Web上の自己分析ツールも活用することでより精度の高い自己理解が可能です。
マイナビやリクナビの適性診断は、就活に特化した設計のため職場での行動傾向に関する分析が充実しています。
OPQが測定する「人との関係」や「考え方」に関連する項目は、就活系の適性診断でも詳しく分析されることが多いです。
有料ツールのストレングスファインダーも、自分の上位資質を明確にできるためOPQの因子理解に役立ちます。
Web版とアプリ版を併用し、複数の角度から分析することで自己理解の精度が格段に上がります。
ただし、ツールを増やしすぎると情報過多になるため、5つ程度に絞って深く取り組むのが効率的です。
体験談・口コミでの情報収集
OPQを受検した先輩就活生の体験談や口コミは、テストの雰囲気を知る上で参考になります。
就活掲示板やSNSには、OPQの受検体験や回答のコツに関する情報が多数共有されています。
特に、ipsative方式の回答で迷った場面やどのように判断したかという体験談は、本番への心構えとして役立ちます。
ベンチャー企業の選考でOPQを受検した体験談では、企業がどの因子を重視しているかが推測できる場合もあります。
ただし、口コミは個人の主観に基づく情報のため、複数の情報源で確認して客観的に判断しましょう。
体験談を参考にしつつ、最終的には自分の自己分析結果をベースに準備を進めることが大切です。
大学キャリアセンターの活用
大学のキャリアセンターでは、性格検査を含む適性検査全般の対策アドバイスを受けることができます。
OPQは30因子と測定項目が多いため、自分だけで全てを整理するのが難しい場合はプロの力を借りましょう。
カウンセラーとの面談では、アプリの診断結果を持参して「自分の性格傾向をどう解釈すればよいか」と相談すると具体的なアドバイスが得られます。
キャリアセンターでは独自の適性検査を実施している場合もあり、アプリとは異なる視点から自分を知る機会が得られます。
玉手箱やGABの性格検査パートとしてOPQが出題される場合の対策についても相談できるため、幅広い選考に備えられます。
キャリアセンターは無料で利用できるため、就活の早い段階から積極的に活用しましょう。
まとめ
OPQはSHL社が提供する性格検査で、30の性格因子を68問・約30分で測定するテストです。
玉手箱やGABの性格検査パートとしても使用されており、多くの企業が採用選考に導入しています。
ipsative方式の回答形式に対応するためには、自己分析アプリや性格診断アプリで事前に性格傾向を把握しておくことが効果的です。
複数のアプリで結果を比較し、OPQの30因子に対応づけた自己理解を深めましょう。
自分の性格因子の優先順位を把握した上で、正直に一貫性のある回答をすることが最善の対策です。
アプリでの自己分析に加えて、Webツール・体験談・キャリアセンターも活用し、万全の状態でOPQに臨みましょう。