就職活動の適性検査では、「CAB」を受検することがあります。
CABの対策を本格的に進めるなら、対策本(問題集)の活用が効果的です。
この記事では、CAB対策に使えるレベル別のおすすめ対策本と、最短で仕上げる勉強法を紹介します。
- CAB対策本のレベル別おすすめ
- 1冊で仕上げるための目的別ベスト本
- 最短で仕上げる学習プラン
- 対策本の効果を最大化する使い方
- CABの対策本をどれを買うか迷っている人
- ベンチャー企業の選考を控えている人
- 短期間で効率よくCAB対策を仕上げたい人
目次[目次を全て表示する]
CABとは?テストの特徴と出題内容
CABはSHL社が提供するIT・SE職向けの適性検査で、独特な出題形式が特徴です。ここではCABの基本情報を確認しましょう。
CABの基本情報
CABは、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供するIT職・SE職の適性を測定するための適性検査です。
CABは「Computer Aptitude Battery」の略で、コンピュータ関連職種に必要な能力を多角的に測定するために開発されました。
検査内容は暗算・法則性・命令表・暗号の4つの能力検査と性格検査で構成されています。
暗算は四則演算のスピードと正確性を測る検査で、法則性は図形の並びから規則を見つける検査です。
命令表はフローチャートに沿って図形を変換する検査、暗号は暗号の法則を解読する検査と、いずれもSPIとはまったく異なる独特な出題形式となっています。
CABにはペーパー版の「CAB」とWeb版の「WebCAB」があり、企業によって指定される受検方式が異なります。
CABを導入するベンチャー・成長企業の傾向
CABは特にIT企業やSIer、ソフトウェア開発企業で導入率が高い適性検査です。
大手IT企業だけでなく、テック系のベンチャー企業やスタートアップでもCABを導入するケースが増えています。
ベンチャー企業がCABを採用する理由は、エンジニア職に必要な論理的思考力やパターン認識能力を正確に測定できる点にあります。
少人数のエンジニアチームで開発を進めるベンチャー企業では、一人ひとりの論理的な思考力が製品品質に直結するため、CABのスコアを重視する傾向があります。
SaaS系のスタートアップやフィンテック企業でもCABの導入が見られ、テック系ベンチャーを志望する就活生は対策が欠かせません。
CABは対策しないと高得点を取ることが難しい独特なテストなので、早い段階から準備を始めることが重要です。
CABの出題形式と制限時間
CABの能力検査は、暗算・法則性・命令表・暗号の4科目で構成されています。
暗算はペーパー版で50問10分、WebCABで50問9分という厳しい時間制限があり、1問あたり約10秒で解く必要があります。
法則性は図形の並びから規則を見つけて次の図形を答える問題で、ペーパー版は40問15分、WebCABは30問12分です。
命令表はフローチャートの指示に従って図形を変換していく問題で、ペーパー版は50問20分、WebCABは36問15分の制限時間です。
暗号は記号の変換規則を解読して正しい答えを選ぶ問題で、ペーパー版は39問20分、WebCABは30問16分です。
性格検査は約30分で実施され、能力検査とあわせて総合的なIT適性が判定されます。
CABの対策に本が必要な理由
CABは出題形式が非常に独特なため、対策本なしでの高得点は困難です。対策本が必要な理由を解説します。
体系的に出題範囲をカバーできる
CAB対策本は、暗算・法則性・命令表・暗号の4科目を体系的に網羅しています。
CABの出題形式はSPIや玉手箱とはまったく異なるため、他のテストの対策経験がそのまま活かせるわけではありません。
特に法則性・命令表・暗号の3科目は、対策本で出題パターンを学ばない限り、初見で高得点を取ることは極めて困難です。
対策本では各科目の典型的な出題パターンが整理されており、パターンごとに解法を習得できます。
全4科目を漏れなくカバーするためには、対策本を使った体系的な学習が不可欠です。
市販のCAB対策本はGABの対策もセットになっていることが多く、効率的に複数テストの対策を進められます。
解説が詳しく苦手分野を克服しやすい
CAB対策本は、各科目の問題の考え方と解法手順を詳しく解説しています。
法則性では図形の変化パターン(回転・反転・色変化・移動など)の見分け方が具体的に示されています。
命令表ではフローチャートの読み方から図形変換の追い方まで、ステップごとに丁寧に解説されているため、初めての方でも解法の手順を理解できます。
暗号では暗号規則の発見方法と検証手順が体系的に説明されており、闇雲に考えるのではなくロジカルに解けるようになります。
間違えた問題の解説を読み込むことで、自分の思考のどこに問題があったのかを正確に把握できます。
CABは独特な出題形式だからこそ、対策本の詳しい解説を通じて「解き方の型」を身につけることが高得点への近道です。
アプリや無料サイトとの違い
CAB対策にはアプリや無料サイトも存在しますが、対策本のほうが問題の質と解説の充実度で圧倒的に優れています。
CABの法則性や命令表は図形を使った問題であり、スマートフォンの小さな画面では細部が見にくく、本番との感覚が大きく異なります。
暗号問題も複数の図形と記号を見比べる必要があるため、紙面で全体を見渡せる対策本のほうが学習効率は高いです。
無料サイトではCABに特化した良質な問題を見つけることが難しく、問題の再現度や解説の正確性にも不安が残ります。
対策本は出版社の品質管理を経ているため、安心して学習に集中できます。
CABは対策リソースが限られるテストなので、信頼できる対策本を軸にした学習が最も確実な方法です。
CAB対策本のおすすめ【初級者向け】
CABの対策を始めたばかりの方には、各科目の解法を基礎から学べる本が必要です。初級者向けのおすすめ本を紹介します。
CAB・GAB完全突破法!(SPIノートの会)
「CAB・GAB完全突破法!」は、CAB対策本の中で最も定番かつ信頼度の高い1冊です。
SPIノートの会が著者で、洋泉社から出版されており、価格帯は1,600円前後です。
この本はCABとGABの両方の対策を1冊でカバーしており、CABの暗算・法則性・命令表・暗号の全4科目を網羅しています。
各科目の出題パターンと解法が基礎から丁寧に解説されており、CABに初めて触れる方でも安心して学習を進められます。
WebCABとペーパー版の両方に対応しているため、どちらの受検方式を指定されても問題ありません。
実際の試験に近い問題が多数収録されており、本番の出題傾向を正確に掴むことができます。
CAB対策の第一歩として、この本を購入しておけば間違いありません。
これが本当のWebテストだ!③ WEBテスティング・CUBIC・TAP・TAL編
「これが本当のWebテストだ!③」は、WebCABを含む複数のWebテストを幅広く対策できる1冊です。
SPIノートの会が著者で、講談社から出版されており、価格帯は1,600円前後です。
この本はWebCABの問題形式についても取り上げており、Web版特有の出題傾向や操作方法が解説されています。
CABに特化した問題数は「CAB・GAB完全突破法!」のほうが充実していますが、WebCABの受検環境に関する情報が得られる点は有用です。
複数のWebテストに備えたい方にとっては、1冊で幅広くカバーできるメリットがあります。
CAB対策を最優先にする場合は定番書をメインに据え、この本はサブ教材として活用するのがおすすめです。
WebCABの受検方式を指定された場合の追加参考資料として役立つ1冊です。
初級者が対策本を選ぶポイント
CAB対策本を選ぶ際は、法則性・命令表・暗号の3科目の解説が充実しているかを重点的にチェックしましょう。
暗算は基本的な四則演算のスピード勝負ですが、法則性・命令表・暗号は解き方を知らないと手も足も出ない問題形式です。
これらの科目の解法パターンが図解付きで丁寧に説明されている本を選ぶことが重要です。
また、練習問題の数が十分に収録されているかも確認ポイントです。
CABは出題パターンに慣れることが得点力に直結するため、解説だけでなく演習量を確保できる本が望ましいです。
最新年度版であることを確認し、現在の出題傾向に対応した内容の本を購入しましょう。
CABは対策本の選択肢がSPIほど多くないため、定番書を確実に入手して徹底的にやり込むことが最善の戦略です。
CAB対策本のおすすめ【中級〜上級者向け】
基礎がある程度固まった方には、演習量を増やして処理速度を上げるための対策本がおすすめです。上級者向けの本を紹介します。
必勝・就職試験!8割が落とされる「Webテスト」完全突破法②
「8割が落とされる『Webテスト』完全突破法②」は、WebCABの実践問題を豊富に収録した上級者向けの対策本です。
洋泉社から出版されており、価格帯は1,600円前後です。
この本は実際の試験で出題される問題を徹底的に分析して再現しており、本番レベルの難問が多数含まれています。
法則性や暗号では複雑なパターンの問題が収録されており、基礎を終えた方の実力をさらに引き上げてくれます。
命令表では手順が長い問題や条件分岐が複雑な問題も含まれており、実践的な対応力が身につきます。
解法テクニックや時間短縮のコツも紹介されているため、処理速度の向上に直結します。
基礎固めを終えた後の2冊目として、得点力の上積みに最適な1冊です。
Webテスト&筆記試験の完全攻略
「Webテスト&筆記試験の完全攻略」は、CABを含む主要テストの応用問題を収録した総合対策本です。
日経HRから出版されており、価格帯は1,500円前後です。
この本はCABに特化した対策本ではありませんが、CABの各科目に関する問題や解法テクニックが含まれています。
複数のテスト形式を横断的に学習することで、さまざまな角度からの出題に対応する力が鍛えられます。
特にGABの計数理解とCABの暗算には共通する部分があるため、両方の問題に取り組むことで処理速度が向上します。
CAB以外のテストも受験する可能性がある方にとって、幅広く対策できる実用的な1冊です。
CABの演習量を追加で確保したい場合のサブ教材としておすすめです。
高得点を目指す人の本の選び方
CABで高得点を狙う方は、各科目の演習量が豊富な対策本を選ぶことが重要です。
CABは4科目とも制限時間が厳しく設定されているため、解法を理解するだけでなくスピードを上げる訓練が不可欠です。
特に法則性と暗号は多くの問題パターンに触れることで、パターン認識のスピードが飛躍的に向上します。
対策本を選ぶ際は、時間制限つきの模擬テストが含まれているかをチェックしましょう。
本番と同じ制限時間で解く練習を繰り返すことが、高得点を取るための最も効果的なトレーニングです。
CABの対策本は種類が限られるため、定番書を3回以上繰り返し解くことが最も確実な高得点戦略です。
1冊を完璧にマスターした上で、2冊目の問題集で異なるパターンの問題に触れると万全の状態に仕上がります。
1冊で仕上げるなら?目的別ベスト対策本
CAB対策を1冊で完結させたい場合は、自分の状況に最も合った本を選びましょう。目的別のベスト本を紹介します。
とにかく時間がない人向けの1冊
選考が間近に迫っている方には、「CAB・GAB完全突破法!」が最もおすすめです。
この本はCAB対策の定番書として、4科目すべての出題パターンと解法がコンパクトにまとまっています。
時間がない場合は、まず法則性と命令表の章を優先的に学習しましょう。
法則性と命令表は対策の有無でスコアが大きく変わる科目なので、ここを押さえるだけでも全体の得点が大幅に改善します。
暗算は計算スピードの問題なので、対策本の例題を数問解いてペース感を掴む程度で構いません。
暗号は時間があれば取り組む程度の優先順位で、出題パターンの基本だけでも確認しておくと本番で慌てずに済みます。
苦手分野を克服したい人向けの1冊
特定の科目に苦手意識がある方にも、「CAB・GAB完全突破法!」が最適です。
この本は各科目の解法を基礎から丁寧に解説しており、どの科目が苦手でも段階的に理解を深められます。
法則性が苦手な方は、図形の変化パターン(回転・反転・色反転・移動・追加・削除)を1つずつ確認しながら問題に取り組みましょう。
命令表が苦手な方は、フローチャートの指示を1ステップずつ丁寧に追う練習を重ねてください。
暗号が苦手な方は、暗号規則を発見するための「比較法」を解説に従って習得しましょう。
苦手科目の章を3回以上繰り返すことで、出題パターンへの対応力が確実に向上します。
高得点を狙いたい人向けの1冊
CABで高い成績を目指す方にも、「CAB・GAB完全突破法!」を徹底的にやり込むのが最善の方法です。
CABは対策本の選択肢が少ないテストですが、裏を返せば1冊を完璧に仕上げることが高得点への最短ルートです。
全問題を時間を計って繰り返し解き、スピードと正確性の両方を限界まで引き上げましょう。
1回目は解法の理解に集中し、2回目は正答率の向上を目標にし、3回目は制限時間内に解き切ることを目標にする、という3段階の取り組みが効果的です。
特に法則性と暗号は問題パターンに慣れるほどスピードが上がるため、繰り返しの効果が最も表れやすい科目です。
1冊を3回通せば、CABの本番で高得点を狙える実力が十分に身につきます。
対策本を使った最短学習プラン
CABは独特な出題形式なので、計画的な対策が重要です。期間別の学習プランを紹介します。
1週間プラン:最低限の対策で本番に臨む
CAB対策を1週間で仕上げるには、各科目の出題パターンを最短で把握する集中学習が必要です。
1日目は暗算の例題を解いてスピード感を確認し、残り時間で法則性の基本パターンを学びましょう。
2日目は法則性の問題を集中的に演習し、図形変化のパターンに慣れることを目指します。
3日目は命令表のフローチャートの読み方と図形変換の手順を学習します。
4日目は暗号の解法パターンを学び、暗号規則の見つけ方の基本を身につけましょう。
5〜6日目は間違えた問題の復習に充て、各科目の弱点を補強します。
7日目は時間を計って全科目を通しで演習し、本番のペース感を確認してください。
1週間では完璧な対策は難しいですが、出題パターンを知っているだけでも得点は大きく変わります。
2週間プラン:苦手克服+実力定着
2週間あれば、全4科目の出題パターンを習得し苦手科目を克服できます。
前半1週間で対策本を1周し、全科目の問題に一通り取り組みましょう。
各問題に「正解」「不正解」「自信なし」のマークをつけて、2周目の重点分野を明確にします。
後半1週間は間違えた問題と自信がない問題を集中的に解き直すことに充てます。
法則性と暗号は繰り返し解くほどパターン認識が速くなるため、苦手な方ほど反復の効果が大きい科目です。
最終日の前日には制限時間つきの通し演習を行い、本番のペース配分を確認しましょう。
2週間プランでは、全科目をカバーしつつ苦手科目を重点的に強化できるバランスの良い学習が可能です。
1ヶ月プラン:万全の準備で高得点を狙う
1ヶ月の余裕がある場合は、全4科目で高得点を取れる万全な状態に仕上げることができます。
1週目は対策本を1周し、各科目の出題パターンと解法を理解します。
2週目は間違えた問題を重点的に復習し、全科目の基礎を完全に固めましょう。
3週目は制限時間を設定して演習し、各科目のスピードアップを図ります。
4週目は模擬テスト形式で通しの演習を複数回行い、本番に向けた最終調整を行います。
1ヶ月プランでは毎日1時間の学習時間を確保できれば十分です。
同じ対策本を3回以上通すことで、出題パターンへの対応がスムーズになり、処理速度が飛躍的に向上します。
対策本の効果を最大化する使い方
CABは独特な出題形式だからこそ、対策本の使い方が得点を大きく左右します。効果的な活用法を紹介します。
1周目は全範囲をザッと通す
1周目の目的は、CABの全4科目を体験して出題形式に慣れることです。
1問に時間をかけすぎず、わからなければ解説を読んで解法パターンを理解する方針で進めましょう。
法則性や暗号は初見では難しく感じますが、解説を読めば出題パターンの規則性が見えてきます。
各問題を「正解」「不正解」「自信なし」の3段階でマークしながら進めることが重要です。
全4科目を一通り終えることで、自分がどの科目に強く、どの科目に弱いかが明確になります。
1周目は5日〜1週間を目安にテンポよく進めてください。
全範囲を通すことで、CABのテスト全体の構成と各科目の特徴を体感的に理解できます。
2周目は間違えた問題だけを集中復習
2周目では、1周目で間違えた問題と不安が残った問題だけに取り組みます。
正解できた問題は飛ばし、苦手な問題に学習時間を集中させましょう。
間違えた問題は解説を見ずに再挑戦し、1周目の学習が定着しているかを確認します。
法則性で再び間違えた場合は、図形のどの要素が変化しているかを書き出して整理する方法が効果的です。
命令表で間違えた場合は、フローチャートの各ステップを指で追いながら丁寧に確認しましょう。
暗号で間違えた場合は、暗号規則を発見するための比較手順をノートに書き出して整理してください。
2周目で正答率が大幅に向上していれば、学習は順調に進んでいます。
アプリや模擬テストとの併用法
対策本の学習と併せて、計算力を鍛えるアプリや模擬テストを活用すると効果的です。
CABの暗算は計算スピードが命なので、四則演算のドリルアプリを毎日5〜10分実施するだけでも処理速度が向上します。
通学時間や隙間時間には計算アプリでスピードを鍛え、自宅では対策本で法則性・命令表・暗号の演習に集中しましょう。
模擬テストは学習の仕上げとして、本番と同じ制限時間で全科目を通して解くことが重要です。
時間配分の感覚は実際に制限時間内で解く経験を積まなければ身につきません。
模擬テストで時間が足りなかった科目は、対策本の該当部分に戻って解法を確認し、より効率的な解き方を模索しましょう。
対策本での理解とアプリでのスピード強化、模擬テストでの実践の3つを組み合わせることが、CAB高得点への最短ルートです。
まとめ
CABはSHL社が提供するIT職・SE職向けの適性検査で、暗算・法則性・命令表・暗号という独特な4科目で構成されています。
テック系ベンチャー企業やIT企業で導入が広がっており、対策なしでの高得点は極めて困難なテストです。
CAB対策本の定番は「CAB・GAB完全突破法!」で、この1冊を3回以上繰り返し解くことが最も確実な対策法です。
各科目の出題パターンを覚えて処理速度を上げることが高得点への近道なので、対策本を使った反復演習を計画的に進めましょう。
早めの対策開始と計画的な学習で、CABの本番で自信を持って実力を発揮してください。