就職活動の適性検査では、「GPS」を受検することがあります。
GPSの対策を効率よく進めるなら、例題を解いて出題パターンを把握するのが最短ルートです。
この記事では、GPSの頻出例題と解き方を分野別に紹介し、解法パターンをマスターする方法を解説します。
- GPSの頻出出題パターン
- 分野別の例題と解法ステップ
- 解法を定着させる効果的な方法
- 例題が解けるおすすめツール
- GPSの出題傾向を知りたい人
- ベンチャー企業の選考を控えている人
- 例題を解いて効率よく対策したい人
目次[目次を全て表示する]
GPSとは?テストの特徴と出題内容
GPSはベネッセが提供する思考力測定テストで、就活の選考で使われています。
ここでは、GPSの基本情報やベンチャー企業での導入傾向を確認しましょう。
GPSの基本情報
GPSはベネッセが開発・提供する思考力測定テストです。
能力検査と性格検査で構成されており、受検者の知的能力と人物特性の両面を測定します。
GPSは他の適性検査とは異なる独自の出題形式を持っており、特有の対策が必要になる場合があります。
約35分で25問程度で実施されることが多く、制限時間内に効率よく解答する力が求められます。
受検方式は企業によってWebテスト、テストセンター、ペーパー等が指定されるため、事前に確認しておきましょう。
就活生の間ではSPIほどの知名度はありませんが、特定の業界や企業での導入が増えています。
GPSを導入するベンチャー・成長企業の傾向
GPSは問題解決力を重視するベンチャー企業で導入されるケースが増えています。
ベンチャー企業では少数精鋭の採用を行うため、応募者の能力を多角的に評価できるテストが求められます。
GPSはそうしたニーズに応える検査として、成長企業を中心に導入が広がっています。
特に論理的思考力や情報処理能力を重視するベンチャー企業での採用が目立ちます。
GPSを課す企業はSPIとは異なるスキルを評価しようとしている場合が多いため、専用の対策が重要です。
志望企業の選考体験記を確認し、GPSが使われているかを事前に調べておきましょう。
GPSの出題形式と制限時間
GPSの能力検査は複数の分野から出題される構成です。
出題される分野は言語系と数理系が中心で、テストによっては独自分野も含まれます。
制限時間は約35分で25問程度が標準的で、問題数に対して時間が短いため素早い解答力が必要です。
1問あたりの解答時間が短いため、解法パターンを事前に覚えておくことが高得点への近道です。
性格検査は別途実施されることが多く、仕事に対する適性を測定します。
受検方式は企業によって異なるため、選考案内で確認しましょう。
GPSの頻出出題パターン
GPSには決まった出題パターンがあり、事前に把握しておくと効率的に対策できます。
ここでは、特に出題頻度の高い3つのパターンを紹介します。
パターン1の特徴と出題頻度:批判的思考力
根拠の妥当性を評価する力を測る問題です。データや主張の信頼性を判断し、論理的な結論を導く能力が問われます。
このパターンはGPSの中でも特に出題頻度が高く、配点の大きな部分を占めます。
解法パターンが決まっている問題が多いため、例題を繰り返し解くことで確実に得点源にできます。
対策本やアプリで同パターンの問題を10問以上解き、解法を体に染み込ませましょう。
本番では時間配分が重要なので、このパターンの問題は素早く処理できるレベルを目指してください。
間違えた問題は解説を読み、なぜ間違えたのかを分析して次に活かすことが大切です。
パターン2の特徴と出題頻度:協働的思考力
他者の意見を踏まえて最適解を導く力を測る問題です。複数の立場の意見を整理し、建設的な結論を出す能力が評価されます。
このパターンはGPSの出題の中でも差がつきやすい分野です。
基本的な解法を覚えた上で応用問題にも対応できるよう、段階的に難易度を上げた練習が効果的です。
問題を見た瞬間にどの解法パターンかを判断できるレベルを目指しましょう。
計算が必要な場合は暗算力も鍛えておくと、解答スピードが向上します。
苦手意識がある場合は基礎レベルの問題から始めて、着実にレベルアップしていきましょう。
パターン3の特徴と出題頻度:創造的思考力
新しい視点やアイデアを生み出す力を測る問題です。既存の情報を組み合わせて独自の解決策を提案する能力が問われます。
このパターンは他の2つと比べて出題頻度はやや低いですが、差がつきやすい分野です。
基本的な知識を身につけておくだけで、多くの受検者に差をつけることができます。
対策の優先順位はパターン1・2の次ですが、余裕があれば必ず取り組んでおきましょう。
このパターンの問題が解けるかどうかで全体のスコアが変わることもあるため、捨て問にはしないことをおすすめします。
対策本の該当分野を1〜2周するだけでも十分な効果が期待できます。
GPSの例題と解き方【批判的思考】
批判的思考はGPSの中でも出題頻度が高い重要分野です。
ここでは、頻出パターンの例題を使って解法を確認しましょう。
例題1と解法ステップ
「A社の調査によると、90%の顧客が満足している」という主張について、最も適切な評価を選びなさい。
A. 信頼できる B. 調査方法の詳細が不明なので判断保留 C. 信頼できない D. A社の調査は常に正しい
解答 B
解説
批判的思考の問題では主張の根拠の妥当性を評価する力が問われます。
「90%の顧客が満足」という数値だけでは、調査対象の選定方法や回答率が不明です。
調査方法の詳細がわからない段階で信頼性を判断するのは早計であり、判断保留が適切です。
GPSの問題は一般的な計算問題とは異なり、情報の批判的な評価が求められます。
データを鵜呑みにせず、「根拠は十分か」「バイアスはないか」を常に確認する姿勢が重要です。
普段からニュースやデータに対して批判的な視点を持つ習慣が、GPS対策に直結します。
例題2と解法ステップ
「運動すると健康になる」「Aさんは毎日運動している」から導ける結論として最も適切なものは?
A. Aさんは確実に健康 B. Aさんは健康である可能性が高い C. Aさんの健康は運動以外の要因にもよる D. 運動は無意味
解答 C
解説
この問題では論証の妥当性を評価する力が問われます。
「運動すると健康になる」は一般的な傾向であり、個人の健康は食事や睡眠など他の要因にも依存します。
したがって「Aさんの健康は運動以外の要因にもよる」が最も慎重で適切な結論です。
GPSでは「確実に」「必ず」といった断定的な結論は避け、条件付きの結論を選ぶことがポイントです。
批判的思考では前提の妥当性と結論の飛躍に注目しましょう。
日頃から「本当にそうか?」と疑う姿勢が、GPS対策として最も有効です。
批判的思考の攻略ポイント
批判的思考は根拠と結論の関係を正確に評価する練習が最も効果的です。
各パターン5〜10問ずつ練習すれば十分な対策が可能です。
間違えた問題は翌日に解き直し、正解するまで繰り返すサイクルを作りましょう。
対策本の解説をしっかり読み込むことで、より効率的な解法を学べることがあります。
本番では時間配分が重要なので、1問にかける時間の上限を決めておきましょう。
得意分野として確立できれば、他の分野の苦手をカバーする得点源になります。
GPSの例題と解き方【協働的思考】
協働的思考は解法パターンを覚えることで確実に得点できる分野です。
ここでは、典型的な例題を使って解法を確認しましょう。
例題1と解法ステップ
AさんとBさんが対立する意見を述べている。両者の意見を踏まえた最も建設的な結論はどれか。
A. Aの意見を採用 B. Bの意見を採用 C. 両者の利点を活かした折衷案 D. どちらも却下
解答 C
解説
協働的思考の問題では複数の意見を統合する力が問われます。
一方の意見だけを採用するのではなく、両者の利点を活かした建設的な結論を導くことが求められます。
GPSでは「どちらか一方」ではなく「両方の良い部分を活かす」という視点が評価されます。
対立する意見があるとき、それぞれの前提や価値観を理解し、共通点を見出す力が重要です。
ビジネスの現場でもこうした調整力は不可欠であり、GPSはこの能力を測定しています。
普段から異なる立場の意見に耳を傾け、統合的な結論を考える練習をしましょう。
例題2と解法ステップ
チームで意見が分かれたとき、最も効果的なアプローチはどれか。
A. 多数決で決める B. 各意見の根拠を確認する C. リーダーが独断で決める D. 議論を打ち切る
解答 B
解説
合意形成の問題ではプロセスの質が評価されます。
多数決は効率的ですが、少数意見が無視されるリスクがあります。
各意見の根拠を確認することで、より質の高い意思決定が可能になります。
GPSではプロセスを重視した回答が評価される傾向にあります。
「早く結論を出す」よりも「質の高い結論を導く」ことを重視しましょう。
チームでの意思決定プロセスについて日頃から考えておくことがGPS対策になります。
協働的思考の攻略ポイント
協働的思考は多様な意見を統合する力を養うことがポイントです。
基本パターンを覚えた上で、応用問題にも対応できる柔軟性を身につけましょう。
問題文の条件を整理してから解法を選択する手順を徹底してください。
ケアレスミスが多い場合は、解答後に簡単な検算を行う習慣をつけると正答率が上がります。
苦手な人は基礎レベルの問題を20問以上解いてからレベルアップすると着実に実力がつきます。
毎日10問以上のペースで練習を続ければ、2週間で十分な実力を身につけられます。
GPSの例題と解き方【創造的思考】
創造的思考は正確な知識と素早い判断力が求められる分野です。
ここでは、頻出の例題を使って解法を学びましょう。
例題1と解法ステップ
既存の課題に対して最も創造的なアプローチはどれか。「地方の過疎化問題への対策」
A. 補助金の増額 B. テレワーク推進による移住促進 C. 都市部の規制強化 D. 現状維持
解答 B
解説
創造的思考の問題では既存の枠にとらわれない発想が評価されます。
補助金の増額は従来型の対策であり、テレワーク推進は新しいアプローチです。
GPSでは現状を変える新しい視点を含む選択肢が評価される傾向にあります。
「従来型」と「革新型」の選択肢を見分ける力が、創造的思考問題の攻略ポイントです。
普段からニュースや社会問題に対して「別の解決策はないか」と考える習慣をつけましょう。
GPSの創造的思考は知識だけでなく、柔軟な発想力が問われる分野です。
例題2と解法ステップ
新規事業のアイデアとして最も実現可能性と新規性のバランスが良いものは?
A. 既存サービスの値下げ B. AI活用の新サービス C. 海外進出 D. 事業撤退
解答 B
解説
アイデアの評価では実現可能性と新規性のバランスが重要です。
値下げは新規性が低く、海外進出はリスクが高い場合があります。
AI活用の新サービスは新規性があり、現在の技術トレンドを踏まえた実現可能性もある選択です。
GPSではアイデアを多面的に評価する力が問われます。
「新しいか」「実現できるか」「効果があるか」の3つの観点で選択肢を評価しましょう。
ビジネスニュースに日常的に触れることで、アイデア評価力が自然と養われます。
創造的思考の攻略ポイント
創造的思考は新しい視点と実現可能性のバランスを意識することがポイントです。
対策本で基本知識を身につけた後、問題演習で実践力を鍛えるのが理想的です。
間違えた問題は解説を読んで理解し、類似問題を追加で解くことで定着率が上がります。
時間的な余裕がない場合は頻出パターンに絞って集中的に対策するのも有効です。
本番では自信のある問題から先に解き、残りの時間で難しい問題に取り組む方法がおすすめです。
全体の正答率を上げるためには、確実に解ける問題を落とさないことが最も重要です。
例題で身につけた解法を定着させる方法
例題を解いた後は、解法パターンを確実に定着させましょう。
ここでは、GPS対策に効果的な学習法を紹介します。
解法パターンをノートにまとめる
例題を解いたら、解法の手順を自分の言葉でノートに書き出す習慣をつけましょう。
問題のタイプ、使用した公式、解法手順、間違えやすいポイントを4項目セットで記録します。
ノートにまとめる作業自体が復習になり、書くことで記憶の定着率が格段に向上します。
特に間違えた問題は赤字で記録して、復習時に重点的に確認しましょう。
ノートは分野別にページを分けて整理し、試験前日の最終確認に使えるようにしておきます。
デジタルメモアプリを使う場合は、タグ機能で分野別に整理すると検索しやすくなります。
類似問題を繰り返し解く
同じパターンの問題を最低5〜10問は繰り返し解くことで、解法が自然と身につきます。
1問解いて理解した気になっても、条件が変わると手が止まることは珍しくありません。
反復練習のコツは、1日に複数分野を少しずつ解くのではなく、1つの分野に集中して一気に解くことです。
分野別に集中的に取り組むことで、パターン認識力が効率よく身につきます。
間違えた問題には印をつけ、翌日に解き直すサイクルを作りましょう。
対策アプリを活用すれば、分野別に問題を選んで繰り返し解けるため効率的です。
時間を計って実戦感覚を養う
GPSは制限時間内に多くの問題を処理する必要があるため、時間を意識した練習が不可欠です。
例題を解くときはストップウォッチで所要時間を計測し、目標タイムを設定しましょう。
最初は正確性を優先し、解法が定着してきたら徐々にスピードを上げていきます。
本番を想定した通し練習では、全問を時間内に解ききるトレーニングが最も重要です。
模擬テストを活用すれば、本番と同じ制限時間で通しで解く練習ができます。
時間が足りない場合は得意分野で素早く解いて苦手分野に時間を回す戦略を身につけましょう。
GPSの例題が解けるおすすめツール
GPSの対策を効率的に進めるために、各種ツールを活用しましょう。
ここでは、おすすめのツールを紹介します。
無料サイト・アプリ
GPSの対策は無料のWebサービスやアプリで始めるのがおすすめです。
SPI対策アプリはGPSと共通する出題分野の基礎力を養うのに活用できます。
「GPS 対策」で検索すると、無料で練習できるサイトが見つかる場合があります。
アプリを選ぶ際は解説の丁寧さと問題数の多さを基準にしましょう。
無料ツールは基礎力を養うのに適していますが、本番レベルの問題には対策本が必要です。
隙間時間を活用して毎日少しずつ練習することで、効率的に実力を伸ばせます。
おすすめの対策本
GPSの対策本は最新版を購入しましょう。
GPSの出題形式に対応した対策本を1冊用意し、全分野の問題を一通り解いて出題傾向を把握します。
SPI対策本と併用することで、共通分野の基礎力を効率よく固められます。
対策本は1冊を3周することを目標にし、1周目で全体把握、2周目で弱点補強、3周目で実戦練習を行いましょう。
解説を丁寧に読むことで、自己流よりも効率的な解法を学べます。
1冊を完璧にやり込む方が、複数の対策本に手を出すよりも効果的です。
模擬テストの活用法
本番前には模擬テストで実力を確認しましょう。
対策本の問題を本番の制限時間で通しで解くことでも、模擬テストの代わりになります。
模擬テストを受けたら正答率と解答時間の両方を振り返り、改善点を明確にしましょう。
弱点が見つかったら残りの期間で集中的に対策し、本番までに克服を目指します。
模擬テストは最低2回は受けて、スコアの向上を確認しましょう。
時間感覚を体に染み込ませることが、本番で実力を発揮するための最善の準備です。
まとめ
GPSはベネッセが提供する思考力測定テストで、批判的思考・協働的思考・創造的思考の3つの力を測定します。
出題パターンを事前に把握し、例題を繰り返し解くことが最も効果的な対策法です。
対策の基本は頻出パターンの解法を覚えて反復練習で定着させることです。
ベンチャー企業の選考でも出題される可能性があるため、志望企業の選考情報を確認しておきましょう。
対策本やアプリを活用して時間を計った実戦形式の練習を重ね、本番に臨みましょう。