サマーインターンの選考で、エンジニア職やIT総合職を志望する人の前に立ちはだかるのがCABという適性検査です。SPIや玉手箱の対策はしていても、CAB特有の暗号や命令表の問題で初見では手も足も出ず、足切りで面接に進めずに終わってしまう28卒は毎年少なくありません。
CABは日本SHL社が提供するSE・プログラマーなどIT職の適性を測ることに特化した検査で、総合職向けのSPIやGABとは出題科目も対策の勘どころも大きく異なります。情報処理の素質を見る試験のため、論理的思考や処理速度がそのままスコアに表れます。
そして大手SIerやIT企業を志望する人がベンチャーのサマーインターンを併願するのは、選考スピードが速いベンチャーで早期に通過実績を作る二段構えの就活として非常に有効です。ただしメガベンチャーやスタートアップはCABに加えて独自テストやコーディング試験を併用する企業が多く、大手とは対策の重心がずれます。
つまり大手とベンチャーを併願する人は「大手向けにCABを仕上げつつ、ベンチャー向けにコーディングや独自テストの準備もする」という二正面作戦が求められるわけです。この記事ではCABを中心に据えながら、ベンチャー併願の視点で対策の全体像を整理します。
CABは出題形式に独特のクセがあるぶん、正しい順序で対策すれば短期間でも確実に得点を伸ばせる試験です。サマー応募がピークを迎える前に、今のうちに準備の地図を手に入れておきましょう。
- サマーインターンで出題されるCABの4科目構成(暗算・法則性・命令表・暗号)と性格検査OPQ
- Web-CAB(自宅版)と会場版の違い、GAB・玉手箱との違いと採用企業の傾向
- 大手SIerとベンチャーで異なる通過率・ボーダー・足切りの考え方
- 科目別の効率的な対策方法と、落ちる人に共通する特徴
- 大学3年生(28卒)で2026年サマーインターンに応募予定の人
- 大手SIer・IT企業とメガベンチャーを併願しようと考えている人
- CABがSPIやGABとどう違うのか整理できず対策に迷っている人
目次[目次を全て表示する]
CABとは?サマーインターンでの出題形式
まずはCABがどのような試験で、サマーインターン選考でどう使われるのかを押さえましょう。4科目の構成・他テストとの違い・採用企業の傾向を、大手とベンチャーの併願視点で整理します。
CABの4科目構成(暗算・法則性・命令表・暗号)+OPQ
CABは日本SHL社が提供するSE・プログラマーなどコンピュータ職の適性を測ることに特化した適性検査です。情報処理の素質や論理的思考力を見るために設計されており、IT業界のサマー選考で広く使われています。
能力検査は「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」の4科目で構成され、これに性格検査OPQが加わります。総合職向けのSPIやGABが言語と計数を中心に据えるのに対し、CABは数列や記号の規則性を見抜く力に振り切っているのが最大の特徴です。
暗算は、四則演算をできるだけ速く正確にこなす科目です。電卓を使わず暗算で処理する形式もあり、単純計算をどれだけ速く回せるかという処理速度が問われます。
法則性は、複数の図形が並んだ系列を見て、その変化の規則を見抜き次に来る図形を選ぶ科目です。命令表は、図形に対して与えられた命令記号がどう作用するかを順に追って結果を導く問題で、プログラムの処理を擬似的に追体験するような構成になっています。
暗号は、ある図形が別の図形へ変換される過程から変換のルール(暗号)を推測し、別のケースに当てはめる科目です。この暗号と命令表こそがCABの核で、SPIやGABには存在しない独自形式のため、専用対策をしないと本番で確実に戸惑います。
性格検査OPQは約100問以上の質問に答え、行動特性や価値観を可視化するものです。能力検査ほど対策は効きませんが、回答の一貫性が崩れると評価を下げます。ベンチャーを併願する人にとっては、後述のとおりこのOPQが特に重要になります。
Web-CABとの違い・受検方式
CABには受検方式の違いによっていくつかの種類があり、サマーインターンでどれが課されるかは企業によって異なります。名前が似ているため、ここで整理しておきましょう。
Web-CABは自宅のパソコンで受検する自宅版です。案内メールが届いてから自分の好きなタイミングで受検でき、サマー選考では最も多く使われる形式です。会場版に比べて問題数が多く、制限時間に対する処理速度の要求が一段と厳しくなる傾向があります。
一方の会場版(マークシートやテストセンター方式)は、指定会場で受検する形式です。本人確認が厳格で替え玉や不正がしにくいため、選考が進んだ大手で採用されやすいのが特徴です。出題内容はWeb-CABと共通する部分が多くあります。
サマーインターンの段階では、母集団を広く集める都合上Web-CABが使われるケースが目立ちます。自宅受検だからこそ油断しがちですが、Web-CABはむしろ時間との戦いが激しいため、形式に慣れておくことが通過率を左右します。
大手とベンチャーを併願する場合、受検方式によって時間配分の感覚が変わる点に注意しましょう。併願先がWeb-CABと会場版のどちらを採用しているかを早めに調べ、本番の形式に合わせた練習をしておくと安心です。
CABを採用する企業・業界(IT系・メガベンチャー併願視点)
CABは導入する業界に偏りがあります。サマーインターンの母集団形成にどう使われるかを、併願先のラインナップと照らし合わせて把握しておきましょう。
CABを採用しやすいのは、大手SIer・ITベンダー・システム開発会社・ITコンサルティングファームといった情報処理を主業とする企業です。SEやプログラマーの素質を見るのに適しているため、IT職採用の一次スクリーニングとして広く使われています。
法則性や暗号で測られる「規則を見抜く力」「論理的に処理を追う力」は、プログラミングやシステム設計の実務で求められる素養と親和性が高く、企業側がCABを選ぶ合理性があります。
ベンチャー企業のサマーインターンでも、エンジニア職を募集するメガベンチャーやIT系スタートアップではCABが使われることがあります。ただしベンチャーは自社開発の独自テストや、エンジニア職ならコーディング試験を併用するケースが目立ちます。案内から受検期限が短いスピード重視の設計になっている点も大手と異なります。
したがって大手SIer×ベンチャー併願者は、「大手向けにCABを仕上げる」「ベンチャー向けにコーディングや独自テストの準備を別軸で進める」という二段構えが現実的です。CAB対策がそのままベンチャーで通用するとは限らない、と理解しておきましょう。
サマーインターンのCABの通過率・ボーダー
CABはどのくらいの正答率を取れば通過できるのか、足切りの仕組みや結果の使い回しも含めて整理します。大手とベンチャーでボーダーの考え方が変わる点に注目してください。
サマーインターンCABの通過率の目安
CABの通過率は企業や年度によって大きく変動するため、一律の数字は存在しません。ただし、サマーインターン選考の傾向からおおまかな目安は描けます。
応募が殺到する大手SIerやIT企業のサマーでは、適性検査だけで応募者の半数前後が絞り込まれることも珍しくありません。CABは独自形式で差がつきやすく、対策の有無で得点が大きく分かれるため、足切りのラインも上がりやすい試験です。
特に人気の大手SIerや外資系ITコンサルでは、サマーの段階から本選考並みの倍率になることがあります。CABの結果が振るわないと、面接に一度も進めずに終わるリスクが現実的にあります。
ベンチャーを併願する人にとって、この通過率の高い壁は逆に練習の機会にもなります。選考スピードの速いベンチャーで先に場数を踏み、本命の大手CABに備えるという順序で受けると、心理的な余裕を持って臨めます。
ボーダー・正答率・足切りの考え方
CABのボーダーは「何問正解すれば通る」という絶対的な基準ではなく、企業ごとに設定された基準と母集団の中での相対的な位置で決まります。
一般的に大手の人気企業では、7〜8割程度の正答率がひとつの目安とされます。ただしCABは問題数に対して制限時間が非常に厳しく、全問解き切るのが難しいため、限られた時間でいかに正解を積み上げるかが勝負になります。
足切りは能力検査の得点だけでなく、性格検査OPQの結果と組み合わせて行われる場合があります。能力が高くても回答に矛盾が多いと不安要素として弾かれることがあるため、油断は禁物です。
ベンチャーのサマーは少人数採用が基本のため、母集団が小さいぶん一人ひとりの相対評価がシビアになり、結果的にボーダーが上がりやすいという特性があります。大手と同じ感覚で「だいたい解ければ通る」と考えると足をすくわれます。
CABの結果の使い回し・有効期限
CABの結果を他社にも使い回せるかどうかは、受検方式によって変わります。サマーインターンを複数社受ける人は仕組みを理解しておきましょう。
テストセンター方式や会場版のCABは、一度受けた結果を別企業の選考に送信して使い回せるケースがあります。自宅受検のWeb-CABは企業ごとに個別受検が基本で、使い回しはできないと考えておくのが安全です。
使い回しが可能な場合でも、最初の手応えが悪ければ送り回す意味は薄れます。手応えに自信がないうちは、本命企業の前に練習として受ける順序を意識しましょう。
有効期限は明確に公開されていないことが多く、一般的には受検後一定期間(おおむね1年程度)で結果が古くなると考えられます。サマーで受けた結果を本選考まで引っ張れるかは確実ではないため、過度に当てにせず、必要なら受け直す前提でいましょう。
サマーインターンのCAB対策方法
CABは形式が独特なぶん、正しい順序で対策すれば短期間でも得点を伸ばせます。科目別の対策から進め方、解答集に頼らない学習法までを整理します。
科目別の対策(暗算・法則性・命令表・暗号)
CABの能力検査は4科目で攻め方が異なります。それぞれの特性に合わせて、科目別に対策を組み立てましょう。
暗算は、単純計算をいかに速く正確に回すかというスピード勝負です。電卓に頼らず素早く概算する練習を繰り返し、手が止まらない状態を作りましょう。桁の大きい計算でも概数で素早く処理する感覚が役立ちます。
法則性は、図形系列の変化のルールを見抜く科目です。位置の移動・回転・色や形の変化など、変化の種類を一つずつ切り分けて観察する習慣をつけると、複雑な系列でも規則が見えやすくなります。
命令表は、与えられた命令記号が図形にどう作用するかを順に追う科目です。一つひとつの命令を機械的に正確に処理し、頭の中で図形の変化を追い切る訓練が核心になります。途中でひとつ処理を飛ばすと最後まで狂うため、丁寧さと速さの両立が求められます。
暗号は、変換前後の図形からルールを推測し別のケースに当てはめる科目で、CABで最も差がつくところです。変換のパターンをいくつ知っているかが解答速度を左右するため、頻出の変換ルールを問題演習で体に入れておきましょう。大手SIerの本命に直結する暗号と命令表を優先的に固めるのが効率的です。
対策の進め方・対策本やアプリの使い方
CAB対策は「一冊の問題集を繰り返す」のが基本戦略です。あれこれ手を広げず、独自形式に慣れることを最優先しましょう。
まずはCAB専用の対策本を一冊用意し、最初の1周で命令表や暗号の形式とクセを把握、2周目以降でスピードを上げるという二段階で進めます。初見で解けない設問があっても、形式に慣れれば自然と処理速度は上がります。
スキマ時間にはスマホアプリで暗算や法則性の反復をするのが効果的です。通学時間などに毎日触れることで、処理手順が無意識に出てくる状態を目指しましょう。
併願者は時間が限られるため、CABの暗算で鍛えた計算スピードはSPIや玉手箱の計数にも応用できることを意識し、共通の土台にして学習を圧縮すると効率的です。完全に分けて勉強するより、重なる部分を見つけて束ねましょう。
大手のCABを軸に固めつつ、ベンチャーのコーディング試験用には基礎的なプログラミング演習を別枠で薄く回す、というメリハリも有効です。
解答集に頼らない効率的な対策
ネット上には「CABの解答集」と称する情報が出回ることがありますが、これに頼るのは大きなリスクを伴います。正攻法で力をつける方が結果的に近道です。
解答集は出題のバージョン違いや改訂で内容が一致しない・誤りが含まれることが多く、当てにすると本番で崩れます。さらに会場版やテストセンターのような監視下では替え玉や不正そのものが発覚しやすく、発覚すれば選考辞退どころか信用を失います。
効率を上げたいなら、解答を覚えるのではなく「解き方の型」を覚えるべきです。暗号なら変換ルールの見抜き方、命令表なら処理の追い方を体に入れれば、初見の問題でも安定して対応できます。
サマーで通用した実力は、そのまま早期選考や本選考の優遇につながる本物の武器になります。短期的なズルではなく、本選考まで使える地力を積み上げる発想で対策しましょう。
CABの例題・練習問題(傾向と解き方)
CABの頻出パターンと解き方のコツを、傾向と時間配分の観点から整理します。解答そのものは載せませんが、どう向き合えばよいかの指針をつかんでください。
頻出パターンと解き方のコツ
CABには科目ごとに繰り返し出るパターンがあります。型を知っておくだけで本番の処理速度が大きく変わります。
法則性の頻出は、複数の図形が一定の規則で変化していく系列から次の図形を選ぶ形式です。コツは、変化の要素を「位置」「向き」「形」「数」などに分解し、一つずつ規則を確認することです。複数の変化が同時に起きている場合は、要素を切り分けて整理するのが速さの鍵になります。
命令表の頻出は、図形に対して複数の命令を順番に適用し最終形を求める形式です。コツは推測で飛ばさず、命令を一つずつ忠実に処理して図形の変化を確実に追うことです。焦って中間の処理を省くとそこで結果が崩れます。
暗号の頻出は、変換前後の図形からルールを読み取り未知のケースに当てはめる形式です。コツは、変換前と変換後で何が変わったか(移動・反転・追加など)を一点ずつ比較し、共通する規則を絞り込むことです。一度ルールが見えれば同系統の問題は一気に解けます。
時間配分のコツ
CABは問題量に対して制限時間が短く、時間配分の巧拙がそのまま得点に直結します。解き切ることより「取れる問題を確実に取る」発想が大切です。
暗算や法則性は1問あたりにかけられる時間が短いため、手が止まったら深追いせず次へ進む判断が重要です。難問に時間を奪われて簡単な問題を落とすのが、最も避けたい失点パターンです。
命令表や暗号は一問あたりの処理が重いため、ルールが見えない問題に固執しないことが肝心です。見抜けそうな問題から先に処理し、難しいものは後回しにする順序を意識しましょう。
本番で焦らないために、練習段階から必ず時間を計って解くことを習慣化してください。特にWeb-CABは問題数が多いため、時間内に解き切る感覚を体に入れておけば本番でのペース配分が安定します。
練習に使えるリソース
CABの練習は、形式を正確に再現したリソースで行うことが何より大切です。本番と違う形式で練習しても効果は半減します。
基本となるのはCAB専用の市販対策本です。暗算・法則性・命令表・暗号・性格検査が一通り収録されたものを選び、解説の丁寧さで選ぶと独学でも理解が進みます。
スキマ時間にはWeb模試形式のアプリやサービスを併用すると、本番に近い緊張感で時間配分の練習ができます。特にWeb-CABの形式に慣れたい人に向いています。
大手SIer×ベンチャー併願者は、大手向けにCAB専用教材を主軸に据えつつ、ベンチャーのコーディング試験用には基礎的なプログラミング演習を薄く併用すると、限られた時間で両方をカバーできます。教材を増やしすぎず、本命に直結するものから優先しましょう。
サマーインターンのCABで落ちる人の特徴
CABで不合格になる人には共通したパターンがあります。原因を事前に知っておけば、同じ失敗を避けられます。時間処理と性格検査の落とし穴を中心に見ていきましょう。
落ちる人に共通する特徴
CABで落ちる人の多くは、試験の特性を理解しないままSPIと同じ感覚で臨んでいます。まず形式の違いを軽視している点が共通します。
典型的なのが、対策をほぼせずぶっつけ本番で受けてしまうケースです。CABは命令表や暗号といった独自形式に慣れが必要なため、初見では実力どおりの得点が出ません。
また、SPIやGABの対策本だけで済ませてCAB専用の練習をしていない人も落ちやすい傾向があります。同じSHL系でも形式がまったく違うため、専用対策を飛ばすと本番で戸惑います。
ベンチャー併願者にありがちなのが、スピード重視のベンチャー選考に慣れすぎて、大手SIerのCABの難度を見誤るパターンです。ベンチャーで通ったからと油断せず、大手CABには相応の準備で臨みましょう。
時間切れ・処理速度でつまずくパターン
CABの不合格で最も多いのが、時間切れによる失点です。実力はあっても解き切れずに終わるケースが後を絶ちません。
暗算や法則性で1問に固執して時間を溶かし、後半の解けるはずの問題に手をつけられないまま終わるのが典型です。難問の深追いは禁物で、見切りをつける判断力が問われます。
命令表や暗号では、ルールを見抜くのに時間をかけすぎて全体のペースを崩す人が多くいます。特にWeb-CABは問題数が多いため、一問に立ち止まる余裕は本来ありません。処理速度そのものを上げる訓練が不足していると、得点に結びつきません。
こうした時間切れは、練習を時間無制限で解いていると本番で初めて顕在化します。普段から時間を計り、見切りの感覚を養うことが唯一の対策です。
性格検査(OPQ)での失敗
能力検査ばかりに気を取られ、性格検査OPQで足をすくわれる人も少なくありません。OPQは対策しにくいぶん、軽視すると思わぬ落とし穴になります。
よくある失敗は、「企業が好みそうな人物像」を演じようとして回答に矛盾が生じることです。一貫性のない回答は信頼性の低下として扱われ、評価を下げます。
また、極端に自分を良く見せようとすると、虚偽傾向を検知する仕組みに引っかかることがあります。正直に、かつ一貫した回答を心がけるのが結局は安全です。
ベンチャー併願者は特にOPQが重要です。少人数採用のベンチャーは「カルチャーや開発組織に合うか」を性格検査から強く読み取るため、能力検査が高得点でも適性面でミスマッチと判断されることがあります。志望企業の特性を踏まえ、自分を偽らない回答を意識しましょう。
サマーインターンCABに関するよくある質問
CAB対策を進めるなかでよく挙がる疑問に答えます。対策開始時期・難易度・本選考との関係を、ベンチャー併願の視点も交えて整理します。
CABの対策はいつから始めるべき?
結論から言えば、サマーインターンの応募が本格化する前、できれば2〜3週間以上の余裕を持って始めるのが理想です。CABは命令表や暗号など独自形式への慣れが得点を左右するため、直前の詰め込みでは間に合いません。
特にSIerやIT企業に本命がある人は、暗号の変換ルールに慣れるまで時間がかかります。早めに専用対策本を1周し、形式のクセをつかんでおきましょう。
ベンチャーを併願する場合は、案内から受検期限までが短いベンチャー選考にも対応できるよう、基礎を前倒しで固めておくと安心です。直前に慌てないために、今から少しずつ着手しましょう。
CABの難易度はSPIやGABと比べてどう?
CABは適性検査のなかでも独自性が強く対策が分かれる部類に位置づけられます。SPIに比べて命令表や暗号という見慣れない形式があり、慣れていないと初見で面食らいます。処理速度の要求も高く、特にWeb-CABは時間との戦いが激しい試験です。
GABとは同じSHL系ですが、GABが言語と計数の総合職向けなのに対し、CABはIT職向けで科目構成がまったく異なります。難しいというより、専用対策をした人とそうでない人の差が露骨に出る試験だと考えてください。
裏を返せば、きちんと対策すれば他の受検者に差をつけやすいということでもあります。形式の独自性を理由に避けるのではなく、得点源に変える発想で取り組みましょう。
サマーで受けたCABは本選考でも同じ?
多くの企業では、サマーインターンと本選考で同系統のCABが課される傾向があります。サマーで対策した内容は本選考でもそのまま活きると考えてよいでしょう。
ただし受検方式が変わる可能性はあります。サマーは自宅受検のWeb-CAB、本選考は会場版というように、本人確認をより厳格にする形式へ切り替わるケースがあります。
さらに重要なのは、サマーでの高評価が早期選考や本選考の優遇に直結する点です。サマーのCABを軽く見ず本気で仕上げておけば、その後の選考を有利に進める足がかりになります。ベンチャー併願で得た場数も含め、サマーを「本番の前哨戦」として最大限に活用しましょう。
まとめ
サマーインターンのCABは、大手SIerやIT企業の選考で最初の関門となる、IT職向けに特化した適性検査です。暗算・法則性・命令表・暗号という独自の4科目と性格検査OPQの構成を理解し、専用対策で形式に慣れることが突破の鍵になります。
大手とベンチャーを併願する28卒にとって、CABは大手向けに仕上げる一方、メガベンチャーやスタートアップはコーディング試験や独自テストで別軸の準備が必要です。ベンチャーは少人数の相対評価でボーダーが上がりやすく、選考スピードも速いため、基礎を前倒しで固めておきましょう。
対策は専用対策本を一冊繰り返し、解答集に頼らず「解き方の型」を体に入れるのが王道です。時間を計った練習で処理速度と見切りの感覚を養い、OPQでは自分を偽らず一貫した回答を心がけてください。
サマーでCABをやり切った実力と通過実績は、早期選考や本選考の優遇に直結する本物の武器になります。応募ピークが来る前の今から準備を始め、大手とベンチャーの二段構えで就活を有利に進めていきましょう。