明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・企業が求める積極性
・積極性をアピールするには
・自己PRの書き方
・例文
・積極性をアピールする方法を知りたい人
・自己PRの書き方に困っている人
・ゼロから自己PRを書き上げたい人
・例文を参考にしたい人
就活の面接で必ず聞かれるものの1つに、自己PRがあります。
自分の何が強みでどうアピールすればよいのか、しっかり考えましょう。
そのために、まずはしっかり自分自身を理解し、自己分析をしましょう。
また強みを考えるときには、企業が採用したくなるものを意識するのがポイントです。
今回は自己PRで積極性をアピールしようと決めた場合、どのようにアピールするのがよいか解説していきます。
まずは企業が求める積極性を明確にしていき、そこから積極性をアピールする際の注意点もご紹介しましょう。
最後には例文もあげていくので、ぜひとも参考にしてPR文を組み立ててみてください。
【自己PRで積極性をアピール】積極性は自己PRに使える?
結論として、積極性は自己PRに十分活用できるものです。
特に、ベンチャー企業は積極的に成長を目指す人や挑戦をする人を採用したいと考えている場合が多いです。
たとえベンチャー企業でなかったとしても、消極的で与えられた仕事しかしない人よりも、自分が成長するためには何をすれば良いか、どうすれば企業により貢献できるかなどを周りに聞く、もしくは自主的に取り組む人の方が、よほど印象は良いはずです。
勝手に行動して失敗するような人物でない限り、積極性はマイナスな印象になる特徴ではないため、自己PRに活用しやすい能力であると言えるでしょう。
ただの自慢にならないように注意
自己PRで積極性をアピールする際、「自分は積極的だ」と述べるだけでは自己中心的な印象を与える可能性があります。
そのため、自己PRでは積極性をどのように身につけたか、またそれを入社後にどのように活かせるかまで具体的に伝えることが重要です。
「積極性」という言葉はやや抽象的であるため、具体的なエピソードを通じてその積極性が発揮された場面や状況を明確に示すことで、企業にも説得力のあるアピールが可能になります。
例えば、サークルやアルバイトで自ら進んでリーダーを引き受け、周囲をサポートするために行動した経験がある場合、その背景や動機も含めて伝えると良いでしょう。
【自己PR×積極性の例文】企業が求める「積極性」とは
企業側が採用したいと思うのはどういった積極性なのでしょうか。
積極性とは目的達成のため、課題解決のために能動的に行動する姿勢をいいます。
企業が求める積極性のある人材は、そういった姿勢で会社の活力となる人材です。
自主的に前向きに怖がらず進んでいける能力のある人を求めています。
率先して問題意識をもったり、解決するために行動に移したりする人材も、企業では非常に求められています。
特に周りが避けがちなやりたくないことや、自分がやったことない新しいチャレンジも進んで取り組んでいける人は重宝されるでしょう。
またそういった積極性のある人は、明るくはきはきとした態度で気持ちがよく、周りの士気を向上させます。
積極性があるという強みについて、上記のような能力があることを語れると採用の判断として優位に働くでしょう。
自己PRで積極性をアピールしたい人におすすめの積極性の言い換えとして「新しいことにチャレンジする力」が挙げられます。
新しいことにチャレンジすることはまさに積極性をアピールすることになります。
特に、「革新」や「チャレンジ」などを企業理念に掲げている企業との一致度が非常に高いと言えます。
「新しいことにチャレンジしていきたい」と常日頃考えている方は、まさしくこうした企業にぴったりであると言えるでしょう。
「周りがやりたがらないことも進んでやる力」も非常に重要なことです。
周りがめんどくさいと感じるような仕事を「チームのために」と率先して引き受けることができる人材は企業にとって非常に魅力的に映るはずです。
「言われたから仕方なく業務を行う」受け身の姿勢ではなく、あくまでその場で求められていることを判断し、自分の力で能動的に業務に取り込むという姿勢を見せることが大切です。
チームを巻き込んで動く力をアピールすることも非常に重要でしょう。
チームを巻き込んで積極的に動くことができる人材は、積極性があると同時に、リーダーシップがあると受け取られるため、「将来は重要なポジションを任せられる」と好感を与えられることでしょう。
積極的に周りとコミュニケーションをとる人材であることもアピールできるため、1つの力をアピールするだけで複数のスキルをアピールすることはできます。
目標に向かって行動できる力があるというアピールも非常に重要です。
目標に向かって行動することには積極性が隠されているので、言い換えとしても非常に有用です。
積極的なアクションを起こして課題を考え、対策を取れることをアピールすることで、企業にとって魅力的な人材であると映ることでしょう。
【自己PR×積極性の例文】積極性はどんな企業で評価されるのか
積極的な人を求めている企業は、少なくありません。
たとえば、チームワークが必要な企業や、成長途中にある企業などでは、積極性のある人物は重宝されるでしょう。
自分の長所を上手くアピールするためには、どのような企業で活かせるのかを知っておく必要があります。
志望する企業を選ぶ際にも役立つので、積極性を評価する企業を探しましょう。
ここでは、どのような企業が積極性を求めているのかを述べていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
チームワークが求められる企業
集団に属し、同じ目標に向かって取り組まなければいけない環境において、協調性のない人がいると、場の空気を乱してしまうかもしれません。
また、受け身の人ばかりでも、仕事はスムーズに進められないでしょう。
積極的に行動できる人の存在によって、作業の効率は上がります。
お互いに協力することで成果につなげていく企業では、チームワークが求められます。
そのような企業にとって、議論の際などに積極的にコミュニケーションを取れる人は、好印象です。
チームでは、メンバーの一人ひとりが同じ目標を共用していなければいけません。
そして、それぞれが果たすべき役割を持っています。
そのためチームワークを発揮するには、メンバーの積極性が大切になります。
高い売り上げ目標を重視する企業
高い売り上げ目標のために、自分で思考して積極的に動ける人は、企業から高評価を得られるでしょう。
売り上げが立たなければ、ビジネスは成り立たず企業の利益も上がりません。
売り上げ目標は、事業活動で重要な指標のひとつです。
志望する企業がどのような目標を掲げているのか、事前に調べておくといいでしょう。
積極的な人は、売り上げを増やせるように、役割を踏まえたうえで率先して行動するだろうと、企業に期待されます。
その他にも、さまざまな課題が生じたときに、積極的に改善しようとする姿勢を見せられるのなら、活躍の場が広がります。
積極性のある人は、問題や課題があるときに今何をするべきなのか把握して自ら行動できるため良い評価が得られるのです。
成長意欲を求める企業
応募者に成長意欲があるかどうかを、採用の判断基準のひとつにする企業も存在します。
成長意欲とは、会社に与えられた役割を積極的にこなし、自分自身の能力を高めていこうと考えることを指します。
会社は人が築くものであるため、成長意欲を求めている企業は、どれだけ会社に貢献できるのかを確認したいと考えているのです。
社員が成長したいという気持ちを持っていないと、組織として成り立たなくなってしまいます。
加えて、成長意欲が低い人は、内定辞退や早期退職につながるリスクが生じます。
採用や研修などにかかるコストを考慮するのなら、そのような事態は可能な限り避けなければいけません。
したがって、成長意欲が高く、企業に貢献する気持ちも高い人は必要とされるため、積極的に行動できる人が求められるのです。
【自己PR×積極性の例文】積極性をアピールする際の注意点3つの注意点
積極性をアピールポイントとして自己PR文を作り上げることは、採用を勝ち取るために有効だといえます。
しかしその際は、企業の求める積極性を理解しないといけません。
それに沿ったわかりやすい言い方で、アピールしていかなければならないことを確認していきました。
そしてさらに気をつけなければならない注意点が2つあります。
その3点をしっかり理解し、よりよい文章を練り上げていきましょう。
以下より詳しく解説していきますので、しっかりとご確認ください。
やむを得ずに取り組むのは積極性ではない
まず大事なのは能動的に行動したエピソードに関して、自分が動かないと仕方なかった状況を取り上げるのは間違いです。
それは積極性ではありません。
あくまで自分自身の明確な意志で、他者が避けるようなことでも進んで行う性質であることを、アピールしましょう。
明確な意志があると示すことが、大切なポイントになります。
私の強みはみんながやりたがらないことも引き受ける、積極性があることです。
学生時代にテニスサークルに所属していました。
そのときに会計をする人も必要でしたが、誰も手をあげませんでした。
その空気がとても重く耐えきれず、私が引き受けようと決意をしました。
これではやってみようという前向きな意思がなく、押し負けて引き受けた印象を受けます。
むしろ必要がなければ動かない人なのではと考えられてしまい、マイナスポイントです。
誰も引き受けなかったところから、自分が頑張ってやり遂げようという面が見えれば、よいエピソードとなるでしょう。
選考では一貫性を意識して積極性があるように振舞う
積極性は話している態度にも出てくるものです。
積極性のある人は、明るくはきはきとした態度で気持ちがよく、周りの士気を向上させる傾向があります。
緊張をしているからといって、うつむきがちな消極的な態度で面接に臨むと、話していることに信憑性がなくなってしまいます。
また面接だけでなく、選考でディスカッションなどが行われた場合は、特にそこで積極性が示せるようしましょう。
周りの意見をしっかり聞いたうえで、自分の考えをしっかりいえるようにしましょう。
アピールしたこととやっていることに、一貫性をもたせることが非常に大切です。
ディスカッションの場合は、特に注意すべきポイントがあります。
自分の意見だけを真っ先にいうことが、積極性ではないことです。
周りの意見もきちんと聞き、そのうえで率先して臆せず意見を述べるようにすることが大事です。
そしてまとめ役をさりげなく買って出るなども、好印象を与えるポイントになります。
積極性が表れたエピソードを複数用意する
積極性が表れたエピソードは1つでなく、複数用意するようにしましょう。
企業が採用したいと考えるのは特定の分野にのみ積極的な人材ではなく、何に関しても積極性を持って取り組める人材です。
1つのエピソードだけに積極性が表れていて、他のエピソードではあまり積極性が感じられないと評価されてしまうと、自己PRとしての説得力に欠けます。
さらに、本当に積極性を備えているのかと疑われてしまうかもしれません。
ガクチカや強み、志望動機、将来ビジョン、就活軸などすべてのエピソードにおいて、積極性があるという印象を与えられるように意識しましょう。
また、自身の弱みについて話す際に、チャレンジ精神の低さなどについて話すと積極性がないと判断されかねないので、注意してエピソードを選ぶようにしてください。
【自己PR×積極性の例文】自己PRの書き方とポイント
ここでは自己PRの書き方を学んでおきましょう。
6つの要素をきちんと押さえて文章を組み立てていくと、うまくいきます。
6つの要素に沿って自分のアピールを書き上げていきましょう。
→この場合は積極性があることをわかりやすく簡潔に伝える
②発揮したエピソード
→その強みが発揮できたエピソードを導入する
③課題
→その出来事の課題や問題点を示す
④解決策
→その問題点・課題に対して、自分が行った解決方法を詳しく述べる
⑤結果
→どう解決できたのか、結果どうなったかを述べる
⑥会社にどう貢献できるか
→こういった強み、経験からこれから会社にどう貢献できるかを語る
最後会社で貢献ができることを語るために、エピソードをつなげていきましょう。
そのためには自分が部活チームやアルバイトグループや、ゼミのチームで果たした役割に関して、積極性を示せたエピソードを探してみてください。
結論は短く印象的な表現で伝える
自己PRを書く際に重要となるのは「結論は短く印象的な表現で伝える」ということです。
まず、長々と結論を書いてしまうと、採用担当者の印象には残りづらいです。
そもそも結論が長い話は社会人としてふさわしくなく、話の要点をまとめる能力がないとみなされてしまう可能性すらあります。
ですから、簡潔かつ端的な表現を選ぶように心がけましょう。
しかし、ここで「私の強みは積極性です」などと書いてしまうと個性に欠け、間違いなく採用担当者に自分を印象付けることはできません。
印象的な文章にするために、無理してキャッチーな言葉を使う必要はありませんが、ある程度の具体性を持たせた方が読み手の目には留まりやすいです。
「どんな経験から培ったどんな積極性か」ということが伝わるように心がけましょう。
エピソードを具体的に伝える
抽象的なエピソードは説得力に欠けるので、できるだけ具体的に説明することを心がけましょう。
積極性がどれほどあるかの説得力は、エピソードの内容がいかに具体的でリアルであるかという点に左右されます。
まず、自身の強みが発揮されたのはどのような場面だったのかについてです。
次に、その過程で発生した課題とその捉え方です。
どのような行動を起こして課題を解決し、どのような結果を残すことができたのかを伝えましょう。
また、過去の経験で発揮した積極性を入社後にどう活かすつもりなのかも重要です。
これらの要素が、具体的かつリアルに伝わるような文章を作成しましょう。
積極性を身につけるに至ったきっかけについても触れられると、さらに説得力を持たせることができます。
企業にどう貢献するかを明確にする
もう1つ重要となるポイントは、自分が企業にどのように貢献できるかを明確にすることです。
積極性が強みであることを採用担当者に十分アピールできたとしても、それは学生レベルの強みに過ぎません。
企業が採用を決める基準の1つとして、応募者が入社後に活躍するイメージを抱くことができるかどうかが挙げられます。
今できること以上に、入社してから何ができるかが重要となるのです。
積極性という強みを社会人レベルにまで引き上げるためには、志望する企業でそれをどう活かし、どう貢献できるかということを明確に伝える必要があります。
自分の可能性と伸びしろをどれほどアピールできるかが、採用の合否において最も重要なポイントになると言えるでしょう。
自分なりの積極性を定義する
自己PRでは、他との差別化を図るために、具体性を持たせることが大切です。
自分が具体的にどのような積極性を持っているのかを、企業に向けて詳しく伝えられるように、準備しておいてください。
一口に積極性と言っても、あらゆる要素が含まれています。
これまでに紹介したように、行動力やチャレンジ精神、主体性など、別の表現に言い換えることも可能です。
自分の長所は、積極性という枠のなかでも、どのような箇所に強くあらわれているのかを見つけられるといいでしょう。
アピールしたい強みに対して、明確な事象を加えることによって、自己PRで述べたい内容がわかってきます。
まだ自分の強みが漠然としたものであるのなら、定義付けし、はっきりとした形にしていきましょう。
経験は複数用意する
自己PRでは、強みを裏付けられるような経験を述べます。
使用する経験は、ひとつに絞らなくても構いません。
むしろ、面接時などには経験を複数求められることがあるので、いくつか用意しておきましょう。
ただ、アピールする強みと関係のない経験を用意しても意味がありません。
積極性をアピールするのなら、その強みを発揮できたエピソードを述べてください。
3つか4つほど用意し、そのなかのどれかひとつでも、採用担当者の印象に残せるように内容をまとめておきましょう。
あるいは、これまでの経験を振り返っていくうちに、使用したいエピソードが多くなってしまい、決められない場合があるかもしれません。
そのときは企業が求める人物像に、より当てはまるエピソードを選びましょう。
一貫性を持たせる
作成する内容は、最初の一文から最後まで、筋の通ったものを心がけなければいけません。
一貫性のない自己PRになってしまうと、企業に口だけの応募者である可能性を疑われてしまうからです。
特に、自己PRの最後に述べる入社後の自分の姿が、それまでにアピールしてきたことと関係のないものになってしまいがちです。
積極性をどのように発揮し、それを入社後にどう活かすのかを伝えましょう。
入社後の希望を抱くのは評価されますが、自己PRで述べた内容を踏まえていることが前提です。
また、積極性をアピールするために使用するエピソードも、選ぶ際には一貫性を持たせる内容にできるものなのかを考えましょう。
そのうえで、自己PRの作成に入ってください。
【自己PRで積極性をアピール】自己PR作成のコツ
続いて、自己PRを作成するにあたってのコツを紹介します。
以下の3点を意識しておくことで、自己PRの内容が深まるだけでなく、企業の採用担当者があなたの活躍のイメージをしやすくなることでしょう。
これらのコツを意識しておくことで作成時間も短くなるはずであるため、ぜひ参考にしてみてください。
最初に自己分析を行う
まず最初に、自己分析を徹底的に行うことが非常に重要です。
自己分析を通じて、自分の強みや特徴を明確にし、それをどのようなエピソードで裏付けられるかを整理することで、具体性と説得力のある自己PRを作成できます。
過去の経験からその積極性がどのように発揮されたか、またその結果がどうだったかを振り返ることで、採用担当者にも具体的なイメージを提供できます。
例えば、サークル活動やアルバイトでの経験を振り返り「どのような状況で積極的に行動を取ったか」「その行動が周囲や自分にどのような影響を与えたか」を掘り下げることで、自分の強みの本質を理解できるでしょう。
また、自己分析を行うことで、企業が求める人物像に自分の強みがどの程度合致しているかを確認することもできます。
企業研究の結果と照らし合わせて、自分が求める人物像に近いことをアピールしましょう。
再現性を伝える
過去の経験を説明するだけではなく、その強みが入社後の業務にも活かせることを具体的に伝えることが大切です。
再現性を持たせることで、単に過去の実績に終わらず、将来にわたっても活躍できる人物であることを示せます。
例えば、自分の強みが「社交性」である場合、過去にどのような場面でその社交性を発揮したかだけでなく、入社後の仕事でその社交性がどのように役立つかを具体的に述べると良いでしょう。
このとき、事前に企業の求める人物像や業務内容をリサーチし、それに基づいた再現性のアピールができると、より説得力が増します。
例えば、営業職を志望している場合「人と積極的に関わることが好きで、入社後も積極的なコミュニケーションを通じて顧客との信頼関係を築き、営業目標を達成するために貢献したい」といった具合に、強みがどのように企業の業務に直接貢献できるかを具体的に述べると効果大です。
客観性を持たせる
自己PRで自分の強みをアピールする際には、客観性を加えることで信頼性が一層高まります。
いくら自分自身で「自分にはこの強みがある」と主張しても、それが自己評価に過ぎない場合、説得力がありません。
客観的な証拠を示すことで、強みの裏付けを持たせましょう。
例えば、具体的な役職や周りからの言葉を添えることで、より客観的に自分の強みを証明することが可能です。
「サークルでリーダーとして選ばれた経験」や「アルバイト先での顧客対応の姿勢を評価され、顧客からも信頼を得ている」など、実際の経験に基づいた客観的な証拠を示すと、採用担当者はあなた強みが嘘ではなく、そして再現性のあるものとして認識するでしょう。
【自己PR×積極性の例文】例文を紹介
最後に自己PRで積極性がアピールできる例文を、3つ紹介していきます。
採用されるように、まず企業側が必要としている人材を理解することが大切です。
それを理解したうえで、自分が企業の求める人材であると語れるエピソードを考えましょう。
そして上記にあげた6つの要素に従って、自己PRの文章を組み立てていきましょう。
例文に似たような状況が見つけられなくても、解説を参考に作り上げてみてください。
例文①困難な状況でも前向きに行動できる積極性
私は大学生のころ、サッカー部に所属していました。
2年生のある大会で私は怪我をしてしまい、試合に出られなくなってしまったのです。
その大会に向けて努力を続けてきたので大変落ち込んでしまい、もう部活も辞めてしまおうとも考えました。
しかし大会に向けて頑張るみんなの姿を見て、それではダメだと思い直しました。
まだまだ諦めるには早いと感じたのです。
怪我に焦ることもありましたが、冷静に自分は今何ができるか考えました。
地道な筋トレと頑張っている仲間のサポートに徹することに決めたのです。
その結果チームのみんな、そしてコーチの信頼を得られたうえに、次期キャプテンとして推薦され引き受けました。
自分自身にとっても筋トレを怠らなかったこともあり、怪我が完治したときはレギュラーにも選ばれました。
この姿勢を活かして貴社でも周りの状況をきちんと判断し、自ら課題を設定して常に自主的に取り組み、期待以上の結果を得られるよう努力していきたいと思っています。
困難に陥っても冷静に物事を考え自分の今やるべきことや、やることで自分の成長につながっていくことを、前向きに行動できるとアピールします。
そうしたことが会社の仕事にも活かせることを語り、自分の強みを強調しましょう。
例文②周囲が嫌がることを引き受けてやり遂げる積極性
大学時代、私は部員数が100人を超えるテニスサークルに所属していました。
そのサークルで運営していくために会計が必要になったのです。
考えるだけで大変な業務なので誰もやりたがらなかったのですが、挑戦してみようと思い立候補しました。
お金を扱うため非常に気をつかう役割なうえ、みんなの意見を聞いてうまくやりくりするのも非常に大変でした。
みんなの意見を取りまとめ、揉めないように気遣いながら節約もしました。
結果1円の赤字を出さずクレームも出ることなく、みんなには「充実した活動ができた」と次の年も引き続き会計をお願いされたのです。
この積極性を活かし貴社でも、人が嫌がる仕事でも何事にもチャレンジだと考え、頑張って取り組んでいきたいと思います。
そして最後までやり遂げ、結果を出したいと考えています。
ほかの人が避けがちなことも自分の前向きな意志をもって引き受ける積極性をもち、そして結果が出たことをアピールしている文です。
同じようなことが仕事をするうえでも、活かしていけることを語りましょう。
例文③主体的に動くことで周囲の士気を上げる積極性
私は大学生時代、バレーボール部に所属していました。
ある日大事な大会でとても勝てない相手との対戦が決まってしまったのです。
みんなもうダメだと、戦う前から負けた顔をしていました。
しかし私は負けず嫌いで諦めることが大嫌いだったので、翌日から朝の自主練を始めたのです。
そしてみんなにも声をかけました。
まだ諦めるのは早いと言い続け、朝練も続けました。
そうすると次第にみんなが朝練に参加するようになり、少しずつやる気が出てよい雰囲気ができあがっていったのです。
結果明るく楽しく練習ができたうえに、全員がレベルアップできました。
試合には負けてしまいましたが、みんなのすがすがしい笑顔が忘れられません。
貴社でもこの積極性を活かして、自分が率先して取り組むことで周りのモチベーションもあげていきたいと思います。
チーム全体でよい雰囲気で、今度はよい結果をつかみ取れるよう頑張っていきます。
ほかの人が諦めてしまうことでも諦めず、前向きに努力をしてみんなの士気を上げる行動ができるとアピールする文です。
仕事でも同じ姿勢で臨み、今度はよい結果につながるようにと意欲を示しましょう。
例文④新しいことにチャレンジする積極性
私の最大の強みは新しいことに対する積極的なチャレンジ精神です。
大学の学祭で外国人タレントを招き、一人でも多くの学生に楽しんでもらうべく、ライブイベントを開催したことがあります。
当時は外国のアーティストとのコミュニケーションや、ビザの手続き、技術的なサポートなど多くの困難がありました。
しかしそれをチャレンジと捉え、チームメンバーと共に解決策を見つけ、イベントを成功させました。
この経験から私は新しいチャレンジを楽しむと同時に計画性や協調性も大切にし、困難な状況でも冷静に分析し、効果的な解決法を見つける力を身につけました。
感性と創造力を持って取り組みながらも、リスク管理と冷静な分析を怠らず、企業価値の向上と共に、新しい価値を創造していきたいと考えています。
私のこの強みが貴社に新しい風をもたらし、更なる発展に寄与できると考えております。
例文⑤目標に向かって行動できる積極性
私の強みは「目標に向かって積極的に行動する力」です。
具体的なエピソードとして、TOEICのスコアを600点から900点へと大幅に向上させた経験があります。
初めてTOEICを受験した際、私のスコアは600点でした。
留学に挑戦したいと考えており、大学の補助が出る基準が900点とされていました。
そのため900点を目標に自身の現状を見つめ直し、勉強に励みました。
まず、大学のネイティブ講師と積極的に話し、リスニングスキルを磨きました。
また、日常生活でできるだけ英語を使うよう心がけ、YouTubeで英語のニュースを聞く、外国の友人と英語でコミュニケーションをとるなど、常に英語を身近に感じ、自然と身につく環境を自分自身で作りました。
結果、1年後の受験で目標であった900点を達成することができ、補助を受け留学に行くことが叶いました。
入社後もこの「目標に対する行動力」を存分に発揮し、貴社に貢献します。
どんなに困難な課題も具体的な目標を設定し、その達成のために計画的かつ積極的に取り組むことで、必ず結果を出します。
私が追い求める目標の実現が、貴社の更なる発展に寄与すると信じております。
【自己PR×積極性の例文】NG例文を紹介
積極性を強みとしてアピールしている自己PRの例文をあげました。
次に、NGとなる例文を紹介し、なぜNGなのかについても解説するので、参考にしてみてください。
作成した内容が、本当に積極性を述べられているのか、企業に評価されるものになっているのか、再度確認できるといいでしょう。
積極的な人は、自分の主張が強すぎる印象を与えてしまう危険性があります。
周囲をよく見たうえで行動する人物であると伝われば、さらに魅力的な自己PRになります。
自主性がない
私は大学で、軽音楽サークルに所属しています。
私の通う大学の音楽全般の部活やサークルは、防音の練習室を借りるためにそれぞれの活動の代表が話し合ってスケジュールを組まなければいけません。
しかし、軽音楽サークルの練習は、オーケストラやビッグバンドなどのように大人数ではせず、サークル内でいくつかのグループに分かれておこないます。
スケジュールの管理が思うようにいかなかったので、サークルのなかで交友関係の広い私が推薦され、積極的に声をかけて調整していきました。
入社後も、目標に向かって与えられた役割以上の活躍ができるように、自分自身の考えをもとに進んで動きたいです。
解説
難しいとされる係を担当し、多くの人に積極的に声をかけられるのは、行動力のある人物だと言るでしょう。
しかし、推薦されるまで自主的な行動に移していません。
そのため、主体性をアピールするには物足りないエピソードになっています。
だれかに言われなくても、問題解決に向けて自分の意思で取り組めると、周囲の意見や指示に頼らずに動ける人だと評価されるはずです。
主体性をアピールしたいのなら、推薦されたエピソードをもとに述べるのは避けることをおすすめします。
独りよがりな印象
私は大学で、ソフトボール部に所属しています。
所属しているチームは負けることが多く、強いとは言えませんでした。
部員は勝ち負けよりも、楽しさを重視しています。
私は試合に出るからには、勝つという目標を持っているほうが、より楽しめるのではないかと考え、練習メニューの改善に力を入れました。
まずは練習試合の数を増やし、最終的にリーグ戦で勝つために動きます。
練習試合の相手を部員の実力に合わせて選び、少しずつ強い相手とも対戦できるように日程を考えました。
そしてリーグ戦で、初の一回戦を突破しました。
この経験を活かし、入社した後も、困難なことが生じたり、目標が高すぎたりしたとしても、挑戦していきたいです。
解説
集団のなかで中心になり、高い目標に向かって行動しているのは伝わります。
ただ、その部活が楽しむことを大切にしている場合、自分勝手な印象を企業に受け取られてしまうかもしれません。
自己PRに使用したいエピソードならば、部員が勝ち負けよりも楽しさを重視していることまでは述べる必要はないでしょう。
積極性をアピールしたいあまり、独りよがりな内容になってしまうと、入社後に他の社員と同じ目標を共有できないのでは、と懸念される可能性があるため注意が必要です。
具体性がない
私は、個人経営のカフェで接客のアルバイトをしています。
夫婦が2人で経営しており、最初はホームページもない小さなカフェでした。
夫婦は、カフェの存在が地域の人の憩いの場となることを目指し、地域に寄り添いたいと考えています。
ところが開店してから1年以上経過しても、あまり知られていませんでした。
私はSNSに詳しかったので、宣伝活動に協力しました。
カフェが憩いの場として混雑することはないように、複数のSNSなどは使用せず、ひとつだけホームページを作ることを提案しました。
今では来店客が増え、常連客もでき、お客様同士で新たな交流もあります。
入社後も、自分でできることは積極的に取り組み、企業の利益に貢献していきます。
解説
アルバイトで、接客という自分の役割だけではなく、宣伝としても力になっていることを伝えようとしている内容です。
自分のできることを活かして、動こうとする人物であるとアピールしたいのでしょう。
しかし、カフェについて述べる箇所が多く、自分の経験に関する具体性が欠けています。
自己PRのエピソードに必要な具体性とは、自分の強みがどのように発揮されたのかがわかるように明らかにすることです。
この例文では、カフェや夫婦に対して具体的に述べてしまっているため自分の強みが伝わりません。
【自己PR×積極性の例文】不安な時は添削してもらおう
自己PRをより良いものにするために、友人や先輩、就職エージェントや大学のキャリアセンターなどでESを添削してもらうことをおすすめします。
特にジョブコミットではアドバイザーが専属であなたのサポートをしてくれる上に、面接対策を何度でも実施してくれるので、実践的な面接練習ができます。
「就活相談に本気に向き合ってくれる会社」というアンケートでも3年連続で1位に選ばれるなど、非常に信頼性が高いので、安心してESの添削も任せられるでしょう。
まとめ
今回は面接の自己PRで積極性をアピールすると決めた方に向けて、その方法と注意点を解説していきました。
自分のよさを企業側にわかってもらうためにも自己PRは必要ですが、企業に必要な人だと思ってもらうことが一番の目的です。
企業が求める積極性をきちんと理解し、それに応えるようなエピソードを用意しておきましょう。 ぜひとも3つの例文を参考にして、採用を勝ち取ってください。