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・企業が求める積極性
・積極性をアピールするには
・自己PRの書き方
・例文
・積極性をアピールする方法を知りたい人
・自己PRの書き方に困っている人
・ゼロから自己PRを書き上げたい人
・例文を参考にしたい人
就活の面接で必ず聞かれるものの1つに、自己PRがあります。
自分の何が強みでどうアピールすればよいのか、しっかり考えましょう。
そのために、まずはしっかり自分自身を理解し、自己分析をしましょう。
また強みを考えるときには、企業が採用したくなるものを意識するのがポイントです。
今回は自己PRで積極性をアピールしようと決めた場合、どのようにアピールするのがよいか解説していきます。
まずは企業が求める積極性を明確にしていき、そこから積極性をアピールする際の注意点もご紹介しましょう。
最後には例文もあげていくので、ぜひとも参考にしてPR文を組み立ててみてください。
目次[目次を全て表示する]
【自己PRで積極性をアピール】企業が求める「積極性」とは
企業側が採用したいと思うのはどういった積極性なのでしょうか。
積極性とは目的達成のため、課題解決のために能動的に行動する姿勢をいいます。
企業が求める積極性のある人材は、そういった姿勢で会社の活力となる人材です。
自主的に前向きに怖がらず進んでいける能力のある人を求めています。
率先して問題意識をもったり、解決するために行動に移したりする人材も、企業では非常に求められています。
特に周りが避けがちなやりたくないことや、自分がやったことない新しいチャレンジも進んで取り組んでいける人は重宝されるでしょう。
またそういった積極性のある人は、明るくはきはきとした態度で気持ちがよく、周りの士気を向上させます。
積極性があるという強みについて、上記のような能力があることを語れると採用の判断として優位に働くでしょう。
新しいことにチャレンジする力
自己PRで積極性をアピールしたい人におすすめの積極性の言い換えとして「新しいことにチャレンジする力」が挙げられます。
新しいことにチャレンジすることはまさに積極性をアピールすることになります。
特に、「革新」や「チャレンジ」などを企業理念に掲げている企業との一致度が非常に高いと言えます。
「新しいことにチャレンジしていきたい」と常日頃考えている方は、まさしくこうした企業にぴったりであると言えるでしょう。
周りがやりたがらないことも進んでやる力
「周りがやりたがらないことも進んでやる力」も非常に重要なことです。
周りがめんどくさいと感じるような仕事を「チームのために」と率先して引き受けることができる人材は企業にとって非常に魅力的に映るはずです。
「言われたから仕方なく業務を行う」受け身の姿勢ではなく、あくまでその場で求められていることを判断し、自分の力で能動的に業務に取り込むという姿勢を見せることが大切です。
チームを巻き込んで動く力
チームを巻き込んで動く力をアピールすることも非常に重要でしょう。
チームを巻き込んで積極的に動くことができる人材は、積極性があると同時に、リーダーシップがあると受け取られるため、「将来は重要なポジションを任せられる」と好感を与えられることでしょう。
積極的に周りとコミュニケーションをとる人材であることもアピールできるため、1つの力をアピールするだけで複数のスキルをアピールすることはできます。
目標に向かって行動できる力
目標に向かって行動できる力があるというアピールも非常に重要です。
目標に向かって行動することには積極性が隠されているので、言い換えとしても非常に有用です。
積極的なアクションを起こして課題を考え、対策を取れることをアピールすることで、企業にとって魅力的な人材であると映ることでしょう。
ベンチャー企業でも積極性が求められる
最近就職先としても人気が高いベンチャー企業でも、積極性は求められます。
設立から年数が短いベンチャー企業では、歴史の長い大企業とは違い、長い時間と労力による洗練されたマニュアルや成功パターンが確立されていないことが多いです。
また、新卒で入社してすぐに責任のある仕事を任せられることがあるのも、特徴の1つと言えるでしょう。
自社の発展のために、手探り状態で新たなことに挑戦している新興企業がベンチャー企業です。
したがって、積極的に自分の仕事やビジネスチャンスを見つけ出し、指示を受ける前から自発的に考え、行動できる人が必要とされます。
ベンチャー企業への就職を考えている人は、自己PRで積極性を必ずアピールしましょう。
【自己PRで積極性をアピール】積極性をアピールする際の注意点3つの注意点
積極性をアピールポイントとして自己PR文を作り上げることは、採用を勝ち取るために有効だといえます。
しかしその際は、企業の求める積極性を理解しないといけません。
それに沿ったわかりやすい言い方で、アピールしていかなければならないことを確認していきました。
そしてさらに気をつけなければならない注意点が2つあります。
その3点をしっかり理解し、よりよい文章を練り上げていきましょう。
以下より詳しく解説していきますので、しっかりとご確認ください。
やむを得ずに取り組むのは積極性ではない
まず大事なのは能動的に行動したエピソードに関して、自分が動かないと仕方なかった状況を取り上げるのは間違いです。
それは積極性ではありません。
あくまで自分自身の明確な意志で、他者が避けるようなことでも進んで行う性質であることを、アピールしましょう。
明確な意志があると示すことが、大切なポイントになります。
私の強みはみんながやりたがらないことも引き受ける、積極性があることです。
学生時代にテニスサークルに所属していました。
そのときに会計をする人も必要でしたが、誰も手をあげませんでした。
その空気がとても重く耐えきれず、私が引き受けようと決意をしました。
これではやってみようという前向きな意思がなく、押し負けて引き受けた印象を受けます。
むしろ必要がなければ動かない人なのではと考えられてしまい、マイナスポイントです。
誰も引き受けなかったところから、自分が頑張ってやり遂げようという面が見えれば、よいエピソードとなるでしょう。
選考では一貫性を意識して積極性があるように振舞う
積極性は話している態度にも出てくるものです。
積極性のある人は、明るくはきはきとした態度で気持ちがよく、周りの士気を向上させる傾向があります。
緊張をしているからといって、うつむきがちな消極的な態度で面接に臨むと、話していることに信憑性がなくなってしまいます。
また面接だけでなく、選考でディスカッションなどが行われた場合は、特にそこで積極性が示せるようしましょう。
周りの意見をしっかり聞いたうえで、自分の考えをしっかりいえるようにしましょう。
アピールしたこととやっていることに、一貫性をもたせることが非常に大切です。
ディスカッションの場合は、特に注意すべきポイントがあります。
自分の意見だけを真っ先にいうことが、積極性ではないことです。
周りの意見もきちんと聞き、そのうえで率先して臆せず意見を述べるようにすることが大事です。
そしてまとめ役をさりげなく買って出るなども、好印象を与えるポイントになります。
積極性が表れたエピソードを複数用意する
積極性が表れたエピソードは1つでなく、複数用意するようにしましょう。
企業が採用したいと考えるのは特定の分野にのみ積極的な人材ではなく、何に関しても積極性を持って取り組める人材です。
1つのエピソードだけに積極性が表れていて、他のエピソードではあまり積極性が感じられないと評価されてしまうと、自己PRとしての説得力に欠けます。
さらに、本当に積極性を備えているのかと疑われてしまうかもしれません。
ガクチカや強み、志望動機、将来ビジョン、就活軸などすべてのエピソードにおいて、積極性があるという印象を与えられるように意識しましょう。
また、自身の弱みについて話す際に、チャレンジ精神の低さなどについて話すと積極性がないと判断されかねないので、注意してエピソードを選ぶようにしてください。
【自己PRで積極性をアピール】自己PRの書き方とポイント
ここでは自己PRの書き方を学んでおきましょう。
6つの要素をきちんと押さえて文章を組み立てていくと、うまくいきます。
6つの要素に沿って自分のアピールを書き上げていきましょう。
→この場合は積極性があることをわかりやすく簡潔に伝える
②発揮したエピソード
→その強みが発揮できたエピソードを導入する
③課題
→その出来事の課題や問題点を示す
④解決策
→その問題点・課題に対して、自分が行った解決方法を詳しく述べる
⑤結果
→どう解決できたのか、結果どうなったかを述べる
⑥会社にどう貢献できるか
→こういった強み、経験からこれから会社にどう貢献できるかを語る
最後会社で貢献ができることを語るために、エピソードをつなげていきましょう。
そのためには自分が部活チームやアルバイトグループや、ゼミのチームで果たした役割に関して、積極性を示せたエピソードを探してみてください。
結論は短く印象的な表現で伝える
自己PRを書く際に重要となるのは「結論は短く印象的な表現で伝える」ということです。
まず、長々と結論を書いてしまうと、採用担当者の印象には残りづらいです。
そもそも結論が長い話は社会人としてふさわしくなく、話の要点をまとめる能力がないとみなされてしまう可能性すらあります。
ですから、簡潔かつ端的な表現を選ぶように心がけましょう。
しかし、ここで「私の強みは積極性です」などと書いてしまうと個性に欠け、間違いなく採用担当者に自分を印象付けることはできません。
印象的な文章にするために、無理してキャッチーな言葉を使う必要はありませんが、ある程度の具体性を持たせた方が読み手の目には留まりやすいです。
「どんな経験から培ったどんな積極性か」ということが伝わるように心がけましょう。
エピソードを具体的に伝える
抽象的なエピソードは説得力に欠けるので、できるだけ具体的に説明することを心がけましょう。
積極性がどれほどあるかの説得力は、エピソードの内容がいかに具体的でリアルであるかという点に左右されます。
まず、自身の強みが発揮されたのはどのような場面だったのかについてです。
次に、その過程で発生した課題とその捉え方です。
どのような行動を起こして課題を解決し、どのような結果を残すことができたのかを伝えましょう。
また、過去の経験で発揮した積極性を入社後にどう活かすつもりなのかも重要です。
これらの要素が、具体的かつリアルに伝わるような文章を作成しましょう。
積極性を身につけるに至ったきっかけについても触れられると、さらに説得力を持たせることができます。
企業にどう貢献するかを明確にする
もう1つ重要となるポイントは、自分が企業にどのように貢献できるかを明確にすることです。
積極性が強みであることを採用担当者に十分アピールできたとしても、それは学生レベルの強みに過ぎません。
企業が採用を決める基準の1つとして、応募者が入社後に活躍するイメージを抱くことができるかどうかが挙げられます。
今できること以上に、入社してから何ができるかが重要となるのです。
積極性という強みを社会人レベルにまで引き上げるためには、志望する企業でそれをどう活かし、どう貢献できるかということを明確に伝える必要があります。
自分の可能性と伸びしろをどれほどアピールできるかが、採用の合否において最も重要なポイントになると言えるでしょう。
【自己PRで積極性をアピール】例文を5つ紹介
最後に自己PRで積極性がアピールできる例文を、3つ紹介していきます。
採用されるように、まず企業側が必要としている人材を理解することが大切です。
それを理解したうえで、自分が企業の求める人材であると語れるエピソードを考えましょう。
そして上記にあげた6つの要素に従って、自己PRの文章を組み立てていきましょう。
例文に似たような状況が見つけられなくても、解説を参考に作り上げてみてください。
例文①困難な状況でも前向きに行動できる積極性
私は大学生のころ、サッカー部に所属していました。
2年生のある大会で私は怪我をしてしまい、試合に出られなくなってしまったのです。
その大会に向けて努力を続けてきたので大変落ち込んでしまい、もう部活も辞めてしまおうとも考えました。
しかし大会に向けて頑張るみんなの姿を見て、それではダメだと思い直しました。
まだまだ諦めるには早いと感じたのです。
怪我に焦ることもありましたが、冷静に自分は今何ができるか考えました。
地道な筋トレと頑張っている仲間のサポートに徹することに決めたのです。
その結果チームのみんな、そしてコーチの信頼を得られたうえに、次期キャプテンとして推薦され引き受けました。
自分自身にとっても筋トレを怠らなかったこともあり、怪我が完治したときはレギュラーにも選ばれました。
この姿勢を活かして貴社でも周りの状況をきちんと判断し、自ら課題を設定して常に自主的に取り組み、期待以上の結果を得られるよう努力していきたいと思っています。
困難に陥っても冷静に物事を考え自分の今やるべきことや、やることで自分の成長につながっていくことを、前向きに行動できるとアピールします。
そうしたことが会社の仕事にも活かせることを語り、自分の強みを強調しましょう。
例文②周囲が嫌がることを引き受けてやり遂げる積極性
大学時代、私は部員数が100人を超えるテニスサークルに所属していました。
そのサークルで運営していくために会計が必要になったのです。
考えるだけで大変な業務なので誰もやりたがらなかったのですが、挑戦してみようと思い立候補しました。
お金を扱うため非常に気をつかう役割なうえ、みんなの意見を聞いてうまくやりくりするのも非常に大変でした。
みんなの意見を取りまとめ、揉めないように気遣いながら節約もしました。
結果1円の赤字を出さずクレームも出ることなく、みんなには「充実した活動ができた」と次の年も引き続き会計をお願いされたのです。
この積極性を活かし貴社でも、人が嫌がる仕事でも何事にもチャレンジだと考え、頑張って取り組んでいきたいと思います。
そして最後までやり遂げ、結果を出したいと考えています。
ほかの人が避けがちなことも自分の前向きな意志をもって引き受ける積極性をもち、そして結果が出たことをアピールしている文です。
同じようなことが仕事をするうえでも、活かしていけることを語りましょう。
例文③主体的に動くことで周囲の士気を上げる積極性
私は大学生時代、バレーボール部に所属していました。
ある日大事な大会でとても勝てない相手との対戦が決まってしまったのです。
みんなもうダメだと、戦う前から負けた顔をしていました。
しかし私は負けず嫌いで諦めることが大嫌いだったので、翌日から朝の自主練を始めたのです。
そしてみんなにも声をかけました。
まだ諦めるのは早いと言い続け、朝練も続けました。
そうすると次第にみんなが朝練に参加するようになり、少しずつやる気が出てよい雰囲気ができあがっていったのです。
結果明るく楽しく練習ができたうえに、全員がレベルアップできました。
試合には負けてしまいましたが、みんなのすがすがしい笑顔が忘れられません。
貴社でもこの積極性を活かして、自分が率先して取り組むことで周りのモチベーションもあげていきたいと思います。
チーム全体でよい雰囲気で、今度はよい結果をつかみ取れるよう頑張っていきます。
ほかの人が諦めてしまうことでも諦めず、前向きに努力をしてみんなの士気を上げる行動ができるとアピールする文です。
仕事でも同じ姿勢で臨み、今度はよい結果につながるようにと意欲を示しましょう。
例文④新しいことにチャレンジする積極性
私の最大の強みは新しいことに対する積極的なチャレンジ精神です。
大学の学祭で外国人タレントを招き、一人でも多くの学生に楽しんでもらうべく、ライブイベントを開催したことがあります。
当時は外国のアーティストとのコミュニケーションや、ビザの手続き、技術的なサポートなど多くの困難がありました。
しかしそれをチャレンジと捉え、チームメンバーと共に解決策を見つけ、イベントを成功させました。
この経験から私は新しいチャレンジを楽しむと同時に計画性や協調性も大切にし、困難な状況でも冷静に分析し、効果的な解決法を見つける力を身につけました。
感性と創造力を持って取り組みながらも、リスク管理と冷静な分析を怠らず、企業価値の向上と共に、新しい価値を創造していきたいと考えています。
私のこの強みが貴社に新しい風をもたらし、更なる発展に寄与できると考えております。
例文⑤目標に向かって行動できる積極性
私の強みは「目標に向かって積極的に行動する力」です。
具体的なエピソードとして、TOEICのスコアを600点から900点へと大幅に向上させた経験があります。
初めてTOEICを受験した際、私のスコアは600点でした。
留学に挑戦したいと考えており、大学の補助が出る基準が900点とされていました。
そのため900点を目標に自身の現状を見つめ直し、勉強に励みました。
まず、大学のネイティブ講師と積極的に話し、リスニングスキルを磨きました。
また、日常生活でできるだけ英語を使うよう心がけ、YouTubeで英語のニュースを聞く、外国の友人と英語でコミュニケーションをとるなど、常に英語を身近に感じ、自然と身につく環境を自分自身で作りました。
結果、1年後の受験で目標であった900点を達成することができ、補助を受け留学に行くことが叶いました。
入社後もこの「目標に対する行動力」を存分に発揮し、貴社に貢献します。
どんなに困難な課題も具体的な目標を設定し、その達成のために計画的かつ積極的に取り組むことで、必ず結果を出します。
私が追い求める目標の実現が、貴社の更なる発展に寄与すると信じております。
不安な時は添削してもらおう
自己PRをより良いものにするために、友人や先輩、就職エージェントや大学のキャリアセンターなどでESを添削してもらうことをおすすめします。
特にジョブコミットではアドバイザーが専属であなたのサポートをしてくれる上に、面接対策を何度でも実施してくれるので、実践的な面接練習ができます。
「就活相談に本気に向き合ってくれる会社」というアンケートでも3年連続で1位に選ばれるなど、非常に信頼性が高いので、安心してESの添削も任せられるでしょう。
まとめ
今回は面接の自己PRで積極性をアピールすると決めた方に向けて、その方法と注意点を解説していきました。
自分のよさを企業側にわかってもらうためにも自己PRは必要ですが、企業に必要な人だと思ってもらうことが一番の目的です。
企業が求める積極性をきちんと理解し、それに応えるようなエピソードを用意しておきましょう。 ぜひとも3つの例文を参考にして、採用を勝ち取ってください。