【例文9選】サークル経験で受かるガクチカを作ろう!構成や注意点を徹底解説!

【例文9選】サークル経験で受かるガクチカを作ろう!構成や注意点を徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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はじめに

就職活動でエントリーシート記入の際や、面接の際に質問される「ガクチカ」は企業へ自分をアピールするための重要な項目です。

企業側は就活生のガクチカから、学生がどのような活動を行ってきたのか、課題や目標にどう向き合ってきたのかなどを評価し、その学生が自社で活躍できるような人材かどうか判断します。

この記事では、サークル経験をガクチカとして使いたいと考えている学生へ書き方や注意点を解説します。

この記事を読んでわかること

・サークル経験はガクチカで有利になるのか
・サークル代表はガクチカで有利になるのか
・サークル経験でガクチカを書く際の構成・注意点

この記事をおすすめしたい人

・サークル経験をガクチカにしたい人
・正しくポイントをおさえて効果的なガクチカを作りたい人
・サークル経験をガクチカに選考を突破したい人

【サークル経験をガクチカに】ガクチカとは

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略で、就職活動において重要なエピソードの一つです。企業はエントリーシートや面接を通じて、学生がどのような活動に力を注ぎ、その過程でどのような成果を得たのかを確認します。

特にサークル活動は、多くの学生にとってガクチカの一部として選ばれることが多いテーマです。

サークルは自主的に選び、長期間活動するため、リーダーシップや協調性、問題解決能力などの評価ポイントをアピールしやすい特徴があります。

ガクチカを書く際には、具体的な活動内容だけでなく、その過程で直面した課題やそれをどう克服したか、またその経験から得た学びをしっかり伝えることが重要です。

【サークル経験をガクチカに】企業がガクチカを聞く理由

そもそも、なぜガクチカが就活における定番の質問となっているのかご存じですか。

その目的はいくつかありますが「どのような可能性を秘めている人材なのかを確かめる」という目的が共通してあげられます。

エピソードを通じて、自社で働く姿をイメージしてもらえるかどうかが、選考突破のカギとなるでしょう。

志望企業の選考を突破するには、企業がガクチカを重視する目的について認識し、それに沿った内容にまとめなければなりません。

以下で、企業の意図について、さらに解説します。

入社に対する熱意を確認するため

企業がガクチカについて聞くのには、入社への熱意がどれくらいかを見極める意味があります。

「学生時代のエピソードと企業に対する熱意には、一体なんの関係があるのか」と、不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、企業側にとっては、就活生が作成したガクチカの文章は、どれだけ自社に興味をもって志望しているかの判断材料となるのです。

これまでに何度も新卒の採用に携わってきた人事担当者が目を通せば、内容から自社に対する本気度は十分伝わります。

もちろん、企業側としては、本当に熱意がある人材を集めたいと考えており、それを実行するのが人事担当者の使命です。

人事担当者の目に留まるよう、企業への熱意が伝わる文章にすることを心掛けましょう。

自社にマッチする人材か確認するため

就職希望者が自社の雰囲気にマッチする人材かどうかを確かめることも、企業側がガクチカについて質問する理由の1つです。

採用の段階でそういった人材を発掘することが、人事担当者の役目であり、そうでないと入社後のミスマッチによる早期退職を招くおそれがあります。

そういったことを避けるために、その内容から、あなたが学生時代は何に没頭してきたのか、どのように努力してきたのかを知らなければなりません。

その就活生が掲げた目標やそれに向かって努力した過程には、その人柄がにじみ出ます。

努力する間に生まれた、かっ藤などからも、どのようなことを行動の指針にしてきたのかがわかるでしょう。

そこから、その就活生が自社の社風にあった人材かどうかを判断するのです。

成功までの過程を知るため

企業側は、ガクチカを通して、成功するまでの過程を知ろうとしています。

そこからは、その人のもっている課題解決能力が浮かび上がってくるからです。

仕事をするうえでも必ず課題はあり、それを解決するための力があるかどうかは、社会人として重要なことです。

目的を設定して、その達成のための取り組みを行う際、必ず乗り越えなければならない課題が出現します。

企業が興味をもっているのは、どのように対処して目標を達成したのかという試行錯誤の過程です。

その就活生がもっている課題解決能力を把握するためには、目標の内容というよりは、達成のために何を考え、どのように動いたかを知らなければなりません。

そう考えると、潜在的な課題解決能力をはかるのにぴったりのテーマなのです。

【サークル経験をガクチカに】サークル代表の経験ってガクチカで有利?

サークルの代表として活動していたこと以外に特別な経験をしたことがない学生は、代表としての経験でガクチカを作りたいでしょう。

また、サークル代表としての経験が就活において有利になるのか、気になっていることかと思います。

サークル代表の経験自体は特段有利であるとは断定は難しいです。

これは「サークル代表のエピソード」に限らず、どんな内容であっても有利なものは存在しなく、ガクチカにおいて大切なのは、その経験の中で何を学んだのか、目標や困難に対してどのような姿勢でアクションを起こしたのかという事です。

サークル代表としてのエピソードをしっかりと深掘りし、自分らしさを盛り込むことができれば、高評価につなげることが十分に可能です。

ただ単に代表を務めたというだけでなく、代表としての活動で何を行い、そこから何を学んだのかを掘り下げましょう。

そうすることで、サークル代表として培った主体性やリーダーシップなどを企業へアピールできます。

所属しているサークルの良し悪しはない

所属しているサークルによってガクチカが就活に有利・不利になることはなく、ガクチカとしてもきちんと使えます。

よく運動部系サークルに所属していると、ガクチカが有利という噂を耳にします。

運動部特有の気質が企業の求める人間性にマッチしているからというのが理由の1つですが、実際には運動部文化部に関係なくガクチカとしてアピール可能です。

ガクチカで取り上げるサークルの規模や活動内容は、さほど企業へのアピールに影響しません。

よくガクチカでサークル活動についてくわしく説明する人もいますが、企業が聞きたいことは活動内容ではありません。

企業にアピールするために、サークル活動でピックアップすべきことはほかにあるということを忘れないようにしましょう。

【サークル経験をガクチカに】サークルをガクチカにするメリット

単なるサークル活動や他の内容ではなく、サークル経験をガクチカにするメリットには何があるのでしょうか。

ここではサークルで代表を務めた経験をガクチカにするメリットを3つ紹介していきます。

差別化を図ることができる

1つ目に、差別化を図ることができるというメリットが挙げられます。

サークル活動をガクチカにするという就活生は他にも多くいます。

また、サークル活動と言ってもただ活動していただけの人やたまに参加していただけの人など様々です。

しかし、サークルで代表を務めた経験は誰もが経験できることではなく、任されるためには周りのメンバーからの信頼や人望が必要不可欠となります。なので、その時点で大きな差別化を図ることができるのです。

こういった背景から、面接官の印象にも残りやすいため、サークル代表をガクチカにするのは大きなメリットであるといえます。

組織内での自分をアピールしやすい

2つ目に、組織内での自分をアピールしやすいというメリットが挙げられます。

多くの企業はガクチカから就活生の人柄を聞き出そうとします。

そこで、サークルで代表を務めた経験をガクチカに用いることで、サークルという組織の中で自分がどのような存在なのか、どのように振舞っているのか、どのような立場なのかを効果的にアピールすることができるのです。

サークルでの部活動でも企業でも、何かしらのポジションがあることが多いです。

なので、例えば具体的なエピソードを聞くことで、サークル内でどのようなポジションでどのような存在なのか、就活生のポテンシャルがどの程度で、入社後どの程度活躍できそうかが予測できてしまいます。

こういった背景から、面接官にもアピールしやすいため、サークルで代表を務めた経験をガクチカにするのは大きなメリットであるといえます。

内容が面接官に伝わりやすい

3つ目に、内容が面接官に伝わりやすいというメリットが挙げられます。

サークル活動は、面接官に非常に伝わりやすい話題の一つです。

なぜなら、担当面接官も大学時代にサークル活動を経験しているケースが多いためです。

大学時代があった、大学時代にサークルに所属していた経験のある面接官の場合、サークルで代表を務めた経験をガクチカとして話してもイメージが湧きやすく、伝わりやすいものとなります。

面接では、お互い初対面という状態で自分をアピールしていかなくてはならないため、伝わりやすいという点は非常に重要です。

こういった背景から、面接官にもアピールしやすいため、サークルで代表を務めた経験をガクチカにするのは大きなメリットであると言えます。

【サークル経験をガクチカに】サークル経験のアピールポイント

サークル活動経験に対してしっかりと深掘りをすることでさまざまなことを企業側へアピールできます。

企業もサークルも、特定の目的をもって活動する組織であるため、共通する点は多いです。

そのため企業側は、学生がサークル活動で得た経験や学びを自社の活動に結びつけやすいのです。

ここでは、サークルの経験を用いてアピールできるポイントを紹介します。

チームワーク

サークルにおける周囲と協力した取り組みは、面接で積極的に伝えたいアピールポイントです。

会社での仕事はほとんど周囲と協力して行います。

基本的に個人で動いているような会社も、業績の点ではすべての社員同士が協力して売り上げを築き上げます。

事務であっても社内での業務が円滑に進むように全体を大きくサポートする役割があるのです。

つまり、会社において1人で仕事をこなすという場面は皆無に等しく、すべて周囲と手を取り合いながら業務を遂行しているのです。

また、学生にとってもサークルのガクチカで周囲と協力したエピソードは探しやすいでしょう。

なぜなら、サークルの取り組み内容そのものが周囲と協力することだからです。

マネジメント力

サークルの経験はマネジメント力をアピールできます。

先ほども説明しましたが、サークルで代表を務めた経験は誰でも話せる内容ではなく、マネジメント力をアピールしたい人にとっては非常に効果的となります。

面接官にも大勢のサークルメンバーをまとめていたから、マネジメント力のある人材であるとポジティブな印象を与えることができます。

またそれに付随して、コミュニケーション能力、協調性等も兼ね備えていることをアピールできます。

サークルで代表を務めた経験がある人は、是非マネジメント力をアピールしてみるとよいでしょう。

主体性

サークルの経験は主体性をアピールできます。

サークルの代表は活動においての目標や、課題などに対して積極的な行動をすることが必要です。

たとえば新入生歓迎会を開催するとした場合、開催する場所や日程、費用などを決める必要があります。

ほかの学生に任せる場合もありますが、その際も誰に何を任せるのか自ら決める必要があり、主体性が求められることに変わりありません。

このようにサークル活動ではさまざまな場面において主体性が求められるため、その経験を企業へアピールできます。

ベンチャー企業にはチャレンジ精神が旺盛で、失敗をおそれない人材が好まれます。

そのため、主体性をもっていろいろなことへ積極的に行動する人物が採用される傾向にあります。

リーダーシップ

サークルの経験はリーダーシップをアピールできます。

企業では自分1人で行動していまう身勝手な人材は求められません。

部署やチームのように、複数人で動くため、メンバーをまとめ率先して行動できるリーダーシップのある人材が求められます。

サークルの代表はサークルを運営していくなかで、誰に何を任せるのかを考え、指示する必要があります。

また、メンバーの意見を聞き、活動へ反映させることも必要です。

特に、規模の大きいサークルの代表はまとめるメンバーの数が多い分、代表のリーダーシップ能力が問われます。

活動頻度が多いサークルや1つの活動に限らず、活動の幅が多岐にわたるサークルの代表を務める学生もまた、高いリーダーシップを問われます。

サークル代表の経験をしっかりと深堀することで、自分主導で行動し、周囲を巻き込んで物事を進めるリーダーシップのアピールができるのです。

協調性

サークル活動では、多様なメンバーと協力して目標を達成するために協調性が不可欠です。

意見の違うメンバー間で調整し、全員が納得する方向へ導くことで、チーム全体の士気を高めることができます。

また、コミュニケーションを通じて信頼関係を築くことで、円滑な活動運営が可能になります。

この協調性は、職場でのチームワークや他部署との連携にも役立つスキルです。

問題解決能力

サークル活動中に直面する課題に対して、迅速に問題を見極め、解決策を導く問題解決能力も重要です。

限られたリソースを活用して解決策を実行し、メンバーと協力して問題に取り組む姿勢は、リーダーシップや戦略的思考をアピールする大きなポイントとなります。

このスキルは、仕事においても課題を乗り越え、成果を出すために活かせます。

やり抜く力・グリッド力

サークル活動を通し、身につけたことで企業にアピールできることの1つがグリット力です。

グリッドとは、アメリカの心理学者で、ペンシルヴァニア大学教授であるアンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱した、成功する人に共通する特徴のことです。

闘志(ガッツ)・粘り強さ(レジリエンス)・自発(イニシアチブ)・執念(テナシティ)の頭文字を取ってグリットと呼ばれています。

グリットは生まれもった才能や能力ではなく、自分で身につけられる力です。

そのため、サークル活動にどれだけ熱意をもって取り組んだか、そして活動を通しどんなことが身についたのかアピールすることで、自分が仕事に熱心に取り組む姿勢があることを伝えられます。

【サークル経験をガクチカに】ガクチカを書く際のおすすめの構成

続いて、ガクチカを書く際のおすすめの構成についても紹介します。

以下の構成に沿って作成すれば、サークルだけでなく、どのような題材をガクチカに活用する場合にも良い印象を与えられる、質の高い文章になるはずです。

ぜひこの記事でこの構成をマスターしてください。

結論

「私が学生時代に打ち込んだことは〇〇です」と結論を簡潔に述べましょう。

結論を最初に明確にすることで、採用担当者が文章の主旨をすぐに理解でき、次の内容に集中できます。

また、できる限り具体的な活動名や成果を含めることで説得力を高めることができます。

例えば「部活動での全国大会出場」「アルバイトでの売上向上」「学内プロジェクトでの新規企画立案」など、具体的に記述することを推奨します。

まずは「あなたが何に取り組んだのか」を明確に理解してもらうことを心がけましょう。

エピソード

次に、取り組んだ活動とそのきっかけや過程を具体的に述べましょう。

自分がどのような状況で努力を重ねたのかを伝えるため、リアルな描写を心がけることを推奨します。

また、数値やデータを活用すると説得力がさらに増します。

例えば「半年間で売上を20%向上させた」「参加者数を倍増させたイベントを企画した」など、具体的な成果を数値化することで、文章に信憑性が増すでしょう。

また、他人からの評価や感謝の言葉があれば、それも積極的に盛り込むと良いです。

これにより「単なる自己評価」ではなく「客観的な裏付けのある実績」としてアピールできます。

得られた学び

エピソードを通じて自分が何を学び、どのように成長したのかを具体的に述べることも重要です。

自分の強みや価値観を伝えることを心がけましょう。

例えば「目標に向けて継続的に努力する姿勢を学んだ」「チームでの意見調整を通じて協調性の重要性を実感した」など、自分の成長ポイントを明確に記述すると良い印象を与えられます。

また、その経験がどのように現在の自分の行動や考え方に影響を与えているのかにも触れると、文章に深みが生まれます。

事実を列挙して終わりではなく、自分がどのように成長したのかを分かりやすく説明することが重要です。

どう貢献できるか

最後に、その得られた学びや強みを入社後にどのように活かせるかを明確に示して文章を締めくくりましょう。

企業が求める人物像やスキルをしっかりと把握して、まさに自分がその人物像に合致しており、スキルを持ち合わせている人物であることを強調すると良いです。

例えば「チームの目標達成に向けて積極的に意見を発信することで、プロジェクトに貢献できる」「営業職として顧客との信頼関係構築に活かせる」など、具体的な貢献内容を提示しましょう。

また、企業研究の成果を盛り込むことで「この人はモチベーションが高く、しっかりと企業研究をしてきているな」という印象を与えることも可能です。

特にベンチャー企業はモチベーションの高さを重視しているため「他の企業ではなく、御社/貴社だからこそ入社したいと思っているのです」と伝わるような書き方を心がけましょう。

【サークル経験をガクチカに】人事ウケ抜群のガクチカサークルのポイント

続いてはサークル経験をガクチカとしてアピールするにあたって意識するべきポイントについても詳しく紹介していきます。

下記の点を意識した上で作成したガクチカと、そうでないガクチカでは企業に対して与える印象も大きく異なってきます。

重要なポイントを抑えた上で作成し、企業にとって魅力的な文章を作成することを心がけましょう。

1.伝えたいことを1つに絞る

伝えたいことを明確にするというのも、サークルのガクチカを作成する上で非常に重要なポイントです。

テーマを決めずに、いきなりガクチカ作成に取り掛かってしまうと、何が書きたいのかわからずに時間がかかってしまう上に、正しいテーマを選べない場合もあります。

自分のガクチカの作成の目的がわからないまま書いた文章は、企業の採用担当者も理解できないことが多いです。

それは、そもそも自分が分かっていないからです。

そこで、まずはガクチカを通して最終的に何が言いたいのか、どのようなポイントを強調したいのかを先に箇条書きでも良いのでまとめておきましょう。

その箇条書きを参考に、与えられた文字数の中で、構成を意識しつつ、分かりやすい文章を作成していけば、必ず企業の採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。

2.得られた結果を明確にする

得られた結果を明確にするというのもサークルのガクチカを作成する上で非常に重要なポイントです。

最終的にどのような結果が得られたのか述べなければ、あなたのガクチカが結局どのような結果を結んだのかあまりわからず、不完全燃焼な印象を与えてしまいます。

ガクチカで最も優先されることは結果ではないのですが、「触れないということは、何か後ろめたいことがあるのでは?」と思われてしまう可能性もあります。

そこで、結果を明確にしつつ、その過程で何を得られたのかわかるような文章を作成していくことが重要です。

これにより、内容がはっきりとし、抑揚ができるので、分かりやすくなることでしょう。

3.読む人を意識する

これはガクチカだけでなく志望動機や自己PRなどにも当てはまることですが、読む人を意識した上で思いやった文章を作成していきましょう。

ただ自分のアピールしたい、伝えたいという意欲ばかりが前面に出てしまう、専門用語ばかりの文章はとっつきにくいものです。

あなたがいかにサークルで努力をしてきて、それをアピールしたいのかは伝わるでしょうが、専門用語ばかりだと何の話か分かりません。

そして専門用語ばかり用いる人は「普通の人は専門用語を理解できない」ということを考えられない、つまり「客観性が全くない人物である」と思われてしまう可能性があります。

よって、読む人を意識していない、ひとりよがりな文章はマイナスな印象を与えてしまう可能性が非常に高いのです。

4.社風に合うような内容にする

サークル経験を活かしたガクチカの作成の際、応募先企業の社風に合わせた内容にすることが肝心です。

ガクチカは何でも良いという訳ではありません。

自分が価値を感じたり、何かを身に着けたと思っても、それが志望企業の社風や求めるものとマッチしていないと内定は難しいです。

例えば、ベンチャーやスタートアップ企業を受ける際には、伝統を重んじる経験を強調するのは避けた方がよいでしょう。

これらの企業は革新的で柔軟な思考を求めることが多いため、例えばサークル活動での創造的な取り組みや柔軟な対応力をアピールする方が適切です。

特に面接では、自身の経験が企業の求めるスキルや価値観とどう連動するかを示すことが大切ということを改めて意識しましょう。

5.役職にこだわらない

サークルの経験をガクチカにする際、ふと「自分は特に何かしらの役職を与えられていたわけではない」と途方に暮れる学生がいます。

なかにはエピソードに箔をつけるため、無理に役職をつけてしまうような人もいるでしょう。

しかし、役職がついていたからといって、ガクチカにおける信頼性や評価は一切上がりません。

大事なのは、物事の考え方と実際の行動、目標や課題に対する向き合い方です。

この手の失敗をしてしまう人は、ガクチカにおける成果や結果が輝かしいものでなければならないという考え方があるのでしょう。

もちろん、自分の取り組みで何かしらの成果があがることは非常に重要ですが、大事なのはあなた自身のポテンシャルを面接官に伝えることです。

自身の魅力をどうやって伝えるか考え方をシフトさせましょう。

重要なのはチームの中での立ち回り方

サークル経験で重要なのは、役職ではなくチーム内で自分がどう立ち回ったかという経験です。

企業側からすると、ガクチカで知りたいのは役職の有無ではありません。

もちろん役職についていることで、ほかの人ではできない経験をしているという点では有利な面もあります。

だからといって、役職についていないから何もできていない人というわけではありません。

役職についていなくても、チーム内で自分がどう立ち回りチームに貢献したかという経験があれば、大きな強みになります。

全員がフルコミットで事業に取り組む姿勢を求められるため、サークル活動で自分がどうチームに貢献できるか考えて行動していたという経験は、強いアピールになります。

6.面接で使われることも意識する

ガクチカの内容については、企業の採用担当者が興味を持った場合、面接で使われる可能性があるということも意識して上で作成しましょう。

「完成したから、もうそれでいいや」というわけではなく、ガクチカについてさらに深掘りした質問をされる可能性があるということを念頭に置いた上で、内容をある程度覚えておけると良いでしょう。

熱心に考えて作成したガクチカですから、ある程度内容は覚えているかもしれませんが、提出からしばらく経つと、内容を忘れてしまうこともあります。

そこで、簡単に自分がどのようなことを書いたのか、面接前に箇条書きでもいいので思い出し、書いておくと良いでしょう。

これにより、質問に対して適切に回答することができ、面接でも良い印象を与えられる可能性が高まります。

7.結論から始める

結論から始めるガクチカは往々にして高く評価される傾向にあります。

就活の時期になると、どの企業も複数のESを読むことになります。

当然ガクチカだけではなく、志望動機や自己PRなど、さまざまな文章を読まなければならないので、全て最初から最後まで隈なく読むことは不可能です。

そこで結論から始めることで、ある程度冒頭で内容を判断できます。

最初の文章で結論を述べることで、その後の内容を読む際も、結論を念頭において読んでもらうことができるでしょう。

結論が結局何なのかわからない文章はマイナスなイメージを与えてしまいますし、あなたの魅力が伝わらなくなってしまいます。

よって、結論から始めることを重視して取り組んでいきましょう。

【サークル経験をガクチカに】サークル経験でガクチカを作る際の注意点

サークル代表としての経験でガクチカを作る際、何をどのように書いていいのかわからないと悩む学生も多いでしょう。

サークルの活動はさまざまなことを行います。

特に代表という立場はほかのメンバーよりもいろいろな経験をしているため、何から書けばよいのか悩むのも無理ありません。

ガクチカを書く際は、企業に対して自分が企業に利益をもたらす存在だとアピールする必要があります。

そのためただ代表としての思い出や、印象に残った出来事を書くだけでは企業への有効なアピールになりません。

ここでは効果的なガクチカを作るにあたっての注意点を紹介します。

役職は評価の対象ではない

注意点の1つ目は、「代表という役職は評価の対象ではない」という点です。

企業側としては、就活生がサークルの代表を務めていたからといって、特別に高評価をすることはありません。

日本にはたくさんの大学が存在し、大学には大小さまざまなサークルが存在しています。

部員が数名程度というサークルも珍しくないですし、そのようなサークルだと、代表を務める可能性は必然的に高くなります。

つまり、代表という役職そのものに特別性はありません。

そのため、ガクチカを作る際に役職をアピールすることに重きを置いてしまうと、よりよいアピールができず印象の薄いものになってしまいます。

効果的なガクチカを書くために、まず目標・課題に向けてどのように考えたのかを書くようにしましょう。

そうすることで、物事に対する考え方やとらえ方を伝えることができます。

具体的に何に取り組んだのかを書くようにしましょう。

会社では考えやアイデアがどんなによいものでも、それを行動に移さなければ意味がありません。

実際に何に取り組んだのかをアピールすれば、その人の積極性や主体性をアピールできます。

結果や役割の紹介にならないようにする

注意点の2つ目は、「サークル活動での結果や役割の紹介にならないようにする」という点です。

企業が重視しているのは、サークルでの結果や役割ではありません。

たとえば、フットサルサークルでリーグ優勝をしたからといって、一般的な会社でそのフットサルの能力を発揮する機会はほとんどありません。

応募先の企業と直接関係のある結果を残している場合や、全国大会で優勝したなどの場合は企業側もそれを評価することが考えられます。

しかし、ほとんどの場合、サークル活動の結果が採用の決め手になることはありません。

新卒の就活では「ポテンシャル採用」という言葉があるくらいで、企業側が重要視しているのはその就活生の人柄やモチベーションの源泉です。

企業側は新卒で入社する学生へ、長期的に活躍してほしいと考えています。

そのため、その学生が何をしてきたのかではなく、自分の会社で成長して活躍できるような人材であるかどうかが大切なのです。

ガクチカを作る際は、サークル活動の過程でどのように考え、何を学んだかを書くようにしましょう。

結果よりも過程を重視したガクチカが書ければ、自分の人間性を企業側へアピールできます。

【サークル経験をガクチカに】ガクチカの構成

ガクチカを書く際は構成を意識して書くことが大切です。

構成がよくなければ、伝えたいことが企業側へうまく伝わらず、独りよがりな文章になってしまいます。

伝えたいことをうまく伝えるという技術は社会に出てもさまざまな場面で必要です。

営業職であれば、取引先へ自社の商品等の強みをわかりやすく伝える必要がありますし、会社の内部においても上司や同僚へ意見を正確に伝える必要があります。

そのため、企業へ提出するガクチカはしっかり構成を考える必要があります。

サークル活動のガクチカ構成

結論:何に取り組んだのか
動機:なぜ取り組んだのか
目標と課題:どんな目標を掲げたか/どんな困難があったか
行動と結果:どのように取り組んだのか/取り組みの結果はどうか
学び:取り組みを通じて何を学び、今後どう活かしていくのか

まず結論を書き、結局のところ何を伝えたいのかをはっきりさせます。

そうすれば企業側はこれからなんの話をされるのかを早く知ることができ、理解しやすくなります。

逆に結論をはっきり伝えないと、結局なんの話だったのかが読み手に理解されない文章になってしまいまうのです。

結論をはっきり書いたあとに、動機、目標や課題、具体的な取り組みを書いていきましょう。

これは順を追って書けばよいですが、その際は論理が成り立つよう注意する必要はあります。

ガクチカの書き方についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみましょう。

【ガクチカ サークル】サークル活動の経験を用いたガクチカの例文

サークル活動の経験についてのガクチカ例文を紹介いたします。

ぜひ参考にガクチカを作成してみてください!

例文1:サークル×イベント運営がテーマのガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、映画研究サークルのイベント運営です。

新入生歓迎イベントの運営を任されましたが、例年、準備不足や進行の遅れで混乱が生じることが課題でした。私はこの課題を解決するため、まず、過去の運営状況を分析し、問題点を洗い出しました。具体的には、当日の役割分担が曖昧で、全員が一部の業務に集中していたことが原因でした。

そこで、事前に詳細なスケジュールと役割分担表を作成し、各メンバーが自分の役割を理解できるよう、説明会を開きました。さらに、イベント当日を想定したリハーサルを行うことで、スムーズな進行を目指しました。その結果、参加者の満足度が向上し、前年の参加者数を20%増やすことに成功しました。

この経験から、プロジェクトを円滑に進めるためには、事前準備とコミュニケーションが重要であることを学びました。今後は、こうしたスキルを活かして、業務の効率化とチームの成果向上に貢献していきたいです。

例文2:サークル×イベント企画がテーマのガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、音楽サークルでのライブイベントの企画です。

当初、私たちのサークルでは定期的にライブイベントを開催していましたが、参加者が少なく、マンネリ化していました。この状況を改善するため、私はメンバーと共に外部のバンドも招待する合同ライブを企画することを提案しました。

企画にあたって、まずは外部バンドとの調整や予算管理、集客方法の検討を行いました。SNSを活用したプロモーションや、学生向けの割引チケットを導入するなど、新しい取り組みも実施しました。その結果、イベント当日は通常の2倍以上の参加者を集め、サークルの知名度向上にも繋がりました。

この経験を通じて、企画力や柔軟な対応力、そしてメンバーと協力して目標を達成する大切さを学びました。今後、企画力を活かし、組織の発展に貢献していきたいと考えています。

例文3:サークル×立ち上げがテーマのガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、新しいスポーツサークルの立ち上げです。私は元々所属していたサークルでの活動に物足りなさを感じ、自ら新しいスポーツサークルを立ち上げることを決意しました。しかし、最初はメンバー集めに苦労し、活動資金や場所の確保といった課題にも直面しました。

これらの課題を解決するため、大学の掲示板やSNSを使った積極的なメンバー募集を行い、学内の支援制度を活用して活動資金を調達しました。また、地域の体育館を借りる交渉も行い、活動場所を確保しました。結果的に、半年で30人以上のメンバーを集め、定期的な活動ができるサークルとして確立しました。

この経験から、リーダーシップと課題解決力を身につけることができました。自分で立ち上げたサークルが活躍する姿を見たとき、大きな達成感を得ることができました。今後も、挑戦を恐れずに新しいプロジェクトを推進していきたいです。

例文4:サークル×会計がテーマのガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、サークルの会計業務です。私は学祭実行委員会で会計係を務めていましたが、サークルの財政管理がうまくいかず、毎年赤字を出している状況でした。そこで、まず過去の会計データを分析し、無駄な支出が多いことに気づきました。

改善策として、支出の削減と収入の増加に焦点を当て、会計ルールを厳格にし、支出を明確に管理する体制を整えました。また、スポンサーシップの提案を行い、地元企業からの協賛を得ることで、収入を増やすことに成功しました。その結果、2年目には赤字を解消し、サークル活動の継続を可能にしました。

この経験を通じて、財務管理の重要性と戦略的な計画の大切さを学びました。今後、企業でも同様のスキルを活かし、効率的な運営に貢献していきたいと考えています。

【サークル経験をガクチカに】サークル代表の経験を用いたガクチカの例文

サークル代表でガクチカを作成する際はエピソードの深掘りをし、自分らしさをアピールすることが大切です。

代表としての活動で伝えたいことは学生によってさまざまですが、書く際は上記で説明したように結論→動機→目標や課題→取り組み→結果→学びで構成するよう心がけましょう。

代表という役職はあまり強調せず、目標や課題に対してどのように考え、行動したのかを書くようにします。

ここではサークル代表でガクチカを書く際の例文を紹介します。

①「サークルでリーグ優勝」②「サークルの新入生歓迎会」③「サークルの参加率向上」④「サークルのイベント運営」⑤「サークルの設立」というテーマの例文を下記に紹介するので参考にしてみてください。

例文1:サークル代表×リーグ優勝がテーマのガクチカ

私は所属するバレーサークルの代表を務め、リーグ優勝を成し遂げました。
代表を務める前年の大会で準優勝という悔しい経験から、今年はどうしても優勝したいという強い思いがありました。
しかし私のサークルでは個々の技術は高いものの、チームの戦術や連携が弱いという課題があったのです。
その課題を解決するために私は、2時間の練習時間のなかで最低3回はミーティングを設けるようにしました。
そうすることで、プレーの反省ができ、つぎはこうしたほうがよいのではないかと、メンバー同士で意見を交わすことができました。
その結果、これまでできなかったような速攻技やカバーリングなどの技術が向上し、リーグ優勝を果たせたのです。
このことから私はチームで意見を交わすことの大切さや、仲間と助け合うことで個人の力の何倍もの力を生み出せると学びました。

例文2:サークル代表×新入生歓迎会がテーマのガクチカ

私は軽音楽サークルの代表を務めており、メンバー数を従来の1.7倍まで増やすことに成功しました。
所属していたサークルはメンバーが12名とあまり多くありませんでした。
たくさんの学生が所属し、さまざまな学部、学年の学生とサークル活動を楽しみたいという思いから、部員数を20名まで増やすという目標を設定したのです。
そのために、新歓を計画しました。
多くの学生に参加してもらうため、新歓のチラシを作成したり、サークルのSNSアカウントを作成したりなどして新歓情報を宣伝しました。
また、新歓に参加するだけでなく、入部してもらう必要もあります。
そのため練習風景や打ち上げの様子をビデオにまとめ、どのような活動を行っているのかを実際に見てもらいました。
その結果新歓へ18名の参加者が集まり、その結果、15名の新入生が入部したのです。
私はこのことから、目標を達成するための思考力や行動力を学べました。

例文3:サークル代表×参加率向上がテーマのガクチカ

私はバスケットサークルの代表を務めており、サークルの課題であった参加率を向上させることに成功しました。
代表を務めた当時はサークルの参加率が非常に悪く、30名いるメンバーのうち、半数しか参加していないような状況でした。
このままではリーグでよい結果を残せないと思い、参加率を上げるために幹部たちへ声をかけ、練習の参加率を80%にするという目標を設定したのです。
まずはサークル全体で話し合いを行い、メンバーが参加しやすい曜日や時間帯を把握しました。
これまで月曜日と金曜日の18:00から行っていた練習を、水曜日の20:00開始と土曜日の15:00開始へ変更したのです。
また、リーグの日程などはグループLINEで共有することを心がけ、日程が近づくと再度周知するようにしました。
その結果、メンバーの練習参加率は平均80%を超え、メンバー全員が参加する日も多くなったのです。
私はこのことから、メンバーの意見を聞き、取り入れることで組織をよりよいものにできると学びました。

例文4:サークル代表×イベント運営がテーマのガクチカ

私はフットサルサークルの代表としてイベントの運営を成功させました。
代表として新しくサークルのイベントを運営する際に、サークルのメンバーと協力をして地域のフットサルイベントを開催しました。
イベントの運営だけではなく、イベントの企画の際にはほかのサークルのイベントや、人気なイベントを参考に、何度もメンバー内でミーティングを行いました。
企画を考え実際にイベントを行う際も、イベントの運営者として全員が楽しくイベントに参加できるよう役割分担を行い、計画的にイベントを運営しました。
その結果、多くの方に参加していただけただけではなく、イベント後にまた参加したいとの声をいただき、次回の開催も決まりました。
このことから、代表として全体を動かすことの難しさや楽しさを学ぶことができました。

例文5:サークル代表×サークル設立がテーマのガクチカ

私はサークルの設立に成功し、サークルの代表者として活動しています。
私が設立したサークルはボランティアサークルです。
ボランティアサークルは他にもありましたが、ボランティアとして機能していない状態でした。
そのため、地域の人にニーズを聞いて回り、ボランティアサークルとしてどのような価値提供ができれば喜んでいただけるか、意義があるサークルになるかを考えました。
そうすることで今の地域に必要なことを知ることができ、活動を開始することができました。
最初は私と友人の3名で活動をしていましたが、今では人数が増え、サークルとして活動の幅が広がっています。
これからもサークルの設立者、代表者として活動を拡大し、みんなを引っ張れる人材でありたいです。

【サークル経験をガクチカに】サークル別ガクチカの例文

サークルでの経験が題材となったガクチカエピソード例文を紹介します。

いずれも何かしら役職がついていたわけでも、大きな成功体験が得られたようなガクチカエピソードでもありません。

むしろエピソードの内容としては普通の内容でしょう。

しかし、自分1人が頑張ったのではなく、サークルのメンバーと何かしら一緒になって成果を収めたという話です。

自分はサークルで大きな成果をあげていない、ガクチカで話せる話が何もないから不安という人はぜひ参考にしてみてください。

野球サークル副代表のガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたことは、野球サークルの副代表として、チーム内のコミュニケーションと士気を向上させたことです。

当時、私たちのサークルでは、部員同士の意見交換が少なく、練習や試合での連携が不十分な状態でした。特に、新入部員と上級生との間に距離感があり、上級生に遠慮しているメンバーが多かったため、チームとしての一体感が欠けていました。このままではチームが成長しないと感じた私は、副代表として全員が意見を言いやすく、協力し合える環境作りに取り組みました。

まず、練習後に全員が集まるミーティングを定期的に設け、意見を交わす場を作りました。ミーティングでは、プレーの改善点だけでなく、日常的な悩みやチームに対する希望についても話し合えるようにしました。また、練習外でも部員同士の交流を深めるため、食事会やイベントを企画し、年齢や立場を問わず親しくなれる環境を作り上げました。

この取り組みによって、新入部員も積極的に意見を出し、上級生とも自然にコミュニケーションが取れるようになりました。結果として、チーム全体の士気が向上し、試合での連携もスムーズになり、メンバー一人ひとりが自信を持ってプレーするようになりました。この経験を通じて、メンバーの多様な意見をまとめ、全員が協力できる環境を作る重要性を学びました。

今後もこの経験を活かし、職場でもチーム全体がより良い成果を出せるよう、コミュニケーションを大切にしながら貢献していきたいと考えています。

バスケサークルのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたことは、バスケットボールサークルでの活動です。

バスケサークルでは部員の一員として、プレーの向上だけでなくチーム全体の士気を高めることにも取り組みました。当時、私たちのサークルは部員の参加率が低く、活動が停滞している状態でした。そこで、私はキャプテンと共にサークルの再活性化を目指し、まずは練習メニューの見直しと部員同士のコミュニケーション向上に努めました。

具体的には、サークル全員が楽しみながら技術を向上できるように、レベルに応じた練習メニューを導入しました。さらに、部員同士の交流を深めるために、練習後のミーティングやイベントを積極的に企画し、練習以外でもチームの一体感を醸成しました。これにより、参加率は以前の50%から80%以上に向上し、チーム全体の士気も上がりました。

最終的には、チームの団結力が強まり、大学の大会で初めてベスト8に進出することができました。この経験を通じて、メンバー一人ひとりの声に耳を傾け、彼らが持つ力を引き出すことの重要性を学びました。この学びは、チームでの協力が必要な仕事の場面でも必ず活かせると考えています。

サッカーサークルのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたことは、サッカーサークルの戦術改善です。

私が所属していたサッカーサークルは、技術面での個々の能力は高かったものの、チームとしてまとまりがなく、試合では連携不足から思うような結果を出せないことが多々ありました。この状況を打開するため、私はサークルの副キャプテンとして、チームの戦術面とコミュニケーションの改善に取り組みました。

まず、練習中に見られた課題を分析し、特に試合中のポジション間での連携不足が勝敗に大きく影響していることに気付きました。そこで、試合ごとに戦術ミーティングを実施し、各ポジションの役割と責任を明確にしました。また、ゲームの状況に応じた判断力を養うため、練習試合の後に全員で試合の振り返りを行い、課題点と改善策を話し合う場を設けました。

さらに、メンバー間のコミュニケーションを強化するため、試合前後の時間を活用して個々のプレースタイルや考え方を共有し、全員が同じ目標に向かって協力できる環境を整えました。

その結果、チームの連携が格段に向上し、公式戦でも安定して勝利を収めることができるようになり、最終的には大学のリーグ戦で優勝を果たしました。この経験を通じて、チームの課題を見つけ出し、改善するためのリーダーシップとコミュニケーション力の重要性を学びました。

この経験で得た課題解決能力とチームマネジメント力は、仕事の場でも貢献できると確信しています。

アメフトサークルのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたことは、アメフトサークルのチーム運営改善に取り組んだことです。

アメフトサークルでは、試合ごとにメンバーのモチベーションが大きく変動し、練習の出席率にもムラがありました。特に試合に出場できないメンバーは練習への意欲が低く、チーム全体の士気に影響を与えていました。私はこの問題を解決するため、副キャプテンとして「全員が役割を持つ」チームづくりに注力しました。

まず、試合に出場するメンバーだけでなく、全員が貢献できる環境を作ることを目指しました。試合に出ないメンバーにも、練習中のサポート役やビデオ分析の担当など、重要な役割を与えることで、全員が自分の存在意義を感じられるようにしました。特に、練習のビデオを分析することで、次の試合に向けての改善点を共有し、チーム全体の戦略に生かす仕組みを作りました。また、練習後には全員でフィードバックセッションを行い、各自の役割や努力がチームにどのように貢献しているかを明確にし、メンバー同士で称賛し合う文化を育てました。これにより、試合に出ないメンバーもチームの成功に貢献していると実感し、練習の参加意欲が向上しました。

この取り組みの結果、チーム全体の士気が大幅に向上し、試合でも安定したパフォーマンスを発揮できるようになりました。最終的に、リーグ戦で3位という好成績を収めることができました。この経験を通じて、個々の役割を大切にし、全員が貢献できる環境を整えることの重要性を学びました。

今後も、この経験を活かし、どのような立場の人でもチーム全体の成果に貢献できるような職場環境を作り出していきたいと考えています。

学園祭実行委員会のガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたことは、学祭実行委員として学内最大のイベント運営に取り組んだことです。

学祭実行委員の運営統括を任された当時、私たちの学祭は来場者数が減少しており、特に地域の住民層や大学OBへのアプローチが不十分でした。また、実行委員内では、企画に対する意見が分かれ、運営が停滞していたことも課題でした。そこで私は、地域住民や大学OBを巻き込む企画の強化と、委員内の意見調整に重点を置いて取り組みました。

まず、地域の住民層や大学OBに再び学祭に足を運んでもらうために、過去の学祭参加者や大学OBに対してアンケートを実施しました。アンケート結果を基に、特に過去に好評だった企画の復活や、地域の文化に根ざした伝統的な催しを増やすことを提案し、それを学祭のメインテーマに据えました。これにより、地域に住む家族連れやOBをターゲットにしたイベントを実現しました。さらに、実行委員内の意見調整にも力を入れました。定期的なミーティングを開き、メンバー全員が意見を出しやすい雰囲気作りに努めました。意見が対立する場面では、各メンバーが担当する分野ごとの責任と自由度を明確にし、全体で方向性を統一することで、スムーズな運営を目指しました。

その結果、地域住民やOBを中心に来場者数が前年より20%増加し、学祭の盛り上がりを取り戻すことができました。この経験を通じて、多様な意見をまとめ、目的達成のためにチームを動かすリーダーシップの重要性を学びました。

今後もこの経験を活かし、プロジェクトやチーム活動で貢献していきたいと考えています。

テニスサークルのガクチカ例文

私が学生時代に力を入れたことは、テニスサークルの活動を通じて、チームの団結力を高めたことです。

私が所属していたテニスサークルは、メンバーが約100人と非常に大きな組織でした。しかし、その規模の大きさゆえに、メンバー同士の交流が少なく、サークル内でチームとしての一体感が不足しているという課題がありました。特に、学年やレベルによるグループ化が進んでおり、練習やイベントでも全員が積極的に参加する環境を作り出せていませんでした。

この状況を改善するため、私は企画担当として、全員が楽しめる環境作りに取り組みました。まず、学年やレベルに関わらず、メンバー同士が交流できる「全員参加型」の練習試合やイベントを企画しました。特に、ペアをシャッフルして異なる学年やレベルのメンバー同士でチームを組む方式を導入し、コミュニケーションを促進しました。加えて、練習後にはリフレッシュのための交流イベントを実施し、メンバーが互いに親しくなるきっかけを作りました。

これにより、以前よりも練習やイベントへの参加率が上がり、サークル内での垣根がなくなり、全員が気軽に意見交換できる雰囲気が生まれました。最終的には、サークルの活動がより活発になり、全員が積極的に協力し合う姿勢が強まりました。この経験を通じて、組織全体のコミュニケーションを活性化させ、メンバー全員が共に成長できる環境を作ることの重要性を学びました。

この経験で得たチームワークや調整力を、今後の職場でも活かし、チームの一員として貢献していきたいと考えています。

サークル長のガクチカ例文

私には、集団の団結力を深められる協調性があります。

大学のサッカーサークルに所属していましたが、毎年、新勧がうまくいかないという悩みがありました。なぜなら、毎年4月は就活で4回生が抜けてしまい、サークルの運営がおろそかになるからです。私はそんな状況に危機感をもったので、私はメンバーとのミーティングを開くことにしました。その結果、場所取りやブースへの長時間滞在がメンバーの負担になっていたことがわかります。そこでメンバーが無理なく新歓に参加できるよう、従来のやり方から大きく参加方法を変えました。みんな自分の分担ができたことで責任感が芽生え、新勧は大成功し、新入生を8人勧誘することに成功したのです。

この経験から私は御社に入ったあとも、メンバーの協調性を高めることに尽力し、仕事の成果や職場の雰囲気をよくすることに徹したいと考えています。

サークル長のガクチカ例文

大学時代、私が代表を務めていたのは演劇サークルです。

当時、新入生が不足して活動が滞っていたため、私は幹部と共に新入生を増やし、部員の参加率を上げるための様々な計画を立てました。具体的には、公演を企画し、作品作りに全員が参加することで交流を深め、演劇への関心を高める機会を作りました。また、大学のオープンキャンパスでの公演も行い、新入生へのアピールを強化しました。先輩部員と新入生がペアを組むことで、技術や知識を共有する体制も整えました。これらの努力の結果、新入生の確保や定着率が向上し、演劇サークルは再び活気を取り戻しました。

この経験から、私は困難な状況でもチームで協力し、互いを尊重して目標に向かう重要性を学びました。

演劇サークルガクチカの例文

私には、粘り強く物事を進められる忍耐強さがあります。

大学の演劇サークルでは毎年9月にOB・OGをはじめ、たくさんの人を招いて開催する公演会があります。
しかし、新型コロナウイルスの感染が懸念されたこともあり、昨年度の公演は中止となってしまいました。そこで私はリモートで公演をより多くの人に見てもらえるよう、歴代の幹部から了解を得るために走り、会場の手配やメンバーの練習を指揮しました。公演の進め方を知らないメンバーしかいませんでしたが、全員で協力し、結果的に100名ほどの視聴者に私たちの公演を見てもらえたのです。

この経験から、私は入社しても仕事と真剣に向き合い、困難に直面してもあきらめず業務の遂行に励み、会社に貢献します。

軽音サークル広報担当のガクチカ例文

私は大学時代に、軽音楽サークルの広報担当をしていました。

当時、部員数が減少していたため、新たなメンバーを募ることが急務でした。まず、サークルの活動や魅力を広く伝えるために学内の掲示板にポスターを貼りましたが、あまり効果はありませんでした。

そこで、SNSを駆使した広報にシフトしました。具体的には、日々のバンド練習の様子やセッション風景を写真で紹介し、サークルメンバーが音楽について語るライブ配信を行うなどです。その結果、サークルの認知度は飛躍的に向上し、新しいメンバーを迎えることができました。また、メンバー同士の結束も強まり、サークル活動に新たな活気が生まれました。この経験から、広報活動の重要性と、伝える情報の選び方や伝え方の重要性を学びました。

登山サークルのガクチカ例文

大学3年のとき、私は登山サークルで活動を本格化しました。

特に、軽い怪我で山登りができなかった時期に、サークルへの貢献を考えました。その当時、1年生の多くがサークル活動に乗り気ではなく、多くが退部を考えている危機的状況でした。1年生に直接話を聞いたところ、登山技術の練習ばかりで先輩との交流が少ないことが原因であることがわかりました。そこで、私は毎月2回の山小屋での懇親会やハイキングイベントを企画し、1年生との交流を深めました。また、登山練習では異なる学年や学部のメンバーとペアを組み、様々なルートや技術を学ぶようにしました。

その結果、学年や学部に関係なくメンバー同士が親しくなり、当時の1年生は誰一人退部せずに済みました。この経験から、メンバーの意見を取り入れ、多様な交流機会を設けることの重要性を学びました。

【サークル経験をガクチカに】よくある質問

ガクチカでサークルの話題を出すことに対し「はたしてこれで良いのだろうか」と心配になることもあるでしょう。

まず、誰もが役職についていたわけではありません。

内容によっては「娯楽としての要素が強く、かえって悪い印象を与えてしまうのではないか」と、話題にするのを不安に思っている方もいるでしょう。

しかし、何かしらの学びがあったのであれば、そのような心配は無用です。

ここからは、ガクチカでサークルを使う際によくある疑問点について解説します。

特別な役職でないとだめ?

ガクチカでサークルの話をする際、部長などの役職はあまり関係ありません。

役職に就いていなかったとしても、自分自身をアピールする材料はいくらでもあります。

なぜなら、企業が知りたいのは、役職よりも掲げた目標やそれを実現させるために行動、そしてそこから何を学んだかという経験であるからです。

そこでどのような経験をしたのか、そしてどういった学びを得たのかを説明できれば、企業側もあなたに興味をもつでしょう。

そもそも、どんなに大規模なサークルでも役職についている人はほんの一握りであり、大半の学生が一般メンバーであったはずです。

「何を学び、今後の社会人生活でそれをどのように活かせるか」をアピールすることが、就活においては大切であると心得ておきましょう。

役職を盛ったり嘘をついたりしたらバレる?

あなたが作成したガクチカを評価するのは、今までに何人ものガクチカを見てきた採用担当者です。

基本的には「就活生が嘘をついてもバレる」と考えておいたほうが良いでしょう。

サークル活動で特に役職についていなかった、または自分が行ってきたことに自信をもてない場合、役職を盛ったり、嘘をついてしまいたくなったりすることもあるかもしれません。

しかし、そういったことはどうしても見抜かれてしまいます。

企業側は、あなたが役職についていたという事実よりも、そこで何を学び、どのようなスキルを身につけたのかを知りたいのです。

したがって、興味をもった内容については当然深掘りしてきます。

もし話を盛っていたり、嘘をついたりしていれば、きっと辻褄が合わなくなるでしょう。

やめたサークルについて書くのは良い?

途中でやめたサークルであったとしても、所属していた時の話をすることができれば十分です。

あなたがそのサークルに所属していた時にどのようなことに取り組み、どのような経験やスキルが得られたのかについて話すことができれば、十分にあなたの魅力が伝わることでしょう。

ただし、サークルを辞めたということに関しては、無理に書く必要はありません。

やめた理由には、「何かマイナスな物事や、後ろめたいことがあるのでは?」という印象を与えてしまう可能性が高いです。

よって、「最後まで続けた」など、嘘を言う必要こそありませんが、わざわざ「やめた」と書く必要はありません。

ガクチカでサークルの飲み会の話をしても良い?

飲み会というと娯楽としての要素が強いので、ガクチカの話題にすることに不安を覚える就活生もいるでしょう。

しかし、飲み会もサークル活動の一部であり、それが自分の学びになり、そこから得た経験があるのなら使っても問題ありません。

飲み会といえど、規模の大きなサークルでは参加人数も多く、たとえば幹事を務めるだけでも大変だったはずです。

組織のために自分が率先して動き、イベントを成功させることは、誰にでも真似できることではありません。

自分をアピールできるだけのエピソードがあるならば、どんどん披露しましょう。

しかし、銀行のような堅いイメージのある企業では、あまり良い印象を与えない可能性もあります。

飲み会の話をするかどうかは、企業のカラーによって判断してください。

【サークル経験をガクチカに】どうしても書けない場合は?

ガクチカが「書けない」、「思いつかない」という人もいるのではないでしょうか。

そんな人は就活エージェントを活用してみるというのもおすすめです。

ここで紹介する就活エージェント「ジョブコミット」は、無料でガクチカ作成、自己PR作成などのES作成、ES添削、企業別の面接対策など内定獲得までサポートをしてくれます。

  • 自分でガクチカを書くのが難しい
  • 1人で就活を進めるのは不安
  • 早期内定を目指したい

という人にはおすすめです。

まとめ

サークル経験は就活において特段有利というわけではないため、エピソードに対して深掘りをすることが大切です。

そうすれば、主体性やリーダーシップを企業へアピールできます。

ガクチカを書く際はサークル活動での役職や結果をメインに書くのではなく、目標や課題に対してどのように考え、取り組んだのかを書くことが大切です。

結論→動機→目標や課題→取り組み→結果→学びで構成するよう心がければ、企業へ伝わりやすいガクチカを書くことができます。

ここで説明したことを意識して、自分らしさを盛り込んだ「受かるガクチカ」を作成しましょう。

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