【例文9選】自己PRでチームワークをアピールしたい!重要な要素やおすすめ構成を解説!

【例文9選】自己PRでチームワークをアピールしたい!重要な要素やおすすめ構成を解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

目次目次を全て表示する

はじめに

この記事を読んでわかること

・チームワークは自己PRに適しているのか
・チームワークのアピール方法

この記事をおすすめしたい人

・自己PRの作成方法で悩んでいる人
・自己PRの作り方を知りたい人
・評価される自己PRを作成したい人

チームワークというテーマは、就活のときに使う自己PRに多く使われています。

取り上げやすいエピソードも豊富であり、就活のさまざまな場面で使えるのが特徴的です。

しかし、そのままではアピールできず、さまざまな要素や言い換えることが大事です。

今回は、自己PRの際にチームワークをアピールする方法について、ポイントごとに説明していきます。

部活動やサークル活動など、チームでの経験が豊富にある方はぜひ参考にしてみてください。

【チームワークを使った自己PR】そもそも「チームワーク」とは?

就職活動やキャリア形成において、「チームワーク」をアピールポイントとして取り上げることは非常に効果的です。

しかし、チームワークを自己PRで効果的に伝えるためには、その意味や他の類似概念との違いを正しく理解しておく必要があります。

チームワークとは

チームワークとは、チームに所属するメンバーが共通の目標を達成するために協力・連携しながら取り組む作業を指します。

チーム内での役割や貢献度は個々に異なりますが、全員が不可欠な存在であり、それぞれが自分のスキルや特性を活かすことで全体の成果を高めます。

自己PRでチームワークをアピールする際には、自分がどのような役割を果たし、どのようにチームに貢献したかを明確にすることが重要です。

たとえば、リーダーシップを発揮した経験や、他のメンバーをサポートすることでプロジェクトが成功したエピソードなどが説得力を持ちます。

「協調性」との違い

チームワークと似た概念として「協調性」が挙げられますが、これらは異なる特性を持ちます。

協調性は、チームに限らずさまざまな場面で、異なる立場や役割を持つ人と協力する力を指します。

チームワークが特定の目標達成に向けたチーム内での連携を重視するのに対し、協調性は幅広い人間関係において調和を保つ能力を意味します。

そのため、協調性はチームワークよりも広範なスキルであり、異なる視点や背景を持つ人々と協力する際に必要とされます。

要素

チームワーク
協調性

対象

特定のチーム内での協力
チーム外も含めた広範な人間関係での協力

目的

共通の目標の達成
人間関係を円滑にすること

状況

チームでの役割分担や連携が重要
相手の立場や意見を尊重し、調整する力

【チームワークを使った自己PR】チームワークが企業に刺さる理由 

チームワークを自己PRで使うと、たいていの企業に刺さります。

なぜなら、チームワークはおおよそどのような仕事にも必要とされているからです。

まずは、チームワークが企業に刺さる具体的な理由について説明していきます。

どんな仕事にも共通して必要な力だから

チームワークは、どんな業界や仕事でも共通して意識すべきことです。

面接でも、チームワークを自己PRとしてアピールする人は多いでしょう。

企業では、何をするにしても必ず人との関わりが出てきます。

営業職はもちろん、一人で仕事をしているイメージがあるエンジニアも、仲間と連携して仕事に取り組む必要があります。

そのため、円滑に仕事を進めやすいのは、チームワークを意識して働ける方と言えるでしょう。

注意点として、単にチームワークがあることをアピールしても、企業からは具体的にどんな能力を持っているのかわかりません。

ですが、チームで協力したいと伝えるだけでも、自身が仲間と協力して仕事を進めたいという意思表示にはなります。

そのためチームに関係するエピソードをアピールするだけでも有効と言えるでしょう。

チームで高いパフォーマンスを発揮するのに必要だから

仕事で良い結果を出すためには、連携力や団結力をどれだけチームのメンバーが持っているかが大事です。

チームワークが悪いと、チーム内での仲たがいなどさまざまな揉め事が起こりやすいでしょう。

チームで揉め事があると、そちらの問題ばかりに時間を割かれて本来やるべき仕事に力を入れることができません。

そのため、協調性がある人が多いと仕事が円滑に進むことになるでしょう。

チームワークに秀でている人は、チーム内のほかのメンバーのことを気にかけることが多いです。

その気遣いによって、チーム内の課題点の改善が解決しやすいでしょう。

ただし、チームに同じような性格を持つ人が集まるのは好ましくありません。

バランスの良いチームがチームワークを発揮することによって、仕事の生産性は高まります。

【チームワークを使った自己PR】チームワークで重要なスキル

チームワークは、仕事の効率を高め、社員の士気を向上させる鍵となるスキルです。

効果的なチームワークを発揮するためには、3つの要素が重要です。

この要素を理解し、自己PRでアピールする際に活用することで、説得力が大幅に向上します。

コミュニケーション能力

チームワークを構築するうえで最も基本となるのが、コミュニケーション能力です。

この能力は、他のメンバーと適切な意思疎通を図る力を指し、円滑な対話があれば、計画の進捗管理や意見交換をスムーズに進めることができます。

優れたコミュニケーションが行われているチームでは、不測の事態にも柔軟に対応でき、メンバー間で信頼が深まるため、より効果的な協力が可能となります。

自己PRでこのスキルをアピールする際には、具体的なエピソードを交えると効果的です。

チームの役割

良いチームを構築するためには、それぞれのメンバーが果たすべき役割が明確であることが重要です。

人には得意な分野と不得意な分野があります。

役割分担を適切に行い、メンバーの特性を活かすことで、全体としての成果を最大化することができます。

たとえば、リーダー、調整役、アイデアを出す役、実行に移す役など、それぞれの役割が連携して機能することで、チーム全体のパフォーマンスが向上します。

自己PRでは、自分がどのような役割を担い、それがチームにどのような影響を与えたのかを具体的に述べると良いでしょう。

意思決定の過程や権限

ビジネスの場では、迅速かつ的確な意思決定が求められます。

意思決定とは、目標を達成するために最適な手段を選ぶプロセスのことです。

このプロセスが円滑に進むためには、客観的で冷静な判断力とリーダーシップが必要です。

また、責任の所在を明確にし、進捗状況をチーム全体で共有することで、意思決定がスムーズに行える環境を整えることが重要です。

自己PRにおいてこのスキルを伝える際には、「責任ある立場で意思決定を行った経験」や「その決定によって得られた具体的な成果」を挙げると効果的です。

たとえば、「イベント企画のリーダーとして限られた予算の中で最適なプランを選び、来場者数を前年の2倍に増加させた経験」などが良い例です。

【チームワークを使った自己PR】チームワークを通して企業が知りたいこと

【例文付き】自己PRでチームワークをアピールするには?重要な要素やおすすめ構成を解説!

チームワークという言葉だけでは曖昧なので、実際に使う際には自分の強みを出していきましょう。

チームワークをアピールする際には、重要な要素が2つあります。

ここからは、それぞれの要素の何に注目するべきか説明していきます。

チームでの自分の役割

チームで動くときは、基本的にメンバー一人ひとりに役割があります。

チームワークがあるという言葉だけでは、自分がどんな役割を持っているのかがわかりません。

自分はどんな役割でも担うことができると伝えた場合、企業から自己評価が過剰だと思われる可能性が高いです。

そのため集団における中で、自分はどんな役割だったのか明確にすることが大事と言えるでしょう。

採用担当者も役割が何なのかわかることで、企業にどういった貢献をするのかイメージしやすくなります。

また役割を伝えるときに、その必要性も答えると良いでしょう。

役割を明確にしても、その役割が重要なのかわからないと良いアピールにはなりません。

このとき、「自分は責任を持ってやり遂げた」ことをアピールすると高評価を得やすいです。

ベンチャーでは責任感が良いアピールに

ベンチャー企業で自分のチームワークをアピールする際は工夫が必要です。

ベンチャーでは、ほかの企業に比べて少人数で回していることが多く、社員一人ひとりの裁量権が大きくなります。

そのためベンチャーでは、チームの中の一員としての責任感があることが大事になってきます。

少人数制であるベンチャー企業では、責任感があることをアピールすると刺さりやすいです。

士気を高める役割を担い、リーダーとして活躍できることを伝えていきましょう。

そして、チームの中で行った自分の行動について説明していきます。

チームワークで大切にしていること 

実際にチームワークがあることを伝える際は、チームを組むうえでどのようなことが大事なのか自分が思っていることを伝えるのが大事です。

チームの価値観や、その中で自身が大切だと感じている理由を話さなければ説得力がありません。

具体的な過去のエピソードを織り交ぜることで自分の価値観を伝えやすくなるので、自身の強みや役割を踏まえて端的に話しましょう。

また、チームがバラバラになって失敗した出来事などでも、改善点を話すことでより良いアピールにつながります。

実際の具体例を出すことで、自身のチームワークで大切にしている理由についての説明ができるでしょう。

変に飾ることなく自分の正直な気持ちを述べるようにしてください。

【チームワークを使った自己PR】アピールする際のポイント

チームワークを自己PRで効果的にアピールするには、適切な構成と伝え方が重要です。

以下では、採用担当者に好印象を与えるためのポイントを段階的に解説します。

自分のアピールポイントは端的に

自己PRに限らず、面接やESでは、結論から述べるのが常識です。

最初の1文目は、聞き手の記憶に残りやすいため、結論から述べることで、最も伝えたいことを効果的にかつ確実に伝えられます。

チームにおける自分の役割を述べる

次に、自分が経験した具体的なチームワークのエピソードを述べます。

この際、エピソードの概要とともに、チーム内での自分の役割を明確に伝えることが重要です。

たとえば、「リーダー」「マネージャー」「サポート役」など、イメージしやすい言葉で役割を説明することで、採用担当者は入社後のあなたの働き方をイメージしやすくなります。

具体例として、「私はプロジェクトの進行管理を担当し、全体のスケジュール調整を行いました」といった形で、自分の役割を明確にすることが求められます。

チームにどのように貢献したのか

役割を述べた後は、チームワーク力をどのように発揮してチームに貢献したのかを具体的に説明します。

この説明は、採用担当者があなたのチームワーク力を評価する重要なポイントです。

自分の言動だけでなく、メンバーやチーム全体の変化も合わせて伝えると効果的です。

たとえば、「メンバーが意見を出しやすい環境を整えることで、全員が積極的に参加するようになり、プロジェクトの成功につながりました」といった具体的な成果を述べることで、あなたの貢献度がより明確になります。

チームワークで大切にしていること

チームワークにおいて、あなたが何を重視しているかを説明することで、チームワークに対するあなたの考え方や行動原則が伝わります。

たとえば、「私はチームメンバーの個性を尊重することを大切にしています」といった一つの要素に絞って述べると、相手にわかりやすく印象に残りやすくなります。

この際、多くの要素を盛り込むのではなく、一つに絞って深掘りすることで、あなたの姿勢がより鮮明に伝わります。

仕事への再現性

自己PRの最後には、入社後に新しい組織でどのようにチームワーク力を発揮するのかを伝えることで締めくくります。

この際、具体的な業務内容に触れると、採用担当者に対して業務理解度もアピールできます。

たとえば、「貴社ではプロジェクトチームの一員として、メンバー間の円滑なコミュニケーションを促進し、業務の効率化に貢献したいと考えています」といった具体的なイメージを示すと良いでしょう。

【チームワークを使った自己PR】アピールする際の注意点

自己PR_チームワーク_注意点

チームワークを自己PRで使う際には、注意点がいくつかあります。

チームに関する能力を自己PRで使う就活生も多いですが、言葉だけでは曖昧なことも多いでしょう。

ポイントとしては、客観的かつ具体的な内容を述べることが大事です。

ここからは、自己PRをする際にどのような点に注意すべきか説明していきます。

主観的にならないようにする

チームワークを主観的に伝えても、受け取る側から見ればイメージがつかないこともあります。

そのため、チームワークを自己PRに使う際には客観的な視点を取り入れることが大事です。

客観的な視点で話すためには、自己評価を俯瞰的に見ることが必要となります。

このとき、実際に同じチームにいた仲間に頼めば評価しやすいです。

また具体的なエピソードがあれば確認し、実際に自己PRをする際は実際に仲間からも評価してもらったことを伝えましょう。

ほかに客観的に見る方法としては、チームでの貢献を具体的な数値で説明するというものがあります。

さまざまな評価方法を実践することで、主観的な内容から客観的な内容へと変えることができます。

ネガティブな要素に捉えられないようにする

チームに関する能力を自己PRにすると、主体性がないと捉えられる可能性もあります。

なぜなら、チームワークは「チームとしてとりあえず活動をしていた」という人でも言えてしまうテーマだからです。

場合によっては「仲間に頼ってばかりいた」などの印象を持たれかねません。

チームでどんな目標を立てたのか、それを達成するために自分がどのようにチームに貢献して結果どうだったのかを説明しましょう。

そこから何を学べたのか具体的に伝えることで、自分がアピールしたいポジティブなイメージのチームワークを伝えることができます。

また、具体例を出して自身が何をしたのか伝えると、内容に深みが加わりよりポジティブなイメージになりやすいでしょう。

周りを下げない

周りを下げて、自分をアピールする内容にならないように気を付けましょう。

チームワークには、ほかの人との積極的なコミュニケーションが大切です。

周囲に悪影響を及ぼす人材だと認識されてしまうと、一緒に働いていくうえでチームワークが発揮できないと思われるかもしれません。

そのような人は、仕事をする際にリスクになってしまいます。

人を落とすことによって、自分の立場を上げる人が身近に存在することになると見なされ、マイナスな印象を与えてしまうでしょう。

また、ほかの人を下げることで、自分に自信のない人物だと判断されるかもしれません。

それは魅力的なアピールにはつながらないので、自己PRを作成する際には、人を見下してしまっているような表現は避けることを推奨します。

チームワークと「ただの仲良し」を区別する

チームワークを語る際、「ただの仲良しグループ」との違いを明確にする必要があります。

学生時代のサークルやゼミで、衝突を避けるために問題を先送りにすることで表面的にうまくいった経験があったかもしれません。

しかし、ビジネスでは「衝突を避ける」ことはチームワークではありません。

ビジネスにおけるチームワークとは、課題に向き合い、時には意見をぶつけ合いながらも共通の目標に向かって協力する力を指します。

自己PRでは、この点を意識して、課題を解決するために具体的な行動を取ったエピソードを選びましょう。

【チームワークを使った自己PR】自己PRの書き方

自己PR_チームワーク_書き方

自己PRでチームワークを強みとしてアピールするには、わかりやすく内容を伝えるために、構成・流れを意識する必要があります。

内容をわかりやすく伝えるための構成方法は、以下のようになります。

分かりやすく伝えるための構成方法

1.結論

2.経験

3.課題

4.具体的な経験内容

4.結果

5.貢献

このような流れを意識して自己PRを作成すれば、初めて内容に触れる方でも流れをイメージしやすくなります。

反対に構成を意識して書いていないと、いきなり具体的なエピソードを説明したり自分にとっての課題に触れたりするせいで、「結局何が強みなの?」と思われてしまうため注意が必要です。

では、ステップごとに重要な点を解説していきます。

結論

自己PRでは、まず自分の強みとなるポイントをはっきりと伝えましょう。
自己PRで伝えたい結論は、とにかくあなたの強みは何かという点です。
「強みは〇〇です」「〇〇があると自負しています」などの流れで話をはじめ、そこから内容を膨らませていく流れです。
最初に結論である強みに触れれば、採用担当者は、よりあなたの人柄をイメージしやすくなります。
人となりについて興味関心を持つきっかけにもなるでしょう。
また、最初に結論に触れれば、どのような内容の自己PRなのか聞き手は予想しやすくなるのが特徴です。
相手にとって内容がわかりやすいことを意識して、最初に強みをはっきり述べるようにしましょう。

経験

自己PRでは、次に「経験」に触れるようにします。
「〇〇という経験から、私にはチームワークに自信があります」といった流れで、チームワークを強みとすることを具体的に述べていきます。
チームワークの場合、たとえば定番のパターンでいえば部活やサークル、アルバイトなどの経験が挙げられます。
これらの内容を詳しく述べ、なぜあなたのチームワークという強みが形成されるに至ったのか、細かく伝えていきましょう。
ただし、ダラダラと語ったり専門用語ばかり並べたりするのは避け、要点をかいつまんでわかりやすく伝えることは常に意識したいところです。

課題

自己PRでは、結論、経験と来て、次に課題を述べていきます。
自分のなかでどのような課題があったのか詳細を伝えることで、あなたの人間形成についての道筋がわかるのが特徴です。
チームワークの場合、自分のなかでチームワークを自慢とするに至るまでにはさまざまな課題や問題、トラブルがあったはずです。
その課題を伝えることでエピソードには深みが生まれるため、採用担当者はよりあなたという人に興味を持ちます。
部活やサークル、アルバイトなどの経験から、チームワークを高めるうえで課題に感じたことを述べていきましょう。

具体的な経験内容

自己PRでは、結論(強み)→経験→経験→課題と来て、さらにあなたの経験内容について掘り下げをしていきます。
具体的な経験内容を伝えることでアピールポイントに説得力が増すため、「こういうことができる子なら職場の雰囲気にも合っていそうだ」と採用担当者に思ってもらえるきっかけになります。
また、経験内容の掘り下げは周りとの差別化ポイントの一つです。
チームワークを強みにする人はほかにもたくさんいますが、経験は十人十色のため、その内容で自分という人を採用担当者に印象づけることも重要となります。
詳しく書きすぎると文字数が多くなってかえって伝わりづらくなるため、内容はある程度簡潔に伝える必要がありますが、具体性を持たせることは忘れないようにしましょう。

結果

自己PRでは、経験内容を深掘りして述べたあとに、あなたの課題への取り組みの結果を伝えていきましょう。
課題を克服しようとしてどう行動し、結果としてどのような成果や学びにつながったのかを述べる流れです。
課題を前にして何らかの行動を取れば、そこからは多かれ少なかれ学びや気づきがあるものです。
「大きな成果を残したわけではないので、語ることがない」という人でも、何かしら学んだことはあったでしょう。
その学びや気づきに触れれば、採用担当者にもしっかりと響くものです。
次にはその結果や学びからどのように貢献できるのかつなげるため、貢献のフェーズを意識して伝えることも重要になります。

貢献

自己PRでは、最後に締めとして「どのような貢献ができるか」という点に触れていきます。
ただ強みをアピールするだけでは、事実を述べるのみで終わってしまいます。
面接では自己PRによって「自分を採用することのメリット」をアピールすることが重要なため、貢献について触れることは必須になります。
入社後に強みをどう活かして貢献したいのか、最終的には決意表明をするようなかたちで締めると良いでしょう。
なお、その貢献の仕方が企業のニーズと合致していることも重要なため、あらかじめ企業が求める人材や社風を調べることは欠かさないようにしましょう。

【チームワークを使った自己PR】例文

ここからは、実際にチームワークをテーマにした自己PRの例文を紹介していきます。

1つ目の例文は、部活動の中で、自分はどのような役割を果たし、どのような影響をおよぼしたのかを中心とした例文です。

2つ目は、アルバイトの際にチームワークを意識したことに関する例文になります。

部活動

私は、他人を巻き込む力でチーム全体の士気を上げることに長けていると考えています。
私は吹奏楽部に所属し、フルートのチームリーダーを務めていました。
チームのメンバーは実力がありましたが、練習に身が入っておらずなかなか結果が出ませんでした。
また、「うまくなるのは難しいから適当にやろう」という気持ちで練習している方も多かったのです。
ですが、私はコンクールの入賞を果たすべくまじめに練習を続けていました。
すると、次第に練習をともにするメンバーが増えていくようになりました。
メンバーが私の頑張っている姿を見て、一緒に頑張りたいと思って途中から真剣に練習してくれるようになったのです。
この経験から、自分の頑張りはチームメンバーに伝わること、そして私はチーム全員の士気を高められることができる存在だと気づきました。
貴社に入社後も、日々の頑張りでチームメンバー全体の士気を高め、生産性の高いチームづくりに貢献したいです。

アルバイト

私の強みは、誰にでも平等な気配りができることだと考えています。
私は学生時代、アパレルショップのスタッフとして働いていたことがありました。
そのアパレルショップはとても広く、お客様がさまざまな場所で買い物をされていました。
そのため、店舗のスタッフが困っているお客様から尋ねられることも多かったです。
ですが、なかにはお客様に声をかけるのが難しいスタッフもいました。
私が仕事をしていると、スタッフが一人困ったような顔をしていたため話を聞きました。
すると、「お客様が困っているがどうすれば良いのかわからない」と話してくれたため、一緒にお客様に話を伺うことにしたのです。
お客様からお話を伺った後、そのスタッフはほっとしていました。
そのとき、スタッフから「声をかけてくれて助かった」と感謝されました。
私が気にかけたことで、仕事仲間の手助けができたことを強く実感したのです。
貴社に入社後も、困っている社員がいればまずは声をかけて悩みを聞きたいと思っています。
そして、不安なく仕事に打ち込めるような職場を作り、貴社の生産性を高めていきたいと考えています。

ゼミ活動

私はゼミ活動でチームワーク力を鍛えてきたため、周りと連携を取ったうえで素早く行動に移すことができます。
ゼミ活動では幼児教育をテーマに、近隣の幼稚園で、花壇の種まきの活動を手伝わせていただきました。
私はこの活動を始めるまでそこまでチームワークを意識したことがなく、最初のうちは、決められたことを淡々とこなしていました。
しかし何も考えずに行動していると、活動が円滑に進まず、それどころか子どもたちを危険にさらしてしまうことがわかりました。
その場の私たちの役割はサポート役でしたが、サポートとはいえ気を抜くと子どもたちは自由に行動してしまうため、私はチームワーク力を高めなければならないことを自覚しました。
そこで私はゼミのメンバーに、常に声を掛け合うこと・些細なことでも報告し合うことを徹底しようと提案しました。
その結果、以前よりも子どもたちの面倒は見やすくなり、幼稚園教諭の方にもチームワークが良かったと褒めていただきました。
私はこの経験を通じて、団体行動の場では、いかに周りを意識したチームワークが大事なのか知ることができたと感じています。
御社に入社した際も、周りに気を配りながら行動し、常に連携の取れたチームワークで、円滑にお客様へサービスを提供していきたいです。

インターンシップ

私の強みは、団体行動を円滑にすることができるチームワーク力です。
私は昨年の夏にベンチャー企業の長期インターンに参加し、事務や受付、電話対応などの仕事を経験させていただきました。
恥ずかしながら私はインターンに参加するまでは、「いただいた指示に忠実に応えよう」とだけ意識していました。
そこで私は、会社はチームであり、周りの動きを見て自分のやるべきことを考えなければならないことを理解しました。
指示を待っているだけでは職場全体の様子をふかんで見ることはできず、やるべき仕事は2歩も3歩も遅れてしまうばかりだったのです。
そこで私はテキパキ行動されている社員の方の動きから学び、その方のように周りを見て必要な仕事を先読みするように心がけました。
結果、仕事が後手になることはなくなり、「サポートが的確で仕事がしやすかった」との評価もいただきました。
入社後も、インターンを通じて学んだチームワークを大事に、社内全体の業務が円滑に回るように貢献してまいります。

勉強

私は、チームワーク力の高さに自信を持っています。
大学時代は友人のグループ5人で、全員がTOEIC600点以上を取れるように、チームワークを発揮しながら勉強に尽力してきました。
目標を設定して勉強を始めた頃は、私も含めて全員が、ただやみくもに問題集を解くのみで、特別な対策はしませんでした。
しかし無計画な状態で全員で目標を達成するのはやはり難しく、実際に模擬テストでも全員が600点以上を取ることはできませんでした。
そこで私は目標達成にはチームワークが大事だと考え、それぞれの得意分野から、私はリスニング、一人は長文読解…といったように担当を決めるようにしました。
それぞれの担当が率先してその分野の情報を共有することで、勉強はよりはかどるようになり、結果として次のTOEICテストでは見事に全員で600点以上を取ることができました。
御社は、常にチームを組んで目標達成に向けて動くと伺っているため、入社後は学生時代に培ったチームワークを活かし、チーム、そして会社に貢献していきたいと考えています。

大学のイベント

私は、周りとコミュニケーションを取りながら行動できるチームワークを強みとしています。
大学時代は、学園祭の実行委員を経験したのですが、当時は実行委員の人数が足りないことが大きな課題でした。
実行委員は企画ミーティングや備品の調達、部活やサークルとの打ち合わせなど仕事が多く、人手不足は明らかでした。
しかし新たに実行委員を募ってもそこまで人数は増えず、私は少ない人数で多い仕事をこなすには、チームワークが大事だと考えたのです。
そこで私たちはやるべきタスクを整理したうえで、全員で進捗状況も含めてこまめに報告し合いました。
その結果、進捗の悪い仕事がチーム全体でわかりやすくなり、全員でサポートし合えたため、例年の半数に近い人数の実行委員でも、文化祭を滞りなく終えることができました。
御社に入社した際も、こまめにコミュニケーションを取りながらチームを意識して動き、御社の理念である「支え合うチーム」を率先して実践していきたいです。

学業

私の強みは、計画性を持ってチーム全体の学びを向上させる力です。
この強みは、少人数制のゼミでの共同研究で発揮されました。
研究テーマの一環としてデータ収集と分析を行う際、メンバー間でタスクの進捗にばらつきがあり、全体の進行が遅れてしまう問題がありました。
私は進捗管理表を作成し、タスクごとの期限を明確にしたうえで、メンバー間で進捗を共有するミーティングを提案しました。
また、苦手な分野があるメンバーには、得意分野を持つメンバーがサポートする体制を整えました。
その結果、研究が計画通りに進み、学会発表でも高評価を得ることができました。
貴社に入社した際も、計画性を活かしてプロジェクトを成功へ導きたいと考えています。

委員会

私の強みは、メンバーの意見をまとめ、全体を調整する能力です。
この強みは、卒業式実行委員会で発揮されました。
式典準備の過程で、プログラム内容を巡って意見が分かれ、議論が膠着してしまう状況が発生しました。
私は全員の意見を平等に聞き取り、それぞれの主張の良い部分を取り入れる形で修正案を提案しました。
また、具体的なタイムスケジュールを提示することで、全員が納得するプログラムを確定しました。
その結果、卒業式はスムーズに進行し、参加者から「記憶に残る素晴らしい式だった」との感想を多くいただきました。
貴社でも、この調整力を活かしてチームを成功へ導きたいと考えています。

趣味

私の強みは、チームの雰囲気を明るくし、一体感を高める力です。
この強みは、大学時代に参加していたアマチュアバンドで発揮されました。
ライブ前の練習中、メンバーが意見をぶつけ合い、作業が進まないことがよくありました。
私はその状況を改善するため、意見交換の場を設け、メンバー全員が納得できるアレンジを考える時間を設けました。
また、練習の合間にリフレッシュできるよう、軽い雑談やアイデア交換を取り入れ、緊張を和らげるよう努めました。
その結果、メンバー全員が一丸となり、ライブ当日には観客から「演奏に一体感があった」と高評価をいただくことができました。
貴社においても、この協調性とリーダーシップを活かして、チームの成果を最大化したいと考えています。

【チームワークを使った自己PR】NG例文

魅力的な自己PRを作成するには、構成を意識する必要があります。

しかし、基本的な流れをおさえていても、あまり良くない仕上がりになってしまう可能性も否めません。

自己PRでは、エピソードが重視される一方、その内容が長すぎるとアピールポイントが薄れてしまいます。

また、アピールしたいポイントがいくつもあったり、抽象的な表現を使用したりするのも、本当に伝えたいことがわからなくなるでしょう。

では、これからNG例文を紹介します。

エピソードが長すぎる

私の強みは、共感力が高いことです。
私は大学のゼミで、言語学の研究をしました。
ゼミでは、一人ひとりが異なるテーマで論文を作成します。
そしてテーマに対して教授が考えを述べたり、ほかのゼミ生と意見を交換したりします。
ゼミの時間では、必ず議論の場が設けられていました。
私は発言しているゼミ生が偏らないように気にかけ、自分の考えとは違う場合でも出た意見は肯定し、議論がスムーズに進むように心がけました。
ときには意見の対立が起こり、議論の主題から脱線してしまうこともありましたが、共感力によって結論に導いています。
教授には、有意義な時間になっていると評価されました。
入社した際には、自分だけを優先せず、相手の立場も尊重していきたいです。

具体性に欠けている

私の強みは、チームワークを大切にし、周囲の意見をまとめられることです。
私は大学で、イベントの実行委員に所属していました。
イベントでは、協力が成功に向かう手段になります。
学年も学部もさまざまな人や、初めて会う人ばかりのなかでは、自分から声をかける人物が存在しなければいけません。
そこで私は、実行委員を含めて、イベントに参加する人々が楽しめるように、積極的に人と関わりました。
加えて、新しい試みの実現のために、話し合いの場を設けたり、過去のイベントを調べたりしました。
出た案を比較し、より改善することを目指した結果、イベント後のアンケートでは、例年よりも満足度が上がっています。
入社後も協調性を活かして、チームワークを発揮したいです。

アピール事項が複数ある

私の強みは、周囲の人を気にかけ問題を解決に導くことです。
私は書店でアルバイトをしています。
その書店では本がなかなか売れず、工夫が求められていました。
しかし、アルバイト先の人々はそれぞれの業務を単独でこなし、協力して仕事に取り組む環境ではありません。
書店の立地は学習塾が多いため、塾に通う世代に向けてイラストの広告を作成したり、送り迎えをする保護者の興味関心を引くような書籍を目立つ場所に置いたりすることを提案しました。
また、長く働く人にも考えがあり、積極的に会話をし、手に取る機会が多い本を把握していることを知ったのです。
アルバイト先の人だけではなく、書店に来る人が質問しやすいように気を配り、本の売り上げに貢献しました。
入社後もチームの雰囲気を汲み取り、目標達成に尽力します。

【チームワークを使った自己PR】自己PRが完成したら

自己PRが完成したら、そのまますぐに提出したいと思う人も多いかもしれません。

しかし、以下の2つの対策を行うことでさらに質の高いものに昇華できるため、ぜひ取り組んでみてください。

締め切りが迫っている場合は取り組みやすいものからでも構わないため、ブラッシュアップしてから提出しましょう。

周りの人に読んでもらう

自己PRが仕上がったら、ぜひ他の人に読んでもらいましょう。

家族や友人はもちろん、就活が終わった先輩やキャリアセンター、就活エージェントなど多くの人に読んでもらうことで、第三者の視点からの意見を得られます。

自分1人で文章を作成すると、どうしても主観的になり、客観性が失われがちです。

他の人に読んでもらうときは、文章の構成や内容に問題がないか、伝わりやすいかどうかを確認してもらいましょう。

また、自分では気づかないような誤字脱字や言い回しの不自然さを指摘してもらえることもあるため、自己PRの質をさらに高めることができます。

周りの一人ひとりの意見を取り入れ、ブラッシュアップして、より魅力的な自己PRへと昇華させましょう。

就活エージェントを利用してみよう

就活エージェントを活用すれば、自己PRだけでなく、志望動機やガクチカなど、他のESのクオリティを高められるだけでなく、本番を想定したリアルな面接対策なども可能です。

就活エージェントは文字通り「就活のプロ」であるため「どうすれば企業に対する印象をより良くできるか」「あなたの改善すべき点は何か」を言語化してくれます。

また、ES作成や面接対策がスムーズに進むため、節約できた時間でWEBテストやグループディスカッションなどの対策も可能です。

特にジョブコミットは完全無料で利用でき、おすすめ企業の紹介や自己分析のサポートなど、様々なサービスを利用できます。

ぜひ、気になる方は以下のリンクから登録してみてください。

まとめ

自己PRのテーマを自己PRにする場合、客観的な視点でアピールすることが大事になってきます。

チームの中で担った役割を明確化して、企業への貢献度合いをアピールしていきましょう。

また、自分のチームワークについての価値観や、自身の強みや弱みについて考えておくと安心です。

チームワークについて聞かれた際に回答しやすく、より自分のことを知ってもらえるようになります。

強み・弱みをしっかりと伝え、企業へのアピールを成功させましょう。

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