明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・場面ごとの志望動機の長さ
・適切な長さで志望動機を話すために行うべき準備
・志望動機を話す際のポイント
・志望動機の長さ別回答例
・志望動機の長さが分からない人
・志望動機がどうしても短く/長くなってしまう人
・長さ別の志望動機回答例を参考にしたい人
はじめに
就職活動における志望動機は面接で最も聞かれやすい話題の一つです。
そのなかで、特に注意しなければならないことがあります。
それが時間配分です。
志望動機の話す時間を判断できなければ、内容をまとめられないまま面接に臨まなければなりません。
面接では志望動機を何分で話すことがベストか、この記事では状況別に適切な長さを解説していきます。
【志望動機は何分で話す?】適切な長さは?
志望動機を話す際、時間を指定されないこともあります。
このような場合は何分程度で話せば良いのか詳しく紹介します。
以下の時間内に絶対におさめなければならないわけではありませんが、目安として覚えておいてください。
個人面接
個人面接では志望動機を1分程度で話すのが適切です。
1分間で話せる文字数は300から400文字程度であるため、下書きを作るならば300から400文字程度を目安としておきましょう。
面接は面接官とあなたとのコミュニケーションの場であり、志望動機だけでなく、対話を通じて人柄や適性を見極めることが目的とされています。
志望動機を1分という簡潔な短い時間でまとめて話すことで、ポイントを絞って明確に伝えることができ、相手もあなたのことをより深く理解してくれます。
また、短い時間に収めることで質疑応答の時間を十分に確保できるため、コミュニケーションを円滑に進めることが可能です。
最初のフェーズで自分の志望動機の全てを話そうとするのではなく、概要を説明しておけば、その後面接官が気になるところを重点的に詳しく聞いてくれるということを覚えておきましょう。
集団面接
集団面接の場合は個人面接よりももう少し短く、30秒から1分程度で話すのが適切です。
複数の応募者が同時に受ける場面であるため、一人ひとりの持ち時間が限られています。
1人だけ長々と話していては他のメンバーに迷惑がかかるだけでなく「空気が読めない人物である」というマイナスの印象を与えてしまうでしょう。
30秒で話せる文字数は150から200文字、1分で300から400文字程度なので、この文字数の範囲内で、重要なポイントに焦点を当てて簡潔に伝えましょう。
自分の強みや志望理由を明確に伝え、印象に残るプレゼンテーションができれば十分です。
もし気になる部分があれば、後ほど深掘り質問で聞いてくれるからです。
時間指定の場合は必ず時間以内に収める
〇分以内と時間の指定された場合は、その時間をオーバーしないように話しましょう。
面接官によってはストップウォッチで時間を厳密に図っていることもあり、その場合は指定時間を少しでも超えてしまうと印象がかなり悪くなってしまいます。
アナウンサーが伝える文字数の目安は300字前後と言われており、面接で聞かれることが予め予想がつくのであれば事前に文章としてまとめておくことも一つの手です。
自分がその文章を何分間で話せるか測定し、自分の話の速度を把握していきましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機を聞かれる理由
志望動機を作成する前に、企業側がどのような意図で志望動機を聞いてきているのかについても理解しておきましょう。
就活に限らず、ビジネスの場において物事を有利に進めるためには、相手の意図を把握した上で取り組む必要があります。
企業側がほとんど100%と言っても良いほどの確率で志望動機を聞いてくる理由について把握しましょう。
入社意欲があるか
どのような企業も、就活生を選ぶにあたって「どんな企業でもいいや」と思っている人材より「この企業だからこそ入りたい、活躍したい」と思っている人材を採用したいと思っています。
志望動機の確認を通じて、事前にどれだけ企業についてリサーチができているか、過去の経験などからどの程度本気で自社を志望しているのかについて判断しているのです。
他の条件が似ており、どちらの人材を採用するか悩んだ際は、入社意欲が高い方を採用することが普通です。
志望動機がはっきりしている人材を採用し、特に近年、多くの企業の懸念材料の1つである早期離職の対策をしようとしているのです。
自社に合う人材か
入社意欲があるだけでなく、自社に合う人材を採用することでより長く働き、そして活躍してもらおうと考えている企業が多いです。
志望理由などから過去の経験やその人の人となりを知ることで、自社に合う人材か、そして将来活躍できる人材かを判断しています。
いくらモチベーションが高く、様々なスキルを持っていたとしても、それを企業で活かせなければ意味がありません。
営業職ならばコミュニケーション能力、プログラマーならば論理的思考力など、その職業に求められる能力を有しており、そして考え方やビジョンが企業と合う人材であることを説明しましょう。
自社のことを理解できているか
企業は「自社のことを何も知らない、非常に優秀な人物」よりも「自社についてしっかりと調べて来てくれている、モチベーションが高く、将来的には活躍できる人物になる可能性を秘めている人材」の方を採用したいと考えるものです。
自社の方向性や求める人物像を理解して、可能な限り近づける努力をすることで、面接官はあなたに対してより良い印象を抱くでしょう。
友人や知り合いが、話題を弾ませるためにあなたの趣味について調べてきてくれていると嬉しいと感じるのと近い理論です。
また、企業理解ができていると自分の将来も想像しやすく、話に具体性を持たせることも可能であり、将来性がある人物であると魅力的に感じてもらえることでしょう。
【志望動機は何分で話す?】長さを間違えた時の悪影響
志望動機は適切な長さで話さなければなりませんが、長さを間違えてしまった場合にはどのような悪影響が生じるのでしょうか。
短すぎる場合と長すぎる場合、それぞれに分けてどのような弊害が生じるのか考えながら、適切な長さで話せるように準備をしていきましょう。
短すぎる場合
志望動機は、あなたがその企業や職種に対してどれだけ情熱を持っており、どの程度理解をしているかを示す重要な機会であり、短すぎる場合、十分な関心や情熱がないのではないかと思われてしまう可能性があります。
あなたが十分にリサーチを行っていない、または自分のキャリアや将来に対して真剣に考えていない、適当な人物だという印象を与えてしまう可能性があります。
また、志望動機についての説明が短すぎると、企業の特色や文化、仕事の内容についてもあまり理解していないとみなされる可能性があります。
自分の能力や経験を、その企業のニーズや目標にどのように結びつけられるかを具体的に説明するチャンスを逃すことになってしまい、マイナスなイメージを与えるだけでなく、良い印象を与えるチャンスも失ってしまっていることになります。
長すぎる場合
短すぎると意欲が伝わらないことが分かりましたが、長すぎる場合にもいくつか弊害が生じます。
まず、話が長すぎると重要なポイントが埋もれてしまい、結局何が言いたいのか要点を理解しにくくなってしまいます。
志望動機の中で本当に伝えたいメッセージや、自分がその企業や職種に情熱を持っている理由が明確でなくなってしまい、相手に伝わりにくくなってしまいます。
また、話が長すぎると、あなたは情報を整理し、要点を的確に伝える能力に欠けていると捉えられる可能性があります。
企業はコミュニケーション能力や論理的思考力を重視しているため、要約し、重要な情報を効果的にスタイルスキルをアピールする必要があります。
このような能力が試されている面接において、話が長すぎるとマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
【志望動機は何分で話す?】1分でまとめる構成
続いて、志望動機を1分でまとめるにはどのような構成で話せば良いのかについても紹介します。
以下のような構成で話すことができれば、およそ1分で自分の魅力をわかりやすくアピールできる志望動機が出来上がるでしょう。
確認してみてください。
企業を志望する理由:10~15秒
面接で志望動機を聞かれた際、最初に答えるべきはその企業を志望する理由です。
最初に結論を述べることが重要です。
結論ファーストで伝えることで、面接官はその後の話がどのように進んでいくのか、そして自分がその企業にどのように貢献できるのかを明確に説明できます。
企業を志望する理由としては、主にその企業の文化、事業内容、業界におけるポジション、成長性などが挙げられます。
例えば、企業の革新的な取り組みやその業界における競争優位性に感銘を受けた場合、それをストレートに述べましょう。
志望する理由とそれにまつわるエピソード:30~40秒
次に重要なのは志望する理由をさらに具体的に補足する部分です。
この30~40秒の間に、自分が企業に対してどのような思いを抱いているのか、その気持ちを裏付けるエピソードを交えながら伝えましょう。
ここでは企業への志望度を深掘りして伝えることが重要です。
面接官に「なぜその企業でなければならないのか」を納得させるために、具体的な経験やエピソードを交えるとより力強い印象を与えられます。
例えばインターンシップでその企業に関連する業務を行った経験や、その企業の取り組みに触れたことで感じた共感、自分のスキルや強みがその企業の文化に合致していると感じた瞬間などを使うと良いでしょう。
その際、単に何を経験したかだけでなく、その経験から何を学び、どのような考えに至ったのかを伝えることで、説得力が増します。
入社後のビジョン:10~15秒
志望動機の締めくくりでは入社後に自分がどのように企業に貢献していくか、どのように成長していくかを述べることが重要です。
ここで大切なのは具体的な目標や取り組みたい分野を述べることで、面接官に自分のキャリアプランや企業での将来像を明確に伝えることです。
簡潔に自分が入社後に達成したい目標や成し遂げたいことを伝えることで、意欲が伝わります。
例えば「御社のグローバル展開に携わりながら、私自身のスキルをさらに磨き、3年後には海外市場でのマーケティング戦略を担当したいと考えています」など、自分のビジョンを具体的に述べると良いでしょう。
このように締めくくることで、面接官に自分が入社後にどのように活躍するのか、将来どのようなキャリアを築いていくのかを鮮明にイメージさせることができます。
【志望動機は何分で話す?】注意点
志望動機を話す際にはいくつかの注意点が存在します。
特に面接の際には以下のポイントを気をつけた上で作成することで、マイナスな印象を与えずに済みます。
就活は総合点で評価されるものであるため、いくら良いことを内容に盛り込めていたとしても、別の部分でマイナスの印象を与えてしまっては帳消しになってしまいます。
ESと全く同じ内容は話さない
ESは面接官がすでに読んでいるものであるため、全く同じ内容を繰り返すと飽きられてしまいますし、せっかくのアピールのチャンスを無駄にしてしまいます。
もちろん、趣旨がズレてしまっているような「ESと言っていることが違うけれども...」と思われてしまう文章は避けるべきです。
しかし、完全には同じ内容を話さないようにしましょう。
例えば、ESでは書ききれなかった具体的なエピソードやその場で感じたこと、行動に至った背景を詳しく説明することで、より強い印象を与えられます。
「絶対に同じエピソードを用いてはいけない」というわけではありませんが、志望動機はESと同じものにしつつ、別のエピソードを用いて説明することで、よりあなたのアピールが伝わりやすくなるでしょう。
企業と合う雰囲気をアピールしよう
いくらあなたが優秀であり、その企業に入りたいと強く願っていることが伝わったとしても、企業と合う雰囲気があまり感じられない場合、採用されないかもしれません。
そこで、企業の公式サイトや採用ページなどを確認し、どのような人物像が求められているのかについて再度確認しておきましょう。
例えば、あなたはその企業に非常に魅力を感じており、入社後は色々なメンバーと和気あいあいと働きたいと思っているかもしれません。
しかし、その企業があまりチームで働くことはなく、個人での業務が多い場合「企業研究を行っていない、企業とあまり合わない人物である」と思われてしまう可能性が高いです。
このように、あらかじめ企業が求める人物像や社風について理解を深めた上で、自分がその企業と合っている人柄や性格であることを積極的にアピールしましょう。
【志望動機は何分で話す?】適切な長さで志望動機を話すために行うべき準備
面接官に対して、志望動機を適切な長さで話していくにはしっかりとした準備が必要です。
話しの長さは面接官の状況のほかに、こちら側の緊張具合で変化します。
身体が緊張すると、普段会話するような速度では話すことができません。
そのため、緊張することなく面接官に柔軟に対応できるよう、事前に準備しておきましょう。
・伝える内容に優先順位をつける
・スラスラと話せるまで声に出して練習する
・友人などとの模擬面接で人に向かって話してみる
・日ごろから簡潔
・論理的に話すようにする
伝える内容に優先順位をつける
最も重要なのは、伝える内容に優先順位をつけることです。
志望動機を話す際、どうしても伝えたい内容が多すぎて、何から話せば良いのか分からなくなってしまうことがあります。
特に、企業に対する熱意が強い場合や自分の経験が豊富な場合は伝えたいことが多すぎて、話が長くなりがちです。
時間内に納めつつ印象を良くするためには簡潔でインパクトのある回答が求められます。
そこで、何を伝えるべきかをしっかり整理し、優先順位をつけることが重要になります。
志望動機を話す際にはまず「なぜこの企業なのか」という結論を伝え、その後にその理由を裏付けるエピソードや経験を加え、最後に入社後の貢献について触れるという流れが良いでしょう。
この流れを頭の中で整理し、優先順位をつけることで、伝えたい内容を簡潔に整理できます。
長さ別に回答内容を準備する
1分・2分・3分とそれぞれの長さで話す志望動機を事前にまとめておくと、面接で対応しやすくなります。
面接官によっては時間を指定されることがあるため、それぞれの時間ごとにまとめることは無駄にはなりません。
アナウンサーが1分間に伝える文字数は300字前後と言われています。
自分がその文章を何分間で話せるか事前に測定しておき、自分の話の速度を把握していきましょう。
そして、相手が内容を整理しながら聞くことを考えると、1分あたり250字~300字を目安に話していけるよう速度を調整していきましょう。
スラスラと話せるまで声に出して練習する
面接本番では緊張して身体が固まってしまい、面接に落ちてしまう人が数多くいます。
普段はコミュニケーションが得意な人でも集団面接や最終面接など慣れない環境では誰しも緊張してしまうものです。
面接本番でスラスラと話していくには、思い出そうとしなくても自然に口から言葉が出るほど身体に染み込ませる必要があります。
1人で発声しても良い環境を整え、面接で話す志望動機を何度も声に出して練習しましょう。
また、何度も反復することで志望動機の内容を頭に叩き込めます。面接で緊張してしまった場合でも、内容を忘れることなく話すことが可能です。
友人などとの模擬面接で人に向かって話してみる
面接で上手に話す力を身につけるには、場慣れする必要があります。
本番の面接を何度も経験することが一番の近道ですが、実際問題そうはいきません。
もし友人や就職エージェントに協力してもらえる環境であれば、模擬面接を頼むことが可能です。
模擬面接は実際の面接のように相手がいることによって、コミュニケーション能力や面接の緊張感をほぐす効果が得られます。
注意としては、本番のように練習相手に対して面接時と同じように分かりやすく話すことが重要です。
面接と変わらない緊張感を持って挑みましょう。
日ごろから簡潔・論理的に話すようにする
面接の場は非常に緊張します。 緊張する場では、いつもの素の話し方が出てしまいます。
そのため、普段から自分の考えや意見を簡潔にまとめ、論理的に話す習慣をつけるとよいです。 論点をぶらさないことが重要です。
企業ごとの面接内容のリサーチをしておく
企業ごとの面接内容のリサーチをしておくことも非常に重要です。
特に有名な企業の場合は、どのような面接内容なのか情報が公開されている場合もあるため、しっかりと読み込み、対策をしておきましょう。
一般的な面接であった場合、安心して面接に臨むことができますし、少しイレギュラーなものであった場合は、事前情報を知らずに何も対策をしていない就活生に大きく差をつけられます。
いずれにせよ、リサーチをしておくことで心に余裕を持って面接に臨むことができるため、ぜひ企業ごとの面接内容についてリサーチをしておきましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機を話す際のポイント
面接において志望動機を話すうえで重要なポイントがあります。
どれだけ良い内容の志望動機を話せたとしても、その話し方次第では面接官に自分のことを共感してもらえません。
もし志望動機に問題がないと感じているにもかかわらず、面接に落ち続けている場合は話し方が原因の可能性があります。
下記の3点は志望動機以外の場面でも使えることが多いため、しっかりと叩き込んでおきましょう。
・原体験を盛り込む
・早口になりすぎないようにする
・話す優先順位や必ず伝えたいことを決める
・指定がない場合は1~2分が目安
・帰ってくる質問を想定しておく
抑揚をつけて感情を込めて話す
ずっと同じテンションで話してしまうと、面接官に丸暗記したことを話しているだけと感じ取られてしまいます。
丸暗記をしただけの志望動機であると、面接中その内容を思い出すことだけに集中し、相手を気遣いながら話せなくなってしまうからです。
そのため、実際に丸暗記していなくても、抑揚のない話し方ではマイナスに判断されてしまいます。
面接官も1人の人間です。面白味のある話しには共感したくなり、反対につまらない話しには興味を持ってもらえなくもなります。
面接官に共感してもらうには、抑揚をつけつつも熱量が伝わるように気持ちを込めて話すことが何よりも重要です。
原体験を盛り込む
話す時間に余裕がある場合は、原体験を盛り込むようにしましょう。
自分にしか表せない原体験のエピソードを盛り込んでいくことで噓偽りない熱意を発せられるため、志望動機の信用性が増していきます。
また、原体験がある内容はその人の人間性を伝えることが可能です。
就職活動では個人の能力以外に「その人と一緒に働いていきたいか」を想像できるかが重視されており、面接官に人間性を伝えられる原体験は一つの強みとなります。
面接官は学びや成長から人間性を判断しているため、原体験にも学びや成長を得られたエピソードを盛り込んでいくと良いでしょう。
早口になりすぎないようにする
相手の面接官はこちらから見えない所で、メモを取りながら話を聞いてる場合がほとんどです。
こちらが早口になって話してしまうと、面接官は内容を聞き取りづらくなり話の内容を上手く伝えられません。
普段よりゆっくり話すことを意識すると聞き取りやすい速度になります。
面接は予め準備してきたものを発表する場ではなく、お互いがコミュニケーションを取っていく場です。
一方的にこちらが話すのではなく、相手の反応などを見ながら話す速度や間を調節する必要があります。
面接官に対して気遣える余裕を持てるよう、話す内容は事前に準備しリラックスした状態で面接に臨みましょう。
話す優先順位や必ず伝えたいことを決める
いくつかのパターンをつくっておくうえで、どんな長さのバージョンであっても「これだけは必ず伝えたい」という要点を決めておきましょう。
面接の場では伝えたいことが十分に話せないことがあります。
そのため、優先順位を決めて置き、優先的に伝えたいことは、しっかり話せるようにしましょう。
帰ってくる質問を想定しておく
面接官は志望動機を聞いた後、大抵何か質問をしてきます。
予想されない質問が来て、あたふたすると印象が悪くなります。
あらかじめ質問を想定しておくと、あわてずに「受け答えがしっかりしている」と好印象を与えられます。
時間を気にしすぎない
時間は気にした方が良いことは間違いありませんが、気にしすぎて神経質になってしまうのもよくありません。
特に、時間を気にしすぎることで、本来伝えたい内容がおろそかになってしまい、結局何が言いたいのか自分でもわからなくなってしまうと、面接において大きなマイナスとなり得ます。
また、時間を気にしすぎてしまうと自然に話すことができず、抑揚がない、ただ早口で話しているだけのような状態になってしまい、コミュニケーション能力がない人材であると思われてしまう可能性もあります。
面接はどちらかが一方的に話すドッジボールのようなものではなく、面接官と会話のキャッチボールを行うものであるため、早口で用意してきた内容をただ棒読みするだけにならないよう注意しましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機の長さ別回答例
下記に30秒・1分・2分・3分となる志望動機の例を挙げました。
内容自体はどの長さも一緒ですが、中身の詳細は異なっています。
時間が短いのであれば、時間内に収めるために原体験などはあえて具体的に話過ぎず、抽象的なまま説明しましょう。
反対に時間が長いのであれば、なぜその企業なのかや原体験、入社後に携わりたいことなど具体的に話す必要があります。
30秒の場合
特に、御社が取り組んでいるデジタル化の進展とその業界内でのリーダーシップに惹かれました。私は大学でのマーケティングの学びを通じて、デジタルツールやデータ分析を活用して市場を深く理解し、ターゲットに最適な戦略を立てる重要性を学びました。この経験から、御社が目指す方向性と自分のスキルがマッチしていると感じました。
御社に入社後はこれまでの学びを活かして、デジタルマーケティングにおける新しい提案を行い、御社のブランド価値の向上に貢献できると考えています。また、データ分析のスキルを活かして、さらに多くの顧客にリーチするための施策も実行することを目指しています。
1分の場合
2年前に友人のアルバイト探しを手伝ったことで楽しく働ける職場を見つけられたと喜んでくれた経験がそのきっかけでした。人材業界は人々の会社選びや働く会社の組織作りに携われる環境です。
なかでも、貴社は他社よりも求職者に寄り添い、その人の適性に沿った求人を案内する社風があると伺っております。
貴社では自分の強みである傾聴力を活かし、求職者に合った仕事探しをサポートしていきたいと考えております。そして、それらによって人々がイキイキと過ごせる社会への実現に繋がると考え、貴社を志望しました。
2分の場合
2年前に手伝った友人のアルバイト探しがそのきっかけでした。
飲食店のアルバイトでは仕事が自分に向いておらず怒られてばかりでしたが、自分に合った別のアルバイトを始めてからイキイキと働けるようになりました。
その経験から、同じように向いていないアルバイトを辞めた友人に、より適性の合うアルバイト探しを手伝ったことで楽しく働ける職場を見つけられたと喜んでくれたことは今でも忘れられません。
人材業界の仕事は人々の生活の長い時間を占めるものであり、人々の会社選びや働く会社の組織作りに携われる環境です。
なかでも、貴社は他社よりも求職者に寄り添い、その人の適性に沿った求人を案内する社風があると伺っております。
貴社では自分の強みである傾聴力を活かし、転職希望者のキャリアアドバイザーとしてその人が充実して働ける企業探しをサポートしたいと考えております。
そして、それらによってイキイキと過ごせる社会への実現に繋がると考え、貴社を志望しました。
3分の場合
2年前に手伝った友人のアルバイト探しがそのきっかけでした。飲食店のアルバイトでは仕事が自分に向いておらず怒られてばかりでしたが、自分に合った別のアルバイトを始めてからイキイキと働けるようになりました。
その経験から、同じように向いていないアルバイトを辞めた友人に、より適性の合うアルバイト探しを手伝うことになりました。
友人がなぜそのアルバイトに向いていなかったか、これから何をしていきたいか深掘りして答えを聞き出しました。
そのうえで私から見た友人の長所を掛け合わせた結果、友人のスポーツに携わりたい想いと強みであるチームワークを活かせるボウリング場のアルバイトスタッフに配属できました。楽しく働ける職場を見つけられたと喜んでくれたことは今でも忘れられません。
人材業界の仕事は人々の生活の長い時間を占めるものであり、人々の会社選びや働く会社の組織作りに携われる環境です。
なかでも、貴社は他社よりも求職者に寄り添い、その人の適性に沿った求人を案内する社風があると伺っております。
貴社では自分の強みである傾聴力を活かし、転職希望者のキャリアアドバイザーとしてその人が充実して働ける企業探しをサポートしたいと考えております。
しかし、仕事はホスピタリティ精神が全てではなく、ときには利益のため数字を追う必要があります。
そのため、スピード感を常に意識し同期よりも素早く行動していくことで、業務の数を増やしていきます。
その分の学びとスピード感、そして求職者へのホスピタリティ精神を業務に取り入れることで成績を収め、貴社に貢献していきたいと考えております。
そして、それらによって人々がイキイキと過ごせる社会への実現に繋がると考え、貴社を志望しました。
【志望動機は何分で話す?】志望動機で話すことが思いつかない場合
自己分析・他己分析を進めよう!
志望動機が思いつかないときは、自己分析や他己分析を進めるとよいでしょう。
まずは自分のことを知らなければ、志望動機を書くことはできません。 特に他己分析では他の人からの客観的な意見がもらえるため、おすすめです。
以下の記事から詳しくご覧ください。
業界・企業研究を進めよう!
業界・企業研究をするのもよいでしょう。
志望する業界や企業のことを知らなければ、もちろん志望動機を書くことはできず、内容の薄い志望動機になってしまいます。
業界・企業研究をし、そこの事業や強み、魅力などを調べましょう。
以下の記事から詳しくご覧ください。
【志望動機は何分で話す?】志望動機を話すのが苦手な人はエージェントの利用がおすすめ
志望動機を話す場は非常に少なく、企業ごとに内容も異なってしまうため苦手な方が多いのが現状です。
そのため、1人で時間をかけて対策を講じる人も多いのではないでしょうか。
1人で悩んでいる方や志望動機を話すことが苦手な方には、就活エージェントの活用がおすすめです。
面接での志望動機の対策や模擬面接の実施、企業選びまで幅広くサポートしてもらうことができます。
また、対面とオンラインの両方でサポート対応していることから、場所を選ばずに利用することが可能です。
就活生の方は無料で利用することができるため、まずはエージェントの人間に話を聞いてみましょう。
まとめ
志望動機で大切なポイントは時間配分です。
面接時の状況別に適切な長さでまとめあげ、面接官に分かりやすく伝えていく必要があります。
面接官が時間を指定している場合は、その時間を超えないよう注意しましょう。
また、面接における志望動機は企業に対する意欲や適性が見られる話題です。
そのため、面接官は志望動機を特に重視しています。
柔軟に対応できるよう志望動機を前もって準備しておき、本番での話し方に注意したうえで面接に臨みましょう。