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・場面ごとの志望動機の長さ
・適切な長さで志望動機を話すために行うべき準備
・志望動機を話す際のポイント
・志望動機の長さ別回答例
・志望動機の長さが分からない人
・志望動機がどうしても短く/長くなってしまう人
・長さ別の志望動機回答例を参考にしたい人
はじめに
就職活動における志望動機は面接で最も聞かれやすい話題の一つです。
そのなかで、特に注意しなければならないことがあります。
それが時間配分です。
志望動機の話す時間を判断できなければ、内容をまとめられないまま面接に臨まなければなりません。
面接では志望動機を何分で話すことがベストか、この記事では状況別に適切な長さを解説していきます。
【志望動機は何分で話す?】志望動機を聞かれる理由
志望動機を作成する前に、企業側がどのような意図で志望動機を聞いてきているのかについても理解しておきましょう。
就活に限らず、ビジネスの場において物事を有利に進めるためには、相手の意図を把握した上で取り組む必要があります。
企業側がほとんど100%と言っても良いほどの確率で志望動機を聞いてくる理由について把握しましょう。
入社意欲があるか
どのような企業も、就活生を選ぶにあたって「どんな企業でもいいや」と思っている人材より「この企業だからこそ入りたい、活躍したい」と思っている人材を採用したいと思っています。
志望動機の確認を通じて、事前にどれだけ企業についてリサーチができているか、過去の経験などからどの程度本気で自社を志望しているのかについて判断しているのです。
他の条件が似ており、どちらの人材を採用するか悩んだ際は、入社意欲が高い方を採用することが普通です。
志望動機がはっきりしている人材を採用し、特に近年、多くの企業の懸念材料の1つである早期離職の対策をしようとしているのです。
自社に合う人材か
入社意欲があるだけでなく、自社に合う人材を採用することでより長く働き、そして活躍してもらおうと考えている企業が多いです。
志望理由などから過去の経験やその人の人となりを知ることで、自社に合う人材か、そして将来活躍できる人材かを判断しています。
いくらモチベーションが高く、様々なスキルを持っていたとしても、それを企業で活かせなければ意味がありません。
営業職ならばコミュニケーション能力、プログラマーならば論理的思考力など、その職業に求められる能力を有しており、そして考え方やビジョンが企業と合う人材であることを説明しましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機の長さは柔軟に対応できるようにしておく必要がある
志望動機の長さは面接の形式や選考の段階でも変わっていくため、柔軟に対応できるように様々な長さを用意しておきましょう。
面接の中には、話す時間を指定されることもあります。
時間を短く指定されれば詳細を省いて分かりやすくまとまるように、時間を長く指定されれば詳細を加えて内容の厚みが増すように対応しましょう。
面接形式ごとの志望動機の長さ
個人面接か集団面接かで話せる長さは変わります。
個人の場合は面接官と自分のみで面接しますが、集団の場合は複数人が同時にするため、自分に対して時間を割けません。
個人か集団か、選考形式を予め知っておける企業は少ないため、互いの特徴を理解したうえで面接に望みましょう。
個人面接の場合
話の長さは基本的に2分前後、短い場合は1分、長い場合でも3分に収めましょう。
面接官の反応次第では、多少長くなっても熱意などで押し切れることがあります。
しかし、あまりにも話が長いと志望動機の内容も話しているうちに忘れてしまい、面接官に上手く伝えることができません。
まとまりのない話は冗長と捉えてしまい、面接官に不快だと感じさせてしまいます。
面接は発表の場ではなく、人とのコミュニケーションです。相手の反応さえ良いなら、そのまま話を続けてさらに盛り上げることも構いません。
逆に相手の反応が悪ければ、話を切り上げ別の話題を振ることも必要です。
時間を意識することも大切ですが、まずは相手の表情を見ながら対話していきましょう。
集団面接の場合
集団面接では1人で話し過ぎると他の人への質問時間を奪ってしまったり、面接官の時間配分を大きく崩してしまうことになります。
長くても2分以内に収めることが最適です。
面接官は他の人が話している間もあなたを評価しています。
なかでも、チームワークを重視する企業では周りへの配慮に対して非常に敏感です。
面接中は自分だけでなく、周りのことも忘れることがないよう注意しましょう。
また、面接官の反応が良く内容を深掘りしてもらえそうな場合は、1分弱で簡潔に話し終えたとしても問題ありません。
興味や関心が出てくる話題はさらに内容を聞き出したくなるものです。
そのため、集団面接では内容の長さよりも適度にまとめることを重視しましょう。
選考段階ごとの志望動機の長さ
選考序盤(一次)か中盤〜終盤(二次・三次・最終など)によって話すべき長さが変わっていきます。
選考ごとに面接官のあなたを評価するポイントが異なってくるからです。
しかし、長さを変えるといっても話の内容自体を変える必要はありません。
具体的なエピソードなど多少省くことのできる部分をじっくり話すか、端的にまとめるかによって長さを変えていきましょう。
選考序盤
選考序盤は応募者が多い状況の中で行なわれますが、一人ひとりの深い部分まで聞き出す時間と労力がありません。
一般常識やコミュニケーション能力など、すぐさま判断できるポイントによって評価されていきます。
そのため、応募者の足切り要素としての意味が強く、一定以上の論理性と簡潔さがあれば通過が可能です。
長く話し過ぎるよりは、短くても簡潔にまとめたうえで話した方が好印象となります。
しかし、序盤だからといって面接対策を疎かにしてはいけません。
その選考評価が後の選考に響くこともあるためです。
序盤の選考を評価ギリギリで通過した人と最高評価で通過した人とでは、その後の面接官からの印象は大きく異なります。序盤で良いスタートダッシュをきるために、しっかりと対策していきましょう。
選考中盤~終盤
選考中盤~終盤にかけては選考序盤に見られていたポイントは勿論、企業への志望度がさらに見られていきます。
序盤で選考を受けていた人たちの多くが足切りをされた分だけ、企業側の時間と労力に余裕が生まれるためです。
その余力を用いて、序盤では重視して見られなかった企業への熱意がどれほどのものであるか、より深掘りをしてくるでしょう。
そのため、序盤以上に面接で話す内容を考えておく必要があります。
話が多少長くなったとしても企業理解のアピールやオリジナルの原体験を盛り込み、熱意が伝わるよう話していくことが重要です。
入社したいという想いを面接官にぶつけていきましょう。
【志望動機は何分で話す?】時間指定の場合は必ず時間以内に収める
〇分以内と時間の指定された場合は、その時間をオーバーしないように話しましょう。
面接官によってはストップウォッチで時間を厳密に図っていることもあり、その場合は指定時間を少しでも超えてしまうと印象がかなり悪くなってしまいます。
アナウンサーが伝える文字数の目安は300字前後と言われており、面接で聞かれることが予め予想がつくのであれば事前に文章としてまとめておくことも一つの手です。
自分がその文章を何分間で話せるか測定し、自分の話の速度を把握していきましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機で企業は何を見ているのか
企業側は面接の際、応募者に対して能力や適性のほかに、本当に入社して働いてくれるかどうかを見定めています。志望動機はそれらを見定められる一つの材料です。
選考において志望動機は何度も問いかけられる話題となります。
企業側にとってはそれだけ重要な項目であるため、面接官に共感を持たれる志望動機を話すことができれば内定に1歩近づくことが可能です。
志望意欲の高さ
企業側は内定を出した応募者に辞退されると、採用コストがさらにかかってしまいます。
応募者がどれだけ優秀だったとしても企業に入社してもらえなければ意味がありません。
反対に、そこまで優秀ではない応募者であっても入社してくれると思ってもらえれば、内定を得ることも可能です。
そのため、企業側は企業への志望度や志望意欲の高さを確認することで、内定辞退することなく自社に入社するかを事前に把握したいと考えています。
ベンチャー企業の場合は特に志望意欲の高さを重視している
ベンチャー企業は大手と比べても採用に使えるコストが少ないため、内定辞退が出ると採用活動に大きな影響が出てしまいます。
大手企業に内定をもらった後にベンチャー企業の内定を辞退する人も多いです。
そのため、本当に自社に入社してくれるのかという志望度を特に重視しています。
ベンチャー企業に面接を受ける際は、より志望意欲を意識した志望動機に仕上げましょう。
企業理解の深さ
面接官は志望意欲の高さを確かめるために、企業理解の深さについて志望動機を通して見ています。
企業理解が深い=それだけその会社に入りたいという証明です。
企業理解を得るにはその企業について調べる必要があり、時間と手間がかかります。
これは志望企業に対しての熱意がなければできません。
また、企業理解を深めていくことでその企業を知ることができます。
その企業が本当に自分とマッチする会社なのか判断したうえで、入社を志望することが可能です。
企業理解を深めていくことによって、入社前に他の企業に移ろうと考えが変わることを未然に防いでくれます。
志望企業の理解はインターンやOB訪問(OG訪問)、企業のHPで調べるなどによって深めていくことが可能です。
企業理解をより深めることで、周りとの差別化を図りましょう。
企業とのマッチ度
志望動機を通して見えてくる応募者の価値観や入社してやりたいことが、その企業の社風や事業内容とマッチしているかを事前に把握しましょう。
志望企業とのマッチ度はその企業への理解を深めていくことで判断することが可能です。
志望企業を調べることなく入社してしまうと、社風や事業内容などで入社前と感じていたことのギャップが生じてしまいます。
特にここ数年はそのことが原因でストレスを抱えてしまい、入社後すぐに辞めてしまうケースがあとを絶ちません。
応募者側も企業側も共に損する羽目とならないために、企業研究は欠かさないようにしましょう。
【志望動機は何分で話す?】長さを間違えた時の悪影響
志望動機は適切な長さで話さなければなりませんが、長さを間違えてしまった場合にはどのような悪影響が生じるのでしょうか。
短すぎる場合と長すぎる場合、それぞれに分けてどのような弊害が生じるのか考えながら、適切な長さで話せるように準備をしていきましょう。
短すぎる場合
志望動機は、あなたがその企業や職種に対してどれだけ情熱を持っており、どの程度理解をしているかを示す重要な機会であり、短すぎる場合、十分な関心や情熱がないのではないかと思われてしまう可能性があります。
あなたが十分にリサーチを行っていない、または自分のキャリアや将来に対して真剣に考えていない、適当な人物だという印象を与えてしまう可能性があります。
また、志望動機についての説明が短すぎると、企業の特色や文化、仕事の内容についてもあまり理解していないとみなされる可能性があります。
自分の能力や経験を、その企業のニーズや目標にどのように結びつけられるかを具体的に説明するチャンスを逃すことになってしまい、マイナスなイメージを与えるだけでなく、良い印象を与えるチャンスも失ってしまっていることになります。
長すぎる場合
短すぎると意欲が伝わらないことが分かりましたが、長すぎる場合にもいくつか弊害が生じます。
まず、話が長すぎると重要なポイントが埋もれてしまい、結局何が言いたいのか要点を理解しにくくなってしまいます。
志望動機の中で本当に伝えたいメッセージや、自分がその企業や職種に情熱を持っている理由が明確でなくなってしまい、相手に伝わりにくくなってしまいます。
また、話が長すぎると、あなたは情報を整理し、要点を的確に伝える能力に欠けていると捉えられる可能性があります。
企業はコミュニケーション能力や論理的思考力を重視しているため、要約し、重要な情報を効果的にスタイルスキルをアピールする必要があります。
このような能力が試されている面接において、話が長すぎるとマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
【志望動機は何分で話す?】おすすめの志望動機の構成
志望動機は、①「成し遂げたいこと」→②「きっかけとなる原体験」→③「その業界を志望する理由」→④「その企業を志望する理由」→⑤「将来取り組みたいこと」の順に構成していくと良いでしょう。
①「成し遂げたいこと」は志望動機の結論に当たるものです。
結論を真っ先に話すことで志望動機の要点を素早く伝えられます。
②「きっかけとなる原体験」で①の根拠や理由に当たるものです。
原体験の具体的なエピソードを用いることで①への熱意や信用性を伝えることが可能となります。
面接官がこちらに共感しやすいポイントでもあるので、分かりやすく伝えられるよう心掛けましょう。
③「その業界を志望する理由」④「その企業を志望する理由」では自分がその業界・企業に入ることで双方どのようなメリットが生じるのかについて話していきます。
自分のことだけでなく、企業側に対してどれだけ利益を作れるような人材であるかを示していきましょう。
⑤「将来取り組みたいこと」はこちらも結論に当たります。
①と似通ってはいますが、異なるものです。こちらは「企業の中で成し遂げたいこと」と捉えてもらえれば分かりやすいでしょう。
最後にもう一度結論を話すことで、志望動機の要点がまとまり面接官に伝わりやすくなります。
【志望動機は何分で話す?】適切な長さで志望動機を話すために行うべき準備
面接官に対して、志望動機を適切な長さで話していくにはしっかりとした準備が必要です。
話しの長さは面接官の状況のほかに、こちら側の緊張具合で変化します。
身体が緊張すると、普段会話するような速度では話すことができません。
そのため、緊張することなく面接官に柔軟に対応できるよう、事前に準備しておきましょう。
・スラスラと話せるまで声に出して練習する
・友人などとの模擬面接で人に向かって話してみる
・日ごろから簡潔・論理的に話すようにする
長さ別に回答内容を準備する
1分・2分・3分とそれぞれの長さで話す志望動機を事前にまとめておくと、面接で対応しやすくなります。
面接官によっては時間を指定されることがあるため、それぞれの時間ごとにまとめることは無駄にはなりません。
アナウンサーが1分間に伝える文字数は300字前後と言われています。
自分がその文章を何分間で話せるか事前に測定しておき、自分の話の速度を把握していきましょう。
そして、相手が内容を整理しながら聞くことを考えると、1分あたり250字~300字を目安に話していけるよう速度を調整していきましょう。
スラスラと話せるまで声に出して練習する
面接本番では緊張して身体が固まってしまい、面接に落ちてしまう人が数多くいます。
普段はコミュニケーションが得意な人でも集団面接や最終面接など慣れない環境では誰しも緊張してしまうものです。
面接本番でスラスラと話していくには、思い出そうとしなくても自然に口から言葉が出るほど身体に染み込ませる必要があります。
1人で発声しても良い環境を整え、面接で話す志望動機を何度も声に出して練習しましょう。
また、何度も反復することで志望動機の内容を頭に叩き込めます。面接で緊張してしまった場合でも、内容を忘れることなく話すことが可能です。
友人などとの模擬面接で人に向かって話してみる
面接で上手に話す力を身につけるには、場慣れする必要があります。
本番の面接を何度も経験することが一番の近道ですが、実際問題そうはいきません。
もし友人や就職エージェントに協力してもらえる環境であれば、模擬面接を頼むことが可能です。
模擬面接は実際の面接のように相手がいることによって、コミュニケーション能力や面接の緊張感をほぐす効果が得られます。
注意としては、本番のように練習相手に対して面接時と同じように分かりやすく話すことが重要です。
面接と変わらない緊張感を持って挑みましょう。
日ごろから簡潔・論理的に話すようにする
面接の場は非常に緊張します。 緊張する場では、いつもの素の話し方が出てしまいます。
そのため、普段から自分の考えや意見を簡潔にまとめ、論理的に話す習慣をつけるとよいです。 論点をぶらさないことが重要です。
企業ごとの面接内容のリサーチをしておく
企業ごとの面接内容のリサーチをしておくことも非常に重要です。
特に有名な企業の場合は、どのような面接内容なのか情報が公開されている場合もあるため、しっかりと読み込み、対策をしておきましょう。
一般的な面接であった場合、安心して面接に臨むことができますし、少しイレギュラーなものであった場合は、事前情報を知らずに何も対策をしていない就活生に大きく差をつけられます。
いずれにせよ、リサーチをしておくことで心に余裕を持って面接に臨むことができるため、ぜひ企業ごとの面接内容についてリサーチをしておきましょう。
声に出して読んでみる
志望動機の下書きが完成したら、一度声に出してゆっくり読んでみましょう。
声に出してゆっくり読んでみることで、おかしな部分に気づけるだけでなく、文章の構成についても確認できます。
その他にも、話が飛躍しすぎている部分や、初めて会う面接官には理解しにくいであろう部分などについても確認できます。
声に出さずに何度も読み返すだけでは視覚的な情報しか取り入れることができませんが、声に出して読んでみることで耳からも情報を取り入れられるため、より修正点を見つけやすくなります。
特に、誰かに確認してもらう時間がない人は、少しでも客観的に確認するために声に出して読む対策を重視しましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機を話す際のポイント
面接において志望動機を話すうえで重要なポイントがあります。
どれだけ良い内容の志望動機を話せたとしても、その話し方次第では面接官に自分のことを共感してもらえません。
もし志望動機に問題がないと感じているにもかかわらず、面接に落ち続けている場合は話し方が原因の可能性があります。
下記の3点は志望動機以外の場面でも使えることが多いため、しっかりと叩き込んでおきましょう。
抑揚をつけて感情を込めて話す
ずっと同じテンションで話してしまうと、面接官に丸暗記したことを話しているだけと感じ取られてしまいます。
丸暗記をしただけの志望動機であると、面接中その内容を思い出すことだけに集中し、相手を気遣いながら話せなくなってしまうからです。
そのため、実際に丸暗記していなくても、抑揚のない話し方ではマイナスに判断されてしまいます。
面接官も1人の人間です。面白味のある話しには共感したくなり、反対につまらない話しには興味を持ってもらえなくもなります。
面接官に共感してもらうには、抑揚をつけつつも熱量が伝わるように気持ちを込めて話すことが何よりも重要です。
原体験を盛り込む
話す時間に余裕がある場合は、原体験を盛り込むようにしましょう。
自分にしか表せない原体験のエピソードを盛り込んでいくことで噓偽りない熱意を発せられるため、志望動機の信用性が増していきます。
また、原体験がある内容はその人の人間性を伝えることが可能です。
就職活動では個人の能力以外に「その人と一緒に働いていきたいか」を想像できるかが重視されており、面接官に人間性を伝えられる原体験は一つの強みとなります。
面接官は学びや成長から人間性を判断しているため、原体験にも学びや成長を得られたエピソードを盛り込んでいくと良いでしょう。
早口になりすぎないようにする
相手の面接官はこちらから見えない所で、メモを取りながら話を聞いてる場合がほとんどです。
こちらが早口になって話してしまうと、面接官は内容を聞き取りづらくなり話の内容を上手く伝えられません。
普段よりゆっくり話すことを意識すると聞き取りやすい速度になります。
面接は予め準備してきたものを発表する場ではなく、お互いがコミュニケーションを取っていく場です。
一方的にこちらが話すのではなく、相手の反応などを見ながら話す速度や間を調節する必要があります。
面接官に対して気遣える余裕を持てるよう、話す内容は事前に準備しリラックスした状態で面接に臨みましょう。
話す優先順位や必ず伝えたいことを決める
いくつかのパターンをつくっておくうえで、どんな長さのバージョンであっても「これだけは必ず伝えたい」という要点を決めておきましょう。
面接の場では伝えたいことが十分に話せないことがあります。
そのため、優先順位を決めて置き、優先的に伝えたいことは、しっかり話せるようにしましょう。
指定がない場合は1~2分が目安
時間が指定されない場合も多々あります。
その場合は1~2分で話すようにしましょう。
また、1分で話せるのが300字と言われているので、大体300~600字程度を目安にしましょう。
帰ってくる質問を想定しておく
面接官は志望動機を聞いた後、大抵何か質問をしてきます。
予想されない質問が来て、あたふたすると印象が悪くなります。
あらかじめ質問を想定しておくと、あわてずに「受け答えがしっかりしている」と好印象を与えられます。
時間を気にしすぎない
時間は気にした方が良いことは間違いありませんが、気にしすぎて神経質になってしまうのもよくありません。
特に、時間を気にしすぎることで、本来伝えたい内容がおろそかになってしまい、結局何が言いたいのか自分でもわからなくなってしまうと、面接において大きなマイナスとなり得ます。
また、時間を気にしすぎてしまうと自然に話すことができず、抑揚がない、ただ早口で話しているだけのような状態になってしまい、コミュニケーション能力がない人材であると思われてしまう可能性もあります。
面接はどちらかが一方的に話すドッジボールのようなものではなく、面接官と会話のキャッチボールを行うものであるため、早口で用意してきた内容をただ棒読みするだけにならないよう注意しましょう。
【志望動機は何分で話す?】志望動機の長さ別回答例
下記に1分・2分・3分となる志望動機の例を挙げました。
内容自体はどの長さも一緒ですが、中身の詳細は異なっています。
時間が短いのであれば、時間内に収めるために原体験などはあえて具体的に話過ぎず、抽象的なまま説明しましょう。
反対に時間が長いのであれば、なぜその企業なのかや原体験、入社後に携わりたいことなど具体的に話す必要があります。
1分の場合
2年前に友人のアルバイト探しを手伝ったことで楽しく働ける職場を見つけられたと喜んでくれた経験がそのきっかけでした。人材業界は人々の会社選びや働く会社の組織作りに携われる環境です。
なかでも、貴社は他社よりも求職者に寄り添い、その人の適性に沿った求人を案内する社風があると伺っております。
貴社では自分の強みである傾聴力を活かし、求職者に合った仕事探しをサポートしていきたいと考えております。そして、それらによって人々がイキイキと過ごせる社会への実現に繋がると考え、貴社を志望しました。
2分の場合
2年前に手伝った友人のアルバイト探しがそのきっかけでした。
飲食店のアルバイトでは仕事が自分に向いておらず怒られてばかりでしたが、自分に合った別のアルバイトを始めてからイキイキと働けるようになりました。
その経験から、同じように向いていないアルバイトを辞めた友人に、より適性の合うアルバイト探しを手伝ったことで楽しく働ける職場を見つけられたと喜んでくれたことは今でも忘れられません。
人材業界の仕事は人々の生活の長い時間を占めるものであり、人々の会社選びや働く会社の組織作りに携われる環境です。
なかでも、貴社は他社よりも求職者に寄り添い、その人の適性に沿った求人を案内する社風があると伺っております。
貴社では自分の強みである傾聴力を活かし、転職希望者のキャリアアドバイザーとしてその人が充実して働ける企業探しをサポートしたいと考えております。
そして、それらによってイキイキと過ごせる社会への実現に繋がると考え、貴社を志望しました。
3分の場合
2年前に手伝った友人のアルバイト探しがそのきっかけでした。飲食店のアルバイトでは仕事が自分に向いておらず怒られてばかりでしたが、自分に合った別のアルバイトを始めてからイキイキと働けるようになりました。
その経験から、同じように向いていないアルバイトを辞めた友人に、より適性の合うアルバイト探しを手伝うことになりました。
友人がなぜそのアルバイトに向いていなかったか、これから何をしていきたいか深掘りして答えを聞き出しました。
そのうえで私から見た友人の長所を掛け合わせた結果、友人のスポーツに携わりたい想いと強みであるチームワークを活かせるボウリング場のアルバイトスタッフに配属できました。楽しく働ける職場を見つけられたと喜んでくれたことは今でも忘れられません。
人材業界の仕事は人々の生活の長い時間を占めるものであり、人々の会社選びや働く会社の組織作りに携われる環境です。
なかでも、貴社は他社よりも求職者に寄り添い、その人の適性に沿った求人を案内する社風があると伺っております。
貴社では自分の強みである傾聴力を活かし、転職希望者のキャリアアドバイザーとしてその人が充実して働ける企業探しをサポートしたいと考えております。
しかし、仕事はホスピタリティ精神が全てではなく、ときには利益のため数字を追う必要があります。
そのため、スピード感を常に意識し同期よりも素早く行動していくことで、業務の数を増やしていきます。
その分の学びとスピード感、そして求職者へのホスピタリティ精神を業務に取り入れることで成績を収め、貴社に貢献していきたいと考えております。
そして、それらによって人々がイキイキと過ごせる社会への実現に繋がると考え、貴社を志望しました。
【志望動機は何分で話す?】志望動機で話すことが思いつかない場合
自己分析・他己分析を進めよう!
志望動機が思いつかないときは、自己分析や他己分析を進めるとよいでしょう。
まずは自分のことを知らなければ、志望動機を書くことはできません。 特に他己分析では他の人からの客観的な意見がもらえるため、おすすめです。
以下の記事から詳しくご覧ください。
業界・企業研究を進めよう!
業界・企業研究をするのもよいでしょう。
志望する業界や企業のことを知らなければ、もちろん志望動機を書くことはできず、内容の薄い志望動機になってしまいます。
業界・企業研究をし、そこの事業や強み、魅力などを調べましょう。
以下の記事から詳しくご覧ください。
【志望動機は何分で話す?】志望動機を話すのが苦手な人はエージェントの利用がおすすめ
志望動機を話す場は非常に少なく、企業ごとに内容も異なってしまうため苦手な方が多いのが現状です。
そのため、1人で時間をかけて対策を講じる人も多いのではないでしょうか。
1人で悩んでいる方や志望動機を話すことが苦手な方には、就活エージェントの活用がおすすめです。
面接での志望動機の対策や模擬面接の実施、企業選びまで幅広くサポートしてもらうことができます。
また、対面とオンラインの両方でサポート対応していることから、場所を選ばずに利用することが可能です。
就活生の方は無料で利用することができるため、まずはエージェントの人間に話を聞いてみましょう。
まとめ
志望動機で大切なポイントは時間配分です。
面接時の状況別に適切な長さでまとめあげ、面接官に分かりやすく伝えていく必要があります。
面接官が時間を指定している場合は、その時間を超えないよう注意しましょう。
また、面接における志望動機は企業に対する意欲や適性が見られる話題です。
そのため、面接官は志望動機を特に重視しています。
柔軟に対応できるよう志望動機を前もって準備しておき、本番での話し方に注意したうえで面接に臨みましょう。