パワーポイントで自己PRが必要な就活生必見!スライドの作り方やプレゼン時のポイントを解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・パワーポイントで自己PRが求められている理由
・パワーポイントで自己PRする際の基本形式
・スライド作成時のポイント
・プレゼン時のポイント

この記事をおすすめしたい人

・パワーポイントでの自己PRが必要な人
・パワーポイントを使い慣れていない人
・他の人と差別化を図りたい人
・パワーポイントのプレゼンを成功させて選考を突破したい人

はじめに

「次の面接でパワーポイントを使って自己PRのプレゼンしないといけない。」

「パワーポイントを使った自己PRってどうやったらいいんだろう。」

「絶対失敗したくない。」

このように、パワーポイントを使った自己PRに不安を抱いているのではないでしょうか。

この記事では、パワーポイントを上手に作るポイントや何をどのように入れ込むべきかなど、事前準備について詳しく紹介しています。

パワーポイントの資料によって当日のプレゼンで与える印象も全く異なるものになります。

ぜひ本記事を最後まで読んで、当日のプレゼンに役立ててください。

【パワポで自己PR作成】パワーポイントを使った自己PRを求められるケースが増えている

近頃、就活で自己PRをパワーポイントを使用して発表する企業が増加傾向にあります。

以前は対面で自己PRなどをプレゼンさせることで、プレゼン能力や対応力、論理的思考力を測るために行っていました。

しかし、コロナ渦を経てオンラインでの面接がスタンダードになった今、上記の能力を見極めることに加え、就活生の人柄などのパーソナリティを知りた

いと考えています。

オンラインとなって人事側は直接感じることのできる情報が無くなってしまいました。

このことから、プレゼンをさせることでなるべく多くの情報の中で合否を決めたいのです。

こういった背景から、パワーポイントを使った自己PRを求める企業が増えているのです。

【パワポで自己PR作成】パワーポイントで自己PRを求められる理由

企業側はパワーポイントを使った自己PRを就活生に求めることで、仕事で必ず使うであろうパソコンの基本的なスキルをはじめ、それ以外の社会人として

必要な能力が備わっているか確認したいと考えています。

ここからはパワーポイントで自己PRを求められる理由について解説していきます。

  • PCが扱えるかを確認したい
  • プレゼンスキルを確認したい
  • 情報収集力を確認したい

PCが扱えるかを確認したい

最近はスマホである程度のことは何でも出来てしまいます。

そのため、大学のレポートなどをスマホで作成している学生もいますが、ビジネスパーソンになってからはパソコンを扱えることが必須スキルになります。

メールの送受信や企画書作成、プレゼン資料作成など、様々な資料作成は必ずパソコンを利用して行われるのです。

このことから、パワーポイントでの資料の質を見ることで、パソコンをどれだけ扱えるか見極めたいと考えているのです。

プレゼンスキルを確認したい

学生のプレゼンスキルを確かめるために、パワーポイントを使用した自己PRが求められることがあります。

なぜなら、働きだすとほとんどの業界・職種で競合とのコンペや社内でのプレゼンなどパワーポイントを使う機会が多くなるからです。

さらに、その出来次第で、売上や昇進などに影響を与えることも多々あります。

企業によってプレゼン力に関する基準は異なりますが、現時点で完璧なプレゼンを求めているわけではありません。

ただし、他の就活生と比べられより良い学生が選ばれるため、十分な対策が必要になります。

情報収集力を確認したい

次に企業は、情報収集力を確認したいと考えているからです。

企業に入社後は様々な情報をリサーチし、それを上司やクライアントに報告したり、提案したりします。

この時に必要のない情報も報告してしまっては、相手からするといちいち精査する必要があり、質の悪い情報と受け取られてしまいます。

そのため、情報収集力が求められるのです。

選考の際には必要な情報を取捨選択し、企業側の意図を汲み取りながら資料を作成するようにしましょう。

プレゼン当日は効果的なアピールが出来るように、書いてある情報と話す情報を精査し臨むようにしましょう。

【パワポで自己PR作成】パワーポイントで自己PRの基本形式

パワーポイントにおける自己PRの基本形式は「テーマ」「制限時間」「フォーマット」になります。

これらを理解することでより良いプレゼン対策を行うことができるでしょう。

ここからはパワーポイントで行う自己PRの基本形式について解説していきます。

テーマ

自己PRのプレゼンとはいっても、自己PRのみ紹介するとは限りません。

そのほかにも、プレゼンしてほしいお題を企業が提示させる場合があります。

自分に関することや志望先の業界や企業に関することの大きく2つに区分されることがあります。

自分に関するお題については、「自己PR」「自己紹介」「ガクチカ」「将来のビジョン」などが多いです。

また、志望先の業界や企業に関するお題では、「新規ビジネス」「商品企画」「販売促進」など準備に時間を要するテーマが課される場合もあります。

さらにエンジニアやクリエイターなどの専門職は、ポートフォリオをテーマとして課されることがあります。

制限時間

プレゼンで自己PRをする場合は、お題だけでなく、時間制限も設けられています。

自己PRやガクチカといったアピールの場だと、通常、2~5分ほどの制限時間内で発表されることが一般的です。

また、事前課題が新規ビジネスや商品企画など複雑な場合は10分以上など長く設定されている場合がほとんどです。

ビジネスにおいては、時間を守ることが非常に重要です。

制限時間を超えてプレゼンを行うと、採用担当者からは時間にルーズな印象を持たれ、評価が低くなる可能性があります。

逆に短すぎても準備不足ということで、評価を落とされる可能性があります。

したがって、発表が終了するまでに15秒から1秒前に終われるように、練習しましょう。

フォーマット

次にプレゼンではフォーマットも指定される場合が多いです。

代表的なツールで言うと、パワーポイントやGoogleスライドになります。

もし、フォーマットに関して言及がなかったら、どのサービスを使えばよいか尋ねるようにしましょう。

なぜなら、パワーポイントからGoogleスライドに資料を変換するときには注意が必要だからです。

例えば、どちらかにしか対応していないフォントを使用していたり、写真の位置やフォントサイズがずれていたりすることもあります。

このことから当日急いで修正したことで、資料の細かいミスに気づけなかったり、動揺からミスを連発する可能性があります。

このようなことを未然に防ぐために、どんなフォーマットが指定されているか確認するようにしましょう。

【パワポで自己PR作成】準備方法

プレゼンの準備方法は

「自己分析」→「企業分析」→「自己PR作成」→「スライド作成」→「プレゼン練習」

の5つになります。

プレゼンは準備が9割と言われるほど準備が成功の鍵を握っています。

これから解説する5つの準備をよく読んで、パワーポイントで自己PRのアピールをするようにしましょう。

自己分析

事前準備の大切さを考えると、自己分析は欠かせない要素です。

自己分析を行うことで、自分自身の軸が定まり、就活の際に業界や企業の選択、面接でのエピソードを伝える際に役立ちます。

例えば、面接で「自分の得意な点は何ですか?」という質問がされた場合、自己分析を行っていないと説得力のあるエピソードを伝えることはできませ

ん。

自分が望む企業で活躍するためにも、自己分析を通じて自分を明確にしておく必要があります。

自分自身を理解していない状態では、自己PRをするためのパワーポイントを作るのは難しいでしょう。

まずは事前準備として、自己分析を必ず行うようにしましょう。

企業分析

自己分析をし終えたら、志望先の企業の特徴やもとめる人物像などについて知るために企業分析をするようにしましょう。

会社の特徴やもとめる人物像を把握することで、自己プレゼンを行う際には、自分自身を効果的にアピールすることができるのです。

たとえば、メーカーの営業職であれば、自社商品を通じてお得意様と円滑にコミュニケーションが図れるのかなどが評価されるポイントになるでしょう。

このことから、パワーポイントを使用して自己PRを行い、企業分析を通じて求められる人材であることをアピールする必要があるということです。

自己PR作成

自己分析と企業分析が完了したら、文章ベースで自己PRの作成をおこなっていきましょう。

自己PRとは、自分の良さや魅力をアピールし、採用担当者に自らの採用メリットを伝えることは非常に大切です。

そのために、自己分析と企業分析を活用して、採用担当者に評価していただけるような自己PRを考える必要があるでしょう。

自己PRを作成する際には、自分が一番強調したい部分が、必ずしも求められる人物像と一致しているわけではありません。

そのため、志望する企業に合わせたアピールポイントを考慮して作成することがおすすめです。

スライド作成

自己PRを文章ベースで作成し終えたら、ここで初めてパワーポイントでの資料作成に入りましょう。

スライド作成では、デザインなどのクリエイティブな能力が必要と感じるかもしれません。

しかし、後ほど解説するスライド作成のポイントを押さえることで見やすいスライドを作成することが出来ます。

ここで最も大切なことは、自己PRをするという意図を忘れないことです。

そのため、自己PRを効果的に行うために情報過多にならないように注意することが大切です。

このことを十分理解したうえで、テクニック的なことを加えてみましょう。

プレゼン練習

パワポづくりが終わったら、最後の手順では、プレゼンテーションの練習に一生懸命取り組みましょう。

どんなにクオリティの高いパワーポイントを作ることができても、面接官に伝えることができなければ、採用担当者に自分の強みや魅力をアピールするこ

とは容易ではありません。

最初に、台本を作成して、その内容を覚えられるまで何度も声に出して練習することをおすすめします。

自分自身でも自信を持ってプレゼンできるようになったら、実際のプレゼンと同じようなロールプレイを行いましょう。

友人、家族、大学の教授などの方々にご協力いただき、客観的なご感想をいただくことで、プレゼンの品質をさらに向上させることができます。

【パワポで自己PR作成】スライド作成時のポイント

次にスライドを作成する時の重要なポイントを解説します。

「PREP法を意識」

「1スライド1メッセージ」

「誰もが見えるフォントサイズ」

「3色以上は使わない」

「フォントや文末は統一」

の主に5つを意識してみましょう。

これらを意識することで、今以上にクオリティの高いスライドを作成することができるでしょう。

PREP法を意識

資料を作る際は、PREP法を意識することを心がけましょう。

なぜなら、PREP法を意識することでプレゼンテーションの内容が面接官の記憶に残りやすくなるからです。

具体的には、PREP法(ポイント、理由、具体例、ポイント)を意識してプレゼンテーションを組み立てることで、面接官が情報をより理解しやすくなり、長期的な記憶にも繋がります。

まず、プレゼンテーションの開始部分で、ポイントを明確に伝えることが重要です。

このポイントを具体的なイメージや物語に結び付けることで、聞き手は興味を引かれ、覚えやすくなるでしょう。

次に、理由を示すことが重要です。

さらに、具体的な事例や体験談を交えることで、聞き手が自分自身と関連性を感じやすくなり、共感を生み出すことができます。

最後にポイントを再度おさらいすることで、面接官にポイントを意識付けることができるでしょう

1スライド1メッセージ

パワーポイント作成の際に留意すべきポイントとしては、1つのスライドに1つのメッセージを盛り込むことが重要です。

多くの学生は、自身のプロフィールを多角的に促進したいという意識から、1つのスライドに情報を過度に詰め込んでしまう傾向があります。

しかしながら、情報の量が多い場合、初めて目にした時に理解しづらくなり、採用担当者の記憶にも残りにくくなるだけでなく、細かい文字を読むことに

よるストレスも生じてしまい、逆効果となってしまいます。

パワーポイントは、プレゼンを行う際に補助的な役割を果たすものですので、一人ずつに伝える際は、スライドを1枚にまとめるように心がけてください。

誰もが見えるフォントサイズ

面接会場のスペースやプレゼンテーションのスライドを表示するスクリーンのサイズなどは、企業によって異なることがあります。

また、役員面接まで進んだ場合、年配の方が面接官を務めることもあり得ます。

このことから、テキストを大きいサイズにしておくと面接官が読みやすくなります。

おすすめのフォントサイズは24〜32ポイントになります。

フォントサイズによってスライドの構成や配置は変わってしまいます。

つまり、フォントサイズの基準を決めてから作成するようにしましょう。

3色以上は使わない

自己PRでパワーポイントを使用する場合の基本デザインとして、色は落ち着いた3色までにするとよいでしょう。

他のパワーポイントよりも強く印象付けたいと考えて、多様な鮮やかな色を使用することは、逆に採用担当者からの評価を下げてしまう可能性があること

を心に留めておいてください。

理由としては、スライドの重要なポイントや伝えたいことがわかりにくくなること、また、鮮やかな色を多用したスライドは目に優しくなく、すぐに疲れ

てしまうでしょう。

使用する基本の色は黒です。

強調したいときには黒の太文字を使用し、注意を引きたいときには赤か黄色などの落ち着いた2色を組み合わせて駆使し、見やすさとわかりやすさを確保し

ましょう。

フォントや文末は統一

自己PRのパワーポイントでは、フォントや文末に統一感があると相手が非常に見やすくなります。

スライドごとにスタイルが違うと、面接官から見て違和感を感じてしまうでしょう。

そのため、タイトルの位置、使用しているフォントや文末などを全部のスライドで統一させることは非常に重要です。

資料作成力はプレゼンで評価されている重要な要素ですので、しっかりとパワーポイントの作成に取り組みましょう。・

【パワポで自己PR作成】プレゼン時のポイント

パワーポイントでプレゼンをする際には

「リアクションはオーバーを意識」

「話すスピードに注意」

「声のトーンや表情に注意」

の3つのポイントに注意してみましょう。

これらを意識することで面接官に伝わりやすいプレゼンにすることができるでしょう。

リアクションはオーバーを意識

プレゼンをする際には、少しオーバーリアクションで話すことを心掛けてください。

初対面の場面では、お互いの表情を読み取りにくく、伝わりづらい傾向にあります。

そのため、コミュニケーションは困難を伴うことがあります。

声のトーンにメリハリをつけるためには、いつもよりも活気溢れる反応で話を始めることが大切です。

普段の声のトーンを1段階あげるようにしましょう。

日本語は文章の途中でトーンを変えることが難しい特徴があるため、最初からトーンを高めておくことを意識する必要があります。

スピードやトーンに変化を加えることにより、採用担当者への伝達方法が大幅に変わります。

話すスピードに注意

プレゼンで発表する際、話す速度が速すぎないように気をつけましょう。

プレゼンの本番では、緊張しすぎてしまったり、早く終わらせて安心感を得たいという心理状況から、自然と話すスピードが早くなる傾向がありますの

で、普段から話す速度に意識を向ける必要があるでしょう。

また、たくさんの情報を伝えたいと思っても、あまりにもアップテンポで話をすることは避けましょう。

一度に多く話したからといって、採用担当者に自分を十分にアピールできるとは限りません。

声のトーンや表情に注意

人前で何かを話す場合は、声のトーンや表情にも気をつけてください。

声のトーンや表情は、聴衆とのコミュニケーションをより効果的にするために重要な要素です。

コミュニケーションにおいて、「メラビアンの法則」というものがあります。

この法則によれば、情報をキャッチする割合は言語が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の影響を持つとされています。

たとえば、ボソボソと話す人や目線が落ち着いていない人は、どこかその人に対して不安を感じてしまうものです。

面接官はパワーポイントの質や話し方だけではなく、発表での出で立ちなどを判断した上で人柄を観察しています。

まとめ

本記事では自己PRに関するパワーポイント作成の準備や注意事項、成功の秘訣、プレゼンテーション時の5つのポイントなど詳しく紹介しました。

自己PRをパワーポイントで作成するのは、準備に時間がかかり大変ではありますが、自分の個性や良い部分を表現できる貴重なチャンスです。

この記事を参考にして、自分自身のアイデンティティを表現した自己PRをパワーポイントで作成して、他の学生と差をつけていきましょう。

 

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