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・パワーポイントで自己PRが求められている理由
・パワーポイントで自己PRする際の基本形式
・スライド作成時のポイント
・プレゼン時のポイント
・パワーポイントでの自己PRが必要な人
・パワーポイントを使い慣れていない人
・他の人と差別化を図りたい人
・パワーポイントのプレゼンを成功させて選考を突破したい人
はじめに
「次の面接でパワーポイントを使って自己PRのプレゼンしないといけない。」
「パワーポイントを使った自己PRってどうやったらいいんだろう。」
「絶対失敗したくない。」
このように、パワーポイントを使った自己PRに不安を抱いているのではないでしょうか。
この記事では、パワーポイントを上手に作るポイントや何をどのように入れ込むべきかなど、事前準備について詳しく紹介しています。
パワーポイントの資料によって当日のプレゼンで与える印象も全く異なるものになります。
ぜひ本記事を最後まで読んで、当日のプレゼンに役立ててください。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】パワーポイントを使った自己PRを求められるケースが増えている
近頃、就活で自己PRをパワーポイントを使用して発表する企業が増加傾向にあります。
以前は対面で自己PRなどをプレゼンさせることで、プレゼン能力や対応力、論理的思考力を測るために行っていました。
しかし、コロナ渦を経てオンラインでの面接がスタンダードになった今、上記の能力を見極めることに加え、就活生の人柄などのパーソナリティを知りた
いと考えています。
オンラインとなって人事側は直接感じることのできる情報が無くなってしまいました。
このことから、プレゼンをさせることでなるべく多くの情報の中で合否を決めたいのです。
こういった背景から、パワーポイントを使った自己PRを求める企業が増えているのです。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】パワーポイントで自己PRを求められる理由
企業側はパワーポイントを使った自己PRを就活生に求めることで、仕事で必ず使うであろうパソコンの基本的なスキルをはじめ、それ以外の社会人として必要な能力が備わっているか確認したいと考えています。
ここからはパワーポイントで自己PRを求められる理由について解説していきます。
- PCが扱えるかを確認したい
- プレゼンスキルを確認したい
- 情報収集力を確認したい
PCが扱えるかを確認したい
最近はスマホである程度のことは何でも出来てしまいます。
そのため、大学のレポートなどをスマホで作成している学生もいますが、ビジネスパーソンになってからはパソコンを扱えることが必須スキルになります。
メールの送受信や企画書作成、プレゼン資料作成など、様々な資料作成は必ずパソコンを利用して行われるのです。
このことから、パワーポイントでの資料の質を見ることで、パソコンをどれだけ扱えるか見極めたいと考えているのです。
プレゼンスキルを確認したい
学生のプレゼンスキルを確かめるために、パワーポイントを使用した自己PRが求められることがあります。
なぜなら、働きだすとほとんどの業界・職種で競合とのコンペや社内でのプレゼンなどパワーポイントを使う機会が多くなるからです。
さらに、その出来次第で、売上や昇進などに影響を与えることも多々あります。
企業によってプレゼン力に関する基準は異なりますが、現時点で完璧なプレゼンを求めているわけではありません。
ただし、他の就活生と比べられより良い学生が選ばれるため、十分な対策が必要になります。
情報収集力を確認したい
次に企業は、情報収集力を確認したいと考えているからです。
企業に入社後は様々な情報をリサーチし、それを上司やクライアントに報告したり、提案したりします。
この時に必要のない情報も報告してしまっては、相手からするといちいち精査する必要があり、質の悪い情報と受け取られてしまいます。
そのため、情報収集力が求められるのです。
選考の際には必要な情報を取捨選択し、企業側の意図を汲み取りながら資料を作成するようにしましょう。
プレゼン当日は効果的なアピールが出来るように、書いてある情報と話す情報を精査し臨むようにしましょう。
人柄や熱意を確認したい
書類や面接だけではわからない、就活生の人柄や熱意といった部分を確認したいという気持ちも企業側は持っています。
パワーポイントは、スライドの作り方や発表の仕方で多少の人柄が見て取れるのです。
たとえば、タイトルや本文の文字サイズや位置のバランスが聞き手にとって絶妙である場合、相手のことを考えて気を配れる思いやりのある人だと判断できます。
スライドばかりに目を向けず聞き手を見ながらしっかりと話せる人は、自信を持って物事に臨める人、志望に対する熱意を持っている人とも感じられます。
このように、パワーポイントによる発表ひとつで就活生のさまざまな面を把握できるため、企業側は就活生のことを深く理解しようとパワーポイントでの自己PRを指示してくるのです。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】パワーポイントで自己PRの基本形式
パワーポイントにおける自己PRの基本形式は「テーマ」「制限時間」「フォーマット」になります。
これらを理解することでより良いプレゼン対策を行うことができるでしょう。
ここからはパワーポイントで行う自己PRの基本形式について解説していきます。
テーマ
自己PRのプレゼンとはいっても、自己PRのみ紹介するとは限りません。
そのほかにも、プレゼンしてほしいお題を企業が提示させる場合があります。
自分に関することや志望先の業界や企業に関することの大きく2つに区分されることがあります。
自分に関するお題については、「自己PR」「自己紹介」「ガクチカ」「将来のビジョン」などが多いです。
また、志望先の業界や企業に関するお題では、「新規ビジネス」「商品企画」「販売促進」など準備に時間を要するテーマが課される場合もあります。
さらにエンジニアやクリエイターなどの専門職は、ポートフォリオをテーマとして課されることがあります。
制限時間
プレゼンで自己PRをする場合は、お題だけでなく、時間制限も設けられています。
自己PRやガクチカといったアピールの場だと、通常、2~5分ほどの制限時間内で発表されることが一般的です。
また、事前課題が新規ビジネスや商品企画など複雑な場合は10分以上など長く設定されている場合がほとんどです。
ビジネスにおいては、時間を守ることが非常に重要です。
制限時間を超えてプレゼンを行うと、採用担当者からは時間にルーズな印象を持たれ、評価が低くなる可能性があります。
逆に短すぎても準備不足ということで、評価を落とされる可能性があります。
したがって、発表が終了するまでに15秒から1秒前に終われるように、練習しましょう。
フォーマット
次にプレゼンではフォーマットも指定される場合が多いです。
代表的なツールで言うと、パワーポイントやGoogleスライドになります。
もし、フォーマットに関して言及がなかったら、どのサービスを使えばよいか尋ねるようにしましょう。
なぜなら、パワーポイントからGoogleスライドに資料を変換するときには注意が必要だからです。
例えば、どちらかにしか対応していないフォントを使用していたり、写真の位置やフォントサイズがずれていたりすることもあります。
このことから当日急いで修正したことで、資料の細かいミスに気づけなかったり、動揺からミスを連発する可能性があります。
このようなことを未然に防ぐために、どんなフォーマットが指定されているか確認するようにしましょう。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】準備方法
プレゼンの準備方法は
の5つになります。
プレゼンは準備が9割と言われるほど準備が成功の鍵を握っています。
これから解説する5つの準備をよく読んで、パワーポイントで自己PRのアピールをするようにしましょう。
自己分析
事前準備の大切さを考えると、自己分析は欠かせない要素です。
自己分析を行うことで、自分自身の軸が定まり、就活の際に業界や企業の選択、面接でのエピソードを伝える際に役立ちます。
例えば、面接で「自分の得意な点は何ですか?」という質問がされた場合、自己分析を行っていないと説得力のあるエピソードを伝えることはできません。
自分が望む企業で活躍するためにも、自己分析を通じて自分を明確にしておく必要があります。
自分自身を理解していない状態では、自己PRをするためのパワーポイントを作るのは難しいでしょう。
まずは事前準備として、自己分析を必ず行うようにしましょう。
企業分析
自己分析をし終えたら、志望先の企業の特徴やもとめる人物像などについて知るために企業分析をするようにしましょう。
会社の特徴やもとめる人物像を把握することで、自己プレゼンを行う際には、自分自身を効果的にアピールすることができるのです。
たとえば、メーカーの営業職であれば、自社商品を通じてお得意様と円滑にコミュニケーションが図れるのかなどが評価されるポイントになるでしょう。
このことから、パワーポイントを使用して自己PRを行い、企業分析を通じて求められる人材であることをアピールする必要があるということです。
自己PR作成
自己分析と企業分析が完了したら、文章ベースで自己PRの作成をおこなっていきましょう。
自己PRとは、自分の良さや魅力をアピールし、採用担当者に自らの採用メリットを伝えることは非常に大切です。
そのために、自己分析と企業分析を活用して、採用担当者に評価していただけるような自己PRを考える必要があるでしょう。
自己PRを作成する際には、自分が一番強調したい部分が、必ずしも求められる人物像と一致しているわけではありません。
そのため、志望する企業に合わせたアピールポイントを考慮して作成することがおすすめです。
スライド作成
自己PRを文章ベースで作成し終えたら、ここで初めてパワーポイントでの資料作成に入りましょう。
スライド作成では、デザインなどのクリエイティブな能力が必要と感じるかもしれません。
しかし、後ほど解説するスライド作成のポイントを押さえることで見やすいスライドを作成することが出来ます。
ここで最も大切なことは、自己PRをするという意図を忘れないことです。
そのため、自己PRを効果的に行うために情報過多にならないように注意することが大切です。
このことを十分理解したうえで、テクニック的なことを加えてみましょう。
プレゼン練習
パワポづくりが終わったら、最後の手順では、プレゼンテーションの練習に一生懸命取り組みましょう。
どんなにクオリティの高いパワーポイントを作ることができても、面接官に伝えることができなければ、採用担当者に自分の強みや魅力をアピールするこ
とは容易ではありません。
最初に、台本を作成して、その内容を覚えられるまで何度も声に出して練習することをおすすめします。
自分自身でも自信を持ってプレゼンできるようになったら、実際のプレゼンと同じようなロールプレイを行いましょう。
友人、家族、大学の教授などの方々にご協力いただき、客観的なご感想をいただくことで、プレゼンの品質をさらに向上させることができます。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】スライド作成時のポイント
次にスライドを作成する時の重要なポイントを解説します。
「PREP法を意識」
「1スライド1メッセージ」
「誰もが見えるフォントサイズ」
「3色以上は使わない」
「フォントや文末は統一」
の主に5つを意識してみましょう。
これらを意識することで、今以上にクオリティの高いスライドを作成することができるでしょう。
PREP法を意識
資料を作る際は、PREP法を意識することを心がけましょう。
なぜなら、PREP法を意識することでプレゼンテーションの内容が面接官の記憶に残りやすくなるからです。
具体的には、PREP法(ポイント、理由、具体例、ポイント)を意識してプレゼンテーションを組み立てることで、面接官が情報をより理解しやすくなり、長期的な記憶にも繋がります。
まず、プレゼンテーションの開始部分で、ポイントを明確に伝えることが重要です。
このポイントを具体的なイメージや物語に結び付けることで、聞き手は興味を引かれ、覚えやすくなるでしょう。
次に、理由を示すことが重要です。
さらに、具体的な事例や体験談を交えることで、聞き手が自分自身と関連性を感じやすくなり、共感を生み出すことができます。
最後にポイントを再度おさらいすることで、面接官にポイントを意識付けることができるでしょう
自己紹介も入れられると良い
パワーポイントで自己PRをする際のポイントとして自己紹介も入れられると良いでしょう。
枚数に指定がなければ自分の名前や出身地、経歴、専攻分野などの基本情報に加えて、特技や趣味、簡単に個性や強みなどについて説明できる情報を盛り込んでおくことがおすすめです。
ただし、そこまで時間を割いて説明する部分ではないので、簡潔にまとめることが重要です。
あなたがどのような人物であるのかについて、簡単に数十秒程度で説明していきましょう。
自己紹介の内容がその後に続く自己PRの内容と関連性が高いとより効果的です。
その後に説明する自分の強みなどについて一言で触れておいても良いでしょう。
自己紹介はプレゼンテーションの触りとして重要な部分なので、簡潔かつ分かりやすく説明していくことが重要です。
スライド1枚につき1メッセージ
パワーポイント作成の際に留意すべきポイントとしては、1つのスライドに1つのメッセージを盛り込むことが重要です。
多くの学生は、自身のプロフィールを多角的に促進したいという意識から、1つのスライドに情報を過度に詰め込んでしまう傾向があります。
しかしながら、情報の量が多い場合、初めて目にした時に理解しづらくなり、採用担当者の記憶にも残りにくくなるだけでなく、細かい文字を読むことに
よるストレスも生じてしまい、逆効果となってしまいます。
パワーポイントは、プレゼンを行う際に補助的な役割を果たすものですので、一人ずつに伝える際は、スライドを1枚にまとめるように心がけてください。
誰もが見えるフォントサイズ
面接会場のスペースやプレゼンテーションのスライドを表示するスクリーンのサイズなどは、企業によって異なることがあります。
また、役員面接まで進んだ場合、年配の方が面接官を務めることもあり得ます。
このことから、テキストを大きいサイズにしておくと面接官が読みやすくなります。
おすすめのフォントサイズは24〜32ポイントになります。
フォントサイズによってスライドの構成や配置は変わってしまいます。
つまり、フォントサイズの基準を決めてから作成するようにしましょう。
3色以上は使わない
自己PRでパワーポイントを使用する場合の基本デザインとして、色は落ち着いた3色までにするとよいでしょう。
他のパワーポイントよりも強く印象付けたいと考えて、多様な鮮やかな色を使用することは、逆に採用担当者からの評価を下げてしまう可能性があること
を心に留めておいてください。
理由としては、スライドの重要なポイントや伝えたいことがわかりにくくなること、また、鮮やかな色を多用したスライドは目に優しくなく、すぐに疲れ
てしまうでしょう。
使用する基本の色は黒です。
強調したいときには黒の太文字を使用し、注意を引きたいときには赤か黄色などの落ち着いた2色を組み合わせて駆使し、見やすさとわかりやすさを確保しましょう。
フォントや文末は統一
自己PRのパワーポイントでは、フォントや文末に統一感があると相手が非常に見やすくなります。
スライドごとにスタイルが違うと、面接官から見て違和感を感じてしまうでしょう。
そのため、タイトルの位置、使用しているフォントや文末などを全部のスライドで統一させることは非常に重要です。
資料作成力はプレゼンで評価されている重要な要素ですので、しっかりとパワーポイントの作成に取り組みましょう。
イラストやアニメーションを盛り込みすぎない
イラストやアニメーションは、プレゼンの聞き手を飽きさせないための工夫として盛り込むのに効果的です。
しかし、あまりに盛り込みすぎると逆効果であることは覚えておきましょう。
たとえば、画面に表示される文字が1行ごとにすべてアニメーションでスライドインしてくると企業側はどう思うでしょうか。
強調したい部分のみをこうしたアニメーションで表現するのは良いことですが、長い文章に1行ずつ動きを付けていては、相手も内容に集中できません。
それどころか、冗長すぎるとネガティブなイメージを与えてしまい、せっかく作ったプレゼン資料がかえってマイナス評価となる可能性もあります。
イラストも同様に、盛り込みすぎて聞き手の集中力が途切れないように適度に盛り込みましょう。
【パワポで自己PR作成】プレゼン時のポイント
パワーポイントでプレゼンをする際には
「リアクションはオーバーを意識」
「話すスピードに注意」
「声のトーンや表情に注意」
の3つのポイントに注意してみましょう。
これらを意識することで面接官に伝わりやすいプレゼンにすることができるでしょう。
リアクションはオーバーを意識
プレゼンをする際には、少しオーバーリアクションで話すことを心掛けてください。
初対面の場面では、お互いの表情を読み取りにくく、伝わりづらい傾向にあります。
そのため、コミュニケーションは困難を伴うことがあります。
声のトーンにメリハリをつけるためには、いつもよりも活気溢れる反応で話を始めることが大切です。
普段の声のトーンを1段階あげるようにしましょう。
日本語は文章の途中でトーンを変えることが難しい特徴があるため、最初からトーンを高めておくことを意識する必要があります。
スピードやトーンに変化を加えることにより、採用担当者への伝達方法が大幅に変わります。
話すスピードに注意
プレゼンで発表する際、話す速度が速すぎないように気をつけましょう。
プレゼンの本番では、緊張しすぎてしまったり、早く終わらせて安心感を得たいという心理状況から、自然と話すスピードが早くなる傾向がありますの
で、普段から話す速度に意識を向ける必要があるでしょう。
また、たくさんの情報を伝えたいと思っても、あまりにもアップテンポで話をすることは避けましょう。
一度に多く話したからといって、採用担当者に自分を十分にアピールできるとは限りません。
声のトーンや表情に注意
人前で何かを話す場合は、声のトーンや表情にも気をつけてください。
声のトーンや表情は、聴衆とのコミュニケーションをより効果的にするために重要な要素です。
コミュニケーションにおいて、「メラビアンの法則」というものがあります。
この法則によれば、情報をキャッチする割合は言語が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の影響を持つとされています。
たとえば、ボソボソと話す人や目線が落ち着いていない人は、どこかその人に対して不安を感じてしまうものです。
面接官はパワーポイントの質や話し方だけではなく、発表での出で立ちなどを判断した上で人柄を観察しています。
時間指定に柔軟に対応する
面接の場でのプレゼンは、当然時間に限りがあります。
中には面接当日になって「何分程度でまとめて話してください」という時間指定もあるでしょう。
こうした時間指定に柔軟に対応できるように、事前に準備しておくことが大切です。
スライドをすべて作成し終えたら、各スライドを移しながら必ず話すべき内容と、時間に余裕があれば話しても良い内容を分けて台本を作成しておきましょう。
1分間で話せる文字数が300文字程度のため、与えられた時間に応じて各スライドでどれだけ話せるかを計算しておき、状況に応じて話すボリュームを変更します。
初めてのプレゼンの場では緊張してつい時間を忘れがちですが、時間内に綺麗に話し終えられると、要領の良い人だと企業側も評価してくれます。
グラフを活用
自己PRでは、自分が努力したエピソードなどを語るうえでその結果を表す数値を示すパターンが多いです。
パワーポイントで自己PRを作る時は、数値のアピールにグラフを活用することをおすすめします。
単に数字を文字として書くだけではなく、グラフとして示せれば視覚的にも強く訴えられて、聞き手の印象にも残りやすいです。
前年度に比べて〜倍の成果を上げられたといった自己PRを行う場合は、前年度と今年度のグラフを並べてその違いを明確に見せると頑張りも明確にわかります。
また、グラフにも棒グラフや円グラフなどさまざまな種類があるため、聞き手が一目見てわかるような適切なグラフを選択して内容が伝わりやすいように心がけましょう。
質疑応答にも対応できるようにする
面接の場では、自身が話した内容に対して面接官から質問が入ります。
パワーポイントで自己PRをプレゼンした場合は、その直後にプレゼン内容についての質問が投げかけられるケースが多いです。
そのため、面接官が自分のプレゼンを聞いてどんな質問をしてきそうか、事前に予測して回答を作っておき対応できるように備えておきましょう。
質問に対して澱みなく回答できるのは、話した内容に対して自信がある証拠ともいえます。
こうした自信の表れは面接においては熱意や志望度の高さという評価にもつながるため、質疑応答にはあらかじめ備えておいて損はありません。
少々工夫が必要ですが、あえて質問されそうな内容をスライド内に作っておき、面接官をその質問へと誘導する手も有効です。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】オンラインで発表する際のポイント
パワーポイントを活用して自己PRをするのは何も対面に限ったことではありません。
オンラインでズームなどを活用して面接を行うことも多いですが、このような場面においてもパワーポイントを活用して自己PRをする場面は多いです。
企業からパワーポイントを用いて自己PRをしてくださいと指定される場合もありますし、就活生側からパワーポイントを活用してよいか事前に質問するのも良いでしょう。
いずれの場合においてもオンラインでパワーポイントを用いた自己PRを行うことは往々にしてあるので、ポイントを確認していきましょう。
カメラを見る
オンラインで自己PRを行う際はカメラを見るようにしましょう。
プレゼンテーションを行うにあたり、自分も画面を確認したいでしょうからついつい画面を見てしまいがちです。
しかし、だいたいのパソコンは上にカメラが設定されているので、パワーポイントをずっと眺めていると視線が下向きになってしまい、コミュニケーションをとっているというよりはただ一人で話しているだけになってしまいがちです。
そこで、パワーポイントを一切見るなとは言いませんが、適宜、カメラも確認しつつ、相手に語りかけるように話をするようにしましょう。
自己PRはあなたの能力をアピールする場面ではありますが、企業の採用担当者と交流をする場でもあるので、ただ相手のターン、自分のターンで分けて話すのではなく、言葉のキャッチボールをすることが重要なのです。
操作を事前に確認
オンラインで自己PRを行う際は操作を事前に確認しておきましょう。
特に初めてのオンライン面接を行う場合や新しいツールを使う場合は、スムーズに利用できないことがあり、時間がもったいないです。
そこでマイクやカメラの設定方法、パワーポイントの共有方法など、あらかじめ一人でログインして確認しておきましょう。
時間制限が設けられている場合、操作で手間取ってしまうと、せっかくのアピールをする時間が短くなってしまい、あなたの魅力が十分に伝わらない可能性もあります。
ひとくちにオンライン会議ツールと言っても、ズームやSkype、Microsoft Teams、Google Meetなど様々なものがあるので、操作方法が多少異なってきます。
それぞれどのツールを利用するのか説明がない場合でも、あらかじめ聞いておき、操作方法を確認しておくようにしましょう。
ポインタの設定を確認
ポインターは聞き手の注意を引き付けるために重要なツールの1つなので、事前に確認しておくことが重要です。
ポイントをうまく活用できれば、重要なポイントやデータに聞き手の目を向けさせることができ、より重要な情報を伝えやすくなります。
特に、オンラインの面接においては対面と比べて、聞き手の集中力を維持することが難しいです。
よって、ポインターのような視覚的な情報を用いて、相手の集中力が切れないようにしましょう。
ポインターの種類や色、サイズを変更できる場合もあるので、どのような設定にしておけば、最も相手が興味を持ち、そして楽しんであなたの話を聞いてくれるか確認することが重要です。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】印象を残すためのコツ
続いて、パワーポイントで自己PRを作成するにあたって印象を強く残すためのコツについて紹介していきます。
奇抜なことをしろというわけではありませんが、ただ淡々と発表しているだけではあなたの魅力が存分に伝わりませんし、他の就活生と差別化を図ることも難しいです。
そこで、以下の3つのコツを踏まえた上で練習に取り組んでみてください。
面接官に問いかける
パワーポイントを用いて自己PRをする際のポイントとして面接官に問いかけることが挙げられます。
先ほど面接は一方的にどちらかが話すのではなく、言葉のキャッチボールであると話したように、より対話的なものにすることが重要です。
特に、イエス・ノーで答えられるようなシンプルな質問を用いれば、聞き手である面接官も興味を持ち、簡単に回答できるので、巻き込んでいくことができるでしょう。
相手をプレゼンテーションに積極的に参加させられる人物は、話がうまく、取引先などとの商談の際にも活躍できる、いわゆる「仕事ができる人物」であると思われる可能性が高いです。
そのような能力を学生の段階で身につけている就活生はなかなか珍しいので、大きく他の就活生と差をつけられることでしょう。
挙手や拍手を促す
聞き手である面接官を巻き込むもう一つの方法として挙手や拍手を促すのも選択肢として良いでしょう。
もちろん、得意げになって上から目線で話すのはよくありませんが、質問や反応を求めることでよりリラックスした雰囲気を作り上げることができます。
オンラインの環境はどうしても直接会って面接を行う場合よりも印象に残りにくいことが多く、差別化を図ることが難しいです。
特に上半身しか見えないので、どのような反応をしているのか、どのような印象を持っているのかについても分かりにくいことでしょう。
そこで、視覚的なフィードバックをしてもらい、お互いにより強いコミュニケーションをとるようにしましょう。
反応を求める就活生は少ないので、「面白い人が来たな」と思ってもらえることでしょう。
アンケートや投票アプリを使用する
もう一つ、パワーポイントを用いて自己PRをする際のポイントとしてアンケートや投票アプリを活用することも挙げられます。
全てのビデオ会議ツールに導入されているわけではありませんが、Microsoft TeamsやZoomなどにおいては、投票機能が導入されているので、面接官など他の参加者の意欲を高めることにもつながります。
なかなか難しいかもしれませんが、もし可能であれば参加者の反応に応じて自己PRの内容を変えるのも選択肢の一つです。
その場の流れや雰囲気に応じて言い回しや表現を変えることができる人物は、非常に柔軟性があり、いわゆる「できる人物」であると思われる可能性が高いです。
【パワーポイントで自己PRスライド作成】対策が難しいと感じたら
パワーポイントをあまり使ったことがないから、効果的な自己PR作成方法がわからないと不安な方は、就活エージェントの利用をおすすめします。
就活に関する悩みごとや選考対策に精通したエージェントが、就活生をあらゆる面でサポートしてくれるサービスです。
パワーポイントでのスライド作成方法から発表のコツ、時間配分の考え方まで教えてもらえるため、プレゼンに慣れていない方も本番に向けてエージェントが練習に付き合ってくれます。
もちろんパワーポイントまわりだけでなく、面接そのものの対策や履歴書・ESの効果的な書き方も伝授してくれるため、就活に不安を感じている方は積極的に利用してみましょう。
興味がある方は以下リンクをご覧ください。
まとめ
本記事では自己PRに関するパワーポイント作成の準備や注意事項、成功の秘訣、プレゼンテーション時の5つのポイントなど詳しく紹介しました。
自己PRをパワーポイントで作成するのは、準備に時間がかかり大変ではありますが、自分の個性や良い部分を表現できる貴重なチャンスです。
この記事を参考にして、自分自身のアイデンティティを表現した自己PRをパワーポイントで作成して、他の学生と差をつけていきましょう。