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はじめに
・SPIとは何か
・ESの作成は手書きとパソコンのどちらがいいのか
・手書きとパソコンのメリットやデメリット
・ES作成時の7つのチェックポイント
・ESを作成しなくてはいけない人
・選考にSPIがある人
・手書きでのES作成を指定されている人
・手書きでのESの書き方がよくわからない人
これからエントリーシートを書き始めようと考えている就活生は、エントリーシートは手書きがいいのかパソコン入力がいいのかで迷うことはないですか?
どちらがより印象良く映るのかで悩むことは就活中誰もが考えることです。
今回はエントリーシート作成の際に、手書きとパソコンのどちらが良いのかを解説していきます。
評価されやすいエントリーシートの作成方法もわかるのでぜひ最後まで読んでください。
【ESは手書きのほうがいい?】エントリーシートは手書きかパソコンどちらがいいの?
現代の就職活動においては、パソコンを使用してESを作成することが一般的です。
一方で、中には「手書きで提出してください」と指定している企業も存在します。
これは、応募者の字の丁寧さや、真剣に取り組む姿勢を見るためのものです。
手書きは、個人の性格や特徴が反映されやすいため、企業によってはあえて手書きでの作成を指示することがあります。
とはいえ最終的には、自分が応募する企業の要求に合わせることが最も重要です。
企業によってはオンラインでの提出を求めるところもあれば、手書きで郵送を求める企業もあります。
そのため、応募前には必ず企業の指示を確認し、適切な方法でESを作成しましょう。
【ESは手書きのほうがいい?】企業がエントリーシートを手書きで求める理由
普通に考えると、パソコン入力の方が手書きのESよりも、見栄えもいいですし読みやすいはずです。
それでも手書きのESを要求する企業には、必ず理由があります。
これらの理由を見極めて作成することで、企業から評価を得やすいESが作成できます。
志望度の高さを確認したい
手書きで作成することで、企業への志望度の高さの一部をはかることができます。
手書きで作成するESは、パソコンで作成するよりもはるかに大変になるため、意欲の高さを伺うことが可能です。
また丁寧に作成されているかといった点など、ESの内容以外から志望度の高さを確認ができます。
しかし、これらはあくまでも予測をつけている部分に過ぎず、これを持って評価を判断して行くことはありません。
代筆を予防するため
パソコン入力のESでは他者が代筆しても分かりにくく、疑念が生じる場合があります。
一方で手書きのESでは筆跡が残り後々に判明する可能性もあるため、他者が代筆するのは難しくなります。
このようなことをしなくともESを他者が代筆した場合では、面接の際などに整合性が取れなくなり必ずばれてしまいます。
しかし、心理的な部分を含め一定の予防には効果があるため、取り入れている企業もあります。
【ESは手書きのほうがいい?】エントリーシートをパソコン入力にするメリット
パソコンを使用してESを作成するメリットは、その効率の良さにあります。
この章では、ESをパソコン入力にするメリットを解説します。
手書きよりもタイムパフォーマンスが良い
ESに限った話ではありませんが、手書きに比べてパソコン入力は、時間を大幅に節約できます。
就職活動は非常に忙しい日々が続くため、企業研究や面接準備、他の書類作成など、多くのタスクを同時にこなす必要があります。
このような状況下で、ES作成にかかる時間を短縮できるのは大きなメリットです。
また、パソコン入力は、手書きに比べて肉体的な疲労も少ないことから、労力を他の重要な活動に割り当てることが可能になります。
誰が読んでも見やすい字体
パソコン入力のもう一つの大きなメリットは、誰が読んでも見やすい字体で作成できることです。
手書きの場合、字が汚い、または読みにくいと、内容が優れていても不利になる可能性があります。
しかし、パソコン入力ではフォントが統一されており、どんな人が書いても整った印象を与えることができます。
均一された文字で入力することで、採用担当者がESを読む際の負担も軽減され、内容に集中してもらいやすくなります。
【ESは手書きのほうがいい?】エントリーシートをパソコン入力にするデメリット
繰り返しにはなりますが、一般的にESの作成はパソコン入力が主流です。
とはいえ、近年では減ってきてはいますが、手書き作成を好む企業もないとは言い切れません。
特に次のような企業では、ESを手書きで作成するよう指定される可能性もあるので注意しましょう。
・金融
・商社
・メーカー
・出版
手書きを指定されたにも関わらず、PC作成で提出するとマイナス評価に繋がるリスクがあります。
【ESは手書きのほうがいい?】エントリーシートを手書きにするメリット
ESの作成ではパソコンで入力作成するよりも、手書きで作成することにより得られるメリットがあります。
実際にESを手書きで作成するという作業はかなり大変な作業です。
それでも得られるメリットが大きければ、手間をかけても手書きで作成した方が良いでしょう。
ESを手書きで作成することで得られるメリットをいくつか紹介します。
どちらの指定もなく作成で悩んでいる方は、参考にしてみてください。
入社意欲を伝えることができる
ESを手書きで作成することによって、入社意欲の高さを企業の担当者へ伝えることができます。
丁寧に手書きで作られたESは、熱意や誠実さを表現し個性を反映することが可能です。
この丁寧に作成するといった作業を行うことで志望度の高さを企業に伝えることができ、印象に残りやすいESができます。
また、丁寧に作成されたESからは作った人物の真摯さや熱意が伝わるため、内容以外の部分でもアピールが可能になります。
他の就活生と差別化ができる
ESを手書きで作成することで書いている内容以外の部分も伝えることができます。
文字の丁寧さや、大きさ、その他の部分で手書きのESからはさまざまな情報を読み取ることが可能です。
このことからパソコンで入力するESよりも他の就活生との差別化を図ることができます。
手書きでESを作成する場合には、このことを意識してきれいな文字で書くことよりも、丁寧に仕上げることを十分に意識して作成するのが良いでしょう。
【ESは手書きのほうがいい?】エントリーシートを手書きにするデメリット
前述でESを作成する際の手書きによるメリットを紹介しましたが、当然ながらデメリットもあります。
ここではESを手書きで作成することによるデメリットをいくつか紹介します。
手間をかけてESを手書きで作成してもマイナス評価を受けるようでは意味がありません。
以下にあげるデメリットをしっかりと理解した上で検討をしましょう。
メリットとデメリットを比較して、どちらの提出方法を選択するのが良いのかを見極めてください。
字が汚い人は向いていない
手書きで作成されるESは書いてある内容はもちろんですが、やはり文字のきれいさ・丁寧さが見られます。
字が汚い部分についてはある程度仕方がありませんが、一定の域を超えると目立ってきます。
また、極端なクセ字や丸文字なども目立つ要因です。
これらの部分に関しては、丁寧に書くといったことを心がけることで解決ができます。
手書きで丁寧に作成をすれば極端に字が汚くなることもないですし、意識した丁寧さは企業担当者にも必ず伝わります。
タイムパフォーマンスが悪い
手書きでの作成のデメリットとして時間がかかることがあげられます。
パソコンで作成する場合に比べ「手で書く」作業にまず時間がかかります。
その上、間違えた際には最初からの書き直しが必要になります。
また当然ですが丁寧に作成するためには、時間をかけた作成が必要です。
以上のことからESを手書きで作成する場合は、パソコン入力に比べかなりの時間が必要と考えておいた方が良いでしょう。
企業担当者も大変さは十分に理解しているため、熱意は十分に伝わるでしょう。
間違えると全てやり直しになる
上記にも関連していますが、一文字でも間違えてしまうと最初からやり直しになります。
手書きでのES作成では間違いや修正したい場合でも修正テープなどを使うことはできません。
修正したい場合には、全て一からの書き直しが必要になります。
このため一度で出来上がった場合は問題ありませんが、修正が必要な場合には都度最初からの書き直しが必要になります。
これには多くの時間と労力がかかりますので、非常に大変な作業になります。
人によっては読みづらく感じる場合がある
手書きのESでは、字には人それぞれの書き方や癖があります。
これが、読み手によっては読みづらく感じられる原因となることがあります。
特に、不規則な字の大きさや不均一な行間、曖昧な文字の形などは、読み手の理解を妨げる要因となり得るかもしれません。
このような問題を避けるために、なるべく誰が読んでも読み取れるバランスの良い字体で書きましょう。
また、漢字や数字などの誤解を招きやすい文字には特に注意を払い、丁寧に書くことが求められます。
【ESは手書きのほうがいい?】手書きが評価されやすい企業の特徴
手書きが評価されやすい企業には、以下の3つの特徴が当てはまります。
これらに該当する企業を受ける際は、少し手間がかかりますが、手書きでESを作成することでより良い印象を与えられるかもしれません。
伝統を重んじる企業
伝統を重んじる企業では、手書きのESが特に評価されやすい傾向があります。
創業から長い歴史を持つ企業や、文化や価値観を重視する中小企業、日系の大企業に多く見られる特徴です。
このような企業は昔からの慣習や作法を大切にしており、手書きの書類にはその人の真心や丁寧さが現れると考えています。
パソコンで作成された書類とは異なり、筆跡には書き手の性格が反映されるため、応募者の人間性を感じ取ろうとしています。
特に企業が求めているのは、細部まで気を配り、丁寧に物事を進めることができる人物です。
このような企業を受ける際は、手書きのESを提出することで、価値観にマッチした人物であることをアピールできるでしょう。
社員の年齢層が高い企業
社員の年齢層が高い企業でも、手書きのESが評価されやすい傾向にあります。
日系の企業や、創業から長く続く企業では、社員の年齢層が高く、手書きの書類を好む傾向があります。
極端に年齢層が高い企業の場合、パソコンで作成されたESに対して「手抜きである」という感覚を持つ人もいるでしょう。
現代の人には理解しにくいかもしれませんが、このような形式的な時間のかかる作業を高く評価する企業は意外と少なくありません。
したがって、ある程度時間に余裕があり、社員の年齢層が非常に高い企業を受ける場合は、手書きでESを作成することを推奨します。
形式的な部分も含め、古き良き文化を大切にする傾向があるため、手書きのESが有利に働く可能性があるのです。
クリエイティブな企業
デザインやアートなどのクリエイティブな業界でも、手書きのESが高く評価されることがあります。
個性や感性が重視されるエンタメ企業やデザイナー職では、応募者がどのように自分を表現するかが重要視されます。
手書きの文字には書き手の感情や独自のスタイルが反映されやすく、クリエイティブな業界ではこうした個性が評価の対象となるのです。
また、文章だけでは伝わりにくい表現力やデザインスキルもアピールできます。
ただし、入社後にPhotoshopやIllustratorなどのお編集ソフトを活用したデザインを作成することが求められる企業ではデジタルスキルが重視されるため、手書きである必要はなく、パソコンで作成することを推奨します。
【ESは手書きのほうがいい?】PCが評価されやすい企業の特徴
一方、PCで作成した方が評価が高い可能性がある企業は以下の通りです。
特に以下のような特徴が当てはまる場合、手書きで作成するよりも、PCで作成して、面接対策などに時間をかけることを推奨します。
ITリテラシーが高い企業
ITリテラシーが高い企業では、PCで作成されたESが特に評価されやすい傾向があります。
IT企業は当然ながらIT技術に精通しており、効率性と生産性を重視する文化を持っています。
そのため、応募者にも同様のスキルや考え方が求められるのです。
IT企業やベンチャー企業が代表的な例で、デジタル技術を駆使して業務を最適化し、スピード感を持って結果を出すことが期待されます。
PCでESを作成すると、手書きに比べて整然としており、視覚的に分かりやすく、必要な情報が整理されています。
また、誤字脱字も少なく、見た目も分かりやすいため、企業の期待する水準に応えられると判断してもらえるでしょう。
さらに、デジタルツールを使いこなせる能力を示すことで、企業側に「ITリテラシーが高い」と好印象を与えることができます。
応募者が多い企業
応募者が非常に多い企業においても、PCで作成されたESが評価されやすいという特徴があります。
大量の応募者を抱える企業では、選考プロセスを迅速かつ効率的に進めることが求められるため、PCで作成されたESが好まれる傾向にあります。
大規模な作業を行う場合、PCで作成されたESは管理がしやすく、データの整理や共有が容易です。
また、デジタル化された書類は、検索機能や分析ツールを用いて効率的に処理されることが多く、必要な情報に迅速にアクセスできる点も大きな利点です。
手書きに比べてPCで作成された方法は文字も明瞭で読みやすく、視覚的な負担が少ないため、採用担当者が素早く理解しやすいというメリットもあります。
【ESは手書きのほうがいい?】手書き指定で作成する際の7つのチェックポイント
手書きでのES作成を指定された時、読みやすいESを書くためにはコツがあります。
ここからは、採用担当者に好印象を残すためのESのチェックポイントを紹介するので、実際にESを書くときの参考にしてください。
最大限丁寧に書く
手書きのESでは、何よりも字の丁寧さが求められます。
誰が見ても読み取れるような、清潔感のある字体を心がけましょう。
単純に字が汚い、または癖のある字体は、読み取りにくくなり、マイナスの印象を与える可能性があります。
特に、漢字や数字は誤解されやすいため、特に注意してください。
また、インクのにじみや汚れがないようにすることも重要です。
適度に改行を入れる
文章の構造を明確にし、読みやすくするためには、適度な改行が必要になります。
改行を入れることで、文章が冗長になるのを防ぎ、情報が整理されます。
適度に改行を入れることで、ESの全体的な見た目が整い、読み手にとっても理解しやすくなります。
誤字脱字はないか
手書きのESでは、誤字脱字が特に目立ちやすくなります。
社会人としての基本的なスキルの一つとして、誤字脱字のない正確な文書を作成することが求められます。
下書きをした後、そして清書をした後にも、何度も丁寧にチェックしましょう。
自分では気づきにくい誤字脱字もあるため、可能であれば他の人にも読んでもらい、フィードバックを受けると良いでしょう。
誤字脱字は、注意深さや丁寧さの欠如を示す可能性があるため、特に注意が必要です。
表記を統一する
ESを書く際には、文体や表記の統一も重要です。
例えば、「です・ます調」や「だ・である調」など、文末の表現を一貫させることが大切です。
表記を統一することで、文章全体の読みやすさが向上し、整った印象を与えられます。
また、文章内で頻出する単語や専門用語については、表記を統一しましょう。
下書きの消し忘れ
手書きのESで、よくあるミスが下書きの消し忘れです。
下書きをした後は、必ず消しゴムできれいに消しましょう。
消す際には、インクが完全に乾いていることを確認してください。
インクが乾いていない状態で消すと、インクが滲んだり、紙が破れる原因となります。
消せるボールペンで書いていないか
摩擦で消せるボールペンや、その他の特殊な筆記具の使用は避けましょう。熱や摩擦で文字が消える可能性があり、不適切とされているためです。
また、消せるボールペンを使用することは、一般的なビジネスマナーに反する行為と見なされることが多いです。
そのため、消せるボールペンを使用してしまうと、マイナスの評価を受ける可能性があります。
通常のボールペンや万年筆などを使い、丁寧に記入しましょう。
修正テープ・訂正印を使っていないか
誤字や脱字、その他の修正が必要な場合でも、修正テープや訂正印の使用は避けるべきです。
修正テープや訂正印は、ESの見栄えや印象を悪くする原因となります。
誤字や脱字をした場合は、新しい紙を用意して、ESを再度作成しましょう。
手間はかかりますが、最終的な印象に大きな差が出るため、注意が必要です。
文字は適度な大きさにする
文字の大きさはESの「見栄え」に直結します。
楷書で丁寧に書くことはもちろんですが、本文の文字は大きすぎず小さすぎず、エントリーシートを見る人が見やすい大きさを意識するようにしましょう。
また、不揃いな文字も見栄えが悪くなる要因の一つです。
文字の大きさを揃えて書くことで全体のバランスが整い、見栄えも良くなります。
一つ一つに気を配り手書きで作成することは大変な作業ですが、丁寧に書くことによって担当者の印象も変わってきますので、十分に注意をしましょう。
接続詞は多用しないようにする
ES作成の際の注意点のひとつとして、接続詞を多用しないことです。
企業によっても異なりますが、だいたいのESでは志望動機や自己PRなど自身の言葉で文章を作成し説明することが必要になります。
この際に接続詞を多用してしまうと、まとまりのない文章となり、伝えたい文章が伝わらずにわかりにくい内容になってしまいます。
これらの多くはもう一度読み直しをすることで、違和感に気づき防ぐことができます。
できるだけ端的に内容が伝わる文章で、アピールを心がけましょう。
【ESは手書きのほうがいい?】手書きESの提出前にやるべきこと
続いて、手書きのESを提出する前にやるべきことについて紹介します。
以下の4つを忘れずに取り組むことで、思わぬトラブルを防ぐことができるでしょう。
コピーを取って保管する
手書きのESを提出する前に、まずやるべきことの1つは、コピーを取って保管することです。
面接時には、提出したESの内容をもとに質問されることが多いため、事前に自分の回答をしっかりと把握しておく必要があります。
特に自己PRや志望動機などは、面接で深掘りされやすいポイントです。
事前にコピーを取っておけば、面接の前に内容を再確認し、質問に対して的確に答える準備ができます。
また、万が一ESが紛失した場合や、面接後に振り返りを行いたい場合にも、コピーがあることで安心です。
手書きのESは一度書き終えたら終わりではなく、その内容が自分の言葉であることを再確認し、どのように伝えるかを考えるための資料として活用することが大切です。
コピーを取ることで、内容の把握に加え、面接対策が万全にできるため、提出前には必ずこのステップを踏むようにしましょう。
提出方法を確認する
手書きのESを提出する際には、提出方法を事前にしっかりと確認しましょう。
企業によって提出方法はさまざまであり、郵送での提出、企業に直接手渡し、またはPDF化してオンラインのマイページから提出するなど、多岐にわたります。
それぞれの方法に応じて、準備や手順が異なるため、誤った方法で提出してしまうと評価に影響を与える可能性があります。
例えば、郵送の場合は封筒の宛名書きや、切手の貼り付けが必要ですし、手渡しの場合は訪問時のマナーにも気をつけなければなりません。
また、PDF化して提出する場合は、手書きのESをスキャンし、ファイル形式やデータサイズに注意して提出する必要があります。
提出方法を確認することは、単に書類を送り届けるだけでなく、企業に対して適切な対応ができることを示す重要なプロセスです。
提出直前に再度確認することで、ミスを防ぎ、スムーズに選考を進められます。
書類の不備がないか確認する
手書きのESはPCで作成されたものよりも誤字脱字などの不備がある可能性が高いため、入念にチェックするようにしましょう。
ESだけを提出する場合もありますが、多くの企業では履歴書や他のクリエイティブ課題などと一緒に同封して提出することが求められます。
そのため、どの書類が必要なのか、記入漏れがないか、書類が正しい順序で揃っているかなどを確認することが大切です。
特に小さい内容に誤りがないか、日付などが正確に記入されているか、企業から指定されたフォーマットに従っているかを細かくチェックすることが求められます。
また、書類に汚れや折れ目がないか、全体の見栄えが良いかも確認しましょう。
不備があると、選考に進む前に落とされてしまうリスクが高まります。
提出前にしっかりと確認することで、書類の整合性や完璧さを保ち、企業に対してプロフェッショナルな印象を与えることができます。
クリアファイルに入れて持ち運ぶ
手書きのESを持ち運ぶ際は、クリアファイルに入れて保護することが非常に重要です。
ボールペンで書いた場合、封筒内で文字が滲んだり、重ねた書類にインクが移ったりするリスクがあります。
また、シャープペンシルで書いた場合も、摩擦によって文字が擦れてしまう恐れがあるため、しっかりと保護する必要があります。
クリアファイルを使用することで、書類を綺麗な状態で保ち、企業に提出する際に好印象を与えることができます。
特に郵送する際は、封筒に入れる前にクリアファイルに入れることで、書類が折れたり汚れたりするのを防げます。
さらに、企業に直接手渡しする場合も、クリアファイルに入れておけば、面接会場まで持ち運ぶ際のトラブルを避けられるでしょう。
手書きのESは丁寧に準備されたものであるため、その努力を最大限に活かすためにも、クリアファイルで保護して、万全な状態で提出することが大切です。
【ESは手書きのほうがいい?】よくある質問
続いて、ESを手書きで作成することについてのよくある質問に回答します。
以下の3つは、就活エージェントを運営するにあたって、多くの就活生の方からいただく質問です。
ぜひ参考にしてみてください。
字があまり上手ではないのですが、評価に影響しますか?
結論として、字があまり上手でなかったとしても、ESの評価に大きな影響を与えることはありません。
企業が手書きのESを求める理由は、字の綺麗さではなく、応募者の個性や真剣さを感じるためです。
字が上手でなくても、その人の誠実さや努力が伝われば、評価には十分つながります。
むしろ、手書きであることで、その人ならではの温かみや個性が現れ、ポジティブな印象となることもあるでしょう。
企業は、応募者の人間性やコミュニケーションスタイル、細部に気を配る姿勢を見ています。
丁寧に書き上げ、誠意を持って提出することができれば、十分に評価されるでしょう。
複数の色を使用してもいいですか?
企業が特に禁止していないならば、複数の色を使用しても構いません。
しかし、色を多用する場合は注意が必要です。
あまりにも多くの色を使用すると、逆に視覚的に混乱を招き、かえって読みづらくなってしまうことがあります。
特にビジネスの場では、シンプルかつ読みやすい書類が求められるため、過度に色を使うことは避けた方が無難です。
基本的には黒のインクで書き、強調したい部分や見出しに別の色を使う程度に留めると良いでしょう。
色を使う際は、全体のバランスを考慮し、統一感のある仕上がりを心がけることが大切です。
また、企業のカルチャーや業界特性を考慮して色の使い方を選ぶことも有効です。
たとえば、クリエイティブな業界では多少自由な表現が許容されるかもしれませんが、伝統的な業界ではシンプルな書類が好まれることが多いでしょう。
適度な色使いで視覚的に魅力的なESを作成することで、企業に良い印象を与えることができます。
文字の行間はどれくらいがいいですか?
手書きのESにおける文字の行間については、一般的に文字の高さが枠の高さに対して8~9割程度埋まるくらいが理想とされています。
これは、読みやすさを確保しつつ、適度なスペースを保つための目安です。
行間が狭すぎると窮屈な印象を与え、逆に広すぎると文章がバラバラに見えてしまう可能性があります。
しかし、行間は個性が出る部分でもあるため、あまりこだわりすぎる必要はありません。
重要なのは、全体のバランスが整っていることです。
文字が枠にしっかり収まり、読みやすく、視覚的にまとまりがあることが求められます。
自分が書きやすい行間を見つけ、読み手にとって快適なレイアウトになるよう工夫しましょう。
また、行間に気を配ることで、手書きの温かみや丁寧さを一層強調できます。
行間に気をつけながら全体的にバランスの取れたESを作成して、企業に好印象を与えましょう。
【ESは手書きのほうがいい?】基本的には企業の指示に従おう
近年、多くの企業ではIT化が進み、効率性を重視する傾向にあります。
その結果、ESの作成においてもパソコン入力が主流となっています。
また、基本的なPC操作能力も、多くの職種で必須のスキルとなっており、ESのパソコン入力はその能力を示す機会ともなります。
「手書きで書いたほうが手間をかけたことが伝わるのではないか」と考える学生もいるかもしれませんが、手書きで書くことが必ずしも評価に繋がるとは限りません。
結局のところ、ESを作成する際には、応募する企業の指示に従うことが最も重要です。
募集要項をよく読んで、適切な方法でESを作成しましょう。
【ESは手書きのほうがいい?】提出前にESを確認してもらおう!
ESが完成した方はしっかりとできたかどうか不安になりませんか?
はじめての経験で、正解がわからないので当然です。
完成したESについては、ミスも含めて一度第三者に確認してもらった方が完成度は高くなります。
ジョブコミットでは、経験豊富なアドバイザーがプロの目であなたのESを添削してくれます。
経験豊富なプロの目からのアドバイスは、ESに限らずさまざまなあなたの就活に役立つでしょう。
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まとめ
就活においてESの提出は必須であり最初の入り口です。
企業の担当者は内容はもちろんですが、さまざまな部分を見て応募者を見極めようとしています。
今回紹介した手書きでのES作成はしっかりとできるとプラスの評価を得られますが、手書き故にマイナスの評価になってしまうことも考えられます。
どちらが自分に合っているかをじっくりと検討し就活を成功に導いて行きましょう。