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- ESTP(起業家)とは
- ESTPと診断された人の特徴
- ESTPの就活における強み
- ESTPである人
- ESTPに向いている仕事の特徴を知りたい人
- ESTPが避けるべき仕事の特徴を知りたい人
はじめに
空前の大ブームを見せているMBTI診断ですが、就活にも活用できる部分があります。
そこで今回はESTPと診断された方のために、どのような特徴があるのか、どのような強みがある傾向にあり、どのような短所がある傾向にあるのかについて紹介します。
納得できるものだけでも構わないため、ぜひ参考にしてみてください。
ESTP(起業家)とは
ESTP(起業家)はMBTI診断の16種類の性格タイプの1つで「外向型(E)」「感覚型(S)」「思考型(T)」「知覚型(P)」の特性を持つ人を指します。
活発でエネルギッシュな性格を持ち、物事を直感的に判断しながら素早く行動に移す傾向があります。
特に、変化の多い環境や新しい挑戦に対して前向きで、即座に適応できる柔軟さを備えている点が特徴です。
このタイプの人は実践を重視し、机上の理論よりも実際の経験から学ぶことを好みます。
複雑な計画を練るよりも、まず行動して状況を見極めながら軌道修正していくスタイルを取るため、スピード感のある環境で力を発揮しやすいです。
また、人との交流を楽しみながら、チームを引っ張るリーダーシップも持ち合わせています。
論理的に物事を考えながら、相手の反応を素早く読み取る能力が高く、交渉やセールスの場面でも強みを発揮できるタイプと言えるでしょう。
MBTI診断でESTPと診断された人の特徴
続いて、MBTI診断においてESTPと診断された人の特徴について紹介します。
もちろん100人が100人、以下の特徴に完全に当てはまるというわけではないでしょうが、納得できる部分も多いはずです。
自分に当てはまると思う部分は参考にしながら、自己PRの強みの項目などに応用してみてください。
- アクティブ
- 型にはまらない
- リスクを恐れない
アクティブ
ESTPと診断された人は非常に行動力があり、エネルギッシュな性格を持っています。
新しいことに挑戦することを楽しみ、同じ環境に留まるよりも、変化のある状況のほうが能力を発揮しやすいです。
人と関わることが好きで、周囲を巻き込みながら物事を進める力があるため、リーダーシップを発揮しやすいという特徴もあります。
また、エネルギッシュな態度が周囲にも伝わり、チーム全体の雰囲気を明るくできます。
したがって、職場やグループ活動においても、ムードメーカーとしての役割を果たすことが多いです。
ESTPの人は計画を緻密に立てるよりも、まず行動することで学びながら進んでいくタイプです。
机上の理論よりも実践を重視し、実際に経験することで知識やスキルを身につける傾向があります。
型にはまらない
ESTPの人は独創的で柔軟な思考を持っており、一般的なルールや慣習にとらわれることを好みません。
自分のやり方で物事を進めることにこだわり、新しいアイデアを積極的に取り入れながら、独自のアプローチを生み出すことが得意です。
したがって、型にはまったルールが多い環境では窮屈に感じることがあり、自由度の高い職場や、新しい発想を求められる仕事のほうが向いています。
また、偏見を持たずに物事を見られるため、様々な立場の人と柔軟に関わることができます。
異なる価値観を尊重しながら、自分の考えを押し付けることなく、自然と相手を巻き込む力があります。
営業や交渉の場面、チームマネジメントなどにおいて、大きな強みになるでしょう。
また、社交的な性格を活かして、どんな環境でもすぐに人間関係を築くことができるため、職場やプロジェクトにおいても円滑なコミュニケーションを取ることが可能です。
リスクを恐れない
ESTPの人はスリルを楽しむ傾向があり、新しいことに飛び込むことに対して前向きなことが多いです。
計画に時間をかけるよりも、まず実行して結果を見ながら調整していくスタイルを取るため、スピーディーな決断が求められる環境では特に活躍しやすいです。
また、困難な状況に直面したときも、諦めずに解決策を探しながら行動するため、トラブル対応能力が高いとも言えます。
突発的な問題が発生しても、冷静に状況を判断し、柔軟に対処する力を持っています。
こうした特徴から、予測不可能な変化が多い環境や、挑戦が求められる業界において、大きな強みを発揮できるのです。
ESTPの就活における長所/強み
続いて、ESTPの方が就活においてどのような強みを持っているのかについて紹介します。
ESTPと診断された方は以下の3つの長所や強みには自信を持っているのではないでしょうか。
ぜひ、以下の3点を確認し、自分に当てはまっていると思う項目があれば、就活においてアピール要素としてください。
- コミュニケーション能力に長けている
- 柔軟な対応力
- リーダーシップがある
コミュニケーション能力に長けている
ESTPの人は社交的で、人との関わりを自然に楽しめます。
面接の場面では緊張することなく相手と会話を楽しみながら、自分の魅力を伝えられますし、雰囲気を感じ取りながら話を進められるため、一方的に話すのではなく、相手の表情や質問の意図を理解しながら会話を展開できます。
これにより、企業側に好印象を与えやすく、面接をスムーズに進められることが多いです。
また、ESTPの人は初対面の相手ともすぐに打ち解け、場の空気を和ませられます。
したがって、グループディスカッションのような選考でも、他の就活生と良好な関係を築きながら、自分の意見をうまく伝えることが可能です。
柔軟な対応力がある
ESTPの人は状況の変化に対して素早く適応する能力を持っています。
予測不可能な事態にも落ち着いて対応し、その場で最善の行動を選ぶことが可能です、
面接で予想外の質問を受けた場合でも、冷静に受け答えできるでしょう。
準備した回答にこだわりすぎることなく、その場で状況を判断しながら適切な言葉を選べるため、臨機応変な対応力が求められる場面で力を発揮できます。
また、就活の「プロセス自体」にも柔軟に対応できます。
選考スケジュールの変更や想定外の課題が発生しても、素早く気持ちを切り替え、新たな方法を模索しながら進めていくことが得意です。
複数の企業を同時に受ける場合でも、状況を見極めながら優先順位をつけ、柔軟に動ける点が強みになることでしょう。
リーダーシップがある
ESTPの人は周囲を巻き込みながら物事を進める力に長けています。
持ち前のエネルギッシュな性格と行動力でリーダーシップを発揮できます。
グループでの選考やディスカッションの場面では積極的に発言し、議論を前向きな方向へと導くことができるため、評価されやすいです。
また、ESTPの人は相手を説得する能力にも優れています。
論理的な思考を持ちながらも、感情や空気を読み取る力があるため、話を聞く相手の納得感を高められます。
この能力は面接だけでなく、営業やマネジメントなどの業務においても強みになります。
自分の意見をしっかりと伝えつつ、相手の反応を見ながら臨機応変に調整できるため、チームの意見をまとめたり、交渉を成功させたりする場面でも力を発揮できるでしょう。
ESTPの就活における短所/弱み
続いて、ESTPの方に当てはまることの多い就活における短所や弱みについて紹介します。
もちろん、全ての人に当てはまるというわけではないでしょうが、納得できる部分があれば、それを冷静に分析した上で改善する、もしくはその短所があまり業務に関係ない職種を選ぶと良いでしょう。
- 計画性がない
- 熱しやすく冷めやすい
- 考慮が不足している
計画性がない
ESTPの人は目の前の状況に素早く対応することが得意であり、瞬時の判断力や行動力に優れています。
しかし、その反面、長期的な計画を立てることが苦手な傾向が強いです。
予測不能な変化を楽しむ性格のため、あらかじめ詳細なスケジュールを決めるよりも、状況に応じて柔軟に対応することを好みます。
即興性が求められる場面では強みになりますが、就活においては計画性のなさが課題となることもあります。
企業研究や面接対策を十分にせず、感覚的に行動してしまうことがあるため、準備不足のまま選考に挑まないようにしましょう。
また、スケジュール管理を軽視すると、エントリーの締切を忘れたり、面接の日程が重なってしまったりする可能性もあります。
したがって、少なくとも選考に関する重要な予定だけは、スプレッドシートやアプリを活用して管理し、計画的に進めることが必要です。
熱しやすく冷めやすい
ESTPの人は新しいことに対する好奇心が旺盛で、挑戦することを楽しめるタイプです。
したがって、就活でも未知の業界や職種に興味を持ち、積極的に説明会やインターンに参加することが多いです。
しかし、興味の移り変わりが早く、1つのことに集中し続けるのが難しい場合が多いです。
最初は熱心に企業研究を進めていても、途中で飽きてしまい、他の企業に目移りするケースもあります。
また、選考の途中で新しい業界や職種に魅力を感じた場合、当初の志望とは異なる方向に進みたくなることもあります。
この柔軟性は選択肢を広げる点では強みですが、一貫性のない志望動機になると、企業側から「本当にうちに興味があるのか?」と疑問を持たれてしまいます。
したがって、面接では「なぜその企業を志望するのか」という軸を明確にし、一貫性を持たせることが重要です。
思慮が浅い傾向がある
ESTPの人は即断即決が得意であり、リスクを恐れずに挑戦する姿勢を持っています。
しかし、そのスピード感が裏目に出ることもあります。
特に、就活では十分な情報収集をせずに決断を下してしまうと、志望企業の本質を見極められないまま選考に進んでしまうことがあります。
面接の場面でも、質問に対して深く考えずに答えてしまい、論理的な一貫性が欠けることもあります。
その結果、面接官から「もっと具体的に説明してほしい」と指摘されるケースが少なくありません。
したがって、長期的な視点を持つ意識を持ち、情報をしっかり整理しながら進めることを心がけましょう。
ESTPの向いている仕事の特徴
続いて、ESTPの方に向いている仕事の特徴について紹介します。
以下の3つの仕事は、ESTPの方に向いている可能性が高い仕事です。
おそらくほとんどの方が魅力を感じることでしょうから、ぜひ参考にしてみてください。
また、次の項目では具体的にどのような職業や職種が向いているのかについて、能力別に紹介します。
- チャレンジできる仕事
- 人との関わりが多い仕事
- 活動的な仕事
①チャレンジできる仕事
ESTPの人は新しいことに挑戦することを楽しめるタイプです。
変化を求めながら積極的に行動し、未知の領域にも果敢に飛び込んでいく性格を持っています。
したがって、単調なルーティンワークよりも、常に新しい課題に向き合うような仕事に向いています。
新規事業の立ち上げやスタートアップ企業での業務など、挑戦が求められる環境では特に力を発揮できるでしょう。
また、目標達成への意欲が高く、競争を楽しむ傾向があるため、成果主義の職場や実力が評価される環境にも適応しやすいです。
ESTPの人は行動力がありながらも、リスクを恐れずに意思決定を行うことが得意です。
よって、事業のリーダーや責任者といったポジションに向いており、将来的には、起業や経営に挑戦する道も選択肢の1つです。
②人との関わりが多い仕事
ESTPの人は社交的で人との関係を築くことが得意です。
相手の反応を素早く読み取りながら適切なコミュニケーションを取る能力を持っています。
したがって、人と接する機会の多い仕事に向いており、営業や接客業、カウンセリングなどの職種で強みを発揮しやすいです。
また、交渉力にも優れており、相手の意図を的確に理解しながら、自分の意見を伝えられます。
したがって、クライアントとの折衝が求められる仕事や、ビジネスの交渉を担当するポジションでも活躍しやすいです。
この特性を活かし、チームをまとめたり、人を動かしたりする役割を担うこともできます。
リーダーシップを発揮しながら、周囲を巻き込んで仕事を進めるのが得意なため、マネジメント職や人材育成の仕事にも向いているでしょう。
③活動的な仕事
ESTPの人はじっとしているよりも、体を動かしながら仕事をする方が向いています。
デスクワークのような静的な業務よりも、現場での仕事や移動を伴う業務のほうがモチベーションを維持しやすいです。
営業職やイベント企画、スポーツ関連の仕事など、アクティブに動きながら取り組む業務では持ち前の行動力を活かせます。
また、変化を恐れず、新しい環境にすぐ適応できるため、予測が難しい業務やその場の判断が求められる仕事にも向いています。
コンサルタントや危機管理の仕事、イベント運営などでは突発的な問題に対して柔軟に対応する力を発揮できます。
さらに、現場での臨機応変な対応が求められる警察官や消防士、救急救命士のような職業でも、持ち前の決断力と行動力を活かせるでしょう。
ESTPに向いている職業/適職一覧
続いて、ESTPの方に向いている職業や適職の一覧を能力別に紹介します。
自分に当てはまっていると思う能力を中心に、その能力が活かせる仕事をチェックして、気になるものがあれば就活の選択肢に含めてみてください。
- 営業職
- イベントプランナー
- 商社マン
- デベロッパー
- 経営者
- マーケター
- 消防士
- 警察官
- 投資家
〈ESTPの適職〉対人コミュニケーション重視
まずは対人コミュニケーション能力を発揮して活躍しやすい職種を3つ紹介します。
どのような業務を行うのか、なぜESTPの人がこれらの職種に向いているのかについても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
営業職
営業職は顧客と直接対話し、関係を築きながら商品やサービスを提案する仕事です。
ESTPの人は社交的で初対面の相手ともすぐに打ち解けられるため、営業職に向いている可能性は非常に高いでしょう。
また、相手の反応を素早く読み取る力があるため、顧客のニーズを的確に把握し、最適な提案ができます。
人とのコミュニケーションを楽しみながら進められる仕事のため、飽きることなく取り組める点も魅力です。
営業職では目標を達成することが求められますが、ESTPの人は競争心が強く、プレッシャーをエネルギーに変えられます。
目標達成に向けて自ら積極的に動くことができるため、高い成果を上げやすいです。
また、柔軟な対応力も求められるため、突発的なトラブルや顧客からの難しい要求にも臨機応変に対処できます。
その場で最適な判断を下し、迅速に行動できるESTPの人にとって、営業職は強みを活かせる仕事の1つです。
イベントプランナー
ESTPの人は変化のある環境で働くことを好むため、イベントプランナーの仕事にも向いています。
イベントの企画・運営には多くの関係者との調整が必要であり、対人コミュニケーション能力が求められます。
ESTPの人は人と関わることを楽しみながら仕事を進められるため、大規模なイベントでも積極的に動くことが可能です。
また、イベントの現場では予期しないトラブルが発生することも多いです。
ESTPの人は問題が発生しても冷静に対応し、即座に解決策を見つける力を持っています。
したがって、急な変更やスケジュールの調整が必要な場面でも、柔軟に対応しながらスムーズに業務を進められます。
商社マン
商社の仕事は国内外の企業と取引を行い、交渉を通じてビジネスを成立させることが求められます。
ESTPの人は人と関わることが得意であり、社交的な性格を持っているため、商社の業務にも適性があります。
また、商社の現場では想定外の出来事が起こることも多く、柔軟な対応力が必要です。
ESTPの人は即座に状況を判断し、最適な行動を取れるため、突発的な問題にも冷静に対応できます。
また、商社の仕事は目標を達成することが求められるため、競争心の強いESTPの人にとってはやりがいを感じられる環境です。
取引先との交渉では相手の意図を正しく読み取りながら、自分の主張を伝える力が求められます。
ESTPの人は説得力のある話し方ができるため、商談を成功に導くことができます。
また、フットワークが軽く、新しい環境にもすぐに馴染めるため、海外出張や異なる文化の中での仕事にも適応しやすいでしょう。
〈ESTPの適職〉チャレンジ精神を活かせる仕事
続いて、チャレンジ精神を活かせる仕事についても紹介します。
以下の3つの仕事は、ESTPの人が持ち合わせていることの多い「チャレンジ精神」を大いに活かせる仕事です。
興味があるものがあれば、ぜひ熟読して就活の選択肢に加えてみてください。
デベロッパー
ESTPの人は新しいことに挑戦することを楽しめる性格です。
不動産開発の仕事はまさにそのチャレンジ精神を発揮できる分野の1つと言えるでしょう。
プロジェクトごとに異なる課題が発生し、環境の変化に適応しながら進めていく必要があります。
ESTPの人は状況に応じた柔軟な判断が得意なため、変化の激しい業界でも順応しやすいです。
また、不動産開発では情報収集能力とフットワークの軽さが求められます。
市場の動向を素早く把握し、最適な土地や投資案件を見つけることが重要です。
ESTPの人は行動力があり、実際に現場を訪れて自分の目で確かめたり、人脈を活用して情報を集めたりすることを得意としています。
つまり、デベロッパーに最適な性格なのです。
経営者
ESTPの人は自分で意思決定をしながら物事を進めていくことを好む傾向にあります。
したがって、経営者という立場は自分のチャレンジ精神を存分に活かせる環境の1つです。
特に、リスクを恐れずに行動できる性格のため、起業や新規事業の立ち上げにも向いています。
経営者の仕事では常に新しい課題に直面し、それを解決しながら前に進む必要があります。
ESTPの人は変化を楽しむこともできるため、経営の難しさを「プレッシャー」ではなく「挑戦」として捉えられます。
また、人との関わりが多い仕事のため、社交性を活かしてパートナーや顧客との関係を築くことも可能です。
マーケター
ESTPの人は目に見える成果が出る仕事にやりがいを感じる傾向があります。
マーケティングの仕事は売上や反響といった具体的な結果が数値として表れるため、ESTPの人は特に達成感を得やすい分野です。
また、市場の変化に素早く対応する力が求められるため、柔軟な思考と判断力を持つESTPの人に向いています。
マーケティングの仕事ではデータ分析や戦略立案だけでなく、人とのコミュニケーションも重要な要素となります。
ESTPの人は人と関わることが得意であり、チーム内での議論やクライアントとのやり取りをスムーズに進められることでしょう。
〈ESTPの適職〉その他
続いて、ESTPの方に向いているその他の職種を紹介します。
以下の3つの職種も、ESTPの方ならば向いている可能性が高いです。
興味があるものを中心にしっかりと読んでみて、魅力を感じたならば、ぜひ就活の選択肢に加えてみてください。
消防士
ESTPの人は身体を動かしながら臨機応変に判断する仕事に向いています。
消防士は火災や災害の現場で即座に対応しなければならず、予測不能な状況に対応する柔軟性が求められる仕事です。
ESTPの人は危機的な状況でも冷静に行動し、解決策を見出すことが得意なため、消防士にも向いているでしょう。
また、人の役に立つことにやりがいを感じる性格のため、消防士として命を救う仕事で大きな達成感を得られるはずです。
消防士の仕事ではチームワークも重要になります。
ESTPの人は人と関わることを得意とし、仲間と協力しながら目標を達成することに喜びを感じるため、まさに最適と言えるでしょう。
警察官
ESTPの人はプレッシャーのかかる状況でも素早く冷静な判断を下すことができます。
警察官の仕事では緊急事態に対応したり、問題を解決したりする場面が多く、即断・即決が求められます。
ESTPの人は状況に応じた適切な行動を取ることが得意なため、犯罪捜査や治安維持の仕事で活躍できるでしょう。
また、社交性が高く、人との関わりを大切にするため、地域の人々との信頼関係を築くことにも向いています。
警察官の仕事は時に危険を伴うこともありますが、ESTPの人はリスクを恐れずに前向きに挑戦できるため、活躍できる可能性が高いでしょう。
投資家
ESTPの人はリスクを恐れず、迅速な意思決定を行うことが得意です。
投資の世界では経済や市場の動きを把握し、適切なタイミングで判断を下すことが求められます。
ESTPの人は鋭い洞察力と行動力を兼ね備えているため、投資家として成功する可能性があります。
また、予測不能な市場の変化にも柔軟に対応できるため、短期間での判断が必要なトレードなどでも活躍できるでしょう。
そして、投資家の仕事は数字を分析するだけでなく、人脈や情報収集も重要になります。
ESTPの人は人との関わりを大切にし、社交的な場面での適応力が高いため、投資の機会を得るためのネットワーク作りにも長けているため、向いている可能性が高いです。
すべての人が成功できる職種ではありませんが、将来的な選択肢の中に入れておいても良いでしょう。
ESTPが避けるべき仕事の特徴
続いて、ESTPの方が避けた方が良い仕事の特徴についても紹介します。
もちろん「ESTP=全員が、絶対に避けなければならない」というわけではありませんが、以下のような特徴が当てはまる仕事の場合、ESTPの方はストレスを感じることが多いでしょう。
納得できるものがあれば参考にしつつ、就活の選択肢からは外すように心がけてください。
- 安定志向の仕事
- ルーティンワークが中心の仕事
- デスクワークが多い仕事
①安定志向の仕事
ESTPの人は新しい挑戦を求め、変化のある環境でこそ力を発揮しやすいです。
したがって、業務内容が固定され、安定性を重視する仕事は向いていません。
公務員や伝統的な企業の管理職など、決められたルールのもとで長期間にわたって同じ業務を続ける職種はESTPの持つ柔軟性や即応力を活かしにくいです。
特に、慎重さやルールの厳守が求められる仕事では自由な発想が制限されやすく、窮屈さを感じてしまいます。
また、ESTPの人は競争を好み、成果が目に見える仕事にやりがいを感じます。
安定性を重視する仕事では大きな変化が少なく、成果がすぐに反映されにくいことが多いため、刺激が足りず、モチベーションを保つのが難しいでしょう。
②ルーティンワークが中心の仕事
ESTPの人は決まった手順を繰り返す業務よりも、臨機応変に対応する仕事にやりがいを感じます。
したがって、工場のライン作業や経理業務のようなルーティンワークが中心の仕事には向いていません。
計画的に業務を進めるよりも、その場の状況を見ながら柔軟に動くことを好むため、決まった手順を毎日こなすだけの仕事にはストレスを感じることが多いです。
また、ESTPの人は目標に向かって戦略的に動くよりも、その場その場で最適な判断を下すことを得意としています。
ルーティンワークでは創意工夫を発揮する機会が少なく、同じ作業を繰り返すことに飽きてしまう可能性が高いでしょう。
③デスクワークが多い仕事
ESTPの人は動き回りながら仕事をすることを好む傾向にあるため、長時間デスクに向かって作業する事務職などには向いていません。
考えるよりもまず行動することを重視するため、ひたすら資料を作成したり、データを入力したりする業務では集中力を維持できない場合が多いでしょう。
また、人とのコミュニケーションを大切にする性格のため、1人で黙々と作業をこなす環境ではエネルギーを発揮しにくく、仕事へのモチベーションが下がる一方です。
デスクワーク中心の仕事では計画的に進めることや慎重にデータを扱うことが求められるため、自分の得意なスタイルを活かしにくいのです。
ESTP-AとESTP-Tの違い
ESTPには、細かく分類するならば2種類のタイプが存在します。
それぞれに違いが存在し、就活においてもどのような点を意識しなければならないのかは、やや異なってきます。
自分がどちらに当てはまっているか確認した後は、どうすればより就活がスムーズに進むか考えながら読んでみてください。
①自己主張型か慎重型か
ESTP-Aは自己主張が強く、自分の意見や考えをはっきり伝える傾向があります。
決断の際には自分の直感や経験を信じ、周囲の意見に左右されることが少ないです。
また、挑戦することを前向きに捉え、自信を持って行動するため、積極的なリーダーシップを発揮することが多いです。
一方、ESTP-Tは慎重な判断をすることを好みます。
物事を深く考え、周囲の意見や状況を見極めた上で行動するため、衝動的な決断を避ける傾向があります。
リスクを最小限に抑えようとする姿勢があり、慎重に準備を整えながら進めることが特徴です。
②ポジティブかネガティブか
ESTP-Aは基本的にポジティブで自己肯定感が高く、自分の能力や判断に自信を持っています。
失敗してもすぐに気持ちを切り替え、次の挑戦へ進むことができます。
また、プレッシャーがかかる状況でも動じることなく、平常心を保ちながら物事に取り組むことが可能です。
ESTP-Tは状況によって自己評価が変動しやすく、ネガティブになりやすい傾向があります。
物事がうまく進んでいる時は自信を持てますが、少しでも失敗すると落ち込みやすく、慎重になりすぎることがあります。
ただし、その分、周囲の意見やフィードバックを受け入れる柔軟性があり、自分を改善しようとする姿勢を持っていることを忘れてはいけません。
それぞれの特徴
ESTP-Aは強い自己確信を持ち、自分の判断に自信を持ちながら行動します。
考えるよりも先に動くタイプで、失敗を恐れずに挑戦する姿勢を持っています。
また、対人関係においても主導権を握ることが多く、はっきりとした物言いをするため、リーダーシップを発揮する場面が多いです。
ストレス耐性が高く、困難な状況でも冷静に対処できるため、短期間で結果を求められる環境に強いです。
一方、ESTP-Tは自己の行動や決断に対して慎重になりやすく、自己評価が厳しい傾向があります。
周囲の意見や評価に敏感であり、他人からのフィードバックを重視するため、慎重な判断を求められる環境に適しています。
また、変化に対して柔軟に適応できるため、チームの意見をまとめたり、状況に応じて臨機応変に対応する力があります。
どちらもESTP特有の「行動力」や「適応力」を持っていますが、一言で言うならば「自信を持って前進するタイプか、慎重に進めながら成長するタイプか」という点が異なります。
ESTPの就活成功のためのポイント
続いて、ESTPの方が就活に成功するためのポイントについても紹介します。
以下の5つのポイントを意識しておけば、就活がよりスムーズに進む可能性が高いです。
また「ESTPの」と限定したような言い方にはなってしまいましたが、実は以下のポイントは、どのような就活生の方にもお伝えしているコツです。
「何回受けてもESTPだった」という方はもちろん「MBTI診断を受けるたびにタイプが変わる」という方も参考にできるはずですので、ぜひ熟読してみてください。
- 自己分析を徹底する
- 計画的に準備をする
- ネットワーキングの活用
- 面接の準備と実践
- 適職を見極める
自己分析を徹底する
ESTPの人は行動力があり、目の前の課題に素早く対応する能力を持っていますが、その場の状況に流されやすい傾向もあります。
したがって、就活では事前に自己分析を徹底し、自分の強みや価値観を明確にすることが重要です。
「なぜその業界・企業を志望するのか」「自分の強みをどのように活かせるのか」を具体的に言語化できるようにすることで、企業に対して説得力のあるアピールができます。
また、自分の長所だけでなく短所についても理解し、それをどう克服するか考えておくと、面接での自己PRに一貫性が生まれます。
計画的に準備する
ESTPの人は柔軟な対応力がある一方で、計画を立てるのが苦手な傾向があります。
しかし、就活ではスケジュール管理が重要です。
エントリーシートの締切や面接の日程を把握し、余裕を持った準備をすることが求められます。
また、優先順位をつけて行動することも大切です。
「どの業界に重点を置くのか」「インターンや説明会にどれだけ参加するのか」を決めておくと、効率的に就活を進められます。
短期的な判断で動くのではなく、長期的な視点を持つことで、より自分に合った企業選びができるようになるでしょう。
ネットワーキングの活用
ESTPの人は社交的でコミュニケーション能力が高いため、ネットワーキング、つまり人脈を活用することで就活を有利に進められます。
企業の説明会やOB・OG訪問、就活イベントなどに積極的に参加し、人脈を広げることで、有益な情報を得られる可能性が高まります。
また、先輩や業界関係者と直接話すことで、企業のリアルな社風や業務内容を知ることができ、自分に合う企業を見極める助けになるでしょう。
就活は「情報戦」でもあるため、できるだけ多くの人と接点を持ち、有利な状況を作ることが成功への鍵になります。
面接の準備と実践
ESTPの人は会話が得意で、面接でも自分の考えを明るく伝えられるという強みがあります。
しかし、論理的な一貫性がないと説得力に欠ける印象を与えてしまうため、事前にしっかりと準備することが必要です。
企業の求める人物像を理解し、それに合わせたエピソードを用意しておくと、より明確なアピールができます。
また、面接では質問に対して即興で答えることが求められる場面もありますが、想定される質問に対して事前に回答を考えておくことで、スムーズに受け答えができるようになります。
そして、模擬面接を行い、自分の話し方や表情、声のトーンを確認することも重要です。
適職を見極める
適職を見極めなければ、就職直後に後悔することになってしまいますし「新卒」という強いカードを失うことになってしまいます。
したがって、業界や企業を選ぶ際には仕事内容が自分の性格に合っているかを重視することが大切です。
ESTPの方は営業職やマーケティング、ベンチャー企業など、柔軟な対応力やコミュニケーション力を活かせる職種が向いています。
しかし、ルーティンワークが多い職種やデスクワーク中心の仕事はモチベーションを保ちにくくなる可能性があるため、慎重に判断する必要があります。
長期的なキャリアを考え、自分が成長しながら楽しく働ける環境を見極めることこそ、就活の成功につながるでしょう。
まとめ
今回はMBTI診断において「ESTP」と診断された方がどのような仕事に向いており、就活においてはどのような対策をしなければならないかなどについて紹介しました。
MBTI診断は「全知全能」ではありませんし、診断結果にとらわれすぎる必要はありません。
しかし、自己分析ツールとして有用なことは間違いありませんから、自分にとって都合の良い情報だけでも構わないので、参考にしながら、就活をスムーズに進めてください。