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・自己PRにタイトルは必要?
・自己PRにタイトルをつけるメリット
・自己PRにタイトルをつける方法
・例文
・今よりいい自己PRを書きたい人
・自己PRで周りに差をつけたい人
・ひと工夫で書類選考を突破したい人
・自己PRでタイトルをつけて見たい人
はじめに
就職活動の際に、まず書類選考からスタートすることはよくあります。
もちろん書類選考の段階から、きちんと相手に刺さるようなアピールができなければいけません。
そこで意識してほしいのが、自己PRにタイトルをつけてみることです。
実はこれだけで、周りのライバルと大きく差をつけられる可能性があります。
本記事では自己PRにどんなタイトルをつけると良いのか?その具体的な方法や例文などを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【自己PRはタイトルで差をつける】採用担当者は自己PRをしっかり読んでいる?
まず大前提として覚えておいてほしいのが、どんなに良い自己PRを書けたとしても、それがすべて読まれるとは限りません。
なぜなら、応募者が多ければ多いほど、1つ1つの資料に対して時間をかけることが難しくなってしまうからです。
特に大企業や有名企業となれば、他のライバルに自分の自己PRが埋もれやすくなるでしょう。
だからこそ、そんな時に大事なのが少しでも目立たせることです。
【自己PRはタイトルで差をつける】魅力的な自己PRのポイント
ではどんな自己PRをすると、相手が良い反応をしてくれるのでしょうか?
ここでは、誰が見ても魅力的に見える自己PRを書く際のポイントを、大きく分けて2つ紹介します。
魅力的な自己PRを書くことができれば、書類選考時だけではなく面接時にも興味を持って接してもらいやすくなるでしょう。
- 採用担当者の印象に残ること
- 考え方や価値観が明確に伝えること
採用担当者の印象に残ること
自己PRを書く時は、必ず印象に残ることを伝えなければいけません。
そこで重要なのが、企業側がどんな人材を求めているのかを理解した上で自己PRを書くことです。
例えば企業のホームページを見たり、SNSでの活動も事前に見ておくと良いでしょう。
もし在籍している社員の日常がわかる情報があれば、必ず大きなヒントになるはずです。
また、経営者のインタビュー記事や動画、書籍なども、同じく企業が求める人材像をイメージするのに使えます。
そこまで徹底的にリサーチすれば、それだけで他のライバルとは違う質の高い自己PRを書けるようになるでしょう。
考え方や価値観が明確に伝えること
企業が人材を採用する際に、よく見ているポイントといえば、同じ価値観を持っているのかどうかです。
つまり、その点を踏まえた上で自己PRを書くことが大切だといえます。
同じ考え方や価値観を持っていないと、お互いに気持ちよく仕事ができなくなるおそれがあるため、どの企業でも重視している部分だといえるでしょう。
だからこそ、事前に志望する企業がどんなことを意識して仕事をしているのかを、きちんと勉強しておいてください。
そうすれば、採用する価値がある人材だと思ってもらいやすくなります。
【自己PRはタイトルで差をつける】自己PRにタイトルをつけるメリット
自己PRにもさまざまなパターンがありますが、実はタイトルをつけることによって良い結果になる可能性が高くなります。
それは一体なぜでしょうか?
ここでは自己PRにタイトルをつける具体的なメリットを、3つ紹介します。
- 採用担当者の目に留まる
- 内容が一目でわかる
- センスをアピールできる
採用担当者の目に留まる
どれだけ素晴らしい自己PRを書けたとしても、他のライバルに埋もれてしまったら最後まで見てもらえないこともあります。
しかし、そこにタイトルを1つつけるだけで、どんな自己PRであろうと見てもらえる可能性が上がるでしょう。
なぜなら、タイトル1つで自分が伝えたいことを簡潔に、かつわかりやすく伝えられるからです。
自己PRで色々伝えたい人は無意識に長文を書きがちですが、それだと相手は読む気が失せてしまうおそれがあります。
だからこそ、最初にタイトルをつけて、自分がどんな人間なのかを伝えるようにしていきましょう。
内容が一目でわかる
タイトルには興味を惹きつける効果がありますが、それに加えて何が書かれているのかも一目でわかるのが大きなポイントです。
つまり、単純な自己PRではなく、読み手のことを考えた自己PRになるのがメリットだといえるでしょう。
何が書かれているのか読み進めないとわからない文章は、それだけで真面目に読む気を失せさせてしまいます。
採用担当者も暇ではありませんので、エントリーシートを書く際には少しでも相手のことを気遣うために、タイトルをつけるクセをつけておいてください。
そんな些細なことを意識するだけでも、あなたの評価は高くなるでしょう。
センスをアピールできる
自己PRを書く際には、少しでも他のライバルより目立たなければいけません。
だからこそ、内容だけではなくタイトルで勝負をするのも重要です。
むしろタイトルをつけた方が、自分らしさを出しやすくなるでしょう。
そして企業によっては、そんなキャッチコピーのセンスを重要視しているケースもあります。
特に広告業界や商品の企画に関わるような職種に応募する場合は、自己PRにつけたタイトルこそが、中身以上に響くアピールポイントになるでしょう。
【自己PRはタイトルで差をつける】自己PRのタイトルの付け方
自己PRにタイトルをつけたら良いといわれても、実際にどんなタイトルにすれば良いのか悩んでしまう人もいるでしょう。
そこで、自己PRに使えるタイトルの基本的なつけ方を4つ紹介します。
自分の力だけではなかなか思いつかない人は、ぜひ覚えておいてください。
- どんなタイトルにするか方針を決める
- 印象に残るキーワードをピックアップする
- キーワードからタイトルを作る
- 言い換えや他の表現を考えてみる
どんなタイトルにするか方針を決める
まず自己PRで、どんな効果を狙うのかを考えてみましょう。
例えば自己PRの内容を簡潔に伝えたいなら、その内容を凝縮したタイトルをつければ問題ありません。
そして差別化を意識するなら、できるだけ強烈な言葉を使ったタイトルをつけるようにしてみてください。
ただし、あくまでも相手目線になった上で、適切なタイトルをつけることが重要です。
そのため、自分の中で良いと思ったものではなく、相手が良いと思いそうなタイトルを常に考えながら作るようにしましょう。
どの方向性でタイトルをつけるのかによって、その後の結果は大きく変わってくるといっても過言ではありません。
印象に残るキーワードをピックアップする
自己PRにつけるタイトルを、つい最初に考えてしまう人もいます。
すぐに思いつく場合はそれでもかまいませんが、思いつかない場合は先に自己PRの中身を書くようにしましょう。
なぜなら、その方が自己PRにベストなタイトルを考えやすくなるからです。
また、自己PRを書いた際には、その文章の中でもっとも自分にとって印象に残るキーワードをピックアップしてみてください。
そのキーワードから考え始めることで、よりいっそう相手の印象に残るタイトルに仕上げやすくなります。
ちなみに、相手にもっとも伝えたいキーワードをここでピックアップするのもありです。
キーワードからタイトルを作る
前述したキーワードからタイトルを連想するのも良いですが、キーワードをそのまま自己PRのタイトルに取り入れるのも効果的です。
もちろん、1つだけではなく複数のキーワードをピックアップしておいても良いでしょう。
すると、どんなタイトルが自分の自己PRに適しているのかが見えやすくなります。
ただし、ここで必ず意識してほしいのが、相手に興味を持ってもらえそうなのかどうかをイメージすることです。
自分が良いと思っていても、相手が同じように思ってくれるとは限りません。
だからこそ、不安な場合は自分で作ったタイトルを身内や友人に見てもらうと良いでしょう。
客観的な視点で見てもらうことで、自分では気づかなかったダメな部分が見えてくることもあるかもしれません。
言い換えや他の表現を考えてみる
印象に残るキーワードや伝えたいキーワードをピックアップできたとしても、そのキーワードが必ずしも自己PRのタイトルとして使えるのかどうかはわかりません。
なぜなら、自分の強みを伝える上でベストなキーワードではない可能性もあるからです。
もしかすると、もっと良い言い方や表現方法があるかもしれません。
そのため、キーワードをそのまま使うだけではなく、他の言葉に言い換えてみることも意識してみてください。
その際に、もっともシンプルな方法が同義語を考えることです。
ネットで言い換えたいキーワードを検索するだけで、自己PRのタイトルにピッタリな言葉がすぐ見つかるかもしれませんよ。
【自己PRはタイトルで差をつける】自己PRにタイトルをつける際のポイント
自己PRのタイトルをつける時には、さまざまなコツがあります。
そのため、少しでも相手の目を惹きたい場合は、ここで紹介する3つのポイントを押さえておいてください。
これで他のライバルがつけたタイトルよりも、さらに目立ちやすくなる可能性が出てくるでしょう。
- 数字を使う
- 矛盾する言葉を盛り込む
- 体言止めを使う
数字を使う
まずタイトルをつける時に意識してほしいのは、できるだけ数字を取り入れることです。
実はこれだけで、自己PRの内容に説得力を持たせやすくなります。
例えば「前職では毎月の営業成績上位3位以内を常にキープ」のような形でも良いでしょう。
単純に「営業成績はトップ」と伝えるよりも、相手にイメージさせやすくなりますし、何より嘘っぽく見えなくなります。
数字は自分の実績を強く伝えるのに最適な要素ですので、何かアピールできる数字があれば積極的に自己PRのタイトルにつけていきましょう。
矛盾する言葉を盛り込む
タイトルに興味を惹きつける方法として、わざと矛盾する言葉を盛り込むのもおすすめです。
矛盾している文章は一見マイナスイメージを与えてしまいそうに思えるかもしれませんが、必ずしもそうなるとは限りません。
例えば「勉強嫌いな自分が東大に合格できた理由」のようなタイトルにすると、多くの採用担当者は続きが気になって仕方がない状態になるでしょう。
このように矛盾しそうな言葉を組み合わせるだけで、むしろ強烈な印象を与えやすくなります。
もし考えるのが難しい場合は、自分がアピールとして入れたい言葉の対義語を調べるようにしてみてください。
そこから矛盾する言葉を取り入れた、魅力的なタイトルが生まれるかもしれません。
体言止めを使う
タイトルのつけ方にも色々ありますが、体言止めを使って作る方法も良いでしょう。
体言止めとは、要するに「です・ます」のような終わり方をしないことを指します。
例えば「私の自慢はメンタルが異常に強いこと」みたいな形に表現することで、リズムの良いタイトルにできるのがポイントです。
これはテレビCMやインターネット広告などでもよく活用されている手法の1つですので、もちろん自己PRのタイトルにも応用することができます。
【自己PRはタイトルで差をつける】自己PRにタイトルをつける際の注意点
自己PRのタイトルを考える際には、必ず注意してほしいこともあります。
ここでは特に気をつけてほしい部分を、大きく分けて3つ紹介しましょう。
いずれも重要なポイントになるため、タイトルを考える時は常に忘れないようにしてください。
- 文字数に注意
- 誇張しすぎない
- 抽象的にまとめない
文字数に注意
まずタイトルを書く時は、文字数を意識しましょう。
そもそもタイトルの役割は、相手に伝えたいことをわかりやすくしたり、強烈なインパクトを残したりすることです。
そのため、短すぎてもいけませんし、逆に長すぎてもタイトルとしての意味がなくなってしまいます。
だからこそ、大体30文字前後にまとめるのがもっとも無難かつベストです。
これだけで、見栄えは一段と良くなります。
誇張しすぎない
タイトルは、とにかく相手に自分の印象を残せるものにしなければいけません。
ただし、だからといって何でもかんでも誇張しすぎないことです。
ある程度盛りたくなってしまう気持ちはわかりますが、そこに意識をしすぎると事実とかけ離れたタイトルになるおそれがあります。
そうなると、いざ自己PRを読んでもらった際に不信感を抱かれたり、ガッカリさせてしまったりすることも出てくるでしょう。
抽象的にまとめない
タイトルを考えるのが面倒くさかったり、難しかったりすると、つい抽象的なタイトルをつけてしまうこともあるかもしれません。
例えば「学校で成績上位だった理由」や「誰よりも負けず嫌い」のようなタイトルだと、個性もありませんし、興味もそそられないでしょう。
だからこそ、そこに具体性を示す言葉を取り入れる必要があります。
タイトルは他のライバルと差をつけやすい部分ですので、誰でも書けそうなタイトルだけは避けるようにしてください。
【自己PRはタイトルで差をつける】自己PRのタイトル3パターン
ではここで、自己PRで使えるタイトルの例を3つ紹介します。
もしまだイメージできない人は、こちらの内容を参考にしながら考えてみると良いでしょう。
- ①数字を入れる
- ②矛盾する言葉を盛り込む
- ③体現止めを使う
①数字を入れる
まず数字を入れるパターンとして、以下のようなタイトルをつけてみてください。
「サッカー部の部長として2年間やり通した3つこと」
「100キロの体重を1年で70キロにできた3つの理由」
「アルバイト先の売上をわずか3ヶ月で1.5倍にした方法」
「たった3つの方法でSNSのフォロワーが倍増」
「病院を使わずに心の病を直した3つの方法」
②矛盾する言葉を盛り込む
矛盾する言葉を盛り込む場合は、以下のようなタイトルにすると良いでしょう。
「成績どん底だった自分が偏差値65%以上になれた理由」
「昼寝をたくさんすることで学校の成績がアップしたこと」
「異性と話すのが苦手だった自分がコミュ力を得た方法」
「運動センスのなかった私が野球部でキャプテンになれたこと」
③体現止めを使う
体言止めを意識したタイトルを作る際には、以下のような形にしてみてください。
「長時間勉強をしてもまったく切れることがない集中力」
「重い病気を持つ母親を何年間も1人で看病できる忍耐力」
「何を言われても一切くじけることのない粘り強さ」
「困難なことでも諦めずにずっと続けられる継続力」
「常に新しいことに挑戦し続けるチャレンジ精神」
まとめ
今回は自己PRにタイトルをつける方が良いのか?そしてタイトルのつけ方に関する方法や例文などを詳しく紹介しました。
自己PRにタイトルをつけるかどうかは自由ですが、少しでも志望する企業に入社できる確率を上げたいなら、積極的につけるようにしましょう。
そうすれば、他のライバルよりも目立ちやすくなります。
特に競争率の高そうなところに行くつもりならとても重要な要素になるため、むしろ必須になるといっても過言ではありません。
本記事で紹介した内容を踏まえれば誰でもキャッチーなタイトルができますので、ぜひ諦めずに挑戦してみてください。