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- 教員について
- 教員に求められるスキル
- 教員に向いてる人の特徴
- 教員志望の人
- 教員に向いているか悩んでいる人
- 教員就職に悩んでいる人
はじめに
どのような仕事においても適性は重要であり、自分がその仕事に向いているかどうかを把握した上で就職することが大切です。
もちろん、教員をはじめとした公務員にも同じことが当てはまります。
そこで今回は教員に向いている人の特徴を10個紹介した後に、向いていない人の特徴や教員として働くために求められるスキル、必要な対策などについて詳しく紹介します。
教員採用試験の受験を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
教員とは
この記事を読んでいる時点である程度教員について理解はできているでしょうが、簡単におさらいしておきましょう。
教員は学校や教育機関において、児童・生徒・学生に知識や技能を伝えて、人格の成長を支える役割を担う職業です。
小・中・高・特別支援学校など、教える対象や教科によって求められる専門性は異なりますが、学習指導のほか、生活指導や保護者との連携、学校行事の運営など、勉強を教える以外の業務も行います。
教員に向いている人の特徴10選
続いて、この記事の本題である教員に向いている人の特徴を10個紹介します。
以下の10点の中で自分に当てはまるものはいくつあるかについて、まず考えてみてください。
その中で、特に自信を持ってアピールできるものがあれば教員採用試験の面接などで自己PRの主題として話すことを推奨します。
・子供・教えることが好きな人
・コミュニケーション能力が高い人
・相手の目線に立てる人
・忍耐力がある人
・責任感がある人
・柔軟性がある人
・公平・公正に対応できる人
・ポジティブ思考の人
・プレゼンテーション力が高い人
・傾聴力がある人
子供・教えることが好きな人
これは必要不可欠な特徴であり、皆さんも分かっていることでしょうが、教員という仕事は日々生徒と向き合い、学びの場を支える役割を担っています。
したがって、子供、そして教えることが好きなことは絶対条件です。
授業の準備や進行だけでなく、休み時間や行事などの関わりがあるため「子供が好き」という気持ちは教員にとって大きな原動力です。
また、教えることにやりがいを感じる人であれば、生徒の理解度に合わせて伝え方を工夫したり、成長を共に喜んだりと、日々の仕事でやりがいを感じられるでしょう。
特に、学びに前向きになれない生徒に対しても根気よく向き合える人は、教員としてまさに最適な人です。
コミュニケーション能力が高い人
教員の仕事は授業を行うだけではありません。
日々、児童・生徒だけでなく、保護者や他の教職員との連携も必要不可欠です。
保護者との面談では生徒の様子を分かりやすく伝える力が求められますし、教員同士の情報共有や学年の運営にも携わるため、円滑な人間関係を築く力が欠かせません。
また、児童・生徒との普段の何気ない会話や関わりの中で信頼関係を築くためには、相手の話をしっかり聞き、安心感を与えるコミュニケーションが必要です。
言葉の選び方や伝えるタイミングを工夫しながら、相手の理解度や感情に配慮できる人はトラブルを未然に防ぐこともできるでしょう。
多様な立場の人と柔軟に対応し、信頼を得られるコミュニケーション能力は教員に必須の力です。
相手の目線に立てる人
教員は生徒の理解度や感じていることを的確に汲み取り、それに応じて対応することが必要不可欠です。
したがって、常に相手の目線に立って物事を考える力が求められます。
授業を例に挙げるならば、生徒がどこでつまずきやすいのか、どのような言葉なら伝わるのかを考えることが重要です。
また、生活指導や相談を受ける場面でも、生徒の立場や気持ちを理解しようとする姿勢がなければ、本音を引き出すことはできません。
相手の感情、家庭環境などを想像しながら寄り添える人は生徒との信頼関係を築きやすく、安心して相談できる存在となるでしょう。
忍耐力がある人
教員の仕事は多忙で責任も大きく、精神的にも体力的にも負担がかかる場面が少なくありません。
生徒がなかなかルールを守らない時は何度も繰り返し指導する必要がありますし、保護者からのやや過剰とも言える要望に丁寧に対応しなければならないこともあります。
そうした状況でも投げ出さず、冷静に向き合い、粘り強く取り組む姿勢が、教員には不可欠です。
また、残業が多い仕事でもあるため、体力的・精神的な忍耐力が必要不可欠であると言えるでしょう。
責任感がある人
教員という職業は生徒たちの未来を預かるという大きな責任を担っています。
日々の指導や対応が生徒の成長に影響を与えるという自覚を持ち、常に真剣に取り組む姿勢が必要です。
授業の準備や生活指導だけでなく、校内外での安全管理やトラブル対応など、教員が果たすべき役割は多岐にわたります。
そうした中で自分の発言や行動が生徒に与える影響を常に意識できる人は、信頼される教員として評価されやすいでしょう。
また、学級担任を務める場合は、特にクラス全体の方向性や雰囲気を左右する存在であるため、主体的に動ける責任感が欠かせません。
柔軟性がある人
教員の仕事は日々、様々な場面で臨機応変な対応が求められます。
生徒たち一人ひとりの性格や学習ペースは異なるため、全員に全く同じ指導法が通用するわけではありません。
予想外のトラブルが起きた時、過去のやり方に固執せず、目の前の生徒たちにとって最善の対応を選べる人こそ、教員に向いています。
生徒たちの変化や学校環境の変動にも柔軟に対応しながら、自分自身も成長し続けられる人ならば、教員として長く働けるはずです。
公平・公正に対応できる人
学校には性格も背景も多様な生徒たちが集まっています。
教員はその一人ひとりと関わる中で、好き嫌いにとらわれず平等に接することが求められます。
学力の差や生活態度の違いがあっても、全ての生徒に対して公平に接し、チャンスを与えることが教育の基本です。
また、トラブルが発生した時にも、事実に基づいて冷静に判断し、公正に対応する姿勢が求められます。
どの生徒も安心して過ごせる教室環境を作るためには、教員自身が一貫性を持ち、感情に左右されずに行動できることが欠かせません。
公平・公正な対応は生徒たちの信頼を得る土台となり、クラスのまとまりや安心感にもつながります。
ポジティブ思考の人
教員の仕事では理想通りに物事が進まないことの方が多いものです。
生徒たちが思うように反応してくれなかったり、保護者対応が難航したりする場面も少なくありません。
そうした時にすぐに落ち込んでしまうのではなく、前向きに考えられる人こそ、教員に向いています。
ポジティブな思考は自分自身の精神的な安定にもつながり、周囲の生徒たちにも良い影響を与えられます。
また、教員自身がポジティブであることで生徒たちも挑戦を恐れず、失敗を受け入れられるようになるでしょう。
プレゼンテーション力が高い人
教員は毎日の授業で生徒たちの前に立ち、分かりやすく説明を行うことが仕事です。
したがって、授業の構成や言葉の選び方、表現方法など、プレゼンテーション能力が必要不可欠と言えます。
特に、難しい内容を噛み砕いて伝えたり、生徒たちの集中を維持する工夫をしたりすることは学習意欲を引き出す上で欠かせません。
また、保護者対応や会議など、様々な場面で自分の考えを分かりやすく伝える力があると、より活躍できる機会が増えるでしょう。
傾聴力がある人
教員には生徒の話に真摯に耳を傾ける姿勢も非常に重要です。
生徒たちは常に多くの感情や悩みを抱えており、それを受け止める存在を必要としています。
教員が一方的に話すだけでなく、相手の言葉にしっかりと耳を傾け、気持ちを汲み取ることで生徒は「自分を理解してくれている」と安心感を抱きます。
特に、何気ない一言に込められたSOSを読み取る力は信頼関係を築く上で欠かせません。
また、傾聴は保護者対応や同僚との関係構築にも役立ちます。
相手の話を否定せずに受け止め、最適なタイミングでアドバイスやサポートができる人は教員として長く活躍できることでしょう。
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ここまで教員に向いている人の特徴について紹介しましたが、それでもまだ自分が本当に教員に向いているかどうか判断できない方も多いはずです。
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教員に向いていない人の特徴5選
続いて、教員に向いていない人の特徴について5つ紹介します。
以下の特徴が複数当てはまってしまう場合、あなたは教員ではなく、他の仕事を目指した方が良いかもしれません。
どうしても教員を目指したい方は教員採用試験、またはどれだけ遅くとも、教員として働き始めるまでには以下の特徴を改善できるように取り組んでください。
・自己中心的な人
・自己管理力が低い人
・学習意欲が低い人
・長時間労働を避けたい人
・完璧主義すぎる人
自己中心的な人
教員の仕事では常に生徒や保護者、同僚と関わりながら業務を進めていくため、自己中心的な人はどうしても働きにくい可能性が高いでしょう。
自分の意見や都合を優先してしまう人は教育現場において信頼を得られる可能性が低いです。
生徒たちは日々様々な悩みや不安を抱えており、それを敏感に感じ取って寄り添える感受性や共感力が求められます。
しかし、自己中心的な人はそうした他者の気持ちに気づけず、無意識のうちに生徒を傷つけてしまうことも少なくありません。
教員は相手あってこその仕事であるため、自分本位な考えに固執せず、周囲との調和を大切にする姿勢が必要不可欠です。
自己管理力が低い人
教員の仕事は生徒たちの生活の模範となる存在であると同時に、スケジュール通りに進行する授業、行事、保護者対応など、多くのタスクを同時にこなさなければなりません。
したがって、体調管理、時間管理、業務の優先順位付けなど、自己管理能力が欠かせない職種であると言えます。
特に教員は生徒たちの前に立つ機会が多く、一度でも信頼を失うと、その後の指導にも大きな影響が出てしまいます。
また、忙しい時期には体力的・精神的な負担もかかるため、自分の体調や感情もコントロールすることが求められます。
学習意欲が低い人
教員は生徒に勉強を教える存在であると同時に、自らも学び続けなければならないため、学習意欲が低い人には向いていないと言えるでしょう。
教育現場は日々進化しており、指導要領の改定やICTの導入、多様な価値観への対応など、常に新しい知識やスキルの習得が求められます。
学習意欲が低い人は時代の流れについていけず、教える内容が古いままだったり、対応力が不足したりして、質の高い教育を提供できなくなります。
教員は生徒たちにとってのロールモデルでもあるということを忘れてはいけません。
長時間労働を避けたい人
教員はどうしても残業が多い職種であり、残業ゼロで1ヶ月を終えられることはほとんどありません。
したがって、長時間労働を避けたい人は別の仕事を目指した方が良いでしょう。
行事の準備、生活指導、生徒指導、保護者対応、事務作業など、多岐にわたる業務をこなさなければなりません。
さらに、勤務時間外にも持ち帰りの仕事が発生したり、早朝や放課後に会議や部活動、資料作成が入ったりと、長時間働く場面も珍しくありません。
働き方改革によって改善が進められている部分もありますが、長時間労働の代表格とも言える仕事です。
「毎日定時に退勤して、土日は休みを楽しみたい」という人には、別の仕事を目指すことをおすすめします。
完璧主義すぎる人
教員の仕事は非常に幅広く、授業だけでなく学級運営や保護者対応など、多くのタスクが同時進行で求められるため、完璧主義すぎるとストレスを感じることがあるかもしれません。
完璧主義な人は自分に過剰な負担をかけてしまい、疲弊しやすい傾向にあります。
授業の資料を最後まで作りこみ、全ての児童・生徒に対応しようとした結果、時間が足りなくなって他の業務が後回しになることも少なくありません。
また、見込み違いや想定外の事態に過敏に反応してしまうと、自己否定の念に駆られてしまうケースも多いです。
教育現場では柔軟さとバランス感覚が求められます。
完璧を追い求めるのではなく「今できる最善を尽くす」姿勢が大切です。
適職診断ツールを用いよう
ここまで向いている人の特徴、向いていない人の特徴について読んで、自分が本当に教員に向いているか、なかなか判断できない方も多いでしょう。
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ツールを用いて判定するため、自分の主観が入り込む余地がない点もおすすめポイントです。
自己分析は過去の分析結果と照らし合わせて共通している部分があればぜひ参考にしつつ就活を進めてください。
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教員に求められるスキル
続いて、教員に求められるスキルについて紹介します。
以下の5つのスキルは小・中・高・特別支援学校など、どの学校で働くことになったとしても求められる能力です。
一つひとつ、教員採用試験、そして教員として働くまでに磨けるよう取り組んでみてください。
・教える力
・リーダーシップ力
・創造力
・マルチタスク能力
・人間力
教える力
教員にとって最も基本となるのが教える力です。
どれだけ知識があっても、それを相手の年齢や理解度に合わせて分かりやすく伝えられなければ、意味のある教育にはなりません。
極論ですが、教えるのが下手な英検1級の人よりも、丁寧に生徒の立場に立って教えられる英検3級の人の方が、よほど優秀な教員であると言えます。
授業をわかりやすく展開し、一つひとつ、生徒が段階を踏んで学習できるようサポートする力が求められます。
リーダーシップ力
教員には生徒たちの学習や生活を導くリーダーとしての役割が求められます。
そのため、明確な目標を示し、クラスの方向性を定めるリーダーシップが必要不可欠です。
学級運営では生徒たちが安心して過ごせる環境を整え、集団の中でルールや役割を意識できるように働きかけていかなければなりません。
また、トラブルが起きた際には冷静に状況を整理し、クラス全体の視点から判断を下すことも教員の役目です。
自分の考えを明確に伝えつつ、相手の意見を尊重できるバランス感覚が、教室の円滑な運営と学びの深化につながっていくことでしょう。
創造力
教育は画一的なものではなく、生徒たちの理解度や関心、クラスの雰囲気によって大きく変化します。
その中で求められるのは、柔軟で独自のアイデアを生み出す創造力です。
教科書の内容を伝えるだけでなく、生徒たちが主体的に学びたくなるような活動を考えたり、身近な話題と結びつけたりすることで学習への興味を引き出すことが可能です。
特に近年はICTや探究型学習の導入が進んでおり、従来のやり方にとらわれない教育スタイルが求められています。
教員自身が学びに対して新しい方法を探求し続けることで、生徒たちに良い影響を与えられることでしょう。
マルチタスク能力
教員は日々の学級運営、保護者対応、事務作業、行事の準備など、あらゆる業務を同時にこなさなければなりません。
つまり、マルチタスク能力が求められる仕事であると言えます。
また、突発的なトラブルが発生した際にも、優先順位を冷静に見極めて行動する力が必要です。
多忙な日々の中で冷静にタスクを管理し、バランスよく対応できる人は教員として長く働けることでしょう。
人間力
教員にとっての人間力とは全ての業務に通じる土台とも言える重要な資質です。
人間力とはただ性格が良いことではなく、豊かな教養や高い倫理観、他者を思いやる姿勢など、人格的な成長を含む幅広い力のことです。
生徒たちは教員の言動や価値観に強く影響を受けるため、模範となるような人間性が求められます。
不正を許さない姿勢や努力を積み重ねる態度、困っている人に寄り添う行動は、言葉以上に大きな教育的意味を持ちます。
教員として働く魅力・やりがい
続いて、教員として働く魅力、そしてやりがいについて紹介します。
以下の3つはどのような分類の学校で働くとしても得られる可能性が高いやりがい、そして魅力です。
ぜひそれぞれ確認して、就活のモチベーションを高めてください。
・子供の成長を見守ることができる
・未来を担う人材育成に携われる
・自己成長の機会が豊富
生徒の成長を見守ることができる
教員の最大の魅力の1つは生徒たちの成長を間近で見守ることができる点です。
昨日まで理解できなかった内容が今日になって突然わかるようになる瞬間や、困難な課題に粘り強く取り組んで乗り越える姿など、日々の中で小さな成長が積み重なっていきます。
そうした変化に寄り添い、生徒たちの頑張りに気づき、励まし、導くことができるのは教員ならではのやりがいです。
自分が生徒の自信や成長に関わっていることを実感できると、大きな喜びと達成感を味わえるでしょう。
また、卒業や進級といった節目の際に生徒たちが感謝の言葉を伝えてくれることもあり、自分の存在意義を感じられる場面も多くあります。
未来を担う人材育成に携われる
教員はただ知識を教えるだけでなく、未来の社会を支える人材を育てるという大きな使命を担っています。
生徒たちはやがて大人になり、様々な分野で社会に貢献していく存在です。
その一人ひとりに思考力や人間性、社会性を育成するための教育を行うことが、将来的に社会全体の土台を作ることにもつながります。
教室という小さな空間で交わされる言葉が、生徒の考え方や価値観に影響を与え、長い人生に渡って支えとなることも少なくありません。
そうした意識を持ちながら日々の指導に取り組むことで「自分が社会の未来に貢献している」という誇りを感じることができるでしょう。
自己成長の機会が豊富
教員として働く中では生徒たちだけでなく、保護者や同僚、地域の人々など、様々な立場の人と関わることになり、自分にとっての成長の機会も多いです。
生徒の何気ない言動から新しい気づきを得たり、保護者とのやり取りを通じて価値観の幅が広がったりすることも多くあります。
また、授業作りやトラブル対応、学校行事の運営などの経験を重ねることで、思考力や対人スキルが磨かれていきます。
さらに、教員は常に最新の教育情報や指導法を学び続ける必要があるため、知識面でも成長を実感できる場面が多くあります。
こうした環境の中で教育者としてだけでなく、1人の社会人として、人間として成長し続けられるのは教員という仕事の大きな魅力の1つです。
教員になるためにすべきこと
続いて、教員になるためにぜひ行ってほしい対策を3つ紹介します。
以下の3つの対策はいずれも一般企業の就活にも求められる対策ですから、教員と一般企業を並行している方もぜひ参考にしてみてください。
・自己分析
・他己分析
・OB/OG訪問をする
自己分析
教員を目指すにあたり、まず取り組むべきなのが自己分析です。
これは自分の性格や価値観、得意・不得意を整理する作業であり、自分が本当に教員という職業に向いているかを見極める重要な対策です。
「人と接することに喜びを感じるか」「生徒の成長を根気よく支えられるか」といった点を検討することで、教員としての適性があるか考えることができます。
また、自己分析を通じて得た気づきは、志望動機の明確化や面接対策にも役立つでしょう。
以下の記事では自己分析の方法についてさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
他己分析
自己分析だけではなかなか知ることのできない自分の一面を知るために、他己分析も非常に重要です。
友人、家族、大学の教授、アルバイト先の上司、就活エージェントなどに自分の印象や強みについて尋ねることで、意外な気づきが得られることも少なくありません。
自分にとって当たり前だと思っている行動が、他人にとっては「気配りができる」「責任感が強い」など、長所として認識されている場合もあり、その発見は自己理解を深めるきっかけの1つとなります。
教員として働く上で求められるのは、客観的な視点を持って自分を見つめ、成長し続ける姿勢です。
他己分析はそのヒントとして、自分の可能性を広げる材料になるでしょう。
以下の記事では他己分析について詳しく紹介しています。
OB/OG訪問をする
実際の現場を知るためにOB・OG訪問で現場で働く先輩の声を聞くことも、非常におすすめです。
教育学部や教職課程を履修している場合は卒業生が教育現場で活躍しているケースが多いため、先輩に話を聞くことで教員のやりがいや大変さ、日常業務の具体的なイメージがつかめるようになるでしょう。
1年生や2年生の段階でサークルや部活が一緒だった先輩などに話を聞けば、実際の働き方や、残業がどのくらいあるのかなどについても確認できるでしょう。
また、学校教育は県によって方針や大変さが異なる場合があります。
できれば「自分が目指す県」で教員になった人、かつ小学校・中学校など、自分が目指している学校と同じ分類の学校で働いている人に話を聞くと良いでしょう。
OB・OG訪問の方法については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
就活エージェントに相談しよう
「教員が自分に合っているのか不安」、「教員になるには何をすべきなのかわからない」という悩みは多くの就活生が抱えます。
そんなときは、就活のプロに相談してみてはいかがですか?
どのような準備をすれば良いかの的確なアドバイスや、書類・一次選考免除の特別選考ルートへの案内も可能です。
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おわりに
今回は、教員に向いている人・向いていない人の特徴、教員のやりがい、採用試験で好印象を与えるための対策などを詳しく紹介しました。
教員は皆さんご存知のように「ブラック」と呼ばれることも多く、決して楽な仕事ではありません。
しかし、教育を通じて、生徒、ひいては日本の未来を作り上げることができる、やりがいのある仕事です。
本記事を読んで興味が出た方やモチベーションが高まった方は、ぜひ教員採用試験に向けてギアを上げて対策を進めてください。