【例文3選】就活の軸は何個持つべき?魅力的に伝えるコツと個数別の答え方を解説

【例文3選】就活の軸は何個持つべき?魅力的に伝えるコツと個数別の答え方を解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・就活の軸は何個持つのが目安か
・就活の軸を見つける方法4選
・就活の軸の個数別例文3選

この記事をおすすめしたい人

・就活の軸を何個持てば良いか分からない人
・就活の軸が定まらない人
・就活の軸の個数別例文を参考にしたい人

目次目次を全て表示する

【就活の軸は何個】就活の軸とは

就活の軸とは、就職活動を進める中で自分が絶対に譲れない条件や価値観のことを指します。

これを明確にすることで、効率的な企業選びが可能になります。

たとえば、「自分の成長を促す環境」「やりがいを感じられる仕事」「社会に貢献できる事業」といった要素が挙げられます。

こうした軸を設定する際には、過去の経験や価値観を振り返り、自分にとって何が大切かをしっかりと考えることが重要です。

軸を持つことで、選考中に伝えるメッセージにも一貫性が生まれ、面接官にもあなたの人柄や価値観がより伝わりやすくなります。

【就活の軸は何個】就活の軸は何個持つのが最適?

就活の軸は、3つ程度に絞るのが適切だと考えられます。

軸が3つよりも多いと、条件に合う企業を探すのが難しくなり、選択肢が狭まってしまう可能性があります。

3つ程度の軸を持つことで、企業選びの基準がより明確になり、選考時にも企業に対して一貫したアピールが可能になります。

さらに、自分の価値観を実現するためにどのような経験を積み重ねてきたかを具体的に説明でき、より説得力を高めることができます。

ただし、軸を増やしすぎると内容が散漫になってしまうため、優先順位を考えた上で適切に取捨選択することが重要です。

1個に絞っても大丈夫?

就活の軸を1個に絞ることも可能ですが、注意が必要です。

1個だけでは、企業選びの際に軸に当てはまる企業が多すぎて選択肢が広がりすぎる可能性があります。

また、面接時に「なぜこの企業を選んだのか」という質問に対して、自分の価値観や考え方を説得力のある形で伝えるのが難しくなる場合もあります。

一方で、エントリーシートで文字数の制限がある場合には、1個の軸を深掘りして、その背景にある原体験を濃く書く方法が有効です。

その際、軸を補完するようなエピソードを加えることで、説得力を高めることができます。

軸の数を決める際には、自分の価値観と状況に応じて柔軟に対応することが大切です。

【就活の軸は何個】企業が就活の軸を聞く理由

企業が学生に「就活の軸」を尋ねるのは、価値観や基準を知り、自社との適性や志望度を判断するためです。

軸を具体的に示すことで、採用担当者に活躍の可能性を感じさせることが重要です。

就活の軸を聞かれる理由
  • 自社に適した人材か判断するため
  • 志望度の高さを測るため

自社に適した人材かどうか判断するため

企業が就活の軸を尋ねる最大の理由は、学生の価値観や基準が自社に合っているかを見極めるためです。

特に、企業の理念や方針、仕事の進め方と学生の考え方が一致しているかどうかを重視しています。

これにより、入社後に「思っていた環境と違う」といったミスマッチを防ぐことができます。

たとえば、「挑戦できる環境」を軸にしている学生が、成長を重視する企業を志望する場合、双方の価値観が一致していると評価されることがあります。

しかし、学生の軸が企業の特徴と大きく異なっている場合、選考において不利になる可能性もあります。

したがって、回答の際には、自分の軸と企業の特徴がどのように結びついているのかを、具体的に説明することが大切です。

志望度の高さを測るため

企業が就活の軸を尋ねる背景には、学生の志望度を見極める意図があります

学生の軸が具体的で、企業の事業内容や特徴と合致している場合、「自社への理解や関心が高い」と評価されやすくなります。

一方で、軸が漠然としていて汎用性が高い内容の場合、志望度や熱意が低いと受け取られる可能性があります。

たとえば、「働きがいのある職場が良い」という曖昧な答えでは、どの企業にも当てはまり、説得力に欠けるため注意が必要です。

そのため、自分の軸と企業の特徴がどのように関連しているのかを具体的に伝えることが重要です。

企業の特徴を十分に理解し、自分の軸と結びつけた回答を用意することで、志望度の高さを明確にアピールすることができます。

【就活の軸は何個】就活の軸を決めておくメリット

就活の軸を明確にすることで、企業選びや選考に一貫性を持たせることができます。

また、自分のキャリアビジョンが具体化し、効率的に活動を進められるなど、多くのメリットが得られます。

就活の軸を持っておくメリット
  • 企業選びの効率化
  • 面接などの選考対策に役立つ
  • 将来ビジョンの明確化

企業選びの際の判断基準になる

就活の軸を明確にすることで、企業選びにおける重要な基準を設定することができます

たとえば、「成長を実感できる環境」「働きやすさ」「社会貢献性」といった軸を設定することで、自分の価値観に合った企業を効率的に探すことができます。

軸がない場合、無計画に多くの企業を受けてしまい、結果として時間やエネルギーを浪費する恐れがあります。

しかし、明確な軸があれば、短期間で自分に適した企業を見極められるでしょう。

さらに、面接で「なぜこの企業を志望したのか」と問われた際も、軸に基づいた具体的で説得力のある回答が可能です。

したがって、就活の軸を明確にすることは、企業選びを効率的かつ効果的に進め、選考を有利に運ぶために重要なポイントとなります。

選考対策になる

就活の軸は、ESや面接で頻繁に聞かれる質問の一つです。

そのため、事前に自分の軸を決めておくことで、選考時に高い評価を得られる準備が整います。

たとえば、「働きがいを感じられる環境が軸です」と回答する場合、その理由や背景を具体的なエピソードで補強することが重要です。

こうした軸の設定と準備をしておけば、面接官からの質問にもスムーズに答えられ、自分の価値観をしっかりと伝えることができます。

さらに、軸に基づいた選考対策を行うことで、面接での発言やESの内容に一貫性が生まれます。

結果として、選考を有利に進められる可能性が高まります。

将来のビジョンが明確になる

就活の軸を決めることで、自分が将来どのように働きたいか、そしてどのようなキャリアを築きたいかが明確になります。

軸があると、自分に必要なスキルや経験が具体的に見えてくるため、それに基づいて最適な環境を選ぶことができます。

その結果、企業選びだけでなく、入社後のキャリアプランも描きやすくなります。

軸を明確にしておくことで、自分の目標を実現するためにどのようなキャリアを歩むべきかが分かり、就活だけでなく、その後のキャリアにもポジティブな影響を与えることができます。

キャリアアドバイザー 木下恵利

キャリアアドバイザー

例えば、「リーダーシップを発揮したい」「専門性を高めたい」といった軸を持つことで、それに必要な経験やスキルを逆算して計画を立てることが可能です。

就活の軸を見つける方法5選

自分の価値観や理想の働き方を明確にすることが、就活の軸を見つける第一歩です。

ここでは、軸を見つけるための5つの効果的なアプローチをご紹介します。

これらを試すことで、自分にとって大切な要素が見えてくるでしょう。

自己分析で価値観を洗い出す

自己分析を通じて、自分の価値観や働くうえで大切にしたいポイントを明確にしましょう

過去の経験を振り返り、自分がどのような場面でモチベーションが高まったか、あるいはどんな時に達成感を感じたかを整理することが重要です。

たとえば、学生時代に力を入れた部活動やアルバイトでの成功体験を分析し、そこから得られる価値観を洗い出します。

また、自分の強みや弱み、好きなことや苦手なことを明らかにすることで、働く環境で重視したい条件も自然と見えてきます。

自己分析を深めることで、自分が本当に大切にしたい就活の軸を明確にすることができます。

このステップは、軸を見つけるうえでの基盤となるので、丁寧に取り組むことが重要です。

大きなジャンルから選択肢を絞っていく

何も分からない状態から、すぐに自分にマッチした就活の軸を探そうとするのは難しいでしょう。

そこで、業務内容や社風、働き方などの大きなジャンルの中から、自分が最も大切にしたい条件は何かを分析し、整理していくことが効果的です。

例えば、企業理念としてどんな方針を掲げているか、職場環境はチーム重視か個人主義か、福利厚生はどんな制度があるかなど、具体的な要素をピックアップして自分が最も譲れないと感じる条件を明確にしていきましょう。

このように大まかな分類から希望条件を検討していくことで、曖昧だった就活の軸が見えてくるでしょう。

他己分析で新たな一面を知る

他己分析では、周りの人に自分の印象や長所短所を聞くことで、新たな一面を発見することができます

親や友人、アルバイトの上司、先輩など、異なる視点を持つ人々に意見を求めるのが効果的です。

自分では気づけなかった強みや特性を知ることで、自分を客観的に見つめ直す機会になります

たとえば、「周りをまとめる力がある」「どんな環境でも適応するのが早い」といった意見が得られる場合、それが自分にとっての重要な軸になることもあります。

他己分析を行うことで、自分自身の理解が深まり、より客観的な視点で就活の軸を設定できるようになります。

志望企業から逆算する

志望企業や興味を持った企業を分析することは、就活の軸を見つける上で有効な方法です。

まず、企業のどの部分に魅力を感じたのかを具体的に言語化しましょう。

「若手が活躍できる環境」「挑戦を後押しする風土」「社会課題の解決に取り組む姿勢」など、複数の企業で共通する特徴が見つかれば、それが就活の軸となる可能性があります。

また、企業の事業内容や理念を深掘りすることで、自分が何を重視しているかを明確にすることができます。

また、志望企業を分析して導き出した軸をもとに、選考時の志望動機や自己PRを具体的に構築することもできます。

志望企業から逆算する方法は、軸を明確にするだけでなく、説得力のある選考対策を実現するための非常に有効な手段です。

説明会・インターンに参加する

企業の説明会やインターンに積極的に参加することも、就活の軸を見つける有効な方法です。

実際に企業の雰囲気を体感し、社員の話を聞くことで、その企業や業界に対する理解が深まります

たとえば、インターンに参加して「社員間のチームワークが良い」と感じた場合、それが自分にとっての大切な軸になるかもしれません。

また、説明会やインターンで得た体験を振り返ることで、自分がどのような環境で働きたいのかを具体化することができます。

これらの機会を活用し、自分に合った企業や働き方を見極めることが、就活の軸を見つける第一歩となります。

【就活の軸は何個】業界別の就活の軸一覧

業界ごとに求められるスキルや価値観は異なります。

そのため、志望する業界に合わせて就活の軸を設定することが重要です。

以下では、異なる10個の業界でアピールできる就活の軸の具体例をご紹介します。

メーカー業界

メーカー業界は、製品の企画・開発から生産・販売までを行い、社会に貢献する重要な業界です。

特に日本のメーカーは高品質と技術力で世界的に評価されています。

メーカー業界の就活の軸

1. 日本の高品質な製品を海外に広め、国際的なビジネスに貢献したい。
2. 専門知識を活かし、革新的な製品開発に挑戦したい。
3. 環境配慮型の製品やプロセスを通じ、持続可能な社会に貢献したい。
4. ユーザーの声を反映させ、満足度の高い製品を提供したい。
5. 多国籍チームで協力し、グローバル市場で活躍したい。

これらを基に、企業の特徴と自分の経験を結びつけた具体的なアピールが重要です。

IT業界

IT業界は、急速に進化を遂げる技術を活用し、社会の課題解決やビジネスの効率化を支える業界です。

AIやクラウド、ビッグデータといった最先端技術を駆使し、幅広い分野で活躍の場があります。

IT業界の就活の軸

1. 最新技術を活用し、社会課題の解決に貢献したい。
2. ユーザー体験を向上させるサービスやアプリを開発したい。
3. グローバルに展開するプロジェクトに携わりたい。
4. セキュリティやインフラの強化を通じ、安心できるIT環境を提供したい。
5. データ活用による新たなビジネスモデルの創出に挑戦したい。

IT業界を志望する際には、自分のスキルや目指す姿を軸に設定し、具体的な経験や意欲を示すことが求められます。

金融業界

金融業界は、資金の流れを支え、経済全体を活性化させる重要な役割を担う業界です。

銀行、証券、保険、資産運用など幅広い分野があり、多様なキャリアの選択肢があります。

金融業界の就活の軸

1. 個人や企業の資産形成を支援し、経済の安定に貢献したい。
2. グローバルな市場での金融取引を通じて、国際的なビジネスに携わりたい。
3. リスクマネジメントや分析力を活かし、企業の成長をサポートしたい。
4. デジタル化が進む金融業界で新しいサービスや仕組みを創出したい。
5. 地域社会に密着し、中小企業や個人の成長をサポートしたい。

金融業界を志望する際は、数字やデータを活用した具体的なエピソードを交え、説得力のある軸を示すことが大切です。

コンサル業界

コンサル業界は、企業や団体が抱える課題を解決し、成長をサポートする役割を担う業界です。

経営戦略や業務改善、人材開発など、さまざまな分野で専門知識を活かして活躍することができます。

コンサルティング業界の就活の軸

1. クライアントの課題解決を通じて、社会に貢献したい。
2. 多様な業界や企業に携わり、幅広い知識と経験を身につけたい。
3. チームで協働しながら、新しい価値を創出するプロジェクトに挑戦したい。
4. データ分析や論理的思考を活かし、実践的な提案を行いたい。
5. グローバルな環境で働き、国際的なプロジェクトに関与したい。

コンサル業界を志望する際には、自分の強みや経験がどのように課題解決に役立つかを具体的に伝えることが求められます。

商社業界

商社業界は、多岐にわたる商品やサービスの取引を通じて、国内外のビジネスをつなぐ役割を担う業界です。

総合商社・専門商社で役割や商材の幅は異なりますが、取引の企画から調整、物流まで幅広い業務に携わり、国際的な視点で活躍するチャンスがあります。

商社業界の就活の軸

1. 日本と世界をつなぐ架け橋として、国際的なビジネスを推進したい。
2. 多様な分野に携わり、幅広い知識や経験を積みたい。
3. 大規模なプロジェクトを通じて、社会や経済に影響を与えたい。
4. チャレンジングな環境で、自分の可能性を最大限に引き出したい。
5. 顧客のニーズに応えるソリューションを提供し、信頼関係を築きたい。

商社業界を志望する際には、国際感覚や挑戦心をアピールしつつ、具体的な経験を軸に説得力のある志望理由を伝えることが重要です。

広告業界

広告業界は、企業やブランドの魅力を消費者に伝えるために、さまざまなメディアや手法を活用してプロモーションを行う業界です。

アイデアやマーケティング戦略を駆使し、社会や市場に影響を与える仕事です。

広告業界の就活の軸

1. 消費者の心を動かす広告を通じて、社会に影響を与えたい。
2. 創造性を活かし、革新的なプロモーションを手掛けたい。
3. クライアントの課題を解決し、価値ある広告キャンペーンを実現したい。
4. デジタル技術を駆使して、新しい広告の形を開発したい。
5. チームで協働しながら、効果的なコミュニケーション手法を創出したい。

広告業界を志望する際には、クリエイティブな発想やマーケティングの視点を活かし何を実現したいのかを伝えることが重要です。

インフラ業界

インフラ業界は、電力、ガス、水道、通信、交通など、人々の生活を支える基盤を提供する業界です。

社会の安定や発展に直結する重要な役割を担い、安全性や持続可能性が求められる分野です。

インフラ業界の就活の軸

1. 安全で快適な社会を実現する基盤づくりに貢献したい。
2. 持続可能なインフラ整備を通じて、環境問題の解決に寄与したい。
3. 災害時にも機能する強靭なインフラを支える仕事に携わりたい。
4. 新技術を活用して、効率的で革新的なインフラを構築したい。
5. 地域社会に密着し、人々の生活を支える役割を果たしたい。

インフラ業界を志望する際には、自分が社会基盤にどのように貢献したいかを明確にし、具体的な経験や志望理由を述べることで説得力を高めましょう。

エンタメ業界

エンタメ業界は、映画、音楽、ゲーム、イベントなど、娯楽を通じて人々に感動や楽しさを提供する業界です。

多様なコンテンツを企画・制作し、国内外で影響を与える仕事が特徴です。

エンタメ業界の就活の軸

1. 人々の心を動かすエンターテインメントを企画・提供したい。
2. 新しい技術やアイデアを活かして、革新的なコンテンツを創出したい。
3. 世界中の人々に楽しさを届けるグローバルな仕事に挑戦したい。
4. 観客や視聴者との感動を共有できるイベントや作品を手掛けたい。
5. チームで協力し、創造性を最大限に発揮するプロジェクトに携わりたい。

エンタメ業界を志望する際には、自分の経験や情熱がどのように業界に貢献できるかを具体的に示し、熱意をアピールすることが重要です。

サービス業界

サービス業界は、接客や観光、飲食などを通じて人々に価値を提供し、生活を豊かにする業界です。

顧客との直接的な関わりが多く、ホスピタリティや柔軟な対応力が求められます。

サービス業界の就活の軸

1. 顧客満足度を追求し、一人ひとりに寄り添うサービスを提供したい。
2. チームで連携し、高品質なサービスを実現したい。
3. グローバルな環境で、多文化に対応するサービスを展開したい。
4. 業務改善を通じて、サービスの効率化や品質向上に貢献したい。
5. 人々の生活を支え、感動や喜びを生み出す仕事に携わりたい。

サービス業界では、自分の経験や価値観を具体的に示し、どのように貢献できるかを明確に伝えることが重要です。

不動産業界

不動産業界は、住宅やオフィス、商業施設の提供を通じて、人々の暮らしやビジネスを支える重要な役割を担う業界です。

地域や社会に密着し、街づくりや生活環境の向上に貢献する仕事が特徴です。

不動産業界の就活の軸

1. 地域社会に貢献し、快適な住環境や街づくりをサポートしたい。
2. 不動産のプロフェッショナルとして、価値ある提案をしたい。
3. 大規模プロジェクトに携わり、多くの人々に影響を与える仕事がしたい。
4. 顧客のニーズに合わせた最適な住まいや空間を提供したい。
5. 持続可能な開発を通じて、環境に優しい街づくりを目指したい。

不動産業界では、自分の価値観や目指すキャリアを具体的に伝え、業界への貢献意欲をしっかりアピールすることが重要です。

官公庁

官公庁は、国の中央省庁(財務省、総務省など)や地方公共団体(都道府県庁、市役所など)を中心に、国民・住民全体の利益のために働く組織です。

特定の誰かのためではなく、広く社会全体のためになる政策立案や公共サービスの提供を行います。

官公庁の就活の軸

1. 地元社会の活性化に貢献したい
2. 市民の豊かな暮らしを支えたい
3. 誰にでも平等で役立つサービスを提供したい
4. 国や地域が抱える社会課題の解決に直接的に携わりたい
5. 大学で学んだ○○の専門知識を活かして、国の政策立案に貢献したい

【就活の軸は何個】就活の軸を答える際におすすめの構成

ESや面接で「就活の軸」を聞かれたときには、わかりやすく効果的に伝えるための構成が重要です。

以下では、おすすめの答え方の流れをご紹介します。

構成の流れ

結論→具体的なエピソード→企業との共通点→入社後の貢献

結論から簡潔に話す

就活の軸を答える際は、まず「就活の軸は○○です」と結論から簡潔に述べることが大切です。

例えば、3つの軸がある場合には、全てを最初にまとめて伝えると話が整理され、相手に理解されやすくなります。

結論を冒頭に示すことで、話の全体像を明確にし、その後の具体例や説明にスムーズにつなげることができます。

企業側にとっても、わかりやすく要点を押さえた回答は好印象につながります。

具体的なエピソードを述べる

次に、就活の軸を決めた根拠となる原体験を具体的に述べましょう

就活の軸は他の学生と似た内容になることが多いため、自分らしさを表現するエピソードが重要です。

たとえば、学生時代に取り組んだ部活動やアルバイト、課題を乗り越えた経験などを挙げると、あなたの価値観や強みがより明確になります。

具体的なエピソードを盛り込むことで、話に説得力が増し、企業側にあなたの独自性が伝わりやすくなります。

軸と企業の共通点を伝える

就活の軸を述べた後に、その軸が志望企業の特性とどのように一致しているかを具体的に伝えましょう

企業の理念や事業内容、提供する商品やサービスとの共通点を示すことで、志望企業への熱意や理解度を感じてもらえます。

さらに、「この企業でなければならない理由」を説得力のある形で説明することで、企業側に強い印象を与えることができます。

入社後の貢献をアピール

最後に、就活の軸を基に入社後どのように企業に貢献できるかを具体的に伝えましょう

これまでの経験や強みを活かし、どのような形で企業の成長や課題解決に寄与できるかを明確に示すことが重要です。

具体例を交えることで、面接官に「この学生は自社で活躍できる」とイメージしてもらいやすくなります

企業側があなたの可能性を感じられるよう、貢献意欲をしっかりアピールしましょう。

【就活の軸は何個】就活の軸を魅力的に伝えるポイント

就活の軸を伝える際に、魅力的に企業にアピールするためのポイントを3つ解説します。

先ほどの構成に加えて、以下のポイントを踏まえると企業に好印象を与えられるでしょう。

魅力的に伝えるコツ
  • 企業に関連性の高い軸から順に伝える
  • できるだけ簡潔に説明する
  • エピソードで自分らしさをアピール

企業の印象が良く、関連性の高い軸から順に伝える

就活の軸が複数ある場合は、自分が企業選びで優先したい軸から述べるのではなく、志望企業との結びつきの強さや、企業にとって採用するメリットがあると感じられる軸から話すことを意識しましょう。

例えば、「自分で主体的にプロジェクトを推進していける人」を求めている企業に対しては、「若手から裁量権を持って働きたい」という軸を最初に伝えることが効果的です。

このように、企業が何を求めているか、どんな理念やビジョンを持っているかをしっかりと見極め、それを踏まえた適性を示すことが重要です。

最初に企業に良い印象を与える軸から話すことで、採用担当者もあなたに興味を持ちやすくなります。

できるだけ簡潔に説明する

具体的なエピソードを踏まえて説明するのは重要ですが、複数の軸がある場合は全て伝えようとすると、長すぎて採用担当者に強く印象を残せない可能性があります。

そのため、まず就活の軸を端的に述べて、その後にそれぞれの軸を持った理由やそれに基づく経験を一言で伝えることが効果的です。

例えば、「就活の軸は、成長できる環境と人の生活の基盤を支えることの2点です。1つ目の軸は、中学時代から続けているサッカー部の経験から、2つ目の軸は、大学時代のボランティア経験から実感しました」のように伝えてみましょう。

最初に全部自分で話しすぎずに、面接官との会話を意識する姿勢を持つことで、より相手の興味を引き出せる話し方になります。

エピソードで自分らしさをアピールする

就活の軸を述べる際の根拠として、一般論ではなく、自分の過去の経験や人柄に基づいたエピソードを伝えることが大切です。

それにより、他の学生と差別化したアピールができ、印象に残りやすくなります。

アルバイトやサークルといった経験でも、その中で具体的に自分はどう考えて、どんな行動を起こしたのかといった思考のプロセスを交えることで、あなたらしい人柄や考え方が伝わる軸になります。

キャリアアドバイザー 木下恵利

キャリアアドバイザー

エピソードの希少さや大きさよりも、自分の今までの経験をどれだけ具体的に深掘り、相手がイメージしやすいように伝えられるかが最も重要です。

就活の軸を伝える際の注意点

就活の軸を伝える際には、企業に良い印象を与えるために注意すべきポイントがあります。

ここでは、注意すべき4つのポイントを解説します。

良い印象を与えるための注意点
  • 本音軸と建前軸は分ける
  • 受け身にならない
  • 他者の意見を主張しない
  • 他の質問への回答と一貫性を持たせる

本音軸と建前軸を分けて考える

就活の軸として、給料や知名度など本音で重視したい部分をそのまま伝えると、企業にネガティブな印象を与えることがあります。

そのため、本音の軸をポジティブな表現に言い換えるか、別途建前の軸を設定することが重要です。

たとえば、「高収入を得たい」という本音は、「成果を正当に評価される環境で働きたい」と言い換えることで前向きな印象を与えられます。

また、あくまで本音の軸は自分の中で持っておきつつ、選考では企業が求める姿勢や価値観に合った建前軸を伝えることで、より説得力のある回答ができます。

企業に好印象を与えるには、軸の伝え方を工夫し、自分の価値観や意欲をポジティブに表現することが大切です。

受け身にならない

「ワークライフバランスが良い職場がいい」「研修制度が整っている環境で成長したい」といった受け身な回答は、選考で評価を下げる原因となります。

このような軸は主体性や意欲が感じられず、企業にとって「自社で積極的に貢献してくれる人材」とは見なされないからです。

就活の軸を伝える際には、自分の経験や価値観に基づき、能動的に選び、行動してきたことを強調することが重要です。

たとえば、「自分が挑戦を続けられる環境を求めている」といった軸であれば、具体的なエピソードを交えて積極性を示すことができます。

主体性や積極性をアピールすることで、企業に「一緒に働きたい」と思わせる回答ができるようになります。

他者の意見を主張しない

家族や友人、会社のOBOGなど、他者から勧められることで興味を持つこともあるでしょう。

しかし、面接やESにおいて「自分の意見ではなく他者から影響を受けたから応募した」という風に伝わる言い方をすると、主体性のなさや志望度の低さを感じとられてしまう可能性があります。

そこで、実際に自分以外の人の話を参考にした場合には、「○○というお話を聞いて、自分は△△という点が最も魅力的に感じた」のように、そこから派生して自分自身の感じたことや意見を加えることを意識しましょう。

キャリアアドバイザー 木下恵利

キャリアアドバイザー

あくまでも自分の考えに基づいて判断を下したということを伝えるようにしましょう。

他の質問への回答と一貫性を持たせる

就活の軸は、ガクチカや志望動機と一貫性を持たせることが重要です。

たとえば、志望動機で「挑戦できる環境を求めている」と話した後に、就活の軸として「安定性」を挙げると、矛盾が生じてしまいます。

このような矛盾は、選考官に「この学生の価値観や目指す方向性がわからない」と思わせる要因になります。

逆に、ガクチカで述べた挑戦の経験と就活の軸が一致していると、志望度の高さや信頼性を感じてもらいやすくなります。

回答に一貫性を持たせることで、面接官に「この学生は自社で活躍するイメージが湧く」と思わせることができるため、しっかりと準備を整えましょう。

【個数別】就活の軸の例文3選

就活の軸を設定する際、個数によって伝え方や強調ポイントが異なります。

ここでは、就活の軸を1~3個に分けた具体的な例文を紹介し、参考になる答え方を提案します。

就活の軸を1つに設定した例文

私の就活の軸は「社会貢献性の高い事業に携わること」です。
大学時代、地域ボランティア活動に参加し、商店街の再生を目的としたイベント企画を行いました。
初めは住民の意見をまとめるのに苦労しましたが、何度も話し合いを重ねて信頼を築くことで、地域の活性化に貢献できた経験があります。
その中で、社会や地域に良い影響を与える仕事に強い関心を持つようになりました。
御社の事業は、環境保護や地域活性化に積極的に取り組んでおり、社会に与える価値が大きいと感じています。
このような事業に関わりながら、自分の力で社会に貢献できる環境で働きたいと考えています。

就活の軸を2つに設定した例文

私の就活の軸は、「専門性を活かせること」と「グローバルな環境で働けること」の2つです。
大学で情報工学を専攻し、プログラミングやデータ分析を学びながら、AIを活用したプロジェクトにも取り組みました。
また、留学を経験し、多国籍のチームで異文化を理解しながら目標を達成したことが大きな学びとなりました。
御社は最先端の技術を取り入れた製品開発を行い、グローバル展開にも積極的な企業と伺っています。
私の専門知識を活かしつつ、国際的な視点で活躍できる御社で、自分のスキルをさらに磨きたいと考えています。

就活の軸を3つに設定した例文

私の就活の軸は、「成長できる環境」「チームワークを重視する職場」「社会貢献性のある仕事」の3つです。
大学ではゼミ活動を通じてリーダーシップを学び、メンバーと協力しながら課題解決に取り組む大切さを実感しました。
また、ボランティアで地域イベントの企画を行い、多くの人と関わる中で、社会に良い影響を与える仕事への興味を深めました。
さらに、インターンで業務改善の提案を経験し、成長できる環境の重要性を理解しました。
御社は社員の成長を支援し、社会に貢献する事業を展開しているため、私の価値観に合致しています。
そのような環境で自分の力を発揮し、御社の発展に貢献したいです。

まとめ

就活の軸は、企業選びや選考で自分の価値観を伝える重要な要素です。

本記事では軸の設定方法や伝え方、注意点を解説し、個数別の具体例も紹介しました。

軸を明確にし、一貫性を持って伝えることが成功の鍵です。

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