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・リース業界について
・リース業界のおすすめ志望動機
・リース業界に向いている人の特徴
・リース業界を目指している人
・自分の志望動機が不安な人
・例文を見て参考にしたい人
リース業界の志望動機は業界理解が大切
リース業界の志望動機を作成するにあたっては、まず業界について理解しておかなければなりません。
そこで今回はリース業界について詳しく紹介した後、最新の動向やどのような人物が向いているか、そして志望動機の書き方について詳しく紹介します。
「リース業界について今から調べる」という方はもちろん「すでに志望動機を書いているものの、なかなかうまくできない」という方も、参考にしてみてください。
リース業界とは
まずはリース業界とは何なのかについて簡単におさらいしておきましょう。
企業研究を徹底的に行った方はここを飛ばしても構いませんが、就活を始めたばかりの人や、まだ知識が危ういという方はぜひ参考にしてみてください。
ビジネスモデル
リース業界は物を提供するだけでなく、物を通じた資金調達手段を提供するという点で金融業に分類されます。
リース会社は顧客が必要とする設備や機械、車両などの物件を代わりに購入し、それを一定期間にわたって貸し出すことで収益を得ているのです。
リース料には物件の購入にかかった費用に加えて金利やサービス料が含まれており、これが主な収入源となります。
また、リース期間終了後には物件を買い取ってもらうか、中古市場で売却することにより、減価償却処理を通じた利益も見込めます。
物を「所有する」から「利用する」という企業のニーズの変化に対応し、資産の軽量化やキャッシュフロー改善を支援する役割を担っており、設備投資を行う企業にとって重要なパートナーと言えるのです。
リースとレンタルって何が違うの?
上記のような説明を聞くと、リースとレンタルには何の違いがあるのか、疑問に思った方も多いでしょう。
結論として、その性質や目的には大きな違いがあります。
リースは企業が選んだ新品の設備や機器をリース会社が代わりに購入し、長期間にわたり一定の月額で貸し出してくれる仕組みです。
一方、レンタルはレンタル会社が保有する在庫の中から、利用者が希望する物品を短期間利用する形態であり、個人向けや一時的なニーズに適しています。
また、料金も割高になる傾向があります。
つまり、リースは「法人の設備投資を支援するための長期的な金融商品」であり、レンタルは「手軽な短期利用のサービス」です。
リースの種類
リースの種類についても、それぞれ分けて覚えておきましょう。
ファイナンスリースとオペレーティングリースはそれぞれ大きく異なるものであり、混同してしまうと、志望動機などESで間違ったことを書いてしまうかもしれません。
自分が将来担当することになる業務ですから、それぞれ今のうちに、明確に区別しておきましょう。
ファイナンスリース
ファイナンスリースは借り手がリース物件を長期間にわたって利用し、その経済的な利益やリスクをほぼ全て引き受けるタイプの契約です。
契約期間中は中途解約が原則として認められておらず、リース会社は物件を貸し出すと同時に、ほぼ確実に投資回収が可能な仕組みとなっています。
リース料は物件の購入費・利息・その他関連費用などを全て回収する前提で設定され、借り手はリース期間中にそれらを分割して支払います。
また、物件の維持管理や保険、固定資産税といったコストも借り手が負担することがほとんどです。
このため、初期投資を抑えながら必要な設備を調達できる手段として活用しており、資金繰りを重視する企業や設備投資リスクを一定程度回避したい企業にとって有力な選択肢と言えます。
オペレーティングリース
オペレーティングリースはファイナンスリースとは異なり、契約期間中でも中途解約が可能で、リース料に物件の全額償却を前提としないなど、より柔軟な契約内容が特徴です。
借り手が物件のコストや管理を全面的に負担するのではなく、リース会社側が一定のリスクを保有しながら貸し出す形式となります。
航空機や船舶、建設機械など高額で特殊性の高い資産がこの形式で利用されることが多く、リース会社は残存価値を見越して資産を管理・再利用するビジネスモデルを取っています。
借り手にとっては柔軟に利用期間を設定できるほか、使用後の資産処分を意識せずに済む点が大きなメリットです。
また、会計上、借入に計上されないケースもあり、バランスシートを意識する企業に選ばれやすい手段となっています。
リース業界の最新の動向
続いて、リース業界の最新の動向についても紹介します。
業界の動向について理解しておくことは、自分のキャリアプランを立てる際にも役立ちますし、自分がどのように貢献できるかを考えるきっかけにもなります。
また、最新の業界の動向について、面接で世間話のように軽く振られることもあるため、以下の4つは確認しておいてください。
- DX化の加速
- サステナビリティ・ESG経営の重視
- 金利環境の変化への対応
- 特定分野・ニッチ市場への特化
DX化の加速
リース業界では近年、AIやIoT、クラウド、RPAなどのデジタル技術を活用した業務改革が加速しています。
これまでは紙ベースで行われていた契約の手続きが、非対面・オンラインで完結できる仕組みへと移行しつつあり、契約プロセスの効率化が進んでいるのです。
また、与信審査やリース物件の残価設定においてもビッグデータやAIを用いた高度な分析が可能となり、リスク管理の精度向上にもつながっています。
こうしたDXの進展は業界全体の競争力を左右する要素となっており、技術の進行と並行して、サービス品質の向上が求められる時代に突入したと言えるでしょう。
サステナビリティ・ESG経営の重視
リース業界においても、環境・社会・ガバナンスのバランスを重視したESG経営の必要性が高まっています。
環境負荷の軽減に向けてはEV(電気自動車)や省エネルギー機器の導入支援として、これらのリースを積極的に進める動きが広がっているのです。
また、リース契約終了後の物件を再整備・再利用したり、物品のリサイクルを行ったりと、サーキュラーエコノミーへの貢献も強く意識されています。
さらに、取引先やサプライヤーに対するESG評価の導入、環境負荷データや温室効果ガス排出量などの情報開示強化にも取り組む企業が増えています。
金利環境の変化への対応
近年の世界的な金利上昇はリース業界にも大きな影響を及ぼしています。
リース会社は自社で資金を調達し、その資金で物件を購入した上で貸し出すというビジネスモデルであるため、資金調達コストの増加はリース料の価格設定にも直結します。
したがって、より有利な金利条件での資金調達方法を模索する動きが加速しており、社債の活用や金融機関との長期契約、ファイナンスの多様化などが進んでいるのです。
金利の影響を受けやすい業態だからこそ、柔軟な資金戦略と収益構造の見直しが重視されています。
特定分野・ニッチ市場への特化
リース業界では従来のIT機器や自動車といった汎用的な分野に加えて、専門性の高いニッチ市場への展開が加速しています。
太陽光パネルなどの再生可能エネルギー設備、医療機器、産業用ロボット、ドローン、農業機械など、専門的な知識が求められる資産を対象としたリースサービスが目立つようになりました。
物件そのものの価値の評価だけでなく、運用に関する技術的な理解や、業界ごとの法規制・市場動向を踏まえた提案力が求められるため、リース会社側にも高い専門性と対応力が必要とされます。
また、顧客企業にとっても初期投資負担が大きくなりがちな領域であり、リースという形で導入ハードルを下げるメリットは大きく、今後も市場の成長が期待されている分野です。
リース業界の代表企業例
リース業界の代表的な企業についても紹介します。
以下の5社はリース業界を目指している人ならば名前は聞いたことがあるでしょうが、どのような業務を行っているかなどについては、まだ明確に区分できていない人も多いはずです。
大手の企業がどのような取り組みをしているか調べれば、就活のヒントが得られるかもしれませんから、ぜひ参考にしてみてください。
オリックス株式会社
オリックス株式会社は1964年設立の東証プライム上場企業で、国内外で多角的金融サービスを展開する大手リース会社です。
自動車や航空機、産業機器などのリース・レンタルを柱に、法人向け融資や保険、不動産開発まで幅広い事業を手掛けています。
また、プロ野球球団オリックス・バファローズの親会社として企業名の認知度が高いほか、社員の研修制度や若手育成にも力を入れています。
安定した経営基盤のもと、新規事業開拓にも積極的な企業であるため、金融や環境、インフラなど多様な分野でキャリアを築きたい方におすすめです。
従業員数(連結):33,691名
時価総額:3,334,794百万円
資本金:221,111百万円
主力事業:リース・金融サービス全般
三井住友ファイナンス&リース株式会社
三井住友ファイナンス&リース株式会社は1963年設立の老舗リース会社です。
住友銀行(現三井住友銀行)と住友商事が株主となり、工場設備やIT機器、運搬機器など企業向け資産のリース・融資サービスを提供しています。
近年は「金融×DX」を推進し、業務効率化や新サービス開発にも注力しています。
社員の平均勤続年数は長めで、福利厚生も充実しており、銀行系企業ならではの安定感があるのも魅力です。
安定した経営基盤と新規事業開拓の両輪で事業を拡大しており、充実した研修制度のもとで成長したい方におすすめです。
従業員数(連結):3,941名
時価総額:960,000百万円
資本金:15,000百万円
主力事業:法人向けリース・融資サービス
三菱HCキャピタル株式会社
三菱HCキャピタル株式会社は2021年に三菱UFJリースと日立キャピタルが統合して生まれた大手リース会社です。
法人向けに産業機器・医療機器・航空機など各種機器のリース・割賦販売を行い、特に再生可能エネルギー事業や航空機リース分野で存在感を発揮しています。
また、グループにはベンチャーキャピタル事業を手掛ける子会社もあり、積極的な投資活動で将来のビジネス拡大を図っています。
東証プライム上場で、三菱重工業やMUFGグループからの信頼も厚く、安定した収益基盤があります。
堅実な財務基盤と新規分野へのチャレンジ精神を併せ持ち、幅広い業界で経験を積みたい方におすすめの企業です。
従業員数(連結):8,396名
時価総額:1,470,580百万円
資本金:33,196百万円
主力事業:各種機器のリース・割賦販売・ファイナンス
東京センチュリー株式会社
東京センチュリー株式会社は1969年設立の総合リース会社で、伊藤忠商事グループ企業です。
国内のリース事業を基盤に、自動車リース・ファイナンス、船舶・航空機リース、環境インフラ事業など多彩な分野に展開しています。
IoTやAIを活用した資産管理システムの開発など先端技術にも投資し、NTTデータとの協業でデータセンター事業に参入するなど成長戦略に積極的です。
社員数や平均年齢は業界でも中堅規模で、研修制度や教育支援が充実しており、成長意欲の高い若手に優しい社風も魅力の1つと言えます。
従業員数(連結):7,876名
時価総額:731,034百万円
資本金:81,129百万円
主力事業:総合リース・自動車リース・環境インフラ
芙蓉総合リース株式会社
芙蓉総合リース株式会社は1969年設立の総合リース企業で、旧富士銀行(現みずほ銀行)など大手金融機関6社による出資で発足しました。
主な事業は法人向けにオフィス機器やIT・通信機器、医療機器など幅広い資産のリース・ファイナンスサービスです。
さらに不動産仲介や航空機リース、再生可能エネルギー、ヘルスケア、モビリティ・ロジスティクスなど多彩な分野でソリューション事業を展開しています。
グループ内の異業種との連携機会も多く、多様な視点で学べる点が魅力と言えます。
ベンチャー企業ではないため、新規事業を立ち上げるなど、刺激的な業務こそありませんが、安定した企業でじっくり成長したい方におすすめです。
従業員数(連結):3,803名
時価総額:360,728百万円
資本金:10,532百万円
主力事業:法人向けリース・ファイナンスサービス
リース業界の志望動機おすすめ構成
続いて、リース業界の志望動機を作成するにあたっておすすめの構成を紹介します。
この構成はリース業界だけでなく、どのような業界・どのような企業を受けるにあたっても活用できる汎用性の高いものです。
この記事でマスターしてしまえば今後の就活もスムーズに進みますから、ぜひ覚えておいてください。
- 結論
- 理由
- 具体例
- 入社後の貢献
結論
志望動機を作成する上で最初に述べるべきは「なぜその会社を志望するのか」という結論です。
企業側は数多くの応募者の志望動機を読まなければならないため、冒頭で結論を明示することが大切です。
「なぜ他の業界ではなく、リース業界なのか」「なぜ多くのリース会社の中で、その企業を選んだのか」という問いに対し、率直に伝えることを心がけましょう。
企業研究を入念に行い、その会社ならではの強みや理念、事業戦略に共感した点を具体的に盛り込みつつ簡潔に述べると、説得力が高まります。
まず明確な結論を示すことで、その結論を前提に相手が内容を読んでくれます。
理由
冒頭で示した結論に対して、なぜそう思うのか掘り下げて説明するのがこのパートです。
自分の価値観や関心、問題意識と業界・企業の特色を丁寧に結びつけておくことで、結論に説得力が生まれます。
特に、リース業界においては「金融と物を繋ぎ、企業の成長や社会インフラの維持に貢献する」という独自の役割があります。
そうした点にどのような魅力を感じたのかを明確に言語化しておくことが重要です。
また、自分がどういった背景からその考えを持つに至ったかといった内面的な動機も盛り込めば、より深みのある志望動機になるでしょう。
具体例
志望動機で最も重要なパートである具体例は特に力を入れて作成する必要があります。
自分の経験をもとにした具体的なエピソードを提示することで、文章に説得力とリアリティが加わります。
この部分ではただ「このような経験をしました」と説明して終わるのではなく、その経験が志望動機にどうつながっているのかを論理的に説明することを心がけましょう。
大学のゼミで学んだ内容や、アルバイトで感じた課題意識などを取り上げ、それがリース業界への志望にどう繋がるか説明することが大切です。
入社後の貢献
最後に自分が入社後にどのように貢献していきたいかを述べることで、企業に対する意欲と将来性をアピールできます。
これまでに述べた強みや経験が入社後の業務でどう活かされるのかを具体的に描写し「この人なら実際に活躍してくれそうだ」と思わせることが重要です。
また「将来的にどのようなキャリアを築いていきたいか」という展望を語ることで、早期離職せず、長く働く意思、そして成長意欲も伝えられます。
ただし「成長したい」と述べるのはNGです。
「どのようなスキルを身につけ、どのような業務に携わりたいか」を明確に示すことが求められます。
企業研究を入念に行って、求められる人物像になぞらえたアピールをしましょう。
リース業界の志望動機が思いつかない時は魅力から考えよう
「ここまでの内容は理解できたけれど、志望動機が全く思いつかない」という方も多いでしょう。
そんな方はリース業界の魅力についてより深く調べてみると良いかもしれません。
以下の4つの項目を知れば志望動機に書くものが見つかる可能性が高いですから、ぜひ目を通してみてください。
- 幅広い産業・企業に関われる
- 金融と「モノ」の専門性が身につく
- グローバルな環境で働ける
- 多様なキャリアパスと安定性
幅広い産業・企業に関われる
リース業界の大きな魅力の1つに、関わる業種の幅広さが挙げられます。
製造業、医療、IT、運輸、建設、共有サービス、教育、サービス業など、あらゆる分野の企業が設備導入の手段としてリースを活用しているからです。
つまり、リース会社では様々な業界と関わることになります。
市場動向を知る機会も多く、金融の知識はもちろんのこと、各業界のビジネスモデルや課題への理解も深まっていくことでしょう。
1つの業界だけに縛られず、常に新しい分野との接点を持てるため、刺激を受けながら成長したい人には最適な環境と言えるでしょう。
「関わる企業の幅を広げ、視野を広げたい」と考えている方にとっては、まさに最高の業界です。
金融と「モノ」の専門性が身につく
金融と物に関する専門知識の両方を深く学べる点も、リース業界の大きな魅力です。
契約を行う上では与信判断や金利の計算、リース料の採算性評価といった金融に関する実践的な知識が欠かせません。
一方、取り扱うリース物件が機械や設備などの「モノ」であるため、その特性や市場価値、法務・税務面での取り扱いにも精通する必要があります。
このように、数字を扱う論理的思考力と、現物を扱う現場感覚の両方を求められる業界はそう多くはありません。
総合的なビジネススキルを高めたい方にとって、リース業界での経験は今後のキャリアを見据える上でも、大きな強みとなるでしょう。
グローバルな環境で働ける
リース業界は国内での取引はもちろん、海外の拠点やグローバルな企業との連携も盛んに行われている点も特徴です。
顧客の多くが海外展開を進めているため、現地法人への設備導入支援や国際リース契約、為替リスクへの対応など、国境を超えた視点が求められる場面が少なくありません。
また、海外メーカー製の機器や輸入設備のリースも多く、グローバルなサプライチェーンの一端を担うことになることが多いです。
語学力や異文化理解を活かせる場面もあり、将来的に国際的な舞台で働きたいと考えている方や、留学経験がある方は自分の可能性を広げられる業界です。
そして、経済や産業の動向を国際的な視野で捉える力も同時に養われることでしょう。
多様なキャリアパスと安定性
リース会社では営業、審査、法務、財務、資産管理、商品開発など、多岐にわたる職種が社内に存在します。
入社後はまず営業職からスタートすることが多いものの、その後は成績や本人の志向・適性に応じて、キャリアパスを柔軟に選択できる企業が多いです。
また、異動によって多様な業務を経験できるため、スキルの幅を広げながら長期的に成長できる点も魅力であると言えるでしょう。
さらに、リース業界は金融業の一角として比較的安定した収益構造であり、経済環境が変動したとしても堅調なニーズが見込まれる分野でもあります。
「キャリアの選択肢は多い方が良いけど、安定している企業じゃないと嫌だ」という贅沢な方にもおすすめです。
リース業界に向いている人の特徴
続いて、リース業界に向いている人の特徴についても紹介します。
以下の5つの特徴が自分にはいくつ当てはまるかを考えてみてください。
当てはまる項目の中でも特に自信があるものは志望動機で少し触れても良いですし、自己PRで主題としても良いです。
- 知的好奇心が旺盛で、学習意欲が高い人
- コミュニケーション能力・関係構築能力が高い人
- 課題解決意欲・顧客志向が強い人
- 変化への対応力・柔軟性がある人
- 精神的なタフネス・目標達成意欲がある人
知的好奇心が旺盛で、学習意欲が高い人
リース業界では金融や税務、会計、法務などの専門分野に加えて、取り扱うものに関する技術的な知識や顧客の業界に関する理解も求められます。
取り扱う資産は多岐にわたり、建設機械や車両、IT機器、医療機器、再生可能エネルギー設備など様々です。
それらに関する情報を日々吸収し、実務に活かす力が必要とされます。
また、法制度や税制の変更、会計基準の改定、テクノロジーの進化など、業界全体に関わる環境変化も激しく、常に最新情報をキャッチアップし続ける姿勢が求められます。
よって、自分の専門領域にとどまらず、未知の分野にも積極的に興味を持って学び続けられる人は、リース業界で成長していける可能性が高いです。
コミュニケーション能力・関係構築能力が高い人
リース業務は1人で完結するものではなく、社内外の関係者と密に連携しながら進めるものです。
顧客企業の担当者や経営陣、機器メーカーやディーラー、さらには社内の審査担当や法務部門など、様々な方面とのやり取りが求められます。
したがって、相手の話にしっかりと耳を傾けて状況や背景を的確に把握する傾聴力が必要不可欠です。
また、難解な専門用語を誰にでも伝わるように言い換える表現力や、相手との信頼関係を築くための誠実な対応も求められます。
情報を正確に伝えるだけでなく、相手の立場や状況に応じた配慮をもって接することができる人は周囲との連携を深められ、リース契約の獲得にもつながっていくことでしょう。
課題解決意欲・顧客志向が強い人
リース業界の本質はただ物を貸し借りすることではなく、顧客の経営課題に対する最適な手段を提供する「ソリューションビジネス」にあります。
初期投資の抑制や資産のオフバランス化といったニーズに応じて、契約形態や対象物件、期間設定を柔軟に設定し、企業ごとの状況に最適化された提案を行う必要があるのです。
そのためには、目の前の要望だけでなく、その背景にある経営上の問題や中長期的な目標に目を向けられる視点、つまりコンサル的な目線が必要とされます。
よって、顧客の成長や成功に寄与することに喜びを感じられる人は、顧客からの信頼を集め、やがて組織にとっても欠かせない存在になっていくことでしょう。
変化への対応力・柔軟性がある人
リース業界は経済情勢、金利動向、会計基準、テクノロジー、顧客ニーズの変化といった多くの外的要因の影響を受けやすい業界です。
近年ではクラウド会計やオンライン契約などのDX化が加速しており、さらにESGやサステナビリティといった観点から、環境に配慮した設備やリース後の再利用可能性までを含めた提案が求められるようになっています。
このように、これまでの常識が数年単位で大きく変わっていく中で活躍するためには変化を恐れず、柔軟に対応する姿勢が必要不可欠です。
新しい制度や技術、考え方に対して積極的に関心を持ち、自分なりの方法で業務に取り入れていける人こそ、今後のリース業界において活躍できることでしょう。
精神的なタフネス・目標達成意欲がある人
リース業界では特に営業職において高い目標意識と持続力が求められます。
企業間の取引は契約までのリードタイムが長く、関係者も多いため、1つの案件が成立するまで数ヶ月を要することも少なくありません。
提案が通らなかったり、競合に負けたり、スケジュールや予算の都合で契約が見送られたりといった壁に直面するでしょう。
そうした中でもモチベーションを失わず、次の一手を考えながら行動し続ける力が欠かせません。
失敗から学び、次に活かすための自己分析や、必要なスキルの習得に前向きに取り組む姿勢が、成果への第一歩になります。
リース業界の志望動機例文
続いて、リース業界の志望動機の例文も8つ紹介します。
ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で作成されているため、この記事のおさらいとしても役立てられるものであり、ぜひメモなどを取りながら読んでみてください。
社会貢献・産業支援への関心
金融とモノへの専門性追求
顧客志向と課題解決への意欲
技術革新とリースによる普及促進
グローバルな視点
ESG・サステナビリティへの貢献
リスク管理と安定供給への興味
成長意欲とチャレンジ精神
就活に困ったら就活エージェントに相談しよう
ここまでリース業界について詳しく紹介した後、志望動機の作成方法について紹介しましたが、この記事を読んだだけで100点の志望動機が書ける人ばかりではありません。
そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。
弊社が提供している「ジョブコミット」というサービスなら、志望動機・自己PR・ガクチカなどESの添削も行いますし、面接の練習にも何度でもお付き合いします。
業界研究や企業研究がスムーズに進む便利なノートなども配布していますので、気になる方は以下のリンクから登録してみてください。
もちろん、完全無料で利用できます。
まとめ
今回はリース業界を目指している方のために、まず業界について様々な観点から詳しく紹介した後、志望動機の作成方法について紹介しました。
志望動機は何度も言うように、就活において自己PRと並んで最も重要な項目の1つですから、特に質の高いものを作成する必要があります。
ぜひこの記事を参考に、自信を持って提出できるものを作成し、企業の採用担当者の心を掴んでください。