【営業職と販売職って何が違う?】営業職・販売職の志望動機の書き方を紹介!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・営業職と販売職の違いは何か
・難易度の差
・営業職と販売職のメリットとデメリット

この記事をおすすめしたい人

・営業職と販売職を理解したい人
・どちらにしようか迷っている人

はじめに 

販売職と営業職は、「物を売る」という仕事の性質上、似ている部分が多くみられます。

そのため仕事内容を知る際には、違いがわからず、混同してしまうことも少なくありません。

そこで今回は、販売職と営業職は何が違うのか、具体的な違いをまず紹介していきます。

あわせてそれぞれの志望動機の書き方、例文などを解説していくため、就活の際はぜひ参考にしてみてください。

販売営業って?

「販売」とは、一般的に「モノを売ること」を指しています。

これに対して「営業」とは、「商売を営むこと」です。

そして就活における「販売営業」という用語は、営業職の部類になるため、販売職とは異なることをまず理解しておきましょう。

しかしながら、職種の中には販売職という言葉も存在しています。

「販売営業?営業職?販売職?何が違う?」と困ったときは、まず、すべての職種の特徴を理解したうえで違いを明らかにしておきましょう。

営業職と販売職との違い

はじめに、営業職と販売職にはどのような違いが見られるのかを整理していきましょう。

商品・サービスのさまざまな提案を行い、お客様に購入してもらうという意味では、営業職・販売職も同じ職種に思えるものです。

しかし販売職と営業職は、「目的を達成する過程」の部分において大きな違いがあります。

違いの詳細をまとめていきます。

・営業職…お客様・ターゲット層への商品提案・ニーズのヒアリングを行い、必要に応じて商品・サービスに関心がない層にアプローチする場合もある

・販売職…来店客に対して接客・サービスを行い、購入を促すため、基本的にはもともと興味関心を持っている顧客にアプローチする

同じように物を売る職種ではあるものの、アプローチする相手や目的が異なるのが重要なポイントです。

販売営業という言葉は存在する?

営業職を指す言葉の一つとして、一部の会社では、販売営業という言葉が使われることがあります。

その意味では、「販売営業」という言葉は存在しますが、就活の場では使用を避けたほうが無難です。

販売職と営業職はそれぞれ似た側面を持っていますが、実際のところ、行う仕事や相手にするターゲットは別といえます。

混同して、就活の際も「販売営業」と伝えてしまうと、企業からは「本当に仕事を理解しているのかな」と思われてしまう可能性もあるでしょう。

次の項目からは、販売職と営業職について、それぞれ細かいポイントを掘り下げていきます。

営業職に求められるスキルは?

では、営業職と販売職にはどのようなスキルが求められているのでしょうか。

それぞれの仕事の適性を理解するためには、まず、求められる能力・スキルから知ることが大切です。

はじめに、営業職に求められるスキルは、以下が挙げられます。

・コミュニケーション能力

・顧客目線での提案力

・柔軟な対応力

いずれも営業職として仕事をしていくには、重要となるスキルになります。

では、具体的にどのようなことが求められるのか、スキルの詳細を解説していきます。

コミュニケーション能力

営業職として働いていくうえで、コミュニケーション能力は欠かせません。

単純に話すことが好きというだけでなく、相手のニーズをヒアリングし、最適な商品・サービスを提案する傾聴力と提案力もあわせて重要になってくるでしょう。

また、商品・サービスに興味を持ってもらうには、その場の会話の空気をより良くする力も必要といえます。

グイグイ商品をプレゼンすれば買ってもらえるわけではないため、ほどよく相手と距離を縮めながら信頼関係を構築する能力も必須です。

そのため人とコミュニケーションを取り、多くのつながりや人脈を築くことが好きな人には、営業職は向いている可能性があります。

顧客目線での提案力

先ほども軽く触れましたが、営業職には提案力も必要です。

顧客目線での提案力がなければ、相手のニーズに合った商品・サービスを的確に提案することはできません。

アプローチする顧客の立場に立ち、インサイトを的確に把握したうえで、交渉を行っていくことが営業職には常に求められます。

最適な提案ができれば、顧客からは感謝され、信頼を獲得することができます。

営業マンの提案力は、会社の売上と信頼に大きくかかわる重要なスキルなのです。

柔軟な対応力

営業職には、柔軟な対応力も必要といえます。

営業の仕事は、マニュアルどおりに営業トークを繰り広げれば良いわけではありません。

むしろマニュアルどおりに事が運ぶことは少なく、その状況に合わせて臨機応変に対応し、提案するサービスやプランを変えていくことが大切です。

顧客のニーズは常に流動的で、固定化されたものではありません。

その場の状況に応じて動き、アプローチ方法を柔軟に変えることができれば、より適した提案ができます。

結果、クライアントから信頼を獲得するきっかけになります。

販売職に求められるスキルは?

では、営業職に対して販売職には、具体的にどのようなスキルが求められるのでしょうか。

販売職として仕事をしていく際は、営業職と同様にさまざまな能力が必要になります。

主な能力・スキルは以下のとおりです。

・体力

・商品・サービス知識

いずれも販売職として働くなら、必須のスキルといえるため、適性を考える際はよくチェックしておきたいところです。

では、それぞれのスキルの詳細を解説していきます。

体力

販売職は、キラキラしたイメージばかりを持ってしまいがちですが、意外と体育会系であることを理解しておきましょう。

というのも、販売職を務めるうえで、一定以上の体力は必須だからです。

販売職は基本的に立ち仕事が中心のため、体力勝負といえる部分があります。

そのため体力に自信のない人や立ち仕事が苦手な人は、早いうちに「向いていない」と感じてしまうことも少なくありません。

さらに販売職は、笑顔のある心地よい接客態度を求められるため、疲れをわかりやすく出すことは許されません。

明るさを保ちつつ、必要に応じて重い商品を運ぶような雑務作業も伴うため、体力は必須の仕事といえるでしょう。

商品・サービス知識

販売職には、商品・サービス知識も必須といえます。

商品・サービス知識なしで店頭に立っていては、お客様に商品の案内・説明・提案ができないからです。

来店するお客様は、必ずしも商品知識が豊富とは限りません。

むしろ「わからないので教えてほしい」というお客様のほうが多いため、こちらから商品・サービスの特徴・メリットを詳しく説明する工程は、ほぼ必須といえます。

そこであいまいな説明を繰り返してしまうと、お客様の不満・不安につながります。

そのため販売職に従事する際は、仕事の一環として、多くの商品・サービス知識をつけることになります。

営業職と販売職のどっちが難しい?

結論として、営業職と販売職を比較した際は、営業職の方が難易度は高いといえるでしょう。

販売職は来店したお客様、つまり何かを購入するつもりで訪れた人に対して接客をする業務であるため、難易度は必然的に下がります。

一方で、営業職は新しい顧客に対して売り込みを行う、つまり新規顧客の開拓が仕事になるため、相手は必ずしも商品やサービスを購入するつもりとは限りません。

したがって、営業職の方が難易度は高いといえるでしょう。

就活でアピールできるのは?

就活でよりアピールにつながるのは、営業職の経験がある方といえるでしょう。

販売職はアルバイトをしたことがある就活生がほとんどのため、差別化しにくいです。

営業の経験は長期インターンなど以外ではほとんどできるものではないため、営業職の方が希少な経験であるといえます。

とはいえ、しっかりとアピールすることさえできれば、販売職の経験も十分に企業に対して良い印象を与えられるものに昇華できます。

営業職・販売職でのデメリット

続いて、営業職と販売職のそれぞれのデメリットを紹介します。

それぞれを理解した上で、本当に自分がこれらの職種を目指すのかについて考えてみましょう。

営業職のデメリット

営業職のデメリットには様々なものがありますが、休みが取りづらいこと、成果が出ないと給料が安いことが挙げられます。

それぞれ一緒に確認しましょう。

休みが取りにくい

営業職のデメリットは休みが取りにくいことが挙げられます。

相手の都合に合わせてアポイントを取って営業をかけなければならない仕事であり、さらに会社の予定とも合わせる必要がある、いわゆる板挟み状態になってしまうため、自分の都合で休みを取ることが非常に難しいのです。

もともと休みであった予定も、急にクライアントの都合で面談や接待が入ったりすることもあるため、想像以上にプライベートに影響が出てストレスを感じることも少なくありません。

成果が出ないと給料が安い

営業職は成果報酬制を導入しているところが多いため、良い意味でも悪い意味でも成果が給料に顕著に現れます

成果がそのまま給料になるので契約が取れれば上がり、取れなければ下がってしまいます。

毎月ノルマを絶対にクリアし、高い成果を残し続ける自信のある人は向いているかもしれませんが、「最低限の仕事だけこなして、あとは定時で帰りたい」というスタンスの人は給料が安いと不満を感じるかもしれません。

販売職のデメリット

一方で、販売職にもいくつかデメリットが存在します。

年収がなかなか上がらないことや、残業が多い、クレームが多いこと、休みがあまり取れないことが挙げられるため、それぞれ確認しましょう。

年収がなかなか上がらない

まず、販売職の大きなデメリットとして年収がなかなか上がらないことが挙げられます。

販売職の代表例として、例えばスーパーのレジ打ちが挙げられますが、スーパーは全国に複数存在しているため、価格競争が激しく、利益率が非常に低いため、従業員に割く給料にあまり余裕がないのです。

したがって、年収がなかなか上がらないため、「給与面で満足している」という声はなかなか聞けません。

残業やクレームが多い

残業やクレームが多いのも、スーパーで働くにあたって多くの人がストレスを感じる理由の1つです。

人手不足の店舗ではレジ金の管理など、締め作業を1人で全て行わなければならないところもあります。

これはかなりの負担であり、閉店してから数時間帰れないこともあります。

また、お客様が閉店時間までいた場合は、締め作業の開始が遅れるため、さらに残業しなければなりません。

そして、接客においてはお客様からの意味不明な理不尽なクレームを受けることも多々あります。

これらをストレスと感じる人は多いでしょう。

休みがあまり取れない

休みがあまり取れないことも、販売職における大きなデメリットの1つです。

販売職は営業職と異なり、アルバイトを採用している企業がほとんどです。

例えばスーパー1つとっても、社員の人よりもアルバイトの人の方が多いというところもあります。

たとえ自分が休みであったとしても、アルバイトの人が急に休んだので人手が足りないという状況になることも少なくありません。

その場合、休みを返上して働いたり、代わりの人を見つけたりと、やることが非常に多く、休みなのに休みでないというような感覚を覚える人もいるでしょう。

志望動機の構成を考える上でのコツ

販売職・営業職の志望動機をそれぞれ考える際は、構成を意識して文章を組み立てる必要があります。

わかりやすく内容を伝えるための構成・流れに沿って文章を組み立てれば、志望動機は採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。

志望動機の構成を考えるコツは、以下のとおりです。

1.初めに結論を述べる

2.エピソードを述べる

3.入社後の展望を伝える

では、構成の重要なポイントをそれぞれ解説していきます。

初めに結論を述べる

就活で一つひとつのアピールをわかりやすく伝えるには、基本的に結論ファーストを意識する必要があります

最初に結論を述べることで、伝えたいことがはっきり伝わり、採用担当者も内容を把握しやすくなるのがポイントです。

志望動機であれば、なぜ志望したのかという結論を、最初に述べることが大切です。

なお、結論をあとに持っていくと、「結局何が言いたいのか」という疑問が生まれやすくなります。

採用担当者も伝えたいことの主旨を把握しにくくなるため、せっかくのアピールも台無しになってしまう可能性があります。

営業職・販売職をなぜ志望したのか、その理由を端的にわかりやすく述べるように意識しましょう。

エピソードを述べる

志望動機では、結論を伝えたあとにエピソードを述べることが大切です。

エピソードは志望動機を裏付ける根拠にあたるため、志望動機の詳細が伝わります

「なぜその会社を選んだのか」というポイントを詳しく掘り下げていくため、志望度の高さが伝わります。

説得力が増すため、採用担当者から大きく興味を持ってもらうきっかけを作ることができるでしょう。

なお、エピソードは抽象的なものではなく、具体的に述べることが重要です。

具体的なエピソードであればあるほど、ほかの学生との差別化につながり、説得力も増すからです。

入社後の展望を伝える

志望動機を述べるときは、最初に結論、そしてエピソードと来て、最後に入社後の展望を詳しく伝えていく必要があります

入社後の展望とは、具体的には入社後にやりたいこと・成し遂げたい目標、将来のビジョンなどを指しています。

その会社に入って具体的に何をしたいのか、どのような社員になりたいのかを示すことで、志望度の高さをアピールする具合です。

どう成長・貢献したいのかを述べれば、採用担当者も、入社後の活躍をイメージしやすくなります。

「こんな学生にぜひ入社してもらいたい」と好印象を持ってもらえるように、入社後の展望も具体的にアピールしていきましょう。

志望動機の例文

では、ここからは前項の志望動機の構成やポイントを踏まえて、例文を紹介していきます。

志望動機を書く際は、オリジナルの文章を書く前のコツとして、例文を参考にすることが大切です。

・営業職の例文

・販売職の例文

営業職・販売職それぞれの志望動機の例文を見ていくため、志望動機の書き方がわからない…と困ったときはぜひ参考にしてみてください。

営業職の例文

私は、お客様との対話を大事にし、一人ひとりのニーズに合ったプランを提供している御社に魅力を感じたため、志望致しました。

以前御社の会社説明会に参加させていただいた際に、現場社員の方から、「ありきたりな説明は営業職には必要ない。

お客様に合ったプランを見極めたうえで臨機応変に説明し、わかりやすさを重視したご案内が大切」という皆様のこだわりをお伺いしました。

お客様との相互理解を大事にしている御社の姿勢に感銘を受け、私も営業職として、お客様一人ひとりに合ったプランをご案内し、適切なサポートができる社員になりたいと考えました。

御社に入社後は、保険の仕組みをいち早く理解するのはもちろんのこと、お客様に真心のある対応ができるように、対応力を磨いていきたいと思います。

そのうえで、お客様との強い信頼関係を構築できるセールスを実践し、会社に貢献させていただきたいです。

販売職の例文

私が御社を志望した理由は、一人ひとりのお客様に合わせたサービスを通じて、充実した体験を提供している点に魅力を感じたためです。

私は大学時代に、アパレルショップでの販売のアルバイトを経験してきました。

その際は、接客を通じて、お客様ごとにニーズが異なることを実感し、好み・性質などからニーズを探ったうえで適切な対応を行うことを心がけてまいりました。

また、さらなる対応力アップを目指し、雑誌に目を通しトレンドを調べることも積極的に行ってきました。

そのため店長からは接客スキルを褒めていただくことが多く、就職活動を機に退職する1年前には、トレーナーにも抜擢されました。

入社後はアルバイト時代の経験も積極的に活かし、お客様のニーズを叶えることに、より一層尽力していきたいと考えています。

困ったら就活エージェントに相談しよう!

今回は、営業職と販売職の違いについてそれぞれ紹介した後に、それぞれのメリットやデメリットなどについて紹介しました。

いずれも人と関わることが多く、やりがいを感じることは多いですが、いくつか大変なこともあります。

本記事を読んで自分が将来長く働ける職種であるかを考えた上で、就活の選択肢に入れるか検討してみてください。

まとめ

販売職と営業職はよく似た部分があるため、混同しがちですが、目的や売るアプローチなどは大きく異なります。

そのため就活でいずれかの職種を目指す際は、両者の違いを理解したうえで、適切な志望動機を書くことが大切です。

また、自分の適性を積極的にアピールするために、販売職・営業職でそれぞれ求められるスキルを知ることも重要といえます。

求められるスキル・志望動機の書き方のポイント・例文などをチェックしたうえで、採用担当者に響く志望動機を作成していきましょう。

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