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・インターンの志望動機の作り方
・志望動機のおすすめ構成
・信用金庫の概要や銀行との違い
・信用金庫を目指す人
・インターンに確実に参加したい人
・志望動機の構成や例文を見たい人
はじめに
志望動機は選考において自己PRと並んで最も重要視されるものですが、それはインターンシップの選考においても同様です。
質の高い志望動機を提示すれば、インターンに参加できる確率は高まることでしょう。
そこで今回は信用金庫のインターンに参加したいと思っている就活生の方のために、志望動機の作成方法や注意点などについて詳しく紹介します。
【信用金庫の志望動機】人事目線と学生目線
信用金庫のインターンの志望動機において、人事がどのような点をチェックしているのか、学生の皆さんはどのような点を意識して作成すればよいかについて紹介します。
それぞれの視点を理解しておくことで、よりあなたの魅力が伝わりやすい志望動機が作成できることでしょう。
- 人事目線
- 学生目線
人事目線
信用金庫のインターンにおける志望動機で人事が重視するポイントは主に4つあります。
1つは「組織への理解度」で、自分の言葉でその信用金庫の特色や地域貢献の取り組みを語れているかどうかで、事前にどれだけ調べてきたかが見抜かれます。
2つ目は「インターンでの積極性」です。
インターンで得られる内容について話すだけでなく、主体的に取り組む意欲があることをしっかりアピールする必要があります。
3つ目は「将来性」で、その場限りの興味ではなく、今後の進路やキャリアを考える中でインターンを活用しようとする視点があるかどうかが重視されています。
そして4つ目は「組織貢献への意欲」です。
信用金庫は地域密着型の金融機関であり、地域住民や企業と信頼関係を築ける人材が求められます。
そうした環境で「自分がどのように貢献できるか」という視点が欠かせません。
学生目線
一方、就活生の皆さんの視点で志望動機を考える際に重要なのは、なぜその信用金庫のインターンに参加したいのか、そして何を得ようとしているかを明確にすることです。
「金融業界に興味があるから」といった理由だけでは弱いため、数ある金融機関の中からなぜその信用金庫を選んだのか、自分の関心や価値観とどのように合致するのかを考えましょう。
また、インターンにどのような姿勢で臨みたいかも重要な要素です。
業務をただ体験するのではなく、自ら学びに行く姿勢があるか、どのような点で組織に自分が貢献できるか具体的に考えているかが問われます。
そのうえで、今後の自分のキャリアにどうつなげていきたいのか、という展望を持っておくことで、志望動機に厚みが出て、説得力が増します。
【信用金庫の志望動機】銀行と信用金庫の違いは?
信用金庫を目指している方の中にも、銀行と信用金庫が何なのか具体的に説明できない人もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、銀行と信用金庫の違いについて、定義の違いを紹介します。
それぞれ明確に区別できている方は飛ばしても構いませんが、まだ理解が曖昧だという方はぜひ読んでみてください。
- 信用金庫
- 銀行
信用金庫
信用金庫は地域社会の発展を目的とした協同組織です。
地域の中小企業や個人を主な対象として、会員の利益を第一に考えた金融サービスを提供しています。
したがって、利益の最大化を目指すのではなく、地域経済の安定や活性化を重要視しています。
構成員である会員が出資し、運営方針にも関与できるため、地域の声が届きやすく、地域事情に応じた柔軟できめ細かい対応が可能です。
地元の企業や住民に対するサポートを丁寧に行い、長期的な信頼関係を築くことが大切にされており、経済的な利益以上に地域貢献の姿勢が評価されます。
また、営業エリアも限定されているため、地域に根ざしたサービスを強みとしているのも特徴です。
銀行
銀行は株式会社として運営されており、株主の利益を最大化することが基本的な目的です。
したがって、取引先には大企業も多く、全国的あるいは国際的なスケールで金融サービスを展開しています。
取り扱う商品やサービスの幅も広く、法人向けの融資、証券、外為業務、投資関連など、多岐にわたる専門的な業務を行っています。
経営においては収益性や効率性が重視され、競争力を維持するためのデジタル戦略や新サービスの導入も活発です。
また、全国に支店も持ち、インフラとしての役割も果たしています。
一方で、地域密着型の対応や個別の事情への配慮には限界がある場合もあります。
大規模かつ多様な顧客ニーズに対応できる体制と金融機関としての総合力が強みですが、信用金庫と比べると顧客との距離感や意思決定の柔軟さに関しては、劣っていることも少なくありません。
【信用金庫の志望動機】書く前の準備
続いて、志望動機を作成するにあたって、ぜひ行っていただきたい2つの準備を紹介します。
この2つの準備は信用金庫以外の業界を受ける時にも有用ですし、インターンだけでなく、本選考の対策にも役立てられます。
ぜひ、それぞれ入念に取り組んでみてください。
自己分析
志望動機を書くうえで、まず欠かせないのが自己分析です。
自分がどのような価値観を持ち、どのような環境でモチベーションが高まるのか、またどのような強みを活かして働いていきたいのかを明らかにすることで、志望動機に説得力が生まれます。
これまでの経験から「人と深く関わることが好き」「地域に貢献したい」などの傾向が見えてくれば、志望動機の根拠となるでしょう。
さらに、そうした価値観が発揮された具体的な行動やエピソードを洗い出すことで、一貫性も出てきます。
自己理解の浅い志望動機は見抜かれてしまいがちです。
自分の内面をしっかりと掘り下げ、自分にとって信用金庫で働く意味がどこにあるのかを言葉にできるように準備しておきましょう。
業界分析
志望動機に説得力を持たせるためには、自己理解と並行して業界分析も重要です。
信用金庫が果たしている役割、業界全体の課題、今後の展望などを把握しておくことにより、なぜその業界に惹かれるのかを論理的に説明できるようになります。
信用金庫は地域密着型の協同組織であり、地元の中小企業や個人の支援を通じて地域経済を支えるという使命があります。
また、銀行との違いを理解することも欠かせません。
営利を追求する株式会社である銀行と、会員の利益を優先する協同組織である信用金庫では、仕事への姿勢や対応のスタンスにも違いが見られます。
複数の信用金庫を比較し、それぞれの特徴や地域との関わり方に注目することで、自分が魅力を感じる理由がより明確になっていくでしょう。
【信用金庫の志望動機】わかりやすい構成
志望動機にはわかりやすい「構成」というものが存在します。
いわば、テンプレートのようなものです。
「テンプレなんて使ったら、似たり寄ったりの内容になるのでは?」と思うかもしれませんが、あなたの目標や志望動機、エピソードはあなただけのものであるため、テンプレートに沿って作成しても全く問題ありません。
むしろ、読みやすく、1回で採用担当者が理解しやすい構成であるため、ぜひ覚えておいてください。
- 結論ファーストで書く
- 理由
- エピソード
- 再度結論
結論ファーストで書く
志望動機を書く際には最初に「貴庫のインターンシップを志望する理由は〇〇です」と結論から伝えることが重要です。
就活は限られた時間、もしくは文字数の中で自分を印象づける必要があり、最初に要点を明確に伝えて、読み手や聞き手に自分の主張を伝えることが大切です。
冒頭で関心を惹き、その後に詳しい説明を加える構成にすることで、文章全体にメリハリも生まれます。
結論から書くという構成は慣れていない人には難しいかもしれませんが「読み手の理解を助ける」という視点で考えれば、非常に有効なアプローチです。
結論から話すと「仕事ができる人物である」という印象も与えられるため、慣れるのに時間はかかるかもしれませんが、ぜひ徹底してください。
「結論ファースト」は、志望動機だけでなく、就活全般において覚えておきたい大切な考え方です。
理由
志望動機の冒頭で結論を提示した後は、それを支える理由をしっかりと示さなければなりません。
ただ主張するだけでは説得力がないため、なぜその結論に至ったのかを丁寧に説明することが求められます。
なぜ自分がそのインターンに参加したいと考えたのか、自分の視点から論理的に説明することが重要です。
情報をもとにして信頼感のある内容に仕上げ、自分の価値観と企業の特徴が一致していることを示せると、納得感のある動機につながります。
ここで必要なのは企業への理解の深さ、そしてそれが自分の興味関心とどう結びついているのかを示すことです。
後に続く最も重要な部分であるエピソードに、うまくつなげられるように心がけましょう。
エピソード
結論と理由を提示した後は、それらを支える具体的なエピソードを交えて、内容に厚みを持たせる段階に入りましょう。
抽象的な説明だけでは説得力に欠けるため、過去の経験や出来事の中から、自分が何を感じ、どのように行動したのかを伝えることが重要です。
信用金庫の地域に根ざした活動に惹かれた理由として自分の地域活動や、一つひとつの関わりを丁寧に築いてきた経験を振り返ると、志望動機とのつながりが明確になります。
そのうえで、思いを裏付ける成果があれば、志望動機に具体性と信頼性が加わります。
この部分では、自分の価値観や行動の傾向が伝わるように意識してみてください。
出来事を並べるだけで終わらせず、そこから何を受け取り、どのような考え方を持つようになったのかまで言語化することが求められます。
再度結論
志望動機の締めくくりでは、最初に提示した結論をもう一度明確に示すことが大切です。
改めてインターンシップで何をしたいか、その経験をどのように活かしたいかといった目的意識を強調しましょう。
結論を再提示することで、全体の構成に一貫性が生まれ、読み手の印象にも残りやすくなりますし、もし忙しい担当者が読み飛ばしてしまった場合でも、何が言いたいのか伝わりやすくなります。
そして「インターンを通じて〇〇を学びたい」といった前向きな姿勢を伝えることも重要です。
ただ「インターンに参加したい」という決意表明ではなく、明確な学びの目標と企業への理解の深さを言葉にすることで、採用担当者に「この人は確かな目的を持って参加しようとしているな」と感じてもらいやすくなります。
【信用金庫の志望動機】刺さりやすいアピールポイント
志望動機において、アピールを行ってはならないというルールは存在しません。
自己PRでも自分のアピールはしていることでしょうが、志望動機でも能力や意欲を伝えることで、よりインターンに参加できる可能性が高まるでしょう。
ぜひ、以下のアピールポイントを含めた志望動機を作成してみてください。
- コミュニケーション能力
- 誠実性
- 地域貢献への意欲
- 課題解決能力
コミュニケーション能力
信用金庫においては地域の人々と接する機会が多いため、コミュニケーション能力が非常に重視されます。
ただ話す、聞くといった基本的なスキルだけでなく、相手の立場や意図を汲み取りながら的確に自分の考えを伝えることが求められます。
特に信用金庫は中小企業や個人のお客様との距離が近く、相手との信頼関係が業務の前提となるため、一方通行ではない双方向の関わりが重要です。
インターンシップにおいても、グループワークや先輩職員との交流の中でこの力を求められる場面は少なくありません。
だからこそ、自分の経験の中で周囲と良好な関係を築いたエピソードや、相手の考えを引き出しながら物事を進めた経験を振り返り、どのような経験や力が信用金庫で活かせるかを言語化することがアピールにおいて大切です。
誠実性
金融機関の一員として働く以上、誠実な姿勢は何よりも大切な資質と言えます。
特に信用金庫では地域のお客様の資産や生活に深く関わるサービスを提供しているため、職員には高い倫理観と責任能力が求められます。
インターンにおいても同様で、取り組みに対する真摯な姿勢や、約束事を守る行動、任された役割を確実に遂行する態度などが評価の対象です。
そのため、アピールの際には学業、アルバイト、サークルなどの中で責任を持って物事に取り組んだ経験を踏まえ、どのような価値観で行動してきたのかを丁寧に伝えることを心がけましょう。
誠実性は一朝一夕で培われるものではないため、日頃から周囲と信頼関係を築く努力をしてきた経験があれば、それは信用金庫の仕事にも通ずる強みとして十分に評価されます。
地域貢献への意欲
信用金庫は地域経済の発展や住民の生活支援を使命としています。
したがって、地域への関心や貢献したいという思いは志望動機の中でも特に刺さりやすい要素となるでしょう。
「インターンを通じて、金融の視点から地域にどのような貢献ができるかを体感したい」などの姿勢は企業側にも好印象を与えます。
地域貢献の意欲を伝える際は「地域のために何かをしたい」といった抽象的な表現ではなく、自分がどの場面で地域と関わってきたのか、これまでの経験が信用金庫への関心にどう結びついているのかを明確にしましょう。
自分の価値観やこれまでの経験と関連付けて伝えることで、あなたの意欲が表面的なものではなく、根拠のあるものであることが伝わるはずです。
課題解決能力
信用金庫の業務ではお客様や地域が抱える課題を把握し、それに対して最適な提案を行うことが欠かせません。
そのため、課題を見極めて解決策を考える力はインターンでも評価されやすいポイントとなるでしょう。
グループワークや現場の体験では、複数の意見をまとめながら1つの答えを導き出すことが求められます。
この時、状況を冷静に分析し、自分なりの視点で意見を出す力があると、主体的に行動できる学生として高く評価されるでしょう。
【信用金庫の志望動機】志望動機作成のポイント
志望動機を作成するにあたって意識しておきたいポイントを6つ紹介します。
以下のポイントを意識できている人と、そうでない人では志望動機のクオリティに大きく差が出ます。
これらのポイントは、本選考でも応用できるものが多いため、ぜひインターンの時だけでなく、本選考の時も思い出しながら志望動機を作成してください。
- その企業でないといけない理由
- 自分がインターンに参加するメリット
- 独自性
- 具体性
- 誰が読んでも理解できる
- 記入欄の8割を埋める
その企業のインターンでないといけない理由
志望動機を作成する際には、なぜその信用金庫のインターンに参加したいのかを明確にすることが不可欠です。
金融機関は全国に数多く存在しており、その中でなぜその信用金庫を選んだのか、理由が曖昧だと印象が弱くなってしまいます。
インターンの内容や方針、取り組んでいる地域の活動などを調べておいて、他の金融機関にはない魅力や独自性を感じた点を挙げることが大切です。
また「企業の価値観や地域との向き合い方に共感した」など、組織としての方向性に関心を持ったことを伝えることで、そのインターンでなければならない理由に説得力が生まれます。
自分がインターンに参加するメリット
志望動機の中では、自分がインターンに参加することで得られる学びだけでなく、企業側にとってのメリットを意識することも重要です。
一方的に「勉強させてください」と伝えるだけでは企業側はあなたをインターンに迎え入れたいとは思わないでしょう。
これまでの経験や身につけてきたスキルを振り返り、それがインターンの中でどのように活用できるのか、どのような姿勢で参加するのかを示すことが大切です。
特に主体的に取り組む姿勢や、周囲と協力しながら価値を生み出す姿勢を伝えられれば「この人は前向きに取り組んでくれそうだ」という印象を持ってもらいやすくなります。
自分の視点と企業の視点を両方意識した内容に仕上げることで、説得力のある志望動機が出来上がるでしょう。
独自性
多くの学生が志望動機を提出する中で、読み手に強く印象を残すにはその内容に独自性があることが欠かせません。
抽象的で無難な表現ばかりが並ぶ志望動機では他の応募者に埋もれてしまいます。
自分がどのような経験をしてきたのか、何に価値を感じ、何を目指しているのかを深く掘り下げて、それを自分の言葉で伝えることが大切です。
他の誰かが使いそうな表現ではなく、自分の考えやエピソードに根差した表現を用いることで、内容に厚みが生まれます。
自分がどのようにその金庫の理念や姿勢に共感したかなど、自分ならではの視点を織り込むことで、読んだ人の印象や記憶に残る志望動機に仕上げられます。
具体性
抽象的な表現を避けて、具体性を持たせることも非常に重要です。
信用金庫へのモチベーションを示す際には「地域の役に立ちたい」「人の役に立つ仕事がしたい」といった言葉だけでは不十分でしょう。
そこで、自分がどのような行動をしてきたかを掘り下げて伝えることが大切です。
その際には時期や規模、成果などを示す具体的な情報を盛り込むことで、より説得力が増します。
また、信用金庫を選んだ理由についても「地域密着」という言葉だけに頼らず、その地域性が自分の価値観や経験とどう結びついているのかを説明しましょう。
誰が読んでも納得できるような志望動機にしていくためには、思いや気持ちを表現するだけでなく、それらを裏付ける具体的な背景や根拠を語る姿勢が欠かせません。
誰が読んでも理解できる
志望動機は採用担当者が短時間で、かつ大量に読む書類の1つです。
だからこそ、誰が読んでも理解できる、簡潔で論理的な文章構成を心がけましょう。
まず、専門用語や難解な表現を避け、日常的な言葉で端的に表現することが大切です。
大学の専攻や研究内容を紹介するとなったら、専門用語を並べがちですが「何をテーマに取り組んできたのか」「そこで何を感じたのか」を噛み砕いて伝えましょう。
また、文章構成においても「結論→理由→エピソード→再度結論と今後の展望」という流れを意識することで、内容がより明確になります。
「相手は自分の専門分野を何も知らない」くらいの前提で、どのような立場の人が読んでも理解できる文章を目指しましょう。
記入欄の8割を埋める
これは皆さんもう分かっていることかもしれませんが、エントリーシートやインターンの応募書類では、設けられた記入欄の8割以上は必ず使いましょう。
記入欄が空白だらけの場合、モチベーションが低い、もしくは募集要項をまともに読んでいないと思われてしまいます。
とはいえ、無理に文字数を埋めるのではなく、内容に意味を持たせながら記述することが大切です。
そのためには、事前に自己分析や業界研究を十分に行い、自分なりの言葉で志望動機を語る準備を整えておくことが求められます。
文字数が多いからといって冗長にならず、適切なボリュームと内容を両立させることが、読み手に好印象を与える志望動機づくりには欠かせません。
【信用金庫の志望動機】文字数別志望動機
志望動機は企業によって文字数の指定が異なります。
中には50文字や1,000文字など、特殊な文字数を指定してくるところもありますが、基本的には200文字・300文字・500文字の練習をしておけば良いでしょう。
もし多少指定の文字数が変わっても、これらを修正するだけで対応できます。
ぜひそれぞれの特徴、コツ、そして例文について読んでみてください。
200文字
まずは200文字で志望動機を作成するにあたってのコツや特徴、そして例文を紹介します。
文字数が少ないため、限られた字数で良い印象を与えられる文章を作りましょう。
特徴
200文字の志望動機は限られた字数の中で読み手の関心を惹き付けるために、伝えるべき情報を厳選し、簡潔かつ明瞭にまとめることが求められます。
文字数が少ないからこそ、内容の取捨選択が重要となり、すべてを盛り込もうとすると焦点がぼやけてしまいます。
最も伝えたい軸を明確にして、それを中心に言葉を構成することが重要です。
信用金庫であれば、地域貢献への関心や地域との関わりを志望動機の核に据えるなど、自分の価値観と企業の方向性が重なる部分を中心に進めましょう。
情報量よりも「印象」を重視し、参加意欲を伝える構成にすることで、強い第一印象を残せます。
コツ
200字という字数制限の中では複雑な構成や長いエピソードを盛り込むことは現実的ではありません。
そのため、伝えたいことはどれだけ多くても2つに絞り、結論を冒頭に持ってくることで読み手に趣旨を即座に伝えることが大切です。
信用金庫のインターンや選考であれば、地域貢献への関心や、地域との信頼関係を築く仕事への興味といったキーワードを文頭に置くことで、興味の方向性が明確になります。
理由付けは簡潔にとどめ、自分の経験との関連を一言で伝えると内容に説得力を持たせます。
ただし、抽象的な言い回しや曖昧な表現を多用するのではなく、短い言葉で要点を伝えることを重視してください。
例文
300文字
続いて300文字の志望動機です。
おそらく、就活において最も遭遇することの多い文字数指定が、この300文字でしょう。
志望動機だけでなく、自己PRやガクチカなども300文字を指定されることが多いです。
また、200文字や400文字などの指定にもベースとして活用しやすいため、特に300文字の志望動機はうまく作れるようになっておきましょう。
特徴
300文字の志望動機は200文字のものに比べてやや表現の幅が広がるため、自己PRの要素や企業への共感、インターンでの目的をバランスよく盛り込むことが可能になります。
限られた文字数の中に、熱意と論理性の両方を詰め込むことがポイントです。
まず「なぜその企業に関心を持ったのか」という理由を簡潔に提示したうえで、自分の経験や考えとどう繋がっているのかを示すと印象に残りやすくなります。
さらに、自分がそのインターンに参加して何をしたいか、また企業にどう貢献できるかを明らかにすると深みが出るでしょう。
ただし、情報量が増えるため、要点がブレないよう、構成の工夫が必要です。
コツ
300文字の志望動機を作成する際には、まず軸となるテーマを1つ決めて、その内容を軸にして展開していくことが重要です。
結論を冒頭に置き、なぜその企業のインターンに応募したのかを明確に伝えると、相手の関心を惹きやすくなります。
そのうえで自分の経験を簡潔に振り返り、どのような価値観や学びを得たかに触れながら、それが企業の理念や事業とどう合致するのかを言葉にすることがおすすめです。
エピソードは1つに絞り、深掘りしすぎず、要点だけを記述することで文字数に無理なく収まります。
情報を詰め込みすぎると読みにくくなるため、要素を選び抜いたうえで簡潔にまとめることが大切です。
例文
500文字
続いて、やや多い500文字という文字数指定です。
もしかするとエントリーする企業が少ない場合は一度も出会うことがない文字数指定かもしれません。
とはいえ、この長い文章の中でいかに読みやすく、相手があなたの魅力を理解できるような文章を書けるか工夫することは、良い練習になることは間違いありません。
コツを意識しないと読みにくい文章になってしまう恐れもあるため、しっかりと練習しておきましょう。
特徴
500文字の志望動機では自分の経験や価値観、企業への共感、そして将来の展望までを一貫して盛り込むことが大切です。
200文字や300文字では書ききれなかった背景や動機の細部まで説明できるため、内容に説得力と深みを持たせやすくなります。
特に信用金庫のような地域密着型の金融機関ではなぜその金庫なのか、なぜその地域で働きたいのかといった具体的な志望理由を明確に伝えることが重要です。
組織の理念や事業内容に対する理解の深さを文章に反映させ、自分の価値観とどのように重なるのかを整理しながら表現すれば、あなたのモチベーションの高さを伝えられるでしょう。
コツ
500文字で志望動機を書く際は伝えたい内容を明確な構成で整理し、一貫した流れを意識して書き進めることが大切です。
冒頭で「なぜその信用金庫なのか」という理由を端的に述べたうえで、そこに至る背景や自分の経験を1つ、または短いものを2つ紹介しながら展開していくと、説得力のある文章になります。
ただ「関心がある」「共感した」と述べるだけでなく、自分の過去の行動や学びと結びつけて説明することで、文章の厚みが増します。
また、エピソードを取り上げる際はどのような場面で何を考え、どう行動し、その結果何を感じたのかまでを記述し、読み手があなたの人物像を想像しやすいよう、心がけましょう。
さらに、インターンに参加する目的や、参加後にどう成長したいのかという展望まで言及すると、将来を見据えていることを印象付けられます。
例文
就活エージェントに相談しよう
ここまで信用金庫のインターンシップを受けるにあたって、志望動機を作成するコツや注意点などについて詳しく紹介しました。
しかし、大手の信用金庫を受ける場合は「この記事を読んだだけで、楽々と選考を通過できる」というわけではないでしょう。
より入念に対策を行いたい方は、ぜひ就活エージェントに相談してみてください。
弊社の「ジョブコミット」というサービスでは志望動機だけでなく、自己PRやガクチカの添削もできますし、面接の練習にもお付き合いします。
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おわりに
今回は信用金庫のインターンシップを受けようと思っている方のために、志望動機の作り方や行っておきたい準備、おすすめの構成などについて詳しく紹介しました。
インターンに参加できたからといって、必ず内定が得られるわけではありませんが、それでも選考において有利に働く可能性が高いでしょう。
ぜひこの記事を参考に、まずはインターンの選考を通過できるよう入念に志望動機を練っておいてください。
