【業界別例文10選 + 5種のヒント】「あなたにとって仕事とは」の自分らしい回答を考えよう!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・「あなたにとって仕事とは」を問う企業側の意図
・業界別の回答の仕方
・自分らしい回答の探し方

この記事をおすすめしたい人

・就活の面接対策をしている人
・企業側の意図を知りたい人
・他の人と差別化できる回答をしたい人
・業界別の刺さる回答ポイントを知りたい人

目次目次を全て表示する

はじめに

就活で聞かれる質問の代表例といえば、志望動機や自己PR、次点でガクチカや就活の軸が挙げられるでしょう。

しかし中には「あなたにとって仕事とは何ですか」という、やや哲学的な質問をしてくる企業も存在します。

そこで今回は面接で「あなたにとって仕事とは何ですか」と聞かれた時のために、どのように回答すればよいか、なぜ企業はそのような質問をしてくるのかについて詳しく紹介します。

他の就活生との差別化ができる、質の高い回答の作り方についても詳しく紹介するため、参考にしてみてください。

面接で「あなたにとって仕事とは」が問われる理由

「あなたにとって仕事とは」と面接で聞かれることはありますが、やや抽象的な質問であり、企業が何を知りたいのかその意図が非常にわかりづらいです。

そこで企業がこの質問をする意図について解説します。

これを理解しておけば、回答の方向性を知ることができるため、ぜひ理解しておいてください。

1.仕事に対する価値観を見ている

企業がこの質問を通じて確認したいのは、応募者がどのような姿勢で仕事に向き合おうとしているかという点です。

仕事を通じて何を得たいか、どのように取り組みたいのかといった価値観は個人の思考や行動の軸に直結しており、業務の中での行動にも大きく影響します。

挑戦を大切にしている人と、安定性を重視する人では同じ状況でも選ぶ行動は異なるでしょう。

企業はその価値観を知ることで、入社後にどのように働いてくれるのか、同僚や上司との関係性をどう築くのかを予測しようとしているのです。

2.仕事に対する意欲があるか確認している

この質問では応募者がどのような目標を持ち、何を原動力として働こうとしているのかを把握しようとする意図があります。

企業にとっては採用した人材が入社後に意欲的に取り組んでくれるかどうかが最も重要です。

したがって、仕事をどう捉えているのか、働くことにどれほど前向きな意識があるのかを通じて、継続的に成長してくれる人材かどうかを見極めています。

仕事に対する意欲は言葉だけでなく行動や思考の端々ににじみ出るものであり、表面的な回答では伝わりにくいです。

つまり、働く目的が明確か、自分なりの目標を描けているかといった内面的な動機が言語化できるかが問われます。

3.働くことへの責任感があるか見ている

どれほど意欲があっても、仕事には楽しいことばかりではなく、困難なことや苦手なこと、嫌なことに取り組まなければならない場面が出てきます。

だからこそ企業は応募者に働くことに対する責任感があるかを確認しようとしています。

責任感とは任された業務を最後までやり遂げる姿勢だけでなく、組織の一員として貢献する意欲があるかどうかも含まれるものです。

また、困難に直面した際にどう乗り越えようとするのか、そうした逆境から学び、成長していく力が備わっているかも評価対象です。

この質問はあなたの理想や意欲だけでなく、現実の厳しさに対してどのように向き合うのかという、地に足のついた視点を持っているかを見ていると言えます。

4.自社の理念や働き方とズレがないかを判断している

企業は採用した人材に可能な限り長く、のびのびと働いてほしいと考えています。

したがって、応募者がどのような仕事観を持ち、どのような働き方を望んでいるのかを知ることで、自社の企業理念や組織文化と適合しているかを判断しています。

スピード感を重視する企業に、じっくり考えることを第一とする人が入社したならば、価値観のギャップからすぐに辞めてしまうことでしょう。

企業はそうしたミスマッチを未然に防ぐために、この質問を用いて慎重に見極めようとします。

「あなたにとって仕事とは」の基本的な回答構成

続いて「あなたにとって仕事とは何か」と聞かれた時の基本的な回答の構成を紹介します。

この構成をマスターしておけば、どのように回答するとしても理解してもらいやすい、簡潔で中身のある内容が出来上がります。

ぜひこの構成は使えるようになっておいてください。

1.自分にとって仕事とは何か

この質問に答える際は最初に明確な結論を提示することが重要です。

結論を先に述べることで、読み手や聞き手はその後の内容を理解しやすくなります。

この時、役立つのがPREP法です。

PREP法とはPoint(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再度の結論)の順で構成する伝え方で、ビジネスの場でもよく使われている基本的なコミュニケーションの型です。

これを用いれば「自分にとって仕事とは何か」をわかりやすく、かつ説得力を持って伝えられます。

漠然とした理想や抽象的な表現にならないよう、自分の価値観や経験を通じて具体的な言葉で結論を導くことが求められます。

2.裏付けるエピソードは何か

どれほど魅力的な結論を述べたとしても、それを裏付ける経験やエピソードがなければ、回答に信憑性は伴いません。

面接官はなぜそのように考えるのか、その価値観はどのように形成されたのかを知ることで、応募者の人柄や行動の背景を深く理解しようとしています。

したがって、過去の出来事から得た気づきや、自分自身の成長につながった経験を交えて語ることが重要です。

エピソードは大きな成功体験である必要はなく、自分にとって印象深かったことや、価値観が変化したきっかけなどでも十分に意味を持ちます。

重要なのはその出来事から何を学び、どのように自分の仕事観が形作られたかを、一貫した流れで説明できるかどうかです。

3.入社後どのように活躍するか

この質問への回答では、どうしても自分の価値観や理想像に焦点が当たりがちです。

「将来〇〇をしたい」「夢を叶えたい」といった意欲を示すのは大切ですが、それだけでは企業が求める人物像であることをアピールできないでしょう。

企業が新卒採用を行う目的は、長期的に自社に貢献してくれる人材を迎え入れることです。

したがって、最後には自分の仕事観をどのようにこの企業での行動に結びつけるのかという視点が求められます。

ここでは自分が持つ価値観や目標が入社後の業務でどのように役立つか、また企業にどのような形で貢献できるのかを伝えましょう。

この時、企業が掲げている理念やビジネスの方向性と自分の考えに共通点があることを示せると、説得力が高まります。

【例文10選】業界別の回答例

続いて、具体的にどのように回答すれば良いのか例文を用いて紹介します。

代表的な就活生の皆さんが就活の選択肢に入れる可能性の高い業界を10個厳選し、それぞれに合わせた回答例を1つずつ作成しました。

先ほど紹介した構成と照らし合わせながら、どのように回答しているか、ぜひ読んでみてください。

人材業界

私にとって仕事とは「人の可能性を広げるための伴走」です。大学時代、学外イベントで初対面の参加者が緊張していた際、自分から積極的に話しかけることで打ち解け、最後には「あなたのおかげで楽しかった」と言われました。その時、自分の一言や関わり方が相手の行動や感情を変えられることに強い喜びを覚えました。入社後は一人ひとりに丁寧に向き合い、相手の立場や状況を理解しながら、本質的な課題解決ができる人材として信頼を築いていきたいと考えています。

IT業界

私にとって仕事とは、仕組みの力で人々の暮らしをより便利に変えることです。ゼミでは複数人で資料作成を行う中、タスクが混乱しがちだったため、進捗管理用のスプレッドシートを作成してメンバー全員に共有しました。その結果、作業の遅れや重複が減り、効率が大幅に改善されました。こうした体験から、目に見えにくい業務のムダを解消することで、人の時間や労力を守る重要性を実感しました。貴社であれば、テクノロジーを通じてその力をより広く届けることができると考えています。入社後はユーザー目線を大切にしながら、本質的な課題解決を追求するエンジニアを目指します。

アパレル業界

私にとって仕事とは人の「自分らしさ」を引き出す手助けです。服はその人の気分や自信にまで影響を与える力があると感じています。大学時代、アパレルショップでのアルバイトをしていた際、来店されたお客様に似合いそうなコーディネートを提案した際、試着後に「こんな服を着たのは初めて。でもすごく気に入った」と笑顔で言っていただけたことが印象に残っています。その瞬間、自分の関わりが誰かの新しい一歩を後押しできたと感じました。入社後はトレンドだけでなく、顧客一人ひとりの個性や想いに寄り添った提案ができる販売員やバイヤーとして、信頼される存在を目指します。

食品メーカー業界

私にとって仕事とは、日常にある小さな幸せをつくることです。学生時代、家族や友人に手料理を振る舞ったとき「あなたの料理を食べると安心する」と言われたことがあります。その言葉が強く心に残り、食べ物が人の感情や記憶と深く結びついていることを実感しました。貴社であれば、日々の暮らしのなかで当たり前に手に取られる商品を通して、多くの人の心を温かくすることができると考えています。入社後は消費者の目線を大切にしながら、素材や味、パッケージなど細部にまでこだわり、一人ひとりの「おいしい」の声に応えられる商品づくりに携わりたいと考えています。

アミューズメント業界

私にとって仕事とは人々の記憶に残る「楽しい時間」を届けることです。大学時代、地域の子ども向けイベントを主催するボランティア団体に参加し、当日の運営を担当しました。準備は大変でしたが、イベント終了後に子どもたちや保護者の方々から「楽しかった」と声をかけてもらい、疲れ以上の達成感を味わいました。こうした経験から、自分の働きが誰かの記憶に残る価値を生み出せる仕事に強く惹かれるようになりました。入社後は細部へのこだわりとアイデアで、お客様の心に残る空間づくりを実現していきたいと考えています。

商社業界

私にとって仕事とはまだ形になっていない価値をつなぎ、生み出すことです。大学時代、ゼミで地域活性化プロジェクトに参加し、地元商店街と大学生をつなぐイベントを企画しました。初めは温度差がありましたが、丁寧に目的をすり合わせていくうちに信頼が深まり、最終的には多くの参加者に喜んでもらえる場を作り上げました。この経験から、関係性を築き、異なる立場の人同士を結びつけて新たな価値を創ることにやりがいを感じました。入社後は海外の取引先や多様な業界のパートナーと信頼を築きながら、社会課題の解決にもつながる事業を形にしていける商社マンを目指します。

保険業界

私にとって仕事とは人の「まさか」に備え、安心を支えることです。大学時代、ゼミ活動の一環で災害時の地域支援の仕組みを調べたことがあります。インタビューを通じて、予期せぬ事故や病気に備えていた人とそうでない人とではその後の対応力や精神的な余裕に大きな差があると知りました。その経験から、人々の生活を陰で支える仕組みづくりに関心を持ちました。入社後は顧客一人ひとりの背景や将来設計を伺い、最高の提案ができる人材として貢献していきたいと考えています。

電力業界

私にとって仕事とは社会の基盤を支える責任ある挑戦です。大学時代、ゼミでエネルギー政策に関する研究を行った際、再生可能エネルギー導入の難しさや、電力供給の安定性を両立させることの重要性を学びました。その経験から、自分も目立たない部分で社会を支える役割を担いたいと強く思うようになりました。入社後は安全・安定・環境の3要素を意識し、技術と現場の両面から社会インフラを支え、次世代へのエネルギー転換にも貢献したいと考えています。

証券業界

私にとって仕事とは人と経済の橋渡しをすることです。ゼミで企業分析に取り組み、株価の動きの背景にある経営戦略や市場の反応に興味を持ちました。ある企業のM&Aをきっかけに株価が大きく変動した際、そのニュースに反応して動く投資家や、変化に応じて判断を下す金融機関の姿に感銘を受けました。入社後は顧客の信頼を第一に考えながら、的確な情報提供と提案を行い、長期的な関係を築ける営業職として活躍していきたいと考えています。

介護業界

私にとって仕事とは目の前の一人に寄り添い、その人らしい日常を支えることです。高校時代、祖母の介護を手伝う際、私ができることは限られていましたが、食事の準備や話し相手になることで祖母の表情が和らいでいき、人との関わりが与える影響の大きさに気づきました。介護の仕事は身体的なサポートだけでなく、精神的な安心感を提供する側面も強く、それこそが人の生活の質を高める根幹だと感じています。入社後は利用者一人ひとりの生活背景や希望をくみ取り、その人が自分らしくいられる時間を増やせるような支援をしたいと考えています。

【5種のヒント】差別化を図れる自分らしい回答の探し方

続いて「あなたにとって仕事とは」と聞かれた時に、他の就活生と差別化を図れる自分らしい回答の探し方について紹介します。

以下の5つの取り組みをしておけば、よりあなたらしい、他の人には真似できない回答が出来上がるはずです。

1.仕事に対するマインドマップを作成する

自分らしい仕事観を見つけるためには、まず自分の考えや価値観を整理する必要があります。

マインドマップはその整理に非常に適した方法であると言えるでしょう。

ノートの中央に「仕事」と書き、そこから思いついたことを連想するように枝分かれで書き出していってください。

人との関わり、成長、収入、達成感など、浮かんだキーワードを次々に展開していくことで、自分が仕事に何を求めているのかが可視化されていきます。

表面的な言葉だけでなく、それをさらに掘り下げていくことで「なぜそれが大切なのか」という内面的な理由や背景が見えてきます。

2.将来の夢や理想とする自分像から考えてみる

自分にとって仕事とは何かを考えるうえで、自分の将来像を起点にするのは非常に有効な方法です。

将来なりたい姿や成し遂げたい目標を想像して、それを実現するにはどのような仕事が必要かを考えることで、仕事に対して何を求めているのかが明らかになります。

ここで重要なのは、ただ目標を思い描くだけでなく「なぜそうなりたいのか」という理由を深掘りしておくことです。

その理由には自分が大切にしている価値観や影響を受けた出来事が関係していることが多く、それを言語化することで他の人とは違うオリジナルの仕事観につながります。

3.就活の軸や志望動機をベースに考えてみる

自分の志望動機や就活の軸を起点に仕事観を考える方法は、企業への説得力あるアピールにつながります。

すでに特定の業界や職種に興味を持っている場合、その理由を深掘りすることで、どのような価値観で仕事を選ぼうとしているのかが明らかになります。

なぜその企業を志望するのか、その職種で何を成し遂げたいのかと自問し続けることで、働く目的や意義が見えてきます。

また、自分が何を重視して企業や仕事を選んでいるかを見つめ直すことで、価値観の軸が言語化され、より回答の解像度が上がることでしょう。

4.アルバイトなど、過去の経験を振り返る

仕事観を形成するには、過去の経験に立ち返ってみることが非常に重要です。

特にアルバイト、部活、サークル、ゼミなど、何かしらの責任を持って取り組んだ経験には自分の価値観が表れていることが多いです。

やりがいを感じた経験や、達成感を得た場面を思い出してみることで、自分が仕事に何を求めるのか、どのようなことに充実感を感じるのかが見えてきます。

形式的な自己分析では見えづらい自分の内面に気づける機会でもあるため、時間をかけて丁寧に振り返ることで、差別化された仕事観を見つけられるでしょう。

5.名言や周囲の人の話を参考にしてみる

自分の中にある価値観を言葉にしようとした時、うまく表現できずに悩むことがあるでしょう。

そのような時は印象に残っている名言や尊敬している人物の言葉に立ち返ってみるのも1つの方法です。

感銘を受けた言葉というのは、自分が大切にしている考え方と重なっている可能性が高く、その背景には自分の理想を目指す姿が隠れていることがあります。

また、家族や先輩、社会人の知人に「あなたにとって仕事とは?」と問いかけ、その回答に共感した場合は、それも自分の価値観に通じているかもしれません。

他人の考えを参考にすることで、自分では気づけなかった視点や感覚に触れることができ、自分自身の考えを見つめ直すきっかけにもなります。

【種類別回答例5選】5種のヒントを活用した回答例

続いて、先ほど紹介した5種のヒントを活用した回答の例文を紹介します。

それぞれの対策がどのように有益なのか、例文を読めばより深く理解できることでしょうから、ぜひ参考にしてみてください。

1.マインドマップの活用回答例

私にとって仕事とは、自分の価値を社会に還元し続ける手段です。

大学でのオープンキャンパス運営のボランティアでは、来場者への対応や企画の進行などを通じて、自分の行動が誰かの安心感や満足感につながることを体感しました。

この実感が「仕事とは、人への価値提供である」という考えにつながっています。

入社後は社内外問わず信頼される行動を心がけ、社会の中での自分の存在意義を問い続け、価値を生み出すことを目指します。

2.理想とする自分像をもとにした活用回答例

私にとって仕事とは、理想とする自分に近づくための成長の場です。

将来は「誰かに信頼され、影響を与えられる人になりたい」と考えています。

大学時代、ゼミでは周囲のメンバーに助言されながら一歩ずつ前進し、学外発表会のリーダーとして評価されました。

この経験から、自分の目指す姿は日々の積み重ねの先にあると確信しています。

御社での業務を通じて多様な業界と関わりながら、専門性と人間性をともに磨き、信頼される存在としてチームと社会に貢献する所存です。

3.就活の軸や志望動機ベースの活用回答例

私にとって仕事とは、自分の強みを活かして組織と社会に貢献することです。

私は仕組みを改善し、物事を円滑に進めることにやりがいを感じます。

サークル運営でイベントの準備が遅れていた際、進行フローの見直しと役割分担の明確化を提案し、全体の動きがスムーズになった際、達成感を覚えました。

職場でも自分の視点を活かし、働きやすい環境づくりや業務改善に貢献したいと考えるようになりました。

御社を志望したのは、社員一人一人の意見を尊重しながら挑戦を後押しする社風に魅力を感じたからです。

自分の視点や行動力を活かし、業務の質や働きやすさの向上に貢献していきたいと考えています。

4.過去の経験の活用回答例

私にとって仕事とは、人と信頼を築きながら成果を生み出すことです。

飲食店のアルバイトで新人育成を任されたとき、相手が気軽に質問できる雰囲気づくりを意識した結果「質問しやすい」と喜ばれたことがあります。

その経験から、仕事も一方的に成果を追うだけではなく、周囲と信頼関係を築いたうえでこそ、真に成果が生まれると考えるようになりました。

入社後は相手の立場に立って考える姿勢を大切にし、社内外の関係者から信頼される存在を目指していきたいと考えています。

5.名言や周囲の人の話を参考にした活用回答例

私にとって仕事とは、自分の影響で誰かが前向きになるきっかけをつくることです。

この考えに至ったのは恩師から聞いた「人は誰かの言葉や行動で人生の向きが変わることがある」という言葉に深く共感したからです。

大学で新入生のサポートをした際「おかげで私も自信を持てるようになりました」と言ってもらえたことがあります。

その瞬間、自分の働きかけが誰かに影響を与えることの意味を実感しました。

入社後も、自分の行動や姿勢が周囲に良い影響を与えるように意識しながら、信頼される存在を目指していきます。

伝え方の+1ポイント

面接で「あなたにとって仕事とは何か」と聞かれた時に、より良い印象を与えられる伝え方のプラスワンポイントを紹介します。

以下の点が意識できているかどうかで、あなたの回答のクオリティは大きく変わるはずです。

このひと工夫で他の就活生と差がつくこともありますから、ぜひ覚えておいてください。

志望動機と一貫している内容にする

「あなたにとって仕事とは何か」という問いへの回答が志望動機やその他の自己PRと繋がっていなければ、読み手に矛盾した印象を与えてしまいます。

就活全体を通じて一貫性のあるメッセージを発信するためには、仕事観と志望動機の間にある共通点を意識することが重要です。

志望する企業や職種において、何を成し遂げたいのか、どのような価値を感じられるのかを言語化し、その延長線上に仕事観が位置づけられていれば、説得力は大きく増します。

志望動機で「誰かを支える仕事がしたい」と述べているならば、「自分にとって仕事とは誰かの力になること」といった方向性が自然です。

仕事に対する意欲をポジティブに伝える

面接官が最も懸念することは、働くことに対する姿勢や意欲の低さです。

「お金を稼ぐため」や「生活のために仕方なく働く」といった印象を与えると、志望度が低いと判断され、選考通過の可能性が下がることがあります。

だからこそ「自分はこの企業でこのような価値を提供したい」「この仕事を通じてこのような力を発揮したい」といった前向きな気持ちをしっかりと言語化することが必要です。

そのため、自分の仕事観を前向きに伝える際には「応募企業でこそ実現できる目標」や「そこで働く意義」を中心に据えると、仕事に対する熱意が明確に伝わりやすくなります。

応募企業の社風や働き方に活かせるような内容を意識する

企業は自社で活躍してくれる人材かどうかを、常に、あらゆる質問から見極めようとしています。

したがって、仕事観を伝える際にも、その企業の社風や働き方との親和性を意識することが大切です。

チームワークを重視する社風の企業に対して個人主義的な働き方を好むような内容を述べてしまうと、ミスマッチを感じさせてしまいます。

反対に、企業文化に合った価値観を持っていることが伝われば、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなるでしょう。

企業研究の段階で、どのような人が評価されているのか、どのような働き方が推奨されているかを把握していることが大前提です。

おわりに

今回は就活の面接で「あなたにとって仕事とは?」と聞かれた時にどのように回答すべきか、自分にとって最適な答えを探すには何をすれば良いのかについて詳しく紹介しました。

「あなたにとって仕事とは?」という質問は就活で100%出会うものではありません。

しかし、しっかり対策しておかないと、その場で回答をひねり出すことは難しいでしょう。

ぜひこの記事を参考に入念に対策しておき、いざ面接で聞かれてもスムーズに答えられるようになっておいてください。

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