大学3年生の皆さん、夏休みが始まり、就職活動について考え始める方も多いのではないでしょうか。
「周りはもう動き出しているのかな?」「今から始めても遅くない?」といった不安を感じていませんか?
この記事では、8月から就職活動を始める大学3年生に向けて、夏の時期の就活状況や、今からやるべきこと、参加すべきイベントについて詳しく解説します。
この記事を読めば、夏休みを有意義に過ごし、就職活動をスムーズに進めるためのヒントが見つかります。
【8月の就活】大学3年の8月から就活は遅い?
夏休みを迎え、「そろそろ就活を始めないと…」と思っている方も多いでしょう。
しかし、実際にいつから動き出すべきか、周りの学生がどうしているのか気になりますよね。
8月からのスタートは決して遅くありません。
むしろ、夏休みというまとまった時間を活用できる絶好の機会です。
周りの学生は動き出している?
多くの大学3年生が就職活動を本格的に開始する時期は、夏休み前です。
ある調査によると、約6割の学生が夏休み前までに就活を始めています。
この時期に就活を始める学生が多いのは、夏のインターンシップへの参加が主な目的です。
インターンシップは企業のことを深く知る良い機会であり、選考に直結するケースも増えています。
そのため、多くの学生が夏休み前に情報収集を始め、インターンシップの準備を進めています。
対面のインターンシップは8月・9月がメイン!
企業のインターンシップは、8月と9月に開催されるケースが非常に多いです。
これは、大学の夏休み期間と重なるためです。
学生が学業に支障なく参加できるように、企業側もこの時期に合わせてインターンシップを企画しています。
特に、職場体験ができる対面のインターンシップは、8月や9月に集中して開催される傾向にあります。
実際の職場の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会なので、積極的に参加を検討してみましょう。
お盆中は採用活動をしているの?
お盆の期間は、多くの企業が夏季休暇に入ります。
そのため、通常通りの採用活動は行われていないことがほとんどです。
しかし、この時期に就職活動が完全にストップするわけではありません。
夏季休暇中も、企業の採用ホームページは更新されている場合がありますし、インターンシップや説明会のエントリーは可能です。
また、一部の企業では、お盆期間明けに選考や説明会を控えていることもあります。
お盆期間中は、企業に直接問い合わせたり、面接を受けたりすることは難しいですが、情報収集や自己分析など、個人でできる準備を進めるのに最適な時期です。
【8月の就活】大学3年が8月の就活でやるべきこと
夏休みを就職活動の準備期間として活用することで、周りの学生と差をつけることができます。
8月から就活を始めるにあたり、特に重要となる9つのやるべきことを解説します。
- 自己分析をする
- 業界研究をする
- 企業研究をする
- サマーインターンシップにエントリーする
- ESを作成する
- Webテストの対策をする
- ESを作成する
- グループディスカッションの対策をする
- 面接対策をする
自己分析をする
まずは、自己分析から始めましょう。
自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観、興味のあることなどを深く掘り下げる作業です。
自己分析をすることで、自分に合った仕事や企業を見つけやすくなります。
また、面接やES(エントリーシート)で自分の魅力を効果的にアピールするためにも、自己分析は欠かせません。
監修者 柴田貴司より
自己分析は、単に強みや弱みを洗い出すだけでなく、過去の経験から「なぜそう感じたのか」「何が自分を動かしたのか」まで掘り下げることが重要です。こうした深い理解があると、志望動機やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の説得力が一気に高まります。焦らず時間をかけて整理しておくと、エントリーや面接で迷わず自分らしさを表現できますよ。
業界研究をする
世の中には様々な業界があります。
それぞれの業界の特徴や将来性、働き方を調べるのが業界研究です。
業界研究を通じて、自分が興味を持てる業界や、まだ知らなかった魅力的な業界に出会うことができます。
これにより、視野を広げ、本当に働きたいと思える仕事を見つけるきっかけになります。
企業研究をする
業界研究で興味を持った業界の中から、さらに具体的にどのような企業があるのかを調べるのが企業研究です。
企業の事業内容や社風、求める人物像、働く環境などを調べることで、自分とのマッチ度を測ることができます。
企業研究をしっかり行うことで、志望動機が明確になり、説得力のあるESや面接での回答につながります。
サマーインターンシップにエントリーする
夏休み期間中に開催されるサマーインターンシップは、企業や仕事への理解を深めるのに最適な機会です。
インターンシップに参加することで、実際の業務を体験したり、社員の方と交流したりできます。
また、早期選考の案内をもらえることもあるため、積極的にエントリーしましょう。
監修者 柴田貴司より
サマーインターンシップは、企業との最初の接点であり、選考に直結するきっかけにもなり得る重要な場です。参加前には、その企業や業界の基礎知識を押さえておくと、社員との会話や業務体験から得られる学びが格段に深まります。また、複数社のインターンに参加することで、自分の適性や興味の方向性もより明確になりますよ。
ESを作成する
多くの企業のインターンシップや選考で提出を求められるのが**ES(エントリーシート)です。
ESは、あなたの個性や考え方、これまでの経験を企業に伝えるための重要な書類です。
自己分析や企業研究の結果を活かし、企業に「会ってみたい」と思わせるような魅力的なESを作成できるように準備しましょう。
Webテストの対策をする
選考の初期段階で行われることが多いWebテスト。
これは、SPIや玉手箱といった形式で、基礎的な学力や思考力を測るためのものです。
Webテストの対策を始める時期として、8月は最適です。
問題集を解いたり、模擬テストを受けたりして、形式に慣れておきましょう。
グループディスカッションの対策をする
複数人の学生でテーマについて議論し、結論を導き出すグループディスカッション。
これは、協調性や論理的思考力、リーダーシップなど、チームで働く上で必要な能力を評価するための選考方法です。
仲間と練習したり、就活イベントで経験を積んだりすることで、グループディスカッションに慣れておきましょう。
面接対策をする
就職活動の最大の関門とも言えるのが面接です。
面接では、あなたの個性や熱意を直接企業に伝えます。
面接でよく聞かれる質問への回答を準備したり、模擬面接を受けたりして、本番で落ち着いて話せるように練習することが大切です。
中小ベンチャー企業の早期選考情報を探す
大企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業も視野に入れてみましょう。
これらの企業では、早期選考を実施しているケースが多いです。
早期選考に参加することで、就職活動を早めに終えることができる可能性があります。
また、大企業とは異なる働き方や、裁量の大きい仕事に就けるチャンスもあります。
監修者 柴田貴司より
中小・ベンチャー企業の早期選考は、採用枠が少ない分スピード感を重視する傾向があり、情報収集の早さが大きな差になります。大企業志望の方も、こうした企業の選考を併行して受けることで、就活全体の選択肢や安心感が広がります。また、経営陣との距離の近さや、若いうちからの裁量権といった経験は、キャリア形成において大きな財産になりますよ。
【8月の就活】大学3年が参加すべき就活イベント
夏休みは、様々な就活イベントが開催される時期です。
積極的に参加して、自分の視野を広げ、企業との接点を作りましょう。
- 様々な業界が集まる合同説明会
- 中小・ベンチャー企業の短期インターンシップ
- 早期選考直結型のイベント
様々な業界が集まる合同説明会
合同説明会は、多くの企業が1つの会場に集まり、自社の説明を行うイベントです。
興味のある業界だけでなく、今まで知らなかった業界や企業に出会うことができます。
複数の企業の担当者から直接話を聞くことができ、効率的に情報収集ができます。
中小・ベンチャー企業の短期インターンシップ
中小企業やベンチャー企業の短期インターンシップは、1日から数日の短い期間で行われます。
大企業とは異なり、社員との距離が近く、より実践的な業務を体験できることが多いです。
少人数制のものが多く、社員の方と深く交流できるため、企業の雰囲気を知る良い機会となります。
早期選考直結型のイベント
一部の企業や就活サイトでは、早期選考に直結するイベントやセミナーが開催されています。
これらのイベントに参加することで、通常の選考ルートとは異なる方法で選考に進むことができます。
選考を有利に進められる可能性があるため、見逃さないように情報をチェックしましょう。
監修者 柴田貴司より
早期選考直結型のイベントは、企業の人事担当者と直接つながれる貴重な機会であり、通常のエントリーでは得られない印象や情報を残せます。参加時には、自己PRや志望動機を簡潔にまとめておくと、その場で選考に進むチャンスを逃しません。こうした場でのご縁が、後の本選考や内定につながるケースも少なくありませんよ。
【8月の就活】大学3年が8月からの就活で意識しておきたいこと
8月から就活を始めるにあたって、特に重要となる3つの意識すべきポイントを紹介します。
これらを意識することで、就活をより効率的かつ有意義に進めることができます。
- 就活の軸をまず決める
- インターンシップには積極的に参加する
- 面接を経験する
就活の軸をまず決める
「就活の軸」とは、自分が仕事選びにおいて最も重要視するポイントのことです。
例えば、「人の役に立つ仕事がしたい」「ワークライフバランスを重視したい」「専門性を高めたい」など、人によって様々です。
就活の軸を最初に決めておくことで、企業選びのブレがなくなり、後悔しない就職活動につながります。
監修者 柴田貴司より
就活の軸は、内定をもらうためだけでなく、入社後に納得感を持って働き続けるための指針になります。軸が明確であれば、企業研究や面接での回答も一貫性が出て、相手にも信頼感を与えられます。最初から完璧な軸を作る必要はありませんが、自己分析や情報収集を通じて少しずつ精度を高めていくことが大切です。
インターンシップには積極的に参加する
インターンシップは、企業や仕事への理解を深めるだけでなく、早期選考のチャンスを得るための重要なステップです。
興味のある企業はもちろん、少しでも気になった企業のインターンシップには積極的に参加しましょう。
様々な企業の雰囲気を知ることで、自分のキャリアに対する考えがより明確になります。
面接を経験する
「まだ本選考じゃないし…」と思うかもしれませんが、インターンシップの選考で面接を経験しておくことは非常に大切です。
面接の場数を踏むことで、緊張しなくなり、自分の考えを整理して話せるようになります。
また、面接官からのフィードバックをもらえる機会もあるので、本番までに改善点を見つけられます。
【8月の就活】まとめ
8月から就活を始めても遅くないありません。
むしろ、夏休みは自己分析や業界研究など、じっくりと準備を進める絶好の機会です。
夏のインターンシップは8月・9月がメインなので積極的にエントリーしてこの機会を逃さないようにしましょう。
自己分析、業界・企業研究、ES・Webテスト対策など、8月にやるべきことはたくさんあります。
合同説明会や短期インターンシップなど、様々なイベントに参加して視野を広げよう。
就活の軸を決め、積極的にインターンシップに参加し、面接の経験を積むことが、夏休みを有効活用するカギです。

監修者 柴田貴司より
夏休み前から動き出す学生が多いのは事実ですが、今から準備を始めても十分にチャンスはあります。重要なのは、インターンシップの応募や参加だけでなく、そこから得られる学びを次にどう活かすかです。自己分析や業界研究を同時に進めることで、参加した経験を面接やESに直結させやすくなります。焦らず、しかし確実に準備を積み重ねることが、秋以降の就活を大きく有利にしますよ。