はじめに
インターンシップの面接を控えているあなたは、どのような準備を進めていますか。
自己PRや志望動機の作成に力を入れるのはもちろん大切ですが、それと同じくらい重要なのが礼儀やマナーです。
面接官は、あなたが社会人として適切な振る舞いができるかどうかを厳しくチェックしています。
この記事では、インターン面接で好印象を与えるための礼儀や身だしなみ、言葉遣いのポイントを解説します。
就職活動を見据え、自信を持って選考に臨めるよう、具体的なノウハウを身につけていきましょう。
事前の準備をしっかり行うことで、当日の緊張を和らげ、あなた本来の魅力を伝えることができます。
【礼儀】インターン面接について
そもそもインターンシップとは?
インターンシップとは、学生が社会に出る前に、実際の企業で就業体験を行う制度のことです。
単なるアルバイトとは異なり、社員と同じような環境で仕事を経験することで、その業界や職種に対する理解を深めることができます。
最近の就活では、インターンが早期選考の場となるケースも増えていますが、本質的には自分に合う仕事を見極めるための大切な機会です。
学生にとって、インターンシップへの参加はキャリア形成の第一歩となります。
まずは企業の雰囲気や実際の業務内容を知ることで、自分の興味関心がどこにあるのかを再確認しましょう。
インターンシップの目的を確認しよう
インターンシップの目的は、企業と学生のミスマッチを防ぐことにあります。
参加することで、業界の動向や企業の社風を肌で感じ、エントリーシートや自己分析だけでは得られないリアルな情報を収集できます。
多くのインターンは内定に直結するわけではありませんが、自分自身の価値観や将来の方向性を定める上で、またとない貴重な経験となります。
ここで得た学びは、後の本選考での志望動機に深みを与え、他の就活生との差別化にもつながります。
失敗を恐れずに挑戦し、プロの視点からフィードバックをもらうことで、自身のスキルアップを目指しましょう。
【礼儀】インターン面接の当日の流れとマナー
受付
会場には開始10分前を目安に到着するようにし、事前に身だしなみを整えておくことが基本です。
受付では大学名、氏名、そして面接の開始時間や担当者名などの用件をはっきりした声で伝えます。
早すぎる到着は企業の業務を妨げる可能性があるため、会場周辺で時間を調整しましょう。
受付の担当者もあなたを評価しているかもしれないという意識を持ち、丁寧な挨拶を心がけてください。
スマートフォンは会場に入る前に電源を切るか、サイレントモードに設定し、カバンの中にしまっておくのがスマートです。
待機中
控室や待機場所では、姿勢を正して静かに待ちます。
スマートフォンの操作や周囲の学生との私語は厳禁です。
背筋を伸ばして座り、持参した履歴書のコピーや企業研究のメモを確認して、心を落ち着かせましょう。
落ち着きのない態度は避け、常に誰かに見られているという意識を持つことが重要です。
待機中の態度は、あなたの真剣度を物語ります。
足は組まずに揃え、両手は膝の上に置きます。
名前を呼ばれたら、すぐに反応できるよう集中しておきましょう。
この時間からすでに選考は始まっていると考え、気を引き締めることが大切です。
入室時
自分の順番が来たら、ドアをゆっくり3回ノックし、中からどうぞという声が聞こえてから失礼いたしますと言って入室します。
ドアは後ろ手で閉めず、面接官に完全に背を向けないよう斜めに向き直り、両手で静かに閉めるのがマナーです。
入室後は椅子の横まで歩き、大学名と氏名を名乗って、本日はよろしくお願いいたしますと明るく挨拶をしましょう。
面接官から着席を促されるまでは、勝手に座らないよう注意が必要です。
もし先に面接官が部屋で待っている場合は、必ず立ち上がった状態で丁寧にお辞儀をして、相手を迎える姿勢を見せてください。
面接中
椅子には浅めに腰掛け、背筋を伸ばして座ります。
男性は拳を軽く握り、女性は指先を揃えて両手を重ねて膝の上に置くのが正しい姿勢です。
面接官の目を見て、適度なアイコンタクトを保ちながら話すことがコミュニケーションの鍵となります。
緊張して早口になりがちですが、意識的にゆっくりと大きな声で話すよう心がけましょう。
自分の考えを伝える際は、結論から述べることで内容が理解されやすくなります。
話を聞くときは適度に頷き、相手の話をしっかりと聞いているという姿勢を示すことで、信頼感を与えることができます。
退室時
面接終了の合図があったら、座ったまま本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございましたとお礼を述べ、座ったまま一礼します。
その後、立ち上がって椅子の横で再度丁寧にお辞儀をしましょう。
ドアの前まで移動したら、再び面接官の方を向き、失礼いたしますと一言添えてから退出します。
最後まで気を抜かず、丁寧な動作を心がけることで、去り際の印象も良くなります。
扉は閉める際も大きな音を立てないよう、最後まで手を添えて静かに閉めるのがプロのアドバイスです。
退室後
建物を出るまでが面接であるという自覚を持ちましょう。
退出した直後にエレベーター内やロビーでスマートフォンを確認したり、ネクタイを緩めたりしてはなりません。
企業の社員や関係者とすれ違う可能性もあります。
最後まで適切な立ち居振る舞いを維持したまま会場を後にしましょう。
また、帰宅後に当日のお礼メールを送ることも有効です。
面接での学びや感謝の気持ちを簡潔に伝え、熱意をアピールしましょう。
こうした細かな配慮の積み重ねが、インターン合格への可能性を大きく広げることにつながります。
【礼儀】インターン面接の身だしなみをチェック
服装
第一印象を左右する服装は、指定がなければリクルートスーツが基本です。
シワや汚れがないか事前に確認し、清潔感のある着こなしを意識しましょう。
オンライン面接であっても、対面と同様にスーツを着用するのが望ましいです。
企業から服装自由や私服可と指定された場合は、ジャケットにチノパンなどのオフィスカジュアルを選びます。
派手な色や露出の多い服、サンダルなどは避け、ビジネスの場にふさわしい落ち着いた服装を心がけてください。
カバンや靴も磨いておき、細部まで気を配ることで、あなたの誠実さが伝わります。
髪型
髪型は顔周りがすっきり見えるように整えるのがポイントです。
髪が長い場合は、お辞儀をしたときに顔にかからないよう、後ろで一つにまとめると清潔感が出ます。
前髪が目にかかると表情が暗く見えるため、横に流すか短く切りましょう。
髪色は黒または自然な茶色が好ましく、寝癖などがないよう鏡で入念にチェックしてください。
男性は耳周りや襟足を短く整え、清潔感を演出しましょう。
整髪料は使いすぎず、自然な仕上がりを目指します。
表情がはっきり見える髪型は、明るく自信に満ちた印象を面接官に与えることができます。
メイク
メイクはナチュラルメイクが基本です。
健康的な印象を与えることを目的とし、派手なアイシャドウや濃すぎるリップは避けましょう。
肌の色を整え、薄くチークを乗せることで、顔色を良く見せる工夫をしてください。
ネイルは透明やベージュなどの控えめな色にするか、短く切り揃えて清潔に保ちます。
香水は香りが強すぎると不快感を与える可能性があるため、使用を控えるのが無難です。
あくまで「仕事をする場」にふさわしい、派手さを抑えた上品な仕上がりを意識することが、社会人としての礼儀に繋がります。
【礼儀】インターンシップ面接での言葉遣い
インターン面接での正しい言葉遣い
「です」「ます」調で話す
面接の場では、語尾に「です」「ます」をつけた丁寧な言葉遣いが鉄則です。
これにより、社会人としての基本的なマナーを身につけていることを証明できます。
語尾が伸びないよう、はっきりと短く言い切ることを意識しましょう。
敬語を正しく使い分ける
尊敬語、謙譲語、丁寧語を正しく使い分けることで、教養と誠実さをアピールできます。
相手を敬う表現と自分を一歩引いて表現する言葉のバランスに注意してください。
練習を重ねて、自然に出るようにしておきましょう。
一人称に注意する
一人称は「わたし」または、よりフォーマルな「わたくし」を使います。
普段使っている「僕」や「自分」は、面接の場では幼稚でカジュアルすぎる印象を与えるため、絶対に避けるように注意してください。
企業は「御社」と呼ぶ
話し言葉では、相手の企業を「御社(おんしゃ)」と呼びます。
履歴書などの書き言葉で使う「貴社(きしゃ)」と混同しやすいですが、口頭では「御社」と統一して話すよう意識しましょう。
二重敬語を避ける
「おっしゃられる」や「ご覧になられる」といった二重敬語は、過剰で不自然な日本語です。
シンプルに「おっしゃる」「ご覧になる」と正しく表現することで、スマートで知的な印象を与えることができます。
具体的な表現を用いる
「成長したい」などの抽象的な言葉だけでなく、数字や具体的なエピソードを盛り込んで話しましょう。
自分の強みをどのように仕事に活かせるかを具体的に伝えることで、面接官があなたの活躍をイメージしやすくなります。
インターン面接での誤った言葉遣い
了解です・わかりました
これらは目上の人に対して使うには不適切な表現です。
面接官に承諾を伝える際は「承知いたしました」や「かしこまりました」と言うのが正解です。
小さな違いですが、評価に大きく影響します。
すみません・ごめんなさい
これらは日常会話の言葉であり、ビジネスシーンでは幼稚に聞こえます。
謝罪のときは「申し訳ございません」、感謝を伝えるときは「ありがとうございます」と、状況に応じた適切な言葉を選んでください。
よろしかったでしょうか
過去形にする「バイト敬語」の一種であり、不自然な表現です。
現在の確認であれば「よろしいでしょうか」と正しく言いましょう。
正しい日本語を使えるかどうかは、あなたの信頼性に直結します。
なるほど・参考になります
「なるほど」には相手を評価する上目線のニュアンスが含まれます。
目上の人に対しては「勉強になります」や「学ばせていただきました」といった、教えを請う謙虚な姿勢を示す言葉を選びましょう。
成長したい
自分の成長だけを目的とした発言は、企業にとってメリットが感じられません。
「自身のスキルを磨き、御社のプロジェクトに貢献したい」というように、貢献意図を含めた具体的な目標として伝える必要があります。
【礼儀】インターン面接で好印象を与えるポイント
「はい」という返事
面接官の問いかけに対して、まずは「はい」と短く返事をしてから回答を始めましょう。
返事がないまま話し始めると、自分の意見だけを押し通す独りよがりな印象を与えかねません。
このクッションとなる一言があるだけで、会話のリズムが整い、コミュニケーション能力が高いと判断されます。
明るくきちんとしたお辞儀
お辞儀は角度によって意味が変わります。
挨拶は30度、自己紹介後の深い挨拶は45度と使い分けるのが理想です。
背筋を伸ばし、腰から曲げることを意識しましょう。
また、緊張で無表情にならないよう、自然な笑顔とハキハキとした声を出すことで、あなたの礼儀正しさがより魅力的に伝わります。
終わりに
インターン面接での礼儀やマナーは、単なる形式ではなく、あなたがいかに真剣にその企業や仕事に向き合っているかを示す指標です。
正しい身だしなみや言葉遣いを身につけることは、自分自身の自信にも繋がり、本番で最高のパフォーマンスを発揮するための助けとなります。
今回ご紹介したポイントを一つずつ確認し、事前に練習を繰り返してみてください。
就活を成功させるために、まずはインターンという絶好の機会を最大限に活用しましょう。
あなたの熱意が正しい礼儀を通して面接官に伝わることを応援しています。