ドバイもちクッキーとは?
ドバイもちクッキーは、世界的に流行したドバイチョコレートの要素を取り入れた、韓国発の新感覚ハイブリッドスイーツです。
韓国語ではドゥバイ・チョンドゥク・クッキーと呼ばれ、現地ではその頭文字を取ったドゥ・チョン・クという略称で親しまれています。
名前にクッキーと付いていますが、一般的な焼き菓子とは異なり、外側はマシュマロやお餅をベースにした、もちもちとした弾力のある生地で構成されているのが最大の特徴です。
その中には香ばしいピスタチオペーストと、バターで炒めた細い麺状のパイ生地であるカダイフがぎっしりと詰められており、一度食べたら病みつきになる多層的な味わいを楽しめる一品です。
ドバイもちクッキーの由来
このスイーツの源流は、SNSを通じて世界的に社会現象となったドバイチョコレートにあります。
ドバイチョコはあまりの人気に入手困難な状況が続いたため、韓国のカフェやパティスリーがその特徴的な味と食感を再現しつつ、韓国人が好むもちもちとした食感を加えて独自に進化させたのが始まりです。
つまり、中東の伝統的な素材と韓国のトレンド食感が融合して生まれた、純粋な韓国オリジナルの進化系スイーツと言えます。
当初は現地の専門店で行列ができるほどの人気でしたが、断面の美しさや独特の食感がショート動画などで拡散されたことで、現在では日本国内の新大久保周辺のカフェなどでも展開される広がりを見せています。
ドバイもちクッキーの特徴
最大の特徴は、噛むたびに変化する驚きの食感のコントラストにあります。
外側は求肥やマシュマロのような、とろけるような柔らかさともちもち感を備えている一方で、中心部にはバターで炒められたカダイフがたっぷりと入っており、噛むたびにザクザクという心地よい音が響きます。
この対照的な食感の組み合わせは、動画映えするASMR要素としてSNSでも高く評価されています。
味の面では、濃厚で香ばしいピスタチオの風味と、外側にまぶされたほろ苦いココアパウダーやチョコレートの甘みが絶妙なバランスを保っています。
ボリューム感がありながらも、独特の食感の楽しさから最後まで飽きずに食べられる点も、多くの人々を虜にする理由です。
ドバイもちクッキーの人気の秘密
このスイーツがこれほどまでに人々を惹きつける最大の要因は、視覚と聴覚、そして味覚を通して楽しむことができる食体験にあります。
特にSNS全盛の現代において、クッキーを割った瞬間に現れる鮮やかなピスタチオグリーンの断面は非常に見栄えが良く、動画投稿の格好の素材となっています。
さらに、もちもちとした外層と、中のカダイフが奏でるザクザクという軽快な音は、ASMR動画としても高い人気を誇ります。
手に入りにくいドバイチョコレートの雰囲気を手軽に味わえるという代替的な喜びだけでなく、韓国スイーツ特有の親しみやすい食感が加わったことで、単なる流行に留まらない独自の魅力が確立されたといえます。
日本で販売開始!
韓国での爆発的なヒットを受け、日本国内でも新大久保や大阪のコリアンタウンにある最先端のカフェを中心に、ドバイもちクッキーの販売が本格的に始まっています。
連日、トレンドに敏感な若者たちが店頭に列をなし、午後の早い時間には完売してしまう店舗も珍しくありません。
また、専門店だけでなく一部のネットショップや催事などでも取り扱いが増えており、全国的な広がりを見せています。
本場韓国の味を忠実に再現するために、希少なカダイフや高級なピスタチオペーストを使用するこだわりの店も多く、日本独自のトッピングを加えた進化系も登場しています。
今まさに、日本における最新の韓国トレンドスイーツとして、その勢いを加速させています。
実際の味はどんな感じ?
一口食べると、まず表面を覆うココアパウダーのほろ苦さと、お餅のような生地の優しい甘みが口の中に広がります。
続いてカダイフ特有のザクザクとした触感が、濃厚なピスタチオペーストのコクと絶妙に絡み合います。
甘さは控えめに調整されていることが多く、ピスタチオのナッツ感とカダイフの塩気が後を引くため、見た目以上の食べやすさに驚く人も少なくありません。
重厚感のある見た目に反して、食感の軽やかさと複雑なフレーバーが調和しており、一度食べれば多くの人が虜になるのも納得の完成度です。
冷やして食べると生地の弾力が強まり、より一層食感の対比が際立ちます。
ドバイもちクッキーの作り方
人気のドバイもちクッキーですが、現在日本で手に入れるためには朝から店舗に並んだり、ネットで取り寄せたりしなければならず、手間もお金もかかります。
そこで、家で簡単にドバイもちクッキーを作るレシピを紹介します。
手作りすることでより一層おいしくなるかもしれません。
材料
ドバイもちクッキーで重要なのは、ザクザクした食感を生む中身と、もちもちの外生地です。
中身のフィリングには、細い麺状の生地であるカダイフ、ピスタチオペースト、そしてホワイトチョコレートを使用します。
カダイフが手に入らない場合は、春雨やシリアルで代用するレシピもありますが、本場の味を目指すならカダイフをバターでカリカリに炒めるのがコツです。
外側の生地には、市販の切り餅やマシュマロに、ココアパウダーや薄力粉を混ぜ合わせたものを用意します。
これらを組み合わせることで、ドバイもちクッキー特有の多層的な構造が完成します。
トッピング用にピスタチオやチョコソースを用意すると、より華やかな仕上がりになります。
手順
お菓子作りで大切なのは、手順や分量通りに作ることです。
以下で紹介するレシピの他にも、異なる材料や手順で作るレシピもありますが、どのレシピで作るかを決めたら、きっちりその手順に従うことでおいしいドバイもちクッキーが完成します。
自分のおやつにつくったり、誰かへのプレゼントとしてつくったりしてみましょう。
①材料を切る
最初の工程では、食感の決め手となるカダイフを下準備します。
冷凍のカダイフを使用する場合は事前に解凍しておき、包丁で1センチメートル程度の長さに細かく刻んでいきます。
あまり長すぎると成形しにくくなり、短すぎると特徴的な食感が損なわれるため、適度な長さに切り揃えるのがポイントです。
次に、フィリング用のホワイトチョコレートを細かく刻みます。
これにより、後ほどピスタチオペーストと混ぜ合わせる際に、熱で均一に溶けやすくなります。
また、外側の生地に使用する切り餅も、加熱した際に早く柔らかくなるよう、1センチメートル角程度のサイコロ状に細かくカットしておきましょう。
この丁寧な下準備が、口当たりの良い仕上がりに直結します。
②ガナッシュを冷やす
次に、クッキーの核となる濃厚なピスタチオガナッシュを作ります。
フライパンにバターを熱し、刻んだカダイフが黄金色になって香ばしい香りが漂うまでじっくりと炒めます。
火が通ったら、ボウルに入れた刻みホワイトチョコレートとピスタチオペーストに、熱い状態のカダイフを加えて手早く混ぜ合わせます。
余熱でチョコが溶け、全体が滑らかなペースト状になったら、バットなどに広げて冷蔵庫でしっかりと冷やし固めます。
このガナッシュが十分に冷えていないと、後の工程で生地に包む際に溶け出してしまい、綺麗な形に仕上がりません。
指で触れても形が崩れない程度の硬さになるまで、時間をかけて休ませることが成功の秘訣です。
③生地を作る
ガナッシュを冷やしてる間に、外側のもちもち生地を準備します。
耐熱ボウルに細かく切った切り餅と、水、砂糖を入れ、電子レンジで加熱します。
お餅が完全に柔らかくなったら、熱いうちにヘラで練り混ぜ、さらにココアパウダーを加えて全体が均一な茶色になるまで混ぜ合わせます。
そこにマシュマロを加えてさらに加熱し、溶けたら手早く混ぜることで、独特の引きの強さと弾力がある生地が完成します。
マシュマロが加わることで、冷めても固くなりにくい食感になります。
生地は非常に粘り気が強いため、手にくっつかないよう、片栗粉やココアパウダーを打ち粉として活用しながら、扱いやすい大きさに分割して丸めておきましょう。
④ガナッシュを包む
最後の仕上げとして、作った生地でガナッシュを包み込みます。
冷蔵庫から取り出したガナッシュを一口大のボール状に丸め、それを広げたもち生地の中心に置きます。
生地を指先で少しずつ伸ばしながら、中身がはみ出さないように隙間なく包み、最後は綴じ目をしっかりとつまんで閉じます。
このとき、生地の厚みが均一になるように調整すると、食べた時の食感のバランスが良くなります。
全てのガナッシュを包み終えたら、表面にココアパウダーを薄くまぶしたり、溶かしたチョコレートでラインを描いたりしてデコレーションを施します。
最後に室温または冷蔵庫で少し落ち着かせれば、中からザクザクのピスタチオが溢れ出す、絶品ドバイもちクッキーの完成です。
作る際のポイント
ドバイもちクッキーを成功させる最大の鍵は、中身のザクザク感と外側の柔らかい食感のコントラストをいかに維持するかにあります。
少しの手間に注意することで、お店のようなおいしいドバイもちクッキーに仕上がります。
家で作る際は以下のポイントに注意して作ってみましょう。
ピスタチオペーストの扱い
フィリングの味の決め手となるピスタチオペーストは、製品によって粘度や甘みが異なるため、混ぜ合わせる際の調整が重要です。
ホワイトチョコレートと合わせる際は、分離を防ぐために直火ではなく余熱や湯煎でゆっくりと溶かし、カダイフの熱を利用して一体化させるのが理想的です。
カダイフに対してペーストが多すぎると、中心部が柔らかくなりすぎて食感が損なわれてしまうため、カダイフの繊維一本一本をコーティングするようなイメージで混ぜ合わせましょう。
もしペースト自体の甘みが強い場合は、ホワイトチョコレートの量を加減するなどして、自分好みの濃厚さにカスタマイズすることで、より高級感のある本格的な味わいを追求できます。
生地で包むときは純ココアを使う!
もち生地を成形する際、非常に粘り気が強いため手や作業台にくっつきやすいという難点がありますが、ここで打ち粉として純ココアを使用するのが大きなポイントです。
片栗粉でも代用は可能ですが、純ココアを使うことで仕上がりの色がより深く美しくなり、見た目のクオリティが格段に向上します。
さらに、純ココア特有のほろ苦さが、中の甘いピスタチオガナッシュやマシュマロの甘みを引き立て、味全体を引き締める役割も果たしてくれます。
生地を広げる際や丸める際に、惜しみなくココアをまぶしながら作業することで、中身を包む工程が劇的にスムーズになり、ベタつきに悩まされることなく綺麗な球状に整えることができます。
今後はどうなる?
ドバイもちクッキーの勢いは一過性のブームに留まらず、今後はさらなる広がりを見せることが確実視されています。
現在は東京の新大久保や大阪のコリアンタウンといった流行の発信地が中心ですが、その高い話題性から、今後は地方都市のカフェや全国展開するスイーツ専門店へと急速に普及していく可能性が高いでしょう。
また、既に展開されている定番のピスタチオ味だけでなく、抹茶味も人気を得ているようであるため、さらなる味のバリエーション拡大も期待されます。
SNSでの動画映えやASMRとしての魅力が強いため、インフルエンサーによる発信を通じて認知度がさらに向上し、誰もが気軽に楽しめる新定番のハイブリッドスイーツとして定着していくことが予想されます。