SPI3の練習問題で頻出パターンを攻略する方法を解説

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就職活動の適性検査では、「SPI3」を受検することがあります。

SPI3は、リクルートマネジメントソリューションズが提供するSPIの最新バージョンです。

この記事では、SPI3の頻出パターンを分析し、練習問題を通じて最短で攻略する方法を解説します。

この記事を読んでわかること
  • SPI3の出題傾向と頻出パターン
  • パターン別の練習問題と解法
  • 最短で仕上げる学習プランの立て方
  • 練習でやりがちな失敗とその対処法
この記事をおすすめしたい人
  • SPI3を初めて受ける人
  • ベンチャー企業の選考を控えている人
  • 短期間で効率よくSPI3対策を仕上げたい人

目次目次を全て表示する

SPI3とは?試験の特徴と出題傾向

SPI3は現在の採用市場で最も広く使われている適性検査のバージョンです。ここではSPI3の基本情報と従来版との違いを解説します。

SPI3の基本情報

SPI3は2013年にリリースされたSPIシリーズの第3世代にあたるバージョンです。

従来のSPI2から問題の質や報告書の精度が向上しており、現在「SPI」と呼ばれるものは基本的にSPI3を指します。

検査内容は「基礎能力検査(言語・非言語)」と「性格検査」が基本構成で、これに加えてオプション検査として「構造的把握力検査」や「英語能力検査(ENG)」を追加できる仕組みになっています。

SPI2との主な違いとしては、テストセンター形式での出題範囲が拡充されたこと、性格検査の測定精度が向上したこと、報告書の種類が増えたことが挙げられます。

受検形式はテストセンター、Webテスティング、ペーパーテスト、インハウスCBTの4種類で、企業が指定する形式で受検します。

SPI3は受検者の回答精度に応じて出題難易度が変動するIRT(項目応答理論)方式を採用しており、少ない問題数で正確な能力測定が可能です。

SPI3を導入しているベンチャー・成長企業

SPI3は大手企業だけでなく、成長フェーズにあるベンチャー企業にも広く採用されています。

特にシリーズB以降の資金調達を終えたスタートアップでは、採用の質を担保するためにSPI3を導入するケースが目立ちます。

IT・SaaS系のベンチャー企業では、エンジニア職だけでなくビジネス職の選考でもSPI3が使われることがあります。

人材系やコンサルティング系のベンチャー企業では、構造的把握力検査をオプションで追加し、論理的思考力をより深く測定する傾向もみられます。

ベンチャー企業では少数精鋭の採用を行うことが多いため、SPI3のボーダーラインが比較的高めに設定されるケースもあります。

そのため、ベンチャー志望の就活生は大手企業を受ける場合以上にSPI3の対策をしっかり行う必要があります。

SPI3の出題形式と配点

SPI3の基礎能力検査は、言語分野と非言語分野の2つが必須科目として出題されます。

テストセンター形式の場合、能力検査全体の制限時間は約35分で、言語と非言語の時間配分は受検者の回答状況によって変動します。

Webテスティング形式では能力検査が約35分、性格検査が約30分の合計約65分で完了します。

SPI3固有の特徴として、オプション検査の構造的把握力検査があります。

構造的把握力検査は、複数の文章や数式を「構造」の観点から分類する検査で、テストセンター形式のみで実施されます。

制限時間は約20分で、言語系の構造的把握力(文章のグループ分け)と非言語系の構造的把握力(数式のグループ分け)が出題されます。

配点は7段階のスコアで報告され、企業ごとに重視するスコアの組み合わせが異なるため、全分野でバランスよく得点することが重要です。

SPI3の練習で最初に押さえるべき頻出パターン

SPI3は出題範囲が広いため、効率的に学習するには頻出パターンを優先的に攻略する戦略が不可欠です。

出題頻度の高い分野ランキング

SPI3の非言語分野で出題頻度が最も高いのは推論で、ほぼ毎回出題されます。

次いで割合・比率、損益算、速度算、確率の順に出題頻度が高くなっています。

言語分野では、語句の意味・用法が最も多く、二語の関係、文の並べ替え、空欄補充が続きます。

テストセンター形式とWebテスティング形式では出題される問題タイプに若干の違いがあり、テストセンターでは表の読み取りや集合が出題されやすい傾向があります。

Webテスティングでは四則逆算(□に入る数値を求める問題)が出題されますが、テストセンターでは出題されません。

構造的把握力検査がオプションで課される場合は、文章の構造分類と数式の構造分類の両方に対策が必要です。

受検形式を事前に確認し、その形式で頻出する分野に絞って練習することが最短攻略の鍵です。

合否を分ける問題タイプとは

SPI3で合否を分ける最大のポイントは、推論問題の正答率です。

推論問題は1回のテストで複数問出題されるうえ、正答すると次の問題の難易度が上がるため、連続正答できるかどうかがスコアに大きく影響します。

IRT方式では正答率だけでなく「どの難易度の問題まで正答できたか」が測定されるため、序盤の比較的簡単な推論問題を確実に正答することが極めて重要です。

言語分野では長文読解が差のつきやすいポイントで、時間配分を誤ると未回答のまま終わってしまう受検者も少なくありません。

構造的把握力検査が課される場合は、この検査の対策をしているかどうかで大きな差がつきます。

構造的把握力検査は一般的なSPI対策本にはあまり掲載されていないため、別途対策が必要です。

ベンチャー企業の選考では構造的把握力の高さが評価される傾向があるため、該当する場合は重点的に練習しましょう。

練習の優先順位の決め方

SPI3の練習は、まず受検形式の確認から始めましょう。

テストセンター形式かWebテスティング形式かによって出題範囲が異なるため、対策すべき分野も変わります。

受検形式がわかったら、その形式の頻出分野をリストアップし、自分の正答率が低い分野を特定します。

正答率の低い頻出分野が最も優先度が高く、ここに練習時間の50%以上を割くべきです。

構造的把握力検査が課される場合は、練習時間の20%程度をこの検査の対策に充てましょう。

性格検査は点数で判定されるものではないため、自己分析を通じた準備で十分です。

「できない問題をできるようにする」という意識で優先順位を決めると、限られた時間で最大のスコアアップが実現できます。

成長企業の選考スケジュールは変更になることもあるため、早めに対策を始めて余裕を持つことが大切です。

SPI3 頻出パターン別ドリル|言語分野

SPI3の言語分野で出題される頻出パターンを練習していきましょう。SPIとの共通点を踏まえつつ、SPI3特有のポイントも押さえます。

パターン1:文の並べ替えの練習問題と解法

文の並べ替え問題は、バラバラになった文を正しい順序に並べ替える問題です。

SPI3のテストセンター形式では、4〜5つの文を論理的な流れに沿って配列する出題が多くなっています。

解法のポイントは、接続詞・指示語・時系列の手がかりを見つけて前後関係を確定させることです。

「しかし」「一方」「したがって」などの接続詞は前後の文との関係を示す重要なヒントです。

練習問題:文の並べ替え

次のA〜Dを意味が通るように並べ替えたとき、2番目にくるものを選びなさい。

A. したがって、企業はデータ分析の専門人材を積極的に採用している

B. 近年、ビジネスにおけるデータ活用の重要性が急速に高まっている

C. しかし、データ分析のスキルを持つ人材は依然として不足している

D. その結果、データサイエンティストの年収水準は他の職種と比べて高い傾向にある

解答 A

解説

正しい順序はB→A→C→Dです。

Bが背景の説明(データ活用の重要性)、Aの「したがって」がBの帰結(人材採用)、Cの「しかし」がAに対する逆接(人材不足)、Dの「その結果」がCの帰結(年収の高さ)を表しています。

2番目にくるのはAとなります。

練習問題:文の並べ替え

次のA〜Dを意味が通るように並べ替えたとき、3番目にくるものを選びなさい。

A. こうした取り組みにより、社員の満足度が大幅に向上した

B. そこで、フレックスタイム制度やリモートワークを導入した

C. ある成長企業では、社員の離職率の高さが課題となっていた

D. 調査の結果、働き方の柔軟性を求める声が多いことがわかった

解答 B

解説

正しい順序はC→D→B→Aです。

Cが課題の提示、Dの「調査の結果」がCの課題に対する分析、Bの「そこで」がDを受けた対策、Aの「こうした取り組み」がBの結果を示しています。

3番目にくるのはBです。

パターン2:空欄補充の練習問題と解法

空欄補充は、文中の空欄に入る最も適切な語句や文を選ぶ問題です。

SPI3では長めの文章の中に空欄が設けられ、文脈から適切な表現を判断するタイプが多く出題されます。

解法のポイントは、空欄の前後の文脈を丁寧に読み、論理の流れに合う選択肢を選ぶことです。

空欄の直前に「逆に」「一方で」などの対比表現がある場合は、前の内容と反対の意味の選択肢を選びましょう。

練習問題:空欄補充

次の文の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

「新規事業の立ち上げには大きなリスクが伴う。しかし、リスクを恐れて挑戦しなければ、企業の(  )は望めない。」

A. 安定 B. 継続 C. 成長 D. 維持

解答 C

解説

「しかし」で逆接されていることから、リスクを取ることで得られるポジティブな結果が入る必要があります。

「リスクを恐れて挑戦しなければ」という否定形の後に来る語として、「成長」が最も自然です。

「安定」「継続」「維持」はいずれもリスクを取らなくても達成できる可能性があるため、文脈に合いません。

言語分野のスコアアップのコツ

SPI3の言語分野でスコアを上げるには、問題タイプごとの解法テクニックを身につけることが重要です。

文の並べ替え問題では、接続詞と指示語をマーキングする習慣をつけるだけでも正答率が大幅に向上します。

「したがって」「そこで」は前の内容の帰結、「しかし」「一方で」は逆接、「また」「さらに」は追加の情報を示すため、これらのパターンを覚えておきましょう。

語句の意味問題は暗記で対応できるため、SPI3頻出の語彙リストを毎日少しずつ確認するのが効果的です。

特にビジネスシーンで使われる語句(「瑕疵」「齟齬」「忖度」「逡巡」など)は出題頻度が高いため重点的に覚えましょう。

長文読解では、段落ごとの要旨を頭の中で整理しながら読むトレーニングを行うと理解速度が上がります。

テストセンター形式では問題ごとの制限時間があるため、わからない問題に時間をかけすぎず、次の問題に進む判断力も練習で養いましょう。

毎日15分間の語彙学習と、20分間の読解練習を2週間続ければ、言語分野のスコアは着実に向上します。

SPI3 頻出パターン別ドリル|非言語分野

SPI3の非言語分野はスコアへの影響が大きく、攻略の要となる分野です。頻出パターンの練習問題に取り組みましょう。

パターン1:確率の練習問題と解法

確率の問題は、ある事象が起こる可能性を分数や小数で求める問題です。

SPI3では、袋から玉を取り出す問題やサイコロの問題に加え、日常的な場面設定の問題も出題されます。

基本公式は「確率=求める場合の数÷すべての場合の数」で、これを確実に使えるようにしましょう。

順列(並び順を区別する)と組み合わせ(区別しない)の使い分けが、確率問題を解くうえで最も重要なポイントです。

練習問題:確率

赤玉3個、青玉4個、白玉2個の合計9個が入った袋から、同時に2個の玉を取り出す。2個とも青玉である確率を求めなさい。

A. 1/6 B. 2/9 C. 4/9 D. 16/81

解答 A

解説

9個の中から2個を取り出す組み合わせは9C2=36通りです。

青玉4個の中から2個を取り出す組み合わせは4C2=6通りです。

したがって確率は6/36=1/6となります。

Dの16/81は「1回取り出して戻す」場合の計算(4/9×4/9)であり、「同時に取り出す」問題では不正解です。

練習問題:確率

1から5までの数字が書かれたカードが1枚ずつある。この中から2枚を引いて2桁の整数を作るとき、その整数が3の倍数になる確率を求めなさい。

A. 1/5 B. 7/20 C. 2/5 D. 3/10

解答 C

解説

まず2枚を引いて2桁の整数を作る場合の数は5×4=20通りです。

3の倍数は各位の数字の和が3の倍数になる数なので、まずは1〜5から2枚を選んで和が3の倍数になる組み合わせを洗い出します。

和が3の倍数になる組は、(1,2)和3、(1,5)和6、(2,4)和6、(4,5)和9の4組です。

各組について十の位と一の位の並べ方が2通りずつあるため、3の倍数となる整数は4×2=8通りとなります(具体的には12, 21, 15, 51, 24, 42, 45, 54)。

したがって求める確率は8/20=2/5となります。

パターン2:速度算の練習問題と解法

速度算は「速さ=距離÷時間」の基本公式を使い、移動にかかる時間や距離を求める問題です。

SPI3では2人が異なる速度で移動する問題や、途中で速度が変わる問題が多く出題されます。

解法のポイントは、情報を表に整理してから立式することです。

単位の変換(km/hとm/min)を間違えやすいため、計算前に単位を統一する習慣をつけましょう。

練習問題:速度算

AさんとBさんが同じ地点から同時に出発し、同じ方向に歩き始めた。Aさんの速さは時速5km、Bさんの速さは時速3kmである。出発してから1時間30分後に2人の間の距離は何kmか。

A. 2km B. 3km C. 4km D. 5km

解答 B

解説

同じ方向に進むため、速度の差が2人の距離の開き方を表します。

速度差=5−3=2km/hです。

1時間30分=1.5時間なので、2人の間の距離=2×1.5=3kmとなります。

非言語分野のスコアアップのコツ

SPI3の非言語分野でスコアを伸ばすには、解法パターンの引き出しを増やすことが最も効果的です。

推論問題は条件を表や図に整理する練習を重ねることで、複雑な問題でも冷静に対処できるようになります。

確率の問題は「順列と組み合わせの使い分け」を確実にマスターしましょう。

「並び順を考慮するか」がポイントで、考慮する場合はnPr、しない場合はnCrを使います。

速度算・損益算は基本公式を3つずつ覚えるだけで大半の問題に対応できます。

Webテスティング形式で出題される四則逆算は、計算スピードが求められるため、毎日10問程度の計算ドリルで処理速度を上げておきましょう。

テストセンター形式では表の読み取り問題が出題されますが、表の数値を素早く読み取る練習をしておくと時間短縮になります。

ベンチャー企業の選考では論理的思考力が重視されるため、非言語分野のスコアが選考結果に直結する可能性が高いです。

SPI3 頻出パターン別ドリル|構造的把握力検査

構造的把握力検査はSPI3のオプション検査ですが、ベンチャー企業の選考で課されるケースが増えています。ここでは出題パターンと解法を紹介します。

パターン1:言語系の構造的把握力問題と解法

言語系の構造的把握力検査では、4〜5つの文を「構造」の観点から2グループに分類する問題が出題されます。

ここでいう「構造」とは、文の主張の仕方やロジックの組み立て方を指します。

たとえば「原因→結果」の構造の文と「主張→根拠」の構造の文を分類する、といった出題です。

解法のポイントは、文の「内容」ではなく「論理構造」に着目することです。

同じテーマの文であっても、一方が「AだからBだ」と因果関係を述べ、もう一方が「AはBと異なり、Cである」と対比を述べている場合は、構造が異なるため別グループに分類されます。

練習問題:言語系の構造的把握力

次のア〜エの文を構造が同じもの同士で2グループに分けたとき、アと同じグループに入るものを選びなさい。

ア. 運動をすると血行がよくなるため、冷え性が改善される

イ. コーヒーは好きだが、紅茶はあまり飲まない

ウ. 睡眠不足が続くと集中力が低下するので、仕事の効率が落ちる

エ. 数学は得意だが、国語は苦手だ

解答 ウ

解説

アとウは「原因→結果」の因果関係を述べる構造です。

イとエは「AだがB」という対比の構造です。

文の内容(健康・飲み物・勉強)は異なりますが、論理構造が同じものをグループ化するのがこの問題の趣旨です。

パターン2:非言語系の構造的把握力問題と解法

非言語系の構造的把握力検査では、4〜5つの計算問題を「解き方の構造」で2グループに分類する問題が出題されます。

計算結果ではなく、解くために必要な数学的操作の構造が同じかどうかで判断します。

たとえば「足し算で解く問題」と「掛け算で解く問題」を分類する、「割合の問題」と「実数の問題」を分類する、といった出題です。

解法のポイントは、各問題を実際に解くのではなく、どのような計算操作で解けるかを素早く見抜くことです。

練習問題:非言語系の構造的把握力

次のア〜エの問題を、解き方の構造が同じもの同士で2グループに分けたとき、アと同じグループに入るものを選びなさい。

ア. 500円の商品を20%引きで買うと、いくら支払うか

イ. 30人のクラスで男子が18人のとき、女子は何人か

ウ. 定価800円の商品に15%の利益を上乗せすると、売値はいくらか

エ. 50個のりんごから12個を取ると、残りは何個か

解答 ウ

解説

アとウは「元の値×割合」で計算する構造です。

ア:500×0.8=400円、ウ:800×1.15=920円。

イとエは「全体−一部=残り」で計算する引き算の構造です。

計算結果ではなく、解くための操作(掛け算か引き算か)が分類の基準です。

構造的把握力検査のスコアアップのコツ

構造的把握力検査で高いスコアを取るには、「内容」と「構造」を分離して考える訓練が必要です。

日常的に新聞記事やニュースを読むとき、「この文は因果関係を述べているのか、対比を述べているのか、例示をしているのか」を意識するだけでも効果があります。

言語系の問題では、接続詞や論理の流れに着目し、「だから(因果)」「しかし(逆接)」「たとえば(例示)」「一方(対比)」のパターンを見分ける練習をしましょう。

非言語系の問題では、計算問題を見たときに「この問題は何算で解けるか」を瞬時に判断する練習が有効です。

構造的把握力検査は対策本が少ないため、SPI3専用の問題集を選ぶ際に構造的把握力の章が含まれているものを選ぶことをおすすめします。

ベンチャー企業では物事を構造的に捉える力がビジネスで直接活きるため、この検査のスコアが重視される傾向にあります。

対策に必要な時間は1日20分×1週間程度で、パターンを掴めば安定して正答できるようになります。

制限時間内にすべての問題を解き終えるために、1問あたり1分以内で判断する練習もしておきましょう。

SPI3の練習を最短で仕上げる学習プラン

ベンチャー企業の選考は早期化が進んでおり、限られた時間で効率的にSPI3対策を進める必要があります。

1週間で仕上げる短期集中プラン

SPI3対策に1週間しか使えない場合は、頻出3分野に絞った超効率型の学習が求められます。

1日目は非言語の推論問題に集中し、条件整理の方法と基本的な解法パターンを5つ覚えましょう。

2日目は確率と場合の数の基本公式を復習し、典型問題を10問程度解きます。

3日目は言語の語句の意味を中心に、頻出語彙を80〜100語暗記しましょう。

4日目は文の並べ替えと空欄補充のテクニックを身につけます。

5日目は構造的把握力検査が課される場合はその対策に充て、課されない場合は損益算と速度算を練習します。

6日目に模擬テストを1回通して受け、7日目に間違えた問題を集中的に復習しましょう。

毎日2〜3時間の学習時間を確保できれば、1週間でも一定のスコアアップが期待できます。

2週間でじっくり対策するプラン

2週間の猶予がある場合は、基礎固めと実践演習をバランスよく配分できます。

1週目の月〜水は非言語の各分野(推論・確率・損益算・速度算)を1日1カテゴリずつ学習します。

1週目の木〜金は言語分野の語彙暗記と読解問題の練習に充てましょう。

1週目の土日は構造的把握力検査の対策と、ここまでの復習を行います。

2週目は実践モードに切り替え、模擬テストを2〜3日に1回のペースで受けていきます。

模擬テストの間の日は、結果分析と弱点分野の復習に充てましょう。

2週目の後半には、本番と同じ制限時間で通しの模擬テストを2回以上受けておくことが理想です。

1日あたり1〜1.5時間の学習で、SPI3の全分野を十分にカバーすることが可能です。

ベンチャー企業の面接対策と並行する場合は、午前にSPI3対策、午後に面接対策と分けて取り組むと効率的です。

スキマ時間を活用した練習法

就職活動中はイベントや面接で忙しいため、スキマ時間に語彙学習や計算ドリルを行うことが対策の鍵になります。

朝の通学・通勤時間の15分間で語句の意味を10語ずつ確認する習慣をつけましょう。

SPI3対策アプリを活用すれば、移動中でも非言語の練習問題を手軽に解くことができます。

昼休みの10〜15分間で推論問題を2〜3問解くだけでも、2週間で40〜60問の練習量になります。

夜は30分程度のまとまった時間を確保し、その日の復習と翌日の学習範囲の予習に充てるのがおすすめです。

構造的把握力検査の対策は、日常のニュースや記事を読む際に文の構造を意識することでスキマ時間に行えます。

たとえば、ニュース記事を読みながら「この段落は因果関係を述べている」「この段落は対比している」と分析する習慣をつけると、自然と構造的把握力が鍛えられます。

成長企業の選考は複数社を並行して受けることが一般的なため、無理のないペースで継続できる学習法を選ぶことが重要です。

SPI3の練習でやりがちな失敗と対処法

SPI3の対策で効果が出ない場合、練習方法に問題があることがほとんどです。ここではよくある失敗と具体的な改善策を紹介します。

SPI2の対策本で勉強してしまう

古い対策本を使ってしまうと、SPI3で追加された出題範囲がカバーできないという問題があります。

SPI2とSPI3では基本的な出題分野は共通していますが、テストセンター形式での出題範囲や問題の傾向に違いがあります。

特に構造的把握力検査はSPI3で強化されたオプション検査であり、SPI2の対策本には掲載されていません。

対策本を購入する際は、必ず「SPI3対応」と明記されたものを選びましょう。

発行年が古い対策本(2012年以前)はSPI2ベースの可能性が高いため、書店で最新版を確認することをおすすめします。

オンラインの練習サイトやアプリを利用する場合も、SPI3の出題傾向に対応しているかを事前に確認してください。

ベンチャー企業の選考でSPI3が課される場合、最新の出題傾向に沿った対策をしないとスコアで不利になります。

構造的把握力検査の対策を後回しにする

構造的把握力検査はオプションのため、対策を後回しにしてしまう就活生が多いです。

しかし、ベンチャー企業やコンサルティング企業では構造的把握力検査を重視するケースが増えており、対策なしで臨むのはリスクが高いです。

構造的把握力検査は、一般的な能力検査とは異なるスキルが求められるため、言語・非言語の練習だけでは対応できません。

対策にはそれほど時間はかからず、パターンを理解すれば1週間程度で安定した正答率を達成できます。

志望企業がSPI3のどのオプション検査を課しているかを事前にOB・OG訪問や就活情報サイトで調べておきましょう。

構造的把握力検査が課される可能性がある場合は、対策の優先順位を上げて早めに取り組むことをおすすめします。

SPI3対策の全体計画を立てる際に、構造的把握力検査の対策時間も最初から組み込んでおくのが理想的です。

受検形式を確認せずに練習する

SPI3は受検形式によって出題範囲が異なるため、形式を確認せずに練習すると非効率になります。

テストセンター形式では表の読み取りや集合が出題されますが、Webテスティング形式では四則逆算が出題されるなど、形式ごとに特有の問題タイプがあります。

志望するベンチャー企業がどの受検形式を採用しているかは、就活情報サイトやOB・OG訪問で事前に確認しましょう。

受検形式が判明したら、その形式に特化した対策を行うことで練習の効率が大幅に上がります。

たとえばWebテスティング形式であれば、四則逆算の練習を重点的に行い、テストセンター特有の問題タイプは省略できます。

複数のベンチャー企業を受ける場合は形式が混在する可能性があるため、両方の形式に対応できるように準備しておくのが安心です。

受検形式がわからない場合は、テストセンター形式を基準に対策しつつ、Webテスティングの四則逆算も押さえておくのがバランスの良い方法です。

SPI3の練習問題に関するよくある質問

SPI3の対策について、就活生からよく寄せられる質問にお答えします。

SPIとSPI3は何が違いますか

現在「SPI」と呼ばれているテストは、基本的にすべてSPI3のことを指します。

SPI3は2013年にリリースされたSPIの第3世代バージョンで、SPI2からいくつかの改良が加えられています。

主な違いとしては、テストセンター形式での出題範囲の拡充、性格検査の測定精度の向上、報告書の種類の増加が挙げられます。

また、オプション検査として構造的把握力検査や英語能力検査(ENG)を追加できるようになったのもSPI3の特徴です。

実際の受検では「SPI」と案内されてもSPI3が実施されるため、SPI3に対応した最新の対策本で準備することが重要です。

ベンチャー企業の採用担当者も「SPI」と呼ぶことが一般的ですが、実施されるのはSPI3です。

対策の内容としてはSPIもSPI3も基本的な出題分野は共通しているため、SPI対策の知識はSPI3にもそのまま活かせます。

SPI3の構造的把握力検査は必ず出題されますか

構造的把握力検査はオプション検査のため、すべての企業で出題されるわけではありません

企業がSPI3を導入する際に、基本の能力検査と性格検査に加えてオプション検査を追加するかどうかを選択できる仕組みです。

構造的把握力検査を課す企業は、総合商社やコンサルティング企業、一部のベンチャー企業に多い傾向があります。

テストセンター形式のみで実施され、Webテスティングやペーパーテストでは出題されません。

志望企業が構造的把握力検査を課すかどうかは、就活情報サイトの口コミやOB・OG訪問で確認するのが確実です。

不明な場合でも、テストセンターで受検する可能性がある企業を受ける場合は念のため対策しておくことをおすすめします。

対策にかかる時間は1週間程度と短いため、準備しておいて損はありません。

SPI3の練習はスマホアプリでも十分ですか

スマホアプリは補助的な練習ツールとしては非常に有効ですが、それだけで対策を完結させるのは難しいです。

アプリのメリットは、通学中やスキマ時間に手軽に練習できること、間違えた問題を自動で記録してくれることです。

一方で、テストセンター形式やWebテスティング形式の操作感覚はアプリでは再現しきれないため、本番環境との差異が生じます。

特にテストセンター形式ではパソコン画面上で問題を解くため、パソコンでの模擬テストを最低2〜3回は受けておくべきです。

おすすめの使い方は、問題集をメインの教材としつつ、アプリで語彙や計算のスキマ時間学習を行う併用型です。

構造的把握力検査に対応したアプリは少ないため、この検査については問題集での対策が基本となります。

ベンチャー企業の選考ではSPI3のスコアが最終選考まで影響するケースもあるため、アプリだけに頼らず多角的に対策しましょう。

まとめ

SPI3は、リクルートマネジメントソリューションズが提供するSPIの最新バージョンです。

言語・非言語の基礎能力検査と性格検査に加え、構造的把握力検査や英語能力検査をオプションで追加できる点がSPI3の特徴です。

練習の際は受検形式を事前に確認し、推論・確率・語句の意味などの頻出パターンを優先的に対策しましょう。

構造的把握力検査が課される場合は、文の構造分類と計算の構造分類のパターンを1週間程度で身につけておくと安心です。

SPI2の古い対策本ではなく、SPI3対応の最新の問題集を使うことが効率的な対策の第一歩です。

ベンチャー企業の選考は早期に始まることが多いため、余裕を持って2週間前には対策を開始しましょう。

頻出パターンを効率よく攻略して、成長企業の選考を自信を持って突破してください。

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