就職活動の適性検査では、「GPS」を受検することがあります。
GPSの対策をしたいけれど、できれば無料で準備を進めたいと考えている就活生も多いでしょう。
この記事では、GPSの無料でできる事前準備の方法と、選考突破に向けた受検のポイントを紹介します。
- GPSの特徴と測定内容
- 無料でできる事前準備の方法
- 0円で万全に備える準備ロードマップ
- 性格検査でやってはいけないNG行動
- GPSの対策を無料で始めたい人
- ベンチャー企業の選考を控えている人
- 性格検査で何を準備すべきか知りたい人
目次[目次を全て表示する]
GPSとは?テストの特徴と測定内容
GPSは動画視聴型の問題を含む独自の適性検査です。ここでは、GPSの基本情報と測定される項目について解説します。
GPSの基本情報
GPSは、ベネッセが提供する適性検査で、正式名称は「Global Proficiency Skills」といいます。
検査内容は「思考力テスト」と「姿勢・性格テスト」の2つのパートで構成されており、所要時間は合計約60分です。
最大の特徴は動画視聴型の問題が含まれている点で、テキストベースの質問だけでなく、映像を見て判断する問題が出題されます。
思考力テストでは批判的思考力・協働的思考力・創造的思考力の3つの力が測定されます。
姿勢・性格テストでは、レジリエンス(回復力)・リーダーシップ・コラボレーションなどの特性が評価されます。
大学経由で受検するケースも多く、大学のキャリアセンターからGPSの受検案内が届くこともあります。
GPSを導入するベンチャー・成長企業の傾向
GPSは大手企業だけでなく、ベンチャー企業や成長企業でも導入が広がっている適性検査です。
特に教育系・IT系・コンサルティング系のベンチャー企業では、思考力と姿勢の両面を評価できるGPSの総合的な測定力が評価されています。
ベンチャー企業は少人数で多様な課題に取り組むため、単なる知識量ではなく思考力や問題解決力を重視する傾向があります。
GPSは従来の適性検査にはない動画視聴型の問題を含むため、多角的な視点で候補者を評価したい企業に支持されています。
大学でGPSを受検した経験がある就活生にとっては、馴染みのある検査形式であることもメリットの一つです。
今後もGPSを選考プロセスに取り入れるベンチャー企業は増えていくと考えられます。
GPSで測定される項目
GPSの姿勢・性格テストでは、「姿勢」と「経験」の2つの軸で受検者の特性を測定します。
「姿勢」の項目では、自律性・協働性・多様性受容・レジリエンス(困難からの回復力)・リーダーシップなどが評価されます。
「経験」の項目では、これまでの学業・課外活動・対人関係などの経験から、どのようなスキルや特性が形成されているかが分析されます。
思考力テストでは、批判的思考力(論理的に正しいかを見抜く力)、協働的思考力(他者と協力して課題を解決する力)、創造的思考力(新しいアイデアを生み出す力)の3つが測定されます。
GPSは単に性格を分類するだけでなく、実践的なスキルと結びつけて評価する点が他の適性検査と異なる特徴です。
測定結果は受検者自身にもフィードバックされるため、自己理解を深めるツールとしても活用できます。
GPSの無料対策で選考突破は可能?
GPSは思考力と姿勢・性格の両面を測定する検査ですが、事前準備で対応できる部分は多くあります。ここでは、無料対策の考え方を解説します。
性格検査に「正解」はあるのか
GPSの姿勢・性格テストには、能力検査のような「正解」は存在しません。
姿勢・性格テストで測定されるのは、受検者の行動傾向や価値観であり、どの回答が「正しい」という基準はありません。
企業によって求める人材像は異なるため、同じ回答でも企業ごとに評価が分かれることがあります。
GPSの姿勢・性格テストは自分の普段の行動や考え方を素直に回答することが最も適切な対策です。
ただし、思考力テストの部分には正答が存在するため、思考力と姿勢・性格テストを分けて対策を考えることが重要です。
本記事では性格検査に焦点を当て、姿勢・性格テストの事前準備について詳しく解説していきます。
無料でできる事前準備の全体像
GPSの姿勢・性格テストの事前準備では、自己分析で自分の行動傾向と価値観を明確にすることが最も効果的です。
GPSではレジリエンスやリーダーシップといった実践的な特性が測定されるため、自分がこれまでの経験でどのような姿勢を示してきたかを振り返ることが重要です。
無料の自己分析ツールを活用して、自分の強み・弱み・ストレス対処法を客観的に把握しましょう。
GPSは動画視聴型の問題が含まれるため、事前に検査形式を理解しておくことで本番での戸惑いを減らすことができます。
大学でGPSを受検した経験がある場合は、そのときの結果を振り返って自分の傾向を確認しておくとよいでしょう。
これらの準備はすべて無料で行えるため、コストをかけずに万全の状態で受検に臨むことが可能です。
対策にお金をかける必要性
GPSの姿勢・性格テストの対策にお金をかける必要はありません。
性格検査は有料教材で点数を上げるタイプの対策が通用しないため、対策本や有料講座に投資しても直接的な効果は期待できません。
GPS専用の対策本は一般に市販されておらず、有料サービスの選択肢自体が限られています。
無料の自己分析ツールを使って自分の性格傾向を理解し、志望企業の求める人物像と照らし合わせるだけで十分な準備ができます。
大学のキャリアセンターではGPSに関する情報を持っていることも多いため、無料で専門的なアドバイスを得ることもできます。
対策費用を節約し、その分の時間を自己分析や企業研究に充てることが最も効率的です。
GPSの無料対策に使える自己分析ツール
GPSの姿勢・性格テストに備えて、自分の行動傾向を把握できる自己分析ツールを紹介します。ここでは、特におすすめの無料ツールを解説します。
AnalyzeU+(オファーボックス)
AnalyzeU+は、逆求人サイト「OfferBox」が提供する無料の自己分析ツールです。
約100問の質問に回答することで、社会人基礎力や次世代リーダー力など28の項目で自分の強みと弱みを数値化してくれます。
GPSが測定するレジリエンスやリーダーシップと関連する項目も含まれているため、事前準備として非常に相性の良いツールです。
診断結果はレーダーチャート形式で表示されるため、自分のどの項目が強く、どの項目に課題があるかを一目で確認できます。
OfferBoxへの無料会員登録だけで利用でき、所要時間は約15分程度と手軽に取り組めます。
GPSの受検前に自分のリーダーシップや協働性の傾向を数値で把握しておくことで、本番での回答に自信を持つことができます。
キミスカ適性検査
キミスカ適性検査は、スカウト型就活サービス「キミスカ」が提供する無料の性格診断ツールです。
約150問の質問に回答すると、性格の傾向・意欲の傾向・思考力の傾向・ストレス耐性・価値観など多角的な分析結果が得られます。
GPSの姿勢・性格テストで測定されるレジリエンス(回復力)に関連するストレス耐性の項目が含まれているため、事前準備として有用です。
診断結果は詳細なレポート形式で表示され、自分の性格を客観的に理解するための良い指標になります。
キミスカに無料登録するだけで利用でき、所要時間は約15分程度です。
AnalyzeU+と合わせて利用することで、より多角的な自己分析が可能になります。
自己分析ツールの効果的な使い方
GPSの事前準備として自己分析ツールを活用する際は、「これまでの経験」と「診断結果」を結びつけることがポイントです。
GPSでは過去の経験に基づいた姿勢が評価されるため、診断結果を見ながら自分の経験を振り返ることが大切です。
例えば、AnalyzeU+で「チームワーク力が高い」と出た場合、実際にチームで成果を出した経験を具体的に思い出してみましょう。
「大学のサークルでメンバーと協力してイベントを成功させた」「アルバイトでチームの目標達成に貢献した」など、具体的なエピソードと紐づけておくと回答の一貫性が高まります。
また、レジリエンスに関連する「困難を乗り越えた経験」や「失敗から学んだ経験」も整理しておくと効果的です。
自己分析ツールの結果とエピソードの整理は、GPSの受検だけでなく面接対策にも直結するため、丁寧に取り組む価値があります。
GPSの受検で意識すべきポイント
GPSを受検する際には、独特の検査形式に対応するためのポイントがあります。ここでは、本番で意識すべき3つのポイントを解説します。
一貫性のある回答を心がける
GPSの姿勢・性格テストでも、回答の一貫性は重要な評価基準です。
似たテーマの質問が異なる表現で複数回出題されることがあり、矛盾した回答をすると結果の信頼度が低下します。
事前の自己分析で把握した自分の行動傾向をベースに回答することで、自然と一貫性のある回答になります。
特にリーダーシップや協働性に関する質問では、自分の普段の行動を思い浮かべながら回答することで矛盾を防げます。
「企業ウケの良い回答をしよう」と意識すると、自分の普段の行動とかけ離れた回答になり、一貫性が失われる原因になります。
ありのままの自分で回答することが、一貫性を保つための最善の方法です。
極端な回答を避ける
GPSの質問では段階式の選択肢が用意されることがあり、すべての質問で極端な選択肢を選び続けるのは避けるべきです。
例えば、すべての質問で「非常にあてはまる」を選ぶと、回答の信頼性に疑問が持たれたり、偏った人物像として評価される可能性があります。
自分の感覚に素直に従い、「ある程度あてはまる」と感じるなら中間的な選択肢を選ぶのが自然です。
GPSは姿勢と性格を総合的に測定する検査であるため、バランスの取れた人物像が伝わる回答を心がけましょう。
すべての項目で高得点を狙うのではなく、自分の特性が正確に反映される回答をすることが大切です。
極端な回答を避けつつ、自分が本当に強くそう思う項目には堂々と高い評価をつけて問題ありません。
時間配分と回答スピード
GPSの所要時間は全体で約60分と比較的長い検査です。
思考力テストと姿勢・性格テストの両方を含むため、集中力を維持する時間配分が重要になります。
姿勢・性格テストの部分では、各質問にじっくり考え込む必要はなく、直感的にテンポよく回答を進めましょう。
動画視聴型の問題では映像を見る時間が必要なため、テキスト問題よりも時間がかかることを想定しておいてください。
受検前にはトイレを済ませ、飲み物を手元に用意するなど、60分間集中できる環境を整えることも大切な準備です。
安定したインターネット環境を確保し、動画がスムーズに再生される状態で受検に臨みましょう。
GPSの無料対策に役立つ情報源
GPSについて事前に情報を集めておくと、本番への安心感が高まります。ここでは、無料で活用できる情報源を紹介します。
体験談・口コミサイトの活用
GPSを実際に受検した就活生の体験談は、動画視聴型問題の雰囲気を事前に把握するうえで非常に参考になります。
「ワンキャリア」や「就活会議」などの口コミサイトでは、GPSの受検体験について投稿が見つかることがあります。
「GPS 適性検査」「ベネッセ 適性検査」などのキーワードで検索すると、関連情報にアクセスしやすくなります。
大学経由でGPSを受検した学生の体験談も参考になるため、大学の先輩や同級生からの情報収集も有効です。
動画視聴型の問題がどのような内容かは体験談で概要を掴むことができますが、詳細な内容は守秘義務の関係で公開されていない場合が多いです。
検査全体の流れと雰囲気を把握することを目的に、複数の体験談を読んでおきましょう。
YouTube・SNSでの情報収集
YouTubeでは就活対策チャンネルがGPSの概要や対策の考え方について動画で解説しているコンテンツがあります。
GPSは動画視聴型の問題を含むため、動画で検査の流れを確認しておくとイメージが掴みやすくなります。
X(旧Twitter)でも「GPS 就活」「GPS 適性検査」などで検索すると、受検者のリアルな感想を確認できることがあります。
「60分は長いけど集中できた」「動画問題は思ったより面白かった」など、受検者のリアルな体験情報は心理的な準備に役立ちます。
ただし、SNSの情報には不正確なものも含まれるため、ベネッセの公式情報や信頼性の高いメディアの記事と合わせて確認することが重要です。
情報収集は受検のイメージトレーニングとして活用し、回答内容の参考にはしないようにしましょう。
大学キャリアセンターの活用
大学のキャリアセンターは、GPSに関する情報を豊富に持っている可能性が高い場所です。
GPSはベネッセが提供する検査であり、大学経由で受検するケースも多いため、キャリアセンターにはGPSに関するデータや受検案内の情報が蓄積されていることがあります。
過去にGPSを受検した学生の情報や、GPSを導入している企業のリストなどを教えてもらえる可能性もあります。
キャリアカウンセラーに自己分析の相談をすることで、GPSで測定されるレジリエンスやリーダーシップに関する自分の特性をより深く理解することもできます。
大学でGPSの受検機会を提供している場合は、就活前に一度受検しておくと本番への準備になります。
キャリアセンターは予約制のことが多いため、受検日が決まったら早めに相談日を確保しましょう。
0円で万全に備える事前準備ロードマップ
GPSの受検に向けて、無料でできる準備を3つのステップで解説します。計画的に進めて、自信を持って本番に臨みましょう。
STEP1:自己分析で自分の性格傾向を把握する
まず最初に、無料の自己分析ツールで自分の姿勢・性格の傾向を客観的に把握しましょう。
AnalyzeU+やキミスカ適性検査などの無料ツールを複数利用し、共通して現れる特徴をリストアップします。
GPSで測定されるレジリエンス・リーダーシップ・協働性などの項目に関連する自分の傾向を重点的にチェックしてください。
自己分析の結果をもとに、自分の強みと弱みを具体的なエピソードと紐づけて書き出します。
この作業に2〜3日程度の時間をかけて、じっくり自分と向き合うことをおすすめします。
自己分析の結果はGPSだけでなく、面接やエントリーシートでも活用できる就活全体の基盤になります。
STEP2:志望企業の求める人物像を調査する
次に、志望企業がどのような人材を求めているかを調べましょう。
企業の採用ページ、社員インタビュー、企業理念などから、求める人物像のキーワードを集めます。
GPSは姿勢や経験に基づく特性を測定するため、企業が重視する「行動特性」に注目して調査するのがポイントです。
例えば「困難を乗り越える力」を重視する企業であればレジリエンス、「チームで成果を出す力」を重視する企業であれば協働性が重要視されるでしょう。
自己分析の結果と照らし合わせて、自分と企業の相性を確認しておきます。
企業の求める人物像に無理に合わせるのではなく、自分との一致点を確認するための調査として活用してください。
STEP3:模擬回答で回答の一貫性を確認する
最後に、自己分析ツールを再度受検して回答の一貫性を確認しましょう。
STEP1とは別のツールを使うか、同じツールを期間を空けて再受検し、前回と似た結果が出るかどうかをチェックします。
結果が一貫していれば、GPSの本番でも同じ方向性で回答を進めれば問題ありません。
GPSは60分と比較的長い検査のため、集中力を維持するための体調管理も重要な準備です。
受検環境の準備として、安定したインターネット環境、動画がスムーズに再生できるデバイス、静かな場所を確保してください。
この3ステップを無料で完了させることで、GPSの受検に万全の態勢で臨むことができます。
性格検査でやってはいけないNG行動
GPSの受検で避けるべきNG行動を知っておくことは重要な準備です。ここでは、特に注意すべき3つのNG行動を紹介します。
すべての項目で「理想的な姿勢」を演じる
GPSの姿勢・性格テストでやってはいけないのは、すべての項目で「理想的な姿勢」を演じることです。
「レジリエンスが高い」「リーダーシップがある」「協働性が高い」とすべてに最高評価をつけようとすると、回答の信頼性が低いと判断されます。
人間には誰でも得意な分野と苦手な分野があり、すべてが完璧という回答パターンは不自然です。
GPSは受検者の特性を正確に把握するための検査であり、「完璧な人物」を見つけることが目的ではないのです。
自分の強みは堂々とアピールしつつ、苦手な部分は正直に回答することで、バランスの取れた信頼性の高い結果になります。
自分の等身大の姿を伝えることが、企業にとっても受検者にとっても最良の結果をもたらします。
動画問題を集中せずに流し見する
GPSの特徴である動画視聴型の問題を集中せずに流し見するのはNGです。
動画問題では映像の内容を正確に理解したうえで回答する必要があるため、ぼんやりと見ているだけでは適切な回答ができません。
受検時間が約60分と長いため、途中で集中力が切れやすくなる傾向がありますが、動画問題は特に集中して視聴してください。
動画を見る前に画面に集中し、内容を把握しながら視聴する姿勢が大切です。
周囲の騒音やスマートフォンの通知など、集中を妨げるものは受検前にすべて排除しておきましょう。
受検前に深呼吸をして心を落ち着かせ、60分間集中できる状態を整えてから検査を始めることをおすすめします。
受検環境の準備を怠る
GPSの受検で意外と見落としがちなのが、受検環境の準備不足です。
GPSは動画視聴型の問題を含むため、インターネット回線が不安定だと動画の読み込みに時間がかかったり、途中で止まったりするリスクがあります。
Wi-Fi環境が不安定な場合は有線LANの使用を検討するか、通信状態が良い場所で受検してください。
また、約60分の検査中にデバイスのバッテリーが切れると最初からやり直しになる恐れがあるため、充電を満タンにしておくか電源に接続した状態で受検しましょう。
音声が含まれる問題がある場合に備えて、イヤホンやヘッドホンの準備も忘れずに行ってください。
受検環境を万全に整えておくことで、検査に100%集中できる状態を作り出すことができます。
まとめ
GPSは、ベネッセが提供する思考力テストと姿勢・性格テストを組み合わせた総合的な適性検査です。
動画視聴型の問題を含む独特の形式が特徴で、レジリエンス・リーダーシップ・協働性など実践的な特性を測定します。
ベンチャー企業を含む幅広い企業で導入されており、所要時間は約60分と比較的長い検査です。
無料の自己分析ツールを活用して自分の姿勢・性格の傾向を把握し、過去の経験と結びつけておくことが効果的な事前準備になります。
本番では一貫性のある回答を心がけ、動画問題にも集中して取り組むことがポイントです。
受検環境の準備を十分に行い、60分間集中できる状態で臨みましょう。
0円の事前準備をしっかり行い、自信を持ってGPSの受検に臨んでください。