注目AIベンチャー企業社を紹介。海外企業についても解説

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はじめに

IT系への就職を目指している方やより将来性のある企業に就職したい方、やりがいのある仕事をしたい方なら、AI技術に注目している方も多いのではないでしょうか。

AIの技術を探求したい、AIを使った製品やサービスの開発に携わりたいと考えている方に、注目AIベンチャー企業社をご紹介します。

AI技術は海外のほうが高いのではとイメージしている方のために、日本のAIベンチャー企業と海外企業についても解説しますので、検討材料にしてみましょう。

【注目AIベンチャー】AIベンチャーとは

AIベンチャーとは、AI技術を用いて、幅広い分野でビジネスを行うベンチャー企業を指します。

AIが適応できる分野は幅広く、企業の業務の効率化サポートから、一般家庭での利便性アップや癒し目的のロボット、食品や介護、医療など多岐にわたります。

あらゆる可能性を持っているため、ベンチャービジネスも生まれやすい分野です。

AIは単体アプリケーションとして販売されることはほとんどなく、すでに利用されている製品の改善や強化に組み込まれる技術です。

自動化や会話型のプラットフォームと大量のデータと組み合わせることで、これまで人間がしていたことを代行することやそれを凌駕できる可能性を秘めています。

学習機能により、使い込むほど正確性が高まるのが特徴です。

具体的な業務とは

では、AIベンチャーに就職すると、どのような業務に携われるのでしょうか。

それは企業の事業内容にもよりますが、AIベンチャーは大きく分けて、AI技術の研究開発をする企業と、AIを用いたデータ解析を基本とする企業とがあります。

AI技術の研究開発をする企業はAI技術の進化や改善、応用の仕方などを研究開発する仕事に携わることができます。

データ解析を基本とする企業の場合、ビッグデータとAIを組み合わせるサービスの開発や提供を通じて、企業の業務効率化やコストカットを支援する業務に携わることが可能です。

【注目AIベンチャー】日本のAIベンチャー社紹介

AIベンチャー企業には大きく分けて、AI技術の研究開発をする企業と、データ解析をもとに顧客にサービスを提供する企業があります。

ここでは、それぞれのジャンルの紹介とともに、注目の日本のAIベンチャー社を紹介していきます。

AI研究開発企業

AI研究開発企業はAIの技術開発や、どんな製品やサービス、事象に適用できるかを研究開発する企業です。

AI技術は進化を遂げており、専門家が持つ経験則をベースに人間の知的作業を支援する第一世代、統計や探索モデルによって最適解を発見する第二世代へ進化し、現在では人間の脳神経回路を参考にしたアルゴリズムに基づき、人間と同じように判断ができる第三世代へシフトしています。

第三世代であるディープラーニングの手法の登場で、AIの精度が大幅に向上しました。

日本でAI技術の研究開発をするベンチャー企業を見ていきましょう。

Preferred Networks

Preferred Networksは、人工知能を用いて、自動車やロボットなどのデバイスを賢くして人間のサポートをすることや医用画像の解析などの技術開発を行っています。

ディープラーニングなどの最先端の技術を最短路で実用化することを目指し、解決が困難であった現実世界の課題解決を目指す企業です。

ソフトウェアとハードウェアを融合させることで、現実世界のあらゆることを計算可能にすることをビジョンに掲げています。

Cogent Labs

Cogent Labsは、AIの研究開発とAIソリューションの提供をする企業で、手書き文書のデータ入力効率化を実現する文書検索システムなどを開発、提供しています。

AI OCRサービスである「Tegaki」は、これまで自動認識が困難であった手書きの文字を高速かつ高精度に読み取ることができます。

各種申込書や注文書、アンケート、問診票など手書き文書を素早くデータ化できるのが魅力のAIサービスです。

モノテクノス

モノテクノスは、IoT、AI領域で電子回路設計やプログラム開発し、IoTの試作基板を開発し、顧客自らがIoTのデータ計測や遠隔監視をできるようサポートしています。

アイディアをリアル化できるIoTのDIY工房をコンセプトに、誰もがIoTの仕組みを理解して手軽にDIY感覚で制作ができるセミナーの開催や、RaspberryPiや 汎用マイコンの拡張ボードを取り揃え、アイディアをリアル化する試作や、支援を行うユニークなベンチャー企業です。

Empath

Empathは音声感情解析AIの開発を手がけており、言語だけでなく、リアルタイムで感情と元気度を解析してくれる音声感情解析APIを開発、提供しています。

AIで、声から会話の質と感情を解析することができ、言葉の意味や内容ではなく、声のスピードやトーンなどをもとに、機械学習をベースに感情を推定することが可能です。

Empath APIは、すでに世界50ヶ国2,000社以上で使用されています。

ニューラルポケット

ニューラルポケットは多様なAI技術を独自に開発しており、画像や動画における物体検知や種別分類、空間認識や人体・動態解析、表情・閲覧解析などを手がけています。

また、AI解析により得られたビッグデータを、専用のデータアナリティクスプログラムで解析することで、新規サービス構築や付加価値づくりに活用できるサービスの開発や提供にも取り組んでいるAIベンチャー企業です。

データ解析企業

データ解析企業はデータ解析をもとに、顧客の業務効率アップやコストダウン、人出不足の解消など課題解決をサポートするサービスを提供する企業です。

AIはデータを最大限に活用できる技術で、答えを膨大なデータの中から見つけ出すことができます。

少子化に伴う人材不足や、グローバルな競争に打ち勝つために、よりスピードと正確性が求められるビジネスの世界では、最良のデータとそれを活用できる企業が優位に立ちます。

それをAIサービスで支援する、日本のデータ解析企業を見ていきましょう。

Stockmark

Stockmarkは膨大な情報から知るべき情報をAIで抽出し、情報収集を効率化するプロダクトを提供しています。

テクノロジーの力で企業のDX化をサポートすることをミッションに掲げ、スピーディーな意思決定をサポートします。

従来のような数字だけの分析ではなく、AIは言語データから意思決定を導きだせる技術です。

AIによる機械学習技術を通じて、生産性向上やコストダウンに留まらず、ビジネスにおける創造性の幅を増大させ、新たなチャレンジを後押しします。

GHELIA

GHELIAはAIによる画像解析や強化学習、自然言語処理などを組み合わせたソリューションを提供するベンチャー企業です。

最先端のディープラーニング技術をあらゆる人が自在に使いこなせることを目標に掲げ、統合AIプラットフォームの開発に取り組んでいます。

「ヒトとAIの共生環境の実現」をビジョンに掲げ、社会や暮らしのさまざまな場面で課題解決や業務効率化をはじめ、AI技によって喜びや発見・感動体験を共有できるサービスの提供を目指しています。

【注目AIベンチャー】世界のベンチャー企業紹介

次に世界のAIベンチャーについて、特徴と注目の企業をご紹介していきます。

世界のAIベンチャー企業と日本のAIベンチャー企業にはどんな違いがあるのか、比較しながら確認していきましょう。

日本の企業と比較

日本でもさまざまなAIベンチャーが登場し、注目を集めているように思えますが、それでも世界のAIベンチャーと比べると後れを取っているのが現状です。

その背景としては、日本のAI業界は資金や人材の確保の面において、開発のための資金が調達できない、有能な人材がベンチャーに集まらないといった現実があります。

海外では医療分野AIで、MRI画像からガンを発見する精度が向上し、ハイレベルな放射線科医と同等のレベルまで達しているほどです。

より高度なAI技術に取り組みたいなら、日本のベンチャーだけにとらわれず、海外AIベンチャーにも視野を広げてみるのも一つの選択肢です。

企業紹介

海外で成長中のAIベンチャーを紹介していきます。

海外AIベンチャーへの就職を視野に入れるなら、AIに関する知識や技術に加え、英語力やコミュニケーション力、自分をアピールすることや意見を明確に主張するためのプレゼン力も磨いておきましょう。

AlphaICS

AlphaICSは、端末側でのAI処理を省エネルギーかつ高効率に実行できるAIチップを開発しました。

AI処理の効率化や自動運転車、ロボット、ドローン、音声対話処理システムの開発につなげることを志向しています。

独自のアーキテクチャに基づいたReal AI Processor (RAP ™)という、次世代 AIプロセッサは拡張性が高く、モバイル デバイスからデータセンター、ソリューション用途まで拡張できるのも強みです。

AskStory

AskStoryは、患者の病気をAIで自律的に診断する仕組みや、面接の自動スケジューリングサービス、家電の自動化を可能にするデバイスの開発など、日常用途からビジネス用途、医療に至るまで、幅広い分野でのAI技術の応用に取り組んでいます。

室内にいる使用者にとって快適な温度をAIが学習し、自動で室温を調整するスマートホーム・IoTデバイスmyOndoなどをはじめ、実用的なデバイスやサービスの開発、提供を行うベンチャー企業です。

Hoomano 

HoomanoはロボットのPepperやNao向けのアプリの開発で有名です。

AIを搭載し、人間との自然なコミュニケーションが可能なソーシャルロボットをコントロールするためのソフトウェアの開発や販売を行うスタートアップ企業です。

現在は日本のソフトバンクロボティクスをはじめ、中国のQihan、韓国のnnoplayLab、台湾のAsusなどのロボット開発企業にソフトウェアを提供しています。

【注目AIベンチャー】まとめ

AIベンチャー企業は大きく分けると、AI技術の研究開発をする企業と、データ解析をもとに顧客にサービスを提供する企業があります。

この記事では日本のAIベンチャー7社と、海外のAIベンチャー3社を紹介しました。

いずれもAIを使った画期的な技術の開発やサービスやデバイスの提供をしていますが、日本のベンチャーは海外に比べると資金力や人材確保の面で弱いです。

AIベンチャーで仕事をしたい方は、海外ベンチャーも視野に入れて検討してみましょう。

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