就職活動の適性検査では、「CUBIC」を受検することがあります。
CUBICの対策を効率よく進めるなら、例題を解いて出題パターンを把握するのが最短ルートです。
この記事では、CUBICの頻出例題と解き方を分野別に紹介し、解法パターンをマスターする方法を解説します。
- CUBICの頻出出題パターン
- 分野別の例題と解法ステップ
- 解法を定着させる効果的な方法
- 例題が解けるおすすめツール
- CUBICの出題傾向を知りたい人
- ベンチャー企業の選考を控えている人
- 例題を解いて効率よく対策したい人
目次[目次を全て表示する]
CUBICとは?テストの特徴と出題内容
CUBICはAGP社が提供する適性検査で、能力と性格の両面を測定するテストです。
ここでは、CUBICの基本情報やベンチャー企業での活用状況を確認しましょう。
CUBICの基本情報
CUBICは株式会社AGPが開発・提供する総合適性検査です。
能力検査は「言語」「数理」「図形」「論理」「英語」の5科目で構成されており、企業ごとに実施する科目の組み合わせが異なります。
CUBICの特徴は出題範囲が幅広い点にあり、SPIよりも多様なジャンルの問題が出題されます。
特に図形や論理の科目はSPIにはない独自の出題があり、CUBICならではの対策が必要です。
性格検査は約120問の質問に回答する形式で、仕事に対する適性やストレス耐性を測定します。
中堅企業や地方企業での導入が多く、近年はベンチャー企業でも採用が増えています。
CUBICを導入するベンチャー・成長企業の傾向
CUBICはコストパフォーマンスの高さからベンチャー企業での導入が増えています。
SPIや玉手箱と比べて導入コストが低いため、採用予算が限られるスタートアップにとって導入しやすいテストです。
また、CUBICは性格検査の結果を詳細なレポートとして出力できるため、少数採用で一人ひとりを丁寧に評価したい企業に適しています。
営業職やバックオフィス職の採用でCUBICが使われることが多く、IT系以外のベンチャーでも導入事例が見られます。
CUBICはSPIほど知名度が高くないため、対策をしていない就活生が多い分、事前に準備しておくと有利です。
志望企業がCUBICを使用しているかは、選考体験記の「SPIとは違うテストだった」という記述から判断できることがあります。
CUBICの出題形式と制限時間
CUBICの能力検査は企業によって実施科目が異なりますが、言語と数理が最も一般的な組み合わせです。
言語は約20問を10〜15分、数理は約20問を15〜20分で解く形式が標準的です。
図形は空間認識力を測定する問題で、展開図や回転体の問題が出題されます。
論理は命題や推論に関する問題で、SPIの推論よりも難度が高い場合があります。
問題数に対して制限時間はSPIよりもやや余裕がありますが、油断せず素早く解く練習は必要です。
性格検査は約20分で、「あてはまる」〜「あてはまらない」の5段階で回答する形式が一般的です。
CUBICの頻出出題パターン
CUBICは出題範囲が広いですが、頻出パターンを押さえておけば効率的に対策できます。
ここでは、特に出題頻度の高い3つのパターンを紹介します。
パターン1の特徴と出題頻度:四則演算・方程式
数理分野で最も出題頻度が高いのが四則演算と方程式の問題です。
SPIの非言語分野と共通する分野が多く、損益算、割合、速度、濃度などの文章題が出題されます。
CUBICの数理はSPIよりも計算量が多い問題が含まれることがあり、計算力が試されます。
連立方程式を使った文章題も頻出で、方程式の立式力と計算の正確さが求められます。
数学的な知識としては中学〜高校1年レベルで十分対応できますが、スピードを重視した練習が必要です。
SPIの非言語対策がそのまま活かせる分野なので、SPI対策本で基礎を固めておくと効率的です。
パターン2の特徴と出題頻度:図形・空間認識
CUBICの特徴的な出題が図形と空間認識の問題です。
展開図を組み立てたときの形状、回転体の断面図、図形の対称性などが出題されます。
SPIでは出題されない分野のため、CUBIC特有の対策が必要になります。
図形問題は空間イメージ力が問われ、頭の中で図形を回転させたり折り曲げたりする練習が効果的です。
展開図の問題は実際に紙で組み立ててみると理解が深まり、次回からイメージしやすくなります。
図形分野は練習量に比例してスコアが伸びるため、苦手な人は集中的に取り組みましょう。
パターン3の特徴と出題頻度:語彙・文章理解
言語分野では語彙力と文章理解力が問われます。
同義語、反意語、慣用句の意味に加えて、長文読解の問題も出題されます。
SPIの言語分野と重なる部分が多いため、SPI対策の語彙知識がそのまま活用できます。
CUBICの言語ではことわざや四字熟語の出題頻度がSPIよりも高い傾向があります。
長文読解は筆者の主張を正確に読み取る力が求められ、設問を先読みするテクニックが有効です。
語彙の暗記はSPI対策と並行して進めると、CUBICとSPIの両方に対応できるため効率的です。
CUBICの例題と解き方【数理分野】
数理分野はSPIと共通する出題が多いですが、CUBIC特有の出題もあります。
ここでは、頻出の例題を使って解法パターンを確認しましょう。
例題1と解法ステップ
りんごを3個とみかんを5個買うと640円、りんごを2個とみかんを3個買うと400円である。りんご1個の値段はいくらか。
A. 80円 B. 90円 C. 100円 D. 110円 E. 120円
解答 A
解説
この問題は連立方程式を立てて解く典型的なパターンです。
りんご1個をx円、みかん1個をy円とすると、3x+5y=640、2x+3y=400の連立方程式になります。
2つ目の式を1.5倍すると3x+4.5y=600となり、1つ目の式から引くと0.5y=40、y=80円です。
y=80を2つ目の式に代入すると2x+240=400、2x=160、x=80円です。
連立方程式の問題では加減法と代入法のどちらが効率的かを判断し、より計算が簡単になる方法を選びましょう。
検算として、りんご80円×3+みかん80円×5=240+400=640円で正しいことが確認できます。
例題2と解法ステップ
ある商品の売上が前月比で20%増加し、翌月はさらに前月比で10%減少した。2ヶ月前と比較した現在の売上は何%の変化か。
A. 8%増加 B. 10%増加 C. 12%増加 D. 15%増加 E. 10%減少
解答 A
解説
割合の連続変化は「基準値×変化率1×変化率2」で計算します。
2ヶ月前の売上を100とすると、1ヶ月前は100×1.2=120です。
現在は120×0.9=108となり、2ヶ月前と比較すると8%増加しています。
「20%増加して10%減少したら10%増加」と単純計算するのは誤りで、増減は掛け算で処理する必要があります。
この種の問題はCUBICで頻出するため、割合の連続変化の計算方法を確実に覚えておきましょう。
基準値を100として計算すると、最終的な変化率が直感的にわかりやすくなります。
数理分野の攻略ポイント
数理分野はSPI対策の延長として取り組むのが効率的です。
損益算、割合、速度、濃度などの基本公式を覚えて、各パターン5〜10問ずつ練習しましょう。
CUBICでは連立方程式を使う問題がSPIよりも多いため、立式と計算の練習を重点的に行うことが有効です。
割合の連続変化や比率の応用問題はCUBIC特有の頻出パターンなので、対策本で集中的に練習しましょう。
計算ミスを防ぐために、答えが出たら簡単な検算を行う習慣をつけることが重要です。
SPI対策本を1冊仕上げた後にCUBIC対策本で差分を補う方法が、最も効率的な学習順序です。
CUBICの例題と解き方【図形・論理分野】
図形と論理はCUBIC特有の出題が多い分野です。
ここでは、図形問題の例題を使って解法パターンを確認しましょう。
例題1と解法ステップ
次の展開図を組み立てたとき、面Aと向かい合う面はどれか。
展開図:十字型の6面(上から順に1、左2・中央A・右3、4、5)
A. 面1 B. 面2 C. 面3 D. 面4 E. 面5
解答 D
解説
展開図の問題は向かい合う面の法則を覚えておくと素早く解けます。
十字型の展開図では、中央の面と2つ離れた面が向かい合います。
面Aは中央にあり、2つ離れた面4が向かい合う位置になるため、選択肢Dが正解です。
展開図の問題では、実際に頭の中で折り畳む作業をイメージすることが重要です。
最初は紙に展開図を描いて実際に組み立ててみると、空間認識力が向上します。
展開図のパターンは11種類しかないため、よく出るパターンを覚えておくと本番で素早く対応できます。
例題2と解法ステップ
「すべてのAはBである」が真であるとき、必ず真といえるものを選びなさい。
A. すべてのBはAである B. AでないものはBでない C. Bでないものは全てAでない D. 一部のBはAでない
解答 C
解説
命題の問題は対偶の関係を理解しておくことが重要です。
「すべてのAはBである」の対偶は「BでないものはAでない」であり、元の命題が真なら対偶も必ず真です。
選択肢Aは逆命題にあたり、必ずしも真とは限りません。
選択肢Bは裏命題にあたり、必ずしも真とは限りません。
選択肢Dは元の命題と矛盾するかどうかは判断できないため、必ず真とはいえません。
命題と対偶の関係は論理分野の基本中の基本なので、確実に覚えておきましょう。
図形・論理分野の攻略ポイント
図形分野は空間認識力のトレーニングが最も効果的です。
展開図、回転体、対称図形の3パターンを集中的に練習し、頭の中で図形を操作する力を鍛えましょう。
論理分野では命題(対偶・逆・裏の関係)、三段論法、真偽判定の3パターンが頻出です。
論理の問題はベン図や真理値表を使って視覚化すると、正確に判断できるようになります。
図形と論理はSPIの対策だけではカバーできないため、CUBIC対策本で専用の練習を行うことが必須です。
苦手な人は毎日各5問ずつ練習することで、2週間程度で十分な実力を身につけられます。
CUBICの例題と解き方【言語分野】
言語分野はSPIと共通する部分が多いですが、CUBIC独自の出題もあります。
ここでは、言語問題の例題を確認しましょう。
例題1と解法ステップ
次の四字熟語の意味として正しいものを選びなさい。
「朝令暮改」
A. 朝早く起きて夜遅くまで働くこと B. 命令や方針がすぐに変わること C. 朝と夜で態度が変わること D. 計画を立てて着実に実行すること
解答 B
解説
「朝令暮改」は「朝出した命令を夕方には変える」という意味で、方針が一定しないことを表す四字熟語です。
CUBICの言語分野では四字熟語やことわざの出題頻度がSPIよりも高い傾向があります。
四字熟語は漢字の意味から推測できるものも多いため、まず漢字の意味を分解して考えてみましょう。
「朝」に「令(命令)」、「暮」に「改(改める)」で、朝の命令を暮れに改めるという意味が導き出せます。
SPI対策の語彙リストに加えて、主要な四字熟語・ことわざ100個程度を覚えておくとCUBICに対応できます。
四字熟語は就活の面接や小論文でも活用できるため、覚えておいて損はない知識です。
例題2と解法ステップ
次の文章の内容と一致するものを選びなさい。
「持続可能な経営とは、短期的な利益の最大化ではなく、環境・社会・ガバナンスの3要素を経営判断に組み込むことである。近年、ESG投資の拡大に伴い、このアプローチを採用する企業が増加している。」
A. 持続可能な経営は短期的な利益を最大化する手法である
B. ESG投資の拡大が持続可能な経営を促進している
C. すべての企業が持続可能な経営を実践している
D. 環境要素のみが持続可能な経営に必要である
解答 B
解説
文章読解では本文の内容と選択肢を正確に照合することが求められます。
選択肢Aは本文の「短期的な利益の最大化ではなく」という記述と矛盾します。
選択肢Cは「すべての企業」と断定していますが、本文は「増加している」と述べているだけです。
選択肢Dは「環境要素のみ」と限定していますが、本文は「環境・社会・ガバナンスの3要素」と述べています。
選択肢Bは本文の「ESG投資の拡大に伴い〜増加している」と正確に一致するため正解です。
文章読解では「すべて」「のみ」「必ず」などの限定的な表現を含む選択肢には注意しましょう。
言語分野の攻略ポイント
言語分野は語彙の暗記と読解練習の2本柱で対策しましょう。
SPI対策の語彙リストをベースに、四字熟語やことわざも追加で覚えると万全です。
文章読解はSPIの長文読解と共通するスキルが求められるため、SPI対策で読解力を鍛えておくと有利です。
CUBICの言語はSPIほどスピードが求められないため、正確性を重視した回答を心がけましょう。
選択肢の中に「すべて」「のみ」「必ず」等の限定表現がある場合は、本文に同様の記述があるか慎重に確認します。
言語分野はSPI対策と並行して進めることで、効率よく両方のテストに対応できます。
例題で身につけた解法を定着させる方法
CUBICは出題範囲が広いため、効率的に解法を定着させる工夫が必要です。
ここでは、CUBIC対策に効果的な学習法を紹介します。
解法パターンをノートにまとめる
CUBICは科目数が多いため、科目別にノートを整理することが重要です。
数理は公式集、図形はパターン分類、論理は判定ルール、言語は語彙リストをそれぞれまとめましょう。
特にCUBIC特有の図形・論理分野は、解法パターンをノートに書き出しておくと復習効率が上がります。
間違えた問題は原因を分析して赤字で記録し、同じタイプのミスを繰り返さないようにしましょう。
ノートは試験直前の確認用にも使えるため、見やすく整理しておくことが大切です。
デジタルメモを使う場合は科目名でタグ付けし、検索しやすい形で管理しましょう。
類似問題を繰り返し解く
CUBICの対策はSPI対策をベースにCUBIC特有の分野を追加する方法が効率的です。
まずSPI対策本で数理と言語の基礎を固め、その後にCUBIC対策本で図形と論理の練習を行いましょう。
各分野5〜10問ずつ練習することで、出題パターンへの対応力が身につきます。
苦手分野は集中的に20問以上解くことで、パターン認識力が大幅に向上します。
間違えた問題は翌日に解き直し、正解するまで繰り返す習慣をつけましょう。
CUBICの対策本は種類が限られているため、Webの練習問題も併用して練習量を確保することが大切です。
時間を計って実戦感覚を養う
CUBICはSPIほど制限時間が厳しくありませんが、時間配分の練習は必要です。
各科目の制限時間を確認し、1問あたりの目標タイムを設定して練習しましょう。
数理は1問あたり45〜60秒、言語は1問あたり30〜45秒が目安です。
図形と論理は1問あたり45〜60秒を目標にし、解けない問題は飛ばして次に進む判断力も養いましょう。
全科目を通しで解く練習を最低2回は行い、本番の時間配分をシミュレーションしておきます。
時間に余裕がある場合は見直しの時間を確保し、計算ミスがないか確認する習慣をつけましょう。
CUBICの例題が解けるおすすめツール
CUBICの対策に使えるツールを目的別に紹介します。
SPIとは異なる出題があるため、CUBIC対応のツールを選ぶことが重要です。
無料サイト・アプリ
CUBICの対策ができる無料ツールはSPIほど多くありませんが、いくつかの選択肢があります。
SPI対策アプリの数理・言語分野はCUBICの対策としても活用できるため、基礎力の向上に使いましょう。
図形問題の練習ができる空間認識力トレーニングアプリも、CUBIC対策の補助ツールとして有効です。
「CUBIC 適性検査 練習」で検索すると、無料で練習できるサイトがいくつか見つかります。
無料ツールは問題数に限りがあるため、対策本と併用して十分な練習量を確保しましょう。
暗算力の強化には計算トレーニングアプリが便利で、隙間時間に手軽に練習できます。
おすすめの対策本
CUBIC対策はCUBIC専用の対策本を1冊用意することをおすすめします。
「これが本当のWebテストだ!(3)WEBテスティング・CUBIC・TAP・TAL編」はCUBICの問題が収録された定番書です。
SPI対策本とCUBIC対策本を併用することで、共通分野と独自分野の両方を効率よくカバーできます。
対策本を選ぶ際は図形と論理の問題が充実しているものを優先しましょう。
1冊を2〜3周することを目標にし、2周目以降は間違えた問題を重点的に復習します。
解説を丁寧に読み込むことで、自己流では気づかない効率的な解法を学べることがあります。
模擬テストの活用法
本番前にはCUBIC形式の模擬テストを受けて実力を確認しましょう。
CUBIC専用の模擬テストは少ないですが、対策本の問題を本番の制限時間で通しで解くことで代用できます。
全科目を連続で解く練習をすることで、科目間の切り替えや集中力の配分を体験できます。
模擬テストの結果は科目別の正答率を分析し、弱点となっている科目を特定しましょう。
特に図形と論理で正答率が低い場合は、CUBIC対策本でこれらの分野を集中的に復習することが必要です。
模擬テストは最低2回受けて改善の軌跡を確認し、本番に向けた最終調整を行いましょう。
まとめ
CUBICはAGP社が提供する総合適性検査で、言語・数理・図形・論理・英語の5科目で構成されています。
SPIと共通する出題が多い一方、図形や論理などCUBIC特有の分野があるため、専用の対策が必要です。
対策の基本はSPI対策をベースにCUBIC特有の出題パターンを追加で学習することです。
ベンチャー企業ではコストパフォーマンスの高さからCUBICの導入が増えているため、対策しておいて損はありません。
CUBIC対策本とSPI対策本を併用して全科目の例題を繰り返し解くことが、本番で高得点を取るための最善の方法です。