IT・SE職を本気で目指すなら、CAB(Computer Aptitude Battery)の対策は最優先タスクです。
CABは日本SHL社が提供するコンピューター職特化の適性検査で、SIer・大手IT企業・通信キャリアが選考の第一関門として導入しています。
「どの企業がCABを使っているのか」を早期に把握して戦略的に対策を進めることが、SIer選考突破の最短ルートです。
この記事では、CABを採用している業界別の企業を具体的に紹介し、ボーダー情報から実戦対策まで一気に解説します。
- CABの基本仕様と4分野の出題構成
- 業界別CAB採用企業のリストと傾向
- 大手SIerのボーダー水準と通過率の目安
- 短期で得点を引き上げる実戦対策の進め方
- SIer・IT業界への就職を目指している人
- 自分の志望企業がCABを採用しているか確認したい人
- エントリー前に業界別のCAB採用実態を把握したい人
- 受検形式(Web-CAB/ペーパーCAB)に合わせた効率対策を探している人
目次[目次を全て表示する]
CABの基本仕様とIT・SE職特化の特徴を押さえる
CAB対策を始める前に、テストの全体像と出題構成を正確に理解しておくことが重要です。基礎知識のまま本番に臨むと、問題形式の把握だけで時間を浪費してしまいます。
CABの開発背景とIT業界への浸透経緯
CABは日本SHL社が開発・提供するコンピューター職適性検査です。正式名称は「Computer Aptitude Battery(コンピューター・アプチテュード・バッテリー)」で、SE・プログラマー職に必要な素養を測定することに特化しています。
同じ日本SHL社のGAB(総合適性検査)は営業・管理職向けの汎用テストですが、CABはコンピューター職の論理的思考力と情報処理スピードに絞った設計が特徴です。
1990年代からSIer業界への浸透が進み、現在ではNTTグループ・富士通・NECといった大手IT企業での採用が定番化しています。
IT業界の採用規模拡大に伴い、独立系SIerを中心にCABが選考スクリーニングの標準ツールとして位置づけられるようになっています。
能力検査と性格検査(OPQ)の二層構造で、能力検査でまず論理思考力の足切りを行い、性格検査で職務適性を多面評価します。
4分野の出題構成と試験時間の実態
CABの能力検査は暗算・法則性・命令表・暗号の4分野で構成されています。
暗算は四則演算を素早く解く分野で、1問あたりの解答時間が極めて短く、計算スピードが直接スコアに影響します。
法則性は図形の規則パターンを読み取る分野で、プログラミング的な「規則発見力」が試されます。
命令表は指示に従って図形を変換する分野で、アルゴリズムを手順通りに実行する能力を測定します。
暗号は暗号化された記号列を解読する分野で、4分野の中で最も対策効果が出やすく、得点源にしやすい分野です。
受検形式によって試験時間が異なり、ペーパーCABは合計約95分、Web-CABは合計約72分が標準的な構成です。性格検査(OPQ)は別途約20分で実施されます。
CABがSIer業界で標準検査として定着した理由
CABがSIer業界で広く採用される最大の理由は、エンジニアの基礎素養を高精度で数値化できる点にあります。
暗算・法則性・命令表・暗号の4分野は、プログラミングやシステム設計に必要な「規則を見つける力」「手順を組み立てる力」「情報を素早く処理する力」をそれぞれ測定するように設計されています。
SPIや玉手箱が汎用的な地頭力を測るのに対し、CABはコンピューター職特有の思考パターンを診断できるため、SE職採用では代替しにくいテストと評価されています。
採用する企業側にとっては入社後の配属・育成の予測精度が高まり、応募者側にとっては「自分のコンピューター職適性を客観確認できる」機会にもなっています。
CABを採用している企業に共通するポイントを分析する
CAB採用企業には業界・規模・採用方針の面で共通した傾向があります。志望企業のCAB採用可能性を事前に読む材料として確認しましょう。
業界分布の傾向:IT・SIer分野への集中
CABはSIer・IT業界に圧倒的に集中している適性検査です。
独立系SIer、メーカー系SIer、通信系SIer、外資系ITコンサル、金融系ITシステム子会社がCAB採用の中心業界です。
IT業界以外では、金融機関のシステム部門採用、メーカーの情報システム部門・子会社、インフラ系企業のDX推進部門でCABが使われるケースがあります。
ベンチャーITやスタートアップでも近年採用が増えてきており、「SIer志望に限らずIT業界を目指すならCABは必須対策」と考えるのが正しい認識です。
一方、金融・商社・メーカーの総合職選考では玉手箱・GAB・SPIが主流で、CABはエンジニア職採用に絞った使われ方が一般的です。
企業規模と採用動向の傾向
CABは従業員1,000人以上の大手SIerでの導入率が高い適性検査です。
エンジニア採用人数が多い企業ほど、応募者の論理的思考力をCABでスクリーニングする必要性が高まります。
NTTデータ・SCSK・TIS・伊藤忠テクノソリューションズ・富士通・NEC・日立製作所といったSIer業界の主要プレイヤーは、いずれもCAB採用企業として知られています。
中堅・中小のSIerやベンチャーIT企業でも採用事例は増えており、「大手のみの対策」で十分という認識は危険です。
また、大手SIerのグループ子会社・システム特化子会社でも親会社と同じCABが採用されることが多く、グループ企業への応募時も対策を外せません。
エンジニア志望者が複数社向けに備えるべき理由
SIer・IT業界を志望する就活生が複数社にエントリーする場合、CABの対策効果はすべての企業に横展開できます。
出題分野(暗算・法則性・命令表・暗号)はどの企業でも共通のため、1社向けに仕上げた対策が他社の選考にも直接生きます。
SPIや玉手箱と異なり、テストセンター形式のスコア使い回しはCABでは原則できないため、企業ごとに本番を受検する必要があります。
しかしトレーニングした「解法パターン」は何社にも通用するため、1回しっかり対策を積んでおけば複数社の選考を並走できます。
IT業界への就活を始めた早い段階でCAB対策に着手し、複数社の選考を突破できる水準まで仕上げておくことが効率的な戦略です。
【業界別】CABを採用している企業一覧
ここでは、本サイトが把握しているCAB採用企業を業界別に整理します。自分の志望企業がリストにあるか確認しながら、対策優先度の判断に活用してください。
独立系SIer・システムインテグレーション企業
独立系SIerはCAB採用企業の中で最も社数が多いカテゴリーです。
特定の親会社を持たず複数の業界向けにシステム開発・運用を手がける企業群で、エンジニア採用規模が大きいためCABによる選考スクリーニングが標準化しています。
本サイトで把握している独立系SIerのCAB採用企業は以下のとおりです。
NTTデータ・SCSK・TIS・BIPROGY(旧日本ユニシス)・電通総研(ISID)・SCSKシステムマネジメント・TISソリューションリンク
NTTデータは国内SIer最大手で、エンジニア志望者の最優先対策企業の一つです。システム開発規模が大きいため、CABで論理思考力の底上げが直接通過率に影響します。
SCSKは住友商事グループのITサービス企業で、エンジニア採用人数が多く、CAB通過後の技術面接への準備も並行して進めることが重要です。
TISとBIPROGY(旧日本ユニシス)は独立系SIerの老舗で、社内SEからプロジェクト型開発まで幅広いエンジニアキャリアを持ちます。いずれもCABが選考フローに組み込まれています。
電通総研(ISID)は電通グループのITサービス子会社で、金融・製造・公共分野のシステム開発を中心に手がけており、高いCABスコアが求められます。
大手電機・メーカー系SIerの採用実態
大手電機・通信メーカーとそのSIer子会社では、親会社・グループ企業の大型システム案件を担うエンジニアを採用するためにCABが導入されています。
親会社と同じ選考水準で評価されるケースが多く、グループ内のSIer子会社でも高いCABスコアが求められる傾向があります。
本サイトで把握している大手電機・メーカー系SIerのCAB採用企業は以下のとおりです。
富士通・NEC・日立製作所・日立ソリューションズ・日立システムズ・富士通エフサス・NECソリューションイノベータ・NTTコムウェア
富士通・NEC・日立製作所は国内電機メーカーのSIer部門の代表格で、自社グループのDX支援やシステム統合を担うエンジニアを大規模採用しています。
NTTコムウェアはNTTグループのシステム子会社で、通信インフラ系SEや基盤エンジニア採用でCABが用いられています。
日立ソリューションズ・日立システムズ(日立グループ)、富士通エフサス(富士通グループ)、NECソリューションイノベータ(NECグループ)は各社の中規模・大規模システム開発子会社で、グループ内のCAB採用水準に準拠しています。
金融系IT・シンクタンク系企業
金融系IT企業とシンクタンク系SIerでは、金融基幹システムやコンサルティング業務の高度な論理性をCABで確認するニーズが高い傾向があります。
大手銀行・証券・保険のシステム子会社は基幹システムの安定稼働と刷新を担うため、エンジニアの素養確認にCABが活用されています。
本サイトで把握している金融系IT・シンクタンク系のCAB採用企業は以下のとおりです。
野村総合研究所(NRI)・日本総合研究所・大和総研・三井住友トラスト・システム・三菱UFJインフォメーションテクノロジー・みずほリサーチ&テクノロジーズ
野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研の3大シンクタンクは、コンサルタント職・エンジニア職の両方を採用しており、CABスコアの水準は高く設定されています。
三井住友トラスト・システム、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、みずほリサーチ&テクノロジーズはそれぞれメガバンクグループのシステム子会社で、基幹系システム開発を担うエンジニア人材の採用にCABを活用しています。
通信キャリア・その他IT企業
通信キャリアのシステム子会社やネットワーク系SIer、独立系IT企業でも職種別・部門別にCABが導入されているケースがあります。
本サイトで把握しているその他IT・通信系のCAB採用企業は以下のとおりです。
NTTコミュニケーションズ・KDDI(システム開発部門)・ソフトバンク(技術職)・Sky・富士ソフト・NTTテクノクロス
NTTコミュニケーションズはNTTグループのネットワークインフラを支える企業で、基盤エンジニア・ネットワークSE職でCABが用いられています。
独立系SIerのSky・富士ソフトは組み込みソフトからWebアプリまで幅広く手がける企業で、論理的思考力のスクリーニングにCABを採用しています。
NTTテクノクロスはNTT研究所発のテクノロジー企業で、研究開発色の強いポジションではCABの難易度が高めに設定される傾向があります。
事業会社の情報システム子会社・その他業種
大手メーカー・商社・インフラ系事業会社の情報システム子会社では、親会社の基幹業務を支えるエンジニア採用を目的にCABを取り入れているところがあります。
本サイトで把握している事業会社情報システム子会社・その他業種のCAB採用企業は以下のとおりです。
JR東日本情報システム・東京海上日動システムズ・損保ジャパン・システムソリューション・JFEシステムズ・日鉄ソリューションズ(NSSOL)・JSOL
JR東日本情報システムは鉄道インフラ系のシステム子会社で、交通系ICTや輸送管理システムを担うエンジニアの採用にCABが使われています。
東京海上日動システムズ・損保ジャパン・システムソリューションは保険業界のシステム子会社で、保険基幹システムの開発・維持を担うエンジニアを採用しています。
日鉄ソリューションズ(NSSOL)・JSOLは鉄鋼・金融グループ発のSIerで、製造業・金融業向け基幹システム開発を中心に手がけています。
本サイトが把握しているCAB採用企業は40社超。独立系SIerが最多で、次いで電機・通信メーカー系SIer、金融系IT・シンクタンク、通信キャリア・その他IT、事業会社の情報システム子会社の順です。IT・SE職志望が明確な場合は、まず自分の志望企業がCAB採用かどうかを最優先で確認しましょう。
大手SIerのCABボーダーと通過率を把握する
選考を突破するには、志望企業のCABボーダー水準を事前に把握し、そこから逆算した対策目標を設定することが重要です。漠然と「とにかく解く」ではなく、目標スコアを決めてから動きましょう。
大手SIer別のCABボーダー目安
大手SIerのCABボーダーは正答率6〜7割が一般的な目安です。
NTTデータ・野村総合研究所・SCSKといった就職人気ランキング上位の大手SIerでは、7割前後の正答率が求められます。
TIS・BIPROGY・電通総研(ISID)などの中核SIerでは6.5〜7割が安全圏とされています。
富士通・NEC・日立製作所のメーカー系SIer部門では6〜7割が目安で、職種や採用年度によって変動します。
シンクタンク系(野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研)ではコンサルタント職とエンジニア職の両方を採用するため、7割以上が安心できる水準です。
事業会社の情報システム子会社は大手独立系SIerよりボーダーがやや低め(6〜6.5割)のケースも多く、難易度に合わせた対策配分が効率的です。
受検形式別:Web-CABとペーパーCABの違いと通過率
CABには自宅受検のWeb-CABと会場受検のペーパーCABの2形式があり、時間配分と操作環境が大きく異なります。
Web-CABは約72分・自宅PC受検・電卓使用不可で、時間が短い分1問あたりの解答速度が要求されます。
ペーパーCABは約95分・会場マークシート方式で、紙への書き込みや手計算ができるため一部の分野では有利に働きます。
いずれの形式でも4分野(暗算・法則性・命令表・暗号)の内容は共通ですが、時間管理の戦略が異なります。
大手SIerのCAB通過率は志望企業の人気度によって差があり、NTTデータ・野村総合研究所クラスでは4〜5割程度の通過率になるケースも珍しくありません。
志望企業の受検形式を応募前に確認し、形式に合わせた演習を積んでおくことが重要です。
CABスコアの活用実態と企業評価のポイント
多くのSIerではCABのスコアを最低ラインの足切りに使い、ボーダーを超えた応募者の性格検査(OPQ)を詳細に評価します。
性格検査(OPQ)ではSE職としての適性、ストレス耐性、対人関係スキル、論理性・正確性といったコンピューター職に必要なパーソナリティが測定されます。
外資系コンサルのIT部門や大手シンクタンク系では能力検査スコアの比重が極めて高く、ボーダーが高水準に設定されていることが多いです。
日系大手SIerの総合職採用では、能力検査で足切り後の性格検査が「企業カルチャーとの相性確認」として活用されます。
CABのスコアは使い回しができないため、志望企業ごとに改めて本番を受検する必要があります。本番前に練習受検として志望度の低い企業を選ぶ戦略も有効です。
CAB採用企業の選考を突破する実戦対策
どの企業を受けるかが決まったら、ただちに対策を始めましょう。CABは解法パターンを頭に叩き込む反復型の試験なので、取り組み開始が早いほどスコアが伸びます。
逆算対策スケジュールの組み方
CAB対策の基本は本番の2〜3ヶ月前から開始することです。
最初の3〜4週間は「把握フェーズ」として、CAB専用対策本を1冊通しで解き、出題範囲と自分の弱点分野を正確に把握します。
次の4〜5週間は「強化フェーズ」として、弱点分野を中心に反復演習を積み、分野別の解法パターンを体に染み込ませます。
最後の2〜3週間は「仕上げフェーズ」として、本番形式の模擬試験で時間配分の感覚を最終確認します。
大手SIerでボーダー7割の企業を志望する場合は、3ヶ月以上前からの本格対策が推奨です。事業会社のシステム子会社(ボーダー6割前後)なら2ヶ月でも十分な水準に達することができます。
受検形式(Web-CAB/ペーパーCAB)によって操作環境も異なるため、応募前に形式を確認してから教材選びをするとより効率的です。
高得点を取るための分野別演習戦略
CABの4分野で特に対策効果が出やすいのは暗号・命令表です。
暗号は最初は難解に見えますが、解読パターンを覚えてしまえば安定して得点できる分野です。類題を繰り返すことで正答率が大幅に上がります。
命令表も解法ルールが決まっており、手順を正確にトレースする練習を重ねれば大幅な得点向上が見込めます。
法則性は図形のパターン認識が求められますが、頻出パターン(ローテーション・反転・増減)を先に覚えてから演習すると効率が上がります。
暗算は計算スピードが得点に直結するため、毎日5〜10分のウォームアップを習慣化することで本番のペースを維持できます。
苦手分野に時間を集中投資しつつ、得意分野でもミスが出ないよう本番直前まで演習を続けることが総合スコアの最大化につながります。
対策本・アプリ・模試の賢い使い方
CAB対策の王道教材は専用対策本1冊+対策アプリの組み合わせです。
対策本は暗算・法則性・命令表・暗号の4分野を網羅的に解説しているCAB・GAB専用書籍を1冊選び、最低3周は反復しましょう。
対策アプリは隙間時間の反復演習に最適です。通学・通勤中に1日10〜15分積み重ねるだけで、解法パターンの定着速度が大幅に上がります。
志望企業がWeb-CABを採用している場合は、無料の練習サイトで画面操作感覚にも慣れておきましょう。初めてWeb-CABの画面に触れるのが本番では、操作戸惑いで解答時間が削られます。
本番1週間前には模擬試験形式の通し演習を実施し、時間配分と分野の解答順序を確認して本番に臨みましょう。
- STEP1:CAB専用対策本を1冊通しで解いて出題全範囲と自分の弱点を把握する
- STEP2:暗号・命令表・法則性を中心に反復演習し、解法パターンを完全定着させる
- STEP3:本番形式の模試で時間配分を最終確認し、受検形式(Web-CAB/ペーパー)の操作感を整える
CAB採用企業を受ける際に押さえておくべきポイント
選考に臨む前に、事前確認を怠ると対策がずれてしまうポイントがあります。よくある失敗パターンとその回避策を事前にチェックしましょう。
志望企業がCABを採用しているか確認する方法
志望企業のテスト種類を事前に把握するには、複数の情報源を組み合わせるのが基本です。
就活口コミサイト(OpenWork・ワンキャリア・就活会議等)には、過去の応募者・内定者が選考フローを共有しているケースが多く、「CAB」「コンピューター職適性検査」などのキーワードで検索するとヒットします。
企業の採用ページや募集要項に「適性検査あり」「CAB実施」と記載されているケースもあるため、まず公式情報を確認しましょう。
先輩のOB・OG訪問、インターン参加時の人事担当者への質問も有効な情報収集手段です。
本記事の業界別採用企業リストと就活口コミサイトの情報を照合し、受検テストをエントリー前に特定することが対策の第一歩です。
CABとWeb-CABの受検形式を確実に把握する
企業によってCABの受検形式はWeb-CABまたはペーパーCABに分かれており、対策方針が変わります。
Web-CABは時間が約72分と短く、電卓使用不可・画面操作必須のため、自宅での通信環境整備と事前の画面操作練習が必要です。
ペーパーCABは会場受検・約95分で手書き計算が可能なため、対策本での紙媒体演習が有効です。
受検案内メールで形式を確認し、形式に合った教材・演習方法を選ぶことが得点最大化のための基本です。
Web-CABでの本番前に、志望度が低めの企業を練習受検に使う戦略も有効です。初回は操作に慣れず実力が出にくいため、本命企業の前に経験値を積んでおきましょう。
CABと他テストの並行対策が求められるケース
大手SIerの中には、職種・選考フェーズによってCABとGABを使い分けている企業もあります。
SE・プログラマー職ではCAB、営業職や企画職ではGABを採用しているケースが代表的です。
またインターン選考では玉手箱・SPI、本選考ではCABに切り替える企業も存在します。
複数の企業を並走する就活では、CABだけでなくSPIや玉手箱の基本対策も維持しておくと、志望企業の追加・変更に対応できます。
CABとGABは同じ日本SHL社のテストで、一部の出題傾向(法則性・言語推理)が重複するため、CAB対策がGAB対策の下地にもなります。
志望企業のCAB採用が確認できても、受検形式(Web-CABかペーパーCABか)と受検前の環境準備を怠ると本番で思わぬミスが出ます。とくにWeb-CABは通信環境・PCスペック・画面操作の慣れが直接スコアに影響します。受検案内メールが届いたら48時間以内に形式と日程を確認し、必要な準備をすぐに始めましょう。
まとめ
CABはIT・SE職採用の第一関門として、SIer業界を中心に多くの企業で導入されている適性検査です。
NTTデータ・SCSK・TIS・BIPROGY・富士通・NEC・日立製作所・野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研といった業界主要プレイヤーがCABを採用しています。
通信系SIer(NTTコムウェア・NTTコミュニケーションズ)、金融系IT子会社(三井住友トラスト・システム・三菱UFJインフォメーションテクノロジー)、独立系(Sky・富士ソフト)にも採用企業が広がっています。
大手SIerのボーダーは正答率6〜7割が目安で、人気企業ほど高いスコアが求められます。
4分野(暗算・法則性・命令表・暗号)の中でも暗号・命令表は対策効果が高く、集中的な反復演習でスコアを伸ばしやすい分野です。
受検形式(Web-CAB/ペーパーCAB)によって対策方針が変わるため、エントリー前に形式を確認してから演習計画を立ててください。
対策は本番の2〜3ヶ月前から開始し、専用対策本と対策アプリを組み合わせて解法パターンを徹底反復することが選考突破の最短ルートです。
本記事の業界別採用企業リストを活用して志望企業のCAB採用有無を確認し、早めの対策スタートでSIer・IT業界の選考を確実に通過していきましょう。