【2025最新版】ITベンチャー企業ランキング!有名企業から隠れ優良企業をまるごと紹介

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ITベンチャー企業とは?

ITベンチャー企業とは、革新的なアイデアやビジネスモデルを基盤とし、特に情報技術を駆使して急速な成長を目指す新しい企業群を指します。

ソフトウェア、アプリケーション開発、インターネットサービス、AI、IoT、クラウドコンピューティング、データ分析、ブロックチェーンといった技術を活用し、既存産業の変革や新たな市場の創出を狙います。

多くの場合、設立から日が浅く、高いリスクを取りながらも、独自の技術やサービスで大きな成功を目指すのが特徴です。

外部からの資金調達を活用し、スピーディーな事業展開を図るケースが一般的です。

ITベンチャー企業の将来性

ITベンチャー企業の将来性は、社会全体のデジタル化が不可逆的に進む中で、非常に高いと言えます。

あらゆる産業においてデジタルトランスフォーメーションが求められており、業務効率化、新規事業創出、データ活用などのための革新的なITソリューションへの需要は増大し続けています。

AI、IoT、5G/6G、クラウドなどの技術進化も、新たなビジネスチャンスを絶えず生み出しています。

また、リモートワークの普及、オンライン消費の拡大、ヘルスケアや教育分野のデジタル化など、社会構造の変化もITベンチャーの活躍領域を広げています。

競争は激しいものの、時代に適応したサービスを提供できれば、大きな成長が期待できる分野です。

ITベンチャー企業の平均年収

ITベンチャー企業の平均年収を一概に示すのは難しく、企業の成長フェーズ、資金調達の状況、収益性、そして職種や個人のスキル・経験によって大きく異なります。

一般的に、設立間もない企業では、優秀な人材を惹きつけるためにポテンシャルを見越した給与設定や、給与水準は抑えめでもストックオプションを付与するケースが多く見られます。

一方、大型の資金調達に成功した企業や、事業が軌道に乗り収益化している企業では、特に需要の高いエンジニア職や事業開発職などで、大手企業と同等かそれ以上の高い年収を提示することも珍しくありません。

年収を見る際は、月給や賞与だけでなく、ストックオプションを含めたトータルの報酬パッケージで判断することが重要です。

【有名企業】ITベンチャー企業12選

・株式会社メルカリ
・SmartHR株式会社
・Sansan株式会社
・株式会社マネーフォワード
・freee株式会社
・ビジョナル株式会社
・株式会社Preferred Networks
・楽天グループ株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・LINEヤフー株式会社
・株式会社ディー・エヌ・エー
・エムスリー株式会社

日本には、知名度が高いITベンチャー企業が多く存在します。

例えば、多くの方が日常的に使用しているLINEを提供しているLINEヤフーやメルカリなどがITベンチャー企業として挙げられます。

ここでは、知名度が高いITベンチャー企業を紹介します。

株式会社メルカリ

フリマアプリ「メルカリ」を国内で展開し、個人間取引市場を牽引するIT企業です。

近年は決済サービス「メルペイ」やクレジットカード発行などフィンテック領域にも注力し、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というミッションのもと、サービスを拡大しています。

米国をはじめとする海外市場への展開も積極的に進めており、日本発のグローバルなマーケットプレイス構築を目指しています。

不用品を資産に変えるという新しい価値観を広めた、代表的な成功企業の一つです。

SmartHR株式会社

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供し、同分野で国内トップクラスのシェアを持つ急成長中のSaaS企業です。

入退社手続き、年末調整、給与明細発行といった煩雑な労務業務をペーパーレス化し、大幅な効率化を実現します。

近年はタレントマネジメントや従業員サーベイ機能なども追加し、人事データ活用を支援するプラットフォームへと進化。

「well-working 労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会」の実現をビジョンに掲げています。

Sansan株式会社

法人向けの名刺管理・営業DXサービス「Sansan」と、個人向け名刺アプリ「Eight」を提供するクラウドソフトウェア企業です。

名刺を入り口として、企業や個人の出会いをデータ化・活用することで、営業活動の効率化や新たなビジネス機会の創出を支援します。

近年はインボイス管理サービス「Bill One」や契約データベース「Contract One」なども展開し、企業のデジタルトランスフォーメーションを後押しするビジネスインフラとしての存在感を高めています。

株式会社マネーフォワード

個人向け家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード ME」や、事業者向けバックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」を提供する大手フィンテック企業です。

「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに掲げ、個人や法人のお金に関する課題をテクノロジーで解決することを目指しています。

金融機関や他社サービスとのAPI連携を積極的に進め、オープンなプラットフォーム戦略で利便性を高めている点も特徴です。

freee株式会社

主に中小企業や個人事業主をターゲットとした、クラウド会計ソフト「freee会計」や人事労務ソフト「freee人事労務」を提供しています。

「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションとし、バックオフィス業務の自動化・効率化を通じて、事業者がより創造的な活動に注力できる社会の実現を目指しています。

簿記の知識がなくても直感的に使えるUI/UXや、会計から人事労務までを統合的に管理できるプラットフォームが強みです。

ビジョナル株式会社

ハイクラス人材向けのスカウト型転職プラットフォーム「ビズリーチ」の運営で広く知られるHRテクノロジー企業です。

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、企業と即戦力人材をダイレクトに繋ぐことで、日本の採用市場に大きな影響を与えました。

現在は、新卒領域の「ビズリーチ・キャンパス」、人事管理システム「HRMOS」シリーズ、事業承継M&Aプラットフォームなども展開し、多角的に事業を展開しています。

株式会社Preferred Networks

深層学習などのAI技術の研究開発力で世界的に高い評価を受ける企業です。

特定のAIサービス提供に留まらず、産業用ロボットの知能化、自動運転技術、がん診断支援、材料探索など、製造業や交通、医療といった基幹産業の課題解決に向けて、トップ企業との共同研究開発を数多く手掛けています。

「現実世界を計算可能にする」ことを目指し、最先端技術の実用化に挑戦し続ける、日本を代表するディープテック・ベンチャーです。

楽天グループ株式会社

Eコマース「楽天市場」からスタートし、現在はフィンテック、モバイル、デジタルコンテンツ、スポーツなど70以上の多様なサービスを展開する巨大ITコングロマリットです。

「楽天ポイント」を軸にした「楽天エコシステム」を構築し、国内で1億を超える会員基盤を持つことが最大の強み。

日本発のグローバル・イノベーションカンパニーとして、国内外で事業を拡大しています。

株式会社サイバーエージェント

インターネット広告事業で国内トップクラスの実績を持つと同時に、新しい未来のテレビ「ABEMA」、ゲーム事業、その他メディア・エンターテイメント事業などを幅広く手掛ける大手IT企業です。

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、常に新しい分野へ挑戦し、多角化を成功させてきました。

若手の抜擢や新規事業提案制度など、挑戦を推奨する独自の企業文化も特徴的です。

LINEヤフー株式会社

コミュニケーションアプリ「LINE」と、検索・ニュース等のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営する企業が経営統合して誕生した、日本最大級のインターネットサービス企業グループです。

メッセージング、メディア、広告、Eコマース(Yahoo!ショッピング、ZOZO等)、フィンテック(PayPay等)を主要事業とし、双方の持つ膨大なユーザー基盤とサービス、データを連携させることで、ユーザーの日常生活からビジネスまでを幅広くカバーするスーパーアプリ戦略を推進しています。

株式会社ディー・エヌ・エー

モバイルゲームの開発・運営で成長し、現在も主力の一つですが、ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」、ヘルスケア・メディカル事業、スポーツ事業(プロ野球・横浜DeNAベイスターズ運営)など、事業の多角化を進めています。

「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」をミッションに、エンターテインメント領域で培った技術力やノウハウを、社会課題解決領域にも応用し、新しい価値創造に挑戦し続けている企業です。

エムスリー株式会社

医療従事者向け専門サイト「m3.com」を運営し、国内医師の大多数を会員として擁するプラットフォームを基盤に、製薬会社向けのマーケティング支援、治験支援、医療系人材サービスなどをグローバルに展開しています。

「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らすこと」をミッションに掲げ、医療×ITの分野で高い収益性と成長性を実現している、業界のリーディングカンパニーです。

【人気が高い】ITベンチャー企業10選

・LINEヤフー
・サイバーエージェント
・ディー・エヌ・エー
・グリー
・楽天
・メルカリ
・リクルート
・レバレジーズ
・ビズリーチ
・リブセンス

就活生から人気の高いITベンチャー企業は、どのような企業なのでしょうか。

ここでは、人気が高いITベンチャー企業を紹介します。

LINEヤフー

コミュニケーションアプリ「LINE」、検索・ニュースの「Yahoo! JAPAN」、決済の「PayPay」など、私たちの日常生活に不可欠なサービスを多数提供している点が、その人気の根幹にあります。

国内の圧倒的なユーザー基盤が示すように、情報収集、連絡、買い物、支払いまで、生活の様々な場面で同社のサービスに触れており、その利便性と網羅性が幅広い層からの支持を集めています。

巨大IT企業グループとしての安定感と、常に新しい機能やサービスを提供する先進性を併せ持つ点も魅力です。

サイバーエージェント

インターネット広告事業での成功に加え、新しい未来のテレビ「ABEMA」や、「ウマ娘 プリティーダービー」など多くのヒット作を生むゲーム事業といったエンターテイメント分野での華やかなイメージが人気の要因です。

特に若年層からの支持が厚く、常に新しいトレンドを発信し続ける企業として注目されています。

「若手に大きな裁量権を与える」「挑戦を推奨する」といった企業文化は、成長意欲の高い若手人材にとって魅力的であり、「働きたい企業」として常に人気上位にランクインします。

ディー・エヌ・エー

モバイルゲーム開発で培った技術力を軸に、ライブ配信アプリ「Pococha」や、プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」の運営など、多様なエンターテイメントを提供し、幅広いファン層を獲得しています。

また、ヘルスケア事業のように社会課題解決に貢献する側面も持ち合わせており、事業の多様性が魅力となっています。

「Delight」を追求する企業姿勢や、様々な分野でキャリアを築ける可能性が、多くの求職者やユーザーから支持される理由と考えられます。

グリー

日本のモバイルインターネット黎明期からソーシャルゲーム「GREE」を提供し、一世を風靡した企業として高い知名度を持ちます。

近年は、メタバースプラットフォーム「REALITY」に注力し、アバターを通じたコミュニケーションやライブ配信といった新しいエンターテイメント体験を提供しています。

Web3時代を見据えた事業展開を進めています。

ゲーム業界での長年の実績と、メタバースという先進分野への挑戦が、特にテクノロジーや新しいエンタメに関心のある層からの注目と人気を集めています。

楽天

楽天市場、楽天カード、楽天トラベル、楽天モバイルなど、生活のあらゆる場面をカバーする多様なサービスを「楽天ポイント」で繋ぐ「楽天エコシステム」の利便性と経済的メリットが、多くのユーザーに支持される大きな理由です。

日常生活での接触頻度が高く、ブランド認知度は抜群です。

「ヴィッセル神戸」や「東北楽天ゴールデンイーグルス」といったプロスポーツチームの運営も、企業への親近感を高め、幅広いファン層の獲得に貢献しています。

メルカリ

誰でも簡単・安全に利用できるフリマアプリ「メルカリ」は、C2Cを文化として根付かせ、サステナブルな消費行動への関心の高まりと共に、その人気を不動のものにしています。

アプリの使いやすさや楽しさだけでなく、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍するオープンな企業文化や、個人の成長を支援する制度、グローバルな環境なども、特に優秀なIT人材や成長志向の若手から「働きたい企業」として高い人気を集める要因となっています。

リクルート

「リクナビ」「SUUMO」「じゃらん」「ゼクシィ」「ホットペッパービューティー」など、就職・転職、住まい、旅行、結婚、美容といったライフイベントや日常消費に密着した、圧倒的な知名度と影響力を持つサービスを多数展開しています。

現在はIndeedなどを擁する世界最大級のHRテクノロジー企業でもあります。

人々の「選択」をサポートする多様な事業展開と、その安定した経営基盤、データとAIを活用した先進的な取り組みが、幅広い層からの信頼と人気に繋がっています。

レバレジーズ

ITエンジニア向けの「レバテック」、看護師向けの「レバウェル看護」など、専門分野に特化した人材関連サービスで高い知名度と実績を誇ります。

「関係者全員の幸福追求」を理念に掲げ、質の高いマッチングやキャリア支援を提供することで、求職者・企業の双方から支持されています。

若いうちから責任ある仕事を任され、スピーディーに成長できる環境も魅力であり、成長意欲の高い人材から人気を集める「メガベンチャー」として知られています。

ビズリーチ

運営するハイクラス人材向け転職プラットフォーム「ビズリーチ」が、自身の市場価値を高めたい、より良いキャリアを築きたいと考えるプロフェッショナル人材から絶大な人気と信頼を得ています。

企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組みは、キャリア自律の可能性を広げました。

この「ビズリーチ」の成功体験が、運営会社であるビジョナル自体の企業ブランドと人気を高め、優秀な人材が集まる企業というイメージを確立しています。

リブセンス

アルバイト求人サイト「マッハバイト」で、採用が決まるとお祝い金がもらえる「成功報酬型」モデルを導入し、ユーザーにメリットのある仕組みで人気を博しました。

創業者が史上最年少で東証一部に上場したことでも大きな話題となりました。

その後も転職口コミサイト「転職会議」など、情報の透明性を意識したユニークなサービスを展開。

「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンのもと、ユーザー視点でのサービス開発を続ける姿勢が支持されています。

【優良企業】ITベンチャー企業5選

・株式会社プレイド
・ラクスル株式会社
・株式会社アンドパッド
・株式会社カケハシ
・株式会社ティアフォー

IT業界には、多くの優良ベンチャー企業が存在します。

業界の中で革新的な技術を発明し、大きな存在感を発揮している優良ITベンチャー企業は多くあります。

ここでは、優良ITベンチャー企業を紹介します。

株式会社プレイド

顧客体験プラットフォーム「KARTE」を開発・提供するSaaS企業です。

ウェブサイトやアプリ上での顧客行動をリアルタイムに解析し、個々の顧客に最適化されたコミュニケーションを可能にします。

データに基づいた顧客理解とエンゲージメント向上を実現するツールとして、多くの先進的な企業に導入されています。

BtoBサービスが中心のため一般消費者には直接的な馴染みは薄いかもしれませんが、CXという重要領域で高い技術力とプロダクト優位性を持ち、市場から高く評価されている実力派企業です。

ラクスル株式会社

印刷・広告のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を軸に、物流の「ハコベル」、広告の「ノバセル」など、ITを活用して伝統的な産業の変革に取り組む企業です。

全国のサプライヤーの非稼働リソースをネットワーク化し、需要と供給をマッチングさせることで、中小企業等に対し低価格・高品質なサービスを提供しています。

一般消費者向けというよりは事業者向けのサービスが主体のため、「隠れた」存在かもしれませんが、産業の非効率を解消するビジネスモデルで着実に成長を続ける優良企業です。

株式会社アンドパッド

建設・建築業界に特化したクラウド型施工管理サービス「ANDPAD」を提供し、業界トップクラスのシェアを持つSaaS企業です。

現場の図面共有、工程管理、写真管理、報告書作成、関係者間コミュニケーションなどをスマートフォンやタブレットで一元化し、建設現場のDX化を強力に推進しています。

人手不足やアナログな業務慣行が根強い建設業界の課題解決に貢献。

業界外での知名度はまだ限定的ですが、巨大な市場で確固たる地位を築き、社会インフラを支える重要産業の効率化に貢献する優良企業です。

株式会社カケハシ

薬局向けSaaS「Musubi」や薬局経営支援サービスなどを開発・提供するヘルステック企業です。

「Musubi」は電子薬歴システムを核に、薬剤師の服薬指導や患者フォローアップ業務をAIなども活用して支援し、業務効率化と患者エンゲージメント向上に貢献します。

薬局という専門性の高い領域に特化しているため、一般の認知度は高くありませんが、高齢化が進む日本の地域医療において重要な「かかりつけ薬局」の機能を支え、医療の質向上に貢献している、社会的意義も大きい優良ベンチャーと言えます。

株式会社ティアフォー

オープンソースの自動運転OS「Autoware」の開発をリードする、名古屋大学発のディープテック・スタートアップです。

特定の自動車やサービスを作るのではなく、世界中の企業や研究機関が利用できる自動運転技術の「基盤」を提供することに注力しています。

そのため一般消費者への知名度は低いですが、自動運転技術の民主化とエコシステム構築をグローバルに進める、世界的に見てもユニークかつ重要な存在です。

日本の技術力を示す先進企業として注目されています。

【年収が高い】ITベンチャー企業5選

・株式会社メルカリ
・エムスリー株式会社
・ビジョナル株式会社
・株式会社リクルートホールディングス
・株式会社 Preferred Networks

ITベンチャー企業の年収は低いと思われがちですが、実は年収が高いITベンチャー企業は多く存在します。

ここでは、年収が高いITベンチャー企業を5つ紹介します。

株式会社メルカリ

平均年間給与が1,200万円を超えるなど、国内IT企業の中でもトップクラスの給与水準を誇ります。

フリマアプリ「メルカリ」やフィンテック「メルペイ」といった成長事業を支える、優秀なソフトウェアエンジニア、プロダクトマネージャー、データサイエンティストなどを国内外から惹きつけるため、グローバル市場を意識した競争力のある報酬体系を設定していることが大きな要因です。

高い専門性を持つ人材への投資を惜しまない姿勢がうかがえます。

エムスリー株式会社

平均年間給与が1,000万円を超える高水準を維持しています。

医療従事者向けプラットフォーム「m3.com」を核に、製薬マーケティング支援など利益率の高い事業を展開しています。

医療とITの両方に精通した高度専門人材が必要不可欠であること、そして事業自体の高い収益性が、従業員の高い給与水準に繋がっています。

特に事業開発やコンサルタント、データ分析関連の職種などで高い報酬が提示される傾向が見られます。

ビジョナル株式会社

平均年間給与が1,100万円を超えるなど、高給与で知られるHRテクノロジー企業です。

主力サービスのハイクラス転職「ビズリーチ」が高収益であることに加え、企業価値向上に貢献する優秀な人材を確保・維持するために、成果主義に基づいた競争力のある報酬制度を導入していると考えられます。

「ビズリーチ」自身が扱うようなハイクラス人材を自社でも採用していることが背景にあります。

株式会社リクルートホールディングス

平均年間給与が1,100万円を超える非常に高い水準にある企業グループです。

HRテクノロジー部門はグローバルに展開しており、世界中のテック企業と優秀なIT人材、データサイエンティスト、プロダクトマネージャー等を獲得競争しています。

そのため、特に専門性の高い職種においては、グローバル基準の高い報酬水準が設定されています。

グループ全体の高い収益性も高給与を支える要因です。

株式会社 Preferred Networks

平均年収の公式な公開データは限られますが、特にAI研究者やトップクラスのソフトウェアエンジニアに対しては、国内最高水準とも言われる破格の報酬を提示することで広く知られています。

深層学習などの最先端分野で世界的な研究開発競争を繰り広げており、GAFAMなど海外の巨大テック企業とも伍するトップタレントを獲得・維持するため、報酬面でも最大限の投資を行っていると推測されます。

日本のAI・ディープテック分野を牽引する企業としての姿勢が表れています。

【上場企業】おすすめの上場ITベンチャー企業5選

・エイピアグループ株式会社
・HENNGE株式会社 
・サイボウズ株式会社 
・ウェルスナビ株式会社 
・弁護士ドットコム株式会社 

多くのITベンチャー企業が上場しています。

ベンチャー企業であるため、規模が小さくグロース市場にしか上場していないのではないかと思われがちですが、実は多くの企業がスタンダード市場やプライム市場に上場しています。

ここでは、おすすめの上場ITベンチャー企業を5つ紹介します。

エイピアグループ株式会社

AIを駆使したマーケティングソリューションを提供する、台湾発・東証プライム上場のグローバルテクノロジー企業です。

企業の顧客獲得、顧客維持、エンゲージメント向上などを支援する多様なSaaSプロダクトを、主にアジア太平洋地域を中心に展開しています。

高度なAI技術を企業のマーケティングROI向上に直結させる実用的なソリューションが強み。

継続的な高成長を実現しており、AI技術のビジネス応用に関心がある方や、グローバルな環境で働きたい方におすすめできる企業です。

HENNGE株式会社 

企業が利用する複数のクラウドサービスへの安全なアクセスを実現する、ID管理・認証基盤の「HENNGE One」を主力とするSaaS企業です。

クラウドサービスの普及に伴い、セキュリティと利便性の両立が不可欠となる中、「脱パスワード」などの先進的な認証技術を提供し、企業のゼロトラスト環境構築を支援しています。

安定したストック型収益モデルで着実に成長を続けており、社会インフラとも言えるクラウドセキュリティ分野で、堅実な成長が見込める企業としておすすめです。

サイボウズ株式会社 

グループウェア「サイボウズ Office」や、業務改善プラットフォーム「kintone」などを開発・提供する東証プライム上場企業です。

特に「kintone」は、プログラミングの知識がなくても業務に合わせたシステム(アプリ)を簡単に作成できる手軽さと拡張性が評価され、多くの企業のDX推進ツールとして導入が進んでいます。

「チームワークあふれる社会を創る」という理念のもと、複業や多様な働き方を実践する企業文化もユニークです。

安定性と革新性を両立する企業としておすすめです。

ウェルスナビ株式会社 

「長期・積立・分散」の国際分散投資を、アルゴリズムに基づき自動で行うロボアドバイザーサービス「WealthNavi」を提供する東証グロース上場のフィンテック企業です。

「働く世代に豊かさを」をミッションとし、これまで一部の富裕層に限られがちだった高度な資産運用サービスを、テクノロジーの力で誰もが手軽に利用できるようにしました。

ロボアドバイザー市場の先駆者としてトップシェアを誇り、預かり資産を着実に伸ばしています。

個人の資産形成ニーズに応える成長分野の企業としておすすめです。

弁護士ドットコム株式会社 

日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」と、国内シェアNo.1のWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を運営する東証プライム上場のリーガルテック企業です。

「専門家をもっと身近に」という理念のもと、法律トラブル解決の支援や契約業務のDX化を推進。

特に「クラウドサイン」は電子契約市場の拡大を牽引し、企業の生産性向上やペーパーレス化に大きく貢献しています。

法律×ITの領域で確固たる地位を築き、成長性と社会貢献性を兼ね備えた企業としておすすめです。

ITベンチャー企業に向いている人の特徴

・変化を楽しめる人
・自走できる人
・成長に貪欲な人
・貢献を実感したい人
・不確実性や困難を前向きに捉えられる人

ITベンチャーに向いている人は、どのようなパーソナリティを持った方なのでしょうか。

ここでは、ITベンチャー企業に向いている人の特徴を5つのポイントに絞って解説します。

変化を楽しめる人

ITベンチャー企業は、技術の進化が非常に速く、市場や競合の動きも目まぐるしいため、事業方針、開発するプロダクト、使用する技術スタックなどが頻繁に変わることがあります。

確立された手順や安定した環境を好む人よりも、むしろこうした変化を「新しい挑戦の機会」と前向きに捉え、楽しむことができる人が向いています。

状況の変化に柔軟に対応し、新しい技術やツール、開発手法などを積極的に学び、適応していくプロセス自体にやりがいを感じられる人にとって、常に刺激と発見がある環境です。

自走できる人

多くの場合、ITベンチャーでは少人数でスピーディーに開発や事業を進めるため、詳細な指示や整ったドキュメント、確立された開発プロセスが常に用意されているとは限りません。

「指示待ち」ではなく、自ら技術的課題やサービス改善点などを発見し、必要な情報を調査・学習し、解決策を考え、周囲と協力しながら実行に移していく「自走力」が強く求められます。

担当領域に閉じこもらず、主体的に新しい技術動向をキャッチアップし、プロダクトやチームのために行動できる人が活躍できます。

成長に貪欲な人

ITベンチャーでは、一人ひとりが担う役割が広く、多様な技術領域に触れる機会や、AI・クラウドネイティブといった最新技術を用いた開発に挑戦するチャンスが豊富にあります。

自身のスキルセットを急速に拡張・深化させることができるため、現状維持に満足せず、常に新しいプログラミング言語、フレームワーク、アーキテクチャ、開発手法などを学び続けたいという「成長に貪欲な人」には最適な環境です。

困難な課題への挑戦を通じて、エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーとしての市場価値を高めたい人に適しています。

貢献を実感したい人

ITベンチャーでは、自身が開発や企画に関わった機能やサービスが、比較的短期間でリリースされ、ユーザーに使われる場面が多くあります。

ユーザーからのフィードバックや利用データなどを通じて、自分の仕事がプロダクトの価値向上や事業の成長に直接貢献していることを実感しやすい環境です。

「自分がこのサービスを創り、良くしている」という強い当事者意識を持ち、その成果に喜びややりがいを感じたい人にとって、モチベーション高く働ける場所となるでしょう。

不確実性や困難を前向きに捉えられる人

ITベンチャーのプロダクト開発や事業展開は、予期せぬ技術的トラブル、仕様の変更、市場の反応の不確実性、厳しい納期など、計画通りに進まないことが日常茶飯事です。

事業自体のピボットの可能性もあります。

そのため、問題発生時にも冷静に原因を分析し、粘り強く解決策を探求したり、変化に柔軟に対応したりと、「どうすれば乗り越えられるか」「より良くするにはどうするか」と前向きに考え、試行錯誤を楽しめる精神的な強さを持つ人が向いています。

ITベンチャー企業で働くメリット

・プロダクトへの貢献を実感しやすい
・ITスキルを急速に伸ばせる
・技術とビジネスを結びつけられる
・迅速な意思決定ができる
・ストックオプション等による大きなリターンへの期待

ITベンチャーで働くメリットは、どのような点にあるのでしょうか。

ここでは、ITベンチャー企業で働くメリットを5つのポイントに絞って解説します。

プロダクトへの貢献を実感しやすい

ITベンチャーでは、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーなどが、担当するプロダクトや機能に対して大きな裁量権を持つことが多くあります。

使用する技術の選定、アーキテクチャ設計、機能の仕様策定といった、プロダクトの根幹に関わる部分に深く関与できる機会も少なくありません。

自身が開発に携わった機能が比較的スピーディーにリリースされ、ユーザーの反応や利用データを通じて、その貢献度やインパクトをダイレクトに実感しやすい環境です。

これは大きなやりがいと次の開発へのモチベーションに繋がります。

ITスキルを急速に伸ばせる

競争優位性を保つため、多くのITベンチャーはAI、クラウドネイティブ技術、マイクロサービスアーキテクチャ、比較的新しいプログラミング言語やフレームワークなどを積極的に採用・検証する傾向があります。

また、一人ひとりの担当範囲が広いため、フロントエンドからバックエンド、インフラ構築、データ分析基盤まで、多様な技術領域に実践的に関わるチャンスがあります。

変化の速いIT業界で求められる、市場価値の高いスキルセットを短期間で集中的に習得することが可能です。

技術とビジネスを結びつけられる

組織がフラットなITベンチャーでは、経営陣との距離が近く、事業戦略やプロダクト戦略、技術投資に関する議論や意思決定プロセスに触れる機会が多くあります。

エンジニアリングのバックグラウンドを持つ経営者も少なくありません。

そのため、単に技術的な課題を解決するだけでなく、その技術がどのようにビジネスの成長や収益に貢献するのか、という視点を自然と身につけることができます。

技術的知見に基づいた事業への提案なども行いやすく、技術とビジネスを結びつけて考える貴重な経験が得られます。

迅速な意思決定ができる

多くのITベンチャーでは、市場の変化に素早く対応するために、アジャイル開発やスクラムなどの手法を取り入れ、短いイテレーションでの開発・リリースを行っています。

企画から実装、テスト、デプロイまでのサイクルが速く、ユーザーからのフィードバックを迅速にプロダクト改善に反映させることが可能です。

また、社内の意思決定プロセスも比較的シンプルで速いため、技術的な改善提案や新しいツールの導入などがスムーズに進みやすく、開発に集中しやすい環境があります。

ストックオプション等による大きなリターンへの期待

多くのITベンチャー、特に未上場の企業では、従業員へのインセンティブとしてストックオプション制度を導入しています。

これは、将来会社がIPO(株式公開)やM&A(合併・買収)を果たし、企業価値が大きく向上した場合に、定められた価格で自社株を取得し、売却することで大きな金銭的リターンを得られる可能性がある制度です。

成功すれば給与報酬を大きく上回る可能性もあり、会社の成長に貢献することへの強い動機付けとなります。

リスクは伴いますが、夢のある制度です。

ITベンチャー企業で働くデメリット

・事業の不安定さ
・長時間労働になりがち
・給与や福利厚生が大手企業に劣る場合がある
・教育・研修制度や業務プロセスが未整備
・プレッシャーが大きい

ITベンチャー企業で働くのはやめとけ、という言葉を聞く場面があります。

どうしてITベンチャー企業で働くのはやめとけといわれるのでしょうか。

ここでは、ITベンチャー企業で働くデメリットを5つのポイントに絞って解説します。

事業の不安定さ

ITベンチャー企業は、革新的ながらも未確立なビジネスモデルに挑戦していることが多く、事業が成功する保証はありません。

市場環境の変化、競争の激化、資金調達の難航などにより、事業計画の大幅な変更、事業縮小や撤退、最悪の場合は倒産に至るリスクも、安定した大手企業と比較すると高い傾向にあります。

それに伴い、会社の状況によっては、予期せぬ部署異動や、残念ながらリストラ・雇い止めといった雇用に関するリスクも相対的に高くなる可能性がある点は、認識しておく必要があります。

長時間労働になりがち

少数精鋭で急速な成長を目指すITベンチャーでは、一人ひとりが担う業務範囲が広く、責任も重くなりがちです。

新しいプロダクトの開発・リリース時期や、予期せぬシステムトラブル発生時などは、特に業務が集中し、長時間労働を余儀なくされることも少なくありません。

常にスピード感が求められ、リソースも限られている中で成果を出す必要があるため、結果的にワークライフバランスが取りにくいと感じる場面が出てくる可能性があります。

給与や福利厚生が大手企業に劣る場合がある

特に設立から日が浅いシード期やアーリー期のITベンチャー企業では、まだ十分な収益基盤が確立されておらず、資金的な余裕がない場合が多いです。

そのため、大手企業と比較すると、基本給の水準が低めであったり、退職金制度、住宅手当、充実した保養施設といった福利厚生が整備されていなかったりするケースが見られます。

ストックオプションが付与されることも多いですが、これは将来の成功を前提としたものであり、実現しない可能性もあります。

安定した処遇を最優先する場合には注意が必要です。

教育・研修制度や業務プロセスが未整備

急速な成長や変化の過程にあるため、大手企業のように体系化された新人研修、OJTプログラム、階層別の研修制度などが十分に整っていないことが一般的です。

また、業務の進め方に関する標準的な手順やルール、ノウハウをまとめたドキュメントなども未整備な場合が多く、「まずはやってみる」「周りの人を見て覚える」といったスタイルになりがちです。

自ら積極的に質問し、学び、試行錯誤していく主体性が強く求められ、受け身の姿勢ではスキルアップが難しい可能性があります。

プレッシャーが大きい

少ない人数で事業を運営しているため、個々の従業員が担う責任範囲は必然的に広くなります。

「この業務の担当者は自分しかいない」という状況も珍しくなく、自分の判断や成果が事業全体に与える影響も大きくなります。

これは大きな裁量権の裏返しでもありますが、同時に結果に対する責任も重くのしかかり、精神的なプレッシャーを感じやすい環境とも言えます。

多様な業務を同時にこなすマルチタスク能力や、プレッシャー下でも冷静に対応する力が求められます。

優良ITベンチャー企業の探し方

・就活系のサイトを閲覧する
・インターネットで調べる
・SNSで調べる
・就活エージェントに相談する

優良ベンチャー企業は、どのように探せばいいのでしょうか。

ここでは、優良ITベンチャー企業の探し方を4つのポイントに絞って解説します。

就活系のサイトを閲覧する

Wantedly、Green、 Forkwell、Findy、LAPRASなど、特にIT業界やベンチャー企業に強い求人・就職・転職サイトを活用する方法です。

多くのITベンチャーがこれらのプラットフォームに、求人情報だけでなく、企業のミッション、事業内容、開発体制、働く環境、社員インタビューなどを詳しく掲載しています。

「IT」「Webエンジニア」「SaaS」「ベンチャー」といったキーワードや、使用技術、働き方などで企業を検索・比較検討できるのが利点です。

気になる企業に直接コンタクトを取れる場合も多いですが、情報量が多いため効率的な検索と情報整理が大切です。

インターネットで調べる

企業の公式ウェブサイト、技術ブログ、経営者のブログやインタビュー記事、TechCrunch JapanやBRIDGE、CodeZineといったIT系ニュースサイト、INITIALのようなスタートアップデータベースなどを活用して情報を収集します。

Google等で「フィンテック スタートアップ 東京」「AI ベンチャー 資金調達」のように具体的なキーワードで検索するのも有効です。

企業の事業内容、技術スタック、開発文化、プロダクトの評判、資金調達の状況などを多角的に調査できます。

最新情報にアクセスしやすい反面、情報の信頼性を見極め、取捨選択する力が必要です。

SNSで調べる

X(旧Twitter)やLinkedInなどのSNSで、注目しているITベンチャー企業の公式アカウントや、その企業の経営者、エンジニア、人事担当者、関連するVC(ベンチャーキャピタル)などをフォローし、リアルタイムな情報を収集します。

企業のプレスリリースだけでなく、社員の日常的なつぶやきや技術的な発信から、社風や実際の働きがい、開発現場の雰囲気などを垣間見ることができます。

「#エンジニア採用」「#SaaS」「#フルリモート」といったハッシュタグ検索も役立ちます。

ただし、情報は断片的であり、客観性や正確性の確認は別途必要です。

就活エージェントに相談する

IT業界やエンジニア・デザイナーなどの技術職、あるいはスタートアップ・ベンチャー企業への就職支援に特化した就職エージェントに相談するのも有効な手段です。

こうしたエージェントは、一般には公開されていないITベンチャーの求人情報を保有していることがあります。

また、キャリアの相談に乗ってもらいながら、自分のスキルや経験、志向性に合った企業を紹介してもらえます。

企業の詳細な情報について、客観的な視点からの情報提供が期待できる場合もあります。

ただし、紹介される企業はエージェントの取引先に限られる点には留意が必要です。

まとめ

ここまで、ITベンチャー企業とはどのようなものなのかや具体的な企業を紹介してきました。

この記事では、給与の高さや人気の高さに焦点を当ててITベンチャー企業を解説しましたが、これらの情報はITベンチャー企業を判断する1つの材料にすぎません。

自分でITベンチャー企業を探す際は、自分と企業のマッチ度を意識して探すようにしましょう。

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