サマーインターンの選考で、SPIや玉手箱のような能力検査とはまったく毛色の違う試験として就活生を戸惑わせるのがデザイン思考テストです。計算や読解で正答を積み上げる試験ではなく、新しい価値を発想し、他者のアイデアを評価する力を見るため、何を準備すればよいのか分からないまま受検日を迎える人が少なくありません。
デザイン思考テストはVISITS Technologies社が開発した、応募者の創造性やデザイン思考力を測る検査です。出題は知識を問うものではなく、与えられたテーマに対して自分でアイデアを発想して記述したり、他者が出したアイデアの価値を評価したりする形式で、初見では何を求められているのかが掴みにくいのが特徴です。
そして大手志望者がベンチャー企業のサマーインターンを併願するのは、選考スピードの速いベンチャーで早期に通過実績を作りつつ、本命の大手選考に向けて場数を踏む二段構えとして有効です。デザイン思考テストは新規事業の発想力を見る検査のため、新規事業やプロダクト開発を重視するベンチャーとの相性が特に高い場面があります。
つまり大手とベンチャーを併願する人は、能力検査の対策に加えて、デザイン思考テストのような発想力・思考プロセスを問う検査にどう向き合うかも準備の射程に入れる必要があります。とりわけベンチャーでは創造性の評価が早期選考や本選考の優遇に直結しやすいため軽視できません。
この記事ではデザイン思考テストがどんな検査かを整理したうえで、創造セッション・評価セッションへの取り組み方や創造性スコアの高め方を、ベンチャー併願の視点で解説します。なお発想に唯一の正解はないため、本記事では模範解答は示さず、考え方と思考のプロセスのみを扱います。
デザイン思考テストは一夜漬けで点を取る試験ではありませんが、仕組みと思考の型を知っておくだけで、本番で落ち着いて自分の発想を出し切れるようになります。サマー応募がピークを迎える前に、向き合い方の地図を手に入れておきましょう。
- デザイン思考テストがどんな検査か(VISITS社が開発した創造性・デザイン思考力を測る検査)
- サマーインターンでの出題形式(アイデアを発想する創造セッションと他者の案を評価する評価セッションの2部構成)
- 能力検査でも単純な性格検査でもなく、発想力と思考プロセスを見る検査である理由
- 創造性スコアの高め方と、スコアが伸びない人の特徴(ベンチャー併願視点)
- 大学3年生(28卒)で2026年サマーインターンに応募予定の人
- 大手とベンチャーを併願し、デザイン思考テストが課されるか不安な人
- 創造セッションや評価セッションへの取り組み方が分からず戸惑っている人
目次[目次を全て表示する]
デザイン思考テストとは?サマーインターンでの出題形式
まずはデザイン思考テストがどのような検査で、サマーインターン選考でどう使われるのかを押さえましょう。創造セッションと評価セッションの2部構成、何を測る検査か、採用企業の傾向を、大手とベンチャーの併願視点で整理します。
創造セッションと評価セッションの2部構成
デザイン思考テストは、大きく分けて「創造セッション」と「評価セッション」という二つのパートで構成される検査です。能力検査のように計算や読解で正解を積み上げる試験ではありません。
創造セッションは、与えられたテーマに対して自分で新しい価値やアイデアを発想し、それを記述していくパートです。課題を見つけ、その解決につながる価値を提案するという、ゼロからアイデアを生み出す力が問われます。
もう一つの評価セッションは、他の受検者が出したアイデアを読み、その価値を評価していくパートです。自分が発想するだけでなく、他者のアイデアの良し悪しを見極める目があるかどうかが見られます。
この2部構成によって、自分でアイデアを生み出す発想力と、アイデアの価値を客観的に判断する評価力の両面が測られます。初見ではどちらのパートも何を求められているか分かりにくいため、形式を事前に知っておくだけでも本番の戸惑いを大きく減らせます。
何を測るテストか(創造性・思考プロセス)
デザイン思考テストが見ているのは知識の量ではなく、応募者の創造性とデザイン思考のプロセスです。具体的にどんな観点が測られるのかを理解しておきましょう。
中心になるのは創造性スコアと呼ばれる指標です。これは思いつきの奇抜さだけを評価するものではなく、課題を的確に捉え、その課題を解く筋の良い価値を提案できているかという観点で測られます。
もう一つ重視されるのが、観察から課題定義、発想、検証へと進むデザイン思考のプロセスです。アイデアそのものだけでなく、どんな思考のプロセスでその価値にたどり着いたかが問われます。
つまりデザイン思考テストは、能力検査のように正解の数を競う試験でも、単純な性格検査でもありません。発想力と思考の質を見る検査のため、良く見せようと取り繕うより、課題と解決を筋道立てて考える姿勢が評価につながります。
採用企業・業界(ベンチャー併願視点)
デザイン思考テストを導入する企業には傾向があります。サマーインターンでどんな場面で出会うかを、併願先のラインナップと照らし合わせて把握しておきましょう。
デザイン思考テストは、応募者の発想力や新規事業を生み出す力を早い段階で見極めたい企業が導入しやすい検査です。コンサルティングファームや新規事業を重視する企業で採用されることがあります。
大手では幅広い母集団のなかから創造性の高い人材を絞り込む目的で使われることがあります。一方でベンチャーのサマーインターンは、新規事業やプロダクト開発を担える発想力を直接的に求めるため、創造性を測るデザイン思考テストと相性がよい場面があります。
ベンチャーは一人ひとりが事業に与える影響が大きく、与えられた仕事をこなす力だけでなく、自ら課題を見つけて価値を生み出す力をシビアに見ます。サマーで創造性が評価されれば早期選考や本選考の優遇に直結しやすいため、大手志望者にとっても併願先の選考として侮れません。
したがって大手×ベンチャー併願者は、能力検査の対策に加えて、デザイン思考テストで自分の発想を落ち着いて出し切れる状態を作っておくことが、二段構えの就活を成立させる鍵になります。
サマーインターンのデザイン思考テストの評価のされ方
デザイン思考テストはどう評価され、合否にどの程度影響するのかを整理します。創造性スコアの仕組み、合否への影響、結果の扱いを、大手とベンチャーの視点で確認しましょう。
創造性スコアの仕組み
デザイン思考テストの評価の中心にあるのが創造性スコアです。これは創造セッションと評価セッションの両方の取り組みをもとに算出される、応募者の発想力と評価力を示す指標です。
創造性スコアは、単に奇抜なアイデアを出せば高くなるわけではありません。課題をどれだけ的確に捉え、その課題に対して筋の良い価値を提案できているかという質の面が重視されます。
評価セッションでは、他者のアイデアの価値を見極める精度も採点に影響します。多くの人が高く評価する優れた案を正しく見抜けるか、見当違いの評価をしていないかといった評価の妥当性がスコアに反映されます。
つまり創造性スコアは、生み出す力と見極める力の両面から測られる総合的な指標です。思いつきの数や派手さではなく、課題と解決を筋道立てて考えられているかが点数を左右すると理解しておきましょう。
合否への影響
デザイン思考テストの結果が合否にどう関わるかは企業によって異なりますが、創造性を重視する企業ほど選考での比重が大きくなる傾向があります。能力検査の点数とは別軸で人を見るための指標として使われます。
能力検査が一定の基準を満たしていても、デザイン思考テストで創造性スコアが低いと、発想力を求める企業の選考ではマイナスに働く場合があります。計算や読解が得意でも、課題発見と価値提案が弱いと評価が伸びにくいのがこの検査の特徴です。
逆に言えば、能力検査の点数だけでは目立てなかった人でも、創造性スコアで強みを示せば評価を逆転できる可能性があります。発想力に自信がある人にとっては、自分の強みをアピールできるチャンスになり得ます。
ベンチャーのサマーでは少人数のなかで一人ひとりの発想が丁寧に見られるため、創造性の差が大手以上に評価に反映されやすい傾向があります。発想力を磨いて臨めば、併願先での通過実績につなげやすくなります。
結果の扱い
デザイン思考テストの結果を他社の選考に使い回せるかどうかを気にする人もいますが、考え方は能力検査とは異なります。
デザイン思考テストは企業ごと、選考ごとに受検するのが基本で、SPIのテストセンターのように結果を他社へ送り回す前提の運用は一般的ではありません。応募する企業ごとに、その都度受検すると考えておくのが無難です。
またテーマや出題は受検のたびに変わり得るため、前回の手応えがそのまま次回に通用するとは限りません。毎回その場のテーマに対して、自分の発想力を素直に発揮する姿勢で臨むのが本来の趣旨に沿っています。
複数社を併願する場合でも、デザイン思考テストに関しては「使い回して効率化する」対象とは考えず、企業ごとに落ち着いて自分の発想を出し切る前提でスケジュールを組んでおきましょう。
サマーインターンのデザイン思考テスト対策・スコアの高め方
デザイン思考テストは知識の暗記で点を伸ばす試験ではありませんが、創造性スコアを高めるための準備の方向性はあります。デザイン思考のプロセス理解、日頃の課題発見トレーニング、筋の良い価値提案の作り方を、ベンチャー併願の視点も交えて整理します。なお模範解答は存在しないため、考え方のみを扱います。
デザイン思考のプロセス理解
創造性スコアを高めるうえでまず押さえたいのが、デザイン思考のプロセスを理解しておくことです。アイデアを思いつきで出すのではなく、型に沿って考えることで質が安定します。
デザイン思考の基本的な流れは、観察、課題定義、発想、検証という段階で進みます。まず対象をよく観察し、そこから本質的な課題を定義し、その課題を解く価値を発想し、その価値が機能するかを検証するという一連の思考です。
この流れを知っていると、創造セッションでテーマを与えられたときに、いきなり解決策に飛びつかず、まず課題は何かを捉えてから発想するという順序で考えられます。順序を踏むことで、的外れな提案を避けられます。
逆にプロセスを意識せずアイデアだけを出そうとすると、課題とずれた解決策になりやすくなります。観察から検証までの流れを頭に入れておくことが、筋の良いアウトプットを安定して出すための土台になります。
日頃の課題発見トレーニング
デザイン思考テストは試験直前の詰め込みでは伸ばしにくいため、日頃から課題を見つける練習を積んでおくことが効果的です。発想力は日常の意識づけで鍛えられます。
具体的には、身の回りの不便や違和感に気づいたときに、なぜ不便なのか、本当の課題は何かを一歩踏み込んで考える習慣をつけましょう。表面的な不満の奥にある本質的な課題を捉える力が、創造セッションで効いてきます。
あわせて、その課題に対してどんな価値があれば解決できるかを自分なりに考えてみる練習も有効です。課題と解決をセットで考える癖がつくと、本番でテーマを与えられたときにスムーズに発想を展開できます。
ベンチャーは身近な課題から新しい事業を生み出す発想を重視するため、こうした日常のトレーニングはサマー選考だけでなく面接やグループワークでも武器になります。課題発見の習慣化が、併願全体を通じて効いてくると捉えましょう。
筋の良い価値提案の作り方
創造性スコアを左右するのが、筋の良い価値提案ができているかです。ここで意識したいのは、突飛さよりも課題との整合性です。模範解答は示さず、考え方の方向性を整理します。
よくある誤解が、奇抜で誰も思いつかないアイデアほど評価されるというものです。しかし実際には、奇抜さそのものより、定義した課題をきちんと解いているかのほうが重視されます。突飛なだけで課題とつながらない提案は評価されにくいのです。
筋の良い価値提案とは、捉えた課題に対して、その課題を確かに解決し、かつ誰かにとって本当に価値があると納得できる提案です。課題と解決が一本の線でつながっていることが、質の高さの条件になります。
したがって発想の際は、まず課題を明確にし、その課題に正面から応える価値を考える順序を守りましょう。無理に奇をてらうのではなく、課題に対して誠実で説得力のある提案を目指すことが、創造性スコアを高める近道です。
創造セッション・評価セッションの取り組み方
デザイン思考テストの2部構成それぞれに、取り組み方のコツがあります。創造セッションのコツ、評価セッションの多面的な見方、時間配分を押さえ、本番で実力を出し切れるようにしておきましょう。
創造セッションのコツ
創造セッションでは、自分でアイデアを発想して記述します。ここでのコツは、いきなり解決策から書き始めないことです。課題を捉える段階を飛ばすと、評価されにくい提案になりがちです。
まずは与えられたテーマをよく読み、その背景にある課題は何かを自分の言葉で定義しましょう。課題が明確になってから発想することで、提案が課題からずれるのを防げます。課題定義こそが創造セッションの起点です。
発想する際は、思いついた価値が本当にその課題を解くのか、誰にとって価値があるのかを自問しながら書き進めると、説得力のあるアウトプットになります。書きながら自分でツッコミを入れる感覚が役立ちます。
記述では、課題と解決のつながりが読み手に伝わるよう、筋道を意識して言語化することが大切です。素晴らしい発想でも、つながりが伝わらなければ評価されません。課題から価値までの道筋を分かりやすく示す意識を持ちましょう。
評価セッションの多面的な見方
評価セッションでは、他者のアイデアの価値を判断します。ここで意識したいのは、一つの観点だけで良し悪しを決めない多面的な見方です。表面的な印象だけで評価すると精度が下がります。
アイデアを評価するときは、その案がどんな課題を捉え、その課題をどれだけ解けているかという観点で見ましょう。自分が発想するときと同じく、課題と解決のつながりを基準にすると判断がぶれにくくなります。
あわせて、新規性や実現性、価値の大きさといった複数の角度から見ることで、評価の妥当性が高まります。面白いだけ、現実的なだけといった一面的な評価を避けることが、評価セッションでの精度につながります。
自分の好みや第一印象に引きずられず、多くの人が納得できる視点で価値を見極める姿勢が大切です。評価の妥当性も創造性スコアに影響するため、発想と同じ熱量で評価にも丁寧に取り組むようにしましょう。
時間配分
デザイン思考テストは、限られた時間のなかで創造と評価の両方に取り組むため、時間配分の意識を持っておくと安心です。どちらか一方に時間を使いすぎると、もう一方が雑になります。
創造セッションでは、課題定義に一定の時間をかけつつ、完璧な表現を求めて延々と書き直さないことが大切です。課題と価値の筋を通したうえで、時間内に書き切るバランスを意識しましょう。考え込みすぎは禁物です。
評価セッションでも、一つのアイデアに時間をかけすぎず、与えられた案に一通り目を通して判断していくテンポが求められます。全体を見渡したうえで妥当な評価を下す意識を持つと、時間切れを防げます。
全体として、創造と評価のどちらも中途半端にしないよう、最初に大まかな時間の割り振りを決めておくのが有効です。形式を事前に知っておけば配分も立てやすく、本番で慌てずに済みます。
サマーインターンのデザイン思考テストでスコアが伸びない人の特徴
創造性スコアが伸び悩む人にはいくつかの共通点があります。ありきたりな発想、課題と解決の繋がりの弱さ、評価が表面的という観点から、避けるべきポイントを整理します。
ありきたりな発想
スコアが伸びない人の典型が、ありきたりで誰でも思いつく発想に終始してしまうケースです。テーマに対して当たり障りのない一般論を書くだけでは、創造性は評価されにくくなります。
多くの人が同じように思いつく無難な提案は、課題を深く捉えずに表面的な解決策を当てはめているだけのことが多いものです。課題を一歩踏み込んで捉えていないと、発想もありきたりになりがちです。
ただし、これは奇抜さを狙えという意味ではありません。前述のとおり、突飛なだけの提案も評価されません。求められるのは、課題を深く掘り下げた結果として出てくる、筋の通った独自性です。
ありきたりから抜け出すには、テーマの背景にある本質的な課題まで考えを進めることが欠かせません。日頃の課題発見トレーニングが、ここでの発想の深さに直結します。
課題と解決の繋がりが弱い
もう一つの典型が、課題と解決のつながりが弱い提案です。アイデア自体は面白くても、それが定義した課題を本当に解いているかが曖昧だと、創造性スコアは伸びません。
よくあるのが、課題定義が浅いまま解決策に飛びついてしまうパターンです。課題が曖昧なまま発想すると、その解決策がなぜ必要なのかが説明できず、提案の説得力が下がります。
逆に、課題をしっかり捉えていても、提案した価値がその課題を直接解いていなければ評価されません。課題と解決が一本の線でつながっているかを、書きながら何度も確認する必要があります。
伸び悩む人ほど、発想の華やかさに気を取られて、つながりの検証をおろそかにしがちです。課題から価値までの筋道を丁寧に通すことが、スコアを安定させる基本になります。
評価が表面的
評価セッションでスコアを落とすのが、他者のアイデアを表面的にしか評価できないケースです。第一印象や好みだけで良し悪しを決めると、評価の妥当性が下がります。
面白そう、なんとなく良さそうといった印象で評価してしまうと、本当に課題を解いている優れた案を見落とすことがあります。多くの人が高く評価する案を正しく見抜けないと、評価力が低いと判断されかねません。
表面的な評価を避けるには、自分が発想するときと同じ基準、つまり課題と解決のつながりや価値の大きさという観点で見ることが有効です。評価にも明確な基準を持ち込むことで、判断がぶれにくくなります。
スコアが伸びない人の多くは、発想力だけに意識が向き、評価セッションを軽視しています。創造と評価は両輪であり、どちらにも丁寧に取り組むことが総合的なスコアの底上げにつながります。
サマーインターンデザイン思考テストに関するよくある質問
最後に、デザイン思考テストについて就活生から多く寄せられる疑問に答えます。対策できるのか、難易度、本選考でも同じかという三点を、ベンチャー併願の視点も交えて整理します。
デザイン思考テストは対策できるのか
結論として、デザイン思考テストは能力検査のように問題集を解いて点を伸ばす対策はしにくい検査です。暗記や反復練習でスコアが上がるという性質ではありません。
ただし、まったく準備のしようがないわけではありません。創造セッションと評価セッションという形式を事前に知っておくこと、デザイン思考のプロセスを理解すること、日頃から課題発見の練習を積むことは、十分に効果のある準備になります。
つまりデザイン思考テストの対策とは「正解を覚える練習」ではなく「課題発見と価値提案の思考力を鍛える準備」です。日々の意識づけで発想力を磨いておけば、本番で自分の力を落ち着いて出し切れます。
デザイン思考テストの難易度は高いのか
デザイン思考テストの難易度は、能力検査でいう「問題が難しい」という意味での高さとは異なります。計算や読解の難しさで困るタイプの検査ではありません。
戸惑いの原因はむしろ、正解が一つに決まらない不確実さと、創造性という採点軸の見えにくさにあります。何を書けば評価されるのかが分かりにくく、対策の手応えを掴みにくいことが難しさとして感じられます。
逆に言えば、形式とデザイン思考のプロセスを理解し、課題と解決をつなぐ考え方を身につけておけば、体感的な難しさは大きく下がります。思考の型を知っておくこと自体が最大の難易度対策になる検査だと言えます。
本選考でも同じデザイン思考テストが出るのか
サマーインターンでデザイン思考テストを採用している企業は、本選考でも同じ形式の検査を課す場合があります。ただし必ず同一とは限らず、企業や選考フェーズによって運用やテーマは変わります。
サマーでデザイン思考テストに一度触れておけば、本選考で再び出会ったときに形式に戸惑わず、課題発見と価値提案にすぐ集中できるのは大きな利点です。早期に経験しておく意味はここにあります。
ベンチャーを併願する人にとっては、選考スピードの速いベンチャーで先にデザイン思考テストを経験し、本命の大手選考に備えるという順序が有効です。サマーでの経験がそのまま本選考の地ならしになると考えて取り組みましょう。
まとめ
デザイン思考テストはVISITS Technologies社が開発した、応募者の創造性とデザイン思考力を測る検査で、自分でアイデアを発想する創造セッションと、他者の案を評価する評価セッションの2部構成です。能力検査でも単純な性格検査でもなく、発想力と思考プロセスを見る検査のため、課題発見と価値提案の質を高めることが準備の中心になります。
創造性スコアを高める鍵は、デザイン思考のプロセスを理解し、日頃から課題を見つける練習を積み、突飛さより筋の良い価値提案を目指すことです。創造セッションでは課題定義から始め、評価セッションでは多面的な視点で見極めましょう。スコアが伸びない人の多くは、ありきたりな発想や課題と解決のつながりの弱さ、表面的な評価で評価を落としています。
大手とベンチャーを併願する人は、能力検査の対策とデザイン思考テストの向き合い方を切り分けて準備しましょう。ベンチャーは新規事業やプロダクト開発の発想力を重視しデザイン思考テストと相性がよい場面があり、サマーでの創造性の高評価が早期選考や本選考の優遇に直結します。選考スピードの速いベンチャーで先に発想力を試す経験を積み、本命の大手選考に余裕を持って備える二段構えで、サマーインターンを攻略していきましょう。