サマーインターンに応募しようとしている28卒の人が最初につまずくのが、「Webテストの内容って結局なにが出るの?」という疑問です。
言語・非言語・性格検査という言葉はよく聞くものの、具体的にどんな問題がどんな配分で出題されるのかを正確に把握している人は意外と少ないのが実情です。
2026年のサマーインターンは6月頃から募集が本格化し、ベンチャーは選考スピードが速く、大手は標準テストで足切りをかけてきます。出題内容を知らないまま受けると、初見の形式に戸惑って実力を出しきれません。
特にベンチャーと大手を併願している人は、受けるテストの種類が増えるぶん、押さえるべき出題範囲も一気に広がります。
逆に言えば、何が出るかを先に網羅しておくだけで、当日の手応えと得点は大きく変わってきます。
この記事では、Webテストの出題内容を能力検査と性格検査の構成から、主要テスト別の違い、ベンチャー独自の内容まで、併願者の目線で網羅的に整理します。
- Webテストの内容=能力検査(言語・非言語・英語)と性格検査の構成
- SPI・玉手箱・GAB・CABなど主要テスト別の出題内容の違い
- ベンチャー独自テストやコーディング・カルチャーフィット系の内容
- 大手・ベンチャー併願者向けの時期別3段階の対策ロードマップ
- 大学3年生(28卒)で2026年サマーインターンに応募予定の人
- 大手とベンチャーを併願していて出題範囲の広さに不安な人
- Webテストで何が出るかを先に網羅して準備したい人
目次[目次を全て表示する]
サマーインターンでWebテストが課される背景
出題内容の話に入る前に、なぜサマーインターンでWebテストが課されるのか、そして併願者ほど押さえる範囲が広がる理由を整理しておきましょう。
就活の早期化でインターン選考が実質スタートになっている
いまの就活は早期化が進み、サマーインターンが事実上の選考のスタートラインとして機能しています。
28卒では2026年6月頃から募集が始まり、夏休みにプログラムが集中するスケジュールが一般的です。
応募者が募集枠を大きく上回る企業では、エントリーシートに加えてWebテストで母集団を絞り込む流れが定着しています。
このとき企業が見るのが、能力検査による基礎学力と、性格検査による志向性の適合という2つの内容です。
つまりWebテストの中身を知ることは、企業が選考でなにを測ろうとしているのかを知ることでもあります。
出題内容を理解しておくと、対策の優先順位が自然と定まり、限られた準備時間を無駄にせずに済みます。
ベンチャーと大手で出題されるテストの種類が異なる
併願者がつまずきやすいのが、ベンチャーと大手で出題されるテストの種類や内容が違う点です。
大手はSPIや玉手箱、GABといった標準的な市販テストを使うことが多く、出題内容は比較的読みやすい傾向があります。
一方のベンチャーは、独自に開発したテストやコーディング試験、カルチャーフィットを測る設問を取り入れることが珍しくありません。
そのため大手志望者がベンチャーを併願すると、想定していなかった形式の内容に出くわして面食らうことがあります。
この種類の違いを知らずに同じ感覚で受けると、得意なはずの能力検査でも本来の力を出しきれません。
併願者はまず「相手によって出る内容が違う」と理解しておくことが、準備の第一歩になります。
応募から受検までの期間が短く内容確認が後回しになりやすい
サマーインターンWebテスト特有の難所が、応募から受検までの期間が極端に短いことです。
エントリー後、数日から1〜2週間ほどで受検案内が届くことが多く、出題内容を調べる余裕がないまま本番を迎えがちです。
大手とベンチャーを同時に走らせていると、受検が連続して1社ごとの内容確認が後回しになりやすくなります。
その結果、初見の形式に当日初めて触れて戸惑い、本来の実力を発揮できないという事態が起こります。
だからこそ、応募が本格化する前に「どのテストでなにが出るか」を先に把握しておく価値が大きいのです。
背景を理解したところで、次章では出題内容の核心である能力検査と性格検査の構成を見ていきます。
Webテストの内容=能力検査と性格検査の構成
Webテストの出題内容は、大きく能力検査と性格検査の2つで構成されています。まずはこの全体像と、それぞれの中で出る具体的な内容を押さえましょう。
能力検査の言語=語彙と読解が中心
能力検査の一方の柱が言語分野で、出題内容は語彙力と読解力を測る問題が中心です。
語彙では、二語の関係や言葉の意味、熟語の成り立ちといった、日本語の知識を直接問う設問が出ます。
読解では、長文を読んで主旨を捉える問題や、空欄に適切な語句を補充する問題などが出題されます。
テストの種類によって比重は変わりますが、限られた時間で正確に文章を処理する力が共通して求められます。
言語は対策の成果が出やすい分野なので、出題形式を先に知っておくだけで得点が安定しやすくなります。
併願者は志望企業がどの形式を使うかで語彙寄りか読解寄りかが変わる点を意識しておくとよいでしょう。
能力検査の非言語=計算・推論・図表の読み取り
能力検査のもう一方の柱が非言語分野で、計算・推論・図表の読み取りが主な出題内容です。
計算では、割合や速度、損益算といった、中学・高校レベルの数学を応用した文章題が頻出します。
推論では、与えられた条件から論理的に結論を導く問題が出て、知識量より思考の整理力が問われます。
図表の読み取りでは、表やグラフから必要な数値を素早く拾い、計算して答える処理スピードが求められます。
非言語は多くの受検者が苦手としやすく、出題範囲を絞って反復すれば差をつけやすい分野です。
大手の足切りは非言語で決まる場面も多いため、併願者はここを優先して固めておくと効率的です。
英語と性格検査の内容と狙い
テストによっては、英語の科目や性格検査が出題内容に加わることを押さえておきましょう。
英語は、語彙や同義語、長文読解など、言語分野の英語版にあたる内容が中心で、外資系や商社で課されやすい傾向です。
性格検査は、数百問の質問に答えて、価値観や行動特性、ストレス耐性などを多面的に測る内容になっています。
狙いは、応募者が自社の求める人物像に合うか、組織で力を発揮できるかを能力面とは別軸で見ることにあります。
性格検査には正解がなく、対策というより自分の傾向を一貫して示すことが評価につながる内容になっています。
特にベンチャーは性格検査で志向性の適合を重く見るため、能力検査と同じくらい重要な内容だと考えてよいでしょう。
全体像をつかんだうえで、次章ではテストの種類ごとに出題内容がどう違うかを具体化していきます。
主要テスト別の出題内容の違い(SPI・玉手箱・GAB・CAB・ベンチャー独自)
同じWebテストでも、種類が変わると出題内容は大きく異なります。代表的なテストごとに、なにがどう出るのかを併願者目線で整理します。
SPIと玉手箱の出題内容の違い
もっとも遭遇しやすいのが、SPIと玉手箱という2大テストの出題内容の違いです。
SPIは言語・非言語・性格検査が基本構成で、推論や文章題などバランスよく出るため、対策本も豊富で対応しやすいテストです。
玉手箱は同じ形式の問題を連続して出すのが特徴で、計数なら図表の読み取りや四則逆算、言語なら長文の趣旨判定が反復して出ます。
玉手箱は1問あたりの時間が極端に短く、同じ形式を高速で処理し続けるスタミナが内容面での難所になります。
大手はこの2つを使う企業が多いため、併願者はまずSPIと玉手箱の出題内容を押さえておくと守備範囲が広がります。
どちらが出るかは企業や年度で変わるので、両方の形式に触れておくのが安全です。
GABとCABの出題内容の違い
商社やコンサル、IT系を併願するなら、GABとCABの出題内容も押さえておきたいところです。
GABは長文の読解と図表を使った計数が中心で、総合職向けに論理的な処理力を測る内容として使われます。
CABはIT職向けに設計されており、暗算・法則性・命令表・暗号といった、プログラミング適性に近い思考を問う内容が特徴です。
どちらも形式に慣れていないと面食らいやすく、特にCABの命令表や暗号は事前に解き方を知っているかで差が出ます。
ベンチャーのエンジニア職やIT企業を併願する人は、CAB系の出題内容を先に確認しておく価値が大きいでしょう。
志望する職種によって出るテストが変わる点を意識して、範囲を絞り込むのが賢明です。
ベンチャー独自テスト・コーディング試験の内容
併願者が見落としがちなのが、ベンチャー独自のテストやコーディング試験という出題内容です。
ベンチャーは標準テストにとらわれず、自社の価値観への共感度を測るカルチャーフィット型の設問を取り入れることがあります。
エンジニア採用では、実際にコードを書いて課題を解くコーディングテストや、アルゴリズム的な思考を問う内容が課される場合もあります。
こうした独自の内容は市販の対策本でカバーしきれないため、企業の採用ページや過去の体験談から傾向を集めるのが有効です。
コーディング試験では、限られた時間内に正しく動くコードを書く処理力に加え、設計の考え方や読みやすさを見られることもあります。
大手の標準テストに慣れている人ほど、ベンチャー独自の出題内容に戸惑いやすいので注意が必要です。
併願時は標準テストとベンチャー独自テストの両にらみで内容を把握しておきましょう。
サマーインターンWebテスト対策ロードマップ(時期別3段階)
出題内容を把握できたら、それを得点に変える準備を時期別3段階に分けて進めます。大手とベンチャーの両にらみを前提にした進め方です。
第1段階:6月までの基礎固めと出題形式の把握
最初の段階は、募集が本格化する前の基礎固めと出題形式の把握です。
主要なWebテストには言語・非言語・性格検査という共通の枠組みがあり、まず全体像を押さえると当日の戸惑いが減ります。
この時期は1冊の対策本を通しで解き、自分がどの分野で時間を使いすぎるかを把握することを優先しましょう。
併願者は志望企業がSPI・玉手箱・GABのどの形式を使う傾向かを早めに調べ、頻度の高い形式から手をつけると効率的です。
出題内容の全体像が頭に入っていれば、応募が始まってから慌てて調べる必要がなくなります。
余裕のある6月までにこの土台を作れるかが、夏全体の手応えを左右します。
第2段階:応募開始後の頻出分野の反復と時間配分
募集が始まったら、頻出分野の反復と本番を想定した時間配分の練習に軸を移します。
受検案内は短い期間で届くため、エントリーした企業の出題形式に合わせて優先分野を絞り込みます。
本番では1問あたりにかけられる時間が限られるので、時間を計って解き、捨て問を見切る判断を体に染み込ませましょう。
ベンチャーの独自テストと大手の標準テストを同じ週にこなす場合は、内容の近いものをまとめて練習すると効率が上がります。
この段階で「時間内に解ききる感覚」を作れていれば、初見の内容にも落ち着いて対応できます。
反復のなかで安定して得点できる手応えが出てきたら、最終段階の直前調整へ進みます。
第3段階:直前の総点検と受検環境の準備
受検直前は、弱点の総点検と受検環境のセットアップに絞ります。
新しい問題集に手を広げるより、これまで間違えた問題を解き直して取りこぼしを減らすほうが得点に直結します。
自宅受験なら通信環境・静かな場所・本人確認の準備を、テストセンターなら会場と持ち物を事前に確認しておきましょう。
性格検査は正直に一貫して答えることを意識し、奇をてらわない姿勢が結果的に好印象につながります。
環境トラブルでの中断は能力とは無関係に得点を下げる要因なので、ここを潰すだけで結果は安定します。
この3段階を回せば、出題内容の把握が確かな得点へと結びついていきます。
出題内容の把握でやりがちな失敗
出題内容を調べる段階にも、併願者が陥りやすい落とし穴があります。先回りで知っておき、準備のムダを防ぎましょう。
SPIだけ対策して他形式の内容を見落とす
最も多い失敗が、SPIだけ対策して玉手箱やGABなど他形式の内容を見落とすことです。
SPIは知名度が高く対策本も多いため、そこだけ仕上げて安心してしまう人が少なくありません。
しかし大手は玉手箱、商社はGAB、IT系はCABと、企業によって出る内容はばらばらです。
本番で初めて見る形式に当たると、知識はあっても解き方が分からず時間を浪費してしまいます。
志望企業がどのテストを使うかを早めに調べ、必要な形式の内容を一通りさらっておくことが欠かせません。
「SPIさえやれば大丈夫」という思い込みが、併願者の最大の落とし穴です。
ベンチャー独自テストの内容を軽視する
次に多いのが、標準テストばかり対策してベンチャー独自テストの内容を軽視するパターンです。
市販の対策本でカバーできる標準テストは準備しやすいぶん、独自テストの存在を見落としがちになります。
ベンチャーはカルチャーフィットやコーディングなど、本では学べない出題内容を取り入れることがあります。
大手の標準テストに慣れているほど、想定外の内容に出くわして実力を出しきれないことが起こります。
企業の採用ページや体験談で独自テストの傾向を事前に調べておくと、本番での驚きを減らせます。
標準と独自の両方に目を配るのが、ベンチャー併願者に欠かせない視点です。
性格検査の内容を無視して能力検査だけ詰める
見落とされがちなのが、性格検査の内容を無視して能力検査だけ詰める失敗です。
能力検査ばかり対策して性格検査を流すと、企業の求める人物像とのズレや矛盾した回答で評価を落とすことがあります。
性格検査も立派な出題内容の一部であり、特にベンチャーは志向性や行動特性を重視する場面が多くあります。
自分をよく見せようと回答を盛ると、設問間で矛盾が生じて一貫性のなさが見抜かれるリスクが高まります。
性格検査でなにを測られるのかを理解し、正直かつ一貫した姿勢で答えることが安定した評価につながります。
これらの失敗を避けられれば、出題内容の把握が着実に得点へ結びついていきます。
本選考・早期選考への接続
サマーで把握した出題内容の知識は、本選考・早期選考でもそのまま武器になります。併願者の視点でつなげ方を整理します。
サマーで把握した出題内容は本選考でも活きる
意識したいのは、サマーで把握した出題内容の知識が本選考でもそのまま活きるという点です。
本選考で改めてWebテストを実施する企業は多く、その場合はサマーで触れた形式の経験がそのまま強みになります。
どのテストでなにが出るかを夏のうちに体で覚えておけば、本選考では内容の把握から始める必要がありません。
その時間を苦手分野の底上げに回せるため、サマーでの経験はそのまま本選考のリードにつながります。
大手の本選考は得点勝負になりやすいぶん、夏から秋にかけての反復がそのまま結果に反映されます。
サマーは「出題内容を体得する練習試合」と捉え、得た知識を次に活かす姿勢が大切です。
ベンチャーの早期選考は内容把握者を優遇しやすい
併願者ならではの強みが、ベンチャーの早期選考や本選考優遇というルートを持てることです。
ベンチャーは少人数採用で相対評価のため、サマーで高い評価を得ると早期選考や本選考の優遇に直結しやすい構造があります。
出題内容を把握して安定した得点を出せれば、その後の選考でも有利なスタートを切れます。
大手一本に絞っていると挑戦の機会が限られますが、ベンチャーを併願していれば打席の数を確保し続けられます。
サマーで内容を押さえて結果を出すことが、早期選考という次の扉を開く鍵になるのです。
複数の接点を持てることこそ、併願戦略がもたらす大きな利点です。
内容把握の幅が併願者の強みになる
最後に意識したいのは、出題内容を把握している範囲の広さが併願者の強みになるという点です。
大手の標準テストとベンチャーの独自テストの両方に触れた人は、初見の形式に当たっても対応できる幅を持てます。
受ける企業が多いぶん、併願者は様々な出題内容に触れる機会に恵まれ、知識の引き出しが自然と増えていきます。
その積み重ねが、本選考でどんなテストが来ても落ち着いて対応できる地力につながります。
サマーで広げた内容把握の幅を、本選考までの数か月で磨き込んでいきましょう。
多様な内容に触れた経験は、就活全体を通じて効いてくる確かな財産になります。
サマーインターンのWebテストの内容に関するよくある質問
出題内容について併願者から多く挙がる疑問を、断定を避けつつ目安として整理します。
Webテストはどの種類でも内容は同じ?
同じではありません。テストの種類によって出題内容や形式は大きく異なります。
SPIはバランス型、玉手箱は同形式の反復、GABは長文と図表、CABはIT適性と、それぞれ問われる内容が違います。
言語・非言語・性格検査という大枠は共通でも、その中身や時間配分はテストごとに変わります。
そのため志望企業がどのテストを使うかを調べ、該当する内容に絞って対策するのが効率的です。
「Webテストは一種類」という思い込みを外すことが、内容把握の出発点になります。
ベンチャーは大手と出題内容が違うって本当?
本当です。ベンチャーは独自テストやコーディングなど、大手と異なる内容が出ることがあります。
大手はSPIや玉手箱といった標準テストが中心ですが、ベンチャーはカルチャーフィット型の設問を加える場合があります。
エンジニア採用では実際にコードを書く課題が出ることもあり、市販の対策本ではカバーしきれません。
ただし企業によって採用するテストは様々なので、応募先ごとに出題内容を個別に確認するのが確実です。
併願時は標準テストと独自テストの両方を想定しておくと、本番での驚きを減らせます。
英語や時事問題も内容に含まれる?
企業やテストによっては含まれます。英語や一般常識が出題内容に加わるケースもあります。
英語は語彙や長文読解が中心で、外資系や商社など英語力を重視する企業で課されやすい傾向です。
一般常識や時事に近い設問を独自に出すベンチャーもあり、日頃から情報に触れておくと役立ちます。
とはいえ全企業で出るわけではないため、まずは言語・非言語・性格検査の基本構成を固めるのが先決です。
志望企業の傾向を調べたうえで、必要なら英語や時事の準備を上乗せしていきましょう。
まとめ
サマーインターンのWebテストの内容は、能力検査(言語・非言語・英語)と性格検査という大きな枠組みで構成されています。言語は語彙と読解、非言語は計算・推論・図表の読み取りが中心で、性格検査では志向性や行動特性が多面的に測られます。
同じWebテストでも、SPIはバランス型、玉手箱は同形式の反復、GABは長文と図表、CABはIT適性と、テストの種類によって出題内容は大きく異なります。さらにベンチャーは独自テストやコーディング、カルチャーフィット系の内容を取り入れることがあり、大手志望者が併願すると押さえる範囲が一気に広がります。
大切なのは、応募が本格化する前に「どのテストでなにが出るか」を網羅し、時期別3段階のロードマップで得点に変えていくことです。出題内容を把握している範囲の広さこそが、初見の形式にも対応できる併願者の強みになります。
ベンチャーは少人数採用で相対評価のため、サマーで安定した得点を出せば早期選考や本選考優遇に直結します。出題範囲を先に押さえ、大手とベンチャーの両にらみで準備を整え、次の通過を着実に取りにいきましょう。