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ES添削にAIを活用するならプロンプトが重要
AIを活用すれば、自分で作成したESの文章表現や構成、論理性などを短時間でチェックできます。
ただし、AIにESを入力するだけでは、必ずしも自分が求めている添削結果が得られるとは限りません。
ES添削でAIを効果的に活用するために重要なのが「プロンプト」です。
プロンプトとは、AIに対して「何をしてほしいのか」「どのような基準で回答してほしいのか」を伝える指示文のことです。
ESの設問や文字数、応募する企業・職種、添削してほしいポイントなどを具体的に伝えることで、より目的に合った添削結果を得やすくなります。
ここでは、ES添削でプロンプトが重要な理由や、AIを活用するときの考え方について解説します。
ES添削AIでプロンプトが重要な理由
ES添削でAIを活用するときにプロンプトが重要なのは、指示の内容によってAIがチェックするポイントが変わるためです。
たとえば、完成したESを入力して「添削してください」とだけ伝えた場合、文章表現や誤字脱字を中心に修正されることがあります。
しかし、実際のESでは「強みが伝わっているか」「エピソードに具体性があるか」「志望動機に説得力があるか」など、さまざまな観点から確認する必要があります。
そこで、「新卒採用担当者の視点から評価してください」「エピソードの具体性を重点的に確認してください」など、添削してほしいポイントをプロンプトに含めることが重要です。
AIに求める役割や評価基準を明確にすることで、自分が確認したいポイントに沿ったフィードバックを受けやすくなります。
プロンプト次第でES添削の精度が変わる
AIによるES添削では、プロンプトにどれだけ具体的な情報を含めるかによって、回答の内容が大きく変わります。
特に伝えておきたいのが、以下のような情報です。
- ESの設問
- 指定文字数
- 応募する企業や業界
- 応募する職種
- アピールしたい強み
- 添削してほしいポイント
たとえば、志望動機を添削してもらう場合、「この志望動機を添削してください」と指示するだけでなく、「IT業界を志望している新卒学生のESです。
論理性と、この企業を志望する理由が伝わっているかを重点的に確認してください」と伝えた方が、目的に合った回答を得やすくなります。
また、「改善点を3つ挙げた後に修正版を提示してください」のように出力形式まで指定するのもおすすめです。
AIにすべてを判断させるのではなく、必要な情報と確認してほしいポイントをこちらから具体的に伝えることが、ES添削の精度を高めるポイントです。
AIにはESの作成ではなく添削を依頼する
ESでAIを活用するときは、最初から文章をすべて作成してもらうよりも、自分で作成したESを添削してもらう使い方がおすすめです。
AIに「ガクチカを400字で作って」と依頼すると、文章としては読みやすい内容が生成されても、自分自身の経験や考えが十分に反映されない可能性があります。
場合によっては、実際には経験していない内容や、自分が意図していない表現が追加されることもあります。
まずは自分の経験や考えをもとにESを作成し、その文章に対して「わかりにくい部分はないか」「強みが伝わっているか」「より具体的にできる部分はないか」とAIに確認してもらいましょう。
また、プロンプトには「元のESに書かれていない経験や実績を新しく追加しないでください」といった条件を加えておくと、元の内容を維持しながら添削してもらいやすくなります。
AIをESの代筆者ではなく、文章を改善するための添削役として活用することがポイントです。
【コピペOK】ES添削AIで使える基本プロンプト
ESをAIに添削してもらう際は、毎回ゼロからプロンプトを考える必要はありません。
基本となるプロンプトを用意しておき、ESの内容や目的に応じて条件を変更すると効率的です。
ここでは、ChatGPTなどの生成AIですぐに使えるES添削用の基本プロンプトを紹介します。
自分のESや応募企業に合わせて、【】内を書き換えて利用してください。
ES全体を添削してもらうプロンプト
ESを書き終えたら、まずは文章全体をAIにチェックしてもらいましょう。
誤字脱字だけでなく、読みやすさや論理性、具体性、強みの伝わりやすさなどをまとめて確認してもらうことで、自分では気づきにくい改善点を見つけられます。
以下のプロンプトを活用してみてください。
プロンプト
「あなたは新卒採用を担当している採用担当者です。
以下のESを添削してください。
【ESの設問】
ここに設問を入力
【指定文字数】
○○字以内
【応募業界・企業】
ここに入力
【応募職種】
ここに入力
【ES本文】
ここにESを入力
以下の観点から添削してください。
・設問に正しく回答できているか
・結論がわかりやすいか
・文章に論理性があるか
・エピソードに具体性があるか
・本人の強みや考え方が伝わるか
・読みやすい文章になっているか
・誤字脱字や不自然な日本語がないか
・指定文字数を守れているか
最初に良い点と改善点をそれぞれ提示し、その後に修正版を作成してください。
なお、元のESに書かれていない経験・実績・数値などを新しく追加しないでください。」
最初にこのプロンプトでES全体を確認し、指摘された部分をさらに個別のプロンプトで深掘りしていくと効率的です。
【目的別】ES添削AIで使えるプロンプト
ESをAIに添削してもらうときは、「添削してください」と指示するだけでなく、どの部分を改善したいのかを具体的に伝えることが大切です。
誤字脱字を確認したい場合と、エピソードの具体性を高めたい場合では、AIに与えるべき指示も異なります。
ここでは、ESで改善したいポイントごとに、そのままコピーして使えるプロンプトを紹介します。
誤字脱字や不自然な日本語を添削するプロンプト
ESを書き終えた後は、誤字脱字や文法的に不自然な部分がないかをAIにチェックしてもらいましょう。
この段階では内容を大きく変更せず、文章として間違っている部分だけを修正してもらうことがポイントです。
プロンプト
「以下のESについて、誤字脱字や不自然な日本語がないか確認してください。
【ES本文】
ここにESを入力
以下のポイントを確認してください。
・誤字脱字
・漢字や送り仮名の間違い
・文法的に不自然な表現
・同じ表現の繰り返し
・主語と述語のねじれ
・「です・ます」「だ・である」の混在
ESの内容やエピソード自体は変更せず、文章として修正が必要な部分だけを直してください。
最後に「修正箇所」「修正理由」「修正後のES全文」を提示してください。」
提出直前の最終チェックにも活用できます。
【設問別】ES添削AIで使えるプロンプト
ESでは、自己PRやガクチカ、志望動機など、さまざまな設問が出されます。
設問によって企業に伝えるべき内容が異なるため、それぞれに適したプロンプトを使用することがおすすめです。
ここからは、代表的なESの設問ごとに使えるプロンプトを紹介します。
自己PRを添削するプロンプト
自己PRでは、自分の強みを伝えるだけでなく、その強みを裏付ける具体的な経験を示すことが重要です。
プロンプト
「以下の自己PRを添削してください。
【アピールしたい強み】
ここに入力
【指定文字数】
○○字以内
【自己PR】
ここに入力
「強み→強みを裏付けるエピソード→具体的な行動→結果→仕事での活かし方」が伝わるか確認してください。
特に、強みとエピソードに一貫性があるか、自分自身の行動が具体的に伝わるかを重点的に評価してください。
不足している情報は推測せず、必要に応じて質問してください。
最後に改善点と修正版を提示してください。」
ES添削AIの精度を高めるプロンプトの作り方
ES添削AIを使っても、「思ったような添削をしてもらえない」「ありきたりな文章になってしまう」と感じることがあります。
このような場合は、AIそのものではなく、プロンプトの情報が不足している可能性があります。
AIにESを添削してもらう際は、応募企業や設問、文字数、伝えたい強みなどを具体的に伝えることが大切です。
ここでは、ES添削AIの精度を高めるために、プロンプトへ入れておきたい情報を解説します。
AIに採用担当者などの役割を与える
プロンプトでは、最初にAIへ「どのような立場からESを確認してほしいのか」を伝えましょう。
たとえば、
「あなたは新卒採用を担当する採用担当者です。」
「あなたは就活生のES添削を担当するキャリアアドバイザーです。」
などと指定できます。
単に「ESを添削してください」と伝えるよりも、どのような視点で確認してほしいのかが明確になります。
特に、採用担当者から見た印象を確認したい場合は、「新卒採用担当者の視点から評価してください」と指定するとよいでしょう。
ただし、AIによる評価は実際の企業の採用担当者による評価を再現できるものではありません。
あくまでも、ESを別の視点から見直すための参考として活用しましょう。
ESの設問をそのまま入力する
AIにES本文だけを入力するのではなく、企業から出されている設問も一緒に伝えましょう。
ESでは、文章の完成度だけでなく「設問に対して正しく回答できているか」が重要です。
たとえば、「あなたの強みを教えてください」という設問に対して、学生時代の経験を詳しく説明していても、肝心の強みがわかりにくければ設問への回答として十分とはいえません。
プロンプトには、
「【ESの設問】あなたの強みと、それを発揮した経験を400字以内で教えてください。」
のように、実際の設問をできるだけそのまま入力しましょう。
そのうえで「設問に対して適切に回答できているか確認してください」と指示すると、文章表現だけではなく内容のズレも確認しやすくなります。
応募企業・業界・職種を伝える
ES添削では、応募する企業や業界、職種についてもAIに伝えておくとよいでしょう。
同じ経験をアピールする場合でも、営業職とエンジニア職では、ESで伝えたいポイントが異なることがあります。
プロンプトには、
「応募企業:○○株式会社」
「業界:IT業界」
「応募職種:営業職」
のように必要な情報を入力します。
特に志望動機や入社後にやりたいことを添削してもらう場合は、応募先の情報が重要になります。
ただし、AIが企業情報を正確に把握しているとは限りません。
企業独自の事業内容や制度などをESに盛り込む場合は、企業の採用サイトなどの公式情報を自分でも確認しましょう。
企業が求める人物像を伝える
応募企業が採用サイトなどで「求める人物像」を公開している場合は、その内容もプロンプトに入力してみましょう。
たとえば、企業が「自ら考えて行動できる人」を求めているのであれば、自分のESに主体的な行動を示すエピソードが含まれているか確認できます。
プロンプトには、
「【企業が求める人物像】自ら課題を発見し、周囲を巻き込みながら行動できる人」
のように入力します。
そのうえで、「ESの中から求める人物像と共通している部分を確認してください」と指示するとよいでしょう。
ただし、企業に合わせるために、自分にない強みや経験を追加する必要はありません。
自分が実際に持っている経験や価値観の中から、企業との共通点を見つけるためにAIを活用することが大切です。
ESの文字数を指定する
企業のESでは、300字や400字などの文字数制限が設けられていることがあります。
そのため、AIへ添削を依頼するときも指定文字数を伝えておきましょう。
たとえば、
「400字以内に収めてください。」
「350〜400字で添削してください。」
などと指定します。
さらに、「結論・具体的な行動・結果は残し、重複している表現から削ってください」といった条件を追加すると、重要な部分を残しながら文章を調整しやすくなります。
ただし、生成AIが提示する文字数と実際の文字数に差が出る場合もあります。
AIに文字数を調整してもらった場合でも、提出前には自分で文字数を確認しましょう。
アピールしたい強みを伝える
自己PRやガクチカを添削してもらう場合は、自分が採用担当者に伝えたい強みも入力しましょう。
たとえば、
「アピールしたい強み:課題を発見して自ら行動できること」
と指定します。
そのうえで、「この強みがエピソードから伝わっているか確認してください」と依頼すれば、強みとエピソードの一貫性をチェックできます。
強みを直接書いているだけで、具体的な行動から裏付けられていない場合には、その部分を指摘してもらうこともできます。
AIに新しい強みを考えてもらうのではなく、「自分が伝えたい強みが現在の文章から伝わるか」を確認してもらう使い方がおすすめです。
添削してほしいポイントを具体的に指定する
AIに「ESを添削してください」とだけ伝えると、どの部分を重点的に確認すればよいのか判断できません。
そのため、現在のESで自分が気になっている部分を具体的に指定しましょう。
たとえば、
「結論が最初に伝わっているか確認してください。」
「エピソードの具体性を重点的に確認してください。」
「文章の論理性を確認してください。」
「同じ表現を繰り返していないか確認してください。」
などと指定できます。
一度に多くの条件を指定することもできますが、特定の部分を改善したい場合は、一つの観点に絞って添削してもらう方法も有効です。
ES全体の添削を行った後に、気になる部分だけを別のプロンプトで深掘りするとよいでしょう。
修正箇所と理由も出力してもらう
AIにESを添削してもらう場合は、修正版だけではなく「どこを、なぜ変更したのか」も出力してもらいましょう。
たとえば、
「修正前の文章・修正後の文章・修正した理由をそれぞれ提示してください。」
と指示します。
修正版だけを受け取ってしまうと、文章が読みやすくなっていても、なぜ変更されたのか理解できないことがあります。
修正理由まで確認すれば、「結論が遅かった」「表現が抽象的だった」「同じ意味の文章が重複していた」など、自分のESの課題を理解できます。
別の企業のESを書く際にも改善点を活かせるため、AIを単なる文章修正ツールとしてではなく、ESの書き方を見直すためにも活用できます。
存在しない経験や実績を追加しないよう指示する
ES添削で特に注意したいのが、元の文章に存在しない経験や実績が追加されることです。
AIは文章を具体的にする過程で、入力していない数値や行動などを補って文章を作成する場合があります。
そのため、プロンプトには、
「元のESに書かれていない経験・実績・数値は追加しないでください。
」
「情報が不足している場合は推測せず、私に質問してください。
」
といった条件を入れておきましょう。
たとえば、「売上向上に貢献した」という文章に対して、実際には伝えていない「売上を20%向上させた」という情報が追加されれば、事実と異なるESになってしまいます。
具体性が不足している場合は、AIに文章を作ってもらうのではなく、「具体化するために必要な情報を質問してもらう」という使い方がおすすめです。
ES添削AIを使うときのおすすめの手順
ES添削AIは、一度プロンプトを入力して完成した文章を受け取るだけでなく、複数回のやり取りをしながら活用するのがおすすめです。
まずは自分でESを作成し、AIに全体を評価してもらった後、必要な部分を一つずつ改善していきます。
最後はAIの文章をそのまま提出するのではなく、自分自身で読み直して完成させましょう。
ここでは、ES添削AIを利用するときの基本的な流れを紹介します。
まずは自分でESの下書きを作成する
最初からAIにES全文を作ってもらうのではなく、まずは自分自身で下書きを作成しましょう。
文章として完成していなくても構いません。
「どの経験を伝えたいのか」「そのとき何を考えたのか」「どのような行動を取ったのか」「何を学んだのか」といった情報を書き出します。
自分で下書きを作ることで、実際の経験や価値観を軸にしたESにしやすくなります。
文章をきれいにすることよりも、まずはAIが勝手に作れない「自分自身の情報」を整理することを意識しましょう。
AIにES全体を評価してもらう
下書きができたら、最初にAIへES全体を確認してもらいます。
この段階では、細かい言い回しを修正するよりも、ES全体に大きな問題がないかを確認することがポイントです。
たとえば、
「設問に回答できているか」
「結論が伝わるか」
「エピソードに具体性があるか」
「自分の強みが伝わるか」
「文章に論理性があるか」
などを確認してもらいましょう。
複数の観点から評価してもらうことで、自分だけでは気づきにくい改善点を見つけられます。
改善すべきポイントを確認する
AIからフィードバックを受けたら、すぐに修正版へ置き換えるのではなく、まずは指摘された内容を確認しましょう。
たとえば、「エピソードの具体性が不足している」と指摘された場合には、どの情報が不足しているのかを考えます。
当時の状況なのか、自分が取った行動なのか、結果を示す数字なのかによって、追加すべき内容は異なります。
わからない場合は、
「具体性を高めるために、私に追加で質問してください。」
とAIに依頼することもできます。
AIとのやり取りを通して、自分の経験をさらに深掘りしていきましょう。
気になる部分を個別のプロンプトで添削する
ES全体の改善点を確認したら、特に気になる部分を個別に添削してもらいます。
たとえば、結論がわかりにくければ「結論ファーストに添削するプロンプト」、内容が抽象的であれば「エピソードの具体性を高めるプロンプト」を使用します。
一度にすべてを改善しようとするよりも、
「今回は論理性」
「次は具体性」
「最後に読みやすさ」
というように、目的を分けて添削するのも一つの方法です。
どの部分を改善したいのか明確にすることで、AIからも目的に沿った回答を得やすくなります。
添削結果を参考に自分の言葉で修正する
AIから修正版が提示されても、その文章をそのままESとして提出するのではなく、自分自身で内容を確認しましょう。
AIが作成した文章は、読みやすく整理されている一方で、自分が普段使わない表現が含まれていたり、自分らしい言い回しが失われていたりする場合があります。
また、元の文章と意味が変わっていないかも確認が必要です。
AIの修正版を完成形として考えるのではなく、「こういう伝え方もできる」という参考として活用しましょう。
最終的には、自分が面接で聞かれたときにも違和感なく説明できる文章に修正することが大切です。
最後に誤字脱字と文字数をチェックする
ESの内容が完成したら、最後に誤字脱字や文字数を確認します。
内容を何度も修正していると、文章のつながりがおかしくなったり、助詞が重複したりすることがあります。
AIには、
「内容は変更せず、誤字脱字と不自然な日本語だけを確認してください。」
と指示するとよいでしょう。
また、企業から文字数を指定されている場合は、文字数も確認します。
AIにも文字数をチェックしてもらえますが、最終的には応募フォームなどに入力した状態でも確認することがおすすめです。
「自分で下書きを作る→AIで全体を評価する→課題を見つける→個別に添削する→自分で修正する→最終チェックする」という流れで活用することで、AIに任せきりにせず、自分の経験や考えを反映したESに仕上げやすくなります。
ES添削AIを使ってもうまくいかないときの対処法
ES添削AIを使っても、必ずしも一度で理想的な文章が完成するとは限りません。
「文章はきれいだけれど印象に残らない」「自分が書いた文章ではないように感じる」「指示した文字数にならない」など、思ったような結果が得られないこともあります。
このような場合は、AIを使うこと自体をやめるのではなく、プロンプトの内容や添削の進め方を見直してみましょう。
ここでは、ES添削AIでよくある失敗と、それぞれの対処法を紹介します。
当たり障りのないESになってしまう場合
AIにESを添削してもらうと、文章としては読みやすくても、誰にでも当てはまるような内容になってしまうことがあります。
たとえば、「周囲と協力して課題を解決しました」「この経験から主体的に行動することの大切さを学びました」といった表現だけでは、自分自身の考え方や行動が十分に伝わらない可能性があります。
このような場合は、AIに文章を作り直してもらう前に、自分ならではの情報を追加しましょう。
具体的には、「なぜその行動を取ったのか」「自分は何を考えたのか」「ほかの方法ではなく、なぜその方法を選んだのか」などを深掘りします。
AIに、
「このESをほかの学生でも書けるような一般的な内容にしないためには、どのような情報が不足していますか。
必要な情報を私に質問してください。」
と指示するのもおすすめです。
珍しい経験を無理に作るのではなく、自分自身の考えや行動を具体化することで、自分らしいESに近づけられます。
自分らしさがなくなってしまう場合
AIによる添削を繰り返しているうちに、最初に書いた文章から自分らしさがなくなってしまうこともあります。
AIは文章を整えることができますが、自分が普段使わない言葉や、必要以上にかしこまった表現に変更される場合があります。
このような場合は、
「元の文章の言い回しをできるだけ残してください。」
「大学生が自然に使う表現にしてください。」
「文章を大きく書き換えず、わかりにくい部分だけ修正してください。」
など、変更する範囲をプロンプトで指定しましょう。
また、AIが提示した文章をそのまま使用する必要はありません。
元のESと修正版を比較し、「こちらの表現の方が自分らしい」と感じる部分は元の文章を残すことも大切です。
最終的には、面接でESについて質問されたときに、自分の言葉として自然に説明できる文章になっているかを確認しましょう。
AIが勝手にエピソードを追加してしまう場合
AIに「もっと具体的にしてください」と指示すると、入力していない行動や数字、実績などを補って文章を作成することがあります。
たとえば、元のESでは「売上向上に貢献した」としか書いていないにもかかわらず、「売上を前年比20%向上させた」など、存在しない数値が追加されれば事実と異なるESになってしまいます。
このような場合は、プロンプトに明確な制限を加えましょう。
「元のESに書かれていない経験・行動・実績・数値を追加しないでください。」
「情報が不足している場合は推測せず、私に質問してください。」
と指示します。
具体性が不足している場合には、AIに完成した文章を作らせるのではなく、必要な情報を質問してもらう方法も効果的です。
AIから「何人のチームでしたか?」「具体的にどのような行動をしましたか?」などと質問してもらい、自分の回答を追加したうえで再度添削を依頼しましょう。
修正版が元のESとほとんど変わらない場合
AIに添削を依頼しても、言葉遣いが少し変わるだけで、元のESとほとんど変わらない場合があります。
原因の一つとして考えられるのが、「添削してください」という指示だけで、何を改善したいのか伝えていないことです。
このような場合は、改善してほしいポイントを具体的に指定しましょう。
たとえば、
「結論が最初の一文で伝わるようにしてください。」
「自分が取った行動が具体的に伝わるようにしてください。」
「課題・行動・結果のつながりを重点的に確認してください。」
などと指示します。
また、単に修正版を依頼するのではなく、「このESの改善すべきポイントを5つ挙げ、それぞれの改善方法を説明してください」と依頼する方法もあります。
先に課題を洗い出してから修正を依頼することで、目的のある添削を行いやすくなります。
指定した文字数を守ってくれない場合
「400字以内」と指定したにもかかわらず、AIが生成した文章が文字数を超えてしまうこともあります。
このような場合は、「400字程度」ではなく、「必ず400字以内にしてください」など、条件を明確に指定しましょう。
さらに、
「修正版の最後に実際の文字数を記載してください。」
「380〜400字に収めてください。」
「内容を削る場合は、重複表現や冗長な表現を優先してください。」
などと指示すると、希望する文章に近づけやすくなります。
ただし、AIが表示した文字数が必ず正確とは限りません。
企業によって改行や記号などの文字数の扱いが異なる場合もあるため、最終的には実際の応募フォームや文字数カウント機能などを使って自分でも確認しましょう。
ES添削でAIを使うときの注意点
AIは、ESの文章構成や表現、誤字脱字などを確認する際に便利なツールです。
一方で、AIが提示する内容が常に正しいとは限らず、使い方によっては自分の経験とは異なるESになってしまう可能性もあります。
ESの内容について最終的に責任を持つのは自分自身です。
ここでは、ES添削でAIを利用するときに特に注意しておきたいポイントを紹介します。
AIが作ったESをそのまま提出しない
AIが作成した文章が読みやすかったとしても、そのまま企業へ提出することは避けましょう。
AIによる修正版には、自分が意図していない表現が含まれていたり、本来伝えたかったニュアンスが変わっていたりする可能性があります。
また、文章を整えすぎることで、自分自身の考え方や人柄が伝わりにくくなることも考えられます。
AIから提示された文章は完成品ではなく、ESを改善するための参考として捉えましょう。
「なぜこの表現に変更されたのか」「本当に自分が伝えたい内容になっているか」を確認しながら、自分で修正することが大切です。
事実と異なる内容が追加されていないか確認する
AIによる添削後は、元のESにない情報が追加されていないか必ず確認しましょう。
特に注意したいのが、具体的な数値や成果、役割、行動などです。
文章として説得力を持たせるために、入力していない情報が補われている可能性があります。
実際には経験していない内容をESに記載すると、面接で詳しく質問された際に説明できなくなるだけでなく、応募書類の信頼性にもかかわります。
修正版を受け取ったら元の文章と比較し、「これは実際に経験したことなのか」を一つずつ確認しましょう。
自分らしい表現が残っているか確認する
ESでは、文章の読みやすさだけでなく、自分の考え方や人柄が伝わることも大切です。
AIに何度も添削を依頼すると、文章が整う一方で、自分が普段使わない表現が増えてしまうことがあります。
特に、必要以上に難しい言葉や抽象的なビジネス用語が増えていないか確認しましょう。
完成したESを一度声に出して読んでみるのもおすすめです。
自分で読んだときに「自分ならこの言い方はしない」と感じる部分があれば、自分が自然に使える表現へ戻しましょう。
ESと面接で話す内容や雰囲気に大きな違いが生まれないようにすることも重要です。
企業情報が正しいか自分でも確認する
志望動機などをAIに添削してもらう場合は、企業に関する情報が正しいか確認しましょう。
AIが企業の事業内容やサービス、制度などについて、古い情報や不正確な情報を提示する可能性もあります。
特に、企業の最新の事業内容、採用方針、募集職種、求める人物像などについては、企業の採用サイトや募集要項などの一次情報を確認することが重要です。
AIから企業に関する情報が提示された場合も、そのままESに使用するのではなく、自分で根拠を確認してから利用しましょう。
個人情報や機密情報の入力に注意する
ESをAIに入力するときは、個人情報や第三者に関する情報の取り扱いにも注意が必要です。
たとえば、住所や電話番号、メールアドレスなど、ES添削に必要のない個人情報まで入力する必要はありません。
また、インターンやアルバイトなどで知った社外秘の情報、顧客情報、個人を特定できる情報などをエピソードとして入力することも避けましょう。
AIサービスによって入力データの保存や利用に関する取り扱いは異なるため、利用するサービスの規約やプライバシーポリシーを確認することも大切です。
ES添削に必要な情報だけを入力し、不要な個人情報や機密情報はできるだけ含めないようにしましょう。
最終確認は自分自身で行う
AIを活用してESを添削した場合でも、提出前の最終確認は必ず自分自身で行いましょう。
最終確認では、誤字脱字だけでなく、
・設問に正しく回答できているか
・指定文字数を守っているか
・経験や実績に事実と異なる内容がないか
・自分が伝えたい強みが伝わるか
・企業名やサービス名などに間違いがないか
・面接で質問されても自分の言葉で説明できるか
などを確認します。
特に重要なのは、「このESについて面接で深掘りされても、自分自身で説明できるか」という視点です。
AIはESを読みやすくしたり、改善点を見つけたりするためのサポートとして活用できますが、実際の経験や考えを持っているのは自分自身です。
AIの回答をそのまま正解として受け取るのではなく、最後は自分で内容を判断してESを完成させましょう。
ES添削AIのプロンプトに関するよくある質問
ES添削AIを初めて利用する場合、「ChatGPTでも添削できる?」「AIで添削したことは企業にバレる?」など、さまざまな疑問を持つ人もいるでしょう。
AIはESを見直す際に便利ですが、特徴や注意点を理解したうえで利用することが大切です。
ここでは、ES添削AIやプロンプトに関するよくある質問に回答します。
ChatGPTでESを添削できますか?
ChatGPTを使ってESを添削することは可能です。
作成したESを入力して、誤字脱字や文章表現、論理性、具体性、読みやすさなどを確認してもらえます。
また、「採用担当者の視点から確認してください」「結論ファーストになっているか確認してください」など、プロンプトを工夫することで、目的に合わせて添削してもらうこともできます。
ただし、ChatGPTが提示した内容が必ず正しいとは限りません。
特に企業情報や文字数、元のESにない事実が追加されていないかについては、自分自身でも確認しましょう。
ES添削にはどのAIがおすすめですか?
ES添削には、ChatGPTをはじめとした文章の生成・添削ができる生成AIを活用できます。
どのAIが適しているかは、利用目的によって異なります。
たとえば、自分で細かくプロンプトを設定しながらESを改善したい場合は、対話形式で文章を添削できる生成AIが使いやすいでしょう。
一方で、「どのようなプロンプトを入力すればよいかわからない」という人は、就活やES添削に特化したAIサービスを利用する方法もあります。
AIを選ぶ際は、無料で利用できる範囲や入力できる文章量、添削方法、個人情報の取り扱いなども確認しましょう。
重要なのは、特定のAIを使うことではなく、自分の目的に合わせて適切な指示を出し、出力された内容を自分で確認することです。
ChatGPTでESを添削するプロンプトは何を書けばいいですか?
ChatGPTでESを添削するときは、「ESを添削してください」だけでなく、必要な情報を具体的に伝えることがおすすめです。
基本的には、以下の内容をプロンプトに含めましょう。
・ESの設問
・指定文字数
・応募企業や業界
・応募職種
・アピールしたい強み
・ES本文
・添削してほしいポイント
・希望する出力形式
たとえば、
「あなたは新卒採用担当者です。
以下のESについて、設問への回答、論理性、具体性、読みやすさの観点から添削してください。
最初に改善点を提示し、その後に修正版を作成してください。
元の文章にない経験や実績は追加しないでください。
」
といった形で指示できます。
一度にすべてを改善するだけでなく、「今回は論理性」「次は具体性」のように、目的ごとにプロンプトを分ける方法もおすすめです。
AIで添削したESは企業にバレますか?
AIで添削したという事実だけを、完成した文章から確実に判定できるとは限りません。
一方で、AIに文章を大幅に書き換えてもらうことで、自分が普段使わない表現が増えたり、面接での受け答えとESの内容に違いが生まれたりする可能性があります。
また、企業によって生成AIの利用に関するルールや考え方が異なる場合もあります。
そのため、「バレるかどうか」を基準にするのではなく、応募先からAI利用について指示がある場合はそのルールに従い、自分の経験や考えに基づいたESになっているかを確認することが大切です。
AIは文章をすべて任せるためではなく、自分で書いたESを改善するための補助として活用するとよいでしょう。
AIにESを全部書いてもらっても大丈夫ですか?
AIにESを最初からすべて作成してもらうことはおすすめできません。
AIに「自己PRを400字で作って」とだけ依頼すると、読みやすい文章が生成されても、自分自身の経験や価値観が十分に反映されない可能性があります。
また、情報が不足している状態で文章を作成させると、実際には経験していない行動や実績などが含まれる可能性もあります。
まずは、自分自身で経験や考えを書き出しましょう。
そのうえで、文章構成や表現、論理性、具体性などをAIに確認してもらう使い方がおすすめです。
自分で文章を作るのが難しい場合でも、AIに完成したESを作らせるのではなく、「ESを書くために必要なことを一問ずつ質問してください」と依頼する方法があります。
質問に回答しながら自分の経験を整理すれば、自分自身の情報をもとにESを作りやすくなります。
ESはAIで何回添削すればいいですか?
AIによるES添削に「必ず○回行えばよい」という決まりはありません。
回数よりも、何を改善するために添削しているのかを意識することが重要です。
たとえば、
「1回目:ES全体の構成を確認する」
「2回目:具体性や論理性を確認する」
「3回目:読みやすさや誤字脱字を確認する」
というように、目的を分けて利用できます。
何度も添削を繰り返すと、元の文章から離れたり、自分らしい表現が失われたりすることもあります。
AIから指摘された内容をすべて反映する必要はありません。
ある程度内容が整ったら、自分自身で読み直して完成させましょう。
400字のESを添削するときはどう指示すればいいですか?
400字以内のESを添削する場合は、文字数だけでなく「何を残して、何を削るのか」まで指定するとよいでしょう。
たとえば、以下のように指示できます。
「以下のESを400字以内に添削してください。
結論、自分が取った具体的な行動、結果、学びはできるだけ残し、重複している表現や冗長な部分から削ってください。
元のESにない経験や数値は追加しないでください。
最後に修正後の文字数も提示してください。
」
すでに400字を大幅に超えている場合は、いきなり文章全体を書き換えてもらうのではなく、「削っても意味が変わりにくい部分を教えてください」と質問する方法もあります。
AIに文字数を提示してもらった場合も、提出前には自分で正確な文字数を確認しましょう。
自己PRとガクチカでプロンプトは変えた方がいいですか?
自己PRとガクチカでは、確認したいポイントが異なるため、プロンプトも変えることがおすすめです。
自己PRでは、「自分の強みが明確か」「強みを裏付けるエピソードがあるか」「仕事でどのように活かせるか」などを確認します。
一方、ガクチカでは、「どのような課題があったか」「なぜその行動を取ったか」「自分自身が何をしたか」「結果や学びが伝わるか」などを重点的に確認するとよいでしょう。
同じエピソードを使用している場合でも、設問によって伝えるべきポイントは変わります。
すべてのESに同じプロンプトを使うのではなく、設問の目的に合わせて添削の観点を変更しましょう。
AIの添削結果と自分の文章はどちらを優先すべきですか?
基本的には、自分自身の経験や考えを優先しましょう。
AIが提示する修正版は、文章を改善するための一つの案です。
元の文章より読みやすくなることもありますが、AIの修正版が必ずしも自分の意図を正確に表現しているとは限りません。
たとえば、AIから「主体性」という言葉を使うよう提案されても、自分が本当に伝えたい強みが「粘り強さ」であれば、無理に変更する必要はありません。
AIからの指摘について、「なぜ変更した方がよいのか」を確認し、納得できる部分だけを取り入れることが大切です。
ESは最終的に自分自身を企業へ伝えるための文章です。
面接で深掘りされたときにも、自分の言葉で説明できる内容を優先しましょう。
まとめ|ES添削AIはプロンプトを工夫して効果的に活用しよう
ES添削AIを活用すれば、誤字脱字だけでなく、文章の読みやすさや論理性、エピソードの具体性など、さまざまな観点からESを見直せます。
ただし、「このESを添削してください」と入力するだけでは、自分が求めている添削結果を得られないこともあります。
ESの設問や指定文字数、応募企業・職種、アピールしたい強み、添削してほしいポイントなどをプロンプトで具体的に伝えることが重要です。
また、AIにESを完成させてもらうことだけを目的にするのではなく、「どこがわかりにくいのか」「どの情報が不足しているのか」を発見するために活用する方法もあります。
特に、エピソードの具体性が足りない場合は、AIに内容を作ってもらうのではなく、必要な情報を質問してもらい、自分自身の経験を深掘りしてみましょう。
AIによる添削結果はあくまでもESを改善するための参考です。
自分でESを書く→AIに添削してもらう→改善点を確認する→自分の言葉で修正する→最後に自分で確認するという流れを意識し、AIを上手に活用してESの完成度を高めていきましょう。