今話題のモルモルメイクとは?
モルモルメイクとは、K-POPアイドルなどを筆頭に話題を集める韓国発の最新トレンドメイクです。
彩度を抑えたミュートカラーや、豆乳を混ぜたようなまろやかなミルキーベージュを用い、透明感と儚げなやわらかい印象を演出するメイクです。
この記事では、モルモルメイクのやり方やおすすめのコスメまで紹介します。
「モルモル」の意味
「モルモル(몰몰)」は、韓国語で「雲や煙がもくもくと立ち込める様子」や「ふんわりと柔らかく漂う様」を表現する言葉です。
メイクにおけるモルモルとは、色をくっきり主張させるのではなく、アイシャドウやチーク、リップなどの境界線を優しくぼかし、顔全体の彩度を抑える手法を意味します。
顔全体が柔らかい光のヴェールや煙に包まれたかのような、霞みがかった儚げな質感とナチュラルな抜け感をつくり出す言葉として浸透しています。
特徴
モルモルメイクの特徴は、白みを含んだ低彩度カラーの使用と、パーツ同士の境界線を作らないぼかし技術にあります。
肌、眉、目元、リップを同じトーンに統一し、強めの色を使わないことで抜け感のある顔に仕上げます。
チークも広範囲にふんわりと乗せることで儚げなかわいらしさも演出できます。
また、このメイクの豆乳のようなホワイトベージュ系のカラーが秋冬にぴったりと人気を呼んでいます。
ミュートメイク・ウユメイクなどとの違い
従来のスタイルと比較すると違いが明確になります。
平行太眉や濃い赤リップ、ツヤ肌で強いコントラストを好むオルチャンメイクや、肌の白さを極限まで際立たせるウユメイクとは大きく異なります。
また、灰みを含んだグレー系のくすみカラーで落ち着いた影を作るミュートメイクと同じ低彩度カテゴリーですが、モルモルメイクは豆乳を混ぜたような「ミルキーなホワイトベージュ」に色味を寄せています。
さらに、単なる低彩度にとどまらず、すべてのラインを滲ませて境界線を完全にぼかすことで、より可憐で柔らかい質感を追求している点が決定的な違いです。
モルモルメイクの手順
抜け感のあるメイクと聞くと、どのような手順でメイクをすればいいか分からないという人もいると思います。
しかし、モルモルメイクは派手なコントラストがない分、手順は簡単です。
ポイントとモルモルメイクに合うカラーを押さえれば、誰でも簡単にモルモルメイクをすることができるでしょう。
薄めのベースメイク
薄めのベースメイクは、重ね塗りによる厚塗りを避け、素肌感を残したすりガラスのようなセミマットスフレ肌を目指すのが基本です。
まずピンクやラベンダー系のトーンアップ下地を顔中央から薄く広げて肌の黄みや赤みを整え、透明感を仕込みます。
その上にクッションファンデーションをごく薄膜で重ねた後、粒子の細かい透け感パウダーを大きめのブラシで軽く乗せて仕上げます。
カバー力に頼りすぎると上に乗せる淡いモルモルカラーが映えなくなるため、内側はみずみずしく表面はサラッとした質感に整えることが大切です。
このベース作りが顔全体の透明感を引き立てます。
ふんわりチーク
ふんわりチークは、モルモルメイク特有の儚げな多幸感を漂わせる要となるステップです。
粉っぽさのないスフレ質感やバーム状のチークを選び、頬の中央だけに丸く入れるのではなく、頬・目の下・鼻先など複数の箇所に少量ずつ点置きして馴染ませるのがポイントです。
境目を指の腹でトントンと優しく叩き込んで水彩画のように滲ませることで、作られた感のない内側からの自然な血色感を演出できます。
1箇所に濃く色を乗せず、顔全体にうっすらと柔らかい雰囲気を纏わせることで、可憐な印象に仕上がります。
淡めのアイメイク
淡めのアイメイクでは、濃い締め色やグラデーションを封印し、白みを含んだミルキーカラーやラテカラー、くすみピンクをまぶた全体に単色で薄く広げます。
目元のメリハリが消えてぼやけるのを防ぐため、下まぶたにコンシーラーで明かりを仕込んでぷっくりとした涙袋を作ることが欠かせません。
涙袋の影には極薄の影色を潜ませ、アイラインを描く場合は粘膜に近いピンクブラウンでまつ毛の隙間を埋める程度にとどめ、線をぼかしてなじませます。
強い色に頼らず上まぶたを淡く仕上げ、下まぶたの立体感で縦幅を補正することで、膨張を防ぎつつ優しく深い眼差しが完成します。
パウダーで明るめアイブロウ
パウダーで明るめアイブロウを作る工程は、顔全体のトーンを揃えて一気に垢抜けるための最重要ポイントです。
黒々とした自眉の存在感が強いと淡い顔立ちに浮いてしまうため、まずはスクリューブラシで毛流れを整えた後、明るいピンクベージュやミルクティーカラーの眉パウダーでふんわりと隙間を埋めていきます。
仕上げに明るいトーンの眉マスカラを重ねて地毛の黒みをしっかり消し去り、髪色より一段明るいまろやかなカラーに染め上げます。
眉の輪郭をくっきり作らず、自眉を活かしながらソフトに仕上げることで、表情全体に優しい抜け感が生まれます。
束感まつ毛
束感まつ毛は、濃いアイシャドウや黒のアイラインを使わないモルモルメイクにおいて、目力をキープするための大切なフレーム補強テクニックです。
ビューラーで根元からカールアップさせた後、肌なじみの良いブラウン系マスカラを塗ります。
そして乾く前にピンセットを使って数本のまつ毛同士を優しくくっつけ、繊細な束感を作るのがコツです。
束感を仕込むことで、柔らかいニュアンスを残したまま縦のラインが強調され、目が埋もれることなく自然な華やかさをプラスできます。
主張しすぎない束感が、目元に可憐さと程よい抜け感をもたらします。
粘膜リップ
粘膜リップは、自分の唇の自然な血色感に限りなく近いミルキーなピンクやコーラル系を選び、唇に自然な彩りを与える仕上げです。
マットリップや透け感のあるバームを全体に塗った後、指の腹や綿棒を使って上唇の山や下唇の輪郭をトントンと叩き込むように叩いて外側へぼかします。
唇の境界線をあえてあいまいに打ち消すことで、すりガラスでぼかしたような、ふんわりとぽってりした可憐なオーバーリップが完成します。
強い輪郭線や鮮やかすぎる発色を避け、素の唇が潤っているようなヌーディーなツヤと柔らかさを演出するのがポイントです。
モルモルメイク失敗例
手順はシンプルなモルモルメイクですが、淡いカラーだけを使うからこそ失敗してしまう場合もあります。
以下の失敗例をもとに、何に気を付けてメイクすべきかを解説します。
モルモルメイクをマスターして、トレンド顔を手に入れましょう。
顔全体が平たんになる
白みを含んだ淡いカラーを顔全体に多用するモルモルメイクでは、一歩間違えると立体感が失われて顔が膨張して大きく見えたり、のっぺりとした平面的な印象になったりする失敗に陥りがちです。
すべてのパーツを同じように淡いトーンで揃えてしまうと、メリハリがなくなり顔の余白が目立ってしまいます。
この平坦化を防ぐには、上まぶたを淡く仕上げる一方で、下まぶたにコンシーラーで明かりを灯して立体的な涙袋を作ったり、目尻の三角ゾーンや下まぶたに極薄の粘膜影カラーを仕込んだりするテクニックが効果的です。
隠し影を最小限かつ効果的に仕込むことで、顔の余白が自然に埋まり、キュッと引き締まった印象をキープできます。
パウダーを重ねすぎる
ふんわりと霞みがかった質感を意識するあまり、ベースメイクや仕上げでパウダーを重ねすぎてしまうのも典型的な失敗例です。
粉を何度も重ねてしまうと、肌の潤いが奪われてパサつきが生じ、乾燥や老け見えの原因になってしまいます。
さらに厚塗り感が出ると、モルモルメイクの魅力である素肌っぽい透明感や可憐さが損なわれてしまいます。
失敗を避けるためにはメイク前の保湿を徹底し、クッションファンデーションなどで内側に潤いを閉じ込めた後、粒子の細かく透け感のあるプレストパウダーを大きめのブラシでサッと一払いする程度にとどめるのが鉄則です。
内側はみずみずしく、表面はスフレのようにサラッとした質感を意識することが大切です。
目元の印象がなくなる
濃いブラウンのアイシャドウによるグラデーションや黒のアイラインといった強い締め色を使わないモルモルメイクでは、目元がぼやけて小さく埋もれてしまう悩みが多く見られます。
淡いカラーだけで仕上げると、目元のフレーム感が失われてただの手抜きメイクに見えてしまうことがあります。
目元の印象を残すためには、粘膜に近いピンクブラウンのアイライナーでまつ毛の隙間を埋めるインラインを仕込んだり、ピンセットを使って束感まつ毛を作ったりして自然に目を強調することが重要です。
さらに下まぶたの涙袋で縦幅を補正することで、柔らかく儚げな雰囲気を保ったまま、自然な目力を補強できます。
イエベ・ブルべ別モルモルメイク
同じモルモルメイクでも個々のパーソナルカラーに合わせることで、自分の魅力を最大限引き出したメイクを完成させることができます。
ここでは、イエベ・ブルベごとに肌馴染みの良いカラーや質感を紹介します。
イエベ
黄みを含んだ温かみのある肌色を持つイエベの方は、くすみの中にほのかな黄みを残したカラー選びがモルモルメイク成功の鍵となります。
具体的には、白みを多く含んだミルクコーラルやピーチベージュ、ミルキーアプリコット、ロージーベージュなどが肌に自然と馴染み、内側から溢れ出るような多幸感を演出できます。
豆乳にキャラメルやアーモンドを一滴混ぜたような、まろやかなナッツ・キャラメル系のトーンを意識するのがおすすめです。
質感は温かみを引き立てるソフトマットからセミマットに整え、グレー感が強く出過ぎる色を避けることで、顔色が暗く沈むのを防ぎつつ理想の儚げ顔を叶えられます。
ブルべ
青みのある涼やかな肌色を持つブルベの方は、くすみの中に青みを残したトーンを選ぶことで肌の持つ圧倒的な透明感を劇的に引き立てることができます。
白みを含んだラベンダーピンクやミルキーローズ、イチゴミルクカラーのほか、くすみモーヴやグレーを感じさせるローズブラウン系のカラーが非常によく馴染みます。
イメージとしては、豆乳にぶどうやイチジクを一滴垂らしたような、ほんのり青みがかった儚げなカラーを選ぶのがポイントです。
黄みが強いミルクティー系を合わせると肌から浮いて見えやすいため注意し、ソフトマットな質感で澄んだ空気感を演出しながら可憐に仕上げます。
モルモルメイクにおすすめコスメ
ここまでモルモルメイクの特徴ややり方を紹介してきましたが、具体的にどのようなコスメを使えばモルモルメイクを綺麗に仕上げることができるのでしょうか。
ここでは、メイクの段階ごとにおすすめのコスメを紹介します。
リップ
モルモルメイクのリップには、自分の粘膜に近い血色感を透けさせるヌーディーなリップや、輪郭を柔らかくぼかせるバームティントが推奨されています。
例えば「rom&nd」の「THE JUICY LASTING TINT」や「JUICY FLASH LIP OIL」は、豆乳エディションのコスメとして登場した、まろやかなカラーのリップティントやリップオイルです。
「Laka」のソウルヴィーガンリップバームや「SHEGLAM」のプランパーは、主張しすぎないヌーディーな色味と透明感のある潤いを与えて可憐な口元に仕上げます。
さらに「NAMING.」のオーバーデューグロッシーリップティントなど、豆乳のようなまろやかなミュートカラーを選ぶことで全体のトーンが綺麗に整います。
チーク
チークは、粉っぽさのないスフレ質感やバーム状のアイテムで、境界線を打ち消しながら内側からの自然な血色感を仕込むのがポイントです。
代表的なおすすめアイテムとして「fwee」の「リップ アンドチーク ブラーリープリンポット」が挙げられます。
新感覚のプリンバーム質感で、指の腹でポンポンと乗せるだけで肌の凹凸や毛穴をふんわりカバーし、すりガラスのような優しい血色感を演出できます。
これを頬中央だけでなく、目の下や鼻先、顎先など複数箇所に少量ずつ馴染ませることで、顔全体にヴェールをかけたような多幸感あふれる仕上がりになります。
1箇所に濃く入れず水彩画のように滲ませることが失敗を防ぐ秘訣です。
アイシャドウ
アイシャドウは、白みを含んだ淡いミルキーカラーやラテカラーが揃ったマットメインのパレットが最適です。
例えば「WAKEMAKE」の「ソフトブラーリングアイパレット」は、絵の具のように柔らかくぼかせる白みニュアンスカラーが豊富で、重ねても濃くならず儚げな目元が完成します。
「dasique(デイジーク)」のシャドウパレットは、ミルクを混ぜたような柔らかい発色でまぶたのくすみを飛ばし、ふんわり感を演出します。
また「mude.」の「ショールモーメントアイシャドウパレット(05 トフィーナッツラテ)」のような温かみのあるラテカラーも、肌に溶け込む極上マットで自然な奥深い立体感を作るのに重宝します。
まとめ
モルモルメイクは、これまで登場したオルチャンメイクやミュートメイク、ウユメイクなどのどれとも違う魅力を持った新しいトレンドメイクです。
強いコントラストやカラーを避け、儚げな透明感を演出するメイクは自然な可憐さを放つ顔に仕上げてくれます。
自分のパーソナルカラーにあうベースやリップを見つけ、この秋冬にさらに可愛くなった自分に出会いましょう。